JPS60184837A - 導電性を有する多色表面着色体の製造方法 - Google Patents

導電性を有する多色表面着色体の製造方法

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JPS60184837A
JPS60184837A JP4078884A JP4078884A JPS60184837A JP S60184837 A JPS60184837 A JP S60184837A JP 4078884 A JP4078884 A JP 4078884A JP 4078884 A JP4078884 A JP 4078884A JP S60184837 A JPS60184837 A JP S60184837A
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cationic
bath
resin
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JP4078884A
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English (en)
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浩二 岩佐
均 釜森
充 杉野谷
豊 佐野
寺田 由美子
直樹 加藤
鈴木 為之
安川 淳一
豊和 野村
遠田 和男
慎二 伊藤
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Seiko Instruments Inc
Shinto Paint Co Ltd
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Shinto Paint Co Ltd
Seiko Instruments and Electronics Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、多色表面着色体に関するもので、特に高精
度、高細度、多色化を要求される分野、例えば、表示素
子や撮像管のカラーフィルター、顕微鏡等の多色目盛な
どをより簡便な手段で製造する方法を提供するものであ
り、特に電着によって形成される導電性を有する着色層
を形成した導電性を有する多色表面着色体の製造方法に
関する。
従来技術 多色表面着色体を製造するためのもつとも簡便な手段は
印刷による方法である。しかし印刷による方法は多色刷
りの際の位置決めが難しく、高精度、高細度は実現でき
ない。そこで撮像管等の高精度、高細度のカラーフィル
ターはフォトリソグラフィーの手段を用いているのが現
状である。しかし、フォトリソグラフィーは高精度、高
細度という点では充分満足しうる手段であるが、1色作
る毎にフォトリングラフイーの工程を通す必要があり、
製造工程が極端に複雑になる。
そこで本発明者らは、かつて特願昭57−233934
号において簡易な方法でパターンが高細度化、微細化し
てもパターンずれを生ぜず、色変え毎に特殊な工程を通
す必要がないにも拘らず、堅牢な多色表面着色体を高分
子電着法で製造することを提案した。この技術によれば
基板上の導電性薄膜を電極とし高分子電着浴を用いて電
着により着色層を形成する方法によって多色表面着色体
を製造したものである0発明の目的 本発明は前記の高分子電着法による多色表面着色体の製
造方法を更に改良した方法を提供することを目的とする
。
多色表面着色体を例えば液晶表示体のような低電圧駆動
の表示体に使用する際はカラーフィルターは絶縁膜とし
て作用する為、表示素子としての実効電圧を低下させる
。従って、フィルターを極めて薄い層にするか駆動電圧
を上げる必要を生ずる。本発明はカラーフィルターとし
ての多色表面着色体の着色層に導電性を付与させること
により、この問題を解決した。そのために基板上の導電
性薄膜を電極とし、電着性高分子、色素および導電性超
微粒子を含む高分子電着液から電着により導電性を有す
る着色層を形成する方法によって多色表面着色体を製造
したものである。
