JPS6059980B2 - 高振動減衰能を有する防振鋼およびその製造法 - Google Patents
高振動減衰能を有する防振鋼およびその製造法Info
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- JPS6059980B2 JPS6059980B2 JP3542078A JP3542078A JPS6059980B2 JP S6059980 B2 JPS6059980 B2 JP S6059980B2 JP 3542078 A JP3542078 A JP 3542078A JP 3542078 A JP3542078 A JP 3542078A JP S6059980 B2 JPS6059980 B2 JP S6059980B2
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Landscapes
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、各種機械機器や構造体における振動と騒音
を抑制させるに好適な、大なる振動減衰能を有する防振
鋼とその製法に関するものである。
を抑制させるに好適な、大なる振動減衰能を有する防振
鋼とその製法に関するものである。
最近、騒音振動問題がますます深刻化しつつあり、そ
の発生源において可能な限り振動を低減させる必要性が
指摘されている。このためには、部材それ自体が高い振
動減衰能を有する材料から構成されることが必要であつ
て、ゴム、プラスチックスまたはこれらと金属材料との
組合わせによつて防振を図るだけでは機械強度等の要求
が満足されない場合が多い。このような状況のもとで、
振動減衰能と強度の優れた金属材料が望まれ、Mn−C
u合金、Mg合金、Fe−C−Si鋳鉄等が開発されて
いる。しかし、Mn−Cu合金が高減衰能を示すのは常
温付近の狭い温度範囲に限られ、Mg合金は強度が低く
、またFe−C−Si鋳鉄は冷間圧延やプレス加工等の
冷間加工が困難で、実用性に乏しい等の欠点がある。
また、従来使用されている軟鋼は冷間圧延性やプレス加
工性は良好であるが、強度が低く、減衰能も小さい。
の発生源において可能な限り振動を低減させる必要性が
指摘されている。このためには、部材それ自体が高い振
動減衰能を有する材料から構成されることが必要であつ
て、ゴム、プラスチックスまたはこれらと金属材料との
組合わせによつて防振を図るだけでは機械強度等の要求
が満足されない場合が多い。このような状況のもとで、
振動減衰能と強度の優れた金属材料が望まれ、Mn−C
u合金、Mg合金、Fe−C−Si鋳鉄等が開発されて
いる。しかし、Mn−Cu合金が高減衰能を示すのは常
温付近の狭い温度範囲に限られ、Mg合金は強度が低く
、またFe−C−Si鋳鉄は冷間圧延やプレス加工等の
冷間加工が困難で、実用性に乏しい等の欠点がある。
また、従来使用されている軟鋼は冷間圧延性やプレス加
工性は良好であるが、強度が低く、減衰能も小さい。
本発明は、安価でしかも非常に振動減衰能に優れた材
料を提供するもので、特にこの振動減衰能を高めても機
械的性質ならびに加工性も良好で、防振用機械材料また
は構造材として従来にない効果を発揮する防振鋼を提供
するものてある。すなわち、本発明者等は加工性の優れ
た鋼においてCは防振性に対して有害であること、Si
、Mnはある限度以上では防振性に有害であるこを、A
lは防振性にほとんど影響しないこと、そして微量のN
b、Zr、V、Ta、Hfの少なくとも1種以上の添加
が防振性の向上に有効てあることを発見して本発明を完
成した。 本発明によれば、本質的にFeおよび製造上
の不可避的不純物と2%までのSi)1%までのMnと
3%まてのにを含む鋼であつて、Cを0.1%以下とし
、3〜40%のCr<150.02〜1%のNb,Zr
,v,Ta,Hfの少なくとも1種を含む高振動減衰能
を有する防振鋼が提供される。
料を提供するもので、特にこの振動減衰能を高めても機
械的性質ならびに加工性も良好で、防振用機械材料また
は構造材として従来にない効果を発揮する防振鋼を提供
するものてある。すなわち、本発明者等は加工性の優れ
た鋼においてCは防振性に対して有害であること、Si
、Mnはある限度以上では防振性に有害であるこを、A
lは防振性にほとんど影響しないこと、そして微量のN
b、Zr、V、Ta、Hfの少なくとも1種以上の添加
が防振性の向上に有効てあることを発見して本発明を完
