JPS5933228A - 抗腫瘍活性物質cd−01とその製法およびその製剤 - Google Patents

抗腫瘍活性物質cd−01とその製法およびその製剤

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JPS5933228A
JPS5933228A JP57143394A JP14339482A JPS5933228A JP S5933228 A JPS5933228 A JP S5933228A JP 57143394 A JP57143394 A JP 57143394A JP 14339482 A JP14339482 A JP 14339482A JP S5933228 A JPS5933228 A JP S5933228A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスタフィロコッカス属に属する細菌の一体から
得られる抗腫瘍活性を有する加熱変性デオキシリボ核酸
CD−01に関する。
スタフィロコッカス属に属する細菌の宿主介在性の抗腫
瘍活性物質については、細胞壁構築成分等が研究されて
いるが、これらのもののうち、抗腫瘍活性の筒いものけ
副作用も強く、副作用の弱いものは必ずしも抗腫瘍活性
が高くないという欠点がみられる。
先に本発明者らは結核菌から得られる抗腫瘍活性物質に
ついて柿々検討した結果、結核菌を破砕して得られる無
aill胞抽出液から分離された加熱変性デオキシリボ
核酸が宿主介在性の強力な抗Il!l!瘍活性を有し、
かつ毒1生および抗原性が極めて低いことを初めて見い
出し、特許(特願昭56−23669)を出願した。
さらに、本発明者らはスタフィロコッカス属に属する細
菌の菌体抽出物についても新規な抗腫瘍活性物質を見い
出すべく、結核菌の経験に基づいて抗腫瘍活性物質の検
索を鋭意性なった結果、スタフィロコッカス属の細菌か
ら結核菌の場合に用いたと同様の方法で調製した加熱変
性デオキシリボ核酸も高い抗j匝瘍活性を示し、かつ毒
性が極めて低く、発熱性や抗原性がほとんどないことを
確認し、本発明物質を加熱度1クユデオキシリボ核酸C
D−01と部名して、本発明を完1戊するに至った。
以下、本発明物質を単に加熱変性デオキシリボ核酸、変
性デオキシリボ核酸、デオキシリボ核酸あるいは本物質
と称することが多い。本発明によって得られるデオキシ
リボ核酸は結核菌由来の該物質と同様に宿主介在性の強
い抗1岨瘍活性を有し、その作用はこれまでに知られて
いる!IJh物細胞由来のデオキシリボ核酸等の腫瘍細
胞への直接障害作用に基づく抗腫瘍作用(Scienc
e  ν19.997゜1965、 Cancer R
e5earch 27.2342.1967゜Proc
eedings of the National A
cademy ofScience 61.207.1
968)  に比べidるかに強力である。
本発明物質とその製造法およびその宿主介在性の強力な
抗1腫瘍活性は本発明者らによって初めて明らかにされ
たものである。
すなわち本発明は、加熱変性によって抗腫Jα活性を有
せしめてなる加熱変性チオキシリボ核酸CD−01及び
その塩に関し、更に詳細には、スタフィロコツカス属細
菌より得られる抗腫瘍活性を有する加熱変性デオキシリ
ボ核酸C11−03に関し、そして、その製法及び抗腫
瘍剤に関するものである。
さらに本発明はスタフィロコッカス属細菌破砕物を遠心
分離して得られる核酸画分を加熱することを特徴とする
抗腫瘍活性を有する加熱変性デオキシリボ核酸CD−0
1の製造法に関するものである。
さらに本発明は核酸画分の分離法として無細胞抽出液に
核煎占C果剤を加え、得られる沈澱の可溶画分から分離
することを特徴とする抗腫瘍活性を有する加熱変性デオ
キシリボ核[CD−01の製造法に関するものである。
さらに本発明は核酸画分の分離法として無細胞抽出液に
核酸凝集剤を加え、得られる沈澱を水または塩類溶液に
対して透析した後加熱し、その上清から分離すること全
特徴とする抗腫瘍活性を有する加熱変性デオキシリボ核
酸CD−01の製造法に関するものである。
