JPS6020383B2 - ε−カプロラクタムの製造法 - Google Patents
ε−カプロラクタムの製造法Info
- Publication number
- JPS6020383B2 JPS6020383B2 JP5255775A JP5255775A JPS6020383B2 JP S6020383 B2 JPS6020383 B2 JP S6020383B2 JP 5255775 A JP5255775 A JP 5255775A JP 5255775 A JP5255775 A JP 5255775A JP S6020383 B2 JPS6020383 B2 JP S6020383B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lactam
- rearrangement
- caprolactam
- boron trifluoride
- ammonia gas
- Prior art date
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- Expired
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Other In-Based Heterocyclic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はシクロヘキサノンオキシムをべックマン転位
してご−カプロラクタムを製造する方法に関するもので
ある。
してご−カプロラクタムを製造する方法に関するもので
ある。
さらに詳しくは、この発明は、シクロヘキサノンオキシ
ムを三フッ化ホウ素またはその付加物の存在下にべック
マン転位して特られたご−カプロラクタム.三フッ化ホ
ウ素錆体(以下、ラクタム鍔体という)からご−カプロ
ラクタム(以下、ラクタムという)を製造する方法に関
するものである。シクロヘキサノンオキシムをべツクマ
ン転位させてラクタムを製造する方法として、従来から
シクロヘキサノンオキシムを濃硫酸、発煙硫酸、ポリリ
ン酸などの鉢酸とともに加熱する方法が公知である。
ムを三フッ化ホウ素またはその付加物の存在下にべック
マン転位して特られたご−カプロラクタム.三フッ化ホ
ウ素錆体(以下、ラクタム鍔体という)からご−カプロ
ラクタム(以下、ラクタムという)を製造する方法に関
するものである。シクロヘキサノンオキシムをべツクマ
ン転位させてラクタムを製造する方法として、従来から
シクロヘキサノンオキシムを濃硫酸、発煙硫酸、ポリリ
ン酸などの鉢酸とともに加熱する方法が公知である。
しかしながら、このような滋酸を使用した場合、ベック
マン転位生成物からラクタムを回収する際に、アルカリ
で中和する必要があり、通常、多量の副生塩が生成する
。従ってt この改良法として種々の転位剤を使用する
方法が提案されているが、そのうち特に三フッ化ホウ素
およびその付加物を転位剤としてシクロヘキサノンオキ
シムのべツクマン転位に適用する方法が有効であること
が知られている。
マン転位生成物からラクタムを回収する際に、アルカリ
で中和する必要があり、通常、多量の副生塩が生成する
。従ってt この改良法として種々の転位剤を使用する
方法が提案されているが、そのうち特に三フッ化ホウ素
およびその付加物を転位剤としてシクロヘキサノンオキ
シムのべツクマン転位に適用する方法が有効であること
が知られている。
〔J.org、Chem、20,1482〜1490(
1955)記載〕しかしながら、この方法によると転位
生成物はラクタム錯体として得られるため、これからラ
クタムを遊離させる必要がある。そこで、この発明者ら
はラクタム鉛体にアンモニアガスを作用させてラクタム
を遊離する方法について鋭意検討した結果、この発明に
到達した。すなわち、この発明者は、シクロヘキサノン
オキシムを三フッ化ホウ素またはその付加物の存在下に
べックマン転位させラクタムを製造する方法において、
得られたラクタム錆体を芳香炭化水素またはハロゲン化
炭化水素に溶解してアンモニアガスを導入し、ラクタム
を取得することを特徴とするラクタムの製造法に関する
ものである。
1955)記載〕しかしながら、この方法によると転位
生成物はラクタム錯体として得られるため、これからラ
クタムを遊離させる必要がある。そこで、この発明者ら
はラクタム鉛体にアンモニアガスを作用させてラクタム
を遊離する方法について鋭意検討した結果、この発明に
到達した。すなわち、この発明者は、シクロヘキサノン
オキシムを三フッ化ホウ素またはその付加物の存在下に
べックマン転位させラクタムを製造する方法において、
得られたラクタム錆体を芳香炭化水素またはハロゲン化
炭化水素に溶解してアンモニアガスを導入し、ラクタム
を取得することを特徴とするラクタムの製造法に関する
ものである。
この発明に使用するラクタム鎖体は、シクロヘキサノン
オキシムを三フッ化ホウ素またはその付加物の存在下に
べツクマソ転位を行なうことにより得られる、転位剤の
三フッ化ホウ素またはその付加物として、例えば酢酸付
加物、エチルェーナル付加物、フェノール付加物などが
使用可能であるが、特に脂肪族有機酸の使用が有利であ
る。シクロヘキサノンオキシムに対する三フッ化ホウ素
