JPS6044763B2 - 電線・ケ−ブルの製造方法 - Google Patents

電線・ケ−ブルの製造方法

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JPS6044763B2
JPS6044763B2 JP11360780A JP11360780A JPS6044763B2 JP S6044763 B2 JPS6044763 B2 JP S6044763B2 JP 11360780 A JP11360780 A JP 11360780A JP 11360780 A JP11360780 A JP 11360780A JP S6044763 B2 JPS6044763 B2 JP S6044763B2
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康彰 山本
正幸 吉岡
明 山本
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正人 吉川
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Hitachi Cable Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高度の機械強度、電気特性および加工性を兼
ね備えたエチレンプロピレンゴム混和物からなる電気絶
縁物を用いた電線・ケーブルの製造方法に関するもので
ある。
エチレンプロピレンゴムは、天然ゴム、ブチルゴムに
比較して電気特性、耐熱性、耐候性にすぐれていること
から広く電線・ケーブル用電気絶縁材として使用されて
いる。
しかし桟械強度が小さく、電気特性においても高電圧
の分野に使用するには十分でない。
これらの欠点を補うため、これまで主として配合剤、
組成の面から改善がはかられてきたが、高度の要求を満
足することができなかつた。
また押出加工住持に低充填の場合の押出外観を良くする
ことは極めてむずカルかつた。 本発明はこれらの欠点
を改善し、充填剤の含量を少なくした場合でも押出加工
性および押出外観に優れ、十分な機械強度および電気特
性を有する電線・ケーブルが得られる製造方法を提供す
ることを目的としてなされたものである。
このような目的を達成するために、ポリマ中のエチレ
ンプロピレン含量に対するエチレン含有量78〜85モ
ル%、結晶指数8〜16、分子量分布指数3以上の範囲
にあるエチレンプロピレンゴム100重量部に対しケイ
酸塩、炭酸塩、カーボンブラックから選ばれる充填剤を
12種量部を越えない範囲て含有する混和物を導体外周
に押出被覆し、加硫することが極めて有効てあることを
発見した。
ここで本発明におけるエチレンプロピレンゴムとは、
エチレンとプロピレンの二元共重合体およびエチレンと
プロピレンと少なくとも一種類の非共役ジエンとからな
る多元共重合体を意味する。本発明に使用されるエチレ
ンプロピレンゴムの製造法について次に述べる。重合触
媒としては、バナジウム触媒成分として一般式VO(0
R)NX3−n(R=炭素数6〜12のアルキル基、n
=1〜3の整数、X=塩素、臭素)で表わされるバナジ
ン酸エステルで、各種アルコール類とオキシ三塩化バナ
ジウムとの反応により製造される。
本触媒系としては上記反応物を反応後蒸留精製単離した
ものでもよく、これらの処置を施すことなく反応液をそ
のままバナジウム触媒成分として使用してもよい。使用
されるアルコールのアルキル基のカーボン数は6〜12
である。具体的にはn−ヘキシルアルコール、セカンダ
リーヘキシアルコール、n−ヘプチルアルコール、2◆
エチルヘキサノール、n−オクチルアルコール、ドデシ
ルアルコールなどが挙げられ、これらのうち、第一級ア
ルコールで実質的に水分を含有しないものが好ましい。
これらのアルコールの使用量は極めて少量でよく、オキ
