JPS6048471B2 - ジルコニア焼結体 - Google Patents
ジルコニア焼結体Info
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- JPS6048471B2 JPS6048471B2 JP55182873A JP18287380A JPS6048471B2 JP S6048471 B2 JPS6048471 B2 JP S6048471B2 JP 55182873 A JP55182873 A JP 55182873A JP 18287380 A JP18287380 A JP 18287380A JP S6048471 B2 JPS6048471 B2 JP S6048471B2
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- sintered body
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Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
この発明はジルコニア焼結体に関する。
同 従来の技術
純粋なジルコニア焼結体においては、1100℃付近に
おいてジルコニアの結晶構造が単斜晶系から正方晶系に
変わり、さらに2400℃付近において立方晶系の結晶
構造に変わる。
おいてジルコニアの結晶構造が単斜晶系から正方晶系に
変わり、さらに2400℃付近において立方晶系の結晶
構造に変わる。
冷却過程においては、これと逆の変態が起こるが、正方
晶系から単斜晶系に変態する際に大きな体積膨張を伴い
、そのままでは焼結体が破壊してしまうので、ジルコニ
アにカルシア、マグネシア、イツトリアなどの酸化物を
安定化剤として固溶させ、立方晶系の結晶構造をもつジ
ルコニアからなる焼結体、つまり安定化ジルコニア焼結
体を得ている。しかしながら、立方晶系の結晶構造をも
つジルコニアは熱膨張係数が大きいので、安定化ジルコ
ニア焼結体は熱衝撃強度が大変低い。一方、立方晶系の
結晶構造をもつジルコニアと正方晶系の結晶構造をもつ
ジルコニアを共存せしめると、熱衝撃強度が向上すると
いう報告もある(ジャーナル・オブ・アメリカン・セラ
ミック・ソサエテイ、Vol、56、No、6、第55
9〜562頁、1977)。
晶系から単斜晶系に変態する際に大きな体積膨張を伴い
、そのままでは焼結体が破壊してしまうので、ジルコニ
アにカルシア、マグネシア、イツトリアなどの酸化物を
安定化剤として固溶させ、立方晶系の結晶構造をもつジ
ルコニアからなる焼結体、つまり安定化ジルコニア焼結
体を得ている。しかしながら、立方晶系の結晶構造をも
つジルコニアは熱膨張係数が大きいので、安定化ジルコ
ニア焼結体は熱衝撃強度が大変低い。一方、立方晶系の
結晶構造をもつジルコニアと正方晶系の結晶構造をもつ
ジルコニアを共存せしめると、熱衝撃強度が向上すると
いう報告もある(ジャーナル・オブ・アメリカン・セラ
ミック・ソサエテイ、Vol、56、No、6、第55
9〜562頁、1977)。
f■→ 発明が解決しようとする問題点
この発明は、上述した立方晶系および正方晶系の結晶構
造をもつジルコニアを共存せしめてなる焼結体について
種々検討を加えた結果得られたもので、熱衝撃強度ばか
りでなく、機械的強度をも高いジルコニア焼結体を提供
することを目的としている。
造をもつジルコニアを共存せしめてなる焼結体について
種々検討を加えた結果得られたもので、熱衝撃強度ばか
りでなく、機械的強度をも高いジルコニア焼結体を提供
することを目的としている。
(ニ)問題点を解決するための手段
上記目的を達成するためのこの発明は、立方晶系の結晶
構造をもつジルコニアと正方晶系の結晶構造をもつジル
コニアが共存しており、正方晶系の結晶構造をもつジル
コニアの量は5〜70モル%であり、かつかさ密度と理
論密度から算出した気孔率が2〜10%であるジルコニ
ア焼結体を特徴とするものである。
構造をもつジルコニアと正方晶系の結晶構造をもつジル
コニアが共存しており、正方晶系の結晶構造をもつジル
コニアの量は5〜70モル%であり、かつかさ密度と理
論密度から算出した気孔率が2〜10%であるジルコニ
ア焼結体を特徴とするものである。
