JPS5917486B2 - ポリエステル系絶縁電線の製造方法 - Google Patents
ポリエステル系絶縁電線の製造方法Info
- Publication number
- JPS5917486B2 JPS5917486B2 JP14910980A JP14910980A JPS5917486B2 JP S5917486 B2 JPS5917486 B2 JP S5917486B2 JP 14910980 A JP14910980 A JP 14910980A JP 14910980 A JP14910980 A JP 14910980A JP S5917486 B2 JPS5917486 B2 JP S5917486B2
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- JP
- Japan
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- resin
- wire
- insulated wire
- conductor
- dicarboxylic acid
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- Organic Insulating Materials (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は半田付性の秀れたポリエステル絶縁電線の製造
法に関するものである。
法に関するものである。
従来、半田付性が秀れ且つ電気的、機械的、化学的諸特
性に秀れている絶縁電線としてポリウレタン絶縁電線が
ある。
性に秀れている絶縁電線としてポリウレタン絶縁電線が
ある。
このポリウレタン絶縁電線9 は、モーター、トランス
、偏向ヨーク等の電気機器及び通信機器用巻線として応
汎且つ大量に用いられている。ところで、一般にマグネ
ットワイヤに使用される塗料は導体に絶縁被覆形成を容
易とするため、5 比較的多量の溶剤を用い、粘度を調
整して使用するのが一般的である。
、偏向ヨーク等の電気機器及び通信機器用巻線として応
汎且つ大量に用いられている。ところで、一般にマグネ
ットワイヤに使用される塗料は導体に絶縁被覆形成を容
易とするため、5 比較的多量の溶剤を用い、粘度を調
整して使用するのが一般的である。
使用される溶剤としてフェノール、クレゾール、キシレ
ノールなどのフェノール類にキシレン、ソルベントナフ
サなどを希釈剤として加えたものが、使用されるが、こ
れらの0 溶剤は毒性が強くしかもその回収が充分には
行なえず、一部を燃焼させて排出しているのが現状であ
る。それ故作業環境の改善、省資源の見地からも溶剤を
使用しないでマグネットワイヤを製造する方法が強く望
まれていた。”5 このような見地から、最近ポリエチ
レンテレフタレート等の結晶性の熱可塑性樹脂を押出成
形することにより、エナメル線型の絶縁電線を製造する
方法が提案されている(特開昭53−4875号)。
ノールなどのフェノール類にキシレン、ソルベントナフ
サなどを希釈剤として加えたものが、使用されるが、こ
れらの0 溶剤は毒性が強くしかもその回収が充分には
行なえず、一部を燃焼させて排出しているのが現状であ
る。それ故作業環境の改善、省資源の見地からも溶剤を
使用しないでマグネットワイヤを製造する方法が強く望
まれていた。”5 このような見地から、最近ポリエチ
レンテレフタレート等の結晶性の熱可塑性樹脂を押出成
形することにより、エナメル線型の絶縁電線を製造する
方法が提案されている(特開昭53−4875号)。
この方法で得られる絶縁電線は、半田付性”0 を有す
るという従来の熱硬化型ポリエステル絶縁電線には見ら
れない特徴がある半面、このような熱可塑性樹脂を単に
押出被覆した線をマグネットワイヤとして使用した場合
、次のような欠点が見出されている。即ち、これらの樹
脂は結晶性ポリj5マーであるので、コイル加工時に伸
長或いは曲げ等の加工が加わると皮膜に微細な亀裂いわ
ゆるクレージンクが生じ電気特性を低下させてしまうこ
