JPS5943579B2 - 立毛製品の加工方法 - Google Patents
立毛製品の加工方法Info
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- JPS5943579B2 JPS5943579B2 JP56017345A JP1734581A JPS5943579B2 JP S5943579 B2 JPS5943579 B2 JP S5943579B2 JP 56017345 A JP56017345 A JP 56017345A JP 1734581 A JP1734581 A JP 1734581A JP S5943579 B2 JPS5943579 B2 JP S5943579B2
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Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、立毛製品すなわち立毛を有する繊維製品の加
工方法に関する。
工方法に関する。
カットパイル又はループパイルのような立毛を有する製
品は、特異で多様な外観及び触感を有し広く使用されて
いる。
品は、特異で多様な外観及び触感を有し広く使用されて
いる。
その外観、触感等を改善するため種々の加工法が行なわ
れ又提案されている。
れ又提案されている。
これらの立毛製品製造の1つの目的は、毛皮様の製品を
得るにある。
得るにある。
しかし、周知のように、天然の毛皮は非常に複雑微妙且
つ高度な色彩と形態を有しており、それを人工的に製造
することはほとんど不可能であった。
つ高度な色彩と形態を有しており、それを人工的に製造
することはほとんど不可能であった。
例えば天然の毛皮の多くのものは、根元部、中央部、先
端部等が異なる色からなる精密な立毛を有するが、従来
そのようなものを人工的に作ることは、極めて困難で、
実際上はとんど行なわれていない。
端部等が異なる色からなる精密な立毛を有するが、従来
そのようなものを人工的に作ることは、極めて困難で、
実際上はとんど行なわれていない。
同様に、天然の毛皮では、立毛の根元部、中央部、先端
部で太さが異なる。
部で太さが異なる。
そのような立毛を有する毛皮様製品の製造法もかなり多
く提案されているが、いまだ充分な精度と実用性をもつ
ものはないと云って過言ではない。
く提案されているが、いまだ充分な精度と実用性をもつ
ものはないと云って過言ではない。
従って従来の方法で得られる毛皮様製品のほとんどのも
のは、その立毛において天然の毛皮のような複雑、高度
の色相や形態を有せず、低級なイミテーションの域を脱
していない。
のは、その立毛において天然の毛皮のような複雑、高度
の色相や形態を有せず、低級なイミテーションの域を脱
していない。
本発明の第1の目的は、天然の毛皮に匹敵するような複
雑、高度の色相、形態を有する立毛製品を製造し得る新
しい方法を提案するにある。
雑、高度の色相、形態を有する立毛製品を製造し得る新
しい方法を提案するにある。
本発明の第2の目的は、高度な意匠性や触感を有する立
毛製品を製造し得る新しい方法を提案するにある。
毛製品を製造し得る新しい方法を提案するにある。
すなわち本発明は、立毛の長さ方向に色相や濃度を変え
て染色又は脱色することが出来、更に立毛の長さ方向に
繊維の太さを変化させることが出来る方法を提案するも
のである。
て染色又は脱色することが出来、更に立毛の長さ方向に
繊維の太さを変化させることが出来る方法を提案するも
のである。
従来、立毛の長さ方向に異なった色相を与えるためには
、染料又は脱色剤を表面(立毛の先端部分)に塗布する
方法が行なわれているが、この方法は精度が不充分であ
り、且つ複雑な色相は得ることが困難である。
、染料又は脱色剤を表面(立毛の先端部分)に塗布する
方法が行なわれているが、この方法は精度が不充分であ
り、且つ複雑な色相は得ることが困難である。
立毛(パイル)の長さ方向に着色や太さを変えるように
加工する場合の最大の課題の一つは、立毛を起立した状