成した。 本発明によれば、本質的にFeおよび製造上
の不可避的不純物と2%までのSi)1%までのMnと
3%まてのにを含む鋼であつて、Cを0.1%以下とし
、3〜40%のCr<150.02〜1%のNb,Zr
,v,Ta,Hfの少なくとも1種を含む高振動減衰能
を有する防振鋼が提供される。
また本発明によれば、本質的にFeおよび製造上の不可
避的不純物と2%までのSi、1%までのMnと3%ま
でのAlを含む鋼であつて、Cを0.1%以下とし、3
〜40%のCr<150.02〜1%のNb,Zr,V
,Ta,Hfを1種もしくは2種以上を含有させた鋼を
熱延鋼帯としたあと(1回以上の)冷間圧延と焼鈍を施
す製造法において最終焼鈍前の冷間圧延を2〜15%冷
延率とし、750〜950℃の最終焼鈍を施すことによ
り高振動減衰能を有することを特徴とする防振鋼の製造
方法か提供される。
避的不純物と2%までのSi、1%までのMnと3%ま
でのAlを含む鋼であつて、Cを0.1%以下とし、3
〜40%のCr<150.02〜1%のNb,Zr,V
,Ta,Hfを1種もしくは2種以上を含有させた鋼を
熱延鋼帯としたあと(1回以上の)冷間圧延と焼鈍を施
す製造法において最終焼鈍前の冷間圧延を2〜15%冷
延率とし、750〜950℃の最終焼鈍を施すことによ
り高振動減衰能を有することを特徴とする防振鋼の製造
方法か提供される。
本発明の防振鋼は強度、耐高温酸化性にも優れている。
本発明鋼の組成が上記のように■定される理由は次の通
りである。
本発明鋼の組成が上記のように■定される理由は次の通
りである。
本発明においてはCrは必須元素てあり、良好な耐食性
を有する高減衰能の鋼を得るためには3%を越える量が
必要である。
を有する高減衰能の鋼を得るためには3%を越える量が
必要である。
また、Crが40%を越えるともろくなり、また、製造
がきわめて困難となることにより、好ましいCr含有範
囲は3〜30%てあり、最も好ましい範囲は7〜25%
てある。Nb,Zr,V,Ta,Hfの微量の添加の効
果は0.02%程度より現われるが、1%を越えるとか
えつて振動減衰能が低下し、また表面肌が不良になり製
造も困難になり、さらに経済的にも不利になる。
がきわめて困難となることにより、好ましいCr含有範
囲は3〜30%てあり、最も好ましい範囲は7〜25%
てある。Nb,Zr,V,Ta,Hfの微量の添加の効
果は0.02%程度より現われるが、1%を越えるとか
えつて振動減衰能が低下し、また表面肌が不良になり製
造も困難になり、さらに経済的にも不利になる。
より好ましい範囲は0.05〜0.5%てあり、もつと
も好ましい範囲は0.1〜0.4%てある。通常これら
の元素のうちTaやHfが単独で用いられることは無い
であろうが、Nb,Zrの随伴元素として存在の可能性
があり、また均等物てある。Cは鋼の振動減衰能に極め
て有害であり、その含有量は0.1%以下に抑える必要
があることがわかつた。
も好ましい範囲は0.1〜0.4%てある。通常これら
の元素のうちTaやHfが単独で用いられることは無い
であろうが、Nb,Zrの随伴元素として存在の可能性
があり、また均等物てある。Cは鋼の振動減衰能に極め
て有害であり、その含有量は0.1%以下に抑える必要
があることがわかつた。
Siは脱酸剤として使用されて0.01%以上鋼中に残
留し、それは望ましいことであるが、2%を越えると鋼
の振動減衰能を低下させる。
留し、それは望ましいことであるが、2%を越えると鋼
の振動減衰能を低下させる。
Siのより好ましい含有量は0.1〜1.3%であり最
も好ましい範囲は0.2〜06%てある。Mnも脱酸剤
、脱硫剤として使用され、鋼中に残るMnは強度の向上
に有効で、多量に添加されることもあるが、振動減衰能
に関しては有害であり、1%以下に抑えなければならな
い。
も好ましい範囲は0.2〜06%てある。Mnも脱酸剤
、脱硫剤として使用され、鋼中に残るMnは強度の向上
に有効で、多量に添加されることもあるが、振動減衰能
に関しては有害であり、1%以下に抑えなければならな
い。
その理由はMnがオーステナイト形成元素であるからで
あろう。そのより好ましい含有量範囲は0.1〜0.6
%、もつとも好ましい範囲は0.2〜0.4%である。
A1は振動減衰能に直接影響しないと見られるが、脱酸
剤として使用されるものてあり、また、その添加は鋼の
機械的強度と耐高温酸化性の増強に有効である。しかし
3%を越えて含有させることは表面性状の劣化をきたす