シ三塩化バナジウム1モルに対し0.01〜5モル、好
ましくは0.5〜3モルのアルコールを添加、反応させ
ればよい。一方、重合触媒の他の成分である有機アルミ
ニウム化合物としては一般にEPMあるいはEPDMの
製造触媒として使用されるものならば、いずれも使用て
きるが、一般式▲12R3X3(R=C1〜C6のアル
キル基、X=塩素、臭素)で表わされるアル.キルアル
ミニウムセイキハライドが好ましい。
本発明の重合に当つては、触媒のバナジウム成分の溶媒
に対する量をバナジウムとして、0.6×10−3〜2
.〜×10−3グラム原子/′溶媒、A1/v(グラム
原子比)を2〜6、重合温度は20〜60℃で行な.う
のが好ましい。本発明のEPDMの第三成分である非共
役ジエンとしては、1,4−ヘキサジエン、メチルテト
ラヒドロインデン、シンクロペンタジエン、5−エチリ
デン−2−ノルボンネンなどが挙げられる。
本発明の重合溶媒としては、例えばペンタン、ヘキサン
、ヘプタン等の脂肪族炭化水素、シクロヘキサン、メチ
ルシクロヘキサン等の環式脂肪族炭化水素、ベンゼン、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、テトラクロル
エチレン、クロルベンゼン等のハロゲン化炭化水素ある
いはこれらの混合物が使用される。なお結晶指数は次の
ようにして求めた。
標準物質として比重0.920の低密度ポリエチレン(
三菱油化製YF−30)を選び、走行型作動熱量計を用
いて、温度20℃〜120℃の範囲にあられれる吸熱面
積を求めた。
次に同じようにして所定のエチレンプロピレンゴムの吸
熱面積を求め、標準物質の吸熱面積を100としたとき
の相対値を結晶指数として算出した。ここに示す値は島
津製作所製走査型作動熱量計DT−20S型を用い、昇
温速度200C/Minlチヤートスピード20TnI
n/Minl感度±5μV、試料重量20m9の条件で
測定した。また分子量分布指数は次のようにして決定し
た。本発明において、エチレンプロピレンゴムの分子量
分布指数として用いられるQ値は、(ただし、Mwは重
量平均分子量、MNは数平均分子量を表わす)と定義さ
れる。
Q値の測定は1日本ゴム協会誌45巻第2号105ペー
ジ(1972)Jに準じて次の如く行なつた。(1)
10gK−Ma+1−GPCカウント相関図の作成分子
量既知の数種類の単分散標準ポリスチレンを使用して、
そのポリマーの〔η〕とGPC(GelPermeat
iOnChrOmatOgraph)カウントを測定し
、IOg〔η〕とGPCカウントとの相関図を作成する
次に、10g〔η〕 ・M=10gK−Ma+1の関係
に基づき、前記相関図より、10gK−Ma+1一GP
Cカウント相関図を作成する。
(2)サンプル調製 試料EPMまたはEPDM(以下ゴムという)を細かく
切り直示化学天秤にて70n1g秤量する。
この試料ゴムを三角フラスコに入れ老化防止剤(チバガ
イギ一社製1r?NOxlO76)を10m9添加し、
テトラヒドロフラン25m1を加える。この混合物を5
5゜Cで3吟間加温し、圧抜き後1紛間放冷し、25゜
Cにて3扮間振とうしポリマーを溶解させる。その後8
0メツシユ金網にてゲル分を濾過し、濾液をNO.4濾
紙、GA−200グラスフイルタ一、NO.5濾紙がサ
ンドイツチになつている濾過器を通し濾過する。
次に0.5μミリボアフイルタ一、GA−200グラス
フイルタ一、NO.4濾紙がサンドウイツチになつてい
る濾過器を通し更に濾過する。
その濾液をGPCにかける。
(3)GPC測定条件 より分子量Mを求める。
(5)上記(4)で求めた各フラクシヨンのMからここ
にMi:iフラクシヨンの分子量 Ni:iフラクシ
ヨンの分子の個数 によりQを求める。
従来、高いエチレン含量、広い分子量分布の両特性のう
ち、一方の特性のみを有するエチレンプロピレンゴムは
各種提供されているが、両方の特性を兼ね備えたものは
見当らない。
