JPS606045Y2 - 糸捲機の溝付綾振りドラム - Google Patents
糸捲機の溝付綾振りドラムInfo
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- JPS606045Y2 JPS606045Y2 JP14271882U JP14271882U JPS606045Y2 JP S606045 Y2 JPS606045 Y2 JP S606045Y2 JP 14271882 U JP14271882 U JP 14271882U JP 14271882 U JP14271882 U JP 14271882U JP S606045 Y2 JPS606045 Y2 JP S606045Y2
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Landscapes
- Guides For Winding Or Rewinding, Or Guides For Filamentary Materials (AREA)
- Winding Filamentary Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、パラレルチーズ又はコーンチーズを捲取る糸
捲機の改良された溝付綾振リドラムに関するものである
。
捲機の改良された溝付綾振リドラムに関するものである
。
一般に、溝付綾振リドラム(以下、単にドラムと称す。
)は、使用期間の経過に伴う捲取り糸との摩擦の頻繁な
繰返しにより、導糸溝の各所、特。
繰返しにより、導糸溝の各所、特。
に溝の交差部及び反転位置において、経時的に増大する
摩耗を生じ、これが糸切れ発生、糸質低下等の一原因に
なっていることは周知の通りである。
摩耗を生じ、これが糸切れ発生、糸質低下等の一原因に
なっていることは周知の通りである。
そこで、従来この様な摩耗を防ぐために、特に、摩耗の
著しい導糸溝の交差部に耐摩耗性部材を挿入固定する方
法が提案されている。
著しい導糸溝の交差部に耐摩耗性部材を挿入固定する方
法が提案されている。
斯かる耐摩耗性部材の挿入固定方法としては例えば、米
国特許第3346206号明細書に見られる如く、前記
導糸溝交差部の中断された導糸溝の底部に半円形の板状
の耐摩耗性部材を挿入固定する方法(以下説明の便宜上
、第1の方法と云う)、また、実公昭32−11761
号公報に見られる如く、ドラム表面よりドラム軸に垂直
に、前記導糸溝交差部の中断された導糸溝に円筒体の耐
摩耗性部材を挿入固定する方法(以下説明の便宜上、第
2の方法と云う)、さらに、英国特許第879026号
明細書に見られる如く、前記導糸溝の交差部の中断され
た導糸溝の直前で導糸溝を横断して耐摩耗性部材を斜め
に植込む方法(以下説明の便宜上、第3の方法と云う)
等を挙げることができる。
国特許第3346206号明細書に見られる如く、前記
導糸溝交差部の中断された導糸溝の底部に半円形の板状
の耐摩耗性部材を挿入固定する方法(以下説明の便宜上
、第1の方法と云う)、また、実公昭32−11761
号公報に見られる如く、ドラム表面よりドラム軸に垂直
に、前記導糸溝交差部の中断された導糸溝に円筒体の耐
摩耗性部材を挿入固定する方法(以下説明の便宜上、第
2の方法と云う)、さらに、英国特許第879026号
明細書に見られる如く、前記導糸溝の交差部の中断され
た導糸溝の直前で導糸溝を横断して耐摩耗性部材を斜め
に植込む方法(以下説明の便宜上、第3の方法と云う)
等を挙げることができる。
しかし、交差部の中断された導糸溝の底部に半円形の板
状の耐摩耗性部材を挿入固定する第1の方法は、耐摩耗
性部材の挿入凹孔の形成加工が容易でなく、加工中の欠
損が生じやすいと共に、耐摩耗性部材に形成できる凹窪
部は、浅いものしか形成できない欠点がある。
状の耐摩耗性部材を挿入固定する第1の方法は、耐摩耗
