JPS609028B2 - S−ピリジルイソチウロニウム・n・オキサイド・ハロゲン化水素酸塩の製造法 - Google Patents

S−ピリジルイソチウロニウム・n・オキサイド・ハロゲン化水素酸塩の製造法

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JPS609028B2
JPS609028B2 JP14063974A JP14063974A JPS609028B2 JP S609028 B2 JPS609028 B2 JP S609028B2 JP 14063974 A JP14063974 A JP 14063974A JP 14063974 A JP14063974 A JP 14063974A JP S609028 B2 JPS609028 B2 JP S609028B2
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豪 森永
勇治 中沢
邦夫 鈴木
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【発明の詳細な説明】 本発明は改良されたSーピリジルィソチウロニウムNー
オキサィド・ハロゲン化水素酸塩の製造法に関するもの
である。
即ちハロゲノピリジン・N・オキサィドを有機溶媒中で
チオ尿素と反応させるにあたって60qCを越えない温
度で反応させる事を特徴とするS−ピリジルィソチウロ
ニウム・N●オキサィド・ハロゲン化水素酸塩の製造法
に関するものである。Sーピリジル・イソチウロニウム
Nーオキサイド・ハロゲン化水素酸塩、例えばS−2ー
ピリジルィソチウロニウム・N・オキサィド・塩酸塩は
、これをアルカリ分解すれば、2ーメルカプト・ピリジ
ン・N・オキサィド‘こ容易に導く事ができ、防徴性、
殺菌性を有する2−メルカプト・ピリジン・N・オキサ
ィドおよびその金属塩の合成中間体として有用である。
従来からSーピリジルィソチゥロニゥム・N・オキサィ
ド・ハロゲン化水素酸塩の製造についてはいるいる行な
われているが、例えばJ.am.chem.S比72
4362(′50)においては2ーブロムピリジン・N
・オキサィド・臭化水素酸塩を無水アルコール中チオ尿
素と還流温度で1.0時間反応させて72%の収率で、
S−2−ピリジルィソチウロニウムNーオキサィド臭化
水素酸塩を得ている。
又、J.chem.Soc.1960 2941では2
ークロルピリジン・N・オキサイドをエチルアルコール
中、やはり還流温度でチオ尿素と1.餌時間反応させ6
0%の収率でS−2−ピリジルイソチウロニウム・N・
オキサィド・塩酸塩を得ている。更に薬学雑誌81 6
14では同じように2−クロル・ピリジン・N・オキサ
ィドを無水アルコール中還流温度でチオ尿素と1.虫時
間反応させ81%の収率で目的物を得ている。一方米国
特許第2745826号明細書では、2−フロムピリジ
ンを40%過酢酸で反応させて得た反応組液を60〜6
5℃に冷却し、これにチオ尿素のインプロピルアルコー
ルの懸濁液を加え、還流温度で反応させ70%の収率で
目的物を得ている。
本発明者等は、これら文献記載の方法によるS−2−ピ
リジルイソチウロニウム・N・オキサイドハロゲン化水
素酸塩の製造について検討した所、充分満足すべき結果
が得られなかった。たとえば、2−クロルピリジン・N
・オキサィド塩酸塩を無水エチルアルコール中還流温度
でチオ尿素と1.加時間反応させ炉別した所、目的とす
るS−2−ピリジルイソチウロニウム・N・オキサイド
塩酸塩の収率は58.2%であり、他に多くのタール状
の副生成物を得た。本発明者等は副生物であるタール状
物質の生成をおさえ収率良くS−2−ピリジルイソチウ
ロニウム・N・オキサィド塩酸塩を得ることを目的に種
々検討したところ本反応のタール状副生成物の生成量が
反応温度によって著しく変化する事実を確認した。
即ち精製した2−クロルピリジンN。オキサィド塩酸塩
を無水エチルアルコール中、等モルのチオ尿素と室温下
