JPS6055471B2 - 防火性能に優れた無機質主体の発泡成形物 - Google Patents

防火性能に優れた無機質主体の発泡成形物

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JPS6055471B2
JPS6055471B2 JP11251480A JP11251480A JPS6055471B2 JP S6055471 B2 JPS6055471 B2 JP S6055471B2 JP 11251480 A JP11251480 A JP 11251480A JP 11251480 A JP11251480 A JP 11251480A JP S6055471 B2 JPS6055471 B2 JP S6055471B2
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豊 田之上
泰平 竹内
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、防火性能に優れた無機質主体の発泡成形物に
関する。
更に詳しくは、30〜55重量%の二水石膏粉体、25
〜印重量%の炭酸カルシウム粉体、4〜13重量%の無
機質短繊維および4〜1瀘量%のバインダーより構成さ
れ、比重0.6以下に発泡された無機質主体の発泡成形
物に関する。従来、金属サイデイング材用裏打材として
は、石膏ボード、ロックウール板、あるいは発泡ポリウ
レタンに無機塩を加えたものなどが使用されてきた。し
かし、石膏ボードやロックウール板は重量が8〜12に
9/ゴと大きく、取り扱い性が良くない。また、泡ポリ
ウレタンに無機塩を加えたものは軽量ではあるが有機分
が多いため燃え易い欠点があつた。本発明者らはこれら
の状況に鑑み、軽量で取り扱い性が良く、燃えにくく防
火性能に優れた金属サイデイング材用裏打材を得るべく
鋭意研究した結果、30〜55重量%の二水石膏粉体、
25〜5腫量%の炭酸カルシウム粉体、4〜”重量%の
無機質短繊維および4〜1腫量%のバインダーより構成
され、比重0.6以下に発泡された無機質主体の発泡成
形物が、良好な結果を与えることを見い出し、本発明に
到達した。
なお、ここで発泡成形物とは、発泡構造を有するシート
状及び板状の成形物を意味する。本発明において用いら
れる二水石膏粉体は、排煙脱硫石膏、憐酸副性石膏、チ
タン副生石膏、天然産石膏等一般に使用されているもの
ならばいずれも使用できる。
粒径、粒度分布等は特に制限はないが、粒径200μ以
下のものが好ましい。本発明において使用される炭酸カ
ルシウム粉体は、一般に使用される重質及び軽質及び軽
質の炭酸カルシウムのいずれも使用できる。また、粒″
径、粒度分布等は特に制限はないが、粒径100μ以下
のものが好ましい。本発明の発泡成形物においては、二
水石膏と炭酸カルシウムの含有量の合計が55重量%以
上(好ましくは70重量%以上)であることが必要であ
;る。
また、二水石膏/炭酸カルシウムの配合比は重量基準で
35/65〜70/30の範囲にあることが必要である
。これらの範囲から外れる場合には、充分な防火性能を
得ることができない。よつて二水石膏粉体と炭酸カルシ
ウム粉体の、発泡成形物中における含有率は、二水石膏
粉体が30〜5踵量%、炭酸カルシウム粉体が25〜5
川%の範囲にあることが必要であり、これらの範囲にあ
れば上述の条件を常に満足することになる。本発明にお
いては、比重0.6以下の発泡成形物を得る上で無機質
短繊維の使用が必要である。
無機質短繊維を使用しない場合には、成形物の原料を発
泡した状態で安定に保つことが困難であり、本発明の発
泡成形物を一定の品質で製造するのが困難となる。また
、無機質短繊維のかわりに無機質短繊維を用いても発泡
性は向上するが、成形物の防火性能が低下するので好ま
しくない。無機質短繊維としては、具体的には岩綿、ガ
ラス繊維、石綿等をあげることができるが、成形物の低
比重比効果、作業性、安全衛生上の点から岩綿が好まし
い。ここでいう岩綿(ロックウール)とは、天燃の岩石
(玄武岩、蛇絞岩等)を原料として製造されるガラス質
繊維だけでなく、鉄スラグなどを原料として製造される
鉱さい綿(スラグウール)をも包含する。無機質短繊維
の平均繊維長は0.5醜以上のものが好ましく、使用量
は成形物中で4〜13重量%になるようにする必要があ
る。1鍾量%より多くなると成形型、作業性が悪くなる
だけでなく、二水石膏粉体と炭酸カルシウム粉体の含有
量が低くなり防火性能が悪くなるので好ましくない。
また、無機質短繊維が4重量%以下になると発泡安定性
が充分でなくなるので好ましくな一い。本発明において
使用されるバインダーとしては、水溶性高分子一架橋剤
系及び熱可塑性樹脂エマルジョンをあげることができる
が、成形乾燥時の樹脂のマイグレーションが起こりにく
いこと、;成形物の耐水性が優れていること、及び成形