性部材の挿入凹孔の形成加工が容易でなく、加工中の欠
損が生じやすいと共に、耐摩耗性部材に形成できる凹窪
部は、浅いものしか形成できない欠点がある。
又、上記第1の方法で使用する耐摩耗性部材は、薄い板
状のため、耐摩耗性部材の溝底部が短かく、ドラム構成
部材との境界部に摩耗傷が発生する欠点がある。
状のため、耐摩耗性部材の溝底部が短かく、ドラム構成
部材との境界部に摩耗傷が発生する欠点がある。
更に、上記第1の方法は、ドラム構成部材に耐摩耗性部
材を挿入固定する長方形断面の挿入凹孔を加工する際、
耐摩耗性部材と一体になり導糸溝を形成するドラム構成
部材の耐摩耗性部材に対する境界部分が肉厚の薄い部分
となり、そのため上記挿入凹孔の加工に際し、上記薄肉
部分の欠損や変形を回避することが極めて困難である。
材を挿入固定する長方形断面の挿入凹孔を加工する際、
耐摩耗性部材と一体になり導糸溝を形成するドラム構成
部材の耐摩耗性部材に対する境界部分が肉厚の薄い部分
となり、そのため上記挿入凹孔の加工に際し、上記薄肉
部分の欠損や変形を回避することが極めて困難である。
そのため、耐摩耗性部材を上記挿入凹孔内に挿入した場
合、耐摩耗性部材とドラム構成部材との境界部に間隙が
発生し、この間隙を埋めるため該間隙に接着剤を充填し
ていた。
合、耐摩耗性部材とドラム構成部材との境界部に間隙が
発生し、この間隙を埋めるため該間隙に接着剤を充填し
ていた。
然し乍らこの様な耐摩耗性部材固着方法を採用すると、
使用中に耐摩耗性に乏しい接着剤が他の部材よりも早期
に摩耗し、それによってドラム構成部材の境界部分が鋭
いエツジとなって導糸溝内に露出し、このエツジのため
、糸面の擦過による糸質の低下、糸切れによる糸捲機の
生産効率の低下等の欠点が発生していた。
使用中に耐摩耗性に乏しい接着剤が他の部材よりも早期
に摩耗し、それによってドラム構成部材の境界部分が鋭
いエツジとなって導糸溝内に露出し、このエツジのため
、糸面の擦過による糸質の低下、糸切れによる糸捲機の
生産効率の低下等の欠点が発生していた。
また、ドラム表面より垂直に、交差部に耐摩耗性部材を
挿入固定する第2の方法は、ドラム表面の耐摩耗性部材
とドラム構成部材との境界部において、ドラム構成部材
が耐摩耗性部材よりも早く摩耗するため、該境界部に徐
々に段が形成され、この段部が糸にトラバース不良を発
生させ、あるいは糸に損傷を与えて糸質に低下を来たし
、あるいは更にドラムに対する切断糸の捲き付きを頻発
して糸捲機の生産効率を低下せしめる等の欠点を付随せ
しめていた。
挿入固定する第2の方法は、ドラム表面の耐摩耗性部材
とドラム構成部材との境界部において、ドラム構成部材
が耐摩耗性部材よりも早く摩耗するため、該境界部に徐
々に段が形成され、この段部が糸にトラバース不良を発
生させ、あるいは糸に損傷を与えて糸質に低下を来たし
、あるいは更にドラムに対する切断糸の捲き付きを頻発
して糸捲機の生産効率を低下せしめる等の欠点を付随せ
しめていた。
また、上記第2の方法は回転中に、耐摩耗性部材が遠心
力により、飛び出す危険性があるので、これを防ぐため
、加工上細心の注意を必要とし、このためドラムの生産
コストが高くなる欠点も認められた。
力により、飛び出す危険性があるので、これを防ぐため
、加工上細心の注意を必要とし、このためドラムの生産
コストが高くなる欠点も認められた。
更に交差部の直前で導糸溝を横断して耐摩耗性部材を、
ドラム表面より斜めに植込む第3の方法は、糸が溝底を
形成するドラムの構成部材と耐摩耗性部材との境界部を
走行するため、ドラム構成部材のみが早期に摩耗腰導糸
溝に傷を発生せしめ、これによって糸質低下、糸切れに
よる糸捲機の生産効率低下等の欠点を派生せしめていた
。
ドラム表面より斜めに植込む第3の方法は、糸が溝底を
形成するドラムの構成部材と耐摩耗性部材との境界部を
走行するため、ドラム構成部材のみが早期に摩耗腰導糸