6.0時間反応させて「92.6%の収率でS−2−ピ
リジル‘ィソチウロニウム・N・オキサィド塩酸塩を得
た。又同じ反応を試薬のエチルアルコールを用いて同じ
条件で反応させた所、目的物の収率は93.7%であっ
た。又2ークロル・ピリジン・N・オキサイドをエチル
アルコール中、等モルの濃塩酸を共存せしめ、チオ尿素
と反応させても同様の収率がえられる事が判った。この
反応での反応温度の影響を調べた所、室温で9.餌時間
反応させた所92.7%、2独特間の反応で95.5%
の収率でS−2−ピIJジル・ィソチウロニウム・N・
オキサィド・塩酸塩を得ることができた。又4000の
反応温度では93.2%の収率であり、6000の温度
ではその収率は激減し52.5%であった。60qoに
おける反応母液を減圧下に濃縮すると多量のタール状の
ものを得たがこのものの成分は不明である。
本発明者等は以上の知見から、改良された収率でS−ピ
リジルイソチウロニウム・N・オキサイド、ハロゲン化
水素酸塩を得るための方法を確立し、本発明をなすに至
った。即ち、本発明は、ハロゲノピリジン・N。
オキサィド若しくはそのハロゲン化水素酸塩を有機溶媒
中でチオ尿素若しくはそのハロゲン化水素酸塩と反応さ
せるか又はハロゲノピリジン。N・オキサィドを有機溶
媒中ハロゲン化水素酸の存在下でチオ尿素と反応させて
S−ピリジルィソチウロニウム・N・オキサィドハロゲ
ン化水素酸塩を得るに際し、6000を越えない反応温
度で反応させることを特徴とするものである。本発明の
原料であるハロゲノピリジン・N・オキサィドはピリジ
ン核にハロゲン原子を有するハロゲノピリジン・N・オ
キサイドであればよく、特に有用性を考えた場合、2−
クロルピリジン、2−フロムピリジンなどが用いられる
。
本発明に用いられる溶媒としては有機溶媒が用いられる
。
有機溶媒の中で、特に好ましいものは、ハロゲノピリジ
ン・N・オキサイド或はそのハロゲン化水素酸塩および
チオ尿素のどちらをも溶解し「かつ生成したS−ピリジ
ルィソチウロニウム−N・オキサィドハロゲン化水素酸
塩に対する溶解性の少ないものが良い。特にアルコール
類、アミド類が好ましい。それ以外の有機溶媒として「
炭化水素類、ケトン類、ェステル類「エーテル類、カル
ボン酸類、ハロゲン化炭化水素類を用いた場合、原料の
両者を溶解し‘こくいため反応は起るが余り良好な成績
を得る事ができない。これらの溶媒をアルコール類、ア
ミド類と併用した場合は良好な成績をうる事ができる。
アミド類の中ではジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド等が両者を良く溶解し良好な溶媒である。
アルコール類としては、メチルアルコール・エチルアル
コール、n−プロピルアルコール、インプロピルアルコ
ール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、
第2級ブチルアルコール等の低級アルコールが好ましい
。
これらのアルコールは文献に云われているように、無水
状態で用いる必要はない。アルコールの使用量は、特に
制限はないが、通常、仕込ハロゲノピリジン・N・オキ
サイド1モル当り、500〜2000Mを使用すれば良
好な成績がえられる。ハロゲノピリジン・N・オキサィ
ドとチオ尿素との比率は、理論量の1:1で充分であり
、過剰のチオ尿素を使用しても特に利点は認められない
。
この反応に塩酸の如き強酸性成分を共存させれば、著し
く反応を促進しうるが、反応系へ塩酸を共存させる方法
としては、原料のハロゲノピリジンN−オキサィドの塩
酸塩の形で入れても良いし、チオ尿素の塩酸塩の形で入
れても良い。
もつとも簡単には、必要量の濃塩酸をそのま)反応系に
加えても充分な効果がえられる。またガス状の塩酸を反
応系に吸収させても良い。濃塩酸を直接系に入れる事に
より、水が反応系に入るが本発明の如き温度条件下では
、この程度の水の量は特に悪影響を与えない。
