JPS5925729B2 - MnZnフエライトの製造方法 - Google Patents
MnZnフエライトの製造方法Info
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- JPS5925729B2 JPS5925729B2 JP51052203A JP5220376A JPS5925729B2 JP S5925729 B2 JPS5925729 B2 JP S5925729B2 JP 51052203 A JP51052203 A JP 51052203A JP 5220376 A JP5220376 A JP 5220376A JP S5925729 B2 JPS5925729 B2 JP S5925729B2
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- hip
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は極めて高い焼結密度を有し、結晶粒径が極めて
均一であり、特に高周波において極めて優れた磁気特性
を有するMnZnフェライトの製造方法に係るものであ
る。
均一であり、特に高周波において極めて優れた磁気特性
を有するMnZnフェライトの製造方法に係るものであ
る。
近年、磁気記録技術の応用分野の拡大および進展にとも
なつて、磁気テープを主とした磁気記録媒体も著しい進
歩をとげ、高密度の記録が可能となつてきた。
なつて、磁気テープを主とした磁気記録媒体も著しい進
歩をとげ、高密度の記録が可能となつてきた。
記録媒体とともに、磁気記録に必要不可欠な磁気ヘッド
についても、高密度記録化に見合うだけの各種要求特性
は厳しさの一途をたどつている。こう七た中で、フェラ
イト磁気ヘッドは周波数特性および耐摩耗性に優れてい
るが、最近では特にMH1帯において、優れた周波数特
性を有する高密度磁気記録材料が要求される趨勢にある
。かかる要求特性を満足するためには、厳密な組成的検
討は勿論のこと、結晶粒径が均一で小さく、しかも焼結
密度がほぼ理論密度に等しい極めて高密度(緻密)の焼
結体でなければならない。通常の乾式法によつて得られ
た焼結体で、99%以上の相対密度を有し、同時に磁気
特性を満足するためには、最適焼結条件で焼結する必要
がある。MnZnフェライトではこの温度が工360〜
1400℃程度と高く、得られた焼結体の平均結晶粒径
は80−100μ程度になり、高周波における透磁率の
低下が著しい。また焼結密度も99.2%程度が限界で
ある。一刀、高密度フェライトを製造する従来の方法と
して、共沈法もしくは空気酸化法等の湿式法によつて作
成した粉末、および乾式法で得られた仮焼粉をホットプ
レスによつて焼結する方法がある。この方法は通常の乾
式法に比べて優れており、平均粒径20μ程度、相対焼
結密度99.0〜99.8%程度の焼結体を得ることが
できる。しかしながらホットプレス法の難点は、加圧方
向が静水圧的でないことから、複雑な形状の焼結体を得
ることができない。また、装置的な制約から大型の焼結
体を得ることも困難であり、連続ホットプレスを用いて
も工業的に得策ではない。この方法のさらに大きな欠点
は、フ工ライトをアルミナ等の粉末で被覆して熱間加圧
をおこなう必要があり、焼結時にフエライトとアルミナ
等の間で生じる固相反応を防止することが不可能な点で
ある。したがつて、焼結体の中心部と表面に近い部分と
では、組成的に大きなバラツキが生じ、特に表面近傍で
は他の化合物が生成するため、焼結体表面からかなりの
部分を除去しなければならず、収率も極めて悪い。前記
欠点を除去する方法として、熱間静水圧プレスによる方
法が特開昭49−128296により公知となつている
。
についても、高密度記録化に見合うだけの各種要求特性
は厳しさの一途をたどつている。こう七た中で、フェラ
イト磁気ヘッドは周波数特性および耐摩耗性に優れてい
るが、最近では特にMH1帯において、優れた周波数特
