JPS608149B2 - 被覆ア−ク溶接棒 - Google Patents

被覆ア−ク溶接棒

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JPS608149B2
JPS608149B2 JP16285080A JP16285080A JPS608149B2 JP S608149 B2 JPS608149 B2 JP S608149B2 JP 16285080 A JP16285080 A JP 16285080A JP 16285080 A JP16285080 A JP 16285080A JP S608149 B2 JPS608149 B2 JP S608149B2
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JP
Japan
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slag
welding
bead
fluidity
smoothness
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JP16285080A
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治 田中
茂雄 長岡
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は被覆アーク溶接棒に関し、詳細には、軟鋼等の
横向き突合せ溶接及び上向すみ肉溶接などに適用した場
合に、平滑性の優れた溶接ビードを与える被覆アーク溶
接棒に関するもである。
上記の様な用途に適用される溶接榛としては、ィルミナ
ィト系熔接棒(JISD−4301)やライム・チタニ
ア系溶接樺(JISD−4303)等の全姿勢溶接の可
能な被覆アーク溶接棒が汎用されている。ところがこれ
らの溶接棒は生成スラグの粘性が小さいから、横向姿勢
や上向すみ肉溶接に適用した場合に生成スラグがビード
表面を十分に被包せず、ビードの下方へ流れ落ちる傾向
がある。その為ビード波形が荒くなると共に表面の凹凸
が著しくなり、更にはアンダーカットやオーバーラッブ
等の欠陥が発生し、補修溶接の対象となっている。殊に
実際の熔接作業現場では溶接電流等の溶接条件が変動し
易いから、スラグの被包性は更に悪く且つ不安定になり
易い。従って横向突合せ溶接や上向すみ肉溶接の最終仕
上げ層の溶接は高度の熱練者が担当しているが、それで
も前述の様な欠陥を完全に防止することは困難であり、
最終的にはビード表面をグラィンダ等で削った後凹凸の
補修溶接を行なっている。その為溶接能率を高めること
ができない。本発明者等は上記の様な事情に着目し、熟
練者でなくとも平滑で欠陥のない仕上げビードが得られ
る様な被覆アーク熔接棒の開発を期して研究を進めてき
た。
そして目的達成の為には、■スラグに適度の流動性を与
え被包性を高めるべきであること、■しかし流動性をむ
やみに高めると横向き突合せ溶接や上向すみ肉溶接でス
ラグの流れ落ちが起こるから、これを防止する為にはス
ラグの粘性を高めるべきであること、更に■溶接後の後
処理を簡素化する為にはスラグの剥離性を高めるべきで
あること、が必要であると考え、その線に沿って更に研
究を進めた。本発明はかかる研究の結果完成されたもの
であって、その構成は、山203:2.5〜10%(重
量%:以下同じ)、Zの2:3〜20%、Ti02:1
0〜30%、SiQ:15〜30%、Mn:5〜15%
、有機物:1〜4%、鉄粉:20〜40%、400〜1
00000で分解して放出される水分:0.25〜1.
5%を必須成分として含有すると共に、Fe○、Mg0
及びCa○よりなる群から選択される酸化物を合計で5
%以下含有し、且つTi02/(N203十Zぬ2)比
が0.8〜2.5である被覆剤を、鋼心線の外周に被覆
してなるところに要旨が存在する。
以下本発明における数値範囲設定の理由を説明する。
M203:2.5〜10% 溶融スラグの粘性を高め流れ落ちを防止すると共に、ス
プレーァークを形成してビードの平滑性を高めるのに不
可欠の成分であり、2.5%未満ではこれらの作用が有
効に発揮されない。
しかし10%を越えるとアークが荒くなってスパッタが
増大し、ビードが不均一になる。Zr02:3〜20% N203と同様溶融スラグの粘性を高めて流れ落ちを防
止すると共に、スラグの破砕性を高めて剥離性を向上す
るのに不可欠の成分であり、3%未満ではその効果が不
十分である。
しかし20%を越えるとスラグの粘性が高くなりすぎて
ビードが広がらなくなり凸ビード化が起こる。Ti02
:10〜30% スラグの流動性を高め良好なスラグ被包性を得るのに重
要な成分であり、スラグの被包性及び流動性を高めてビ
−ドの揃いや広がりを良くする。
10%未満ではスラグ被包性が悪化しビードが不揃いに
なり、一方30%を越えるとスラグの被りや流動性が不
安定になり、ビード表面の凹凸が著しくなる。
Ti02/(Zr02十AI203)比:0.8〜2.