塩酸の使用量はハロゲノピリジン・N・オキサイドと等
モルで充分である。本発明の重要な要因である反応温度
については、6000を越えない温度、特に室温から4
000の範囲が好ましい。
60qoを越えた場合は、タール状副生成物の量が増大
し目的とするSーピリジルィソチウロニウムN●オキサ
ィドハロゲン化水素酸塩の収率は低下する。
本発明の原料であるハロゲノピリジンN・オキサィドは
、充分精製されているものを用いれば理想的であるが、
これをうるためには、ハロゲノピリジンのN・オキシ化
工程で得られる反応混合物から煩雑な精製手段によって
しか分離取得されないため、その収率はかなり低くなる
。
このような欠点を除く為には、本発明の方法をハロゲノ
ピリジンのN・オキシ化工程と直結する次のような実施
態様を取る事によって改良される。即ち、通常、ハロゲ
ノピリジンのN・オキシ化反応は、ハロゲノピリジンを
過酸或は過酸化水素−酢酸(硫酸触媒)、或は過酸化水
素ータングステン酸等の酸化剤による酸化で行なわれる
。
従ってこのような方法で得られる反応混合物は酢酸或は
水の単独或は両方を含有していることになる。ハロゲノ
ピリジン・N・オキサイドのイソチウロニゥム塩の生成
反応における酢酸の影響は特に認められないが、たゞィ
ソチウロニウム塩の熔解性がアルコール類に比べて若干
大きいのでその分だけS−ピリジル・イソチウロニウム
・N・オキサィド・ハロゲン化水素酸塩の収率は減少す
る。また、水の影響はこれが多量に入った場合、好まし
くない副反応が起る危険性があり、これの混入はできる
だけ少なくする事が好ましい。前記の反応混合物から、
酢酸及び水を除去するためには、反応組液を減圧下で蒸
留する事により解決できる。このようにして得られる充
分精製されていない粗製ハロゲノピリジン・N・オキサ
ィドに、有機溶剤好ましくはアルコール類を加え、チオ
尿素、濃塩酸を加え、室温下で反応させる事によって充
分満足すべき収率で目的とするS−ピリジル・ィソチウ
ロニウム・N・オキサイド・ハロゲン化水素酸塩をうる
事が出来る。粗製のハロゲノピリジン・N・オキサィド
を用いた場合、N−オキシ化工程で完全に消費されなか
ったハロゲノピリジンが原料中に混入してくる危険性が
あるが、このものは、ハロゲノピリジン・N・オキサィ
ドがィソチウ。
ニウム塩を生成するよりも、よりおそい速度で、ィソチ
ウロニウム塩を形成し、しかもこのSーピリジルィソチ
ゥロニウム・ハロゲン化水素酸塩の溶解度が、S−ピリ
ジル・イソチウロニウム・N・オキサイド・ハロゲン化
水素酸塩の溶解度よりも大きいため、目的とするS−ピ
リジル・イソチウロニウム・N・オキサィド・ハロゲン
化水素酸塩の中に、Sーピリジルィソチウロニウム・ハ
ロゲン化水素塩が混入する事はさげられる。このような
方法で反応させた場合、Nーオキシ化工程での精製を行
なわないので、精製工程で損失される分だけのハロゲノ
ピリジン・N・オキサィドが有効にィソチウロニウム塩
に転換するため著しく収率が改善される。
以下本発明の顕著な効果を実施例を用いて示す。
実施例 1〜2 2−クロルピリジン・N・オキサイド0.1モルをエチ
ルアルコール50の‘に溶解し、別にチオ尿素0.1モ
ル、濃塩酸10叫をエチルアルコール150の‘に溶解
し、両者を混合し、次表の温度で礎梓反応を行なう。
約3粉ふ位から、ィソチゥロニゥム塩の析出がはじまる
。このま)所定の時間反応させた後、G−3ーガラスフ
ィルターで炉過し、エチルアルコールで洗浄後、真空乾
燥した。得られたS−2ーピリジル・イソチウロニウム
塩酸塩の収率は次表の通りであった。実施例 3 2−クロルピリジン・N・オキサイド0.5モルをイン
プロピルアルコール250叫に溶解し、別にチオ尿素0
.5モル、濃塩酸50羽をインプロピルアルコール75
0の‘に加え溶解する。
室温で両者を混合、櫨拝すると、ある時間を経て均一溶
液となったあと、ィソチゥロニゥム塩の塩酸塩の析出が
始まった。室温で6時間反応後結晶を炉別し、インプロ