乾燥時の乾燥能率が優れていることなどの点で、熱可塑
性樹脂エマルジョンが好ましい。
熱可塑性樹脂エマルジョンとしては、例えば酢酸ビニル
系重合体エマルジョン、アクリル系重合体エマルジヨく
ン、塩化ビニル系重合体エマルジョン、塩化ビニリデン
系重合体エマルジョン、ウレタン系重合体エマルジョン
、スチレン−ブタジエン共重合体エマルジョン等をあげ
ることができるが、酢酸ビニル系重合体が特に好ましい
。更に酢酸ビニル系重合体としては、酢酸ビニル単独重
合体のほかに、例えばエチレン、(メタ)アクリル酸エ
ステル類、(メタ)アクリル酸、マレイン酸エステル類
あるいはマレイン酸などとの共重合体が用いられる。最
も好ましいのは、酢酸ビニル含有量が60〜95重量%
のエチレンー酢酸ビニル共重合体である。発泡成形物中
のバインダーの含有量は4〜10重量%の範囲が適当で
ある。4重量%より少いとノバインダー効果が充分でな
く、発泡成形物が脆くなるので好ましくない。また、1
リ1量%より多くなると防火性が低下するので好ましく
ない。本発明の発泡成形物には、上述した必須成分以外
に無機質系軽量微小球体、気泡連行剤、界面活性剤、撥
水剤、防カビ剤、顔料、熱硬化性樹脂、補強材、吸熱補
助剤(硼酸等)等を併用することも可能である。特に無
機質系軽量微小球体は、発泡成形物の圧縮強度を高める
効果を有するのが好ましい。無機質系軽量微小球体とは
、無機質系軽量微小球体及び無機質系中空微小球体の両
方を包含するものであり、例えば球状パーライト、バー
ミキユライト、膨張頁岩、シリカアルミナ系マイクロバ
ルーン、マイクロガラスバルーン、マイクロシラスバル
ーン等をあげることができる。作業性、成形性、成形物
の防火性能、力学的性質などの点でシリカアルミナ系マ
イクロバルーンが最も好ましい。無機質系軽量微小球体
を使用する場合には、2〜2鍾量%の範囲で配合するの
が適当である。2重量%以下では効果の発現が充分でな
く、2濾量%以上では成形物の防火性能が低下するので
好ましくない。
本発明の発泡成形物の製造は、例えば以下に述べるよう
な方法により行うことができる。すなわち、攪拌機付き
の適当な大きさの容器に、バインダー成分(例えば熱可
塑性樹脂エマルジョン)及び必要に応じて撥水剤、硬化
剤、顔料、防カビ剤、成形性改良のための各種安定剤、
増粘剤、水等を添加した後、攪拌混合を続けながら、二
水石膏粉体、炭酸カルシウム粉体、無機質短繊維及び必
要に応じて無機質系軽量微小球体を徐々に添加し、スラ
リーを調製する。次いで加圧下に混練発泡することによ
りスラリーを低比重化する。次に、該スラリーをエマー
を注入しながら高速回転発泡機に通してさらに発泡低比
重化した後、例えばドクターブレード法または押し出し
法等により、離型加工したシート基材上に流延し、乾燥
する。この際取り扱い性を良くするため、同時に不織布
を複合したりあるいは断熱性を一層高める目的で、アル
ミ箔またはアルミクラスト紙等を複合!することもでき
る。本発明の発泡成形物が優れた防火性を有する理由は
明確ではないが、恐らく二水石膏の結晶水放出による熱
量吸収作用と炭酸カルシウムの脱二酸化炭酸反応による
熱量吸収作用及び発泡構造によノる断熱作用が相乗的に
作用するためと推定される。
なお、本発明の発泡成形物は、金属サイデイング材用裏
打材としてたけでなく、単独あるいは他の素材との複合
により広く建築材料としての用途を有している。
以下実施例により、本発明を具体的に記述するが、これ
らは本発明を何等限定するものではない。
尚、材料の防火性については、建設省告示昭和3排25
45号に記載されている方法で試験し、評価判定した。
即ち、試験の片側の面から1紛間で常温から840℃ま
で標準加熱曲線に沿つて加熱し、再び温度を下げて、加
熱面とは反対側の面の最高温度(裏面最高温度)を測定
して防火性を評価した。したがつて裏面最高温度が低い
ほど防火性が優れていることになる。なお、例中の部は
すべて重量基準である。
実施例1 排煙脱硫工程より副生した二水石膏を乾燥後16メッシ
ュの篩に通す。
この二水石膏44.?と重質炭酸カルシウム(日東粉化
製NS#100)40.6部及び無機質短繊維として的
ンクウール(新日本製鉄化学製エスフアイバー)8.6
部、バインダー成分として酢酸ビニル−エチレン共重合
体エマルジョン(クラレ製パンフレックス0M−700
0)を樹脂分て5.9部用い、その他に気泡連行剤、増
粘剤、発泡剤、架橋剤、有機短繊維を少量添加し、充分
混合後、高速攪拌して発泡させて比重0.38y/Cl
lのスラリーを調製し、これを離型性の優れた基体シー
ト上にクリアランス13.4?でドクターブレードを用
いて塗工流延し、不縮布を複合し、次に120′Cの乾
燥器中で1時間40分乾燥して、厚さ12.1Wr!n
1比重0.285y/CTltのボード状物を得た。該
試料について、防火性の試験を行なつた所、裏面最高温