そのため電線、ケーブル用絶縁材として高度の機械強度
、電気特性を期待できるものではなかつた。本発明にお
いてはエチレン量を従来より遥かに多くし、このエチレ
ン鎖から形成される微結晶を存在させることによつて、
これら特性の改善をはかろうと考え、数多くの実験を積
み重ねた結果、エチレン量78〜85モル%でかつ結晶
指数8〜16の範囲のものがゴム弾性を失なうことなく
所定の目的を達成できることを見出した。
このように範囲が限定された理由は、この範囲において
のみ、エチレンン連鎖部の微結晶が物理的架橋点を形成
し、しかもそれが非晶部のポリマー分子の運動をあまり
制約しないで全体としてゴム的な性質を保てるように適
切に分布している条件であるためと考えられる。この範
囲を越えると当然のことながら結晶が多くなつて分子運
動を制約してゴム的性質を失なわせ、また範囲以下では
特性向上効果が小さいのであろう。しかしこのようにエ
チレン量と結晶量を限定するだけでは押出性が不十分で
ある。
これらを満足ししかも分子量分布指数を3以上の範囲に
規定したときにはじめて低充てんでも押出作業性、特に
押出外観が極めて良くなることを発見した。すなわち分
子量分布指数が3に満たなければ流動特性が悪く押出外
観が荒れてきて平滑な製品が得にくい、またこの上限は
特に規定しないが実質的には合成上6程度に制限され、
それ以上のものは製造困難である。本発明において使用
する加硫剤はジクミルパーオキサイド、1,3−ビス(
第三ブチル・パーオキシ●イソプロピル)ベンゼンに代
表される有機過酸化物が最も適切であり、これを単独あ
るいは助剤としてイオウ、エチレンジメタアクリレート
、ジアリルフタレート、P−キノンジオキシムなどを併
用して使用するのがよい。
またイオウ一促進剤系、たとえばイオウーテトラメチル
チウラムジスルフイドージブチルジチオカルバミン酸亜
鉛−メルカプトベンゾチアゾール、イオウーテトラエチ
ルチウラムジスルフイド一N,N″ジチオビス(モルフ
オリン)、イオウージメチルジチオカルバミン酸亜鉛−
メルカプトベンゾチアゾールなどを使用することができ
、その他樹脂あるいはキノイド加硫も可能である。充填
剤はタルク、クレーなどのケイ酸塩から選ばれるものを
使用することが、機械強度や電気特・性の点から必要で
ある。
充填剤の配合量はベースゴム100重量部に対して12
唾量部を越えない範囲とすることによりゴムの特徴を十
分に保持できる。
軟化剤は、本発明によるエチレンプロピレンゴムが特に
加工性がすぐれているため必ずしも必要でないが、加え
るとすれば石油系のプロセス油が適当でパラフイン系、
ナフテン系、アロマ系のいずれでも良い。
酸化防止剤はアミン系のN,N″−ジフエニルノ一P−
フエニレンジアミン、フエニル一α−ナフチルアミン、
N−フエニル一N′−イソプロピル−P−フエニレンジ
アミン、ポリ(2,2,4ートリメチル−1,2−ジヒ
ドロキノリン)など、フエノール系の2,2″−メチレ
ンビス(4−メチル一6−Tert−ブチルフエノール
)、2,6−ジ一Tert−ブチル−4−メチルフエノ
ール、4,4″−チオビス(6−Tert−ブチル−3
−メチルフエノール)など、イミダゾール系の2−メル
カプトベンゾイミダゾール、2−メルカプトベンゾイミ
ダゾールの亜鉛塩など、およびその他ゴム用として用い
られる老化防止剤を単独あるいは組み合せて使用するこ
とができる。
またこれら以外に通常エチレンプロピレンゴムにおいて
用いられる配合剤として、酸化亜鉛に代表される安定剤
、ステアリン酸に代表される分散剤、パラフインに代表
される滑剤を加え、また適宜充てん剤の表面処理剤、粘
着付与剤、あるいは多環状芳香族油のような電圧安定剤
あるいは耐放射線性向上剤、あるいは水トリ一抑止剤、
あるいは難燃剤を混和することも差支えない。
更には、ポポリエチレンやポリプロピレンなど他のポリ
マーを添加して加工性や物性を調整しても良い。
