JPS605263B2 - 調味液の製造方法 - Google Patents

調味液の製造方法

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JPS605263B2
JPS605263B2 JP56000977A JP97781A JPS605263B2 JP S605263 B2 JPS605263 B2 JP S605263B2 JP 56000977 A JP56000977 A JP 56000977A JP 97781 A JP97781 A JP 97781A JP S605263 B2 JPS605263 B2 JP S605263B2
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acid
koji
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liquid
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昌史 西原
龍一 田崎
大二 浜田
二郎 片岡
義彦 伏屋
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Ajinomoto Co Inc
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Ajinomoto Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアミノ酸液と同等の濃厚な旨味を有し、かつ天
然醸造生湯に匹敵する芳香を有する調味液を短期間で安
価に製造する方法に関する。
従来、天然醸造法に対して酸の加水分解力と麹の酵素力
を使う遠醸法は新式2号法として良く知られ、戦後我国
の醤油メーカーで広く実用化されていた。この新式2号
法は、脱脂大豆に6%程度の稀塩酸を加えて加熱し蛋白
質をべプトン、ベプチドまで部分加水分解し、ソーダ灰
で中和した後補塩し、これをコブラミール麹あるいは麹
麹と共に食塩水に仕込んで諸味とし、醗酵・熟成させる
いわば半化学半醸造方法であり、この方法は酸分解法に
よるアミノ酸液の製造法に比べて酸分解条件が緩やかで
あるため、アミノ酸液独特の酸分解臭、いわゆるアミノ
酸臭が少なく、醤油様の香りが醸成されるので風味の良
い調味液が短期間で製造できる利点を有している。
しかしながら、酸分解ァミノ酸液に比べればアミノ酸臭
は弱いもののこれを完全に除去することはできず、天然
酒醸造生湯と比較すれば、香りの点では明らかに劣って
いることは否めないことである。その上、酸、アルカリ
を多く使用し、又多量のエネルギーを消費するので生産
コストも決して安価とはいえず、天然醸造法や酸分解法
を凌ぐまでには至らなかった。従来から、このような遠
醸法に関して香気を改良する方法として悪臭の生成を抑
えるため、より緩やかな条件で酸分解する方法や旺盛に
発酵させて悪臭を除去する方法が知られているが、いず
れも一長一短が有り、決して完成された方法とはいえな
い。例えば2〜4%程度の稀塩酸で分解すると悪臭の発
生は抑えることができるが、分解率が低すぎるので、多
量の麹を使用せねばならず、又一定の分解率に酸分解す
るには多量の稀塩酸を必要とし、その上得られるものは
分解率が低いので呈味力が乏しく、かつ窒素濃度の低い
ものしか得られない等の欠点が有った。そこで本発明者
等は、この半化学半醸法のもつ利点に着目し、プロセス
上の欠点の改善を計ると共に生錫よりも濃厚な旨味を有
し、生錫と同様に芳醇な香気に豊んだ品質の優れた調味
液を短期間にかつ安価に製造する方法を開発すべく鋭意
研究を重ねた結果、蛋白質原料を酸処理して原料中のグ
ルタミン酸の10〜60%を遊離せしめ、次いで、主と
して脱脂大豆を膨化・変性処理した物料を用いて製麹を
加えて発酵・熟成することによりかかる目的が達成でき