。より好ましい含有量範囲は0.01〜1.5%であり
もつとも好ましい範囲は0.01〜1%である。不純物
のうち、P,Sに関しては今日の製鋼技術で混入して来
る量(0.01〜0.05%)は本発明鋼の振動減衰能
に影響を与えない。
あろう。そのより好ましい含有量範囲は0.1〜0.6
%、もつとも好ましい範囲は0.2〜0.4%である。
A1は振動減衰能に直接影響しないと見られるが、脱酸
剤として使用されるものてあり、また、その添加は鋼の
機械的強度と耐高温酸化性の増強に有効である。しかし
3%を越えて含有させることは表面性状の劣化をきたす
。より好ましい含有量範囲は0.01〜1.5%であり
もつとも好ましい範囲は0.01〜1%である。不純物
のうち、P,Sに関しては今日の製鋼技術で混入して来
る量(0.01〜0.05%)は本発明鋼の振動減衰能
に影響を与えない。
Cu,Niは原料にスクラップを使用する限り不可避で
あり、これらはオーステナイト形成元素であるが、0.
5%未満ならば本発明鋼の振動減衰能に影響を与えない
。
あり、これらはオーステナイト形成元素であるが、0.
5%未満ならば本発明鋼の振動減衰能に影響を与えない
。
なお、切削性向上のため、その効果が公知のS,Pbの
少量の添加、または耐食性をさらに向上させるため、そ
の添加効果が公知のMO,Ni,Cu等の少量の添加は
、本発明の効果を損うものではない。
少量の添加、または耐食性をさらに向上させるため、そ
の添加効果が公知のMO,Ni,Cu等の少量の添加は
、本発明の効果を損うものではない。
以上の成分範囲を有する本発明の防振鋼は最終冷延率と
最終焼鈍処理によつても振動減衰能は影響を受ける。
最終焼鈍処理によつても振動減衰能は影響を受ける。
すなわち冷間加工により、ある程度内部歪を持たせ、そ
の後にこの内部歪を焼鈍処理によつてできるだけ除去す
ることが必要で最終冷”延率は2〜15%、その後の焼
鈍処理は再結晶度以上であればよいが、750〜950
℃の温度範囲ての処理が適当であることがわかつた。な
お、最終冷延前の材料は熱延のままでもよいが、表面を
美麗に仕上げるため、或いは板厚調整のために、通常行
なわれている冷延率を30〜90%とする冷間圧延とそ
れに続く再結晶軟化焼鈍を1回以上施しておいた方が良
い。
の後にこの内部歪を焼鈍処理によつてできるだけ除去す
ることが必要で最終冷”延率は2〜15%、その後の焼
鈍処理は再結晶度以上であればよいが、750〜950
℃の温度範囲ての処理が適当であることがわかつた。な
お、最終冷延前の材料は熱延のままでもよいが、表面を
美麗に仕上げるため、或いは板厚調整のために、通常行
なわれている冷延率を30〜90%とする冷間圧延とそ
れに続く再結晶軟化焼鈍を1回以上施しておいた方が良
い。
以下に実施例を述べる。
実施例1
第1表に示す化学成分(重量%)の鋼を溶製し、熱間圧
延後、板厚3.2r1TLの熱延板とした。
延後、板厚3.2r1TLの熱延板とした。
この熱延板を酸洗、冷間圧延、焼鈍により板厚0.54
?(冷延率83%)の冷延焼鈍板とし、この冷延焼鈍板
をさらに冷間圧延して板厚0.50wr1n(冷延率7
.4%)の冷延板とした。得られた各冷延板より巾10
Tn1長さ10−の試験片を取り出し、各々750℃,
8000C,850℃,900取C,および950℃×
4時間の最終焼鈍後、ねじり振動を与えて1サイクル中
に失なわれるエネルギーの割合、すなわち、エネルギー
損失率(Δw/w)を測定した。そのさい、かかる銅は
歪み振幅依存性が大きいので、試料の最大ねじり剪断応
力1.6kg/dからのエネルギー損失率(Δw/w)
を測定した。また、引張強さおよび伸びについてはJI
S規格5号引張試験片で最終焼鈍を850′C×4時間
行なつた後試験した。これらの特性を第1表に示す。実
施例2 実施例1における試料NO.8の板厚3.2Trgnの
熱延板を酸洗後、板厚0.8Tfnに冷間圧延し、78
0℃×3時間の中間焼鈍を施した。
?(冷延率83%)の冷延焼鈍板とし、この冷延焼鈍板
をさらに冷間圧延して板厚0.50wr1n(冷延率7
.4%)の冷延板とした。得られた各冷延板より巾10
Tn1長さ10−の試験片を取り出し、各々750℃,
8000C,850℃,900取C,および950℃×
4時間の最終焼鈍後、ねじり振動を与えて1サイクル中
に失なわれるエネルギーの割合、すなわち、エネルギー
損失率(Δw/w)を測定した。そのさい、かかる銅は
歪み振幅依存性が大きいので、試料の最大ねじり剪断応