とと乾腺等のため、皮膜を融点以下の温度に加熱した場
合にも皮膜樹脂の結晶化による可撓性の消失がみられる
。また半田付性を有するという特徴を生かして半田性を
要求される分野への応用を考える時、エナメル線の耐熱
劣化性の試験法としてJIS32llポリウレタン銅線
に規定されている所定時間加熱後の可撓性を観察する方
法において、やはり皮膜樹脂の結晶化により全く可撓性
を消失してしまう。更に、これらポリエステル樹脂押出
塗装線は、上記結晶化による脆化を避けるため、押出後
直ちに急冷する必要があるが、この状態の塗膜は、本発
明の参考例に示した如く耐薬品性は規格を満たさず、絶
縁電線として、実用上極めて大きな問題となる。また押
出塗装法によるポリエステル絶縁電線の特性改良技術と
して導体上に厚さ100μ以下のポリエステル樹脂皮膜
を施した後、この塗装線を樹脂のガラス転移点以上1『
C〜50℃高い温度で再加熱処理することにより、塗膜
中に樹脂の押出時に生じた残存歪による樹脂皮膜の加熱
劣化巻付性、熱衝撃性等の熱的特性の低下、導体との密
着性の低下による耐電圧特性の低下等を改善する方法が
提案された(特公昭55−9767号)。
るという従来の熱硬化型ポリエステル絶縁電線には見ら
れない特徴がある半面、このような熱可塑性樹脂を単に
押出被覆した線をマグネットワイヤとして使用した場合
、次のような欠点が見出されている。即ち、これらの樹
脂は結晶性ポリj5マーであるので、コイル加工時に伸
長或いは曲げ等の加工が加わると皮膜に微細な亀裂いわ
ゆるクレージンクが生じ電気特性を低下させてしまうこ
とと乾腺等のため、皮膜を融点以下の温度に加熱した場
合にも皮膜樹脂の結晶化による可撓性の消失がみられる
。また半田付性を有するという特徴を生かして半田性を
要求される分野への応用を考える時、エナメル線の耐熱
劣化性の試験法としてJIS32llポリウレタン銅線
に規定されている所定時間加熱後の可撓性を観察する方
法において、やはり皮膜樹脂の結晶化により全く可撓性
を消失してしまう。更に、これらポリエステル樹脂押出
塗装線は、上記結晶化による脆化を避けるため、押出後
直ちに急冷する必要があるが、この状態の塗膜は、本発
明の参考例に示した如く耐薬品性は規格を満たさず、絶
縁電線として、実用上極めて大きな問題となる。また押
出塗装法によるポリエステル絶縁電線の特性改良技術と
して導体上に厚さ100μ以下のポリエステル樹脂皮膜
を施した後、この塗装線を樹脂のガラス転移点以上1『
C〜50℃高い温度で再加熱処理することにより、塗膜
中に樹脂の押出時に生じた残存歪による樹脂皮膜の加熱
劣化巻付性、熱衝撃性等の熱的特性の低下、導体との密
着性の低下による耐電圧特性の低下等を改善する方法が
提案された(特公昭55−9767号)。
しかしこの方法では上述の如き問題は改善されるが、直
鎖状ポリエステル樹脂の特徴である結晶化による皮膜の
可撓性の消失、耐クレージンク性、耐薬品性などの欠如
といつた欠点については何ら改良効果が得られず、また
加熱条件によつては樹脂皮膜の結晶性を促進し、かえつ
て電線としての諸特性の低下を招くなどの問題があつた
。以上の点を鑑み、本発明者等は鋭意検討の結果、直鎖
状ポリエステル樹脂を使用して、上述の欠点が無く、更
には半田付性の秀れた極めて工業的に有益なポリエステ
ル系絶縁電線の製造法を見い出したものである。
鎖状ポリエステル樹脂の特徴である結晶化による皮膜の
可撓性の消失、耐クレージンク性、耐薬品性などの欠如
といつた欠点については何ら改良効果が得られず、また
加熱条件によつては樹脂皮膜の結晶性を促進し、かえつ
て電線としての諸特性の低下を招くなどの問題があつた
。以上の点を鑑み、本発明者等は鋭意検討の結果、直鎖
状ポリエステル樹脂を使用して、上述の欠点が無く、更
には半田付性の秀れた極めて工業的に有益なポリエステ
ル系絶縁電線の製造法を見い出したものである。
即ち、芳香族ジカルボン酸またはその一部を脂肪族ジカ
ルボン酸に置きかえたジカルボン酸と、脂肪族ジオール
とからなる実質的に直鎖状のポリエステル系樹脂を、少