本発明方法によれば導電性薄膜を、マスクを利用した蒸
着、スパッタリング、もしくはエツチング等により所望
のパターニングをほどこすことにより、高分子と色素お
よび導電性超微粒子が電圧を印加した導電部分に選択的
に電着し、所望のパターン位置からのずれのない等電性
を有する着色層を形成することが可能である。またこの
操作を繰り返すことにより、一度電着された部分には再
度着色層は形成されないので、多色化も容易に可能であ
る。この方法に用いられる基板は表面が絶縁性であれば
よく、その基板との密着性の良い導電性薄膜層を選ぶこ
とにより、その材質、形状については制限はない。
電着性高分子はアニオン性、カチオン性のいずれも使用
できるが、カチオン性高分子は陰極に析出するために本
来的に着色層が形成される導電性薄膜層の材質を広く使
用することが出来ること、電流効率の高いこと、また浴
液が安定であるなどの特徴を有しているのでカチオン性
高分子が好ましい。
発明の構成 以下に本発明の重要点である高分子電着法による導電性
を有する着色層の形成方法の一例について説明する。
この方法は第1に前記のように絶縁基板としてガラス基
板上に導電性薄膜をパターニングする。以下、これを透
明電極パターンという。第2に色素および導電性超微粒
子を含む高分子電着組成物を固形分含有量が約4〜25
重量%になるように純水で稀釈した高分子電着浴中に、
白金、ステンレスなどの対極と上記の透明電極パターン
をつけたガラス基板を浸液する。次に着色したい透明電
極パターンと対極との間に、透明電極パターンをカチオ
ン性&tif法の場合は陰極、アニオン性電着法の場合
は陽極にして約5〜300vの直流電圧を印加する。こ
の印加により色素および導電性超微粒子を含む電着A1
1i成物が電圧を印加した透明電極パターン上にのみ泳
動し、塗膜として析出し透明電極パターンを着色する。
必要な膜厚をうるには電圧、電着時間、液温などの電着
条件を調整して行なう。通常の乾燥膜厚は5μ以下であ
る。電着時間は通常5〜180秒、液温は10〜30℃
である。
必要な膜厚をつる電着時間が経過したら通電を停止し、
ガラス基板を浴から取り出し、余しように付着した浴液
を純水でよく洗滌してから加熱して塗膜を硬化させる。
このようにして1色の着色した導電性を有する透明電極
パターンが作られる。第3は赤、緑、青の3色の多色フ
ィルターを作る場合は前記した第2の着色工程を他の2
色について着色を必要とする透明電極パターン上にくり
かえす。以上により3色の導電性を有する多色フィルタ
ーが高分子電着法により作製される。
この方法は着色の際フォトリングラフイーの工程を必要
としないこと、また防染処理を必要としないことから工
程が簡単であることおよび透明電極パターンと着色層が
原理的に一致すること、精細な透明電極パターンが着色
されることなどフォトグラフィー法や印刷法の欠点を十
分解決する方法である。
次に本発明の重要点である尚分子電着法に使用される高
分子電着液について説明する。この構成は、(1)m膜
の造j換成分として、アニオン性またはカチオン性の合
成高分子樹脂、(11〕塗膜に導電性を付与する導電性
超微粒子、(fil)塗膜に透明でかつ着色を与える顔
料または染料などの色素よりなり、その他に浴成分とし
て0・J)″電着特性や浴液安定性を1.INしたり、
製造をし易くするものに使用される有機溶剤類、(V)
合成高分子樹脂を水に可溶にさせるための中和剤、(V
D塗膜表面、電着特性、浴液安定性などをよくするため
の各種助剤を含有する。
以下に構成内容について詳細に説明する。
塗膜の造膜成分として使用される合成高分子樹脂はアニ
オン性合成高分子樹脂としてはアクリル樹脂、ポリエス
テルJfit 暦、マレイン化油何脂、ポリブタジェン
樹脂、エポキシ樹脂などかあり、これらの単独あるいは
混合物、またメラミン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン
樹脂などの架橋性樹脂と併用して使用する0またカチオ
ン性合成高分子樹脂としてはアクリル樹脂、エポキシ樹
脂、ウレタン1m4脂、ポリブタジェン樹脂、ポリアミ
ド樹脂などがあり、これらの単独あるいは混合物または
ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂などの架橋性樹脂と併
用して使用する。
アニオン性介成面分子樹脂としてはアクリル樹脂、ポリ
エステル樹脂の単独あるいは混合物またはメラミン樹脂
との併用がカチオン性合成高分子樹脂としてアクリル樹
脂、エポキシ樹脂の単独あるいは混合物またはウレタン
樹脂との併用が透明性、色特性などの点から好ましい樹
脂である。これらの樹脂は電着法で使用できるようにア
ルカリ性または酸性物質で中和し、水に可溶化された形
で使用する。即ち、アニオン性合成高分子樹脂はトリエ
チルアミン、ジエチルアミン、ジメチルエタノールアミ
ン、ジイソプロパツールアミンなどのアミン類、アンモ
ニア、苛性カリなどの無機アルカリで中和する0力チオ
ン性合成高分子樹脂は、酢酸、ギ酸、プロピオン酸、乳
酸などの酸で中和し、水に可溶化された状態で水分散型
または溶解型として水に稀釈した状態で使用する。
使用される中和剤の量は、MFIQ値で示され、次の測
定方法による。この特性値は電着浴の安定性、電流効率
、塗1!ENの仕上り状態や被電着面の状態に大きな影
響を与えるための重要な特性値である。カチオン性電着
浴では15〜50が適用される範囲で好ましくは20〜
40である。
またアニオン性電着浴においては40〜130が適用さ
れる範囲で好ましくは50〜100である。上記各下限
値以下では電着浴の安定性を損うことがあり、また各上
限値をこえる場合は電流効率の低下、それによる塗膜の
仕上り状態の劣化、被塗装面の溶出あるいは破壊などを
生ずることがある。
これらの高分子樹脂はその種類により製造方法がことな
るが最も重要な樹脂の一つである力゛チオン性アクリル
樹脂について一例として説明する0 アクリル樹脂はアクリル酸エステル、メタクリル酸エス
テル、スチレンなどのビニル基ヲ有するモノマーのラジ
カル共重合によって得られる。その組成は(1)水溶化
させるための樹脂中の塩基の量、(11)反応性を付与
させるための官能基のt!、(Ill)硬度、Ov)塗
膜性能などを考慮して決められる。樹脂中への塩基の導
入は、グリシジル 。
アクリレートあるいはメタクリレートなどを使用して樹
脂中にオキシラン基を導入し、これにアミンを付加させ
て、第2あるいは第3級アミノ基をつる方法や本来塩基
性をもつ第3ブチルアミノエチルメタクリレート、ジメ
チルアミンエチルメタクリレートなどのアミノアクリレ
ートあるいはメタクリレートまたはビニルピリジンなど
を使用する方法がある。塩基性の程度は樹脂の塩基価で
示され、可溶化の程度、電着特性などに大きな影響を与
えるため重要な特性値であり、通常0.2〜2.0、好
ましくは0.4〜1.0である。塩基価が02以下では
水に対する分散性が劣り安定性に欠けることがあり、ま
た2、0以上では電流効率が低下し、着色層が形成しな
かったり、肌あれを生じたりあるいは電極の導電性薄膜
層を破壊したりすることがある。なおこの数値はカチオ
ン性アクリル樹脂のみに限定されるものではなく、カチ
オン性樹脂全般に適用される。またヒドロキシアクリレ
ートやアクリル酸アミドを使用して水分散安定性や反応
性を与えるために樹脂中に水酸基またはアミド基が導入
してもよい。モノマー組成が決定されたら通常重合は親
水性溶媒中で一般のラジカルm合間始剤を用いて溶液重
合で行なう。得られた樹脂は自己架橋性を存するか、あ
るいは場合によりブロックされたNGO基をもつウレタ
ン樹脂などの架イ喬性をもつ樹脂と併用して使用する。
塗膜に導電性を与える導電性超微粒子としては、酸化錫
、酸化インジウム、酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化カ
ドミウムなどの酸化物半導体の超微粒子、金、銀、ニッ
ケルなどの化学的に安定な金属の超微粒子を使用できる
。これらはそれぞれ単独あるいは併用して用いることが
可能であるが塗膜の透明性、’F11’4浴の安定性を
考慮すると酸化錫あるいは酸化インジウムが最も有効で
あり、それらの単独あるいは併用またはそれらと他の金
属の併用が好ましい。これらの超微粒子は塗膜の透明性
を損わないためには可視性の波長である0、 4〜0.