性を有する高密度磁気記録材料が要求される趨勢にある
。かかる要求特性を満足するためには、厳密な組成的検
討は勿論のこと、結晶粒径が均一で小さく、しかも焼結
密度がほぼ理論密度に等しい極めて高密度(緻密)の焼
結体でなければならない。通常の乾式法によつて得られ
た焼結体で、99%以上の相対密度を有し、同時に磁気
特性を満足するためには、最適焼結条件で焼結する必要
がある。MnZnフェライトではこの温度が工360〜
1400℃程度と高く、得られた焼結体の平均結晶粒径
は80−100μ程度になり、高周波における透磁率の
低下が著しい。また焼結密度も99.2%程度が限界で
ある。一刀、高密度フェライトを製造する従来の方法と
して、共沈法もしくは空気酸化法等の湿式法によつて作
成した粉末、および乾式法で得られた仮焼粉をホットプ
レスによつて焼結する方法がある。この方法は通常の乾
式法に比べて優れており、平均粒径20μ程度、相対焼
結密度99.0〜99.8%程度の焼結体を得ることが
できる。しかしながらホットプレス法の難点は、加圧方
向が静水圧的でないことから、複雑な形状の焼結体を得
ることができない。また、装置的な制約から大型の焼結
体を得ることも困難であり、連続ホットプレスを用いて
も工業的に得策ではない。この方法のさらに大きな欠点
は、フ工ライトをアルミナ等の粉末で被覆して熱間加圧
をおこなう必要があり、焼結時にフエライトとアルミナ
等の間で生じる固相反応を防止することが不可能な点で
ある。したがつて、焼結体の中心部と表面に近い部分と
では、組成的に大きなバラツキが生じ、特に表面近傍で
は他の化合物が生成するため、焼結体表面からかなりの
部分を除去しなければならず、収率も極めて悪い。前記
欠点を除去する方法として、熱間静水圧プレスによる方
法が特開昭49−128296により公知となつている
。
しかしながら細部においては、まだ検討の必要があり、
発明者は特に予備焼結の条件について詳細に検討をおこ
なつて本発明に至つたものである。本発明の方法の概略
は成形体を試料内部から表面まで通じる空孔(オープン
ボア)が形成されない程度にまで予備焼結を進行せしめ
、次いで熱間静水圧プレス(以下HIPと記す)によつ
て静水圧的に緻密化を図る方法である。
発明者は特に予備焼結の条件について詳細に検討をおこ
なつて本発明に至つたものである。本発明の方法の概略
は成形体を試料内部から表面まで通じる空孔(オープン
ボア)が形成されない程度にまで予備焼結を進行せしめ
、次いで熱間静水圧プレス(以下HIPと記す)によつ
て静水圧的に緻密化を図る方法である。
本方法で注意すべきことは、圧力が静水圧的に加わるた
め、試料中にオープンボアが存在する場合には緻密化が
進行しないことである。このため予備焼結時にオーフソ
ボアを生成させないことが肝要である。しかしながら予
備焼結時においてオープンボアの生成を防止することは
、それ程困難ではなく、予備焼結体の相対密度(以下d
/Dxと記す。d:焼結体の密度、Dx:理論密度)が
約93%以上であればオープンボアは生成されない。ま
たHIPによつて、MnZnフエライトのごとき延展性
に極めて乏しい焼結体が緻密化する詳細な機構は明らか
でないが、熱力学的に見て次式の関係が大まかな近似と
して成り立つと考えることができる。ここでPextは
外圧すなわちHIPの圧力(500−1500気圧)、
P,O,eは焼結体内部の空孔の圧力、γは空孔の界面
張力である。ところで、理論的計算によると、加圧によ
り物質に与えられるエネルギーは106気圧あるいはそ
れ以上の圧力において、初めて化学結合のエネルギーに
相当する値となる。また固体の相転移のエネルギーに相
当する圧力も通常104〜105気圧以上であることか
ら、HIPによる103気圧程度の圧力は、1000℃
程度の温度下においても、イオンが化学結合力によつて
配列している結晶粒子内にそれ程大なる影響を及ぼさな
いと考えられる。したがつて加圧時においては、結晶粒
子は化学結合力よりもはるかに弱い束縛力(つまり界面
