JPS5914539B2 - 軟質ガラス封着用合金 - Google Patents
軟質ガラス封着用合金Info
- Publication number
- JPS5914539B2 JPS5914539B2 JP5003080A JP5003080A JPS5914539B2 JP S5914539 B2 JPS5914539 B2 JP S5914539B2 JP 5003080 A JP5003080 A JP 5003080A JP 5003080 A JP5003080 A JP 5003080A JP S5914539 B2 JPS5914539 B2 JP S5914539B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy
- yellow powder
- glass sealing
- soft glass
- oxide film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、NiCr−Fe系軟質ガラス封着用合金の
改良に係り、特に黄粉の発生を抑制した封着用合金に関
する。
改良に係り、特に黄粉の発生を抑制した封着用合金に関
する。
42%Ni −6%Cr−Fe系のこの種合金は、従来
よりブラウン管のアノードボタンやデジタル表示管のリ
ードフレーム等として広く使用され、この場合は通常、
合金を所要の形状に成形した後に湿潤本素中で酸化被膜
処理を施してガラス封着される。
よりブラウン管のアノードボタンやデジタル表示管のリ
ードフレーム等として広く使用され、この場合は通常、
合金を所要の形状に成形した後に湿潤本素中で酸化被膜
処理を施してガラス封着される。
この合金に要求される特性は、
■ 合金の熱膨張係数がガラスのそれによく一致してい
ること、 ■ 酸化被膜処理で生成させた被膜が合金素地に強固に
密着していること、 ■ 黄粉(黄色の粉状に見えるため黄粉と呼ばれる針状
酸化物)が酸化被膜処理後、表面に生成しないこと、 以上であるが、上記■が必要な理由は、黄粉がガラス封
着後クラック発生の起点となる惧れがあること、および
商品価値上も好ましくないためである。
ること、 ■ 酸化被膜処理で生成させた被膜が合金素地に強固に
密着していること、 ■ 黄粉(黄色の粉状に見えるため黄粉と呼ばれる針状
酸化物)が酸化被膜処理後、表面に生成しないこと、 以上であるが、上記■が必要な理由は、黄粉がガラス封
着後クラック発生の起点となる惧れがあること、および
商品価値上も好ましくないためである。
上記3点のうち■については周知のとおりFe−Ni
40〜48wt%−Cr4〜8wt%の合金は条件を満
足するものである。
40〜48wt%−Cr4〜8wt%の合金は条件を満
足するものである。
また■の酸化被膜の密着性の向上については上記N i
−Cr −IF e系合金にAl 、Zr 、’ri
j YあるいはR−E等を添加したものが有効なこと
が知られている。
−Cr −IF e系合金にAl 、Zr 、’ri
j YあるいはR−E等を添加したものが有効なこと
が知られている。
しかしながら■の黄粉の発生の抑制に関しては、目下の
ところ対策提案が極めて少ない。
ところ対策提案が極めて少ない。
本発明は上記■、■と共に■の条件である黄粉の発生を
抑制したNiCr−Fe系軟質ガラス封着用合金の提供
を目的とするもので、N ト℃r −F e系軟質ガラ
ス封着用合金においてM n y S iを共に0.1
0wt%未満におさえると共にSを0.01wt%以下
、02+N2を100 pp亀以下ならしめた点を特徴
とする。
抑制したNiCr−Fe系軟質ガラス封着用合金の提供
を目的とするもので、N ト℃r −F e系軟質ガラ
ス封着用合金においてM n y S iを共に0.1
0wt%未満におさえると共にSを0.01wt%以下
、02+N2を100 pp亀以下ならしめた点を特徴
とする。
発明者の実験研究に依れば、黄粉の発生機構は次の如く
推測される。
推測される。
まず、1250℃で60分、湿潤水素中(露点30℃)
で酸化被膜処理した従来の42%Ni −6%Cr−F
e合金の酸化被膜上に生成した黄粉は、その先端に小球
をもつ針状酸化物であり、主としてMn Cr 204
から成っている。
で酸化被膜処理した従来の42%Ni −6%Cr−F
e合金の酸化被膜上に生成した黄粉は、その先端に小球
をもつ針状酸化物であり、主としてMn Cr 204
から成っている。
なお、この黄粉をとり除いた下地の酸化被膜は主として
Cr2O3から成り、幾分かの(Mn、Fe)Cr20
4を含有した構造である。