次に本発明に用いる電気絶縁物を配合例にもとづいいて
説明する。
(各配合例は重量%で表示した) 配合例 1 エチレンプロピレンゴム 100(エ
チレン含有量78モル%、エチリデンノルボーネン含有
量1モル%、結晶指数9、分子量分布指数3.8)ジク
ミルパーオキサイド 2.5酸化亜鉛
5ステアリン酸
12−メルカプトベンゾイ
ミダゾール 1パラフイン油
5タルク
100配合例 2エチレンプロピレンゴム
100(エチレン含有量80モル%、結晶指
数101分子量分布指数3.9) ジクミルパーオキサイド 2.5酸化
亜鉛 5ステアリン酸
12−メルカプトベンゾ
イミダゾール 1タルク
60配合例 3エチレンプロピレンゴ
ム 100(エチレン含有量81モル%
、エチリデンノルボーネン含有量1モル%、結晶指数1
1、分子量分布指数4.0)ジクミルパーオキサイド
2.5酸化亜鉛
5ステアリン酸
12−メルカプトベンゾイミダゾール 1タ
ルク 60配合
例 4エチレンプロピレンゴム 10
0(エチレン含有量84モル%、シンクロペンタジエン
0.5モル%、結晶指数1次分子量分布指数3.2)ジ
クミルパーオキサイド 2.5酸化亜
鉛 5ステアリン酸
12−メルカプトベンゾイ
ミダゾール 1パラフイン油
5クレー(焼成)
60配合例 5エチレンプロピレンゴム
100(エチレン含有量85モル%、結晶指数
13.5分子量分布指数4.8)イオウ
0.3ジメチルジチオカルバミ
ン酸亜鉛 1.0テトラメチルチウラムジスルフ
イド 1.0酸化亜鉛
5ステアリン酸
12−メルカプトベンゾイミダゾール 1タル
ク 30比較例
1エチレンプロピレンゴム 100
(エチレン含有量70モル%、エチリデンノルボーネン
含有量1モル%、結晶指数2、分子量分布指数2.2)
ジクミルパーオキサイド 2.5酸化
亜鉛 5ステアリン酸
12−メルカプトベンゾ
イミダゾール 1パラフイン油
5タルク
120比較例 2エチレンプロピレンゴム
100(エチレン含有量78モル%、エチ
リデンノルボーネン含有量1モル%、結晶指数7、分子
量分布指数3.2)ジクミルパーオキサイド
2.8酸化亜鉛
5ステアリン酸 12
−メルカプトベンゾイミダゾール 1タルク
60比較例 3エ
チレンプロピレンゴム 100(エチ
レン含有量81モル%、エチリデンノルボーネン含有量
1モル%、結晶指数11、分子量分布指数2.2)ジク
ミルパーオキサイド 2.5,酸化亜
鉛 5ステアリン酸
12−メルカプトベンゾイ
ミダゾール 1パラフイン油
5タルク
60以上の各配合物を150rwLφミキシング
ロールを用い温度80〜100゜Cで均一に混練したあ
と、ゲージ圧力80kg/d1温度180℃、1紛プレ
ス加硫し厚さ2Tnmの絶縁シートに成形し各特性を測
定した。
ただし、交流破壊電圧だけは厚さ0.35順のシートで
作成して測定した。また加工性は押出機を用いて押出外
観を観察して評価した。これらの結果を表1に示す。
引張特性 シヨツパ型引張試験機を用い
て、引張速さ500Tf$L/Minで測
定タンペル3号試験片。
交流破壊電圧 0.35T0n厚さの埋め込み電極を用
い、トランス油中500v′/Secの
電圧上昇速度で測定。
誘電正接 60φの金属箔電極をはりつけ、
温度20℃、電圧500V1シユ一
リングブリツジで測定。
押出外観 50W0fL押出機(L/D=1.2、
圧 縮比=2、ダイス径=4wrm)を
用い押出温度100℃、スクリユ
回転数50回転/Mjnで押出す る。
次に本発明電線の実施例について説明する。
本発明の代表的な組成物として配合例3と比較例1の混
和物を用い絶縁電線を製造し、特性を比較した。すなわ
ち配合例3および比較例1の配合において、架橋剤ジク
ミルパーオキサイドを除いた各組成成分をバンバリ(容
量200′)を用いて混練した後、550TIUrLφ
ミキシングロールを用いて、ジクミルパーオキサイドを
加え混和物を製造した。
