JPS5936009B2 - 毛羽加工糸及びその製造方法 - Google Patents

毛羽加工糸及びその製造方法

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JPS5936009B2
JPS5936009B2 JP3023676A JP3023676A JPS5936009B2 JP S5936009 B2 JPS5936009 B2 JP S5936009B2 JP 3023676 A JP3023676 A JP 3023676A JP 3023676 A JP3023676 A JP 3023676A JP S5936009 B2 JPS5936009 B2 JP S5936009B2
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fluff
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fluffs
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明司 穴原
永一 加来
嗣緒 武
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Toyobo Co Ltd
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、側面が間欠的な擦過痕を有するモノフィラメ
ントから成る実質無撚マルチフィラメントがこまかい捲
縮をもち、多数の切断面が毛羽となって糸車体から突出
した嵩高な紡績糸風の風合を有する毛羽加工糸と、熱可
塑性マルチフィラメントを耐摩耗性材料の摩擦部材を有
する摩擦仮撚装置により仮撚加工する際構成モノフィラ
メントを著しく損傷せしめた後オーバーフィード状態で
絡合処理することにより、上記紡績糸風の風合を有する
毛羽加工糸を製造する方法に関する。
合成フィラメント糸条は、紡績糸に比較してすべすべし
た冷たい感じ、又は合成繊維特有のヌメリ感があり、こ
れで布帛を織った場合に保温性が少なく、手触り及び外
観共に暖かみに欠けるという欠点を有している。
このためこれまで連続マルチフィラメント糸に毛羽ルー
プ等を付与することにより、紡績糸が持つ外観、触感及
び保温性等を有し、かつ均斉度の高い糸条を得る方法及
びそれによって得られた糸などが数多く紹介されている
例えばフィラメント糸条を高摩擦体や刃物に接触させる
ことにより構成フィラメントの一部を切断して毛羽を発
生させる方法(特公昭39−6592 43−149
97 46−1974346−31824等)、連続
マルチフィラメント糸条を施撚しつ5又は施撚後切断子
に接触させ糸条構成単糸を部分的に切断した後流体処理
することにより切断された毛羽ループを絡み合わせる方
法(特公昭47−30735)、異強伸度のフィラメン
トを複数本合わせ高張力下で強撚し低強坤度のフィラメ
ントを切断した後糊付けにより毛羽の脱落を防止する方
法(特公昭44−30818)及び比較的強伸度の小さ
いアクリル系フィラメントを用いて強い流体噴射域に過
供給することによりフィラメントを撹乱絡合し、その表
層部の糸条単糸を切断する方法(特公昭47−1626
9)などが提案されている。
これらの何れによってもそれぞれ紡績糸風の毛羽をもっ
た糸が製造されうるものの、擦過体又は刃物等を用いる
場合に糸とその接触体との接圧及び角度などの微調整が
難しく、特にバルーニングによるものは、その調整が困
難であり、又接触体が糸により摩耗されて経時的変化を
起こし、糸の長手方向及び糸間の均一な品質の糸条を得
ることは困難である。
又強撚糸を切断子に接触させて毛羽糸を得る場合の施撚
方法には、スピンドル式仮撚又はリング式若しくはイタ