5上記説明からも明らかな様に、Ti02はスラグの被
包性及び流動性を高めると共にビードの広がりを改善す
るが、多すぎるとスラグの流動性が大きくなりすぎてス
ラグの流れ落ちが生じ易くなり、且つスラグの被りが悪
くなると共にビードの凹凸が著しくなる。
一方AI2QとZの2はスラグの粘性を高めて流れ落ち
を抑制する反面、スラグの被包性を低下させてビードの
広がりを且害する。即ち本発明の目的を達成するうえで
最も重要なスラグの流動性と粘性という観点からみると
、Ti02と(釘203及びZr02)とは相反する機
能を発揮し、両目的を達成する為にはTi02と(山2
03十Zr02)の配合比率が重要なポイントになると
考えられる。そこで個々の成分の含有率はすべて上記の
要件を満足するものを対象として、Tj02/(釘20
3十Zr02)比を種々変えた被覆アーク溶接榛を作製
し、下記の条件で溶接した場合の仕上げビードの平滑性
を比較した。〔溶接条件〕溶接綾 :4胸0×40仇仰
ぐ 溶接電流:16M 溶接姿勢:横向き 供試母材:軟鋼板(1劫吻t×20仇吻W×50仇舷夕
)の側面を25度に切断して突き合わせ、50度のV開
先を形成 溶接累層法:第1図 判定基準:○・・・ビードの平滑性優秀 △.・・ビードの平滑性普通 ×.・−ビードの平滑性不良 結果は第2図に示した通りで、Ti02/(祉203十
Zの2)比が0.8未満ではTi02量が相対的に少な
すぎる為にスラグの流動性が不足し、一方2.5を越え
るとTi02量が相対的に多すぎる為にスラグの粘性が
乏しくなり、何れの場合も良好なビードの平滑性を得る
ことができない。
これに対しTi02/(AI203十Zの2)比が0.
8〜2.5の範囲内のものは適度の流動性と粘性を有す
るスラグを生成し「平滑性の優秀な仕上げビードを得る
ことができる。Si02:15〜30% アークの吹き付け強さを調整する作用があり〜15%禾
満では吹き付け力が弱くなってスラグが被りすぎとなり
、ビードが不揃いになる。
一方30%を越えると吹き付け力が強くなりすぎてビー
ドの平滑性が劣化すると共にスパッタが多発し、アンダ
ーカットが発生し易くなり、またスラグの剥離性も低下
する。Mn;5〜15% 強力な脱酸剤でありビットやブローホールのない健全な
溶接金属を得るのに不可欠の成分であり、5%未満では
脱酸不足によりビット等の欠陥が発生する。
また15%を越えると逆に脱酸通剰によるビットが発生
する。有機物三1〜4% アークの吹き付けを安定化させると共に再アーク性を高
める作用があり、1%未満ではこれらの効果が有効に発
揮されない。
しかし4%を越えるとアンダーカットやスパッタが多発
する。鉄粉:20〜40% 溶着金属量を増大して溶接能率を高め、且つ再アーク性
を向上すると共に、スラグ量を調整する作用も有してお
り、20%未満ではこれらの効果が有効に発揮されない
一方40%を越えると被覆の絶縁性が低下し熔接作業性
が悪化すると共に、生成スラグ量が減少して被包性が低
下し、ビードが不揃いになる。水分:0.25〜1.5
% ここで言う水分とは、400〜100000で分解して
放出される水分(一般には結晶水と言われている)を言
い、棒焼け防止に有効である。
0.25%未満ではその効果が発揮されず、溶接棒の後
半(特にホルダー付近)になると棒焼けによって正常な
保護筒が形成されなくなり、且つ溶滴がドロップ移行に
なってビード表面が荒くなる。
一方1.5%を越えると粗ァークになってスパッタが増
大し、アンダーカットが発生し易くなる。Fe○,Mg
○,CaOの1種以上:5%以下これらの3成分は極く
微量でスラグの流動性を高める作用があり、またスラグ
を多孔質化して破砕性を高め剥離性を高める。
これらの成分を全く配合しなかった場合は、Tj02/
(AI203十Zr02)比を適正に調整した場合でも
粘性と流動性のバランスを適正に調整することが困難で
あり、スラグの流動性が不十分になってビード止織部が
オーバラップ気味になると共にビード表面の平滑性も低
3下する。更に生成スラグが硬く繊密になって関先内の
スラグ剥離性が劣化する。これらの欠点は上記3成分を
1種又は2種以上組み合わせて極〈微量(好ましくは0
.2%以上)添加することによって解消されるが、5%
を越えるとスラグの流動性が高くなりすぎて、特に横向
き姿勢溶接の仕上げ層でビードが下方へ流れ落ち、ビー
ドの凹凸が著しくなる。本発明は概略以上の様に構成さ
れており、被覆剤の成分組成、殊にN203,Ti02
,Zr02等の含有率を特定すると共にTi02/(A
I203十Zの2)比を適正に調整し、且つ少量のFe
○,Mg○又はCa○を含有させることによって、適度