態に保持し且つそれに対して高精度で何らかの加工を施
すことである。
加工する場合の最大の課題の一つは、立毛を起立した状
態に保持し且つそれに対して高精度で何らかの加工を施
すことである。
本発明者等は、この点について鋭意研究の結果、遠心力
によって立毛を起立状態に保持し、且つそれに対して処
理液(例えば染色液、脱色液、溶媒、分解剤液など)の
液面(界面)を形成させ、その液面(界面)と立毛との
接触状態を制御することにより、自由に立毛の着色状態
や太さを変え得ることを見出し、特開昭56−1548
6号においてそれを提案した。
によって立毛を起立状態に保持し、且つそれに対して処
理液(例えば染色液、脱色液、溶媒、分解剤液など)の
液面(界面)を形成させ、その液面(界面)と立毛との
接触状態を制御することにより、自由に立毛の着色状態
や太さを変え得ることを見出し、特開昭56−1548
6号においてそれを提案した。
本発明者等は更に研究を続行した結果、別異の優れた方
法を見出し、本発明を完成したものである。
法を見出し、本発明を完成したものである。
本発明の方法は、立毛を有する繊維構造物を保持体に取
付けて回転させ、その遠心力により起立した立毛と、空
間を走行する繊維処理液とを接触させることを特徴とす
るものである。
付けて回転させ、その遠心力により起立した立毛と、空
間を走行する繊維処理液とを接触させることを特徴とす
るものである。
本発明において立毛とは、添毛法、植毛法、スライバー
縮性、起毛法などによって得られるカットパイル、ルー
プパイル、起毛その他のあらゆる立毛を云う。
縮性、起毛法などによって得られるカットパイル、ルー
プパイル、起毛その他のあらゆる立毛を云う。
繊維構造物とは、編物、織物、不織布シート状物及びそ
れに類似するものをいう。
れに類似するものをいう。
第10図〜第14図は毛皮或いは本発明によって得られ
る立毛製品の例を示す説明図である。
る立毛製品の例を示す説明図である。
多(の動物の毛皮は、太く長い刺毛4a及び細(短かい
綿毛4bからなる。
綿毛4bからなる。
多くの場合刺毛は先端部が細く尖り、中央部が太く、根
元部が細い。
元部が細い。
3は天然物においては皮の部分であるが、人工製品にお
いては編物、織物、不織布及びそれらの類似品からなり
基布と称する。
いては編物、織物、不織布及びそれらの類似品からなり
基布と称する。
基布3は、例えばポリウレタン弾性体やゴム系或いは非
弾性系の樹脂類を含む場合が多いが、含まぬ場合もある
。
弾性系の樹脂類を含む場合が多いが、含まぬ場合もある
。
第10図〜第13図は立毛が刺毛4aと綿毛4bの2種
からなる2重構造の例であり、第14図は立毛4が1種
のみからなる構造の例である。
からなる2重構造の例であり、第14図は立毛4が1種
のみからなる構造の例である。
第10図は立毛の先端が濃色に、根元が淡色に染め分け
られた例、第11図は先端が淡色、根元が濃色の例、第
12図及び第13図は先端及び根元が夫々ぼかし彩色さ
れた例である。
られた例、第11図は先端が淡色、根元が濃色の例、第
12図及び第13図は先端及び根元が夫々ぼかし彩色さ
れた例である。
第14図は立毛の長さ及び彩色状態が波状に変化してい
る例である。
る例である。
勿論上記濃色と淡色は1つの例であって、互いに明度又
は/及び色相の異なる2種の色の組合せで無数の配色が
得られることは明らかであろう。
は/及び色相の異なる2種の色の組合せで無数の配色が
得られることは明らかであろう。
本発明はこれらの着色が任意且つ高い精度で行なうこと
を可能にするものである。
を可能にするものである。
云うまでもな(、本発明は第10図〜第14図のような
構造物の製造に好適であるが、該図のような構造物だけ
に限定して適用されるものではない。
構造物の製造に好適であるが、該図のような構造物だけ
に限定して適用されるものではない。
すなわち綿毛と刺毛の2種の立毛からなるものに限らず
、例えば1種類の立毛のみからなるもの、或いは3種以
上の立毛からなるものにも適用される。
、例えば1種類の立毛のみからなるもの、或いは3種以