溝に傷を発生せしめ、これによって糸質低下、糸切れに
よる糸捲機の生産効率低下等の欠点を派生せしめていた
。
本考案は上記従来の欠点に鑑み、これが改良除去した糸
捲機の溝付綾振りドラムを提供することを目的としてい
る。
捲機の溝付綾振りドラムを提供することを目的としてい
る。
即ち、本考案は、導糸溝の糸による摩耗の特に激しい部
分に、耐摩耗性部材を、この部材とドラム構成部材との
境界が、前記部分から可及的に遠ざけられた状態で挿入
固定することにより、前記部分には耐摩耗性部材とドラ
ム構成材料との境界が実質上が存在せず、かつ、前記部
分が実質的に耐摩耗性部材のみで形成されている新規な
糸捲機の溝付綾振りドラムの構造を提案することをその
主要な目的としている。
分に、耐摩耗性部材を、この部材とドラム構成部材との
境界が、前記部分から可及的に遠ざけられた状態で挿入
固定することにより、前記部分には耐摩耗性部材とドラ
ム構成材料との境界が実質上が存在せず、かつ、前記部
分が実質的に耐摩耗性部材のみで形成されている新規な
糸捲機の溝付綾振りドラムの構造を提案することをその
主要な目的としている。
本考案の第二の目的は、糸の捲取張力が最も強くなる導
糸溝交差部の深い導糸溝の側壁面にある切断された導糸
溝の溝全体を耐摩耗性部材で形成した耐摩耗性に優れた
溝付綾振りドラムを提案することにある。
糸溝交差部の深い導糸溝の側壁面にある切断された導糸
溝の溝全体を耐摩耗性部材で形成した耐摩耗性に優れた
溝付綾振りドラムを提案することにある。
また、この考案は、耐摩耗性部材を挿入するために、ド
ラム構成部材に形成される挿入凹孔の加工性を容易にし
、かつ、この加工によって形成される挿入凹孔の周辺の
ドラム構成部材の変形を防止し、更に、挿入固定した耐
摩耗性部材が使用中にドラムの回転による遠心力によっ
て導糸溝面から飛び出すことがない強固な溝付綾振りド
ラムの構造を提案することを目的とするものである。
ラム構成部材に形成される挿入凹孔の加工性を容易にし
、かつ、この加工によって形成される挿入凹孔の周辺の
ドラム構成部材の変形を防止し、更に、挿入固定した耐
摩耗性部材が使用中にドラムの回転による遠心力によっ
て導糸溝面から飛び出すことがない強固な溝付綾振りド
ラムの構造を提案することを目的とするものである。
而して本考案のこれらの目的は、周面に螺旋状の導糸溝
を有し、導糸溝が深い溝部分とその深い溝部分と交差し
て中断された浅い溝部分とを含んでなる糸捲機の溝付綾
振りドラムにおいて、深い溝部分の両側壁面に現われて
いる浅い溝部分の夫々の端部に、全体が柱状体をなし、
その一端外周面の一部に、他端に向けて漸次浅くなる■
字形の凹窪部を有する耐摩耗性部材を前記浅い導糸溝に
沿って該溝の溝底に対して30’乃至60°の傾斜角形
皮下に傾斜状に挿入固定し、耐摩耗性部材の一端を前記
深い溝部分の側壁と同一面となし、且つ耐摩耗性部材の
凹窪部で前記浅い溝の前記端部における溝側壁及び溝底
を一連に形成させた糸捲機の溝付綾振リドラムを使用す
ることによって工業的に有利に遠戚することができる。
を有し、導糸溝が深い溝部分とその深い溝部分と交差し
て中断された浅い溝部分とを含んでなる糸捲機の溝付綾
振りドラムにおいて、深い溝部分の両側壁面に現われて
いる浅い溝部分の夫々の端部に、全体が柱状体をなし、
その一端外周面の一部に、他端に向けて漸次浅くなる■
字形の凹窪部を有する耐摩耗性部材を前記浅い導糸溝に
沿って該溝の溝底に対して30’乃至60°の傾斜角形
皮下に傾斜状に挿入固定し、耐摩耗性部材の一端を前記
深い溝部分の側壁と同一面となし、且つ耐摩耗性部材の
凹窪部で前記浅い溝の前記端部における溝側壁及び溝底
を一連に形成させた糸捲機の溝付綾振リドラムを使用す
ることによって工業的に有利に遠戚することができる。
以下、本考案の具体的構成を図面に示す実施例に基いて
説明する。
説明する。
第1図は、ドラムの導糸溝の糸による摩耗の特に激しい