8声以下の平均粒径に分散する必要があり、平均粒径が
02〜03に以下になると実用上好ましい透明性を呈す
る。
また、この含有量は所望される塗膜の導′市性、粒子の
比重などによりことなるが全組成物固形分中5〜50重
督%であり、好ましくは10〜25重量%である。5%
未満では導゛屯性に寄与する効果は少なくまた50%を
超えた場合は電着特性としてのツキマワリ性を損じ平滑
で均一な塗膜が得難い。塗膜として付与された導電性は
特に液晶表示体のような低電圧でklA動する表示体に
使用された際、表示素子の実効電圧の低下を生ずること
なく、特性のよい表示効果を与えるために有用であり、
塗膜の固有抵抗値は使用される液晶の電気抵抗値と同等
乃至以下であれはよく通常1011Ω・α以下が好まし
い。
塗膜に透明でかつ着色を与える色表としては顔料または
染料が使用されるが顔料については得られる塗膜の透明
性について、染料については浴安定性電着特−性、塗膜
の耐久性などについて問題を生じないものを選択せねば
ならない。
この点から顔料ではフタロシアニン系、スレン系などの
有機顔料、酸化鉄などの酸化物、無機顔料が染料として
は油溶性あるいは分散性染料が適当である。かかる等電
性超微粒子を含めて使用される顔料などの色素類は良好
な塗膜をうるために精製して不純物を除去して使用する
のが好ましい。
また本発明の組成物には、有機溶剤類が(1)平滑な塗
膜をうる、(II)浴液安定性を向上させる、(lit
)分散を容易にする、などの目的から添加するとよい。
その種類は、エチル、ブチル、メチルセロソルブなどの
セロソルブ類、インプロパツール、ブタノールなどのア
ルコール類、グリコール、カービトール類などの親水性
溶剤が主として使用されるが場合によりキジロール、ド
ルオール、ミネラルターペンなどの疎水系溶剤も使用で
きる。
また使用される助剤としては、顔料の分散性をよくする
分散剤、塗膜の平滑性をよくするレベリング剤、浴の泡
立ちをとめる消泡剤などがある。
本発明の組成物は一般的に用いられるサンドミル、パー
ルミル、ロールミル、アトライターなどの分散機を用い
て分散されるが塗膜の透明性、平滑性をうるために十分
よく分散せねはならない。導電性超微粒子、色素類は次
に溶剤で稀釈され、かつ中和された合成高分子樹脂と混
合する。次に助剤類を添加し、最後に純水で所定の濃度
、通常固形分含量的4〜25%に稀釈してから電着法に
供する。
高分子電着法には、カチオン性高分子電着法およびアニ
オン性高分子電着法があり、いずれも実用に供せられる
がカチオン性高分子電着法に使用されるカチオン性高分
子はアニオン性高分子に比べて本質的に加水分解性が少
ないため′電着浴の安定性に侵れる。また電着の際、陰
極側に着色層を析出させるため、また組成的に高い電流
効率が得られるため極としての導電性薄膜層がうける電
解的影響が少なく、例えばアニオン性高分子では電着が
困難である酸化インジウム導電膜を導電性薄膜層として
も電着が容易に行ない得るという利点を有する。
以下に本発明を実施例にて詳しく説明する。
文中部は重量部である。
実施例 1 次の3色のカチオン電着液を作成した。
青 緑 赤 アクリル樹脂(神東塗料社製) 60部 60部 60
部エチルセロソルブ 30 30 30 イソプロピルアルコール 3 3 3 酢酸(中和剤) 1.8 1.8 1.8イオン交換水
 875.2 875.2 875.2酸化錫(T−1
、三菱金属社製) 10 10 10銀(超微粒子、真
空冶金社卸 5 5 5アクリル樹脂40部とエチルセ
ロソルブの混合液中に酸化錫、@(超微粒子)お゛よび
色票を攪拌下に加えて混合し、実験室用只采・−「ミル
(小平製作新製)゛にて、顔料粒径が0.3 p以下と
なるまで分散した。粒径の測定にはコールタ−カウンタ
ーN4を用いた。
上記分散混合物に、残余のアクリル樹脂とイソプロピル
アルコールを加えて15分間i?[Lだ後、攪拌下に酢
酸水溶液で中和後、イオン交換水で稀釈した。
得られた浴液はMEQが40であり導電性顔料として酸
