JPS6114910Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6114910Y2 JPS6114910Y2 JP1977071294U JP7129477U JPS6114910Y2 JP S6114910 Y2 JPS6114910 Y2 JP S6114910Y2 JP 1977071294 U JP1977071294 U JP 1977071294U JP 7129477 U JP7129477 U JP 7129477U JP S6114910 Y2 JPS6114910 Y2 JP S6114910Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- hydraulic
- valve
- hydraulic clutch
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、走行動力変速用の油圧クラツチ式
変速装置を設けてある農用トラクターとかスピー
ドスプレヤとかホイールローダとかいつた自走式
作業車(以下、「農用トラクター等」という。)に
おける動力伝達装置に関し、該農用トラクター等
を必要に応じ微速走行及び低加速度発進させるた
めの、新規な工夫を施された動力伝達装置を提供
するものである。
変速装置を設けてある農用トラクターとかスピー
ドスプレヤとかホイールローダとかいつた自走式
作業車(以下、「農用トラクター等」という。)に
おける動力伝達装置に関し、該農用トラクター等
を必要に応じ微速走行及び低加速度発進させるた
めの、新規な工夫を施された動力伝達装置を提供
するものである。
すなわち、農用トラクター等の使用時におい
て、畦際等の狭い場所でトラクター等を移動させ
作業を行なうときで微速走行させなければ作業を
行ない難い場合とか、該トラクター等を倉庫或は
ガレージ等へ格納走行させるときで微速走行が要
求される場合、或はさらにPTO軸にて駆動され
る防除機等の作業機を用いて定置作業を行なう先
立ち微速で位置決めを行なう場合には、該農用ト
ラクター等に対し微速走行が要求されるか或はそ
のような微速走行が望ましく、また例えばガラス
製品等のこわれ易いものを農用トラクター等に積
載している場合とか、雪上等の滑り易い路面でト
ラクター等を発進さる場合、或はこのトラクター
等を運搬車輌へ積込むとかトラクター等を登板さ
せる発進時等には、農用トラクター等を低加速度
で発進させて、上記のような場合において急速発
進に伴ない生じ得る不都合、つまりシヨツクによ
る物体破損、或はトラクターのスリツプ等を避け
た円滑な発進を行なわせることが必要であるか望
ましいのであるが、農用トラクター等を微速走行
或は低加速度発進させるのに従来は、次のような
手段が採られていた。
て、畦際等の狭い場所でトラクター等を移動させ
作業を行なうときで微速走行させなければ作業を
行ない難い場合とか、該トラクター等を倉庫或は
ガレージ等へ格納走行させるときで微速走行が要
求される場合、或はさらにPTO軸にて駆動され
る防除機等の作業機を用いて定置作業を行なう先
立ち微速で位置決めを行なう場合には、該農用ト
ラクター等に対し微速走行が要求されるか或はそ
のような微速走行が望ましく、また例えばガラス
製品等のこわれ易いものを農用トラクター等に積
載している場合とか、雪上等の滑り易い路面でト
ラクター等を発進さる場合、或はこのトラクター
等を運搬車輌へ積込むとかトラクター等を登板さ
せる発進時等には、農用トラクター等を低加速度
で発進させて、上記のような場合において急速発
進に伴ない生じ得る不都合、つまりシヨツクによ
る物体破損、或はトラクターのスリツプ等を避け
た円滑な発進を行なわせることが必要であるか望
ましいのであるが、農用トラクター等を微速走行
或は低加速度発進させるのに従来は、次のような
手段が採られていた。
すなわち、農用トラクター等において動力伝達
方向でみてエンジンの直後に位置し主クラツチペ
ダルの踏込み操作により係合解除せしめられる主
クラツチを、主クラツチペダルの踏込み操作量を
加減してスリツプ係合するハーフクラツチ状態と
して、車輌を微速走行或は低加速度発進させてい
たのである。またブレーキとクラツチを併用する
ことも提案されており、例えば特公昭47−46735
号公報には、ブレーキを作動させるブレーキペダ
ル踏込み操作に連動して、動力伝動方向でみてエ
ンジン及びトルクコンバータの直後に位置する油
圧作動型の正逆転クラツチ装置に対し油圧の給排
制御を行なうセレクタバルブが中立位置方向に変
位せしめられるようにし、もつて正逆転クラツチ
装置に対する油供給路がセレクタバルブにより絞
られ正逆転クラツチ装置に対する作用油圧が減ぜ
しめられ該クラツチ装置がスリツプ係合すること
として、ブレーキ作動とクラツチのスリツプ係合
とを同時に得ることで、車輌の微速走行ないし低
加速度発進を得るようにされたトランスミツシヨ
ンが開示されている。
方向でみてエンジンの直後に位置し主クラツチペ
ダルの踏込み操作により係合解除せしめられる主
クラツチを、主クラツチペダルの踏込み操作量を
加減してスリツプ係合するハーフクラツチ状態と
して、車輌を微速走行或は低加速度発進させてい
たのである。またブレーキとクラツチを併用する
ことも提案されており、例えば特公昭47−46735
号公報には、ブレーキを作動させるブレーキペダ
ル踏込み操作に連動して、動力伝動方向でみてエ
ンジン及びトルクコンバータの直後に位置する油
圧作動型の正逆転クラツチ装置に対し油圧の給排
制御を行なうセレクタバルブが中立位置方向に変
位せしめられるようにし、もつて正逆転クラツチ
装置に対する油供給路がセレクタバルブにより絞
られ正逆転クラツチ装置に対する作用油圧が減ぜ
しめられ該クラツチ装置がスリツプ係合すること
として、ブレーキ作動とクラツチのスリツプ係合
とを同時に得ることで、車輌の微速走行ないし低
加速度発進を得るようにされたトランスミツシヨ
ンが開示されている。
ところで上記のように主クラツチペダル或はブ
レーキペダルの踏込み操作量を加減してハーフク
ラツチ状態もしくはハーフブレーキ状態及びハー
フクラツチ状態を得る操作は、熟練を要しまた精