部分に挿入固定される本考案に係る耐摩耗性部材の外観
斜視図であって、符号1は総体的に耐摩耗性部材を示し
、符号2はその外周面の−部に形成された導糸溝の底部
及び両側壁部となる凹窪部を示している。
部分に挿入固定される本考案に係る耐摩耗性部材の外観
斜視図であって、符号1は総体的に耐摩耗性部材を示し
、符号2はその外周面の−部に形成された導糸溝の底部
及び両側壁部となる凹窪部を示している。
上記耐摩耗性部材1は、硬質物質、例えばセラミックメ
タル等により、円柱体形状とした場合を示しているが、
その形状は円柱体形状のみに限定されるものではなく、
例えば、楕円柱体形状や、角柱体形状等任意の横断面形
状を有する柱状体から適当に選択することが可能である
。
タル等により、円柱体形状とした場合を示しているが、
その形状は円柱体形状のみに限定されるものではなく、
例えば、楕円柱体形状や、角柱体形状等任意の横断面形
状を有する柱状体から適当に選択することが可能である
。
しかし乍ら、ドラムの挿入凹孔の加工性を考えた場合に
は、円柱体形状を選択することが有利であると考えられ
る。
は、円柱体形状を選択することが有利であると考えられ
る。
即ち、このようにしておけば、ドラムにおける耐摩耗性
部材1の挿入凹孔は、ドリルを用いて簡単に形成するこ
とができる。
部材1の挿入凹孔は、ドリルを用いて簡単に形成するこ
とができる。
なお、上記耐摩耗性部材1の一方の端面1aは、第2図
乃至第5図に示す様にドラム3に形成される挿入凹孔4
の奥部(底部)の形状に対応して種々な形状とすること
ができ、図面では平坦な端面とした場合を例示している
。
乃至第5図に示す様にドラム3に形成される挿入凹孔4
の奥部(底部)の形状に対応して種々な形状とすること
ができ、図面では平坦な端面とした場合を例示している
。
しかし乍ら、場合によってはドリルの先端部形状に適合
するように円錐形状等に形成することも可能である。
するように円錐形状等に形成することも可能である。
上記耐摩耗性部材1の他方の端面1bは、ドラム3の導
糸溝5,5′と6の交差部における深い方の溝6の側壁
6a又は6bの1部を形成するものであるから、その形
状は、耐摩耗性部材1をドラム3の挿入凹孔4に挿入固
定した状態において、上記深い方の溝6の側壁6a又は
6bと面一となる形状にしておかなければならない。
糸溝5,5′と6の交差部における深い方の溝6の側壁
6a又は6bの1部を形成するものであるから、その形
状は、耐摩耗性部材1をドラム3の挿入凹孔4に挿入固
定した状態において、上記深い方の溝6の側壁6a又は
6bと面一となる形状にしておかなければならない。
図面の実施例は、第3図及び第4図に示すように、ドラ
ム3に形成される凹孔4を斜めに形成しているため、上
記耐摩耗性部材1の端面1bは、前記溝6の側壁6a又
は6bと面一になる傾斜面として形成されている。
ム3に形成される凹孔4を斜めに形成しているため、上
記耐摩耗性部材1の端面1bは、前記溝6の側壁6a又
は6bと面一になる傾斜面として形成されている。
上記耐摩耗性部材1に形成した凹窪部2は、上記端面1
b側にあり、かつ、深い方の溝6と交差して切断された
浅い方の導糸溝5又は5′の上記切断位置に近い部分に
おける該溝5又は5′の溝底7又は8及び溝の両側壁9
,9又は10.10を形成するものであるため、上記溝
5又は5′の溝底7又は8及び溝の両側壁9,9又は1
0,10に適合一致してこれらの溝底及び側壁面と面一
になるように形成されている。
b側にあり、かつ、深い方の溝6と交差して切断された
浅い方の導糸溝5又は5′の上記切断位置に近い部分に
おける該溝5又は5′の溝底7又は8及び溝の両側壁9
,9又は10.10を形成するものであるため、上記溝
5又は5′の溝底7又は8及び溝の両側壁9,9又は1
0,10に適合一致してこれらの溝底及び側壁面と面一
になるように形成されている。
