JPS6054162B2 - 陶器製大形容器の製造方法 - Google Patents

陶器製大形容器の製造方法

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JPS6054162B2
JPS6054162B2 JP7792682A JP7792682A JPS6054162B2 JP S6054162 B2 JPS6054162 B2 JP S6054162B2 JP 7792682 A JP7792682 A JP 7792682A JP 7792682 A JP7792682 A JP 7792682A JP S6054162 B2 JPS6054162 B2 JP S6054162B2
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plaster
container
slurry
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東五 黒岩
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は人間の手では持ち運びが不可能な大形陶器製
容器の製造方法に係るもので、特に横割三段石膏型を用
いて従来不可能とされてきた大形の壺や瓶等を容易に製
し得るようになした石膏型による陶器製大形容器の製造
方法に関するものである。
石膏型の吸水性を利用した流し込み成形法は一 般に
知られているが、従来の石膏型は茶碗や花瓶等の比較的
小形の陶器を目的としたもので、人間が可搬できない程
の大形容器についてはこれまで石膏型による流し込み成
形法では製造が不可能であるとされてきた。
すなわち、流し込み成形法によつて成形された成形物は
、他の方法によつて成形された成形物に比較して水分の
多いのが特徴で、その乾燥には充分な時間と注意が必要
であるが、成形物が人間の手では持ち運びできない程の
大形になると、成形物の底部が成形物自体の自重によつ
て押さえつけられるので乾燥・収縮が他の部分より妨げ
られ、手当のできない全く致命的な細い亀裂が底部に生
じ、商品価値が減殺され、そのため石膏型流し込み成形
法による大形の陶器製容器の製造は、これまで殆んど不
可能とされてきたのである。 本発明は、上述した製造
上の困難さを解決すべく幾多の試作・研究を繰り返した
結果、横割三段式石膏型を用い、その中ても中段型を成
形物と一緒に上方向へ吊し、下段型よりの脱型を可能に
して成形物の底部の乾燥を促し、底部に生する亀裂等を
防止することによつて、従来不可能とされてきた石膏型
による大形の陶器製容器の製造に成功したものである。
本発明を詳述すれば、壺や瓶のような口部が細くつぼ
まり胴部の膨らんだ陶器製の大形容器を石膏型を用いて
製造する方法てあつて、石膏型を横方向に三段に分割し
て、有底の下段型、その上部が大径になつていると共に
外周部に環状の凹溝を刻設した中段型、大形容器の上面
部をなす上部を開口とした上段型となし、当該下段型、
中段型及び上段型を順次に組み付けてから、上段型の開
口部より泥漿を流し込み、適宜時間放置した後、石膏型
の内壁面に素地土の層が所定の厚さに形成されてから、
石膏型内部の残余の泥漿を排出し、成形素地土がある程
度固まつてから上段型を上方向へ抜き取り、次いで中段
型を成形素地土本体を一緒に上方向へ抜き出して下段型
より脱型し、このままの状態で乾燥させると共に、中段
型を伴なつたままの状態で成形素地土本体を台木の上面
に載置し、中段型を台木の下におろして成形素地土本体
より脱型し、斯くして得られた成形素地土本体を常法て
加熱処理することを特徴とした陶器製大形容器の製造方
法である。
以下、本発明の具体的構成を図示の実施例に基づき詳細
に説明する。
本発明陶器製大形容器の製造方法は、壺や瓶のような口
部が細くつぼまり胴部のまるく膨らんだ陶器製の大形容
器を石膏型を用いて製造する方法に関するものであつた
、石膏型を横方向に三段に分割して、有底の下段型1、
その上部が大形容器の胴部の最大径となるようにすると
共に、外周部に環状の凹溝を刻設した中段型2、大形容
器の上面部をなす上部を開口とした上段型3となし、当
該下段型1、中段型2及び上段型3を順次に組み付けて
から、上段型3の開口部4より適当に調合した泥漿を流
し込み、適宜時間放置した後、石膏型の内壁面5に素地
土の層6が所定の厚さに形成一されるのを確認してから
、石膏型内部の余分の泥漿12をポンプ等によつて石膏
型外へ排出し、乾燥に伴ない成形素地土7がある程度固
まつてから、上段型3を作業場の天井等に配設したチェ
ーンブロック等を用いて上方向に抜き取り、適宜時.間
乾燥させ、成形素地土本体7が固まるのを待つて、中段
型2を成形素地土本体7と一緒に上方向へ吊り上げて下
段型1より脱型し、このままの状態で乾燥させると共に
、中段型2を伴なつたままの状態で成形素地土本体7を
台木8の上面に載置・し、中段型2を台木8の下におろ
して成形素地土本体7より脱型し、斯くして得られた成
形素地土本体7を常法で加熱処理するようにしたもので
ある。
第1図は下段型1、中段型2及び上段型3を組み付けた
状態を示すものである。
なお、図示の実施例では三段に分割してあるが、それぞ
れの段型1,2,3の全部又は一部をさらに横方向に分
割した多段型としてもよいのは勿論である。下段型1は
有底で、成形しようとする大形容器の底部を形成するも