度は233′Cであつた。ちなみに、比重が0.725
y/Cllと重い市販の石膏ボードで厚さがそれぞれ9
79!、12mのものの加熱試験の裏面最高温度はそれ
ぞれ2862C1245゜Cであつた。実施例2実施例
1と同様にして得た比重0.430ダ/alのスラリー
を塗工流延して、比重0.30、厚さ10.0wnのボ
ード状物を得た。
次にこのボードにアルミ箔(20μ厚)をゴム糸接着剤
(サイデン化学製サイビノールSR−690)で貼付し
、試料を作製した。この試料について加熱試験を行なつ
た所、裏面最高温度は247Cであつた。比較例1 二水石膏と炭酸カルシウムを用いるかわりに、二水石膏
85.5部のみを用い他は実施例1と同様にして比重0
.38y/dのスラリーを調製し、これを実施例1と同
じ条件で成形して厚さ12.2Tfr!n比重0.29
4y/Cllのボード状物を得た。
該試料について、前述の加熱試験を実施した所、裏面最
高温度は320℃であつた。このように二水石こうのみ
をフィラーとして用いる場合には、充分な防火性能は発
現しない。比較例2 二水石膏に代えて重質炭酸カルシウム(1)東粉化NS
#100)85.5部をフィラーとして使用する以外は
比較例1と同様にして、厚さ11.8Wrfn1比重0
.311f/alのボード状物を得た。
該試料について同様に加熱試験を実施した所、裏面最高
温度は308℃であつた。このように炭酸カルシウムの
みノをフィラーとして用いる場合にも、充分な防火性能
は発現しない。比較例3二水石膏粉体の量を65部、炭
酸カルシウム粉体の量を20.5部としたほかは実施例
1と同じ条件て夕発泡成形物をつくり、厚さ11.9T
vn、比重0.296q/dの成形物を得た。
該試料について加熱試験を実施したところ、裏面最高温
度は285℃であつた。このように、二水石膏と炭酸カ
ルシウムを併用しても、本発明の範囲外では、充分な防
火性はO得られない。比較例4 二水石膏粉体の量を25.5部、炭酸カルシウム粉体の
量を(1)部としたほかは実施例1と同じ条件で発泡成
形物をつくり、厚さ12.0?比重0.290J/CT
Iの発泡成形物を得た。
該試料について前述の加熱試験を実施した所、裏面温度
は303℃であつた。このように二水石こうの量が少な
すぎ、炭酸カルシウムの量が多すぎるような本発明の範
囲外では二水石こう粉体及び炭酸カルシウム粉体を使用
しても、充分な防火性能は発現しない。実施例3 排煙脱硫工程より副生した二水石膏を乾燥後16メッシ
ュの篩に通し、この二水石膏41.8部、重質炭酸カル
シウム田東粉化NS#100)37.7部及び無機質系
軽量シリカアルミナ系マイクal〈ルーン(キューセル
#200、フイラデルフイヤクオーツ社製)8.4部、
無機質短繊維としてロックウール(新日東製鉄化学製エ
スフアイバー)6.3部、バインダー成分として酢酸ビ
ニルーエチl・ン共重合体エマルジョン(クラレ製パン
フレックス0M一7000)を純分で5.8部用いその
他に気泡連行剤、増粘剤、発泡剤、架橋剤、有機短繊維
を少量添加し、充分混合後高速攪拌して発泡させた比重
0.45y/dのスラリーを離型性の優れた基体シート
上!看こクリアランス12.7?mでドクターブレード
により塗工流延し、不織布を複合し次に120℃の乾燥
器中で1時間40分乾燥して、厚さ12.2Tfn1比
重0.290y/dのボード状物を得た。
該試料について、加熱試験を行なつた所、裏面最高温度
は225℃であつた。実施例4 シリカアルミナ系マイクロバルーンの代わりに球状パー
ライト(東邦パーライト製)8.4部を用いた以外は実
施例3と同様にして厚さ12.0WR1比重0.293
y/alのボード状物を得た。
得られた試料について加熱試験を行なつたところ、裏面
最高温度は230゜Cであつた。また、実施例3及び4
で得られた発泡成形物の圧縮強度は、実施例1で得られ
たものに比して優れていた。以上の結果をまとめて表1
に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 30〜55重量%の二水石膏粉体、25〜50重量
    %の炭酸カルシウム粉体、4〜13重量%の無機質短繊
    維および4〜10重量%のバインダーより構成され、比
    重0.6以下に発泡された無機質主体の発泡成形物。 2 30〜55重量%の二水石膏粉体、25〜50重量
    %の炭酸カルシウム粉体、4〜13重量%の無機質短繊
    維、2〜20重量%の無機質系軽量微小球体および4〜
    10重量%のバインダーより構成され、比重0.6以下
    に発泡された無機質主体の発泡成形物。
JP11251480A 1980-08-14 1980-08-14 防火性能に優れた無機質主体の発泡成形物 Expired JPS6055471B2 (ja)

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