くとも表面に銅層を有する電導体上に無溶剤塗装した後
、該塗装線を酸素の存在下で用いた直鎖状ポリエステル
系樹脂の融点以上の温度で、該塗装樹脂皮膜が90℃の
m−クレゾール中に5時間浸漬した時の不溶解残量が2
0〜50重量?となるように加熱し架橋せしめることを
特徴とする半田付性の良いポリエステル系絶縁電線の製
造方法である。絶縁電線は、一般に絶縁皮膜の架橋密度
に比例して、硬度、熱軟化特性、耐熱性、耐溶剤性、耐
薬品性が向上する。また、絶縁皮膜のmクレゾール浸漬
後の不溶解残率が高い程、これらの特性が良くなる事が
、本発明研究により、確認出来た。したがつて本発明で
いう直鎖状ポリエステル系樹脂が被覆されてなる絶縁電
線の該皮膜のm−クレゾールに対する不溶解分の生成は
明らかに皮膜自体に何らかの架橋が起きたものと考えら
れる。直鎖状ポリエステル系樹脂に架橋結合が生成する
理由は、該樹脂を被塗布体として少くとも表面に銅層を
有する導体を使用し且つ酸素の存在下で融点以上に加熱
すると該樹脂が酸素と熱により、酸化、主鎖の切断、遊
離基の発生、分子間の架橋からなる一連の架橋反応が起
こり、該樹脂中に三次元網状化構造が生成しているため
と推定される。一方、一つの大きな利点である絶縁電線
の半田付性については、該被覆樹脂の90℃のm−タレ
ゾール中の不溶解残率に対しほぼ逆比例する事が本発明
研究により判つた。本発明で主張する得られる樹脂被膜
が90℃のm−クレゾール中に5時間浸漬後の不溶解皮
膜残率が20%未満の場合、半田性の良好なマグネツト
ワイヤとしての必要な耐熱性等の諸特性が得られ難くな
るものであり、また50%以上の場合には、短時間での
半田付温度が高くなるという不都合がある。
ルボン酸に置きかえたジカルボン酸と、脂肪族ジオール
とからなる実質的に直鎖状のポリエステル系樹脂を、少
くとも表面に銅層を有する電導体上に無溶剤塗装した後
、該塗装線を酸素の存在下で用いた直鎖状ポリエステル
系樹脂の融点以上の温度で、該塗装樹脂皮膜が90℃の
m−クレゾール中に5時間浸漬した時の不溶解残量が2
0〜50重量?となるように加熱し架橋せしめることを
特徴とする半田付性の良いポリエステル系絶縁電線の製
造方法である。絶縁電線は、一般に絶縁皮膜の架橋密度
に比例して、硬度、熱軟化特性、耐熱性、耐溶剤性、耐
薬品性が向上する。また、絶縁皮膜のmクレゾール浸漬
後の不溶解残率が高い程、これらの特性が良くなる事が
、本発明研究により、確認出来た。したがつて本発明で
いう直鎖状ポリエステル系樹脂が被覆されてなる絶縁電
線の該皮膜のm−クレゾールに対する不溶解分の生成は
明らかに皮膜自体に何らかの架橋が起きたものと考えら
れる。直鎖状ポリエステル系樹脂に架橋結合が生成する
理由は、該樹脂を被塗布体として少くとも表面に銅層を
有する導体を使用し且つ酸素の存在下で融点以上に加熱
すると該樹脂が酸素と熱により、酸化、主鎖の切断、遊
離基の発生、分子間の架橋からなる一連の架橋反応が起
こり、該樹脂中に三次元網状化構造が生成しているため
と推定される。一方、一つの大きな利点である絶縁電線
の半田付性については、該被覆樹脂の90℃のm−タレ
ゾール中の不溶解残率に対しほぼ逆比例する事が本発明
研究により判つた。本発明で主張する得られる樹脂被膜
が90℃のm−クレゾール中に5時間浸漬後の不溶解皮
膜残率が20%未満の場合、半田性の良好なマグネツト
ワイヤとしての必要な耐熱性等の諸特性が得られ難くな
るものであり、また50%以上の場合には、短時間での
半田付温度が高くなるという不都合がある。
更に、本発明方法にて得られる絶縁電線は、耐熱衝撃性
、耐溶剤性、耐薬品性等の特性が従来のポリウレタン線
で代表される半田付良好なる絶縁電線より優れている。
一方、従来の溶剤型ポリエステルワニスを用いて製造し
た絶縁電線は、該絶縁皮膜の90℃のm−クレゾール中
に5時間浸漬後の不溶解皮膜残率はほぼ100%であり
、半田付性は良くなく、更にこの従来ワニスを使つて9
0℃のm−クレゾール中に5時間浸漬後の不溶解皮膜残
率を100%以下にしたものは、半田付性は良いものに