さらに本発明は、デオキシリポ核10 Ji’物をホ・
)80〜120℃に加熱して、抗腫瘍性を治せし5ぬる
ことを特徴とする抗腫瘍活i件を有する加熱変性デオキ
シリボ核酸CD−01の製造法である。
さらに本発明は、加熱変性によって抗腫1μ活性ケ有せ
しめてなる加熱変性デオキシリボ核酸CD−01を有効
成分とする抗)匣瘍剤である。
本発明に用いられる微生物は、スタフィロコッカス属に
属する細菌であるが、好適なもσ)とし−Cロコッカス
アフアーメンタンス(St aphy tococcu
safermentans) NCTC−7495株な
ど力;挙げられる。
微生物の培養方法や1狗体の破砕方法は、通常の方法に
従ってよい。たとえばスタフィロコッカスアウレウスの
場合はノ1−トインフユージョン培1也を用いて30℃
程度の温度で16〜20時間通気あるいは静置培養する
ことにより良好な培養物が得られ、これを遠心分離また
は濾過して菌体を得ることか出来る。得られた菌体を水
、好ましくは過当な緩衝液と充分混合し、氷冷しながら
ダイノミル(Dyno Mill )あるいはフレンチ
(French )プレスなどにより菌体を破砕して破
砕菌体懸濁液を得る。この懸濁液を遠心して無細胞抽出
液を得るが、このときの遠心分離の条件は、未破砕菌体
。
部分的に破砕された菌体、細胞壁画分等を沈滞として除
去出来る通常の遠心力で良く、たとえば5.000xg
、10分間以上遠心してその上清を取得する。
本発明における無細胞抽出液とは、破砕菌体懸濁液から
遠心分離により、未破砕菌体、部分的に破砕された菌体
、細胞壁画分等を出来るだけ除いた両分のことである。
無細胞抽出液から核酸画分を得るには、無細胞抽出液を
直接有機溶剤処理して核酸画分を得る方法(例えばマー
マー(Marmur)法やフェノール法等、以下直接有
+*溶剤法と称する)と無細胞抽出液に核酸凝集剤を加
えて核酸画分を含む沈澱を得る方法が適用可能である。
1げ接有機溶剤法は小祉規侯(通常11以下)の本発明
物質を得るのに適した方法であり、得られる核酸画分(
以下CD核酸画分と称する)に1、通常抗原性を有する
多糖や蛋白等の不純物を含崩するので密度勾配遠心法等
により不純物を出来る/どけ除去した後書られる稍裏デ
オキシリボ核順画分を加熱処理して本発明物質を侍るか
、あるいはCD核酸画分をまず加熱処理した後遠心法や
沈澱法叫によって不純物を除去して本発明物質をイII
る。
C−D核酸画分や精製デオキシリボ核酸画分の加熱処理
条件は、後述の調製法と共通するので、後に詳しく述べ
る。
本発明における加熱の目的は本発明物質の分子量分布を
調節し、2本鎖構造を1本鎖構造にかえるとともに不純
物の除去効率を高め、〜製剤化を容易にし、片時の溶解
性を高め、抗腫瘍活性が高く、かつ、毒性、副作用の低
い本発明物質を得ることである。
無料1泡抽出液に核岐凝集剤を加えて核酸画分を沈澱さ
せる方法は、核酸画分を濃縮出来るので大ilt規模の
本発明物質を得るのに適した方法である。
この方法において用いられる核酸凝集剤は通常の核酸;
疑集剤のいずれも使用可能であるが、後の工程で1+1
いた凝lb剤を簡便に除去出来るという意味で、低分子
・g(東剤が好ましい。その好適な例としては、塩化カ
ルシウム、塩化マンガン、塩化マグネシウム、硫j抜ア
ルミニウム等の多価金属陽イオンあるいはストレプトマ
イシン、カナマイシン等の水溶性塩基性抗生物質または
その塩等が挙げられる。核酸凝1技剤の使用量はその種
類により適宜選択出来るが、たとえば多価金属陽イオン
では0.1〜10%、好互しくは0.1〜3%、抗生物
質では0.(月〜l 0%、好ましくは0.1〜1%を
抽出液に対して使用するのが適当である。
操作としては無細胞抽出液に核酸凝集剤を加え、生成し
た沈澱を遠心あるいは渥過等の方法にょシ分離して核酸
画分を含む懸濁液を得る。この懸濁液より核酸凝集剤を
除くには透析が適当である。
その際に使用する水性溶媒は、核酸凝集剤の除去効率を
高めるために適当なイオン強度を有する、pHが中性附
近の緩衝液が好ゴトシい。/ことえば好適なものとして
は0.1〜]MNaCυ含有リン酸I慢衝液、  0.