ることを発見し本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、醤油醸造用の蛋白質原料を酸処理
して原料中のグルタミン酸の10〜60%を遊離せしめ
、次いでこれにアルカリを加えて中和した後、主として
脱脂大豆を膨化・変性させた物料を用いて製麹した麹を
加えて醗酵・熟成せしめ、ついで常法通り圧搾、火入、
婆引することからなる調味液の製造方法である。本発明
で使用する醤油醸造用の蛋白原料としては、醸造に用い
られるものであれば良く、脱脂大豆、小麦グルテン、コ
ーングルテソが使用され、その他カゼイン、ゼラチン、
コラーゲン等も使用することができる。
酸処理に使用される鉱酸としては塩酸が用いられるが場
合によっては硫酸等も使用される。塩酸を使用する場合
、使用する塩酸の量は特に制限されないが、下記の式で
示される塩酸モル比で0.3〜1.0の塩酸を使用する
ことが望ましい。
14.0 塩酸モル比=分解に使用するCIの量(のX分解される
原料の全窒素量(の35.5原料に対する酸の液量は特
に制限されないが、下記の式で示される液比が2.0以
下にすることが望ましい。
原料lの水分+I一戦容量+添加水+五蒸X,ドレィン
液比=小 原料の固形物重量新式2号法では
液比は約3.疎聖度であるが、液比3.0の酸で加水分
解すると得られる調味液の窒素濃度は1.錦里度が限度
であるが、本発明では液比が2.0以下実施できるので
、製品の窒素濃度は2.0夕/d‘以上であり、特に脱
脂大豆のみで製造すれば3.0夕/d‘に達することも
充分可能である。
酸処理する際の温度および処理時間は特に制限されない
が、処理時間としては10〜4劉時間、温度は90〜1
10ooの範囲が望ましく、原料中のグルタミン酸の1
0〜60%遊離されるまで酸処理する。
本発明でいうグルタミン酸の遊離(率)とは原料中に含
まれているグルタミン酸の量に対する分解液中に溶出さ
れたグルタミン酸の割合を百分率(%)で表わしたもの
である。酸処理に於てグルタミン酸の遊離率が10%以
下では処理が充分でなく原料全体の50%を麹化しなけ
ればならないので、経済的でない。
逆に、グルタミン酸遊離率が60%を越えるまで酸処理
すると原料の蛋白質の70%がアミノ酸に変化してしま
い、同時に脱脂大豆の場合には糖類が炭化され、消失さ
れてしまうのでアミノ酸臭が発生して、製品にアミノ酸
臭が残るため商品価値が著しく低下してしまう。
従ってグルタミン酸分解率が10〜60%の範囲になる
ように酸処理することが必要である。実際に、この範囲
で酸処理した場合には悪臭の原因と考えられているメチ
オニンメチルスルフオニウム塩(MMS)はほとんど生
成されないが、塩酸のモル比が1.0以上になると窒素
1.0夕当り30〜40の9のMMSが生成されること
が確かめられる。このようにして酸処理を施した後はア
ルカリを加えてPH5.0〜6.0に中和する。
新式2号法では製品の窒素濃度の低下を防ぐためには中
和剤として固形のソーダ灰を使用せざるを得ないが、ソ
ーダ灰で中和すると中和の際発泡が著しいこともあり、
操作性が悪く、その上、中和の際の発熱が異臭を発生さ
せる欠点が有る。これに対し本発明では20〜30%程
度のアルカリを使用しても2.0夕/d‘以上の窒素濃
度を確保でき、中和熱の発生も少ないので中和時の悪臭
の発生を抑えることができる。このようにして得られる
中和液は強い苦味と渋味を有し、MMSは含まれないも
のの大豆に由来する異臭や炭水化物の分解等で甚だしい
悪臭を有している。
次に、この中和物に主として脱脂大豆を膨化変性処理し
た物料を用いて製麹した麹を、酸処理に用いた蛋白質原
料の重量に対し10%以上望ましくは10〜30%程度
加えて時々かきまぜながら30〜45qoに保つと酵素
分解が急速に進む。酵素分解は2〜3日で終了するが、
更に5日〜1ヶ月程度熟成させることにより芳醇な芳香
が生成してくるので発酵・熟成期間は3日〜1ヶ月が望
ましい。仕込時の食塩濃度は10〜13夕/d‘程度で
あるので、生錫と同等の18夕/d‘のものを目的とす