リ一式加熱法などがあるが、何れも加工速度が低い上に
スピンドル式ではピンに毛羽がまきつき操業性が悪化す
る。
更に毛羽の脱落を防ぐために糊付けするには、そのため
の処理工程が必要となるだけでなく、糸路の汚れ等の問
題も発生し、又流体により糸条の撹乱と切断とを与える
には比較的強伸度の小さい原糸を用いても極めて大きい
動力を必要とするため、これらの方法は加工コストの点
で不利である。
またこれ等に共通した最大の欠点は、これ等の方法によ
って得た糸を布帛にした場合にピリング発生が著しく実
用上着用困難な点にある。
このようにいずれも制約される要因が多く、企業化され
たものはほとんどない。
そこで本発明者は、これ等の問題点を鋭意研究の結果、
毛羽を有する、かさ高な、しかも抗ピリング性に優れた
毛羽加工糸と、それを高速度に安定して製造する方法を
見出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、側面の一部に間欠的な擦過症を有し
、平均破断強度39/D以下、平均破断伸度15%以下
のモノフィラメントより構成された実質無撚のマルチフ
ィラメントの仮撚加工糸からなって、該モノフィラメン
トが互いに入りまじってたるみ、ループを形成し、多数
の毛羽が基本体から突出し、さらに該多数の毛羽として
毛羽長2mm以上の毛羽を平均毛羽指数で500コ/1
0m以上有することを特徴とする毛羽加工糸及び、熱可
塑性マルチフィラメント糸を表面粗度が68を超え15
8以下である耐摩耗性材料の摩擦部材を3〜9枚有する
2本乃至3本の回転駆動軸からなる1個の摩擦仮撚装置
により速度比3〜6の範囲で仮撚加工を施した後2〜1
0%のオーバーフィード状態で流体絡合処理を施すこと
を特徴とする毛羽加工糸の製造方法である。
こ\で実質無撚とは通常のマルチフィラメントの原糸撚
すなわち50 T/M程度以下の撚数を指す。
本発明において仮撚加工と同時にモノフィラメント糸の
破断強伸度を平均値で3.9/D以下、15%以下とす
ることは、非常に重要で、これは通常の仮撚加工糸の場
合の値4〜5g/D、30%以上から比べればはるかに
低い値であるが、このように大きな損傷を糸条に与える
ことによりオーバーフィード下での流体絡合処理のみに
よっても毛羽を充分に発生せしめ得るのみならず、伸張
する場合には延伸ゾーンのニップローラーの損傷を事実
上無視し得るまでに軽減し低張力下で単繊維の切断を容
易に起させて仮撚加工によって与えた捲縮の消失を防ぎ
、しかも得られた布帛の表面毛羽の脱落を促進すること
によ°リピリング発生を完全に解消し得るのである。
か\る損傷を与えつメマルチフィラメント糸に仮撚加工
に必如な強撚を施すにはセラミック部材又は金属のベー
スにセラミックを溶射した如き耐摩擦性材料で作られた
円板を多数に重ねた2軸乃至3軸の仮撚装置が最適であ
る。
仮撚装置としては従来広くピンクイブの回転体が用いら
れて来たが、もしもこれによって本発明に必要とする如
き高度の損傷を与えるために例えば糸条に過大の強撚を
与えると、充分な強伸度低下の起る前に加工中の糸が破
断してしまったり、スピンの断面形状を角柱型にしたり
アンダフイードにより高張力下に仮撚加工すると、加工
中の毛羽発生でピンにフィラメントがまきついて操業で
きなくなったり、角柱ピンの場合は角の摩擦などもあっ
て倒れも実用上不可といわねばならない。
又摩擦部材として広く用いられているウレタン系の柔軟
なものは糸にほとんど損傷を与えることなく自らが摩耗
して長時間の使用に耐え得ないため、これも使用不可で
ある。
従って、上述の耐摩耗性材料の摩擦部材が本発明の目的
からして必須要件となるが、その中でも通常の仮撚加工
に使用される如き表面仕上の滑らかなものよりも粗ない
わばざらざらしたもの、すなわち仕上面粗さで表現する
と5S〜1588度のもの特に6Sを超えて158以下