張力)で釣合つている結晶粒界に沿つて廻ることにより
、大部分の緻密化が進行すると推定される。勿論、加熱
状態における加圧であるため、結晶粒子内の空孔も、あ
る程度空孔子の拡散等によつて結晶粒界へと離脱するで
あろうし、空孔内の気体が02の場合には、その拡散速
度はN2に比較して2桁程度大となる。事実,予備焼結
体がオープンボアの生成を伴なわない限り、結晶粒界が
多い程すなわち結晶粒径が小さい程.HIP時において
緻密化は容易に進行する。この事実は、高周波磁性材料
用MnZnフエライトとしては、極めて好都合である。
ところで、HIPによる緻密化が(1)式に従がつて起
るとするならば、(1)式のγは結晶粒界の界面張力に
相当する。また、P,OreはMnZnフエライトを空
気中等で予備焼結した場合、1気圧〜10気圧程度であ
るが、HIP後には2γ/rの項を考慮しても、PpO
r8は数百気圧程度となることが予想される。いま、空
孔内の気体を理想気体と仮定して、HIP前のル。Re
latmlHIP条件を1200′ClOOO気圧、H
IP後のP,Ore−500気圧また気体の拡散、脱離
は生じないとすれば、HIP後の空孔の体積は約1/1
00にまで減少する。勿論、酸化物内で拡散速度の大き
い02はHIP時に粒界から焼結体表面へと拡散離脱す
るであろうが、l次焼結を空気中でおこなつた場合、拡
散速度の遅いN2は、前述のように少く共その1部は高
圧状態で粒界に閉じ込められる。このような試料を、後
述するように所定の磁気特性を得るため、長時間焼鈍し
た時に圧縮された空孔の体積が再び膨張し、焼結密度を
再び低下させる場合がしばしば生じてくる。したがつて
予備暁結過程の一部を真空中でおこなうことによつて、
空孔内のガス圧P,O,Oを極力代下させておく必要が
ある。また、HlP後の焼結体は主として冷却時に発生
する歪応力が蓄積され、磁気特性とくに透磁率(以下μ
と記す)が著しく低下しているため、歪取り焼純が必要
である。この焼鈍は、空気中でおこなつた場合でも焼結
体が極めて高密度であるため、焼結体の表面層にごく僅
かα−Fe2O,が析出するのみであり、極めて容易で
ある。以下実施例に基づき本発明の態様を示す。
め、試料中にオープンボアが存在する場合には緻密化が
進行しないことである。このため予備焼結時にオーフソ
ボアを生成させないことが肝要である。しかしながら予
備焼結時においてオープンボアの生成を防止することは
、それ程困難ではなく、予備焼結体の相対密度(以下d
/Dxと記す。d:焼結体の密度、Dx:理論密度)が
約93%以上であればオープンボアは生成されない。ま
たHIPによつて、MnZnフエライトのごとき延展性
に極めて乏しい焼結体が緻密化する詳細な機構は明らか
でないが、熱力学的に見て次式の関係が大まかな近似と
して成り立つと考えることができる。ここでPextは
外圧すなわちHIPの圧力(500−1500気圧)、
P,O,eは焼結体内部の空孔の圧力、γは空孔の界面
張力である。ところで、理論的計算によると、加圧によ
り物質に与えられるエネルギーは106気圧あるいはそ
れ以上の圧力において、初めて化学結合のエネルギーに
相当する値となる。また固体の相転移のエネルギーに相
当する圧力も通常104〜105気圧以上であることか
ら、HIPによる103気圧程度の圧力は、1000℃
程度の温度下においても、イオンが化学結合力によつて
配列している結晶粒子内にそれ程大なる影響を及ぼさな
いと考えられる。したがつて加圧時においては、結晶粒
子は化学結合力よりもはるかに弱い束縛力(つまり界面
張力)で釣合つている結晶粒界に沿つて廻ることにより
、大部分の緻密化が進行すると推定される。勿論、加熱
状態における加圧であるため、結晶粒子内の空孔も、あ
る程度空孔子の拡散等によつて結晶粒界へと離脱するで
あろうし、空孔内の気体が02の場合には、その拡散速
度はN2に比較して2桁程度大となる。事実,予備焼結
体がオープンボアの生成を伴なわない限り、結晶粒界が
多い程すなわち結晶粒径が小さい程.HIP時において