なるが、その他の電線諸特性が極端に低下してしまい、
所望するJISポリウレタン銅線規格に達し得ない。本
発明法において、酸素は樹脂を酸化し樹脂中に遊離基を
発生させる役割を果し、発生した遊離基が分子間の架橋
にあずかるものである。
、耐溶剤性、耐薬品性等の特性が従来のポリウレタン線
で代表される半田付良好なる絶縁電線より優れている。
一方、従来の溶剤型ポリエステルワニスを用いて製造し
た絶縁電線は、該絶縁皮膜の90℃のm−クレゾール中
に5時間浸漬後の不溶解皮膜残率はほぼ100%であり
、半田付性は良くなく、更にこの従来ワニスを使つて9
0℃のm−クレゾール中に5時間浸漬後の不溶解皮膜残
率を100%以下にしたものは、半田付性は良いものに
なるが、その他の電線諸特性が極端に低下してしまい、
所望するJISポリウレタン銅線規格に達し得ない。本
発明法において、酸素は樹脂を酸化し樹脂中に遊離基を
発生させる役割を果し、発生した遊離基が分子間の架橋
にあずかるものである。
したがつて本発明方法においては酸素または酸素含有気
体が不可欠であり、通常は最も得られやすい空気雰囲気
が使われる。更に、酸素含有雰囲気中の酸素分圧を平常
状態の空気の酸素分圧より高くすることは樹脂中への酸
素の拡散速度および樹脂中の酸素濃度を高めるので、架
橋速度、架橋密度の向上がはかられ、工業的見地および
物性面から、その意義は大きい。特に酸素分圧を230
mT1LHg以上とするとその効果は顕著となる。また
酸素分圧の上限については、特に制限はないが、安全性
の点から600中Hg程度が望ましい。また、本発明方
法においては樹脂中への酸素の拡散が不可欠であり、塗
膜樹脂皮膜厚があまり厚くなると酸素の透過が著しく低
下し、架橋反応が遅くなるばかりでなく、一方酸化によ
る特性低下が顕著となつてくるので塗膜厚さは70μ以
下とすることが好ましい。
体が不可欠であり、通常は最も得られやすい空気雰囲気
が使われる。更に、酸素含有雰囲気中の酸素分圧を平常
状態の空気の酸素分圧より高くすることは樹脂中への酸
素の拡散速度および樹脂中の酸素濃度を高めるので、架
橋速度、架橋密度の向上がはかられ、工業的見地および
物性面から、その意義は大きい。特に酸素分圧を230
mT1LHg以上とするとその効果は顕著となる。また
酸素分圧の上限については、特に制限はないが、安全性
の点から600中Hg程度が望ましい。また、本発明方
法においては樹脂中への酸素の拡散が不可欠であり、塗
膜樹脂皮膜厚があまり厚くなると酸素の透過が著しく低
下し、架橋反応が遅くなるばかりでなく、一方酸化によ
る特性低下が顕著となつてくるので塗膜厚さは70μ以
下とすることが好ましい。
本発明方法で用いる導体としては、銅線あるいは銅被覆
アルミニウム線等表面に銅層を有するものを使う必要が
ある。
アルミニウム線等表面に銅層を有するものを使う必要が
ある。
導体表面が銅である場合には、導体上に樹脂を塗装した
後、該樹脂の融点以上の温度に加熱すると直ちに導体表
面から樹脂中に銅イオンが移行し、この銅イオンの存在
によつて樹脂中に架橋反応が効率よく進行するものと推
定される。これに対して樹脂中に銅イオンが存在しない
場合、すなわち導体として銅以外の表面層を有する例え
ばアルミ線等を用いると熱と酸素により塗装樹脂の酸化
、主鎖の切断が起るが、これに続く一連の架橋反応は工
業的価値ある条件下ではほとんど進行しない。本発明方
法において加熱温度を、使用する直鎖状ポリエステルの
融点以上に限定した理由は、これ以下の温度では樹脂の
結晶化が進行することがあること、銅イオンの樹脂中へ
の移行が遅く、また酸素の樹脂中への拡散も遅いため、
所定の架橋度を得るために長時間を要し、架橋密度も上
がりにくいなどのためである。
後、該樹脂の融点以上の温度に加熱すると直ちに導体表
面から樹脂中に銅イオンが移行し、この銅イオンの存在
によつて樹脂中に架橋反応が効率よく進行するものと推
定される。これに対して樹脂中に銅イオンが存在しない
場合、すなわち導体として銅以外の表面層を有する例え
ばアルミ線等を用いると熱と酸素により塗装樹脂の酸化