のものが好適である。
ここでいうS表示は表面状態を触針法により計測し、そ
の山谷の高低差が平均2μであるものをISと呼ぶ。
従って、ここでは高低差が10〜30μのものが好まし
い。
このような表面粗度の周縁をもった円板を多段に重ねた
回転1駆動軸を2乃至3本、円板相互が接触せず互に適
当な深さにくいこむように組みあわせ糸をそれらの円板
の周縁に接しながら軸に漬って走行させると、円板の回
転によって回転摩擦力を受けて糸は回転しつつ加熱され
糸の表層に配列された繊維が円板粗面との接触によって
著しい切削作用を受は損傷される。
この切削作用は、加熱されたマルチフィラメントの最外
周面でのみ起り、その内周繊維は何等の影響を受けない
が周知の如く加熱されるマルチフィラメント糸中の単繊
維はマイグレーションにより断面内の相互の位置を交換
しあって、全ての単繊維が適当な周期で外層部にあられ
れるため、ある区間について見れば全ての単繊維が何れ
も適当なズレをもって切削損傷を受けることになる。
この擦過痕の例を走査型電子顕微鏡写真で撮映したもの
を第1図に示すが何れもはゾ繊維軸方向に沿った擦過傷
を受けていることがわかる。
これは摩擦部材と糸とが接する際糸の外周繊維は摩擦部
材の移動方向にはシ一致した方向に配列するためである
このような間欠的な擦過痕のうち最もきびしく損傷され
た部分が次の流体絡合処理や伸張処理により切断するが
、その点が相互にずれているから単繊維毎に切断点が長
手方向にズレることになりマルチフィラメントとしては
適当な間隔バラツキを持った毛羽の発生が得られるので
ある。
しかも切断されて毛羽とならなかった損傷個所は着用時
にこすられたりすると容易に切断して脱落しピリング防
止にも非常に重要な役割を果すのである。
摩擦仮撚装置として、単に加熱作用のみならず損傷をも
糸に与えるためには耐摩耗性材料の摩擦部材を用いるこ
とが必須であることは、上述の通りであるが、この表面
粗度は摩擦仮撚装置の構造又は加工する糸条の物性等に
応じて適宜選択されなければならない。
すなわち3本の駆動軸に回転ディスクが多段に組みこま
れた3軸タイプツイスクーは、2軸タイプツイスタ−よ
りも条の通過摩擦抵抗が小さいため損傷力かやX劣るの
で、どちらかと言えば円板表面の仕上粗度の粗いものに
したり円板の個数を増したりした方がよい。
又、ポリエステル系及びナイロン系に比べてアクリル系
、プロミックス系及びアセテートなどの如く結節強伸度
の小さいものは、どちらかと言えば表面粗度の小さいな
めらかな表面の円板を枚数少く重ねたものの方が好まし
い。
その他糸と円板周縁の速度比(=円板周縁速度/糸のひ
き出し速度)も加工条件としては重要で、通常の仮撚加
工で用いられる速度比は1.8〜2.5近辺で、これ以
下では加工中の糸の張力変動が激しく斑の発生が著しく
又はこれ以上では加熱効果はほとんど増大しないため共
に用いられていなかったが、本発明では速度比の大きい
範囲、特に3〜6近辺を用いることが、後述する如き損
傷をフィラメントに与え得るために好適である。
しかし、要するにこれらの条件選択は仮撚数を充分に高
く与えて毛羽加工糸のかさ高性を大きくなし得て、しか
も構成モノフィラメントの平均破断強伸度が夫々39/
D以下15%以下となるよう設定され\ばよい。
しかし過剰に糸条が損傷されて仮撚加工領域で多くの毛
羽が発生すると、毛羽がデリベリローラーにまきついて
糸切れとなったり、毛羽端が飛散して機台近辺を汚した
りして好ましくないため仮撚加工域での多量の毛羽の発
生は避けねばならず、従って糸条の損傷も操業性が安定
に保たれる適度のレベル以上に保たねばならぬことは言
うまでもない。
このレベルは糸条が加工張力に耐えられる破断強度であ
り、これが単繊維強度で表現すれば0.6g/D近辺が
一つの目安である。