化錫および銀を合計で固形分中に25重量%含有してお
り電着により得られた着色層の体積固仔抵抗は10Ω・
Gであった。
使用したアクリル樹脂の特数は不揮発分75%、塩基価
1.0、粘度60ポイズ(25℃)である。
塩基価およびMEQ値の測定は次の方法によった。
塩基価の測定 酸性化合物を含まない未中和の塩基性樹脂を固形分が約
1grになるように三角フラスコに採取する。ジオキサ
ン60ωを添加し、よく溶解させる(時により加温する
)。メチルレッドを2〜3滴添加し、1/ION −H
CIで滴定し、その変色点までに要したω数を塩基性樹
脂1gr当たりに換算し、その数値をもって塩基性樹脂
の塩基価とする。
MEQ値の測定 サンプル20meを精秤し、テトラヒドロフラン100
m(’を加え攪拌下に置き1/l0N−アルコール性K
OH溶液を滴下しながら、PHメーターでpH値を測定
し、滴定曲線を描く。滴定曲線の二つの変曲点から、そ
の中点をめ、中点までに要した1/l0N−アルコール
性KOH溶液の滴定量をめる。次いで、NEQの計算式
によりその酸濃度を計算する。
XC f : 1/l0N−アルコール性KOH溶液の力価S
:試料の重着(gr) C:試料の加熱残分 この3色の浴液を用いて、第1図に示すようなストライ
プパターンを線幅200.Ifmで赤、緑、青の111
1′1に色分けされた透過性の多色表面着色体を作製し
た。
以下、その製造方法について具体的に述べる。
■バターニング工程 1はガラスよりなる透明基板で、該透明基板上にスプレ
ーコート法により酸化インジウム透明等電膜が形成し、
次いで該透明導電膜エツチングによりストライプ状にパ
ターニングし、透明電極2.2’、2“を得る。
■電着工程 前述した如く作製した赤色電着浴中に、透明電極2.2
’、2“が形成された透明基板1を浸漬する。ストライ
プ状にパターニングされた透明電極2.2’、2“のう
ち同一色に着色したい電極例えば2を選択し、その電極
を陰極として対極との間に10〜40Vの′改正を3分
間印加する。このとき電流は通電直後、大きな電流が流
れるが、しだいに減少し、はとんど0に近づく。通電停
止後、透明基板1を引き上げ充分に水洗し、電・圧が印
加されていない部分に付着した溶液を洗い流す。水洗後
、乾燥させると、電圧を印加した電極には透明性のよい
赤色着色層が形成されている。
■硬化工程 次に、電着により形成した赤色着色層中のアクリル樹脂
を焼付けにより縮合反応を行なわせ硬化させる。焼付け
は空気中、175℃で30分行なえば硬化するが、着色
層の堅牢性を高めたい場合には、焼付は時間を長くする
か、減圧して焼付けをする。硬化後の着色層の膜厚は1
.5μmであった。
硬化した着色層は体積固有抵抗1010Ω・―の導電性
を有するが再電着が起こる導電性ではないため、再び電
着浴中に浸漬、通電しても再電着や二度染めは起らず、
二度目以降の着色層の形成については青色または緑色に
する透明電極を選択し、それぞれの色調の前述した電着
浴中で電着、硬化という工程を繰り返すことにより実現
される。
本実施例では透明電極2 、2’、 2“上にそれぞれ
赤の着色層3、緑の着色層3′、青の着色層3“をパタ
ーニング工程→赤の電着工程→硬化工程→緑の電着工程
→硬化工程→青の電着工程→硬化工程、という方法で製
造し、非常に簡便に行なわれた。この方法によれば最初
のパターニング工程で所望の精度が得られれば、後工程
での粕一度劣化はなく、本実施例においても透明電極2
 、2’、 2”と着色層3.3’、3“の間にはパタ
ーンずれ、はみ出し等は全くなかった。また得られた各
着色層は均一で酸、アルカリ、各種有機溶剤、熱水等に
犯されにくく、剥離に対する強度も充分なものであった
。使用した顔料は着色Jci中で極めて安定でカーボン
アーク試験360時間を経た後も初期光吸収率の95%
以上の値を示し、すぐれた耐光性を有していた。
本実施例のような導電性を有する多色表面着色体の応用
例としては電卓、時計等に使われる液晶素子などの表示