緻密化は容易に進行する。この事実は、高周波磁性材料
用MnZnフエライトとしては、極めて好都合である。
ところで、HIPによる緻密化が(1)式に従がつて起
るとするならば、(1)式のγは結晶粒界の界面張力に
相当する。また、P,OreはMnZnフエライトを空
気中等で予備焼結した場合、1気圧〜10気圧程度であ
るが、HIP後には2γ/rの項を考慮しても、PpO
r8は数百気圧程度となることが予想される。いま、空
孔内の気体を理想気体と仮定して、HIP前のル。Re
latmlHIP条件を1200′ClOOO気圧、H
IP後のP,Ore−500気圧また気体の拡散、脱離
は生じないとすれば、HIP後の空孔の体積は約1/1
00にまで減少する。勿論、酸化物内で拡散速度の大き
い02はHIP時に粒界から焼結体表面へと拡散離脱す
るであろうが、l次焼結を空気中でおこなつた場合、拡
散速度の遅いN2は、前述のように少く共その1部は高
圧状態で粒界に閉じ込められる。このような試料を、後
述するように所定の磁気特性を得るため、長時間焼鈍し
た時に圧縮された空孔の体積が再び膨張し、焼結密度を
再び低下させる場合がしばしば生じてくる。したがつて
予備暁結過程の一部を真空中でおこなうことによつて、
空孔内のガス圧P,O,Oを極力代下させておく必要が
ある。また、HlP後の焼結体は主として冷却時に発生
する歪応力が蓄積され、磁気特性とくに透磁率(以下μ
と記す)が著しく低下しているため、歪取り焼純が必要
である。この焼鈍は、空気中でおこなつた場合でも焼結
体が極めて高密度であるため、焼結体の表面層にごく僅
かα−Fe2O,が析出するのみであり、極めて容易で
ある。以下実施例に基づき本発明の態様を示す。
実施例
本発明の方法で製造するMnZnフエライトは、高周波
領域すなわち1MHz以上で使用する高μ材料、特に5
MHzでμ≧800を有する高密度材料の製造を主たる
目的としている。
領域すなわち1MHz以上で使用する高μ材料、特に5
MHzでμ≧800を有する高密度材料の製造を主たる
目的としている。
このため、MnZnフエライトの組成領域の内から、ス
ネークの限界、磁歪常数および異方性定数を考慮して第
1表に示す3種類の組成を選定した。以下組成はすべて
試料番号を以つて示す。第2表にこれらのMnZnフエ
ライトを1.5k9作成する場合の素原料ZnO.Mn
cO3およびα−Fe2O3の秤取例を示す。次いで通
常の乾式法によつて、予備焼結体を作成した。なお素原
料は、下記以外に、蓚酸塩、硝酸塩、硫酸塩、オキシ水
酸化物、塩化物、水酸化物等加熱により容易に酸化物に
なり得るものであればよい。製造条件は次のとうりであ
る。仮焼を空気中900℃±1『Cll時間でおこなつ
た。混合および粉砕を振動ミルで純水を媒体として、そ
れぞれ4時間および6時間でおこなつた。成形を油圧プ
レスにより5t/〜で30m7!LWX4OmlLXl
27n7!Lのプロツクを成形した。予備焼結を室温か
ら800℃まで空気中、800℃以上1200〜130
0℃まで真空中(〜104u1Hg)昇温もしくは昇温
および保持、引き続きN2中もしくは空気中で連続昇温
後空気中で保持、焼結温度が低い場合には真空中保持し
た後同温度で雰囲気を空気に切り替え、引きつづき保持
の各条件下でおこなつた。冷却をN2中でおこなつた。
なお予備焼結時における保持時間は4〜10時間、この
時の温度のバラツキは±5℃以下である。かくして得ら
れた予備焼結体のうち、組成1のミクロ組織写真を第1
図に示す。
ネークの限界、磁歪常数および異方性定数を考慮して第
1表に示す3種類の組成を選定した。以下組成はすべて
試料番号を以つて示す。第2表にこれらのMnZnフエ
ライトを1.5k9作成する場合の素原料ZnO.Mn
cO3およびα−Fe2O3の秤取例を示す。次いで通
常の乾式法によつて、予備焼結体を作成した。なお素原
料は、下記以外に、蓚酸塩、硝酸塩、硫酸塩、オキシ水
酸化物、塩化物、水酸化物等加熱により容易に酸化物に