神的な疲労を伴なう操作であり、且つ、作業者の
勘にたよるもので一定した微車速とか低発進加速
度を得る再現性が乏しく、そして特に、畦際とか
作物が植えられている条間とかの狭い場所を車輌
を微速で移動させつつ作業を行なう場合とかトラ
クターに除雪機を附設してトラクターを微速走行
させつつ除雪作業を行なう場合とかに定常的な車
輌微速走行を得ることを、上記した従来例におけ
るようにペダル踏込み操作量を加減するこで行な
うことは、作業者に著しい疲労を与えることで実
際には不可能に近い。また上記のようであること
から、得られる微車速とか低発進加速度を変更制
御することは、まず不可能である。
レーキペダルの踏込み操作量を加減してハーフク
ラツチ状態もしくはハーフブレーキ状態及びハー
フクラツチ状態を得る操作は、熟練を要しまた精
神的な疲労を伴なう操作であり、且つ、作業者の
勘にたよるもので一定した微車速とか低発進加速
度を得る再現性が乏しく、そして特に、畦際とか
作物が植えられている条間とかの狭い場所を車輌
を微速で移動させつつ作業を行なう場合とかトラ
クターに除雪機を附設してトラクターを微速走行
させつつ除雪作業を行なう場合とかに定常的な車
輌微速走行を得ることを、上記した従来例におけ
るようにペダル踏込み操作量を加減するこで行な
うことは、作業者に著しい疲労を与えることで実
際には不可能に近い。また上記のようであること
から、得られる微車速とか低発進加速度を変更制
御することは、まず不可能である。
この考案の目的とするところは、最初に述べた
ように走行動力変速用の油圧クラツチ式変速装置
を設けてある農用トラクター等において、上記油
圧クラツチ式変速装置を巧みに利用した簡単な構
造で、車輌の低加速度発進はもとより、定常的な
車輌微速走行も、前記した従来のものにおけるよ
うな不具合を解消しつつ、得ることができるよう
に図られた、新規な走行動力伝達装置を提供する
にある。
ように走行動力変速用の油圧クラツチ式変速装置
を設けてある農用トラクター等において、上記油
圧クラツチ式変速装置を巧みに利用した簡単な構
造で、車輌の低加速度発進はもとより、定常的な
車輌微速走行も、前記した従来のものにおけるよ
うな不具合を解消しつつ、得ることができるよう
に図られた、新規な走行動力伝達装置を提供する
にある。
図示の実施例について、この考案に係る農用ト
ラクター等における動力伝達装置の構成を説明す
ると、第1図に示すように、機体最前部にエンジ
ン1を塔載し、機体の走行を、該エンジン1によ
り左右の後輪2を回転駆動して行なわせると共
に、図示されていない連結機構を介し機体後部に
連結され油圧リフト装置3により昇降せしめられ
る作業機(図示せず)の駆動を、該作業機に連動
連結されるPTO軸4を上記エンジン1により回
転駆動して行ない、また機体の操向を、座席5に
座乗せる作業者が操縦ハンドル6にて前輪7を旋
回操作して行なうように構成された農用トラクタ
ーにおいて、この考案は次のように実施されてい
る。
ラクター等における動力伝達装置の構成を説明す
ると、第1図に示すように、機体最前部にエンジ
ン1を塔載し、機体の走行を、該エンジン1によ
り左右の後輪2を回転駆動して行なわせると共
に、図示されていない連結機構を介し機体後部に
連結され油圧リフト装置3により昇降せしめられ
る作業機(図示せず)の駆動を、該作業機に連動
連結されるPTO軸4を上記エンジン1により回
転駆動して行ない、また機体の操向を、座席5に
座乗せる作業者が操縦ハンドル6にて前輪7を旋
回操作して行なうように構成された農用トラクタ
ーにおいて、この考案は次のように実施されてい
る。
すなわち、この農用トラクターにおけるエンジ
ン1から後輪2へ至る伝導機構は、第2図に示す
ように、エンジン1に主クラツチ8を介して連動
連結された駆動軸9と該駆動軸9に平行せる伝動
軸10間に配設された走行動力変速装置11であ
つて駆動軸9に伝動軸10を適宜の変速比で選択
的に連動連結する走行動力変速装置11と、伝動
軸10の延長線上に配された他の伝動軸12を上
記伝動軸10に適宜の変速比で選択的に連動連結
する走行動力副変速装置13と、伝動軸12に傘
歯車14,15伝導機構を介し連動連結された左
右後輪2用の差動装置16と、この差動装置16
の左右出力軸16aと左右後輪車軸2a間を連動
連結する最終歯車減速伝動機構17とを、備えた
ものに構成されている。上記した走行動力主変速
装置11は、次のような油圧クラツチ式変速装
置、つまり駆動軸9に嵌着して設けたF1変速歯
車18、F2変速歯車19、F3変速歯車20及び
R変速歯車21と、伝動軸10に遊嵌され上記変
速歯車18−21のうちの相当するものに直接ま
たはR中間歯車21aを介し噛合されたF1遊転
歯車22、F2遊転歯車23、F3遊転歯車24及
びR遊転歯車25と、一方の摩擦板を上記遊転歯
車22−25の各々に、他方の摩擦板を伝動軸1
0に固定せるクラツチハウジングに、それぞれク
ラツチ軸線方向に摺動のみ自在に支持させて多板
式油圧クラツチに構成された油圧クラツチ26−
29であつて圧油作用による上記摩擦板間の係合
によつて作動せしめられ遊転歯車22−25の
各々を選択的に伝動軸10に結合するF1油圧ク
ラツチ26、F2油圧クラツチ27、F3油圧クラ
ツチ28及びR油圧クラツチ29とを備えた、そ
れ自体は公知の油圧クラツチ式変速装置に構成さ
れている。
ン1から後輪2へ至る伝導機構は、第2図に示す
ように、エンジン1に主クラツチ8を介して連動
連結された駆動軸9と該駆動軸9に平行せる伝動
軸10間に配設された走行動力変速装置11であ
つて駆動軸9に伝動軸10を適宜の変速比で選択
的に連動連結する走行動力変速装置11と、伝動
軸10の延長線上に配された他の伝動軸12を上
記伝動軸10に適宜の変速比で選択的に連動連結
する走行動力副変速装置13と、伝動軸12に傘
歯車14,15伝導機構を介し連動連結された左
右後輪2用の差動装置16と、この差動装置16
の左右出力軸16aと左右後輪車軸2a間を連動
連結する最終歯車減速伝動機構17とを、備えた
ものに構成されている。上記した走行動力主変速
装置11は、次のような油圧クラツチ式変速装
置、つまり駆動軸9に嵌着して設けたF1変速歯
車18、F2変速歯車19、F3変速歯車20及び