素子の多色化手段として有用であり、電着用″電極がそ
の抜ま表示用電極として使用でき、極めて利用価値が制
<、特にマトリクス駆動素子のような高精度、高細度な
表示の多色化手段として有利であるとともに着色層が導
電性を有するため、低電圧駆動の表示体に応用した際、
表示素子の実効電圧を低下させないという大きな利点を
も有する。
実施例 2 実施例1におけるストライプ状透明電極2゜2/ 、 
2//の線幅を20μmとして、以下、実施例1と同様
な方法で多色表面着色体を製造したところ実施例1と同
様な効果が得られた。
本実施例により、表示素子よりもより高精度、高細度が
要求される光学系の多色分割手段、例えば撮像管用のカ
ラーフィルター等にも応用可能であることが明らかにな
った。
実施例 3 実施例1において透明電極2 、2’、 2′/を酸化
錫透明導電膜により作成し、以下実施例1と同様の方法
で多色表面着色体を作成し、実施例1と同様の効果を得
た。
実施例 4 次の3色のカチオン電着浴液を作成した。
青 緑 赤 アクリル樹脂(神東塗料社製)34.5部 34.5部
 34.5部エチルセロソルブ 17.0 17.0 
17.0イソプロピルアルコール 2.0 2.0 2
.0メチルセロソルブ 80,0 80.0 80.0
酢 酸(中和剤) ’ 0.8 0.8 0.8イオン
交換水 852.9 852.9 852.91000
.0 1000.0 1000.0実施例1で用いたア
クリル樹脂3445部とエチルセロソルブ17.0部の
混合液中に、酸化錫7.8部を攪拌下に加えて混合し、
実験室用サンドグラインドミル(浅田鉄工所社製)にて
、酸化錫粒径が0.3 fi以下となるまで分散した。
粒径の測定はコールタ−カウンターN4を用いた。
この混合物にイソプロピルアルコール2.0部を加えて
15分間攪拌した後、酢酸水溶液で中和後イオン交換水
で稀釈した。
一方、メチルセロソルブ800部に青、緑、赤の各染料
5.0部をそれぞれ攪拌下で溶解させる。この溶解物を
酸化錫の分散粒子を含むアクリル樹脂水溶液に加えて、
青、緑、赤の3色の各カチオン電着浴液を作成した。こ
れら3色の浴液はMEQ = 35で固形分中に20重
量%の酸化錫を導電性顔料として含有している。この3
色の電着浴を用いて、実施例1と同様の方法で多色表面
着色体を作成して実施例1と同様の効果を得た。
実施例 5 次の3色のアニオン電着浴液を作成した。
青 緑 赤 ブチルセロソルブ 45 45 45 n−ブタノール 5 5 5 トリエチルアミン 4 4 4 イオン交換水 851 .851 851不揮発分75
%、酸価50(酸価は樹脂固形分1fの中和に要するK
OHのη数である)、粘度60ボイズ(25℃)のポリ
エステル樹脂60部のうち40部とブチルセロソルブ4
5部および酸化錫とフタロシアニンブルーを実験室用分
散機サンドグラインドミル(浅田鉄工所社製)にて、顔
料粒径が0.3 、ttとなるまで分散した。
粒径の測定にはコールタ−カウンターN4(=1−ルタ
ーカウンター社製)を使用した。顔料粒径0.3 p以
下まで分散した組成物に残余のポリエステル樹脂、メラ
ミン樹脂、n−ブp / −/l/を加えて十分混合し
た後、トリエチルアミンにて中和し、イオン交換水にて
稀釈した。
これら3色の浴液は固形分中に15重ii−%の酸化錫
を導電性顔料として含有しており、電着により得られた
着色層の体積固有抵抗は1010Ω・0であった。酸価
の測定は次の方法によった。
酸価の測定法 一定量の樹脂を一定量のアルコールまたはエーテルに溶
解させ、フェノールフタレインを指示薬として、この溶
解物を172規定水酸化カリウムで滴定する。
滴定に要した水酸化カリウムの■数を樹脂固形分12に
換算し、その値を酸価とする。
この3色のアニオン電着浴液を用いて第1図に示すよう
なストライプパターンを線幅200/’mで赤1緑・青
の順に色分けされた透過性の多色表面着色体を作製した
。
以下、その製造方法について具体的に述べる。
■バターニング工程 1はガラスよりなる透明基板で、該透明基板上にスプレ
