JPS6035405B2 - 自然崩壊によるMg−AL系合金粉末の製造法 - Google Patents

自然崩壊によるMg−AL系合金粉末の製造法

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JPS6035405B2
JPS6035405B2 JP53012314A JP1231478A JPS6035405B2 JP S6035405 B2 JPS6035405 B2 JP S6035405B2 JP 53012314 A JP53012314 A JP 53012314A JP 1231478 A JP1231478 A JP 1231478A JP S6035405 B2 JPS6035405 B2 JP S6035405B2
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典雄 裕川
雅裕 橋本
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Showa Denko KK
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  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はMg−AI系合金、さらに詳しくはMg−N合
金もしくはMg−AI一Si合金、又はこれらにFeを
含有した合金粉末の自然崩壊による製造法に関する。
このMg−N系合金粉末は熔銑及び溶鋼の脱硫、脱酸、
或いは粉末冶金等に利用される。従来一般に金属合金粉
末を工業的に得る方法としてはボールミル等に代表され
る機械的粉砕法や噂霧法に代表される溶湯粉化法が主に
採用されて、いる。
しかしこれらの方法は一般に能率が悪く、粒度分布が広
くなる。また装置の設備費や維持費が高くつく等の欠点
がある。また機械的粉砕においては粉塵や騒音等の環境
対策費も充分に考慮しなければならない。さらにはMg
合金系は、Mgが酸素との親和力が著しく大きいため、
上記一般的粉砕法は酸化燃焼の危険性を有することから
も不向きである。本発明の目的は、機械的粉砕法や落陽
粉化法等のような特別な装置を必要とせず、また粉末化
に必要とされる外部エネルギーを供給することなく、か
つ特別な集塵対策も必要としないで、安価なMg−AI
系合金粉末を容易に得ることにある。
またMg−山系合金の港製においても大気下あるいは大
気下フラックス被覆で容易に港製できることを目的とす
る。さらに本発明の他の目的はMg−AI系合金粉末を
鉄鋼の脱酸及び脱硫用として使用した場合に、有害元素
であるPの含有量を該合金の自然崩壊に必要な最底限の
量に抑えることである。
本発明者は特定の組成領域のMg−AI系合金に湯にP
を添加溶解させ、冷却凝固後大気下に放しておくだけで
自然に崩壊し、粉末化することを詳細な実験により確認
し、本発明に到達した。
合金組成を添付のMg−N−Si系3元状態図で示すと
図1のA,B,C,D,Eに囲まれた領域内である。こ
の図において、各線上の組成を含む。従って、A,B線
上はMg−山の二成分系、その他はMg−AI−Siの
三成分系となる。またこの図には表わせれてないが、こ
れらの合金組成において、Feを含有させると崩壊現象
を促進させる傾向があり、そして合金粉末を鉄鋼の脱硫
及び脱酸剤等に使用する場合にFeは存在していても何
ら差支えないので、Feを含有させてもよい。しかしあ
まり多過ぎると合金粉末の価値が下がるので30%まで
が適当である。即ち、本発明の第1はAI35〜70%
(重量%、以下同じ)、Mg30〜65%からなる合金
熔湯にPを3.0%以下添加、溶解後冷却凝固、吸湿さ
せることからなり、本発明の第2は、AI35〜70%
,Mg30〜65%および、Fe30%以下からなる合
金溶湯にPを3.0%以下添加、溶解後冷却凝固、吸湿
させることからなり、本発明の第3図は添付図面の三元
状態図のA(AI35%,M範5%),8(山70%,
Mg30%),C(針30%,Mg30%,Si40%
),D(AIlO%,Mg50%,Si40%),E(
AIlO%,Mg65%,Sj25%)の領域内に囲ま
れた組成(但しA,B線上は含まず)、からなる合金港
湯にPを3.0%以下添加、溶解後冷却凝固、吸湿させ
ることからなり、本発明の第4は、添付図面の三元状態
図のA(AI35%,M雛5%)、B(AI70%,M
s30%),C(AI30%、Mg30%,Si40%
),D(AIlO%,Mg50%,Si40%),E(
NIO%,Mg65%,Si25%)の領域に囲まれた
組成(但しA,B線上は含ます)及びFe30%以下か
らなる合金溶湯にPを3.0%以下添加、溶解後冷却凝
固、吸湿させることからなる。
本発明のような崩壊粉末化現象についての報告はFe−
AI系、Fe−Si系およびFe−N−Si系について
わずかになされている程度であり、Mg合金系について
の報告は見当らないのが現状である。
本発明は種々の組成のMg−AI系合金について自然崩
壊粉末化現象を詳細に解明した結果、Mg−AI系合金
の自然崩壊粉末化をもたらす直後の駆動力は凝固後のM
g−山系合金中に固溶したPの大部分が大気中の湿気と
反応して発生するPH3ガスであることを見出した。一
方Pを溶解させても凝固後全く崩壊しないMg−AI系
合金溶湯の組成領域が存在し、両者の相違には凝固後の