、主鎖の切断が起るが、これに続く一連の架橋反応は工
業的価値ある条件下ではほとんど進行しない。本発明方
法において加熱温度を、使用する直鎖状ポリエステルの
融点以上に限定した理由は、これ以下の温度では樹脂の
結晶化が進行することがあること、銅イオンの樹脂中へ
の移行が遅く、また酸素の樹脂中への拡散も遅いため、
所定の架橋度を得るために長時間を要し、架橋密度も上
がりにくいなどのためである。
また塗装線の加熱温度を上げていくと、架橋速度よりも
熱分解反応の方が著しく加速され、得られる皮膜の特性
が著しく低下するようになるので加熱炉の雰囲気温度の
設定としては、経済性、物性の面から、用いた塗装樹脂
の融点より5『C〜250℃高い温度の範囲が特に好ま
しい。本発明に使用し得る直鎖状のポリエステル系樹脂
としては、一般にフイルム、フアイバ一、成形品等に商
用されている直鎖状ポリエチレンテレフタレート樹脂、
直鎖状ポリブチレンテレフタレート樹脂、及び直鎖状ポ
リエチレンナフタレート樹脂等及び、これらにその物性
を改善するため異種のジカルボン酸或いはグリコールと
共重合させたものが好ましい樹脂として使用できる。
熱分解反応の方が著しく加速され、得られる皮膜の特性
が著しく低下するようになるので加熱炉の雰囲気温度の
設定としては、経済性、物性の面から、用いた塗装樹脂
の融点より5『C〜250℃高い温度の範囲が特に好ま
しい。本発明に使用し得る直鎖状のポリエステル系樹脂
としては、一般にフイルム、フアイバ一、成形品等に商
用されている直鎖状ポリエチレンテレフタレート樹脂、
直鎖状ポリブチレンテレフタレート樹脂、及び直鎖状ポ
リエチレンナフタレート樹脂等及び、これらにその物性
を改善するため異種のジカルボン酸或いはグリコールと
共重合させたものが好ましい樹脂として使用できる。
また、上記直鎖状ポリエステル系樹脂の電導体上への塗
装方法としては、樹脂を加熱溶融状態にして、この中に
電導体を浸漬塗装する浸漬塗装法、或いは樹脂を押出機
中で溶融し、これを電導体上に押出塗装する押出塗装法
が経済的面から最も好ましいと考えられる。
装方法としては、樹脂を加熱溶融状態にして、この中に
電導体を浸漬塗装する浸漬塗装法、或いは樹脂を押出機
中で溶融し、これを電導体上に押出塗装する押出塗装法
が経済的面から最も好ましいと考えられる。
以下本発明を実施例によつて説明する。
比較例 1
ポリエチレンテレフタレート樹脂(帝人社製商品名テト
ロンTR455OBHl融点250商C〜260℃、オ
ルソクロロフエノール中、35℃での極限粘度0.7)
を溶融型押出機を使用して、05Vmの銅線上に押出塗
装し18μの樹脂皮膜を有する絶縁電線を製造した。
ロンTR455OBHl融点250商C〜260℃、オ
ルソクロロフエノール中、35℃での極限粘度0.7)
を溶融型押出機を使用して、05Vmの銅線上に押出塗
装し18μの樹脂皮膜を有する絶縁電線を製造した。
この樹脂皮膜のゲル分率はO%であつた。実施例1〜2
及び比較例2〜3 比較例1で得られた絶縁電線を炉長5m1炉温450℃
の空気中で15m/分(比較例2)、20m/分(比較
例3)、25m/分(実施例1)、30m/分(実施例
2)の速度で加熱処理して絶縁電線を得た。
及び比較例2〜3 比較例1で得られた絶縁電線を炉長5m1炉温450℃
の空気中で15m/分(比較例2)、20m/分(比較
例3)、25m/分(実施例1)、30m/分(実施例
2)の速度で加熱処理して絶縁電線を得た。
実施例 3
比較例1で使用した樹脂と同じものを用い、0.5にの
銅クラツドアルミ線を導体として使つて、他の条件は実
施例1と同様にして絶縁電線を得た。
銅クラツドアルミ線を導体として使つて、他の条件は実
施例1と同様にして絶縁電線を得た。
而して得たそれぞれの絶縁電線の諸特性をJISC32
llポリウレタン銅線規格に従つて測定した結果を表1
に示す。上表かられかるように本発明方法により少くと
も表面に銅層を有する電導体上に、樹脂皮膜の90℃、
m−クレゾール中5Hrs浸漬後の不溶解皮膜残率がほ
ぼ20〜50%になるように加熱し架橋せしめたポリエ