ーコート法により酸化スズ透明導電膜を形成する。該透
明導電膜をエツチングによりストライプ状にパターニン
グし、透明電極2゜2′、2“を得る。
■電着工程 上述した如く作製した赤色電着浴中に、透明型Fi2,
2’、2“が形成された透明基板1を浸漬する。ストラ
イプ状にパターニングされた透明電極2’、2’、2“
のうち同一色に着色したい電極例えば2を選択し、その
電極を陽極として対極との間に10〜40Vの電圧を3
分間印加する。
このとき電流は通電直後、大きな電流が流れるが、しだ
いに減少し、はとんど0に近づく。通電後、透明基板1
を引き上げ充分に水洗し、電圧が印加されていない部分
に付着した溶液を洗い流す。水洗後、乾燥させると、電
圧を印加した電極には透明性のよい赤色着色層が形成さ
れている。
■硬化工程 次に、電着により形成した着色層中のポリエステル樹脂
とメラミン樹脂を焼付けにより縮合反応を行なわせ硬化
させる。焼付けは空気中、175℃で30分行なえば硬
化するが、赤色着色J−の堅牢性を高めたい場合には、
焼付は時間を長くするか、減圧して焼付けをする。硬化
後の赤色着色層の膜厚は1.5声mであった。
以後上述したのと同様にして、残る2仏前および緑の電
看工←硬化工程を繰り返し実施例1と同様の効果を得た
。
比較例 1 次のカチオン電着液を作成した。
アクリル樹脂(神東塗料社製) 60.0部エチルセロ
ソルブ 30.0 イソプロピルアルコール 3.0 酢酸(中和剤)1.8 イオン交換水 875.2 酸化錫(T−1+三菱金属社製つ 10.0銀(超微粉
、真空冶金社製)5.0 1000.0 カチオン性アクリル樹脂として、不揮発分75%、塩基
価3.0、粘度100ポイズ(25℃)の特数の樹脂を
使用した以外は実施例1と同様の方法でMEiQが40
の浴液を作成した。
この浴液中に、実施例1で用いた酸化インジウム透明導
電膜により表示電極が形成された表示基板を浸18 し
て、実施例1と同様の方法で電着を行なったが得られた
着色層は肌あれが生じ実用上不良であった。
比較例 2 次のカチオン電着浴液を作製した。
アクリル樹脂(神東塗料社製) 60.0部エチルセロ
ソルブ 30.0 インプロピノげルコール 3.0 酢酸(中和剤)1.8 イオン交換水 875.2 酸化錫(T−1,三菱金属社製) 100銀(超微粒子
、真空冶金社製)5.0 カチオン性アクリル樹脂として、不4軍発分75%、塩
基価0.1、粘度40ポイズ(25℃)の樹脂を使用し
た以外は実施例1と同様の方法でMEQが40の浴液を
作成した。
この浴液は、アクリル樹脂の凝集物を含む極めて不安定
な浴液で実用には適さな力)つた。
比較例 3 次のカチオン電着浴を作成した。
アクリル樹脂(神東塗料社製) 87.0部エチルセロ
ソルブ 43.5 イソプロピルアルコール 4.0 酢酸(中和剤)2.フ イオン交換水 832.8 酸化錫(T−1,三菱金属社製)’ 10.0銀(超微
粒子、真空冶金社製)5.0 iooo、。
浴の作成方法は、酢酸の量が異なる以外は実施例1と同
様の方法で行ないhtEQが60のカチオン電着液を得
た。
この浴液中、実施例1で用いた酸化インジウム透明尋電
膜により形成された透明電極を浸漬し、実施例1と同様
の方法で電着を行なったが得られた着色層は肌あれが生
じ実用上不良であった。
比較例 4 次のカチオン電着浴を作成した。
アクリル樹脂(神東塗料社製) 87.0部エチルセロ
ソルブ 43.5 インプロピルアルコール 4.0 酢酸(中和剤) 0.45 イオン交換水 835.05 酸化錫(T−1、三菱金属社製) 10.0銀(超微粉
、真空冶金社製)5.0 浴の作成方法は、酢酸の量が異なる以外は実施例1と同
様の方法で行ない、MBQが10のカチオン電着液を得
たが、この浴液はアクリル(σ1脂の凝集物を含む極め
て不安定な浴液であり実用に適さなかった。
発明の効果 以上、実施例で具体的に述べたように、本発明によれば
高精度、高細度を要求される導電性を有する多色表面着