る場合には食塩を仕込時に補添すれば良く、又逆に滅塩
を目的とするにはそのまま醗酵・熟成すれば良く、発酵
期間が短いこともあって12〜13夕/d‘の食塩濃度
の製品を容易に製造することができる。
本発明で使用する麹は主として脱脂大豆を膨化・変性さ
せた物料を用いて製麹した麹が使用され、脱脂大豆等を
常法通り蒸煮処理して製麹したものでは本発明の目的を
達成することができない。従来の麹を使用する場合には
、全原料の50%近くを麹化しなければならず、このよ
うに麹化率を上げても分解率はそれほど高くはならず、
グルタミン酸遊離率は55%未満に止まり、本発明の目
的を達成することはできない。膨化・変性する原料は主
として脱脂大豆が使用されるが、脱脂大豆の50%まで
であれば、小麦、麹、コーングルテン、小麦グルテン等
で置き換えることもできる。
小麦、麹は製麹時に必要な糖源として有効であるが、5
0%以上置換すると分解率の減少を来たすので50%以
内使用することが望ましい。又、コーングルテン、小麦
グルテン等の蛋白質で30%以上置換すると製麹に必要
な糖分が不足し麹菌の生育が不充分となるので望ましく
ない。膨化・変性の方法は特に限定されるものではなく
、例えばェクストルーダ等の加熱・押出し装置を用いて
行えば良く、脱脂大豆を適当に粉砕、撒水した後、温度
100〜200qo望ましくは160〜200℃、圧力
5〜100k9/地望ましくは10〜90k9/地の条
件で1秒〜10分間加熱後大気圧中に押出すこによって
良好に行われる。
この膨化・変性処理した物料は適当な大きさに切断又は
粉砕し撒水して水分を35〜45%程度とした後常法通
り種切り、盛込みし、品温を26〜35℃に保ちつつ手
入れを行い2〜3日間で出麹が得られる。
麹は製麹後直ちに中和液に混合しても良いが麹を一旦1
3〜20夕/d‘の食塩水に入れ、30〜40℃に保持
して諸味とした後に使用することもできる。この場合、
諸味を用いても良く又諸味を炉適して得られる酵素液を
使用することもできる。発酵・熟成することにより中和
液は良好に加水分解され、中和液の強い苦味。渋味は完
全に消失し、グルタミン酸は60%以上遊離され、分解
率(FN/TN)は60%以上に達する。更に窒素濃度
は2.0夕/d‘を越えるので、本発明の調味液は酸分
解アミノ酸液と同等の濃厚な強い旨味を有している。一
方、香りについては、発酵・熟成期間中に中和液の強製
な大豆由来の異臭は完全に消失し、ソーダ灰中和に起因
するような異臭の発生もなく且つ、熟成期間中に熟成さ
れる芳香が加わるため酸分解臭が無く香りの良い天然生
湯と区別のできないものが得られる。以下、実施例にて
詳細に説明する。
実施例 1 脱脂大豆1000k9(TN:7.8%、水分:10%
)に27%塩酸450そを連続混合し、加熱蒸気を吹き
込みつつ90午Cで1劉時間酸処理した。
この時の液比は1.4塩酸のモル比は0.7であった。
酸処理物中の溶液中に遊離されたグルタミン酸の量は原
料中の脱脂大豆に含まれるグルタミン酸の47%であっ
た。次いでこの酸処理物に27%苛性ソーダを加えてP
H6.0に調節した。一方、脱脂大豆150k9を5−
20メッシュ程度に粉砕し水196そを散水・混合した
後大型ェクストルーダ(ウィンガー社製)に連続的に供
給し、温度180℃で15秒間加熱処理し大気圧中に押
出して変性・膨化処理した。
この膨化物を5肋程度に切断し、これに水を加えて水分
を45%に調整し、これに市販の種麹120夕を撒布し
て種切を行い、常法通り製麹室に盛込み、品温を30℃
に調整しつつ培養し、2餌時間経過後に1番手入れを行
い、品塩を28qC±1℃に調整して盛込後4斑時間で
出麹とした。出麹の重量は175k9、水分は33%、
PH6.9−般菌数5×1ぴで胞子は均一に着生し異臭
の全くないものであった。この出麹175k9を上記中
和液と共に350その食塩水(17夕/d‘)に仕込み
30℃で7日間発酵・熟成せしめ、常法通り圧搾炉過し
て調味液を得た。