次に以上の如く一部の構成単糸の側面を部分的に切削し
著しく損傷させた仮撚加工糸をひき続きオーバーフィー
ド状態で流体絡合処理すれば毛羽の発生と同時に構成フ
ィラメント間の絡合が行われるが発生する毛羽数が不充
分な場合は、上記の仮撚加工を施された糸を伸張し構成
単糸の一部を切断し毛羽を発生せしめた後ひき続き流体
絡合処理するとよい。
糸条を伸張する際破断伸度よりも大きい伸張を与えれば
当然のこと乍ら伸張域で糸条の破断が起り連続的な操業
は行われ難くなるので注意を要する。
紡績糸の毛羽指数は、毛羽長さの短いもの程多く、品種
によっても著しい差異があるが、第2図に示す代表例に
見られる如く通常2mm以上の毛羽指数で見て500コ
/10?7L以上であれば紡績糸特有のソフトな暖かみ
のある感触が得られるので、本発明の糸においてもこの
値をもつことが必須である。
ここではエステル綿混紡績糸45′S、・はアクリル紡
績糸40′Sを示す。
その条件を満たすためには処理するマルチフィラメント
の種類、物性及び仮撚加工条件等に応じて試行錯誤によ
り流体絡合処理条件及び伸張率を決定しなければならな
いが、伸張率の一つの目安としては仮撚加工上りの糸の
構成モノフィラメントの破断伸度の20〜80%程度が
よいようである。
こ\でいう伸張率は で定義されるが、該加工糸を伸張域へ供給する際の供給
張力と破断強伸度測定時の初荷重(0,05g/D)と
の間にズレがあるため破断伸度と伸張率との関係は厳密
には規定できず、上述の範囲も参考値である。
又伸張域の長さ、すなわち供給ローラーと引き取りロー
ラーのニップ点間の距離は、あまり厳密な制約はないが
、小さ過ぎると単糸の切断が集中的に起こるためと思わ
れるが、糸斑が増大し又全体的な毛羽の発生も小さいた
め好ましくない。
又ニップ点間の距離が長過ぎても毛羽の頻度ば減少し毛
羽が長くなる傾向にあり好ましくないから糸斑が小さく
毛羽の発生頻度がある程度大きい加工糸を得るにはニッ
プ点間距離は50m7IL〜500mML更に好ましく
は100mm〜200inが好適である。
仮撚加工後に伸張処理を受けると、構成モノフィラメン
トの強伸度は、更に低下する傾向にあるが、極くわずか
でほとんど無視し得る程である。
しかし伸張処理の有無にかXわらず仮撚加工糸の破断強
伸度そのものが小さいために、このま\で実用に供した
場合に後工程で張力を受けたり、しごかれたりすると糸
切れその他のトラブルを起す恐れがあるため渦流によっ
て糸条に絡合効果を与え得る如き性能のノズルに過供給
状態で供給して、マルチフィラメント間相互を絡合せし
めると共に流体処理により発生した毛羽のまきつけ効果
も含めて強伸度を向上せしめ、例えばまき返し製編織筒
の後工程に耐え得る実用性能を賦与するのである。
こ\に使用される流体絡合処理装置の1例である流体ノ
ズルは糸路に対し偏心することなく1乃至数個の流体導
入孔が開孔し、噴入流体が糸軸に平行に2個以上の渦流
を形成する如き通常のものが使用され得る。
流体としては空気が最も安価、安全で実用的である。
絡合域に供給される糸条は、2〜10%程度のオーバー
フィードをされていることが毛羽の発生のためにも、又
フィラメント間の絡合効果を高めるためにも必須である
更にもし得られた糸の実用上の性能向上の必要及び/又
は審美的要求から必要であれば、他の糸条を絡合域に引
き揃え状に供給し同一ノズルに供給し仮撚加工を施され
た状態の糸又は、更に伸張処理によって毛羽を発生せし
められた本発明の糸条と絡合せしめることも可能である
このように絡合処理された本発明の糸は、充分な実用性
能を持っているため単独で用いる場合には何等追撚の必
要はないが、他の糸と共に用いるような場合には両者の
絡合のために蒙宜加熱しても差し支えないことは言うま
でもない。
このようにして本発明の方法によって製造された糸条は