合金を構成している相が関与していることを見出した。
すなわちMg−AI系合金溶湯にPを溶解させた場合、
凝固後大気中放置で目崩壊粉末化する組成領域の合金は
、凝固後の合金相の主相が、Mgぶiあるいは山2M&
あるいはAIMg等の金属間化合物相であるため合金自
体が非常に脆い性質を有しており、目崩壊粉末化しない
組成領域の合金は、もともと展延性の高いAIやMgが
独立相として、合金相の主体を示めるものであることを
見出したものである。また粉末化の粉末の粒度は、Mg
−AI系合金溶湯に溶解させるPの添加量を増すことに
より細粒化するが、ある量以上添加しても粉化後の合金
粉末中に残留団溶するPの量が増加するだけであり、鉄
鋼用の脱硫及び脱酸剤として使用する場合に好ましくな
く、3.0以上のPの添加は不必要であることを見出し
た。
Pの添加量の下限は得られる粉末の粒度が大きくてもよ
い場合はかなり低くてもよいが、崩壊に時間がかかる等
から工業的には0.5%位が適当である。本発明の特徴
の一つは自崩壊粉化後の粉末の粒度分布が狭い範囲に収
束しており、その収束された粒度のコントロールが添加
P量の増減により容易に実施出来ることである。
さらには、より安価なMg−AI−Si合金粉末を作る
ためには、溶製面において大気下もしくは大気下フラッ
クス溶解が出来ることが望ましく、Si含有量の高いM
g−N−Si合金溶湯では溶解温度が高くなり、Mgの
酸化燃焼を抑えることが出来ず、従ってSiの含有量の
増加による溶製上に制約を受けることも見出した。
以上の現象から本発明の自崩壊性Mg−AI系合金粉末
を得るためには、図1のABCDE領域内のMg−AI
、もしくはMg−AI−Si合金溶湯又はこれらにFe
を30%以下含有させた合金溶湯にPを最大3%溶解さ
せることにより、凝固後大気中で放置するだけで容易に
得られるものである。
図1のMg−AI−Si合金溶傷組成の限定理由を凝固
後の合金相の関係からさらに説明を加えると以下のよう
になる。
図中AB線上はMg−AIの二元系であり、金属間化合
物相として■点の組成比のAI2Mg3相または、■点
の組成比を有するAIMg相が主成するため合金は脆く
Pにより自崩壊粉末化する。
しかし■点の組成よりMgが過剰な組成ではMgが独立
相として生成し、また■点の組成よりNが過剰な組成で
はAI相が独立相として生成するため、MgあるいはA
I本来の展延性により目崩壊粉末化が抑えられる傾向に
なる。従って容易に目崩壊性Mg−AI合金粉末を得る
ためにはA,B点が限度であるのでその組成範囲をA,
B線上に限定した。また、これにFeを30%以下含有
した組成も本発明に含まれる。
次にSiが入ったMg−AI−Si合金熔湯の凝固後の
相は、@点の組成比を有する金属間化合物のMg2Si
相が優先的に生成する。
このため図1のMg−N−Si合金溶湯の凝固後の相は
、M&Si相の化学量論比を示す■,■線により大きく
3分割される。すなわち■,■線上ではMgはすべてM
g2Si大目として固定されAIは独立相として生成す
る。それに対して、■■線より左上の領域では、過剰の
MgはAIとの金属間化合物である山MgまたはN2M
&相と生成し、残りのNは独立相となる。逆に@,■線
より右下の領域では過剰なSiはNとの2元合金として
凝固するするため、Si含有量の高いほど過共晶となり
、初晶のSiが板状に生成することになる。従って凝固
後のMg−M−Si合金の脆さは展延性の高いAI及び
Mg単独相の生成量に支配されることになる。すなわち
、まづ■,■線上の組成のMg−N−Si合金溶湯にお
いては、■点に近づくほど凝固時に生成するAI単独相
が増加するため、自崩壊粉末化は抑えられる傾向となり
、その崩壊性よりMg含有量30%が最底限界である。
逆に■点方向では凝固後の合金相はM&Si相が主相と
なるため脆性は増加し、自崩壊性の面では良好となるが
、溶製温度が高くなるため大気中の溶製が困難となりA
I含有量10%以上が必要となる。
次に@,■線より左上の領域においてはMg2Si相以
外にNの金属間化合物であるAIMgあるいはAI2M
&相が生成するため合金の脆性は■,■線上の組成の合
金よりも大となるが、AI含有量の増加によるAI単独
相の増加及びMg含有量の増加によるMg単独相の増加
から目崩壊粉末化に制約があり、Mg−AI−Si合金
溶湯の組成領域をABFGEに限定した。また@,■線
より右下の領域においてはSi含有量が増すほど板上S
jの生成により凝固後の脆性は@,■線上の組成の合金
より大となるが、融点が高くなり大気下における溶製面
から制約を受け、Mg−AI−Si合金落陽の組成領域
をFCDGに限定した。以上より本発明ではMg−AI
系合金の組成領域を図1のABCDEで囲まれた領域と
した。
またこれにFeを30%以下含有した組成も本発明に含
まれる。これらの合金の溶製は誘導溶解炉等を用い大気
化あるいはフラックス被覆大気下で容易に行うことが出
来る。AIやMgは再生塊等が使用出釆、またSi源は
金属Si、或いはFeSi合金などを用いることが出来
る。合金溶湯に対するPの溶解はリン化鉄等を用いて行
うのが適当である。冷却凝固後は塊体をそのまま、或い
は適当に破砕し、大気中に放置して吸湿させれば自然に
崩壊する。崩壊を急ぐ場合は水を散布したり、水蒸気処
理を行なうとか水中に浸潰させて吸湿崩壊さすことも可
能である。実施例 1 Mg地金(99.9%Mg)4$邦とAI地金(99.