この発明をさらに詳細に説明するに、この発明”のジル
コニア焼結体(以下、焼結体という)においては、ジル
コニアにカルシア、イツトリア、イツテリビア、マグネ
シア、ランタニア、ストロンチア、カルシア、マグネシ
ア、マグネシア、イツトリア、カルシア・マグネシア、
イツトリアなど・の酸化物を安定化剤として固溶させる
ことにより、立方晶系の結晶構造をもつジルコニア(以
下、立方晶ジルコニアという)と正方晶系の結晶構造を
もつジルコニア(以下、正方晶ジルコニアという)を共
存せしめている。
コニア焼結体(以下、焼結体という)においては、ジル
コニアにカルシア、イツトリア、イツテリビア、マグネ
シア、ランタニア、ストロンチア、カルシア、マグネシ
ア、マグネシア、イツトリア、カルシア・マグネシア、
イツトリアなど・の酸化物を安定化剤として固溶させる
ことにより、立方晶系の結晶構造をもつジルコニア(以
下、立方晶ジルコニアという)と正方晶系の結晶構造を
もつジルコニア(以下、正方晶ジルコニアという)を共
存せしめている。
しかも、正方晶ジルコニアを5 〜70モル%含んでい
る。これにより、焼結体が熱衝撃を受けると、正方晶ジ
ルコニアが単斜晶系の結晶構造をもつジルコニア(以下
、単斜晶ジルコニアという)に変態し、単斜晶ジルコニ
アまたはその近傍にマイクロクラックを発生して熱衝撃
による破壊エネルギを吸収するようになり、熱衝撃強度
が向上する。また、機械的なりを受けると、やはり正方
晶ジルコニアが単斜晶ジルコニアに変態し、その変態に
伴う体積膨脹が圧縮応力場を形成し、これが機械的なり
による弾性歪エネルギを減少させるように作用するので
、焼結体の機械的強度が向上する。焼結体中における正
方晶ジルコニアの量は、上述したように5 〜70モル
%でなければならない。
る。これにより、焼結体が熱衝撃を受けると、正方晶ジ
ルコニアが単斜晶系の結晶構造をもつジルコニア(以下
、単斜晶ジルコニアという)に変態し、単斜晶ジルコニ
アまたはその近傍にマイクロクラックを発生して熱衝撃
による破壊エネルギを吸収するようになり、熱衝撃強度
が向上する。また、機械的なりを受けると、やはり正方
晶ジルコニアが単斜晶ジルコニアに変態し、その変態に
伴う体積膨脹が圧縮応力場を形成し、これが機械的なり
による弾性歪エネルギを減少させるように作用するので
、焼結体の機械的強度が向上する。焼結体中における正
方晶ジルコニアの量は、上述したように5 〜70モル
%でなければならない。
すなわち、正方晶ジルコニアが5モル%未満である場合
には、それが熱衝撃や機械的なりを受けて単斜晶ジルコ
ニアに変態しても、変態量があまりにも少なすぎて歪を
十分に吸収することができないばかりか、焼結体に亀裂
を生じた場合にその伝播を防止することができなくなる
。また、70モル%を越えると、こんどは変態量があま
りにも多くなりすぎ、圧縮状態の領域が焼結体全体に拡
がり、わずかな熱衝撃や槻械的力で焼結体が簡単に破壊
してしまうようになる。このように、焼結体.中におけ
る5 〜70モル%という正方晶ジルコニアの量は、熱
衝撃強度および機械的強度の高い焼結体を得るというこ
の発明の目的を達成するうえで必須の要件である。ここ
において、正方晶ジルコニアの量は、焼結一体の粉末を
X線回折法によつて分析し、その回折パターンの面積を
積分して得た強度から次式によつて計算したものである
。
には、それが熱衝撃や機械的なりを受けて単斜晶ジルコ
ニアに変態しても、変態量があまりにも少なすぎて歪を
十分に吸収することができないばかりか、焼結体に亀裂
を生じた場合にその伝播を防止することができなくなる
。また、70モル%を越えると、こんどは変態量があま
りにも多くなりすぎ、圧縮状態の領域が焼結体全体に拡
がり、わずかな熱衝撃や槻械的力で焼結体が簡単に破壊
してしまうようになる。このように、焼結体.中におけ
る5 〜70モル%という正方晶ジルコニアの量は、熱
衝撃強度および機械的強度の高い焼結体を得るというこ
の発明の目的を達成するうえで必須の要件である。ここ
において、正方晶ジルコニアの量は、焼結一体の粉末を
X線回折法によつて分析し、その回折パターンの面積を
積分して得た強度から次式によつて計算したものである
。
T=〔(B−f−C)/(A+BfC)〕×100たた