、捲縮による嵩高性を具備した紡績糸風の外観をもった
毛羽加工糸となり、この糸を用いた編織物はソフトで暖
かみのある従来の加工糸には見られなかった好ましい感
触を有している。
次に、本発明を実施するための装置の概要について第3
図を例として説明する。
連続多条フィラメント1は、ガイド2、フィードローラ
ー3、ヒーター4を経て、耐摩耗性材料で作られた円板
5を多段に軸6上に配列した摩擦仮撚装置7の回転円板
5に接圧走行される。
円板50表面速度は操業可能な限り大きくすることが好
ましく、通常の仮撚加工の速度比1.8〜2.5より大
きい3.0〜6.0とすることによって表面繊維側面の
損傷を増大させる。
こ\に使用される円板5の大きさは特に限定はなく直径
50mm程度、厚き4〜7mm程度の極く一般的のもの
でよい。
又供給する糸条の素材又は物性によって摩擦部材として
の円板の表面粗度、取付枚数間隔又は軸数を適宜調整す
ることによって、所定の破断強伸度を持つ糸条を加工す
ることが容易にできる。
又摩擦仮撚装置としては特にその構造に限定はな(通常
ブツシュと呼ばれる内周に糸が接する如き円筒形状のも
のでもその接糸部が耐摩耗性材料でなる摩擦部材で構成
されていれば本発明のために充分使用され得る。
このようにして得られた糸条は、解撚域Aを経てデリベ
リローラー8に導かれ、デリベリローラー8と伸張ロー
ラー90間Bにおいて連続的に糸条構成モノフィラメン
トの破断伸度のおよそ20〜80%程度の伸張率で延伸
され、構成糸条単糸の一部が切断され毛羽が多く発生さ
せられる。
この糸条は引き続き伸張ローラー・9とこれよりも遅い
周速で回転するニップローラー11との間の絡合域Cに
設置された流体絡合処理装置10に過供給状態で供給さ
れ、絡合処理を施される。
この絡合処理によって、更に多くの毛羽が発生すると共
に毛羽末端は糸本体に絡合し、糸条の強力及び集束性は
向上し、充分な実用性能を与えられ捲取りローラー13
により表面1駆動されるパッケージ12にまきとられる
捲取りの際適宜オイリングを施したり、又更に−たん捲
きあげた後必要に応じて他のパッケージにまきかえても
差支えない。
しかし、更に大きい強伸度を要求される用途に用いる場
合とか又は異色効果若しくは特殊な複合効果を得ようと
する場合には、第4図のように伸張ローラー9から他の
連続マルチフィラメント、捲縮加工糸又は紡5漬糸等の
糸14を導入して本発明の毛羽加工糸をオーバーフィー
ドしながら、これらの糸14と引き揃え状に絡合ノズル
に供給し絡合せしめてもよい。
又、図には示さないが流体処理を終えた本発明の加工糸
を他の糸に対しオーバーフィードしながら、又はするこ
となしに合撚してもよい。
15はパッケージである。以上のように仮撚加工と伸張
処理を連続的に行う方法とは別に、第5図の如く著しく
損傷させた仮撚加L糸を直ちにオーバーフィードしなが
ら流体絡合処理せしめても本発明の毛羽加工糸が得られ
る。
すなわち第5図に示すようにデリベリローラー8から送
り出された糸条1′はデリベリローラー8とニップロー
ラー11の間の絡合域C′で絡合処理を施されパッケー
ジ16にまきとられる。
なお、この場合でもデリベリローラー8から他の連続マ
ルチフィラメント、捲縮加工糸、又は紡績糸等の糸を導
入してもよい。
本発明に適用し得る原糸としては、仮撚加工し得る熱可
塑1生合成繊維のマルチフィラメントであれば倒れでも
用い得るが、特に外衣として多く用いられているポリエ
ステル、ナイロン、アクリル又はプロミックスなどの素
材が好適である。
これらの中でアクリル又はプロミックスなどは、その素
材自身の結節強伸度が低いグループに属するが、それら
に対しても、本発明の特徴とする耐摩耗性材料で構成さ
れた摩擦仮撚装置による回転1駆動を施すことによって
伸張するときに容易に切断端を発生せしめ得るものであ
る。