ステル絶縁電線は優れた電気的、熱的特性を具備し、し
かも半田付性が容易なものであり半田付性が要求される
分野での絶縁電線として応用が可能である。
llポリウレタン銅線規格に従つて測定した結果を表1
に示す。上表かられかるように本発明方法により少くと
も表面に銅層を有する電導体上に、樹脂皮膜の90℃、
m−クレゾール中5Hrs浸漬後の不溶解皮膜残率がほ
ぼ20〜50%になるように加熱し架橋せしめたポリエ
ステル絶縁電線は優れた電気的、熱的特性を具備し、し
かも半田付性が容易なものであり半田付性が要求される
分野での絶縁電線として応用が可能である。
以上、実施例から明らかな如く、本発明方法によれば、
優れた半田付性及びその他の諸性を具備したマグネツト
ワイヤが製造できしかも溶剤を全く使用せずまた塗装回
数も少ないので省資源が達成できるかつ生産性の向上を
も達成できるなどその工業的価値は極めて大きいもので
ある。
優れた半田付性及びその他の諸性を具備したマグネツト
ワイヤが製造できしかも溶剤を全く使用せずまた塗装回
数も少ないので省資源が達成できるかつ生産性の向上を
も達成できるなどその工業的価値は極めて大きいもので
ある。
Claims (1)
- 1 芳香族ジカルボン酸またはその一部を脂肪族ジカル
ボン酸に置き換えたジカルボン酸と、脂肪族ジオールか
らなる実質的に直鎖状のポリエステル系樹脂を、少くと
も表面に銅層を有する電導体上に無溶剤塗装した後、該
塗装線を酸素の存在下で用いた直鎖状ポリエステル系樹
脂の融点以上の温度で、該塗装樹脂皮膜が90℃のm−
クレゾール中に5時間浸漬した時の不溶解残量が20〜
50重量%となるように加熱し加橋せしめることを特徴
とする半田付性の良いポリエステル系絶縁電線の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14910980A JPS5917486B2 (ja) | 1980-10-24 | 1980-10-24 | ポリエステル系絶縁電線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14910980A JPS5917486B2 (ja) | 1980-10-24 | 1980-10-24 | ポリエステル系絶縁電線の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5772213A JPS5772213A (en) | 1982-05-06 |
| JPS5917486B2 true JPS5917486B2 (ja) | 1984-04-21 |
Family
ID=15467891
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14910980A Expired JPS5917486B2 (ja) | 1980-10-24 | 1980-10-24 | ポリエステル系絶縁電線の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5917486B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61116704A (ja) * | 1984-11-12 | 1986-06-04 | 株式会社小糸製作所 | 車輛用灯具 |
-
1980
- 1980-10-24 JP JP14910980A patent/JPS5917486B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61116704A (ja) * | 1984-11-12 | 1986-06-04 | 株式会社小糸製作所 | 車輛用灯具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5772213A (en) | 1982-05-06 |
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