また、ドラム3に上記耐摩耗性部材1を挿入固定するた
めの挿入凹孔4は、第2図乃至第4図に示す様に、夫々
の溝5又は5′の溝底7又は8に対して約300〜60
°の傾斜角度をもたせて斜めに形成する。
めの挿入凹孔4は、第2図乃至第4図に示す様に、夫々
の溝5又は5′の溝底7又は8に対して約300〜60
°の傾斜角度をもたせて斜めに形成する。
耐摩耗性部材1の挿入凹孔4の穿設に際し上記角度を3
0°より小さくすると、浅い方の導糸溝5又は5′の溝
底7又は8と挿入凹孔4との間のドラム構成部材の肉厚
が薄くなり、変形の心配が生じ、また、60°以上の角
度にすると、深い方の導糸溝6の側壁6a又は6bと挿
入凹孔4との間のドラム構成材料の肉厚が薄くなり、変
形の心配が生じる。
0°より小さくすると、浅い方の導糸溝5又は5′の溝
底7又は8と挿入凹孔4との間のドラム構成部材の肉厚
が薄くなり、変形の心配が生じ、また、60°以上の角
度にすると、深い方の導糸溝6の側壁6a又は6bと挿
入凹孔4との間のドラム構成材料の肉厚が薄くなり、変
形の心配が生じる。
この意味において、耐摩耗性部材1を挿入固定するため
の挿入凹孔4は、浅い方の導糸溝5又は5′の溝底7又
は8に対し30°〜60°の傾斜角度をもたせて斜設す
ることが必要である。
の挿入凹孔4は、浅い方の導糸溝5又は5′の溝底7又
は8に対し30°〜60°の傾斜角度をもたせて斜設す
ることが必要である。
ところで、上記挿入凹孔4の形成力向は、可能な限り、
溝5又は5′の溝底7又は8の形成されている方向に沿
って設けるのが最良と考えられるが、加工上の制約、或
いは、挿入凹孔4の周囲のドラム構成部材の肉厚が薄く
なるような場合は、上記形成方向を若干変更することも
可能である。
溝5又は5′の溝底7又は8の形成されている方向に沿
って設けるのが最良と考えられるが、加工上の制約、或
いは、挿入凹孔4の周囲のドラム構成部材の肉厚が薄く
なるような場合は、上記形成方向を若干変更することも
可能である。
また、耐摩耗性部材1に形成する凹窪部2の深さhは、
これを挿入する部分における溝5又は5′の深さにもよ
るが、実験によれば前記凹窪部2の最も深いところで0
.5mm位の浅いものでも満足な効果を奏し得ることが
判明した。
これを挿入する部分における溝5又は5′の深さにもよ
るが、実験によれば前記凹窪部2の最も深いところで0
.5mm位の浅いものでも満足な効果を奏し得ることが
判明した。
耐摩耗性部材1の材料費を安価にするためには、可能な
限り、耐摩耗性部材1を小形にするのがよいが、その反
面、糸によりドラム構成部材に与えられる摩耗を少くす
るためには、成る程度大きくなければならない。
限り、耐摩耗性部材1を小形にするのがよいが、その反
面、糸によりドラム構成部材に与えられる摩耗を少くす
るためには、成る程度大きくなければならない。
従って、その寸法や大きさ並びに形状は、糸捲機の作動
条件、例えば綾振り幅や糸条の捲取速度等を考慮して適
当な範囲に選定されねばならない。
条件、例えば綾振り幅や糸条の捲取速度等を考慮して適
当な範囲に選定されねばならない。
尚、上記耐摩耗性部材1をドラム3の挿入凹孔4に挿入
固定するには接着剤11によって行うのが簡単であるが
、他の固定手段によって行うことも可能である。
固定するには接着剤11によって行うのが簡単であるが
、他の固定手段によって行うことも可能である。
そして、上記耐摩耗性部材1の凹窪部2と浅い方の溝5
又は5′とを面一になるように適合一致させ、かつ、端
面1bを深い方の溝6の側壁6a又は6bと面一になる
ように適合一致させることを容易にするためには、耐摩
耗性部材1の横断面形状及び挿入凹孔4の横断面形状を
角形断面とするか、又は、耐摩耗性部材1の外周の一部
に図示しない位置決め用突起を付け、これに対応して挿
入凹孔4の内周の一部に該位置決め用突起を嵌装するた