9%山)6碇部を高周波譲導炉を用いて大気雰囲気下で
10kgを熔解した後、熔湯量に対し1.5%のPをF
e−P合金(28%P)で添加して溶融させた。
所定時間保持後黒鉛鋳型に鋳造凝固させ、大気中に一昼
夜放置することにより下記品質の粉末を9.5kg得た
。品 位 (発) 粒度 また他の条件は一定とし、Pの添加量を3.0%と倍に
することにより、より微細な下記品質の粉末を97kg
得た。
品 位 (%) 粒度 実施例 2 Mg再生魂(90%Mg,9%AI)5礎部、AI再生
魂(90%N,4%Mg)27部及びFSi2号(75
%Si)23部を高周波誘導炉を用いて大気下でフラッ
クスを薄く被覆して10kgを溶解した後、溶湯量に対
し1.5%のPをFe−P合金(28%P)で添加溶融
させた。
所定時間保持した後黒鉛型に鋳造し、大気下で一昼夜放
置し下記品質の粉末を9kg得た。
品 位 (%)粒度 尚実施例1及び2においてFe−P合金およびFSi2
号より合金中に入るFeは優先的に金属間化合物である
Fen3相を生成するため、本発明の目的に対しては合
金の脆性を増すものであり、何ら支障をきたすものでな
い。
実施例 3 Mg地金(99.9%Mg)5礎部と山地金5礎部を高
周波誘導炉を用いて大気中フラックス被覆下で10k9
熔解した後、熔湯量に対して3%のPをアルミ箔に包ん
だ黒燐を溶湯中に押し込むことにより添加した。
添加後速かに黒鉛鋳型に鋳造凝固させ、大気中に一昼夜
放置することにより下記品質の粉末9.5k9を得た。
品位(略) 粒度 実施例 4 Mg地金(99.9%Mg)50部、金属Si(98%
Si)3碇部及びAI地金2礎都を高周波誘導炉を用い
て大気下フラックス被覆下にて10k9を溶解した。
溶湯量に対して3%のPをアルミ箔につりんだ黒燐を溶
濠中に押し込むことにより添加後、速やかに黒鉛型に鋳
造し、大気下で一昼夜放置することにより下記品質の粉
末9.6k9を得た。品位(%) 粒度
【図面の簡単な説明】
図1は本発明のMg−AI−Si合金に組成比の領域を
示すものである。 図において領域ABCDE:本発明Mg−N−Si合金
組成領域、■:金属間化合物M史i相の組成点、■点:
金属間化合物山2M&相の組成点、■点:金属間化合物
山Mg相の組成点、■■線:金属間化合物M&Si相の
化学量論比を示すMg/Si=1.71の直線。 函l

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Al35〜70%、Mg30〜65%からなる合金
    溶湯にPを3.0%以下添加、溶解後冷却凝固、吸湿さ
    せることにより自然崩壊させることを特徴とするMg−
    Al系合金粉末の製造法。 2 Al35〜70%、Mg30〜65%、Fe30%
    以下からなる合金溶湯にPを3.0%以下添加、溶解後
    冷却凝固、吸湿させることにより自然崩壊させることを
    特徴とするMg−Al系合金粉末の製造法。 3 三元状態図のA(Al35%,Mg65%),B(
    Al70%,Mg30%),C(Al30%,Mg30
    %,Si40%),D(Al10%,Mg50%,Si
    40%),E(Al10%,Mg65%,Si25%)
    に囲まれた領域内の組成(但し、A,B線上は含まず)
    からなる合金溶湯にPを3.0%以下添加、溶解後冷却
    凝固、吸湿させることを特徴とするAl−Mg系合金粉
    末の製造法。 4 三元状態図のA(Al35%,Mg65%),B(
    Al70%,Mg30%),C(Al30%,Mg30
    %,Si40%),D(Al10%,Mg50%,Si
    40%),E(Al10%,Mg65%,Si25%)
    に囲された領域内の組成(但し、A,B線上は含まず)
    、及びFe30%以下からなる合金溶湯にPを3.0%
    以下添加、溶解後冷却凝固、吸湿させることを特徴とす
    るAl−Mg系合金粉末の製造法。
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JPS63121319U (ja) * 1987-01-31 1988-08-05
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