のモル比は0.1以上、好ましくは1.0以上である。
転位は無溶媒でも実施し得るが、一般には溶媒中で実施
される。
オキシムを三フッ化ホウ素またはその付加物の存在下に
べツクマソ転位を行なうことにより得られる、転位剤の
三フッ化ホウ素またはその付加物として、例えば酢酸付
加物、エチルェーナル付加物、フェノール付加物などが
使用可能であるが、特に脂肪族有機酸の使用が有利であ
る。シクロヘキサノンオキシムに対する三フッ化ホウ素
のモル比は0.1以上、好ましくは1.0以上である。
転位は無溶媒でも実施し得るが、一般には溶媒中で実施
される。
溶媒としては三フッ化ホウ素に対して不活性な通常の有
機溶媒、例えば酢酸のような液状の脂肪酸、ベンゼン、
トルェン、キシレン、キュメンのような芳香族炭化水素
が使用される。また転位は、通常、50〜150oo、
特に90〜120qoで実施するのが好ましい。
機溶媒、例えば酢酸のような液状の脂肪酸、ベンゼン、
トルェン、キシレン、キュメンのような芳香族炭化水素
が使用される。また転位は、通常、50〜150oo、
特に90〜120qoで実施するのが好ましい。
なお、転位剤を過剰に使用する場合には、70〜80℃
のような低温でも実施することができる、また転位は、
好ましくは不活性ガス雰囲気中で大気圧下、減圧下また
は加圧下で実施され、一般には5〜50分で終了する。
この転位生成物はラクタム錆体であり、次に、これをベ
ンゼン、トルエン、エチルベンゼン、キュメンのような
芳香族炭化水素、または塩化エチレン、クロロホルム、
四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素に溶解し、アン
モニアガスを導入して、ラクタム錯体中の三フッ化ホウ
素をトリフルオロアンミンホウ素(以下、アンモニア鈴
塩という)の沈殿として分離させ、一方、遊離したラク
タムを前記溶媒から取得する。なお、この反応は:フッ
化ホウ素の加水分解を抑制するため、できるだけ脱水状
態で行なうのが好ましい。アンモニアガスの導入は室温
付近の温度で十分であり、アンモニアガスを余り急激に
吹込むと遊離したラクタムの一部分が、生成するアンモ
ニアガス錯塩の沈殿中に包含され、また余り遅いとこの
反応に長時間を要するため、装置によっても異なるが、
通常、アンモニアガスを0.1〜1夕/minの割合で
導入するのが適当である。
のような低温でも実施することができる、また転位は、
好ましくは不活性ガス雰囲気中で大気圧下、減圧下また
は加圧下で実施され、一般には5〜50分で終了する。
この転位生成物はラクタム錆体であり、次に、これをベ
ンゼン、トルエン、エチルベンゼン、キュメンのような
芳香族炭化水素、または塩化エチレン、クロロホルム、
四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素に溶解し、アン
モニアガスを導入して、ラクタム錯体中の三フッ化ホウ
素をトリフルオロアンミンホウ素(以下、アンモニア鈴
塩という)の沈殿として分離させ、一方、遊離したラク
タムを前記溶媒から取得する。なお、この反応は:フッ
化ホウ素の加水分解を抑制するため、できるだけ脱水状
態で行なうのが好ましい。アンモニアガスの導入は室温
付近の温度で十分であり、アンモニアガスを余り急激に
吹込むと遊離したラクタムの一部分が、生成するアンモ
ニアガス錯塩の沈殿中に包含され、また余り遅いとこの
反応に長時間を要するため、装置によっても異なるが、
通常、アンモニアガスを0.1〜1夕/minの割合で
導入するのが適当である。
なお、このアンモニアガスの導入に当り、転位剤として
三フッ化ホウ素の付加物を使用した場合には、付加物を
構成する三フッ化ホウ素以外の成分、すなわち酢酸、エ
チルエーテル、フェノールなどを予め蒸留などにより除
去する必要がある。また転位を酢酸溶媒中で行なった場
合にも酢酸を予め除去しておくことが必要であるが、転
位をベンゼン、トルエン、キシレン、キユメンのような
芳香族炭化水素溶媒中で行なった場合には、これらの溶
媒を除去することなくそのままの状態でアンモニアガス
を導入することができる。前記溶媒に溶解したラクタム
は例えば蒸留などの通常の操作により溶媒を留去するこ
とによって取得される。
三フッ化ホウ素の付加物を使用した場合には、付加物を
構成する三フッ化ホウ素以外の成分、すなわち酢酸、エ
チルエーテル、フェノールなどを予め蒸留などにより除
去する必要がある。また転位を酢酸溶媒中で行なった場
合にも酢酸を予め除去しておくことが必要であるが、転
位をベンゼン、トルエン、キシレン、キユメンのような
芳香族炭化水素溶媒中で行なった場合には、これらの溶
媒を除去することなくそのままの状態でアンモニアガス
を導入することができる。前記溶媒に溶解したラクタム
は例えば蒸留などの通常の操作により溶媒を留去するこ
とによって取得される。
この発明の方法を実施することによって〜 ラクタム錯
体かラクタムをほぼ定量的に製造することができる。
体かラクタムをほぼ定量的に製造することができる。
実施例 1
シクロヘキサノンオキシムを三フッ化ホウ素でべックマ
ン転位して得たラクタム鍵体6.47gを乾燥ベンゼン
130の‘に溶解し、蝿拝しながら室温で乾燥アンモニ
アガスを0.35夕/minの割合で液中に吹込んだ。