のであり、中段型2は大形容器の胴部を形成するもので
ある。なお、この中段型2の上部、特に上段型3の下部
との嵌合部付近は脱型が・容易に行えるよう、成形しよ
うとする大形容器の胴部の最大径となるように形成して
あつて、中段型2の下部は上部より小径となつている。
また、各段型1,2,3の当接面には、第2図及び第3
図に示すように、対となる凸部9と凹部10を形成して
あつて、嵌合可能であり、石膏型を組み付けたとき位置
がづれないようになつている。第4図は組み付けた石膏
型内に上段型3の開口部4より、泥漿を注入した状態を
示すもので、泥漿12は時間の経過に伴なつて水分が吸
収され、石膏型の型肌に接した部分に水分の少ない層6
が形成されていき、この層6が所定の厚さになつたとこ
ろで型内の残余の泥漿12を型外に排出し、暫く放置す
れば石膏型はなお成形素地7の水分を吸うのでついには
収縮して離型してくる。そこで、上段型3を上方向に引
き上げて脱型するが、上段型3は下部が大径で上部が小
径となつているので成形素地土本体7より容易に脱型す
ることができるものである。第5図は上段型3を取り去
り、成形素地土本体7の上面部が露出した状態を示すも
ので、この状態で成形素地土本体7をさらに乾燥させ、
固まつたところで、作業場の天井等に配設してあるチェ
ーンブロック等によつて成形素地土本体7を中段型2と
一緒に上方へ吊り上げる。
前記したように、中段型2の上部は下部より大径となつ
ているので、中段型2は成形素地土本体7を抱えたまま
容易に引き上げることができるものである。この作業に
よつて、下段型1を成形素地土本体7より引き離すこと
ができる。なお、中段型2の外周部には環状の凹溝11
が刻設されており、ここにバンド等を嵌め付けてチェー
ンブロック等で吊り上げるときの手掛りとするものであ
る。この吊り上げによつて成形物はその底部が空気に触
れ乾燥が早められるものである。第6図は中段型2を伴
なつたまま成形素地土本体7を台木8の上面に載置した
状態を示すもので、静置後、中段型2を下方向へ引き下
げ、台木8の脚の下におろして完全に脱型状態となるも
のである。
次いで、脱型した成形素地土本体7を常法で焼成し、陶
器製の大形容器を得るものである。
本発明方法は以上の如き構成からなり、従来流し込み成
形法では不可能とされてきた陶器製の大形の壺や瓶等を
困難な作業なくして容易に製することができるようにな
つた。特に、三段型のうちの中段型の上部が下部に比べ
て大径となつていると共に、外周部に環状の凹溝が凹設
されているので、ここにベルト等を巻き付けて上方向に
成形素地土本体と一緒に吊り上げて成形素地土本体の底
部を覆つていた下段型より脱型させ、成形素地土本体の
底部を空気に触れさせて乾燥を促すことができ、その結
果、成形素地土本体の底部に亀裂等のするのを防止する
ことが可能となつた。また、型の合せ目に生ずるパーテ
ィングラインが横方向に形成され、ロクロを使用したも
のと同程度の風合いが得られて、後処理が殆んど不要と
なる等の利点も併有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は石膏型を組み付けた状態の断面図、第2図は上
段型の底面図、第3図は中段型の平面図、第4図は石膏
型内に泥漿を流し込んだ状態の断面図、第5図は上段型
を取り外した状態の断面図、第6図は中段型の脱型状態
を示す正面図である。 1:下段型、2:中段型、3:上段型、4:開口部、5
:内壁面、6:層、7:成形素地土本体、8:台木、9
:凸部、10:凹部、11:凹溝、12:泥漿。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 壺や瓶のような口部が細くつぼまり胴部の膨らんだ
    陶器製の大形容器を石膏型を用いて製造する方法であつ
    て、石膏型を横方向に三段に分割して、有底の下段型、
    その上部が大径になつていると共に外周部に環状の凹溝
    を刻設した中段型、大形容器の上面部をなす上部を開口
    とした上段型となし、当該下段型、中段型及び上段型を
    順次に組み付けてから、上段型の開口部より泥漿を流し
    込み、適宜時間放置した後、石膏型の内壁面に素地土の
    層が所定の厚さに形成されてから、石膏型内部の残余の
    泥漿を排出し、成形素地土がある程度固まつてから上段
    型を上方向へ抜き取り、次いで中段型を成形素地土本体
    と一緒に上方向へ抜き出して下段型より脱型し、このま
    まの状態で乾燥させると共に、中段型を伴なつたままの
    状態で成形素地土本体を台木の上面に載置し、中段型を
    台木の下におろして成形素地土本体よに脱型し、斯くし
    て得られた成形素地土本体を常法で加熱処理することを
    特徴とした陶器製大形容器の製造方法。
JP7792682A 1982-05-10 1982-05-10 陶器製大形容器の製造方法 Expired JPS6054162B2 (ja)

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JPS58194506A JPS58194506A (ja) 1983-11-12
JPS6054162B2 true JPS6054162B2 (ja) 1985-11-29

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