めの図示しない位置決め用凹部を形成することが有利で
ある。
又は5′とを面一になるように適合一致させ、かつ、端
面1bを深い方の溝6の側壁6a又は6bと面一になる
ように適合一致させることを容易にするためには、耐摩
耗性部材1の横断面形状及び挿入凹孔4の横断面形状を
角形断面とするか、又は、耐摩耗性部材1の外周の一部
に図示しない位置決め用突起を付け、これに対応して挿
入凹孔4の内周の一部に該位置決め用突起を嵌装するた
めの図示しない位置決め用凹部を形成することが有利で
ある。
なお、耐摩耗性部材1は、ドラム3の表面に最も近い位
置から挿入凹孔4内に斜めに挿入固定するものであり、
かくして、深い方の導糸溝6によって切断された浅い方
の導糸溝5と5′との間で糸がブリッジ状に案内される
ときの摩耗の最も激しい部分の溝底と両側壁を実質的に
耐摩耗性部材1からなる凹窪部2によって形成すること
ができる。
置から挿入凹孔4内に斜めに挿入固定するものであり、
かくして、深い方の導糸溝6によって切断された浅い方
の導糸溝5と5′との間で糸がブリッジ状に案内される
ときの摩耗の最も激しい部分の溝底と両側壁を実質的に
耐摩耗性部材1からなる凹窪部2によって形成すること
ができる。
特に、溝底のみならず、両側壁もドラム3の表面近くま
で、耐摩耗性部材1で形成されていることになるから、
糸が凹窪部2から逸脱することはなく、円滑に走行案内
され、この部分におけるドラム構成部材に摩耗傷が発生
することがない。
で、耐摩耗性部材1で形成されていることになるから、
糸が凹窪部2から逸脱することはなく、円滑に走行案内
され、この部分におけるドラム構成部材に摩耗傷が発生
することがない。
また、第2図及び第3図に示す境界位置Aがドラム表面
に出ないかぎり、ドラム構成部材と耐摩耗性部材1との
境界は、深い導糸溝6の側壁面6a又は6bに位置して
いるため、摩耗による段差の発生はなく、シたがって、
糸のトラバース不良、糸質低下、糸切れによる糸捲機の
生産効率の低下等の問題は発生しない。
に出ないかぎり、ドラム構成部材と耐摩耗性部材1との
境界は、深い導糸溝6の側壁面6a又は6bに位置して
いるため、摩耗による段差の発生はなく、シたがって、
糸のトラバース不良、糸質低下、糸切れによる糸捲機の
生産効率の低下等の問題は発生しない。
また、耐摩耗性部材1は、ドラム表面に対し、斜めに挿
入固定されているため、使用中のドラム3の回転による
遠心力により該耐耗性部材がドラム表面に飛び出す危険
性は未然に排除される。
入固定されているため、使用中のドラム3の回転による
遠心力により該耐耗性部材がドラム表面に飛び出す危険
性は未然に排除される。
又本考案によれは下ラムに対する耐摩耗性部材の挿入固
定を簡単な加工で実施することができるから、綾振りド
ラムの製造コスト低減もはかることが可能である。
定を簡単な加工で実施することができるから、綾振りド
ラムの製造コスト低減もはかることが可能である。
更に、耐摩耗性部材1の凹窪部2によって与えられる溝
底の長さl(第3図参照)は、該耐摩性部材1を浅い方
の溝5及び5′に沿って斜めに挿入固定していることに
よって、ドラム表面からドラム中心に向けて真直に挿入
固定する場合に比べて長くなるため、境界部の位置Bが
、摩耗の最も激しい位置から可及的に遠ざけられ、した
がって、該位置Bに摩耗傷が発生するおそれがなく、糸
の品質に低下を来たす段差ができることもない。
底の長さl(第3図参照)は、該耐摩性部材1を浅い方
の溝5及び5′に沿って斜めに挿入固定していることに
よって、ドラム表面からドラム中心に向けて真直に挿入
固定する場合に比べて長くなるため、境界部の位置Bが
、摩耗の最も激しい位置から可及的に遠ざけられ、した
がって、該位置Bに摩耗傷が発生するおそれがなく、糸
の品質に低下を来たす段差ができることもない。
また、ドラム3に形成される挿入凹孔4の周囲を形成す
るドラム構成部材の肉厚が薄くなることがないため、ド