R変速歯車21と、伝動軸10に遊嵌され上記変
速歯車18−21のうちの相当するものに直接ま
たはR中間歯車21aを介し噛合されたF1遊転
歯車22、F2遊転歯車23、F3遊転歯車24及
びR遊転歯車25と、一方の摩擦板を上記遊転歯
車22−25の各々に、他方の摩擦板を伝動軸1
0に固定せるクラツチハウジングに、それぞれク
ラツチ軸線方向に摺動のみ自在に支持させて多板
式油圧クラツチに構成された油圧クラツチ26−
29であつて圧油作用による上記摩擦板間の係合
によつて作動せしめられ遊転歯車22−25の
各々を選択的に伝動軸10に結合するF1油圧ク
ラツチ26、F2油圧クラツチ27、F3油圧クラ
ツチ28及びR油圧クラツチ29とを備えた、そ
れ自体は公知の油圧クラツチ式変速装置に構成さ
れている。
そして、上記した油圧クラツチ式の走行動力主
変速装置11における油圧クラツチ26−29に
対する作動油の給排制御は、第3図に示すような
油圧回路、つまり前記変速装置11,13を収容
せるミツシヨンケース30(第1図)内の低部を
利用して構成された油タンク31から前記主クラ
ツチ8と駆動軸9間に介装せる油圧ポンプ32に
て油圧クラツチ26−29に作動油を供給する給
油回路33であつて調圧弁34にてその油圧を設
定される給油回路33に、中立位置Nと、F1油
圧クラツチ26のみを作動させる前進2速位置
F2と、F3油圧クラツチ28のみを作動させる前
進3速位置F3と、R油圧クラツチ29のみを作
動させる後進位置Rとの5位置を備えた切換弁3
5を設けてある油圧回路にて、行なわれるように
されているのであるが、上記した給油回路33か
ら油タンク31方向に導かれた分岐回路36に
は、同様に第3図に示すように、分岐回路36を
ブロツクする非作動位置Nと給油回路33より作
動油を油タンク31方向に絞りながらドレーンす
るアンロード作動位置ULとを備えた、油圧クラ
ツチ式走行動力主変速装置11用ないし油圧クラ
ツチ26−29用の絞りアンロードバルブ37
を、挿入して設けてある。
変速装置11における油圧クラツチ26−29に
対する作動油の給排制御は、第3図に示すような
油圧回路、つまり前記変速装置11,13を収容
せるミツシヨンケース30(第1図)内の低部を
利用して構成された油タンク31から前記主クラ
ツチ8と駆動軸9間に介装せる油圧ポンプ32に
て油圧クラツチ26−29に作動油を供給する給
油回路33であつて調圧弁34にてその油圧を設
定される給油回路33に、中立位置Nと、F1油
圧クラツチ26のみを作動させる前進2速位置
F2と、F3油圧クラツチ28のみを作動させる前
進3速位置F3と、R油圧クラツチ29のみを作
動させる後進位置Rとの5位置を備えた切換弁3
5を設けてある油圧回路にて、行なわれるように
されているのであるが、上記した給油回路33か
ら油タンク31方向に導かれた分岐回路36に
は、同様に第3図に示すように、分岐回路36を
ブロツクする非作動位置Nと給油回路33より作
動油を油タンク31方向に絞りながらドレーンす
るアンロード作動位置ULとを備えた、油圧クラ
ツチ式走行動力主変速装置11用ないし油圧クラ
ツチ26−29用の絞りアンロードバルブ37
を、挿入して設けてある。
この絞りアンロードバルブ37は、第3図に示
す調圧弁34と切換弁35を内蔵させてある、ミ
ツシヨンケース30上面の弁機構ハウジング38
(第1図)内に設けられており、第4図に示すよ
うな構造のものとされている。すなわち、この絞
りアンロードバルブ37は、そのバルブケース3
9内においてスプール40長さ方向の前後で、ポ
ンプポート41を介し前記給油回路33に常時接
続された関係とされている高圧油室42と、タン
クポート43を介し前記油タンク31に常時接続
された関係とされている低圧油室44とを、有す
るものに構成されている。そして上記スプール4
0には、第4図に図示の状態で上記両油室42,
44間を遮断する大径部L1と、該大径部L1に引
続いた小径部L2とを、形成してあるが、上記大
径部L1には、スプール40を若干長l1以上引出す
と高圧油室42を低圧油室44に連通させる切欠
き45を、スプール40先端方向に向けて漸次、
該切欠き溝45の断面積を大として、距離l2の範
囲にわたつて形成してある。そしてスプール40
は、その大径頭部40aとバルブケース39のバ
ネ受壁部46とに両端を受けさせて該スプール4
0上に設けられた第1の圧縮バネ47により、バ
ルブケース39内への突入方向に移動附勢されて
おり、またバルブケース39のケース蓋39aに
接当してその最前進位置を規制される可動バネ受
リング48であつてスプール40がほぼ距離l1だ
け引出されると該スプール40の大径頭部40a
が接当するに至る可動バネ受リング48を、スプ
ール40上に設けてあつて、この可動バネ受リン
グ48と上記バネ受壁部46間でスプール40上
に第2の圧縮バネ49を設けて、スプール40が
距離l1以上引出されると、該バネ49が圧縮され
スプール40引出し抵抗を著増させるように図つ
てある。
す調圧弁34と切換弁35を内蔵させてある、ミ
ツシヨンケース30上面の弁機構ハウジング38
(第1図)内に設けられており、第4図に示すよ
うな構造のものとされている。すなわち、この絞
りアンロードバルブ37は、そのバルブケース3
9内においてスプール40長さ方向の前後で、ポ
ンプポート41を介し前記給油回路33に常時接
続された関係とされている高圧油室42と、タン
クポート43を介し前記油タンク31に常時接続
された関係とされている低圧油室44とを、有す
るものに構成されている。そして上記スプール4
0には、第4図に図示の状態で上記両油室42,
44間を遮断する大径部L1と、該大径部L1に引
続いた小径部L2とを、形成してあるが、上記大
径部L1には、スプール40を若干長l1以上引出す
と高圧油室42を低圧油室44に連通させる切欠
き45を、スプール40先端方向に向けて漸次、
該切欠き溝45の断面積を大として、距離l2の範
囲にわたつて形成してある。そしてスプール40
は、その大径頭部40aとバルブケース39のバ
ネ受壁部46とに両端を受けさせて該スプール4
0上に設けられた第1の圧縮バネ47により、バ
ルブケース39内への突入方向に移動附勢されて