七、T:正方晶ジルコニアの量(モル%) A:立方晶ジルコニア400面の回折強度B:正方晶ジ
ルコニア004面の回折強度C:正方晶ジルコニア22
0面の回折強度もつとも、この発明においては、70モ
ル%以下1の範囲で単斜晶ジルコニアがさらに共存して
いてもよいものである。
七、T:正方晶ジルコニアの量(モル%) A:立方晶ジルコニア400面の回折強度B:正方晶ジ
ルコニア004面の回折強度C:正方晶ジルコニア22
0面の回折強度もつとも、この発明においては、70モ
ル%以下1の範囲で単斜晶ジルコニアがさらに共存して
いてもよいものである。
70モル%以下の単斜晶ジルコニアが共存していると、
単斜晶ジルコニアの粒界の隙間が熱衝撃による歪を吸収
するとともに、この部分にマイクロクラックができて亀
裂の伝播が防止されるようになり、焼結体の熱衝撃強度
が一層向上する。
単斜晶ジルコニアの粒界の隙間が熱衝撃による歪を吸収
するとともに、この部分にマイクロクラックができて亀
裂の伝播が防止されるようになり、焼結体の熱衝撃強度
が一層向上する。
なお、正方晶ジルコニアに加えて単斜晶ジルコニアをさ
らに共存させる場合には、正方晶ジルコニアを30〜7
0モル%とするのが好ましい。なおまた、単斜晶ジルコ
ニアの量は、上記正方晶ジルコニアの場合と同様、X線
回折法を用いて次式によつて求める。M=〔(E+F)
/(D+E+F)〕×100たた七、M:単斜晶ジルコ
ニアの量(モル%)D:立方晶ジルコニア111面の回
折強度E:単斜晶ジルコニア111面の回折強度F:単
斜晶ジルコニア111面の回折強度立方晶ジルコニアの
量は、上述した方法によつて求めた正方晶および単斜晶
ジルコニアの量から次式によつて求める。
らに共存させる場合には、正方晶ジルコニアを30〜7
0モル%とするのが好ましい。なおまた、単斜晶ジルコ
ニアの量は、上記正方晶ジルコニアの場合と同様、X線
回折法を用いて次式によつて求める。M=〔(E+F)
/(D+E+F)〕×100たた七、M:単斜晶ジルコ
ニアの量(モル%)D:立方晶ジルコニア111面の回
折強度E:単斜晶ジルコニア111面の回折強度F:単
斜晶ジルコニア111面の回折強度立方晶ジルコニアの
量は、上述した方法によつて求めた正方晶および単斜晶
ジルコニアの量から次式によつて求める。
C=100−T−M
ただし、C:立方晶ジルコニアの量(モル%)この発明
の焼結体においては、気孔率が2〜10%でなければな
らない。
の焼結体においては、気孔率が2〜10%でなければな
らない。
ここにおいて、気孔率は、式P=〔1−(かさ密度/理
論密度)〕×100ただし、P:気孔率(%)で定義さ
れる。
論密度)〕×100ただし、P:気孔率(%)で定義さ
れる。
すなわち、気孔率が2%未満では熱衝撃による破壊エネ
ルギの伝播速度が速くなり、高い熱衝撃強度が得られな
い。一方、気孔率が10%を越えると、気孔の存在はそ
の部分への応力集中を招くことから、その気孔の部分か
ら焼結体の破壊が進行し、また気孔を中心とした亀裂が
発生しやすくなり、しかもその伝播速度が速くなるから
、結局高い機械的強度をもつ焼結体を得ることができな
い。この発明の焼結体は、いろいろな方法によつて製造
することができる。
ルギの伝播速度が速くなり、高い熱衝撃強度が得られな
い。一方、気孔率が10%を越えると、気孔の存在はそ
の部分への応力集中を招くことから、その気孔の部分か
ら焼結体の破壊が進行し、また気孔を中心とした亀裂が
発生しやすくなり、しかもその伝播速度が速くなるから
、結局高い機械的強度をもつ焼結体を得ることができな
い。この発明の焼結体は、いろいろな方法によつて製造
することができる。
たとえば、状態図を参照しながら、所望の割合でジルコ
ニア粉末と安定化剤の粉末を混合し、似焼、粉砕を繰り
返し行つて原料粉末を作り、周知の金型成形法やラバー
プレス法などを用いて形状に成形した後、1500〜1
800℃で焼成し、その後200〜500℃/時の速度
で徐令するか、1000〜3000℃/時の速度急冷す
るか、あるいは焼成後1200〜1500℃の温度下に
数時間保持した後上記速度で徐冷または急冷することに
よつて製造することがてきる。もつとも、焼成温度は安
定化剤の種類などによつて異なり、安定化剤としてマグ
ネシアやカルシアを使用する場合には1700〜180