色体が簡便な方法で製造でき、その精度は他の方法に比
べ、原理的にも非常にすぐれている。また得られる多色
表面着色体の着色層は導電性を有するため、低電圧駆動
の表示体に応用した際、表示素子の実効電圧を低下させ
ないという大きな利点を持ち・表示素子の多色化手段、
撮像管等の光学的多色分離手段への応用のみならず、多
方面への応用カダ期待されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による多色表面着色体の平面図、第2図
はその断面図を示す。 1−m−基板 2.2’、2“−−一電極 3゜3′、
3“−m−着色層 特許出願人 セイコー電子工業株式会社同 神東塗料株
式会社 第1図 第1頁の続き 0発 明 者 佐 野 豊 @発明者 寺1)由美子 @発明者加藤 直樹 @発明者鈴木 A2 [相]発明者安川 淳− @発明者伊藤 慎二 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイコー電子工業
株式東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイコー電子
工業株式会社内 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイコー電子工業
株式逗子市山ノ根3丁目1番7号 茅ケ崎市東海岸南2丁目1旙13号 ゛習志野南東習志
野5丁目1番1号 東京都葛飾区金町6丁目6番14号 習志野市東習志野3丁目7番24号 手続補正書(自発) 昭和59年6月28日 特許庁長官若 相和 失敗 礒 1、事件の表示 昭和59年特F+;願第40788号
2、発明の名称 導電性を有する多色表面着色体の製造方法3、補正をす
る者 事件きの関係 b許出願人 仏」九\N ) 4、代理人 5、補正の対象 6、補正の内容 (1)明細書第9頁第13行「適用される範囲で」の次
Kl”、」を挿入する。 (2)同第9頁第15行「適用される範囲で」の次に「
、」を挿入する。 (3)同第12頁第15行「5〜50重駄%」を[4〜
50ホ11とul正する。 (4)同第12頁第16行「5%朱7i:’3 Jを「
4%朱7蒲」と訂正する。 (5)同第13夏第5行rlO1lΩ”CIIIJ を
rlO’Ω・α」と訂正する。 (6)同第13亘第6行「色表」を「色泰」と訂正する
。 (′r)同第13頁第9行「浴安定性」の次Qで「、」
を4iir人する。 (8)同第13頁第12行「酸化物」の次の「、」を削
除する。 (9)同第13頁第13行「顔料が」の次に「、」を挿
入する。 (10)同第13頁第16行〜@17行「うるために」
の次に「、」を挿入する。 (11)lr+J第15頁第3行「供せられるが」の次
に1−1」を挿入する。 (12)同第15頁第4行「アチオン性高分子は」の次
に「、」を挿入する。 (13)同第26頁第2行「7タロシアニンプルー」を
「各色素」と訂正する。 以 上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板上に互いに絶縁されて配置された複数の導電層
    を形成し、次にそれらの導電層上に着色カチオン性また
    はアニオン性高分子電着浴から電着により選択的に導電
    性を有する着色層を形成し、以後上記高分子電着浴とは
    異なる色のカチオン性またはアニオン性電着浴を用いて
    上記操作をくり返すことを特徴とする多色表面着色体の
    製造方法。 2、 該カチオン性高分子電着浴に使用する高分子樹脂
    の塩基価が02〜2.0であり、かつ電着浴のMEQ値
    が15〜50である特許請求の範囲第1項記載の多色表
    面着色体の製造方法。
JP4078884A 1984-03-02 1984-03-02 導電性を有する多色表面着色体の製造方法 Pending JPS60184837A (ja)

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