1〜] MKCff り、7− ン目&緩衝液、0.1
〜IMNaCQ含有炭酸す) l)ラム緩衝(イ飢 0
.1〜]MNaC,[!含有トリス塩酸緩衝液等が挙け
られる。
核酸画分を含む懸濁液を含塩ぼり両液に対して透析した
後便すればさらに水に対して透析して塩類を除く。透析
済みの核酸画分を含む懸濁液を以下CN−1画分と称す
る。CN−1画分を寿る操作lは、全て冷却下で行ない
、核酸画分の不必要な分jl献変性を防止する。冷却温
度は0ないし10℃が好ましい。
CN−116分から本発明物質を4Uるには2つの方法
が可能である。1つの方法id:、CN−1画分から核
酸画分を分離した後、得られた核酸両分を加熱して本発
明物質を得る方法であり、もち一つの方法はCN−1画
分を加熱処理した後本発明物質を分離する方法である。
前者の方法においては、ます、CN−1画分すな有物濃
度と水性溶媒のpHや塩譲度等を調節した後、節心分離
−または、p過等の方法によりCN−1画分からデオキ
シリポ核iソを含む可溶画分を分離する。
この可溶画分から沈澱法あるいはカラムクロマト法ある
いは電気泳動法さらに要すればリボヌクレアーゼ処理法
等の方法によりデオキシリボ核酸画分を分離して、加熱
処理すれば本発明物質が得られる。CN−1画分から可
溶画分を分離する際の好適なCN−1画分の濃度は1〜
15mf/mfiである。
水性溶媒のpHは中性附近が好ましく、通常酸あるいは
塩基、あるいは緩衝液でpH5から8の範囲に調節する
。水性溶媒のイオン強度は、遠心分離等の際の沈澱の除
去効率に影響を与え、通常0.1以上が好ましく、要す
れば食塩あるいは塩化カリウム等を加えてイオン強度を
調節しても良い。
このようにA節したCN−1画分を通常20,000x
2で5分間以上遠心分離すると、核酸画分を含む清澄な
可溶画分がその上清として得られる。この上清からスト
レプトマイシンあるいは塩化マンガンあるいはセチルト
リメチルアンモニウムプロミド等を用いる沈澱法あるい
はセファローズ等を用いるカラムクロマト法あるいは塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体等を用いる電気泳動法等
によりデオキシリボ核酸画分を分離することが出来る。
以上の操作は全て0〜10℃で行うのが好−ましい。
このようにして得られたデオキシリボ核酸画分をさらに
リボヌクレアーゼ処理後加熱処理するかあるいは加熱処
理後リボヌクレアーセ処理すれば精製された本発明物質
が得られるが、加熱条件は後者の方法と共通するので後
に詳述する。
後者の方法では、まずCN−1画分を加熱するが、この
加熱操作は核酸画分の適切な変性ケ行なうことおよび不
純物を変性させ以後の本発明物質の分離操作を容易にす
ることを目的とする。加熱条件は後に示すように本発明
物質の抗jIIIL編活性にも密接に関連しており、適
切な条件範囲が存在する。
加熱の要因としては、加熱時の溶質の濃度、水性溶媒の
種類とpH,イオン強度、加熱温度、加熱口、5゛間が
挙げらn、適切な条件範囲は次のとおりである。
溶質の濃度は1〜15mf/mρが適切でめる。
水・曲溶媒が水あるい(は食塩前の含塩水(イオン強要
が0.1〜0.5)の場合は80℃ないし120℃で5
分間ないし120分間、 水性溶媒が緩衝液の場合は緩
衝液のpTIによって大きく影響され、中性附近のpH
では加熱温度は高く、加熱時間も長くし、酸性あるいは
アルカリ性では、加熱温度は低く、加熱時間も短くする
のが好ましい。
例えば水性溶媒が強酸性あるいは強アルカリ性の場合は
、加熱温度を80〜120℃に限定するものではなく、
室温付近でも充分である。また、水性溶媒がアルカリ性
の場合はpH,加熱温度および時間を適宜選択すれば本
発明物質からリボ核ばを除去しうる点で有利な場合もあ
る。
以上のごとく、逸切な加熱条件を選ぶことにより後に示
すように本発明の目的とする抗1腫瘍活性が高く、かつ
抗原1生の低い加熱変性デオキシリボ核酸を含む懸濁液
を得ることが出来る。
ここに示した加熱条件は本発明物質調製法の重要な要因
であり、本明細書で示したいずれの調製法にも適用可能
である。
このようにしてCN−1画分を加熱した佼冷却し、遠心
またはp過等の方法により沈渣を除けば、本発明物質を
含む清澄な溶液をイ4]′る。この溶液から本発明物質
を分離するのは容易であり、通常の方法によって可能で