0゜Cであるのが好ましく、イツトリアを使用する場合
には1500〜1600であるのが好ましい。なお、焼
結体中における正方晶ジルコニアの量や気孔率は、使用
するジルコニア粉末や安定化剤の純度、粒径、安定化剤
の種類や量、焼成条件、冷却条件などによつて異なるの
で、製造にあたつてこれらを注意深く選定する。この発
明の焼結体は、上述したように熱衝撃強度と機械的強度
がともに高いことから、るつぼ、切削工具、押出用また
は線引用ダイス、タンデイツシユノズル、各種保護管、
電磁流体発電機(RvlHD発電機)用電極または絶縁
壁などの構成材料として好適てある。
ニア粉末と安定化剤の粉末を混合し、似焼、粉砕を繰り
返し行つて原料粉末を作り、周知の金型成形法やラバー
プレス法などを用いて形状に成形した後、1500〜1
800℃で焼成し、その後200〜500℃/時の速度
で徐令するか、1000〜3000℃/時の速度急冷す
るか、あるいは焼成後1200〜1500℃の温度下に
数時間保持した後上記速度で徐冷または急冷することに
よつて製造することがてきる。もつとも、焼成温度は安
定化剤の種類などによつて異なり、安定化剤としてマグ
ネシアやカルシアを使用する場合には1700〜180
0゜Cであるのが好ましく、イツトリアを使用する場合
には1500〜1600であるのが好ましい。なお、焼
結体中における正方晶ジルコニアの量や気孔率は、使用
するジルコニア粉末や安定化剤の純度、粒径、安定化剤
の種類や量、焼成条件、冷却条件などによつて異なるの
で、製造にあたつてこれらを注意深く選定する。この発
明の焼結体は、上述したように熱衝撃強度と機械的強度
がともに高いことから、るつぼ、切削工具、押出用また
は線引用ダイス、タンデイツシユノズル、各種保護管、
電磁流体発電機(RvlHD発電機)用電極または絶縁
壁などの構成材料として好適てある。
また、高温において酸素イオン伝導性を示すことから、
溶鋼中の酸素濃度を測定する、いわゆる冶金用酸素セン
サや、内燃機関、ガスストーブなどの燃焼管理用センサ
の構成材料として好適てある。(ホ)発明の効果 次に、この発明の主として効果を実施例に基いて詳細に
説明する。
溶鋼中の酸素濃度を測定する、いわゆる冶金用酸素セン
サや、内燃機関、ガスストーブなどの燃焼管理用センサ
の構成材料として好適てある。(ホ)発明の効果 次に、この発明の主として効果を実施例に基いて詳細に
説明する。
実施例
平均粒径0.1μ、純度99.9%のジルコニア粉末と
、イツトリア粉末と、マグネシア粉末を用い、表に示す
合計H種類のジルコニアーイツトリア系およびジルコニ
ア−マグネシア系の焼結体を作つた。
、イツトリア粉末と、マグネシア粉末を用い、表に示す
合計H種類のジルコニアーイツトリア系およびジルコニ
ア−マグネシア系の焼結体を作つた。
すなわち、ジルコニア粉末とイツトリア粉末をイツトリ
ア粉末が4モル%になるように混合し混 フ合物および
マグネシア粉末が8モル%になるように混合した混合物
をそれぞれ約1000゜Cで儂焼し、さらにポットミル
で約24時間粉砕し、かかる仮焼、粉砕を2回繰り返し
行つて2種類の原料粉末を得た。
ア粉末が4モル%になるように混合し混 フ合物および
マグネシア粉末が8モル%になるように混合した混合物
をそれぞれ約1000゜Cで儂焼し、さらにポットミル
で約24時間粉砕し、かかる仮焼、粉砕を2回繰り返し
行つて2種類の原料粉末を得た。
・ 丁次に、ホットブレス法によつてNO..l〜4
の焼結体を作つた。
の焼結体を作つた。
すなわち、黒鉛のダイスにジルコニアーイツトリア系原
料粉末を充填した後、約225k9Idの圧力を加えな
がら表に示す温度および時間で焼成し、その後表に示す
条件て冷却することによつてNO.l〜4の焼結体を製
造した。また、NO.5〜14の焼結体は、ジルコニア
ーイツトリア系またはジルコニア−マグネシア系原料粉
末を使用し、これら原料粉末にバイングとして1%ポリ
ビニルアルコールを加え、ラバープレス法によつて板状
体を成形した後、その成形体を表に示す温度および時間
で焼成し、冷却することによつて製造した。次に、上記
H種類の焼結体を切断し、研磨することによつて長さ3
4m771)幅4wun)厚み377T77!の試料を
作つた。次に、上記H種類の試料について、立方晶およ