ン転位して得たラクタム鍵体6.47gを乾燥ベンゼン
130の‘に溶解し、蝿拝しながら室温で乾燥アンモニ
アガスを0.35夕/minの割合で液中に吹込んだ。
アンモニアガスの吹込み開始と同時に液が白濁し、白色
沈殿が生成し始め、液温は次第に上昇し最高5℃まで昇
温した。乾燥アンモニアガスを3の分間通じた後、反応
液を傷裕上で3の分間リフラックスして液中のアンモニ
アガスを系外に迫出し、数分間静覆して透明なべンゼン
層と白色のアンモニア錯塩の沈殿層に分けた。ベンゼン
層を蒸留したところラクタム4.02gが得られた。そ
の収率は99.4%であった。なお前記沈殿を炉別、乾
燥して白色粉末3.05gを得た。これを分析したとこ
ろ、NH3とBF3とのモル比がほぼ1:1のトリフル
オロアンミンホウ素であることがわかつた。実施例 2 シクロヘキサノンオキシムを三フッ化ホウ素でべックマ
ン転位して得たラクタム鍔体6.47gを乾燥塩化エチ
レン130の‘に溶解し、室温でアンモニアガスを0.
35そ/minの割合で液中に吹込み、塩化エチレン層
と白色沈殿のアンモニア鍔塩とに分けた。
沈殿が生成し始め、液温は次第に上昇し最高5℃まで昇
温した。乾燥アンモニアガスを3の分間通じた後、反応
液を傷裕上で3の分間リフラックスして液中のアンモニ
アガスを系外に迫出し、数分間静覆して透明なべンゼン
層と白色のアンモニア錯塩の沈殿層に分けた。ベンゼン
層を蒸留したところラクタム4.02gが得られた。そ
の収率は99.4%であった。なお前記沈殿を炉別、乾
燥して白色粉末3.05gを得た。これを分析したとこ
ろ、NH3とBF3とのモル比がほぼ1:1のトリフル
オロアンミンホウ素であることがわかつた。実施例 2 シクロヘキサノンオキシムを三フッ化ホウ素でべックマ
ン転位して得たラクタム鍔体6.47gを乾燥塩化エチ
レン130の‘に溶解し、室温でアンモニアガスを0.
35そ/minの割合で液中に吹込み、塩化エチレン層
と白色沈殿のアンモニア鍔塩とに分けた。
Claims (1)
- 1 シクロヘキサノンオキシムを三フツ化ホウ素または
その付加物の存在下にベツクマン転位させε−カプロラ
クタムを製造する方法において、得られたε−カプロラ
クタム.三フツ化ホウ素錯体を芳香族炭化水素またはハ
ロゲン化炭化水素に溶解してアンモニアガスを導入し、
ε−カプロラクタムを取得することを特徴とするε−カ
プロラクタムの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5255775A JPS6020383B2 (ja) | 1975-05-02 | 1975-05-02 | ε−カプロラクタムの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5255775A JPS6020383B2 (ja) | 1975-05-02 | 1975-05-02 | ε−カプロラクタムの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS51128992A JPS51128992A (en) | 1976-11-10 |
| JPS6020383B2 true JPS6020383B2 (ja) | 1985-05-21 |
Family
ID=12918105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5255775A Expired JPS6020383B2 (ja) | 1975-05-02 | 1975-05-02 | ε−カプロラクタムの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6020383B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02200392A (ja) * | 1989-01-30 | 1990-08-08 | Nippondenso Co Ltd | レーザ加工用ノズルおよびレーザ加工方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2786180B1 (fr) * | 1998-11-19 | 2001-11-23 | Rhone Poulenc Fibres | Procede de traitement de lactames et procede de purification d'un lactame |
-
1975
- 1975-05-02 JP JP5255775A patent/JPS6020383B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02200392A (ja) * | 1989-01-30 | 1990-08-08 | Nippondenso Co Ltd | レーザ加工用ノズルおよびレーザ加工方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS51128992A (en) | 1976-11-10 |
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