なり得るものであればよい。製造条件は次のとうりであ
る。仮焼を空気中900℃±1『Cll時間でおこなつ
た。混合および粉砕を振動ミルで純水を媒体として、そ
れぞれ4時間および6時間でおこなつた。成形を油圧プ
レスにより5t/〜で30m7!LWX4OmlLXl
27n7!Lのプロツクを成形した。予備焼結を室温か
ら800℃まで空気中、800℃以上1200〜130
0℃まで真空中(〜104u1Hg)昇温もしくは昇温
および保持、引き続きN2中もしくは空気中で連続昇温
後空気中で保持、焼結温度が低い場合には真空中保持し
た後同温度で雰囲気を空気に切り替え、引きつづき保持
の各条件下でおこなつた。冷却をN2中でおこなつた。
なお予備焼結時における保持時間は4〜10時間、この
時の温度のバラツキは±5℃以下である。かくして得ら
れた予備焼結体のうち、組成1のミクロ組織写真を第1
図に示す。
このときの予備焼結条件は真空中1250℃×4時間、
空気中1300℃×5時間である。図から、空孔がかな
り存在することがわかる。次いで、これら予備焼結体を
、MnZnフエライトの融点の55〜75%の温度範囲
(′::100『C−130『C)および500〜15
00気圧の圧力下において、Ar雰囲気中で熱間静水圧
プレスをおこなつた。保持時間はいずれもl時間である
。試料2についての結果を第3図に示す。
空気中1300℃×5時間である。図から、空孔がかな
り存在することがわかる。次いで、これら予備焼結体を
、MnZnフエライトの融点の55〜75%の温度範囲
(′::100『C−130『C)および500〜15
00気圧の圧力下において、Ar雰囲気中で熱間静水圧
プレスをおこなつた。保持時間はいずれもl時間である
。試料2についての結果を第3図に示す。
図から明らかなように、500気圧では1250℃以上
、1000気圧では1150℃以上、また1500気圧
では11000C以上で99.5%以上の緻密化が達成
できる。試料1および3についても、ほぼ第3図と同様
の傾向を示し、達成される焼結密度も、同程度である。
しかしながら予備焼結時における最高保持温度が135
0℃以上では、試料中心部に空孔が残存し、特に100
0気圧、1100゜C以上でHIPをおこなつた場合に
は、試料表面近傍での粒成長が著しく、その粒径は試料
表面で2〜31mにも及ぶ。また予備焼結温度は122
0℃以上であれば、第3図と同様の傾向を示し、十分緻
密化が達成できる。一方、HIP後の磁気特性はμにお
いてその低下が著しく、100KHzないし5MHzの
間でμ?300〜500程度であり、歪取り焼鈍が必要
である。なお第3図でd/Dxが100%以上となる理
由は、試料表面に近い部分が一部還元されるためである
。第3図において明らかなように、Pextご500気
圧のとき、融点(上168『C)の約77%に相当する
1300℃程度でほぼ理論密度(組成2ではDx=5.
085g/〜、AO二8.489八)に相当する緻密化
が達成できる。
、1000気圧では1150℃以上、また1500気圧
では11000C以上で99.5%以上の緻密化が達成
できる。試料1および3についても、ほぼ第3図と同様
の傾向を示し、達成される焼結密度も、同程度である。
しかしながら予備焼結時における最高保持温度が135
0℃以上では、試料中心部に空孔が残存し、特に100
0気圧、1100゜C以上でHIPをおこなつた場合に
は、試料表面近傍での粒成長が著しく、その粒径は試料
表面で2〜31mにも及ぶ。また予備焼結温度は122
0℃以上であれば、第3図と同様の傾向を示し、十分緻
密化が達成できる。一方、HIP後の磁気特性はμにお
いてその低下が著しく、100KHzないし5MHzの
間でμ?300〜500程度であり、歪取り焼鈍が必要
である。なお第3図でd/Dxが100%以上となる理
由は、試料表面に近い部分が一部還元されるためである
。第3図において明らかなように、Pextご500気
圧のとき、融点(上168『C)の約77%に相当する
1300℃程度でほぼ理論密度(組成2ではDx=5.