び正方晶ジルコニアの量、気孔率、熱衝撃強度、機械的
強度の指標たる曲け強度を測定した。
料粉末を充填した後、約225k9Idの圧力を加えな
がら表に示す温度および時間で焼成し、その後表に示す
条件て冷却することによつてNO.l〜4の焼結体を製
造した。また、NO.5〜14の焼結体は、ジルコニア
ーイツトリア系またはジルコニア−マグネシア系原料粉
末を使用し、これら原料粉末にバイングとして1%ポリ
ビニルアルコールを加え、ラバープレス法によつて板状
体を成形した後、その成形体を表に示す温度および時間
で焼成し、冷却することによつて製造した。次に、上記
H種類の焼結体を切断し、研磨することによつて長さ3
4m771)幅4wun)厚み377T77!の試料を
作つた。次に、上記H種類の試料について、立方晶およ
び正方晶ジルコニアの量、気孔率、熱衝撃強度、機械的
強度の指標たる曲け強度を測定した。
測定結果を表に示す。なお、立方晶および正方晶ジルコ
ニアの量の測定は上述したX線回折法によつた。また、
気孔率は、まず体積および重量から焼結体のかさ密度を
求め、このかさ密度と理論密度から上述した式を使つて
計算した。さらに、熱衝撃強度は、試料を任意の温度T
x’Cに加熱した後T’Cの水中に落下させて急冷し、
次いでその曲げ強度を周知の3点曲げ試験法によつて測
定して曲げ強度が低下し始める加熱温度Tx℃を臨界温
度Tc’Cとして読み取り、この臨界温度Tc’Cと上
記T’Cとの差Tc−T’Cをもつて指標とした。この
曲げ強度測定における条件は、スパン長30Tn!FL
、荷重印加速度1wrm1分とした。また、機械的強度
の指標たる曲げ強度は、周知の3点曲げ試験法により、
スパン長3cynrffL、荷重印加速度1Wf1I分
という条件て測定した。上表から、立方晶ジルコニアを
含み、かつ正方晶ジルコニアの量が5〜70%の範囲に
あり、しかも気孔率が2〜10%の範囲にあるNO.3
,7,8,llおよび12の試料、つまりこの発明の焼
結体は、上記要件を満たしていないものにくらべて熱衝
撃強度および機械的強度がともに著しく高いことがわか
る。
ニアの量の測定は上述したX線回折法によつた。また、
気孔率は、まず体積および重量から焼結体のかさ密度を
求め、このかさ密度と理論密度から上述した式を使つて
計算した。さらに、熱衝撃強度は、試料を任意の温度T
x’Cに加熱した後T’Cの水中に落下させて急冷し、
次いでその曲げ強度を周知の3点曲げ試験法によつて測
定して曲げ強度が低下し始める加熱温度Tx℃を臨界温
度Tc’Cとして読み取り、この臨界温度Tc’Cと上
記T’Cとの差Tc−T’Cをもつて指標とした。この
曲げ強度測定における条件は、スパン長30Tn!FL
、荷重印加速度1wrm1分とした。また、機械的強度
の指標たる曲げ強度は、周知の3点曲げ試験法により、
スパン長3cynrffL、荷重印加速度1Wf1I分
という条件て測定した。上表から、立方晶ジルコニアを
含み、かつ正方晶ジルコニアの量が5〜70%の範囲に
あり、しかも気孔率が2〜10%の範囲にあるNO.3
,7,8,llおよび12の試料、つまりこの発明の焼
結体は、上記要件を満たしていないものにくらべて熱衝
撃強度および機械的強度がともに著しく高いことがわか
る。
また、たとえ立方晶ジルコニアを含み、しかも正方晶ジ
ルコニアの量が5 〜70モル%の範囲内に (あつて
も、気孔率が2〜10%の範囲になけれは、高い熱衝撃
強度と機械的強度を合わせもつ焼結体が得られないこと
がわかる。
ルコニアの量が5 〜70モル%の範囲内に (あつて
も、気孔率が2〜10%の範囲になけれは、高い熱衝撃
強度と機械的強度を合わせもつ焼結体が得られないこと
がわかる。
たとえば、NO.2と3の試料は、ともに立方晶ジルコ
ニアを含み、また正方晶ジルコニアの量がこの発明にお
いて規定する5 〜70モル%の範囲内にある焼結体で
ある。しかしながら、気孔率は、NO.2の試料が1.
5%と2%よりも低いのに対し、NO.3の試料のそれ
は3.5%でこの発明において規定する2〜10%の範
囲内にある。両者を比較してみると、NO.2の試料の
曲け強度は1050MPaであり、NO..3の試料、
つまりこの発明の焼結体の1000MPaよりも5%ほ
ど高く、一見、よさそうに思える。しかしながら、熱衝
撃強度は、NO..3の試料のそれの約61%にすぎな