ある。その適切な例としては、核酸凝集剤による沈鹸法
、有機溶媒による分画法カラムクロマト法あるいは電気
泳動法等とりボヌクレアーゼ処理法との組み合わせが挙
げられる。
これらの方法によって得られた本発明物質は、そのまま
製剤の原体として使用するか、あるいは凍結乾燥して乾
燥粉末にすることも可能である。
本発明物質中のデオキシリボ核酸の分子量は約3万から
100万の間に分布し、グアニン、シトシン(GC)含
量は約35%である。本発明物質の転移温度Tmは、明
確な値を示さずさらに、ヒドロキシアパタイトのカラム
クロマトグラフィーにより分析すると本発明物質が変性
された1本鎖のデオキシリボ核酸であることを意味する
。
本明細書に示した方法によって得られる物質のなかには
、加熱変性デオキシリボ核酸以外に、微i1)のリボ核
1タ、蛋白、糖等を含むものもあるが、いずれも混入物
と言える程度であり、要すればこれらはさらにM12し
て除くことが出来る。
次に実施例1において精製して得られたCD −A1に
ついて理化学的性質を調べ、その結果を示す。なお、実
施例2で得られたCD−A2の精製品についても同様の
理化学的性質を示している。
本物質、加熱変性デオキシリボ核酸CD−Alの理化学
的性質(Na塩による): (1)元素分析(%)  : C:27.13〜32.
41  H:4.24〜5.81  N:11.19〜
1348P:6.93〜8.15  Na:3.18〜
4.98(2)分子量=3万〜100万 分子量分布図は第1図に示す通り。
(3)  融 点:明(f(Nな融点を示さない。
(4)紫外線吸収スペクトル:第2図に示す通り。
(5)赤外線吸収スペクトル:第3図に示す通り。
(6)溶剤に対する溶解性:水に可溶、エタノール。
メタノール、エーテル、アセトンに不溶。
(7)呈色反応 、へ)オル/ノール反応: STS法により分画したR
NA画分に対して陰性。
B)ジフェニルアミン反応:STS法により分画したD
NA画分に対して陽性。
C)ニンヒドリン反応:本物質+ (l Itfj /
 m、(!の濃度で1婁1生。
D)アンスロン反応:本物質10 +nSi’ / m
、Qの濃度で陰性。
(8)塩基性、酸性、中性の区別二本物質の水溶液のp
Hは6.5〜′l、5である。
(9)物質の色二白色粉末 (10)特 性:加熱処理によって可溶性を付与すると
ともに、高い抗腫瘍活性を有せしめ、かつ毒性および抗
原性が極めて低くなっている。
(11)  塩基組成(%)ニゲアニン:18.1  
アデニン::う41シトシン=172 アミン:306 (方法は化学分析による) 0り 酵素処理二本*質をデオキシリボヌクレアーゼ(
(DNase l)で処理すると抗腫瘍性が・テくなる
が、リボヌクレアーゼT2(RNaseT2)の処理て
は抗j匝瘍1生は変化しない。
(13)  ヒドロキシアパタイトのカラムクロマトグ
ラフィーにより分析すると1本鎖構造である。
04)転移温度(Tm)  :測定された融解曲線から
は明確な転移温度Tmは求められない。
本発明物質が示す抗111i瘍活性の本体が、加熱炭1
隼デオキシリボ核酸であることは、本発明物質をデオキ
シリボ核酸分解酵素(DNase′I)で処理すると抗
j腫瘍活性がなくなること、本発明物質をリボ核酸分解
酵素(RN ase ’L )で処理I−ても抗腫瘍活
性が変化しないことから明らかである。
本発明物質を抗ハΦ瘍剤として用いる場合は、注射剤の
型で用いるのが好ましい。本発明物質は、単独であるい
は通常用いられる添加剤、賦型剤を加えて液剤、あるい
は同時溶解型の凍結乾燥製剤として適用可能である。
また本発明物質は水中油滴型あるいは油中水滴型ノエマ
ルジョンとしても適用可能である。
本発明物質の使用量、投与経路は適宜選択されるが使用
量は体重kgあだシ0.01ないし100mfが好壕し
く、投与経路は皮肉、皮下、静脈内、腹腔内投与や腫瘍
内投与が行なわれる。さらに本物質は経口投与も可能で
ある。
本発明物質はモルモット−守マウスの種々の+m瘍系に
対して高い抗)腫瘍作用を示す。例えばマウスの同系1
匣膓であるTMC力ルチノーマに対し−C+発明物質は
生理食塩’alに溶plI L、た型で1匝瘍卸1廁と
接触させた後、!lfb物体内に移植することによる腫
瘍の生着抑制(サブレッショ/活性)あるいtt #d
+物体内に生着した1厘ノ帽l+11識内に投与するこ
とによる抗i1W、 腐活性(リグレッション活性)に