上の立毛からなるものにも適用される。
同様に立毛の太さが長さ方向に沿って変化している製品
の製造にも適用し得るが、太さは変化しないで色だけが
変化する製品の製造にも適用し得る。
の製造にも適用し得るが、太さは変化しないで色だけが
変化する製品の製造にも適用し得る。
又、立毛を一様な長さに切断(毛刈)することも出来、
或いは立毛を部分的に膨潤することや潜在巻縮糸を巻縮
発現させることも出来る。
或いは立毛を部分的に膨潤することや潜在巻縮糸を巻縮
発現させることも出来る。
立毛は巻縮していても巻縮していなくても同様に適用さ
れる。
れる。
第1図は本発明の実施例を示す横断面模式図である。
第1図において、回転体2は中心軸1のまわりに回転す
る。
る。
向転体2には基布3及び立毛4からなる立毛製品が取付
けられており、回転による遠心力によって立毛4は外方
へ起立する。
けられており、回転による遠心力によって立毛4は外方
へ起立する。
一方吐出部5からは処理液6が吐出され空間10の中を
走行して立毛4に接触した後タンク7に回収される。
走行して立毛4に接触した後タンク7に回収される。
タンク7の処理液はポンプ8によって吐出部5へ供給さ
れる。
れる。
9は・・ウジング(収納体)である。
吐出部5から吐出され空間10を走行する処理液6の速
度は重力による自然落下速度でもよく、ポンプ8により
高い圧力を加え、ノズルより噴射して高速度としてもよ
い。
度は重力による自然落下速度でもよく、ポンプ8により
高い圧力を加え、ノズルより噴射して高速度としてもよ
い。
例えば立毛の回転速度(周速)と、走行中の処理液の速
度をはg同じとすることにより、立毛と処理液の接触を
極めて円滑に行なうことが出来る。
度をはg同じとすることにより、立毛と処理液の接触を
極めて円滑に行なうことが出来る。
例えば直径1mの円筒を毎秒10回転させると、周速度
は31.4m/秒、遠心加速度は約200G(重力加速
度の200倍)である。
は31.4m/秒、遠心加速度は約200G(重力加速
度の200倍)である。
処理液60走行速度を30m/秒程度にすることは比較
的容易である。
的容易である。
空間10には空気、水蒸気、窒素などの気体を大気圧又
は加圧状態で充填してもよく減圧とすることも出来る。
は加圧状態で充填してもよく減圧とすることも出来る。
第2図は第1図のXX面矢印方向の縦断面図であり、立
毛4と処理液6との接触状態を示す説明図である。
毛4と処理液6との接触状態を示す説明図である。
立毛4と処理液6の接触状態は液面と基布との距離りを
変えることにより調節される。
変えることにより調節される。
第10図はこの距離りを一定に保持して先端部を染色し
て得られる製品の例であり、第11図は同様に先端部を
脱色して得られる製品の例である。
て得られる製品の例であり、第11図は同様に先端部を
脱色して得られる製品の例である。
同様にして距離りを徐々に移動させながら染色又は脱色
することにより、第12図及び第13図に示すようなぼ
かし彩色された製品が得られる。
することにより、第12図及び第13図に示すようなぼ
かし彩色された製品が得られる。
また処理液6として立毛の溶剤又は分解剤を使用するこ
とにより、立毛の先端を徐々に細化したり切断出来るこ
とも明らかであろう。
とにより、立毛の先端を徐々に細化したり切断出来るこ
とも明らかであろう。
第3図は走行する処理液6の形状の別の実施例で、液面
を波状にしたものである。
を波状にしたものである。
この方法により、立毛の長さ、先端の細化状態、又は色
彩が波状に変化する製品が得られる。
彩が波状に変化する製品が得られる。
第4図〜第5図は走行する処理液6が複数のノズルから
射出された複数の細流(シャワー状)の例を示す。
射出された複数の細流(シャワー状)の例を示す。
第4図は複数の細流6を直線上に配置した例であり、均
整な製品を得るために細流群6を矢印のように左右に移
動させながら処理することも出来る。
整な製品を得るために細流群6を矢印のように左右に移
動させながら処理することも出来る。
第5図は細流群6が曲線上に配置された例で、より複雑