い。さらに、立方晶ジルコニアを含み、しかも気孔率が
2〜10%の範囲内にあるが、正方晶ジルコニアの量が
5〜70モル%の範囲内になくても、同様に高い熱衝撃
強度と橙械的強度を合わせもつ焼結 フ体は得られない
。
ニアを含み、また正方晶ジルコニアの量がこの発明にお
いて規定する5 〜70モル%の範囲内にある焼結体で
ある。しかしながら、気孔率は、NO.2の試料が1.
5%と2%よりも低いのに対し、NO.3の試料のそれ
は3.5%でこの発明において規定する2〜10%の範
囲内にある。両者を比較してみると、NO.2の試料の
曲け強度は1050MPaであり、NO..3の試料、
つまりこの発明の焼結体の1000MPaよりも5%ほ
ど高く、一見、よさそうに思える。しかしながら、熱衝
撃強度は、NO..3の試料のそれの約61%にすぎな
い。さらに、立方晶ジルコニアを含み、しかも気孔率が
2〜10%の範囲内にあるが、正方晶ジルコニアの量が
5〜70モル%の範囲内になくても、同様に高い熱衝撃
強度と橙械的強度を合わせもつ焼結 フ体は得られない
。
たとえば、NO.l2と13の試料は、ともに立方晶ジ
ルコニアを含み、また気孔率がこの発明において規定す
る2〜10%の範囲内にある焼結体である。しかしなが
ら、正方晶ジルコニアの量は、NO.l2の試料が11
モル%とこの発明において規定する5 〜70モル%の
範囲内であるのに対し、NO.l3の試料のそれは3モ
ル%で5%よりも低い。両者を曲げ強度て比較してみる
と、NO.l3の試料は250MPaであり、NO.l
2の試料、つまりこの発明の焼結体の720MPaとい
う値にくらべてわずかに約35%であるにすぎない。N
O.l3の試料の熱衝撃強度は、NO.l2の試料のそ
れよりも約4%高い。しかしながら、上述したように、
NO.l3の試料の曲げ強度は、NO.l2の試料のそ
れのわずかに約35%にすぎないのである。このように
、立方晶ジルコニアを含むことに加えて、正方晶ジルコ
ニアの量が5 〜70モル%の範囲にあり、かつ気孔率
が2〜10%の範囲にあることが、高い熱衝撃強度と機
械的強度を合わせもつジルコニア焼結体を得るうえで必
須の要件であり、いずれの要件が欠けてもこの発明ほど
の焼結体は得られないものである。
ルコニアを含み、また気孔率がこの発明において規定す
る2〜10%の範囲内にある焼結体である。しかしなが
ら、正方晶ジルコニアの量は、NO.l2の試料が11
モル%とこの発明において規定する5 〜70モル%の
範囲内であるのに対し、NO.l3の試料のそれは3モ
ル%で5%よりも低い。両者を曲げ強度て比較してみる
と、NO.l3の試料は250MPaであり、NO.l
2の試料、つまりこの発明の焼結体の720MPaとい
う値にくらべてわずかに約35%であるにすぎない。N
O.l3の試料の熱衝撃強度は、NO.l2の試料のそ
れよりも約4%高い。しかしながら、上述したように、
NO.l3の試料の曲げ強度は、NO.l2の試料のそ
れのわずかに約35%にすぎないのである。このように
、立方晶ジルコニアを含むことに加えて、正方晶ジルコ
ニアの量が5 〜70モル%の範囲にあり、かつ気孔率
が2〜10%の範囲にあることが、高い熱衝撃強度と機
械的強度を合わせもつジルコニア焼結体を得るうえで必
須の要件であり、いずれの要件が欠けてもこの発明ほど
の焼結体は得られないものである。
Claims (1)
- 1 立方晶系の結晶構造をもつジルコニアと正方晶系の
結晶構造をもつジルコニアが共存しており、正方晶系の
結晶構造をもつジルコニアの量は5〜70モル%であり
、かつかさ密度と理論密度から算出した気孔率が2〜1
0%であることを特徴とするジルコニア焼結体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55182873A JPS6048471B2 (ja) | 1980-12-25 | 1980-12-25 | ジルコニア焼結体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55182873A JPS6048471B2 (ja) | 1980-12-25 | 1980-12-25 | ジルコニア焼結体 |