おり、またバルブケース39のケース蓋39aに
接当してその最前進位置を規制される可動バネ受
リング48であつてスプール40がほぼ距離l1だ
け引出されると該スプール40の大径頭部40a
が接当するに至る可動バネ受リング48を、スプ
ール40上に設けてあつて、この可動バネ受リン
グ48と上記バネ受壁部46間でスプール40上
に第2の圧縮バネ49を設けて、スプール40が
距離l1以上引出されると、該バネ49が圧縮され
スプール40引出し抵抗を著増させるように図つ
てある。
以上のようであるから、油圧クラツチ式走行動
力主変速装置11の作動状態でスプール40を上
記の量l1以上引出して、高圧油室42を切欠き溝
45を介して低圧油室44へと連通させると、切
欠き溝45を介し高圧油室42から低圧油室44
方向へと、つまり前記給油回路33から油タンク
31方向へと、油が小割合でドレーンされること
となり、高圧油室42内の油圧、したがつて給油
回路33の油圧が前記の調圧弁34に設定された
油圧より低下し、このため油圧クラツチ26−2
9に対する作用油圧が低下せしめられて、作動状
態にある油圧クラツチ26,27,28または2
9の摩擦板間の圧接力が減ぜしめられ、該油圧ク
ラツチがスリツプ運転されハーフクラツチ状態が
得られて、伝動軸10の回転速度が著しく低下せ
しめられることとなるものであつて、この回転速
度低下の度合いは、切欠き溝45の長さl2の範囲
内でスプール40の引出し量を調節することによ
り、任意に調節し得る。
力主変速装置11の作動状態でスプール40を上
記の量l1以上引出して、高圧油室42を切欠き溝
45を介して低圧油室44へと連通させると、切
欠き溝45を介し高圧油室42から低圧油室44
方向へと、つまり前記給油回路33から油タンク
31方向へと、油が小割合でドレーンされること
となり、高圧油室42内の油圧、したがつて給油
回路33の油圧が前記の調圧弁34に設定された
油圧より低下し、このため油圧クラツチ26−2
9に対する作用油圧が低下せしめられて、作動状
態にある油圧クラツチ26,27,28または2
9の摩擦板間の圧接力が減ぜしめられ、該油圧ク
ラツチがスリツプ運転されハーフクラツチ状態が
得られて、伝動軸10の回転速度が著しく低下せ
しめられることとなるものであつて、この回転速
度低下の度合いは、切欠き溝45の長さl2の範囲
内でスプール40の引出し量を調節することによ
り、任意に調節し得る。
そして、第4,5図に示すように、スプール4
0の基端には、バルブケース39外において該ケ
ース39の外端面に接当するストツパー金物50
を割りピン51にて固着してスプール40のケー
ス39内方向への移動量を規制してあるが、この
ストツパー金物50には、第4,5図に示くよう
に、左右方向に突出する作動ピン52を固定して
設けてある。そして弁機構ハウジング38には、
該ハウジンの側外方へ突出する、軸線まわりで回
動自在な回動軸53を支持させてあり、ハウジン
グ38内においてこの回動軸53の先端に、上記
の作動ピン52に車輌後端側方向から接当する1
対の突起部54aを備えた回動金物54を固定し
ている。したがつて回動軸53を第4図の矢印S
方向に回動させるときは、それに伴なつて軸53
の軸線まわりで回動する回動金物54の突起部5
4aに作動ピン52を押されて、スプール40を
引出す方向にストツパー金物50が変位せしめら
れるものであり、上記のように回動軸53を回動
変位させてスプール40を引出すための操作レバ
ー55を、回動軸53に基端で固定して設けてあ
る。
0の基端には、バルブケース39外において該ケ
ース39の外端面に接当するストツパー金物50
を割りピン51にて固着してスプール40のケー
ス39内方向への移動量を規制してあるが、この
ストツパー金物50には、第4,5図に示くよう
に、左右方向に突出する作動ピン52を固定して
設けてある。そして弁機構ハウジング38には、
該ハウジンの側外方へ突出する、軸線まわりで回
動自在な回動軸53を支持させてあり、ハウジン
グ38内においてこの回動軸53の先端に、上記
の作動ピン52に車輌後端側方向から接当する1
対の突起部54aを備えた回動金物54を固定し
ている。したがつて回動軸53を第4図の矢印S
方向に回動させるときは、それに伴なつて軸53
の軸線まわりで回動する回動金物54の突起部5
4aに作動ピン52を押されて、スプール40を
引出す方向にストツパー金物50が変位せしめら
れるものであり、上記のように回動軸53を回動
変位させてスプール40を引出すための操作レバ
ー55を、回動軸53に基端で固定して設けてあ
る。
なお、前記した走行動力副変速装置13は、第
2図に示すように、駆動軸9の延長部9aに遊嵌
して設けられた一連の変速歯車56,57,5
8,59であつて該歯車56−59に連動回転す
る駆動軸延長部9a上の歯車60を伝動軸10端
の歯車61に噛合せることで伝動軸10により回
転せしめられる4個の変速歯車56−59と、伝
動軸12にスプライン嵌合された3個のシフト歯
車62,63,64と、シフト歯車64変位で作
動せしめられる、伝動軸10,12間の噛合クラ
ツチ65とを備えた機械式変速装置に構成され、
シフト歯車62−64の伝動軸12上での選択的
な変位により、歯車56,62間の噛合いで1速
の変速比、歯車57,62間の噛合いで2速の変
速比、歯車58,63間の噛合いで3速の変速
比、歯59,64間の噛合いで4速の変速比、噛
合クラツチ65の作動で5速の変速で、それぞれ
伝動軸10,12間を選択的に連動連結するもの
とさている。第2図において66は、前記差動装
置出力軸16a端に配して設けた左右後輪2用の
ブレーキである。
2図に示すように、駆動軸9の延長部9aに遊嵌
して設けられた一連の変速歯車56,57,5
8,59であつて該歯車56−59に連動回転す
る駆動軸延長部9a上の歯車60を伝動軸10端
の歯車61に噛合せることで伝動軸10により回
転せしめられる4個の変速歯車56−59と、伝
動軸12にスプライン嵌合された3個のシフト歯
車62,63,64と、シフト歯車64変位で作
動せしめられる、伝動軸10,12間の噛合クラ
ツチ65とを備えた機械式変速装置に構成され、
シフト歯車62−64の伝動軸12上での選択的