おいて原料である菌体と同等か、あるいはそれよりも商
い抗j庫ノ爵活性を示17だ。徒だ、モルモットの同系
ハ111瘍であるライン10に対しては、油中水滴型の
本発明物質の腫瘍内投与により、本発明′物質は、原発
腫瘍の増殖抑制だけでなく、所属リンパ節への1匣膓の
転移も抑制した。
びらに本発明物質は、生理食塩液に溶解して11里瘍組
織とは異る場所に投与することによってもIMC力ルチ
ノーマに対して抗腫瘍作用を示した。
本発明物質の急性毒性はマウスに対する静脈内投与によ
る体亜kgアたりの50%致死量LD50イ直が500
m5F以上であることから、極めて低い。
また本発明物質の抗原性についても、モルモットギー試
験によって、本発明物質が極めて安全であることが判明
した。
その信奉発明物質の発熱性,疼痛性,起炎性。
肉芽形成性等も原料菌体に比較し、極めて低く、通常の
医薬としての適用には問題にならない程度であることが
、種々の試験により判明した。
各種の腫瘍細胞に対する本発明物質の細胞増殖抑制作用
を調べたところ、本発明物質は、11とんど細胞増殖抑
制作用を示さなかった。このこと7!J)ら本発明物質
は宿主の免疫反応を介して抗腫瘍作用を示すと考えられ
るので本発明物質の免疫学的活性を種々検討した。その
結果、本発明物質はマウスのキラーT細胞増強効果、お
よびマクロファージ活性化作用の他にナチュラルキラー
細胞活性増強作用を示した。
以上の種々の知見から本発明物質は抗腫瘍剤として極め
て有用なものと考えら扛る。
以下に本発明物質の製造法を実施例により、丑だ、本発
明物質の抗腫瘍剤としてV)有用性を試験例により示す
。
実施例1 ストンブトマイシンを用いて得られる懸濁液
の可溶画分から本発明物質の1Q造牛心臓浸出液  5
00mIl ペプトン     IOfi’ NaCQ        5f 水を加えて1ρにし、pH 7. 2に調節する。
Staphylococcus aureus,  F
DA209株を上記組成の培地で30℃、20時間培養
し、培養液を遠心分離処理して得た湿菌体ll O f
を4 0 m.Qの10mMリン酸緩衝液( pH 7
. 0 )  に懸濁した後、水冷下ダイノミルで破砕
し、20,000xfで20分間遠心分離して上清の無
細胞抽出液を得た。この抽出液にストレプトマイシン 0、3%になるように添加し、充分攪拌した後、4℃で
一晩装置し、生成した沈澱を遠心分離により果め、0.
5 M NaCQ含有10mMリン酸緩衝液(pH7,
0)に懸濁した。 この懸濁液をセロハンチー−プに詰
めて同じ緩衝液に対して透析し、続いて蒸留水に対して
透析して核酸画分を含む懸濁液94mρ (以下この懸
濁液をCN−1と称する)を得た。この懸濁液の固形物
濃度は16.7mf/mQであり、湿菌体あたり3.9
%の収率であった。
次にCN−1全計にNaC4を終濃度が0.9%になる
ように加えて攪拌し、加熱変性処理(100℃、60分
)した後、20,000 x?、20分間遠心分離して
上清を得た。この上清にNaCl1を最終濃度が0.4
Mになるように加えて溶解した後、セチルトリメチルア
ンモニウムプロミド(以下このものをCTABと称す。
東京化成金社製)を最終濃度が0.2%(W/V)にな
るように加えて充分攪拌し、室温に30分間静置した。
生成した沈澱を遠心分離により集め、1MNacρ液5
9mρ に溶解した後、等量のクロロホルム−イソアミ
ルアルコール(24: 1)の混液を加えて振盪、遠心
分離して水層部分を得た。この操作をさらに2回くり返
した後、得られた水層に3倍相の99.5%エタノール
を加えて攪拌し、・I Cで一晩静置した。生成した沈
澱を遠心分離により′果め、蒸留水30mQ、に溶解し
た後、蒸留水に対して透析し、積装核酸溶液を得た。こ
の溶液をl N Na0I−1で中+11後、凍結乾燥
して乾燥標品2:Nmfを(4+た。本市70 +r+
74二0.05 M酢酸緩衝液(pH4,5)  10
 mQに溶卵rした後、同緩衝液2mRに溶解したりボ
ヌクレアーゼT2  (三共会社製)200Uを添加し
、:う7℃で22時間反応させた。反応液に等;仕のク
ロロホルム−イソアミルアルコール(24:l)の混液
を加えて振盪後、遠心分離して水層部分をイ4Iた。
この操作をさらにくり返した後、水層の金融を、あらか
じめ0.5M炭酸水素アンモニウム液で洗浄した径2.