085g/〜、AO二8.489八)に相当する緻密化
が達成できる。
一方Pext=1500気圧のとき融点の約50%に相
当する850℃程度から明らかに緻密化が進行する。ま
た長時間保持する場合には.HIP温度は前記より低温
でも緻密化が進行することが期待される。HIP時の温
度は、焼結温度と同様のMnZnフエライトの結晶粒径
に極めて大なる影響を与えるため、本発明で取り上げた
以外の組成ではHIP時において低温で長時間保持する
必要が生じることも十分子想される。本発明の組成では
、Pext′::500〜1500気圧で保持時間1時
間の場合に限定した場合、最適HIP温度は、融点の6
5%ないし75%に相当する1000〜126『Cであ
る。歪取り焼鈍については温度および雰囲気等について
詳細に検討した結果、本発明の材料では1050〜11
50℃の温度で2〜5時間空気中で保持したのち、N2
中で冷却をおこなうことによつて、極めて優れた磁気特
性を有することがわかつた。しかしながら優れた磁気特
性を得るための歪取り焼鈍の条件は、組成、予備焼結条
件およびHIP条件によつて微妙に変化するため、前処
理条件に合わせて選択する必要がある。また本発明の方
法によつて得られた焼結体は、予備焼結過程において、
真空焼結を経ているため、内部空孔の圧力が極めて代く
、したがつて歪取り焼鈍後も残存ガス圧による空孔体積
の膨張も見られず、d/Dxも焼鈍前後で変化しない。
第2図AおよびBに歪取り焼鈍後における試料3の空孔
分布状態および試料2のミクロ組織をそれぞれ示す。尚
、試料3の予備焼結は真空中1250℃×4h1空気中
1300′C×5h1試料2の予備焼結は1250℃×
4h1空気中125『C×5hでそれぞれ行つた。第1
図および第2図から明らかなように、HIP後焼鈍をお
こなつた試料は、HIP前のそれと比べて、極めて緻密
化が進行しており、相対密度もほぼ100%であること
がわかる。本発明の方法によつて、種々の製造条件で作
成した材料の内、予備焼結条件(真空中125『CX4
時間+空気中1300℃×5時間)、HIP条件(Ar
中12000CX1時間、1000気圧)、歪取り焼鈍
(空気中1100℃×3時間、N2中冷却)の過程で得
た平均結晶粒径20〜30μ、d/DxC::99.8
〜99。9%の材料1,2および3のμの周波数特性を
第4図に示す。
当する850℃程度から明らかに緻密化が進行する。ま
た長時間保持する場合には.HIP温度は前記より低温
でも緻密化が進行することが期待される。HIP時の温
度は、焼結温度と同様のMnZnフエライトの結晶粒径
に極めて大なる影響を与えるため、本発明で取り上げた
以外の組成ではHIP時において低温で長時間保持する
必要が生じることも十分子想される。本発明の組成では
、Pext′::500〜1500気圧で保持時間1時
間の場合に限定した場合、最適HIP温度は、融点の6
5%ないし75%に相当する1000〜126『Cであ
る。歪取り焼鈍については温度および雰囲気等について
詳細に検討した結果、本発明の材料では1050〜11
50℃の温度で2〜5時間空気中で保持したのち、N2
中で冷却をおこなうことによつて、極めて優れた磁気特
性を有することがわかつた。しかしながら優れた磁気特
性を得るための歪取り焼鈍の条件は、組成、予備焼結条
件およびHIP条件によつて微妙に変化するため、前処
理条件に合わせて選択する必要がある。また本発明の方
法によつて得られた焼結体は、予備焼結過程において、
真空焼結を経ているため、内部空孔の圧力が極めて代く
、したがつて歪取り焼鈍後も残存ガス圧による空孔体積
の膨張も見られず、d/Dxも焼鈍前後で変化しない。
第2図AおよびBに歪取り焼鈍後における試料3の空孔
分布状態および試料2のミクロ組織をそれぞれ示す。尚
、試料3の予備焼結は真空中1250℃×4h1空気中
1300′C×5h1試料2の予備焼結は1250℃×
4h1空気中125『C×5hでそれぞれ行つた。第1
図および第2図から明らかなように、HIP後焼鈍をお
こなつた試料は、HIP前のそれと比べて、極めて緻密
化が進行しており、相対密度もほぼ100%であること
がわかる。本発明の方法によつて、種々の製造条件で作
成した材料の内、予備焼結条件(真空中125『CX4
時間+空気中1300℃×5時間)、HIP条件(Ar
中12000CX1時間、1000気圧)、歪取り焼鈍
(空気中1100℃×3時間、N2中冷却)の過程で得
た平均結晶粒径20〜30μ、d/DxC::99.8
〜99。9%の材料1,2および3のμの周波数特性を
第4図に示す。
尚、測定は内径4mmφ、外径8m!φ,厚さ0.16
5m71の両面鏡面仕上したリング状試料に10回巻線