な変位により、歯車56,62間の噛合いで1速
の変速比、歯車57,62間の噛合いで2速の変
速比、歯車58,63間の噛合いで3速の変速
比、歯59,64間の噛合いで4速の変速比、噛
合クラツチ65の作動で5速の変速で、それぞれ
伝動軸10,12間を選択的に連動連結するもの
とさている。第2図において66は、前記差動装
置出力軸16a端に配して設けた左右後輪2用の
ブレーキである。
以上のようであつて、第1−5図に図示の農用
トラクターの使用時において、最初に述べたよう
にトラクターの微速走行が要求されるか望ましい
場合には、レバー55操作により絞りアンロード
バルブ37のスプール40を、前記のl1量以上引
出し、前記の距離l2の範囲内で絞りアンロード量
を調節しつつ、切換弁35位置に応じ作動状態に
ある1油圧クラツチ26,27,28または29
をスリツプ運転させハーフクラツチ状態を得るこ
とで、上記のような微速走行を可変に調節して得
ることができる。またこの農用トラクターの発進
前に、レバー55操作により上記のようなハーフ
クラツチ状態が得られるようにしておけば、トラ
クター発進時の加速度を小さくすることができる
から、最初に述べたようにトラクターの低加速度
発進が要求されるか望ましい場合には、上記のよ
うにすることで、該低加速度発進を得ることがで
きるのである。なおスプール40がl1量以上引出
されると、第2の圧縮バネ49作用でスプール4
0引出し抵抗、したがつて、操作レバー55の操
作抵抗が著増するから、絞りアンロードバルブ3
7の非作動位置Nからアンロード作用位置ULへ
の変位を、適確に知得できることとなる。
トラクターの使用時において、最初に述べたよう
にトラクターの微速走行が要求されるか望ましい
場合には、レバー55操作により絞りアンロード
バルブ37のスプール40を、前記のl1量以上引
出し、前記の距離l2の範囲内で絞りアンロード量
を調節しつつ、切換弁35位置に応じ作動状態に
ある1油圧クラツチ26,27,28または29
をスリツプ運転させハーフクラツチ状態を得るこ
とで、上記のような微速走行を可変に調節して得
ることができる。またこの農用トラクターの発進
前に、レバー55操作により上記のようなハーフ
クラツチ状態が得られるようにしておけば、トラ
クター発進時の加速度を小さくすることができる
から、最初に述べたようにトラクターの低加速度
発進が要求されるか望ましい場合には、上記のよ
うにすることで、該低加速度発進を得ることがで
きるのである。なおスプール40がl1量以上引出
されると、第2の圧縮バネ49作用でスプール4
0引出し抵抗、したがつて、操作レバー55の操
作抵抗が著増するから、絞りアンロードバルブ3
7の非作動位置Nからアンロード作用位置ULへ
の変位を、適確に知得できることとなる。
次に第6,7図に図示の他の実施例について説
明すると、この実施例では、第6図に示すよう
に、油圧ポンプ32と切換弁35間の給油回路3
3を油タンク31方向へ接続する分岐回路36
に、該回路36をブロツクする位置と該ブロツ
クを解除する位置とを備えた切換弁70と、低
圧リリーフ弁71とを、この順で直列に挿入して
設けている。そしてこの両弁70,71は、第7
図に示すように、一体的なものに構成されてい
る。より詳細に説明すると、両弁70,71のた
めの共通のバルブケース72が設けられており、
このバルブケース72に、前記給油回路33に接
続されるポンプポート73と油タンク31に接さ
れるタンクポー74とを、形成すると共に、バル
ブケース72内の基端部に、ポンプポート73を
開口させた第1の油室75と該油室75に距離l
をおいて前方に配した第2の油室76とを、それ
ぞれ形成し、該両油室75,76間を常時はブロ
ツクする大径部L1とそれに引続く小径部L2とを
有するスプール77を、バルブケース72基端側
から該ケース72内に挿入して設けている。また
バルブケース72内の先端部には、低圧リリーフ
弁71の弁体78を挿入してあり、この弁体78
中途の前後に長い小径部78a位置と該弁体78
先端の油室79とに、上記第2の油室76を、バ
ルブケース72に穿設せる油路80にて連通させ
ている。そして油室79に対する油圧作用で第7
図に想像線図示の位置まで後退せしめられると、
小径部78a外周を介し油路80とタンクポート
74間を連通させリリーフ動作を行なう上記弁体
78は、該弁体78と上記スプール77とに両端
を受けさせてバルブケース72内に配設せる圧縮
バネ81により前進方向に移動附勢されており、
圧縮バネ81が低圧リリーフ弁71の圧力設定バ
ネとして機能するようになされている。
明すると、この実施例では、第6図に示すよう
に、油圧ポンプ32と切換弁35間の給油回路3
3を油タンク31方向へ接続する分岐回路36
に、該回路36をブロツクする位置と該ブロツ
クを解除する位置とを備えた切換弁70と、低
圧リリーフ弁71とを、この順で直列に挿入して
設けている。そしてこの両弁70,71は、第7
図に示すように、一体的なものに構成されてい
る。より詳細に説明すると、両弁70,71のた
めの共通のバルブケース72が設けられており、
このバルブケース72に、前記給油回路33に接
続されるポンプポート73と油タンク31に接さ
れるタンクポー74とを、形成すると共に、バル
ブケース72内の基端部に、ポンプポート73を
開口させた第1の油室75と該油室75に距離l
をおいて前方に配した第2の油室76とを、それ
ぞれ形成し、該両油室75,76間を常時はブロ
ツクする大径部L1とそれに引続く小径部L2とを
有するスプール77を、バルブケース72基端側
から該ケース72内に挿入して設けている。また
バルブケース72内の先端部には、低圧リリーフ
弁71の弁体78を挿入してあり、この弁体78
中途の前後に長い小径部78a位置と該弁体78
先端の油室79とに、上記第2の油室76を、バ
ルブケース72に穿設せる油路80にて連通させ
ている。そして油室79に対する油圧作用で第7
図に想像線図示の位置まで後退せしめられると、
小径部78a外周を介し油路80とタンクポート
74間を連通させリリーフ動作を行なう上記弁体
78は、該弁体78と上記スプール77とに両端
を受けさせてバルブケース72内に配設せる圧縮