この調味液の組成はTN2.2夕/d‘、食塩12夕/
d‘、グルタミン酸1.82夕/d‘(グルタミン酸遊
離率60%)、分解率60%でMMSはほとんど検出さ
れず、濃厚な旨みと芳醇な香りを有するものであった。
次に、塩酸の量を第1表に示すように変える以外は全く
同様の方法で調味液を調整し、塩酸の量(モル比)の影
響を調べた。その結果を第1表に示す。第1表 (註 27多HCZ使用、液比は1.4K調節した)第
1表に示すようにモル比が0.2%以下ではグルタミン
酸遊離率が40%未満で旨味が不充分であり、1.0を
越えるとアミノ酸臭が感じられるので、モル比は0.3
〜1.0の範囲が良いことがわかる。
この範囲内ではアミノ酸臭は全く感じられず実際にMM
Sを測定しても殆んど検出されない。MMSはモル比が
1.0を越えると急激に増加し、1.2では28の9/
N夕,1.5では38の9/N夕となり、明らかなアミ
ノ酸臭が認められる。次に、第1表中塩酸モル比0.7
の調味液の風味について、天然醸造生湯(常法により6
ヶ月醗酵熟成したもの。
)、味液(登録商標、味の素社製のアミノ酸液)を対照
とし、20名の専門パネルによる官能テストを行った。
その結果を第2表に示す。第2表 註)味の評価はTNI.6タノ雌、NaCI18分Xa
2の条件で行った。
実施例で得られた調味液の特徴として、外観は味液、生
湯に比べて粘度と赤味が有り、味は生錫のコク味と味液
の旨味をもっており、香りについてはアミノ酸臭がなく
又生揚特有の麹臭、カビ臭が無いことが指摘された。
香りについて生揚より評価が良いのはこの麹臭、カピ臭
がない点が好まれたためである。
実施例 2脱脂大豆150k9(TN7.8%、水分1
0%)およびコーングルテン123k9(TN9.5%
、水分8%)に27%塩酸139〆と水100Zを加え
、蒸気を吹き込みつつ95qCに1筋時間保持し酸処理
を行い、35%苛性ソーダでpH6.0に中和した。
中和液のグルタミン酸遊離率は48%でTN可溶化率は
68%であった。この中和液を3分し、夫々(A)、(
B)および(C)の麹を仕込み30ooで10日間発酵
・熟成せしめ、諸味を炉遇して調味液を得た。夫々の分
析値を第2表に示す。(A) 実施例1で得られた脱脂
大豆で製麹した出麹37.4k9(B) (A)の出麹
を2.2倍量の食塩水(16夕/d‘)に仕込み、30
こ0で7日間熟成させた諸味。
(C) 小麦を用いて常法に従って製麹した小麦麹38
.0k9(水分30.5%)第2表 実施例 3 脱脂大豆5.0k9と4・麦グルテン(TNIO%、水
分10%)4.0k9を5.8%の稀塩酸10.4〆(
モル比0.3、液比1.4)に混合し、オートクレープ
中で110つ○、2畑寺間酸処理を行った。
これを27%苛性ソーダでpH6.0に中和し、グルタ
ミン酸遊離率22%の中和液を得た。この時のTNの可
溶化率は75%であった。次に、実施例1の方法で得ら
れた出麹15kgをこの中和液に加えて均一に混合し、
1日1回燈梓・混合しながら60qoで1日間、その後
は40こ○で6日間分解・熟成を行った。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 醤油醸造用の蛋白質原料を酸処理して原料中のグル
    タミン酸の10〜60%を遊離せしめ、次いで、アルカ
    リを加えて中和した後、該中和物に主として脱脂大豆を
    膨化・変性させた物料を用いて製麹した麹を加えて醗酵
    ・熟成せしめることを特徴とする調味液の製造方法。
JP56000977A 1981-01-07 1981-01-07 調味液の製造方法 Expired JPS605263B2 (ja)

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JPS57115156A JPS57115156A (en) 1982-07-17
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