な色彩、形状を有する例えば第14図のような製品を得
ることが出来る。
な色彩、形状を有する例えば第14図のような製品を得
ることが出来る。
第6図〜第7図は走行する処理液6の別の配置例を示す
断面図である。
断面図である。
第6図は断続的に複雑に配置された多数の細流の例を示
し、第7図はスリット状の吐出孔から吐出された断続す
る複数の帯状の流れの例を示す。
し、第7図はスリット状の吐出孔から吐出された断続す
る複数の帯状の流れの例を示す。
第8図は基布3を波状の凹凸を有する回転体2に取付け
ることにより、立毛を凹凸状に保持して処理液6と接触
させる例であり、この方法で第14図のような製品を得
ることが出来る。
ることにより、立毛を凹凸状に保持して処理液6と接触
させる例であり、この方法で第14図のような製品を得
ることが出来る。
このように走行する処理液6と基布3との距離を調節す
ることや、処理液6の流れの形状やその配置を変化させ
ること、更に、染色液、脱色液、分解又は溶解剤などの
組合せにより無数の変化に富んだ製品が得られることは
明らかであろう。
ることや、処理液6の流れの形状やその配置を変化させ
ること、更に、染色液、脱色液、分解又は溶解剤などの
組合せにより無数の変化に富んだ製品が得られることは
明らかであろう。
第9図は処理液6の吐出部5を複数個所に設けた例であ
る。
る。
この方法で、単一の処理液を使用すれば処理速度は第1
図の方法の4倍になる。
図の方法の4倍になる。
また複数の処理液を用い、夫々別の吐出部から噴射すれ
ば、より複雑な処理を同時に又は連続して行なうことが
出来る。
ば、より複雑な処理を同時に又は連続して行なうことが
出来る。
立毛の太さを変える方法は、処理液として溶媒又は分解
剤溶液を用いることが出来る。
剤溶液を用いることが出来る。
溶媒としては繊維をあまり膨潤させることなく表面から
順次溶解するものが望ましい。
順次溶解するものが望ましい。
分解剤としては、例えばポリエステル系繊維に対して、
苛性ソーダなどの強アルカリの水溶液がよく知られてお
り、この場合は繊維はほとんど膨潤することなく、表面
からまるで研磨されるように順次分解除去されるので、
特に好適である。
苛性ソーダなどの強アルカリの水溶液がよく知られてお
り、この場合は繊維はほとんど膨潤することなく、表面
からまるで研磨されるように順次分解除去されるので、
特に好適である。
例えば、立毛にポリエステル繊維(ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン
オキシベンゾエート及びそれらの共重合体、混合体など
)を用い、処理液として60〜]、 30℃、好ましく
は60〜100℃に加熱した苛性ソーダ水溶液(1〜3
0%、好ましくは1〜10%)を用い、立毛の先端を自
由に細化したり切断することが出来る。
タレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン
オキシベンゾエート及びそれらの共重合体、混合体など
)を用い、処理液として60〜]、 30℃、好ましく
は60〜100℃に加熱した苛性ソーダ水溶液(1〜3
0%、好ましくは1〜10%)を用い、立毛の先端を自
由に細化したり切断することが出来る。
本発明は前述の如く、あらゆる立毛(パイル)製品に適
用可能であり、立毛の染色、脱色、切断(毛割)太さの
変化、膨潤、溶解、分解、吸着、収縮、巻縮発現、熱処
理その他各種の処理に応用出来る。
用可能であり、立毛の染色、脱色、切断(毛割)太さの
変化、膨潤、溶解、分解、吸着、収縮、巻縮発現、熱処
理その他各種の処理に応用出来る。
本発明に適用する遠心力は、立毛を起立S<立毛中に不
必要に入りこんだ処理液を除去するに足りるものである
必要があり、通常重力加速度Gの3倍(3G)以上、多
くの場合5倍(5G)以上であるが、更に10倍(1o
G)以上特に30倍(30G)以上が好ましい。
必要に入りこんだ処理液を除去するに足りるものである
必要があり、通常重力加速度Gの3倍(3G)以上、多