バネ81により前進方向に移動附勢されており、
圧縮バネ81が低圧リリーフ弁71の圧力設定バ
ネとして機能するようになされている。
以上のようであるから、スプール77を距離l1
以上引出すと、その小径部L2外周により第1,
第2の油室75,76間が連通せしめられて切換
弁70が位置から位置へと変位せしめられ、
ポンプポート73から第1の油室75、第2の油
室76及び油路80を介して低圧リリーフ弁71
に圧油が流入し、該リリーフ弁71がリリーフ動
作を行なうこととなるが、上記のようにスプール
77を引出すと、該スプール77と弁体78間の
間隔が拡げられ圧縮バネ81が伸長するから、該
バネ81の弁体78附勢力が小とされるものであ
り、したがつて例えば第7図に図示の距離l2の範
囲内でスプール77引出し量を加減してバ81力
を調節し、この範囲内で低圧リリーフ弁71の設
定圧ないしリリーフ圧を調節し得ることとなる。
そして図示の場合には、スプール77基端部に形
成せるラツク82に噛合うピニオン83を操作レ
バー84にた回転変位させ、スプール77の引出
しを得るよにされているが、圧縮バネ81にて決
定される、低圧リリーフ弁71のリリーフ圧は、
前記調圧弁34に設定されたクラツチ作用油圧よ
りもずつと低い値とされており、該リリーフ圧で
は油圧クラツチ26−29の摩擦板同士がスリツ
プ係合するようになされていて、このためスプー
ル77の引出しにより調節された低油圧を作動中
の1油圧クラツチ26,27,28または29に
作用させて該クラツチのスリツプ運転ないしハー
フクラツチ状態を得て、先の実施例の場合同様
に、車輌の微速走行と低加速度発進を選択的に得
ることができるのである。
以上引出すと、その小径部L2外周により第1,
第2の油室75,76間が連通せしめられて切換
弁70が位置から位置へと変位せしめられ、
ポンプポート73から第1の油室75、第2の油
室76及び油路80を介して低圧リリーフ弁71
に圧油が流入し、該リリーフ弁71がリリーフ動
作を行なうこととなるが、上記のようにスプール
77を引出すと、該スプール77と弁体78間の
間隔が拡げられ圧縮バネ81が伸長するから、該
バネ81の弁体78附勢力が小とされるものであ
り、したがつて例えば第7図に図示の距離l2の範
囲内でスプール77引出し量を加減してバ81力
を調節し、この範囲内で低圧リリーフ弁71の設
定圧ないしリリーフ圧を調節し得ることとなる。
そして図示の場合には、スプール77基端部に形
成せるラツク82に噛合うピニオン83を操作レ
バー84にた回転変位させ、スプール77の引出
しを得るよにされているが、圧縮バネ81にて決
定される、低圧リリーフ弁71のリリーフ圧は、
前記調圧弁34に設定されたクラツチ作用油圧よ
りもずつと低い値とされており、該リリーフ圧で
は油圧クラツチ26−29の摩擦板同士がスリツ
プ係合するようになされていて、このためスプー
ル77の引出しにより調節された低油圧を作動中
の1油圧クラツチ26,27,28または29に
作用させて該クラツチのスリツプ運転ないしハー
フクラツチ状態を得て、先の実施例の場合同様
に、車輌の微速走行と低加速度発進を選択的に得
ることができるのである。
次に第8図に図示の別の実施例について説明す
ると、この実施例では、前記調圧弁34の圧力設
定バネ90端を、その変位により該バネ90力を
変更する可動バネ受91に受けさせ、この可動バ
ネ受91を、操作レバー92により回転変位せし
められるナツト部材93aを介して進退する螺杆
93にて受けさせて、螺杆93の後退で可動バネ
受91を後退させ、油圧クラツチ26−29のス
リツト運転が得られる低油圧にまで調圧弁34の
設定圧を低下させ得るようになされており、この
場合にも、調圧弁34の設定圧低下により先の両
実施例の場合同様の、選択的な車輌微速走行と低
加速度発進とを得ることができる。すなわち第8
図に図示の実施例は、多板式油圧クラツチ26−
29に対する正規作用油圧を設定する調圧弁34
が給油回路33から分岐して油タンク31方向に
導かれた分岐回路中に設けられているのに対し、
そのような調圧弁34に前記絞りアンロードバル
ブ37及び前記低圧リリーフ弁71同様にクラツ
チ作用油圧を低下させる機能を有せしめて、該調
圧弁34を減圧弁手段に兼用させているのであ
る。
ると、この実施例では、前記調圧弁34の圧力設
定バネ90端を、その変位により該バネ90力を
変更する可動バネ受91に受けさせ、この可動バ
ネ受91を、操作レバー92により回転変位せし
められるナツト部材93aを介して進退する螺杆
93にて受けさせて、螺杆93の後退で可動バネ
受91を後退させ、油圧クラツチ26−29のス
リツト運転が得られる低油圧にまで調圧弁34の
設定圧を低下させ得るようになされており、この
場合にも、調圧弁34の設定圧低下により先の両
実施例の場合同様の、選択的な車輌微速走行と低
加速度発進とを得ることができる。すなわち第8
図に図示の実施例は、多板式油圧クラツチ26−
29に対する正規作用油圧を設定する調圧弁34
が給油回路33から分岐して油タンク31方向に
導かれた分岐回路中に設けられているのに対し、
そのような調圧弁34に前記絞りアンロードバル
ブ37及び前記低圧リリーフ弁71同様にクラツ
チ作用油圧を低下させる機能を有せしめて、該調
圧弁34を減圧弁手段に兼用させているのであ
る。
以上の説明から明らかなように、この考案の農
用トラクター等における走行動力伝達装置は、走
行動力変速用の油圧クラツチ式変速装置11を設
けてあ農用トラクター等において、前記油圧クラ
ツチ式変速装置11における多板式油圧クラツチ
26,27,28,29への作動油の給油回路3
3から分岐して油タンク31方向に導いた分岐回
路を設けて該分岐回路中に、レバー55,84,
92操作により作動させ得る減圧手段37,7
0,71,34であつて上記多板式油圧クラツチ
26,27,28,29への作用油圧を低下させ
該多板式油圧クラツチ26,27,28,29を
スリツプ係合させる減圧弁手段37,70,7
1,34を設け、この減圧弁手段37,70,7
1,34を、それに設定される減圧度を上記した
レバー55,84,92操作により変更調節可能
な弁に構成してあることを、特徴としてなるもの