次にこの混和物をテープ状内部半導電層を設けた断面積
38T0L2の導体上に厚さ4wtに押出被覆し、17
気圧、5分の条件で連続加硫条件により水蒸気加硫して
電線を製造した。この電線特性を表2に示す。
交流破壊電圧:はじめ30K/10分課電、その
あと5KV/1吟の速度て昇圧インパルス破壊電圧
:はじめ60K/3回課 電、そのあと5KV
/3回毎の段 階昇圧直流破壊電圧:はじめ
60KV/5分課電、その あと5KV/5
分の速度で昇圧絶縁抵抗:直偏法、課電圧直流180V
誘電正接:シユーリングブリツジ、課電圧蔓配合例1〜
5に示す本発明に用いる絶縁シートは比較例1に代表さ
れる従来の特性領域をはるかに越えた極めてすぐれた性
能をもち、引張強さが2倍以上、破壊電圧が約1.5倍
の値を示している。
さらに配合例2〜5にみられるように、充てん剤量が従
来の半分以下でも良好な押出外観が得られプラスチツク
に近い加工性をもつことが認められる。また誘電正接は
充てん剤に含まれる極性成分や不純物イオンの影響をう
けるため、充てん剤はできるだけ少ない方が望ましいわ
けであるが、低充てんとしても加工性が良く実用上問題
ないため、この値を0.2%以下と高電圧用として十分
な値まで小さくできることは注目に値する。以上述べた
すぐれた性能は本発明におけるエチレンプロピレンゴム
の限定条件を満足してはじめて達成できるもので、この
条件をはずれると次の比較例のようにこれらの効果は失
なわれる。比較例1は従来タイプのエチレンプロピレン
ゴムで、エチレン量、結晶指数、分子量分布指数いずれ
も本発明の範囲を大きく下回るものてある。充てん剤を
多く用いれは押出外観はかなり改良されるが、引張強さ
および電気特性は本発明に比べ著しく劣る。比較例2は
エチレン量がぎりぎり限定範囲内であるが結晶指数がは
ずれる曲型的な例であり、本.発明に比較すると引張強
さがかなり低く、エチレン量、結晶指数の両者が同時に
所定の範囲を満足しなければ特性向上効果が小さいとい
う本発明の特徴を立証している。
比較例3は分子量分布指数たけが本発明の限定範囲より
小さい2.2のものである。
結晶が存在するため引張強さ電気特性に関しては本発明
と同等といえるが、押出外観が悪く実用することはでき
ない。分子量分布が著しく影響し、本発明におけ”る限
定値が加工性を向上する上でも必須の条件であることを
示している。表2に明らかなように本発明による電線は
比較例に示した従来の電線と比べると、破壊電圧はいず
れも確実に20%以上向上しており、絶縁抵抗も良く、
さらに誘電正接は0.14%と小さく、超高圧絶縁とし
て理想的な性能を示している油浸ケーブルよりもすぐれ
ており、また引張強さは約2倍と極めて強じんで、ゴム
電線としてては、電気的にも機械的にも画期的な性能を
備えているといえる。
以上本発明について述べたように特定範囲のエチレン量
、結晶指数、分子量分布指数をあわせもつたエチレンプ
ロピレンゴムを用いて、ゴム本来の性質を失なうことな
く、従来の欠点あるいは不十分てあつた機械強度、電気
特性および加工性を大巾に向上させた絶縁物を用いた電
線、ケーブルを開発することができた。
電線、ケーブル用電気絶縁分野における将来の動向を考
えると本発明の工業的価値は極めて大きいと考える。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリマ中のエチレンプロピレン含量に対するエチレ
    ン含有量78〜85モル%、結晶指数8〜16、分子量
    分布指数3以上の範囲にあるエチレンプロピレンゴム1
    00重量部に対してケイ酸塩から選ばれる充填剤を12
    重量部を越えない範囲で含有する混和物を導体外周に押
    出被覆し、加硫することを特徴とする電線・ケーブルの
    製造方法。
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