くの場合5倍(5G)以上であるが、更に10倍(1o
G)以上特に30倍(30G)以上が好ましい。
遠心力による加速度が大きいほど(特に100G以上)
パイルの起立性がよく、好ましいが、他方機械的強度の
点から実際上は100OOG程度以下に限定されること
が多い。
パイルの起立性がよく、好ましいが、他方機械的強度の
点から実際上は100OOG程度以下に限定されること
が多い。
例えば半径1m、1秒間1回転の場合、遠心力は約2G
であるが、パイルの起立性や処理液の排除力かや−弱い
。
であるが、パイルの起立性や処理液の排除力かや−弱い
。
1秒間10回転では遠心加速度は約200Gであり充分
である。
である。
回転軸1の方向は、水平でも垂直でも、その他任意の角
度をもっていてもよい。
度をもっていてもよい。
勿論、処理液の温度を制御するための加熱又は冷却装置
、温度検出装置を備えることも出来る。
、温度検出装置を備えることも出来る。
立毛と処理液との接触状態は目的に応じて任意に調節す
ればよい。
ればよい。
その接触状態を時間と共に変えることも容易である。
例えば処理液とパイルとの接触状態(深さ)を正弦関数
的に変化させることも出来るし、時間と共に直線的に或
いは2次曲線的に変えることも出来、その他任意の関数
に従うもの(プログラム制御)とすることが出来る。
的に変化させることも出来るし、時間と共に直線的に或
いは2次曲線的に変えることも出来、その他任意の関数
に従うもの(プログラム制御)とすることが出来る。
複数の流れを別々に独立して制御することも容易である
。
。
立毛の走行速度は、処理液の走行速度と同一でもよく異
っていてもよい。
っていてもよい。
走行方向も同一でもよく、逆方向でもよい。
同一方向で、同程度の速度の場合は接触状態が円滑であ
り均一性のよい高精度に制御された製品が得られるので
好ましい。
り均一性のよい高精度に制御された製品が得られるので
好ましい。
しかし、逆に大きな速度差や逆方向を利用することによ
り、立毛の彩色、長さ、太さ、起立性、巻縮性等が複雑
に乱れた製品を得ることが出来、これも優れた方法であ
る。
り、立毛の彩色、長さ、太さ、起立性、巻縮性等が複雑
に乱れた製品を得ることが出来、これも優れた方法であ
る。
立毛を構成する繊維は、天然繊維及び化学繊維、合成繊
維などあらゆる繊維が使用される。
維などあらゆる繊維が使用される。
立毛を構成する繊維は1種又は2種以上のものを混用し
たものとすることが出来る。
たものとすることが出来る。
例えば、太さ、断面の形、染色性、脱色性、分解性、溶
解性、収縮性、巻縮性、潜在巻縮性、自己分割性などの
異なる2種以上の繊維からなる立毛製品、例えばジャカ
ード編織物に本発明を適用することにより、より複雑な
色彩、外観、触感をもつものを製造することが出来る。
解性、収縮性、巻縮性、潜在巻縮性、自己分割性などの
異なる2種以上の繊維からなる立毛製品、例えばジャカ
ード編織物に本発明を適用することにより、より複雑な
色彩、外観、触感をもつものを製造することが出来る。
本発明の方法では必要性に応じ高い精度で処理液の界面
を制御することが出来、立毛の部分によって異なる処理
を精密に実施出来る。
を制御することが出来、立毛の部分によって異なる処理
を精密に実施出来る。
これに対して従来の方法、例えば特公昭48−4910
号公報の第1図に示されるように容器に処理液を充たし
、上方から(重力により)立毛を垂下させその先端を浸
漬して処理する方法などでは処理液が毛細管現象によっ
て立毛の間に吸上げられ、処理すべきでない目的外の場
所が不規則に処理されたり汚染されたりするという重大
な欠点がある。
号公報の第1図に示されるように容器に処理液を充たし
、上方から(重力により)立毛を垂下させその先端を浸
漬して処理する方法などでは処理液が毛細管現象によっ
て立毛の間に吸上げられ、処理すべきでない目的外の場
所が不規則に処理されたり汚染されたりするという重大
な欠点がある。
本発明の方法ではこのような毛細管現象による処理液の
不必要部分への浸入を充分な遠心力、例えば10G以上