を施し、温度20℃にて行つた。比較のため、通常の真
空焼結によつて、d/Dx=98〜99%程度まで緻密
化した同組成の材料についてのμの周波数特性を第5図
に示す。尚、このときの平均結晶粒径は80〜100μ
である。第4図および第5図を比較して明らかなように
、本発明の方法で得たMnZnフエライトは、通常焼結
で製造したそれらに比べて特に1MHz以上でのμの値
が大である。この傾向は組成2において著しく、5MH
zでのμは1050〜1100と極めて大きな値を示す
。また本発明の方法による最適な製造条件は組成によつ
て異なるため、組成に適した製造条件を厳密に選定する
ならば、組成1および3のμ特性は十分に向上させ得る
ことが期待できる。第6図は、第4図に示す各組成のB
−H曲線である。図中の61は150eの磁場中で測定
した磁束密度の値であり62は保磁力測定のための曲線
である。図から明らかなように、B:一4800〜52
000eと高く、特に最適製造条件に極めて近い条件で
得られた組成2は、高周波で高μ材であると同時に高B
材であることがわかる。また、本発明の方法を用いるな
らば、平均結晶粒径が通常焼結法の80〜100μに比
べて20〜30μと小さいため、結晶粒の形状効果が問
題となるようなより高い周波数領域で用いる材料として
も極めて有望であることがわかる。因みに、本発明の材
料は15MHzにおいてもμ≧500と極めて高い値を
有している。以上述べたことから、本発明の方法を用い
るならば、結晶粒径が小さく、極めて優れた磁気特性を
有するMnZnフエライトが、ほぼ理論密度に等しい状
態で製造することができる。
5m71の両面鏡面仕上したリング状試料に10回巻線
を施し、温度20℃にて行つた。比較のため、通常の真
空焼結によつて、d/Dx=98〜99%程度まで緻密
化した同組成の材料についてのμの周波数特性を第5図
に示す。尚、このときの平均結晶粒径は80〜100μ
である。第4図および第5図を比較して明らかなように
、本発明の方法で得たMnZnフエライトは、通常焼結
で製造したそれらに比べて特に1MHz以上でのμの値
が大である。この傾向は組成2において著しく、5MH
zでのμは1050〜1100と極めて大きな値を示す
。また本発明の方法による最適な製造条件は組成によつ
て異なるため、組成に適した製造条件を厳密に選定する
ならば、組成1および3のμ特性は十分に向上させ得る
ことが期待できる。第6図は、第4図に示す各組成のB
−H曲線である。図中の61は150eの磁場中で測定
した磁束密度の値であり62は保磁力測定のための曲線
である。図から明らかなように、B:一4800〜52
000eと高く、特に最適製造条件に極めて近い条件で
得られた組成2は、高周波で高μ材であると同時に高B
材であることがわかる。また、本発明の方法を用いるな
らば、平均結晶粒径が通常焼結法の80〜100μに比
べて20〜30μと小さいため、結晶粒の形状効果が問
題となるようなより高い周波数領域で用いる材料として
も極めて有望であることがわかる。因みに、本発明の材
料は15MHzにおいてもμ≧500と極めて高い値を
有している。以上述べたことから、本発明の方法を用い
るならば、結晶粒径が小さく、極めて優れた磁気特性を
有するMnZnフエライトが、ほぼ理論密度に等しい状
態で製造することができる。
また本発明で用いた素原料は、通常の安価な工業用原料
であり、焼結および焼鈍も通常の乾式法が適用され、し
かも予備焼結温度は、通常の焼結温度に比べて100℃
程度低温でよい。さらに、通常のホツトプレスのように
、成形体をアルミナ等で被覆する必要もなく、熱間加圧
時にしばしば特性劣化につながる固相反応も生じない。
また熱間加圧が静水圧的であるため、複雑な形状のもの
および大型の材料がクラツク等の発生を伴なうことなく
、容易に緻密化することができる。このように数多くの
特長を有しており、通常の市販のHIPを用いるならば
一度に15kg程度の材料が製造可能であるため、極め
て小型で使用される磁気ヘツド等の材料としてヒ量産的
であり、材料の歩留りも極めて良好である。
であり、焼結および焼鈍も通常の乾式法が適用され、し
かも予備焼結温度は、通常の焼結温度に比べて100℃
程度低温でよい。さらに、通常のホツトプレスのように
、成形体をアルミナ等で被覆する必要もなく、熱間加圧
時にしばしば特性劣化につながる固相反応も生じない。
また熱間加圧が静水圧的であるため、複雑な形状のもの
および大型の材料がクラツク等の発生を伴なうことなく
、容易に緻密化することができる。このように数多くの
特長を有しており、通常の市販のHIPを用いるならば
一度に15kg程度の材料が製造可能であるため、極め