5 cm、長さ90cmのセファデックスG−100(
Pharmacja Fine Chemicals社
製)カラムに負荷し、内液で溶出した佼、最初に溶出す
る両分としてデオキシリボ核酸を含む両分を得だ。この
画分を水に対して透析した後、NaOHで中和佐、凍結
乾燥して本発明物質503mS’を得た。以下このもの
をCD−Alと称す。
CD−Alのチオキシリボ核酸の含量(純度)は5%過
塩素酸で加水分解した後、ジフェニルアミン法(Bio
chemical Journal F24 :H5,
1956)によシ定量しだ時98.5%であった。
実施例2 マーマー法による本発明物質の製造:5ta
phylococcus aureus FDA209
P株を実施例1の培地で同様の培養条件によって得た湿
菌体2607を7倍量の10 mM IJン酸緩衝液に
懸濁した後水冷下ダイノミルで破砕し、20,000x
li’f20分間遠心して無細胞抽出液を得た。この抽
出液からマーマー(Marmur、  Journal
 of Mo1e −cular Biology 3
.208.1961)法により粗デオキシリボ核酸画分
を得た。この両分を0.9%食塩液に対して透析した後
、100℃、60分加熱した。
冷却後蒸留水に対して透析、中和後凍結乾燥して得た標
品68mfに対し、実施例1と同様のスケールでリボヌ
クレアーゼT、処理を行ない、精製し、本発明物質45
.3mrを得た。以下このものをCD−A2と称す。C
D−A2のデオキシリボ核酸含量は実施例1と同様の方
法で分析すると98.+i%で;bつた。
実施例 CD−Al、10+nf f ] (l mu、のPB
Sマイナス液(条研化学社製)に溶解し、ニュクリポア
ーNo 20 (Nuclepore社製)を用いて無
菌濾過しまた。
得られたF液を1.5 rrJずつバイアル瓶に無繭的
に分注して本発明物質の液剤を得た。
実施例4 凍結乾燥製剤 CD−Al、10m1を1.0 +n[の注射用蒸留水
に溶解し、次に500m!i′のマニトールを加えて溶
フリイした後、ニュークリボアーNo20  を用いて
無菌濾過しだ。得られたp液を1. Fq mρずつ無
菌的にバイアル瓶に分注した後、凍結乾燥して本発明物
質の凍結乾燥製剤を得た。
実施例5 エマルジョン剤 CD−Al、4mVを0.5nJの生理食塩液に溶卵1
し、次にドラケオール6− vR(Drakeo+ 6
−VR。
Pen5ilvania Retining Comp
any製)とアラシー/I/A (Arlacel A
、 At1as Chemical Industri
es吸)の8.5:1.5の混液0.5mρを加えて連
結注射針を用いて油中水型のエマルジョンを得た。
試験例1  マウスIMC力ルチノーマに対する抗腫瘍
作用 本発明物質のマウスIMCカルチノーマに対する抗腫瘍
性を調べた。
試験系は次のとおりである。
CDF、  雌性マウスの皮肉に5×105個のIMC
力ルチノーマ細胞を移植し、移植後1日目から隔日に計
6回、実施例3の方法で調製した製剤を1回あたり0.