、特に30G以上を用いることによって、防ぐことが出
来る。
不必要部分への浸入を充分な遠心力、例えば10G以上
、特に30G以上を用いることによって、防ぐことが出
来る。
更に、一般に、立毛はそれまでの製造工程によって巻縮
したりゆるくカールしていることが多(、立毛な均整に
起立させることは困難である。
したりゆるくカールしていることが多(、立毛な均整に
起立させることは困難である。
従って、従来法では立毛に均整な処理を施すことは困難
であるが、本発明は、遠心力によって、重力の何倍もの
必要があれば何十倍、何百倍もの力で立毛を起立させる
ことが出来るので、処理の均一性は飛躍的に向上する。
であるが、本発明は、遠心力によって、重力の何倍もの
必要があれば何十倍、何百倍もの力で立毛を起立させる
ことが出来るので、処理の均一性は飛躍的に向上する。
以上の説明から明らかなように、本発明の方法は、非常
に簡単な設備で、高精度の、或いは複雑な処理を効果的
な実施可能であり、その応用範囲も極めて大きいという
、数多くの特色を有する優れたものであることは明らか
であろう。
に簡単な設備で、高精度の、或いは複雑な処理を効果的
な実施可能であり、その応用範囲も極めて大きいという
、数多くの特色を有する優れたものであることは明らか
であろう。
これらの特色は、遠心力によって起立した立毛と、空間
中を走行する処理液とを接触させることにより得られる
ものである。
中を走行する処理液とを接触させることにより得られる
ものである。
例えば、起立した立毛を静止した(水平面を形成してい
る)処理液と接触させることや、ローラー(円筒状)上
に薄層を形成している処理液と接触させても、本発明の
ような高精度又は複雑な処理は実施出来ない。
る)処理液と接触させることや、ローラー(円筒状)上
に薄層を形成している処理液と接触させても、本発明の
ような高精度又は複雑な処理は実施出来ない。
同様に、遠心力によって起立しない状態の立毛に走行す
る処理液を接触させても、本発明のような高精度又は複
雑な処理を実施することは出来ない。
る処理液を接触させても、本発明のような高精度又は複
雑な処理を実施することは出来ない。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例 1
自己巻縮性を有するアクリル系複合フイラメン)(12
0d/100f)Flをパイル糸に用い、6ナイロンフ
イラメント(140d/36f)F2を地糸に用い、カ
ットパイル織物CP、を得た。
0d/100f)Flをパイル糸に用い、6ナイロンフ
イラメント(140d/36f)F2を地糸に用い、カ
ットパイル織物CP、を得た。
CPlのパイル長さは18mmパイル単糸密度は約10
000本/crttである。
000本/crttである。
次にポリエチレンテレフタレートに対し、分子量600
のポリエチレングリコールを5%(重量)共重合したポ
リエステルをポリマーP1 とする。
のポリエチレングリコールを5%(重量)共重合したポ
リエステルをポリマーP1 とする。
このポリマーP1を溶融紡糸し、85℃で3.5倍に延
伸し、続いて145℃で熱処理して巻き取った150d
/3f(単糸50デニール)のポリエステル繊維をフィ
ラメントF3とする。
伸し、続いて145℃で熱処理して巻き取った150d
/3f(単糸50デニール)のポリエステル繊維をフィ
ラメントF3とする。
パイル織物CP1 にタフティング法でフィラメントF
3を用い1crA当り単糸約400本の密度でタフティ
ングし、パイル長50Tnrllのカットパイル織物C
P2を得た。
3を用い1crA当り単糸約400本の密度でタフティ
ングし、パイル長50Tnrllのカットパイル織物C
P2を得た。
アクリル系フィラメントF1が綿毛に相当し、ポリエス
テル系フィラメントF3が刺毛に相当し、ナイロンフィ
ラメントF2が基布に相当する訳であるがC20の刺毛
は粗硬であり触感、外見共劣ったものである。
テル系フィラメントF3が刺毛に相当し、ナイロンフィ
ラメントF2が基布に相当する訳であるがC20の刺毛