ラム乃至は導糸溝に変形が生じることがなく、さらに該
挿入凹孔4と耐摩耗性部材1との間に空隙が生ずること
がないため空隙に充填材を充填する必要がなく、ドラム
構成部材と耐摩耗性部材1との境界部において、ドラム
構成部材の早期摩耗の発生がなく、糸質低下、糸切れに
よる糸捲機の生産効率の低下等の問題を未然に回避する
ことができる。
るドラム構成部材の肉厚が薄くなることがないため、ド
ラム乃至は導糸溝に変形が生じることがなく、さらに該
挿入凹孔4と耐摩耗性部材1との間に空隙が生ずること
がないため空隙に充填材を充填する必要がなく、ドラム
構成部材と耐摩耗性部材1との境界部において、ドラム
構成部材の早期摩耗の発生がなく、糸質低下、糸切れに
よる糸捲機の生産効率の低下等の問題を未然に回避する
ことができる。
以上説明したように本考案は耐摩耗性部材を円柱状とし
たから、ドラム側に設ける挿入凹孔は、小径のものでよ
く、しかも、ドリル加工により簡単に形成することがで
き、かつ、凹窪部を形成する場合、板状のものに比べて
円柱状の耐摩耗性部材は凹窪部を深く形成することがで
き、浅い方の導糸溝の側壁面を形成する面積を大きくす
るすることができる。
たから、ドラム側に設ける挿入凹孔は、小径のものでよ
く、しかも、ドリル加工により簡単に形成することがで
き、かつ、凹窪部を形成する場合、板状のものに比べて
円柱状の耐摩耗性部材は凹窪部を深く形成することがで
き、浅い方の導糸溝の側壁面を形成する面積を大きくす
るすることができる。
しかも、耐摩耗性部材を浅い溝に沿って特定の傾斜角形
成下に傾斜状に挿入するようにしたから、ドラム回転中
に耐摩耗性部材が遠心力で飛び出すことがなく、また、
耐摩耗性部材の挿入凹孔の周囲のドラム構成部材の肉厚
が薄くなることがなく、その変形が防止される。
成下に傾斜状に挿入するようにしたから、ドラム回転中
に耐摩耗性部材が遠心力で飛び出すことがなく、また、
耐摩耗性部材の挿入凹孔の周囲のドラム構成部材の肉厚
が薄くなることがなく、その変形が防止される。
また本考案によれば耐摩耗性部材の挿入凹孔と耐摩耗性
部材との間にスキマが生じないから糸のひっかかりが発
生せず、糸の毛羽立ち及び糸切れを効果的に防止するこ
とができる。
部材との間にスキマが生じないから糸のひっかかりが発
生せず、糸の毛羽立ち及び糸切れを効果的に防止するこ
とができる。
また、前記凹窪部は、円柱状耐摩耗性部材の一端外周面
の一部に、他端に向けて漸次浅くなる■字形に形成され
ているため、上記凹窪部の形成が簡単であり、安価に製
作できる。
の一部に、他端に向けて漸次浅くなる■字形に形成され
ているため、上記凹窪部の形成が簡単であり、安価に製
作できる。
特に深さの浅い溝の場合でも、耐摩耗性部材の周面一部
に完全な導糸溝底部及び側壁部を形成することができ、
この耐摩耗性部材の溝部より糸が逸脱することがなく、
円滑に糸を走行案内することができる。
に完全な導糸溝底部及び側壁部を形成することができ、
この耐摩耗性部材の溝部より糸が逸脱することがなく、
円滑に糸を走行案内することができる。
したがってトラバース不良、糸質の低下、糸捲機の生産
効率の低下がなく、溝付綾振りドラムの耐用期間を大幅
に延長することができる。
効率の低下がなく、溝付綾振りドラムの耐用期間を大幅
に延長することができる。
更に耐摩耗性部材を挿入固定するためのドラムの加工も
比較的容易であるから、本考案により安価で効果大なる
糸捲機の溝付綾振りドラムを提供することができる。
比較的容易であるから、本考案により安価で効果大なる
糸捲機の溝付綾振りドラムを提供することができる。
第1図は本考案に係る耐摩耗性部材の一例を示す外観斜
視図、第2図は本考案に係る溝付綾振りドラムの一部の
外観図である。 第3図、第4図及び第5図は、第2図に於ける■−■線
、IV−IV線及び■−■線に沿う本考案要部の断面図