たマし構成モノフィラメントが損傷され部分的に破断さ
れた後も糸として適度の強伸度を保ち、且つ絡合処理に
よって後工程の実用に耐える充分なりフネスを発揮する
ためには、糸の構成フィラメント数はある程度大きいこ
とが望ましく、従ってモノフィラメントデニールは細い
方が好ましいことになるが、更に得られる糸条の曲げ硬
さから見ても通常の紡績糸に広く用いられている1〜2
D近辺の太さが適切な範囲と言える。
実施列 本発明によって種々のマルチフィラメントを加工した例
を別表に示す。
同表でサンプルA 1 、5 。7 8 10
11 12 14 16 1720.21,2
3は本発明に係り、サンプル扁2 3 4 6
9 13 15 18 1922は比較例に
係る。
加工速度は何れも400m/ mmで仮撚機のヒーター
長さは15mであった。
サンプル//61〜8は、レギュラーポリエステル(5
0D−72f)を用いて表面粗度3〜158のセラミッ
クディスクを3〜9枚組みあわせた2軸又は3軸タイプ
のツイスタ−により2.5〜4.8の速度比で仮撚加工
した後、連続して伸張率2〜4%で伸張し、直ちに3%
のオーバーフィード状態で高圧空気(2,5kg/iG
)により絡合処理した後まきあげたものである。
/461のサンプルは表面粗度108のディスク3枚を
2軸、Xこ組みこんだツイスタ−により表示した条件で
処理した例でモノフィラメントの強伸度は、本発明の条
件を満たしておりこれを用いて得た編織物は適度の毛羽
で覆われた暖かみのある感触に優れたものであった。
しかも耐ピリング性は通常のエステル綿混の紡績糸とは
ゾ同等か、やSよい程度の性能を示した。
これに対し、ツイスタ−のセラミック周縁の表面粗度を
38.68に下げたもの(サンプル廓2゜3)は伸張時
の伸張率を高くとっても、毛羽0数が不十分なため編織
物外観は貧弱な上モノフィラメントの強伸度共に大きい
ため抗ピル性が悪く実用上不可であった。
ディスクの表面粗度6Sのものはディスクの枚数を6枚
に増すと(/16.6)毛羽指数は増加するがモノフィ
ラメントの強度かや\高く、これもピリング特性が悪く
実用に供し得なかった。
サンプル/164 、5は速度比を変更したものである
が、速度比を下げた/i6.4は充分な毛羽が発生した
がモノフィラメントの伸度かや\高くピリング−かや\
悪かった。
又速度比をあげたj165は屑1に比べや\強坤度が低
下しているもの\非常に好ましいものであった。
サンプル/16.8は、3本の回転軸に各3枚のセラミ
ックディスクを設けた3軸ツイスタ−で加工したもので
この場合は/16.1に比べてディスク枚数が増してい
るにもかかわらず強伸度共に増加しているが良好な抗ビ
ル性と毛羽による紡績糸調の効果を示した。
/16.9は通常のピンタイプの仮撚加工機によって生
産された加工糸であり毛羽は全く見られず、従って抗ピ
ル性も良かったが紡績糸風の外観風合からは遠くへだた
ったものであった。
以上の如く毛羽加工糸のモノフィラメントの強伸度が3
g/D以下15%以下であれば伸張によって容易に切断
され多数の毛羽を発生すると共にその毛羽端が何らピリ
ングの心配なしに従来の加工糸には見られなかった紡績
糸風の感触を与えしかも紡績糸の場合よりもはるかに均
斉な斑のない美しい外観を兼ね具えていた。
Al0−11は塩基性可染性ポリエステル150D−7
2fに本発明を適用した例で第5図の方法の如く伸張す
ることなく仮撚加工後直ちに流体絡合せしめたが非常に
抗ピル性に優れた性質を示した。
特に412は、Allの加工を施す際流体絡合域にレギ
ュラーエステルフィラメント加工糸50D/24fをひ
きそろえ状に供給し、本発明糸をレギュラー加工糸に対
して+5%のオーバーフィードをしながら絡合せしめた
が、これを緯糸に打ちこんだ織物及び編地は異色効果と
ソフトな嵩高さとを持った美しい外観の商品価値の優れ