であつて、次の長所を備えている。
用トラクター等における走行動力伝達装置は、走
行動力変速用の油圧クラツチ式変速装置11を設
けてあ農用トラクター等において、前記油圧クラ
ツチ式変速装置11における多板式油圧クラツチ
26,27,28,29への作動油の給油回路3
3から分岐して油タンク31方向に導いた分岐回
路を設けて該分岐回路中に、レバー55,84,
92操作により作動させ得る減圧手段37,7
0,71,34であつて上記多板式油圧クラツチ
26,27,28,29への作用油圧を低下させ
該多板式油圧クラツチ26,27,28,29を
スリツプ係合させる減圧弁手段37,70,7
1,34を設け、この減圧弁手段37,70,7
1,34を、それに設定される減圧度を上記した
レバー55,84,92操作により変更調節可能
な弁に構成してあることを、特徴としてなるもの
であつて、次の長所を備えている。
すなわちこの考案の走行動力伝達装置は、上記
のように構成することにより、必要に応じ上記油
圧クラツチのハーフクラツチ状態を得てトラクタ
ー等を微速走行及び低加速度発進させ得るように
したものであつて、農用トラクター等においてし
ばしば必要となる微速走行及び低加速度発進を、
油圧クラツチ式変速装置を利用した構造簡単な機
構により可能ならしめたものである。
のように構成することにより、必要に応じ上記油
圧クラツチのハーフクラツチ状態を得てトラクタ
ー等を微速走行及び低加速度発進させ得るように
したものであつて、農用トラクター等においてし
ばしば必要となる微速走行及び低加速度発進を、
油圧クラツチ式変速装置を利用した構造簡単な機
構により可能ならしめたものである。
しかもこの考案の走行動力伝達装置は、レバー
55,84,92にて操作される減圧弁手段によ
つて油圧クラツチ式変速装置における油圧クラツ
チのスリツプ係合を得るものと、されていること
から、操作位置が明確に判るレバーを特定位置に
操作しておけば定常的な車輌微速走行を一定した
再現性でもつて得ることができるものとなつてお
り、操作に熟練を要しないと共に疲労感を伴なわ
ないものはもとより、特に、畦際とか作物条間と
かの狭い場所で車輌を微速で移動させつつ耕転そ
の他の作業を行なう場合とかトラクターに除雪機
を附設してトラクターを微速走行させつつ除雪作
業を行なう場合とかに定常的な車輌微速走行を得
ることを、作業者に負担を強いることなく可能と
するものとなつている。
55,84,92にて操作される減圧弁手段によ
つて油圧クラツチ式変速装置における油圧クラツ
チのスリツプ係合を得るものと、されていること
から、操作位置が明確に判るレバーを特定位置に
操作しておけば定常的な車輌微速走行を一定した
再現性でもつて得ることができるものとなつてお
り、操作に熟練を要しないと共に疲労感を伴なわ
ないものはもとより、特に、畦際とか作物条間と
かの狭い場所で車輌を微速で移動させつつ耕転そ
の他の作業を行なう場合とかトラクターに除雪機
を附設してトラクターを微速走行させつつ除雪作
業を行なう場合とかに定常的な車輌微速走行を得
ることを、作業者に負担を強いることなく可能と
するものとなつている。
さらにこの考案の走行動力伝達装置は、上記し
た減圧弁手段37,70,71,34をして、レ
バー55,84,92操作により減圧度を変更調
節可能な弁に構成していることから、得られる微
車速及び低発進加速度を、操作位置が明確に判る
レバーにより精度よく変更制御できて、例えば、
圃場内の狭い場所でトラクター等の車輌を微速走
行させつつ農作業を行なう場合に作物状態とか圃
場面状態とかに応じ微車速の範囲内で車速を容易
且つ精密に変更制御するとか、トラクターを用い
ての除雪作業時に積雪量の変化に対応して同様に
微車速の範囲内で車速を容易且つ精密に変更制御
することまでも、可能とするものとなつている。
た減圧弁手段37,70,71,34をして、レ
バー55,84,92操作により減圧度を変更調
節可能な弁に構成していることから、得られる微
車速及び低発進加速度を、操作位置が明確に判る
レバーにより精度よく変更制御できて、例えば、
圃場内の狭い場所でトラクター等の車輌を微速走
行させつつ農作業を行なう場合に作物状態とか圃
場面状態とかに応じ微車速の範囲内で車速を容易
且つ精密に変更制御するとか、トラクターを用い
ての除雪作業時に積雪量の変化に対応して同様に
微車速の範囲内で車速を容易且つ精密に変更制御
することまでも、可能とするものとなつている。
第1図はこの考案の一実施を装備した農用トラ
クターの概略側面図、第2図は同トラクターにお
ける動力伝達機構を示す機構図、第3図は同実施
例の油圧回路を示す回路図、第4図は要部の部材
の縦断側面図、第5図は第4図の−線に沿
う、要部のみの縦断正面図、第6図は他の実施例
の油圧回路図、第7図は同他の実施例の要部の部
材の縦断側面図、第8図は別の実施例の油圧回路
図である。 1……エンジン、2……後輪、9……駆動軸、
10……伝動軸、11……油圧クラツチ式走行動
力主変速装置、26,27,28,29……油圧
クラツチ、33……給油回路、34……調圧弁、
35……切換弁、36……分岐回路、37……絞
りアンロードバルブ、40……スプール、41…
…ポンプポート、42……高圧油室、43……タ
ンクポート、44……低圧油室、45……切欠き
溝、50……ストツパー金物、52……作動ピ
ン、53……回動軸、54……回動金物、54a
……突起部、55……操作レバー、70……切換
弁、71……低圧リリーフ弁、73……ポンプポ
ート、74……タンクポート、75……第1の油
室、76……第2の油室、77……スプール、7
8……弁体、80……油路、81……圧縮バネ、
92……ラツク、83……ピニオン、84……操
作レバー、90……圧力設定バネ、91……可動
バネ受、92……操作レバー、93……螺杆。
クターの概略側面図、第2図は同トラクターにお
ける動力伝達機構を示す機構図、第3図は同実施
例の油圧回路を示す回路図、第4図は要部の部材
の縦断側面図、第5図は第4図の−線に沿
う、要部のみの縦断正面図、第6図は他の実施例
の油圧回路図、第7図は同他の実施例の要部の部
材の縦断側面図、第8図は別の実施例の油圧回路
図である。 1……エンジン、2……後輪、9……駆動軸、