Cr2O3から成り、幾分かの(Mn、Fe)Cr20
4を含有した構造である。
次に、黄粉は1200℃以上の温度で被膜処理すると発
生し始め、また被膜処理前の同合金表面に蒸着あるいは
メッキによって通常同合金に含有されている元素を富化
した後、上記と同条件で酸化被膜処理を行うと、表1の
如くであって、Mn N811 Alを富化したものは
黄粉の発生が著しく、逆にCrを富化すると黄粉の発生
が抑えられることが判明した。
生し始め、また被膜処理前の同合金表面に蒸着あるいは
メッキによって通常同合金に含有されている元素を富化
した後、上記と同条件で酸化被膜処理を行うと、表1の
如くであって、Mn N811 Alを富化したものは
黄粉の発生が著しく、逆にCrを富化すると黄粉の発生
が抑えられることが判明した。
以上の結果を総合すると、次の如く推考される。
■ 酸化被膜表面でMnO,Sio2.Al2O3があ
る特定の組成比となった部分は互に反応して低融点(融
点く1200℃)酸化物となる。
る特定の組成比となった部分は互に反応して低融点(融
点く1200℃)酸化物となる。
■ 酸化被膜表面のMn酸化物の一部は雰囲気の水素に
より金属Mnに還元される。
より金属Mnに還元される。
Mnは蒸発しやすいので比較的容易に気体となる。
■ 気体とな(つたMnはさきの液体となった低融点酸
化物(液滴部分)に捕獲される。
化物(液滴部分)に捕獲される。
■ 捕獲されたMnは液滴中を拡散し、液滴・酸化被膜
界面に析出し、MnCr2O4となる。
界面に析出し、MnCr2O4となる。
■ このようにして42%Ni −6%Cr−Fe合金
の酸化被膜上にMnCr2O4の針状酸化物が生長して
ゆく。
の酸化被膜上にMnCr2O4の針状酸化物が生長して
ゆく。
以上の観点から、架粉の発生を抑制するため、42%N
i −6%Cr−Fe系の軟質ガラス封着用合金を組成
面から改善するには、合金中のMn ySi含有量を極
力抑制し、他方Crの含有量を増加すればよいことにな
るが、このうちCrは酸化被膜生長と熱膨張特性の必要
から増加できないものである。
i −6%Cr−Fe系の軟質ガラス封着用合金を組成
面から改善するには、合金中のMn ySi含有量を極
力抑制し、他方Crの含有量を増加すればよいことにな
るが、このうちCrは酸化被膜生長と熱膨張特性の必要
から増加できないものである。
すなわち本発明は既述の如く、従来のN i −Cr−
Fe系軟質ガラス封着用合金において、Mn。
Fe系軟質ガラス封着用合金において、Mn。
SiおよびSと02十N2の含有量を極力抑制した点を
特徴とするものであるが、其の成分限定理由は次の如く
である。
特徴とするものであるが、其の成分限定理由は次の如く
である。
MnおよびSi:
Mnは脱硫および脱酸、Siは脱酸のために添加され、
通常この種の合金にはMn、Siそれぞれ0.1〜1%
含有するが、酸化被膜処理時の黄粉の発生防止には、こ
の量は極力抑制されなければならない。
通常この種の合金にはMn、Siそれぞれ0.1〜1%
含有するが、酸化被膜処理時の黄粉の発生防止には、こ
の量は極力抑制されなければならない。
しかし発明者が実験の結果、Mn、Siそれぞれ0.1
wt%未満の範囲内であれば実際の酸化被膜処理上、黄
粉を発生しないことを確めた。
wt%未満の範囲内であれば実際の酸化被膜処理上、黄
粉を発生しないことを確めた。
またMn、Siはそれぞれ0.005 wt%未満の場
合は熱間加工性の上で好ましくない。
合は熱間加工性の上で好ましくない。
Sおよび02.N2:
Mn、Siを上記の如く制限すると、熱間加工性の上か
ら、Sおよび02.N2の影響が無視できなくなる。
ら、Sおよび02.N2の影響が無視できなくなる。
従って予め合金に使用する原料を吟味し、さらに充分な
溶解造塊の条件検討によりSは0.01wt%以下、0
2+N2は1100pp以下に低減させ必要がある。
溶解造塊の条件検討によりSは0.01wt%以下、0
2+N2は1100pp以下に低減させ必要がある。
次に実施例として、本発明封着用合金の数例について従
来合金数例と比較し、各合金を1250℃×60分(H
2D−P30℃)で被膜処理した後の黄粉発生状況をそ
の他の緒特性と共に表2に示す。
来合金数例と比較し、各合金を1250℃×60分(H
2D−P30℃)で被膜処理した後の黄粉発生状況をそ
の他の緒特性と共に表2に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量パーセントでNi:40〜48%、Cr:4〜
8%、0.005%<;:Mn < 0.10%、0.