力1.6kg/dからのエネルギー損失率(Δw/w)
を測定した。また、引張強さおよび伸びについてはJI
S規格5号引張試験片で最終焼鈍を850′C×4時間
行なつた後試験した。これらの特性を第1表に示す。実
施例2 実施例1における試料NO.8の板厚3.2Trgnの
熱延板を酸洗後、板厚0.8Tfnに冷間圧延し、78
0℃×3時間の中間焼鈍を施した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 本質的にFeおよび製造上の不可避的不純物と2%
までのSi、1%までのMnと3%までのAlを含む鋼
であつて、Cを0.1%以下とし3〜40%のCrと0
.02〜1%のNb,Zr,V,Ta,Hfの1種もし
くは2種以上を含有させたことにより高振動減衰能を有
することを特徴とする防振鋼。 2 本質的にFeおよび製造上の不可避的不純物と2%
までのSi、1%までのMnと3%までのAlを含む鋼
であつて、Cを0.1%以下とし3〜40%のCrと0
.02〜1%のNb,Zr,V,Ta,Hfの1種もし
くは2種以上を含有させた鋼を熱延鋼帯としたあと1回
以上の冷間圧延と焼鈍を施す製造法において最終焼鈍前
の冷間圧延を2〜15%冷延率とし、750〜950℃
の最終焼鈍を施すことを特徴とする高振動減衰能を有す
る防振鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3542078A JPS6059980B2 (ja) | 1978-03-29 | 1978-03-29 | 高振動減衰能を有する防振鋼およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3542078A JPS6059980B2 (ja) | 1978-03-29 | 1978-03-29 | 高振動減衰能を有する防振鋼およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54127822A JPS54127822A (en) | 1979-10-04 |
| JPS6059980B2 true JPS6059980B2 (ja) | 1985-12-27 |
Family
ID=12441372
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3542078A Expired JPS6059980B2 (ja) | 1978-03-29 | 1978-03-29 | 高振動減衰能を有する防振鋼およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6059980B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6460911A (en) * | 1987-09-01 | 1989-03-08 | Mitsubishi Electric Corp | Conductor |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62139853A (ja) * | 1985-12-13 | 1987-06-23 | Nisshin Steel Co Ltd | 耐酸化性に優れたフエライト系ステンレス鋼 |
| JPS62139852A (ja) * | 1985-12-13 | 1987-06-23 | Nisshin Steel Co Ltd | 耐酸化性に優れたフエライト系ステンレス鋼 |
| CN108950429B (zh) * | 2018-08-15 | 2019-10-15 | 四川大学 | 一种预应力作用下抗阻尼衰减的Fe-Cr-Mo基合金及其制备方法和应用 |
-
1978
- 1978-03-29 JP JP3542078A patent/JPS6059980B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6460911A (en) * | 1987-09-01 | 1989-03-08 | Mitsubishi Electric Corp | Conductor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54127822A (en) | 1979-10-04 |
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