Related Child Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59083681A Division JPS6018667A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | メカニカルシ−ル |
| JP59083682A Division JPS6018620A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | ベアリング用ボ−ル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57111278A JPS57111278A (en) | 1982-07-10 |
| JPS6048471B2 true JPS6048471B2 (ja) | 1985-10-28 |
Family
ID=16125914
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55182873A Expired JPS6048471B2 (ja) | 1980-12-25 | 1980-12-25 | ジルコニア焼結体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6048471B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63170278U (ja) * | 1987-04-27 | 1988-11-07 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59107967A (ja) * | 1982-12-06 | 1984-06-22 | 東芝セラミツクス株式会社 | ジルコニア磁器 |
| JPS59107865A (ja) * | 1982-12-10 | 1984-06-22 | 東レ株式会社 | ドライバ− |
| US4520114A (en) * | 1983-09-26 | 1985-05-28 | Celanese Corporation | Production of metastable tetragonal zirconia |
| US4621936A (en) * | 1983-10-14 | 1986-11-11 | Corning Glass Works | Zirconia pen balls |
| JPS60108368A (ja) * | 1983-11-18 | 1985-06-13 | 東レ株式会社 | ホ−ニングガン用ノズル |
| JP2557290B2 (ja) * | 1991-03-29 | 1996-11-27 | 株式会社ニッカトー | 耐摩耗性ジルコニア質焼結体 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CH617875A4 (ja) * | 1975-05-14 | 1977-04-29 | ||
| JPS536310A (en) * | 1976-07-08 | 1978-01-20 | Commw Scient Ind Res Org | Ceramic materials |
| JPS589784B2 (ja) * | 1979-04-13 | 1983-02-22 | 日本化学陶業株式会社 | ジルコニア質切削工具材 |
| JPS56134564A (en) * | 1980-03-26 | 1981-10-21 | Ngk Insulators Ltd | Zirconia ceramics |
-
1980
- 1980-12-25 JP JP55182873A patent/JPS6048471B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63170278U (ja) * | 1987-04-27 | 1988-11-07 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57111278A (en) | 1982-07-10 |
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