たものとなった。
一方、A6.13は従来のピンクイブ機によるもので、
/169と同様に加工糸として極くありふれたものでし
かなかった。
A6.16はプロミックス系繊維150D−76fに本
発明の方法を適用し毛羽加工糸として2本にひきそろえ
ミラノリブに編成したものであるが、プロミックス系繊
維特有の優雅な光沢に加えて毛羽のあるソフトなタッチ
は従来に見られない高級ニット地となった。
/16.17はA16の加工の際絡合域で通常のピンタ
イプ加工糸(プロミックス系繊維75D−25f)を供
給絡合せしめたもので、かさ高度の向上を図ったもので
ある。
通常のピンタイプ加工糸の例を/1618に示すが、美
しい光沢は他の追随を許さぬものであったが紡績糸風な
感覚は得られなかった。
/%19は毛羽指数が少ないため外観、風合とも貧弱で
あった。
420は良好であった。
/1621はふっくらとしたやわらかい感触で好評であ
ろた。
/1622はオーバーフィード率が大きすぎるため毛羽
指数が多くなりピリングに問題があり外観もややきたな
いものであった。
なお、毛羽指数はF−インデックス(敷島紡績株式会社
製)によりゲージ2間の毛羽個数をいい、平均破断強伸
度は等速伸張型引張試験機を用いて糸の中から傷つけぬ
ように取り出したモノフィラメントにつき試技207n
7IL、初荷重0.05.9/D。
引張速度100%/訓で測定した値20ケの平均値をい
う。
比較のために/16.21のものを1mML以上の毛羽
の毛羽指数で測定したものを扁23に示した。
/1623は1mm以上の毛羽以外に糸表面のこまかい
ループなども検出して本願発明の毛羽加工糸を評価する
のに不適格であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は粗面の耐摩耗性材料(セラミック)製ディスク
で仮撚加工されたポリエステルフィラメント側向の擦過
痕を示す側面図、第2図は一般の紡績糸2種について、
敷島紡績株式会社製Fインデックステスターにより測定
した毛羽長さと毛羽指数との関係を示したグラフ、第3
図は、本発明の方法を実施するに好適な装置の一例を示
す側面図、第4図は、本発明の方法で流体絡合域に他の
糸を導入、絡合せしめる装置の一例を示す側面図、第5
図は、第3図の方法を伸張せずに実施する場合の装置の
例を示す側面図である。 1・・・・・・毛羽加工用原糸、3・・・・・・フィー
ドローラー、4・・・・・・ヒーター、7・・・・・・
摩擦仮撚装置、8・・・・・・デリベリローラー、9・
・曲伸張ローラー、10・・・・・・流体絡合処理装置
、11・・・・・・ニップローラー、14・・・・・・
絡合用原糸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 側面の一部に間欠的な擦過痕を有し、平均破断強度
    3g/D以下、平均破断伸度15%以下のモノフィラメ
    ントより構成された実質無撚のマルチフィラメントの仮
    撚加工糸からなって、該モノフィラメントが互いに入り
    まじってたるみ、ループを形成し、多数の毛羽が糸車体
    から突出し、さらに該多数の毛羽として毛羽長2朋以上
    の毛羽を平均毛羽指数で500コ/ 10 m以上有す
    ることを特徴とする毛羽加工糸。 2 熱可塑性マルチフィラメント糸を表面粗度が68を
    超え158以下である耐摩耗性材料の摩擦部材を3〜9
    枚有する2本乃至3本の回転1駆動軸からなる1個の摩
    擦仮撚装置により速度比3〜6の範囲で仮撚加工を施し
    た後2〜10%のオーバーフィード状態で流体絡合処理
    を施すことを特徴とする毛羽加工糸の製造方法。
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