005楚<:S i <0.10%を含有し、且つS:
<:0.01楚、02+N2<100ppm、残部実質
的にFeよりなることを特徴とする黄粉の発生を抑制し
た軟質ガラス封着用合金。 2 重量パーセントでNi:40〜48%、Cr:。 4〜8%、0.005%くMnく0.10%、0.00
5楚くSiく0010%およびAl、Zr、Tt 、Y
、Sc。 R−E(原子番号57〜71)の1種または2種以上を
0.005〜1.0%含有し、且つS:<0.10%、
02+N2く1oOppm、残部実質曲番こFeよりな
ることを特徴とする黄粉の発生を抑制した軟質ガラス封
着用合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5003080A JPS5914539B2 (ja) | 1980-04-14 | 1980-04-14 | 軟質ガラス封着用合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5003080A JPS5914539B2 (ja) | 1980-04-14 | 1980-04-14 | 軟質ガラス封着用合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56146861A JPS56146861A (en) | 1981-11-14 |
| JPS5914539B2 true JPS5914539B2 (ja) | 1984-04-05 |
Family
ID=12847593
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5003080A Expired JPS5914539B2 (ja) | 1980-04-14 | 1980-04-14 | 軟質ガラス封着用合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5914539B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5816057A (ja) * | 1981-07-17 | 1983-01-29 | Toshiba Corp | 封着用合金 |
| JPS59166656A (ja) * | 1983-03-09 | 1984-09-20 | Hitachi Metals Ltd | ガラス封着用合金 |
| JPS59222557A (ja) * | 1983-05-30 | 1984-12-14 | Daido Steel Co Ltd | 軟質ガラス封着合金 |
| JPS6033337A (ja) * | 1983-08-05 | 1985-02-20 | Nisshin Steel Co Ltd | 電子部品用高Νi−Fe合金 |
-
1980
- 1980-04-14 JP JP5003080A patent/JPS5914539B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56146861A (en) | 1981-11-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0681086A (ja) | 耐蝕性に優れた超微細結晶粒組織を有する合金 | |
| US2672414A (en) | Chromium-titanium steel adapted for sealing to glass | |
| JPS5914539B2 (ja) | 軟質ガラス封着用合金 | |
| US3737308A (en) | Chromium-iron alloy | |
| JP2003505594A (ja) | 低い熱膨張率を有するクリープ耐性鉄ニッケル合金 | |
| US5120497A (en) | Ti-al based lightweight-heat resisting material | |
| US2586768A (en) | Vacuum tube electrode element | |
| JPS6151622B2 (ja) | ||
| US3202506A (en) | High-temperature oxidation-resistant cobalt base alloys | |
| JPS6216752B2 (ja) | ||
| US2240063A (en) | Alloys for metal to glass seals | |
| US2859264A (en) | Thermocouple element composition | |
| US3579329A (en) | Oxidation resistant iron-chromium-aluminum alloys | |
| JP2914129B2 (ja) | 低熱膨張合金及びその製造方法 | |
| JPS5964749A (ja) | 軟質ガラス封着用合金 | |
| JPS6319588B2 (ja) | ||
| USRE24244E (en) | Alloys and electrical resistance | |
| JPS5915972B2 (ja) | ガラス封着用合金 | |
| JPS5842264B2 (ja) | 耐酸化性のすぐれた高温用オ−ステナイト鋼 | |
| JP2001348651A (ja) | ガラス封着用合金 | |
| JPS6247459A (ja) | 軟質ガラス封着用合金 | |
| JPS5985836A (ja) | 硬質合金 | |
| JPS624460B2 (ja) | ||
| GB700605A (en) | Improvements in or relating to the manufacture of alloys | |
| JPH04358045A (ja) | Ni−Cr−Fe系軟質磁性合金 |