て小型で使用される磁気ヘツド等の材料としてヒ量産的
であり、材料の歩留りも極めて良好である。
したがつて本発明の方法は、安価な原料から優れた特性
を有するMnZnフエライトを容易に量産することが可
能であり、省資源的な見地からもその工業的価値は極め
て大なるものがある。
を有するMnZnフエライトを容易に量産することが可
能であり、省資源的な見地からもその工業的価値は極め
て大なるものがある。
第1図は本発明の方法の内、真空中焼結を含む予備暁結
で得られたMnZnフエライトの内、組成1のミクロ組
織写真、第2図は本発明の方法で製造したMnZnフエ
ライトの内、組成3の空孔分布Aおよび組成2のミクロ
組織写真B1第3図は本発明の方法で製造したMnZn
フエライトの内、組成2のHIP条件による相対密度d
/Dxの変化を示す図、第4図は本発明の方法で製造し
たMnZnフエライトのμの周波数変化を示す図、第5
図は通常の焼結法で製造したMnZnフエライトのμの
周波数特性図、第6図は本発明の方法で製造したMnZ
nフエライトのB−H曲線図である。
で得られたMnZnフエライトの内、組成1のミクロ組
織写真、第2図は本発明の方法で製造したMnZnフエ
ライトの内、組成3の空孔分布Aおよび組成2のミクロ
組織写真B1第3図は本発明の方法で製造したMnZn
フエライトの内、組成2のHIP条件による相対密度d
/Dxの変化を示す図、第4図は本発明の方法で製造し
たMnZnフエライトのμの周波数変化を示す図、第5
図は通常の焼結法で製造したMnZnフエライトのμの
周波数特性図、第6図は本発明の方法で製造したMnZ
nフエライトのB−H曲線図である。
Claims (1)
- 1 昇温過程または保持過程の一部を真空中で行なう予
備焼結の過程と、500〜1500気圧の圧力下でかつ
1000〜1260℃の温度範囲における熱間静水圧プ
レスによる緻密化の過程と、前記熱間静水圧プレス温度
もしくはそれ以下の温度で行なう焼純過程とからなるM
nZnフェライトの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51052203A JPS5925729B2 (ja) | 1976-05-10 | 1976-05-10 | MnZnフエライトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51052203A JPS5925729B2 (ja) | 1976-05-10 | 1976-05-10 | MnZnフエライトの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52135900A JPS52135900A (en) | 1977-11-14 |
| JPS5925729B2 true JPS5925729B2 (ja) | 1984-06-20 |
Family
ID=12908209
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51052203A Expired JPS5925729B2 (ja) | 1976-05-10 | 1976-05-10 | MnZnフエライトの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5925729B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5462157U (ja) * | 1977-10-12 | 1979-05-01 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5117718B2 (ja) * | 1971-12-10 | 1976-06-04 | ||
| JPS5427558B2 (ja) * | 1973-04-12 | 1979-09-11 | ||
| JPS5226390A (en) * | 1975-08-26 | 1977-02-26 | Toyota Motor Corp | Oxidation catalyst used for the purification of exhaust gas |
-
1976
- 1976-05-10 JP JP51052203A patent/JPS5925729B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52135900A (en) | 1977-11-14 |
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