である。 1・・・・・・耐摩耗性部材、2・・・・・・凹窪部、
3・・・・・・ドラム、4・・・・・・挿入凹孔、5,
5’、6・・・・・・導糸溝。
視図、第2図は本考案に係る溝付綾振りドラムの一部の
外観図である。 第3図、第4図及び第5図は、第2図に於ける■−■線
、IV−IV線及び■−■線に沿う本考案要部の断面図
である。 1・・・・・・耐摩耗性部材、2・・・・・・凹窪部、
3・・・・・・ドラム、4・・・・・・挿入凹孔、5,
5’、6・・・・・・導糸溝。
Claims (1)
- 周面に螺旋状の導糸溝を有し、導糸溝が深い溝と交差し
て中断された浅い溝の端末部に耐摩耗性部材を挿入固定
した糸捲機の溝付綾振リドラムに於いて、深い溝に交差
して中断された浅い溝の端末部と深い溝の側壁上部とに
跨って、円形の挿入凹孔を、深い溝の側壁面と浅い溝の
底面とが形威する略直角な2つの面に対して夫々傾斜さ
せ、かつ、浅い溝方向に沿って形威し、耐摩耗性部材を
、上記円形の挿入凹孔に合致する円柱形状となすと共に
、その一端面を、浅い溝の端末部の底面及び両側壁面に
一致する略■形断面の凹窪部となし、しかも、深い溝の
側壁に一致する端面となし、上記耐摩耗性部材を前記円
形の挿入凹孔に挿入固定して深い溝に交差して中断され
る浅い溝の端末部を耐摩耗性部材で構成させたことを特
徴とする糸捲機の溝付綾振りドラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14271882U JPS606045Y2 (ja) | 1982-09-20 | 1982-09-20 | 糸捲機の溝付綾振りドラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14271882U JPS606045Y2 (ja) | 1982-09-20 | 1982-09-20 | 糸捲機の溝付綾振りドラム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5892252U JPS5892252U (ja) | 1983-06-22 |
| JPS606045Y2 true JPS606045Y2 (ja) | 1985-02-25 |
Family
ID=29935736
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14271882U Expired JPS606045Y2 (ja) | 1982-09-20 | 1982-09-20 | 糸捲機の溝付綾振りドラム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS606045Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19619964C1 (de) * | 1996-05-17 | 1998-01-22 | Mino Seisakusho Yao Kk | Verfahren zur Herstellung einer Changierwalze |
-
1982
- 1982-09-20 JP JP14271882U patent/JPS606045Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19619964C1 (de) * | 1996-05-17 | 1998-01-22 | Mino Seisakusho Yao Kk | Verfahren zur Herstellung einer Changierwalze |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5892252U (ja) | 1983-06-22 |
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