1mQずつ、腫瘍内に投与した。移植後35日目に1l
ia瘍を摘出し、その重量を測定した結果は第1表のと
おりであった。
第1表 マウスIt\IC力ルチノーマに対する抗11
11!−瘍作用 後述の検定を含めて平均腫瘍電歇および治疹例数の出現
頻度の有意差検定にはスチーーデントのt検定法とフィ
ッシャーの検定法をそれぞれ用いた。
T/Cは対照群の平均腫瘍車量に対する投与群の平均j
腫瘍東量のパーセント比である。B CGはBCGワク
チン(日本ピーシ−ジー会社製)を用いた。対照として
は生理食塩液を用いた。
試験例2  ストン4フ2 ヘパトーマに対する抗腫瘍作用 本発明物質のストン4フ2 10ヘパ]・−マに対する抗腫瘍作用を調べた。
IX].06個のライン(line)10ヘノクトーマ
腫瘍細胞をストレイン( 5train ) 2モルモ
ットの皮肉に移植し、移植後7日目に実施例3に示した
方法で調製した製剤o.lrnρを)匝瘍内に投与した
。
移植後80日目に生存例数、治癒例数、所属リンパ節へ
の転移の有無を調べた。対照としては生理食塩を用いて
同様に調製したものを用いた。
結果は第2表に示した。
第2表 ストレイン2モルモットノライン10ヘパトー
マに対する抗腫瘍作用 *:p(0.01 試験例3 核酸分解酵素処理物の抗腫瘍作用:本発明物
質を核酸分解酵素で処理することにより本発明物質の抗
腫瘍活性の本体を調べた。
試験法は次のとおりである。
CD−Alをデオキシリボ核酸分解酵素DNase 1
(Sigma Chemicals製)で処理した後得
られた分解物をクロロホルム処理してDNase lを
除き、次にセファデックスG 1 0 ( Pharm
acia Fine Che −micals製)カラ
ムにより脱塩,凍結乾燥して、本発明物質の核酸分解酵
素処理物を得た。得られた処理物の抗腫瘍活性を試験例
1と同様に試験し、第3表に示す結果を得た。
第3表 マウスIMC力ルチノーマに対する核酸分解酵
素処理物の抗腫瘍作用 ** : p(0,f)5   * : p<0.01
T/Cは対照群の平均腫瘍重量に対する投与群の平均腫
瘍重量のパーセント比である。
対照としては生理食塩液を用い、BCGはBCGワクチ
ンを用いた。
試験例4 ナチュラルキラー(NK)  細胞の活性増
強作用: 本発明物質のNKK細胞対する活性増強作用を調べた。
試験法は次のとおりである。
生理食塩液、CD−At又はCD−A2の生理食塩酸溶
解液(1mS’/r+J)を8週令のC5□BL/6系
雌性マウスに一四あたり0.3 mnn腹腔膜投与てそ
の48時間後に腹腔浸出細胞を採取した。採取液中の細
胞数を10%牛脂児血清添加RPM 11640培地で
2×lO個/mυに調整した後プラスチックシャーレに
移して37℃、5%炭酸ガス大気下で90分間インキー
ベートシ、シャーレVC付71性細胞、非付着性の細胞
を得た。谷々の細胞5×105個と51crで標識した
マウス白面病細胞YAC−1,1×10 個を37℃、
 5%炭酸ガス大気下で10%牛脂児而清添加RPMI
 ] C60培地を用いて4時間培養した。その培養上
清に遊離された5+ Crの放射能をオートガンマ−カ
ウンター(Packard製)で測定し、腹腔浸出[8
JIiWのYAC−1細胞に対する細胞障害作用を調べ
た。
第4表 N K細胞の活性増強作用 試験例5 細胞増殖直接阻害作用 本発明物質のYAC−1マウス白血病細胞とFM3AM
ウス乳癌細胞の細胞増殖に対するIM接接置害作用調べ
た。
試験系は次のとおシである。
8.4X10’個のYAC−1細胞と15.4X10’
個のFM3AM胞をそれぞれ10%牛脂児血清添加RP
M11640培地に浮遊せしめ、37℃、5%炭酸ガス
大気下で24時間培養後CD−Alを1rrlF/mβ
の最終#度に加え、同じ条件下でさらに培養を継続した
。培養開始後24時間目毎にトリパン ′ブルー染色に
より生細胞数を測定した。結果は第5表に示した。
/ 試験例6 急性毒性 1群10匹の5週令ddY系雄性マウス(平均体重23
1)にCD−Alを生理食塩液に高角イして体重] k
gあたり500+nf/を静脈内投与した。本発明物質
は投与後1週間の観察期間中、体重増加の抑制を示さず
、死亡例もなかった。この結果から本発明物質の静脈内
投与における50%致死用量L D soは500mf
/kg以上と考エラレル。
試験例7 抗原性 生理食塩液に溶解したCD−Alを1群6匹のハートレ
ー系雌性モルモット (平均休止340 ?)に1匹あ
たシ1mグずつ、週3回合計6回皮内投与して感作した
。最終感作臼から2週間経過援CI)−AIを生理食塩
液に溶解して体重kgあたり10mL?あるいは2mf
を静脈内投与した。チャレンジ前後のモルモットの行動
観察により本発明物質の抗原性を調べたところ本発明物
質はAf+記投再投与量全くアナフィラキシ−ショック
を誘発しなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明物質のセファローズCL−6Bカラノ・
クロマトによる溶出図を、第2図は同物質の紫外線吸収
スペクトルを、第3図は同物質の赤外線吸収スペクトル
を示す。 特許出願人 三井東圧化学株式会社 第 112] (] 0           10          2
0           JθS氏腋管敷 (本)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、加熱変性によって抗腫瘍活性を有せしめてなり、下
    記の理化学的性質(Na塩による)を示す加熱変性デオ
    キシリボ核酸CD−01及びその塩。 (1)元素分析(%)  : C:27.13〜32.