10……伝動軸、11……油圧クラツチ式走行動
力主変速装置、26,27,28,29……油圧
クラツチ、33……給油回路、34……調圧弁、
35……切換弁、36……分岐回路、37……絞
りアンロードバルブ、40……スプール、41…
…ポンプポート、42……高圧油室、43……タ
ンクポート、44……低圧油室、45……切欠き
溝、50……ストツパー金物、52……作動ピ
ン、53……回動軸、54……回動金物、54a
……突起部、55……操作レバー、70……切換
弁、71……低圧リリーフ弁、73……ポンプポ
ート、74……タンクポート、75……第1の油
室、76……第2の油室、77……スプール、7
8……弁体、80……油路、81……圧縮バネ、
92……ラツク、83……ピニオン、84……操
作レバー、90……圧力設定バネ、91……可動
バネ受、92……操作レバー、93……螺杆。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 走行動力変速用の油圧クラツチ式変速装置を
設けてある農用トラクター等において、前記油
圧クラツチ式変速装置における多板式油圧クラ
ツチへの作動油の給油回路から分岐して油タン
ク方向に導いた分岐回路を設けて該分岐回路中
に、レバー操作により作動させ得る減圧弁手段
であつて上記多板式油圧クラツチへの作用油圧
を低下させ該多板式油圧クラツチをスリツプ係
合させる減圧弁手段を設け、この減圧弁手段
を、それに設定される減圧度を上記したレバー
操作により変更調節可能な弁に構成してあるこ
とを、特徴としてなる走行動力伝達装置。 2 前記減圧弁手段に、前記したレバーに連動連
結された可動調節体であつて減圧弁手段作動方
向へのレバー操作により減圧弁手段による減圧
度を大とする方向に変位せしめられる可動調節
体を設けてあることを特徴としてなる、実用新
案登録請求の範囲第1項に記載の走行動力伝達
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977071294U JPS6114910Y2 (ja) | 1977-05-31 | 1977-05-31 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977071294U JPS6114910Y2 (ja) | 1977-05-31 | 1977-05-31 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53166230U JPS53166230U (ja) | 1978-12-26 |
| JPS6114910Y2 true JPS6114910Y2 (ja) | 1986-05-09 |
Family
ID=28981909
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1977071294U Expired JPS6114910Y2 (ja) | 1977-05-31 | 1977-05-31 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6114910Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5626993Y2 (ja) * | 1975-10-03 | 1981-06-26 |
-
1977
- 1977-05-31 JP JP1977071294U patent/JPS6114910Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53166230U (ja) | 1978-12-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4275607A (en) | Power transmission having power take-off shaft and fluid control means therefor | |
| JP4902075B2 (ja) | 作業車の動力取出し装置 | |
| JP2000355225A (ja) | 作業車両のトランスミッション | |
| US5024306A (en) | Propelling drive control apparatus for working vehicle | |
| JPS6114910Y2 (ja) | ||
| US4117744A (en) | Transmission for crawler tractors | |
| JPS607231Y2 (ja) | 農用トラクタ等における走行動力伝導装置 | |
| JPS598570B2 (ja) | 農用トラクタ−等における動力伝達装置 | |
| JPS5926826B2 (ja) | トラクタ−等におけるパワ−トランスミツシヨン装置 | |
| JPS5921954Y2 (ja) | 農用トラクタ等における走行動力伝導装置 | |
| JPS623305Y2 (ja) | ||
| JPH063210Y2 (ja) | 油圧クラッチ制御装置 | |
| JPS5933713Y2 (ja) | 農用トラクタ等における走行動力伝導装置 | |
| JP2000009163A (ja) | 水田作業機 | |
| JPS6366710B2 (ja) | ||
| JPS58131457A (ja) | 農用トラクタ−等の走行動力伝導装置 | |
| JPS6013698Y2 (ja) | 農用トラクタ等における走行動力伝導装置 | |
| JPS5847591B2 (ja) | 農用トラクタ−等における動力伝達装置 | |
| JP3621004B2 (ja) | 作業機の走行用制動装置 | |
| JPS5925694Y2 (ja) | 農用トラクタのpto装置潤滑機構 | |
| JPH0714125Y2 (ja) | 作業車の操向操作構造 | |
| JPS6119240Y2 (ja) | ||
| JP2583777Y2 (ja) | 作業車の走行変速構造 | |
| JPS6157212B2 (ja) | ||
| JP2001088732A (ja) | 乗用型田植機 |