は粗硬であり触感、外見共劣ったものである。
パイル織物CP2を直径1mの円筒を有する第1図のよ
うな装置を用い、円筒2の周りに取付けて刺毛の太さを
変える加工を行った。
うな装置を用い、円筒2の周りに取付けて刺毛の太さを
変える加工を行った。
円筒2を毎秒10回転の速度で回転させる(遠心加速度
は約200G、周速度は31.4m/秒)。
は約200G、周速度は31.4m/秒)。
一方苛性ソーダ10%、アルカリ加水分解促進剤(一方
社油脂工業■DYK−1125) 1.0%の水溶液(
処理液6)をタンク7に入れ加熱して85℃とし、ポン
プ8によって吐出部5へ供給し、吐出部より毎秒32m
の速度で吐出する。
社油脂工業■DYK−1125) 1.0%の水溶液(
処理液6)をタンク7に入れ加熱して85℃とし、ポン
プ8によって吐出部5へ供給し、吐出部より毎秒32m
の速度で吐出する。
吐出部5のノズルは、第1図に示すXX2面矢印方向の
縦断面が第2図の如き基布2に対して平行なスリット状
を用い、最初は第2図で示す基布2と処理液6との距離
りを50mmになるように吐出部5をセットし、次いで
吐出部5を基布2と処理液6との距離りが30關の位置
まで90分間力4って徐々に移動し、次いで90分間か
Nつて元の(基布から50mmの)位置に戻した。
縦断面が第2図の如き基布2に対して平行なスリット状
を用い、最初は第2図で示す基布2と処理液6との距離
りを50mmになるように吐出部5をセットし、次いで
吐出部5を基布2と処理液6との距離りが30關の位置
まで90分間力4って徐々に移動し、次いで90分間か
Nつて元の(基布から50mmの)位置に戻した。
この処理で刺毛に相当するポリエステル系フィラメント
F3は中央部から先端部に亘って20mmの部分が徐々
に細くなっており、先端部は尖鋭化されていた。
F3は中央部から先端部に亘って20mmの部分が徐々
に細くなっており、先端部は尖鋭化されていた。
得られたパイル織物の触感は天然の毛皮に近いものであ
った。
った。
このパイル織物をCF2と記す。
この刺毛の太さを変える加工を施したパイル織物CP4
を同じ装置(第1図)を使って同じ回転速度で染色加工
をした。
を同じ装置(第1図)を使って同じ回転速度で染色加工
をした。
即ち塩基性染料を含む染色液(この場合処理液は染色液
になる)をタンク7に入れ基布2を浸すまで即ち、基布
2と染色液6との距離りが一〇mmとなる位置に吐出部
5をセットし、染色液6を毎秒32mで吐出しアクリル
系フィラメントF1 からなる綿毛を95℃で120
分間分間上、極めて薄い灰色(染料OWO,02%)に
着色した。
になる)をタンク7に入れ基布2を浸すまで即ち、基布
2と染色液6との距離りが一〇mmとなる位置に吐出部
5をセットし、染色液6を毎秒32mで吐出しアクリル
系フィラメントF1 からなる綿毛を95℃で120
分間分間上、極めて薄い灰色(染料OWO,02%)に
着色した。
次にこの染色液を放出し、分散染料を含む染色液をタン
ク7に入れ、90℃に加熱して、染色液6と基布2との
距離りが20urnになる位置に吐出部5をセットし、
次いで、100分間で距離りが50mmになるように徐
々に移動し染色したのち洗滌した。
ク7に入れ、90℃に加熱して、染色液6と基布2との
距離りが20urnになる位置に吐出部5をセットし、
次いで、100分間で距離りが50mmになるように徐
々に移動し染色したのち洗滌した。
ポリエステル系フィラメントF3からなる刺毛は根元部
は殆んど染色されていないで白く、中央部は薄い灰色に
着色、先端部はや又濃い灰色に着色しており、平均の染
料吸着率は0.1%owf であった。
は殆んど染色されていないで白く、中央部は薄い灰色に
着色、先端部はや又濃い灰色に着色しており、平均の染
料吸着率は0.1%owf であった。
この染色したパイル織物にポリウレタン系弾性体を裏面
に塗布しパイルを固定し、パイルにシリコーン系エマル
ジョンを含浸したのちキャリングして処理したものをC
F2 と記す。
に塗布しパイルを固定し、パイルにシリコーン系エマル
ジョンを含浸したのちキャリングして処理したものをC