    41   H:4.24〜5.81  N:11.19
    〜13.4.8P:6.93〜8.15  Na:3.
    18〜4.98(2)分子量:3万〜100万 分子量分布図は第1図に示す通り。 (3)融゛ 点:明確な融点を示さない。 (4)紫外線吸収スペクトル:第2図に示す通り。 (5)赤外線吸収スペクトル:第3図に示す通り。 (6)溶剤に対する溶解性:水に可溶、エタノール。 メタノール、エーテル、アセトンに不溶。 (7)呈色反応 A)オルシノール反応: STS法により分画したRN
    A画分に対して陰性。 B)ジフェニルアミン反応: STS法により分画した
    り、NA画分に対して陽性。 C)ニンヒドリン反応二本物質1f】lLf/mQの濃
    度で陰性。 D)アンスロン反応:本物’fl ] O1rfl/ 
    mF、の濃度で陰性。 (8)塩基性、酸性、中性の区別二本物質の水溶液のp
    Hは6.5〜7.5である。 (9)物質の色:白色粉末 (10)  特性:加熱処理によって可溶性を付与する
    とともに、高い抗腫瘍活性を有せしめ、かつ重性および
    抗原性が極めて低くなっている。 01)  塩基組成(%)ニゲアニン: 18.1  
    アデニン::う41シトシン:17.2  チミン:3
    06(方法は化学分析による) 0功 酵素処理二本物質をデオキシリボヌクレアーゼf
     (DNasei)で処理すると抗腫瘍性がなくなるが
    、リボヌクレアーゼT 2 (RN a s e T2
     )の処理では抗腫瘍性は変化しない。 (13)  ヒドロキシアパタイトのカラムクロマトグ
    ラフィーにより分析すると1本鎖構造である。 0・1)転移温度(Tm ) :測定された融解曲線か
    らは明確な転移温度Tmは求められない。 2、スタフィロコッカス属菌より得られたものである特
    許請求の範囲第1項記載の加熱変性デオキシリボ核酸C
    D−01゜ 3 スタフィロコッカス属細菌破砕物を遠心分離して得
    られる無+iJI胞抽出液から得られる核酸画分を加熱
    変性することを特徴とする抗腫瘍活性を有する加熱変性
    デオキシリボ核酸CD−01の製造法。 4、核酸画分の分シ1#法として無細胞抽出液を有機溶
    剤処理して分離することを特徴とする特許請求の範囲第
    3項記載の製造法。 5、核酸画分の分離法として無細胞抽出液に核酸凝集剤
    を加え、得られる沈澱を水まだは塩類溶液に対して透析
    した後、その可溶画分から分離することを特徴とする特
    許請求の範囲第3項記載の製造法。 6、スタフィロコッカス属細菌破砕物を遠心分離(,2
    て得られる無細胞抽出液に核酸凝集剤を加え、倚らgる
    沈澱を水なたは塩類溶液に対して透析した後加熱変性し
    てその上清から分離することを特徴とする抗腫瘍活性を
    有する加熱変性デオキシリボ核酸CD−01の製造法。 7 デオキシリボ核酸含有物を約80°〜120℃に加
    熱して抗腫1g性を有せしめることを特許とする抗腫瘍
    活性を有する加熱変性デオキシリポj亥酸CD−01の
    製造法。 8、加熱変性によって抗腫瘍活性を有せしめてなる加熱
    変性デオキシリボ核酸CD−01を有効成分とする抗腫
    瘍剤。 9、加熱変性デオキシリボ核酸CD−01がスタフィロ
    コッカス属菌より得られたものである特許請求の範囲第
    8項記載の抗腫瘍剤。
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