の粘性と流動性を有し且つ剥離性の良好なスラグの生成
を可能にし、溶接作業員の技術に左右されることなく、
健全且つ美麗で平滑な溶接ビードを形成し得ることにな
つた。
次に実験例を示す。
実験例 第1図に示す成分組成の被覆剤を鋼心線(軟鋼)の外周
に塗布して被覆アーク溶接榛を製造し、各溶接綾を用い
て下記の条件で熔接を行ない、溶接作業性、ビード形状
等を調べた。
結果を第1表に一括して示す。〔溶接条件〕 溶接榛 :4柵0×40物吻そ 溶接電流:160A 溶接姿勢:横向き 供試母材:2枚の敏鋼板(19肌t×20比吻W×50
0職〆)の側部を25度の角度に切断し、突合せて50
度のV関先を形成 溶接累層法:第1図 判定基準:◎極めて良好 ○良好 △やや不良 ×不良 船 芯 汽 処 ん 母 産室 きd ○内 。
Z〇 ′ 【芯 ±雪 OS 寸べ ※※ 第1表より次の様に考察できる。
【1} A−1,2及び4では、個々の成分の含有率は
本発明の要件を満足するが、Ti02/(N203十Z
r02)比が規定範囲を外れる比較例で、何れもビード
の平滑性が悪い。
またA−3はTi02/(AI203十Zの2)比が規
定範囲を外れると共に、(Fe○十Ca○十Mg○)量
が多すぎる為やはりビードの平滑性が悪い。
‘2) A−5はAI203及びZr02の絶対量が不
足する為ビードの平滑性が悪く、且つスラグの剥離性Z
も悪い。
【3’ A−6はZr02と有機物量が多すぎる為にス
パッタ‐が多く且つビードの広がりが乏しい。
しかも鉄粉量が不足している為再アーク性も悪い。
Z{4’A−7
は山203量が過剰で且つTi02軍が不足している為
、アークが粗く且つスラグの被包性も不良であり、ビー
ドの揃い及び平滑性が悪い。しかも水分量が不足してい
る為溶接棒の後半で榛焼けが起こる。
2{5i A−8はTi02量が多すぎると共に
Si02軍が不足している為に、アーク力が弱く且つス
ラグの流動性が大きくなりすぎて、波の荒に凸ビードが
形成される。しかも(Fe○,Ca○,Mg○)が添加
されていないからスラグの剥離性が悪い。{6} A−
9はSj02及び水分量が多すぎる為アークが強く且つ
粗くなり、アンダーカットができ易く、ビードの平滑性
等も勿論悪い。
【7} A−10はMn量が不足している為脱酸不足に
よるビットの発生が著しく、且つ鉄粉量が多すぎる為被
覆の絶縁性が低下し作業が危険である。
【8) A−11は有機物量が不足で且つ(Fe0十M
g0十Ca0)量が多すぎる為、アーク力が弱く且つス
ラグの流動性が大きくなりすぎて、ビードが不揃いにな
る。
{91A−12はCa○単独で酸化物量が過剰になって
いるが、(Fe○十Mg○十Ca○)の混合物量が過剰
である場合(A−11)と同様ビードが不揃いになる。
【10 これらに対しB−1〜1川ま本発明の要件を満
足する実施例で、アークは適度の強さでスプレー状に発
生し極めて安定であると共に、生成スラグは適度の粘性
と流動性を有しており、平滑性及び揃いの良好なビード
が得られる。しかもスラグは多孔質で破砕し易く剥離性
も優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は実験例で採用した溶接継手の形状及び累層法を
示す説明図、第2図はTi02/(N203十Zr02
)比とビードの平滑性の関係を示すグラフである。 第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 Al_2O_3:2.5〜10%(重量%:以下同
    じ)、ZrO_2:3〜20%、TiO_2:10〜3
    0%、SiO_2:15〜30%、Mn:5〜15%、
    有機物:1〜4%、鉄粉:20〜40%、400℃〜1
    000℃で分解して放出される水分:0.25〜1.5
    %を必須成分として含有すると共に、FeO、MgO及
    びCaOよりなる群から選択される酸化物を合計で5%
    以下有し、且つTiO_2/(Al_2O_3+ZrO
    _2)比が0.8〜2.5である被覆剤を、鋼心線の外
    周に被覆してなることを特徴とする被覆アーク溶接棒。
JP16285080A 1980-11-18 1980-11-18 被覆ア−ク溶接棒 Expired JPS608149B2 (ja)

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JPS5785697A JPS5785697A (en) 1982-05-28
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