ピルアルコールで洗浄後、真空乾燥したところ弘.5%
の収率でS−2−ピリジルイソチウロニウムN・オキサ
ィド塩酸塩を得た。実施例 4〜5 2−クロルピリジル・N。
オキサィド塩酸塩0.02モルとチオ尿素0.02モル
を無水アルコール40の‘中室温で6時間反応させたと
ころ「92.6%の収率でS−2−ピリジルィソチウロ
ニウム。N・オキサィド塩酸塩を得た。同じ反応を市販
のエチルアルコールを用いて行った時の収率は93.7
%であつた。実施例 6〜7 2−クロルピリジン・N・オキサイド0.1モルとチオ
尿素0.1モルを市販ナタノール200の‘に加え、濃
塩酸10の上を加え室温で1日間反応したあと炉別し、
洗浄乾燥した所S−2−ピリジルィソチゥロニゥム。
N・オキサィド塩酸塩を88.4%の収率で得た。同じ
反応を更に13Mの永酢酸を加えて行った所、目的物の
収率は87.4%であった。
比較例 2 2−クロルピリジン・N・オキサイド塩酸塩0.02モ
ル、チオ尿素0.02モルを40の‘の無水エチルアル
コール中、還流温度で1時間反応させた所、S一2ピリ
ジル・イソチウロニウム・N・オキサィド塩酸塩の収率
は56.2%であった。
実施例 8 2−クロルピリジン0.5モルとピロリン酸ナトリウム
0.30稗を1〆セパラプルフラスコ中に仕込み700
0に加熱する。
これに41%の過酢酸、4%週酸化水素を含む酢酸溶液
を過酢酸換算量で1.27モル分、2時間を要して滴下
する。この間反応温度を70〜8000の間に保持する
。更に4時間同じ温度で反応させたあと、反応液を半分
に分け一方はそのまま減圧下に約1/乳量‘こなるまで
濃縮した。得られた濃縮液にインプロピルアルコール5
00の上を加え、チオ尿素0.30モルを加え、2岬時
間、室温で瀦伴反応させたあと析出した結晶を炉列した
。インプロピルアルコールで洗浄後乾燥し、44.7夕
の2−S−ピリジルイソチウロニウム・N・オキサィド
塩酸塩を得た。このものの融点は157o0を示した。
得率は仕込み2−クロルピリジンに対して86.9%で
あった。残りの半量をやはり減圧下に濃縮し、得られた
髭出液を20%水酸化ナトリウムでpH1Oに調整し、
水共沸蒸留して、未反応2−クロルピリジンを消去する
。
こ)で得られた磯内液をクロロホルムで抽出し、得られ
たクロロホルム液を濃縮し、2−クロルピリジン。
N・オキサィド25.9被rを得た。これは仕込み2−
クロルピリジンに対して80%の収率に相当する。実施
例 9〜15 三角フラスコに2−クロルピリジンN−オキサィド塩酸
塩0.025モルとチオ尿素0.025モルを仕込みこ
れを下表の如き溶媒50私を加え、室温で1日間反応し
た。
反応後ガラスフィルターで炉過し「得られた結晶を充分
な量のエチルアルコールで洗浄し「未反応原料を除去し
、乾燥後計量する(実施例9および比較例3〜8)。又
比較例3〜8と同じ反応で溶媒にエチルアルコール15
0Mを併用した場合は著しく収率は向上した。実施例
10〜15

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ハロゲノピリジン・N・オキサイド若しくはそのハ
    ロゲン化水素酸塩を有機溶媒中でチオ尿素若しくはその
    ハロゲン化水素酸塩と反応させるか又はハロゲノピリジ
    ン・N・オキサイドを有機溶媒中ハロゲン化水素酸の存
    在下でチオ尿素と反応させてS−ピリジルイソチウロニ
    ウム・N・オキサイド・ハロゲン化水素酸塩を得るに際
    し、60℃を越えない反応温度で反応させることを特徴
    とするS−ピリジルイソチウロニウム・N・オキサイド
    ・ハロゲン化水素酸塩の製造法。
JP14063974A 1974-12-06 1974-12-06 S−ピリジルイソチウロニウム・n・オキサイド・ハロゲン化水素酸塩の製造法 Expired JPS609028B2 (ja)

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