F2 と記す。
パイル織物CP5はミンクの毛皮に近い非常に高度の外
観と触感を有しており、未加工のC20又はC20を単
に灰色に染色したものとは全く異なるものである。
観と触感を有しており、未加工のC20又はC20を単
に灰色に染色したものとは全く異なるものである。
第1図は本発明の実施例を示す横断面模式図であり、第
2図〜第8図は、走行中の処理液と立毛との接触状態又
は処理液の配置の具体例を示す断面図である。 第9図は本発明の別の実施例を示す横断面部分模式図で
ある。 第10図〜第14図は本発明によって得られる立毛製品
の例を示す断面模式図である。
2図〜第8図は、走行中の処理液と立毛との接触状態又
は処理液の配置の具体例を示す断面図である。 第9図は本発明の別の実施例を示す横断面部分模式図で
ある。 第10図〜第14図は本発明によって得られる立毛製品
の例を示す断面模式図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 立毛を有する繊維構造物を回転体に取付けて回転さ
せ、遠心力により起立した立毛と、空間を走行する繊維
処理液とを接触させることを特徴とする立毛製品の加工
方法。 2 遠心加速度がIOG〜10000Gである特許請求
の範囲第1項記載の方法。 3 繊維処理液が染色液又は脱色液である特許請求の範
囲第1項記載の方法。 4 繊維処理液が立毛の溶剤又は分解剤である特許請求
の範囲第1項記載の方法。 5 空間を走行する繊維処理液が重力で流下するもので
ある特許請求の範囲第1項記載の方法。 6 空間を走行する繊維処理液が複数のノズルから噴射
されたものである特許請求の範囲第1項記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56017345A JPS5943579B2 (ja) | 1981-02-06 | 1981-02-06 | 立毛製品の加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56017345A JPS5943579B2 (ja) | 1981-02-06 | 1981-02-06 | 立毛製品の加工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57133264A JPS57133264A (en) | 1982-08-17 |
| JPS5943579B2 true JPS5943579B2 (ja) | 1984-10-23 |
Family
ID=11941454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56017345A Expired JPS5943579B2 (ja) | 1981-02-06 | 1981-02-06 | 立毛製品の加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5943579B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60215842A (ja) * | 1983-11-12 | 1985-10-29 | カネボウ株式会社 | 立毛製品及びその製造方法 |
| JPS6039440A (ja) * | 1983-08-12 | 1985-03-01 | カネボウ株式会社 | 立毛製品及びその製造方法 |
| JPS60146070A (ja) * | 1984-01-09 | 1985-08-01 | 西田信毛織株式会社 | 毛布の製造方法 |
-
1981
- 1981-02-06 JP JP56017345A patent/JPS5943579B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57133264A (en) | 1982-08-17 |
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