JPS607231Y2 - 農用トラクタ等における走行動力伝導装置 - Google Patents

農用トラクタ等における走行動力伝導装置

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JPS607231Y2
JPS607231Y2 JP14095678U JP14095678U JPS607231Y2 JP S607231 Y2 JPS607231 Y2 JP S607231Y2 JP 14095678 U JP14095678 U JP 14095678U JP 14095678 U JP14095678 U JP 14095678U JP S607231 Y2 JPS607231 Y2 JP S607231Y2
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hydraulic
clutch
transmission
piston
hydraulic clutch
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秀介 根本
俊雄 津田
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、油圧クラッチ式変速装置と機械式変速装置
とを直列に接続して設けである農用トラクタ等において
、上記の機械式変速装置の変速操作を容易とする、新規
な工夫を施された走行動力伝導装置に関する。
本願出願人は先に、特開昭53−45830号公報に示
されているように、上記のような農用トラクタ等におい
て、油圧クラッチ式変速装置における油圧クラッチを装
架せる伝動軸端に配して、該伝動軸上に相対回転不能で
はあるが摺動自在に装架された制動板であって固定ハウ
ジング面に対面位置する制動板と、上記の固定ハウジン
グ面の反対側でこの制動板に対面位置するピストンと、
進退杆上に配され上記ピストンを介し上記制動板を上記
の固定ハウジング面に対し圧接する方向に移動附勢する
圧縮バネと、この圧縮バネ力に抗し上記ピストンを変位
させるための圧油室とを、設け、上記した圧油室を前記
油圧クラッチに対する給油回路に接続すると共に、上記
した進退杆を主クラッチの操作手段に、主クラッチの離
脱操作時に進退杆が上記圧縮バネに係合しつつ該圧縮バ
ネの附勢作用を解除する方向に変位せしめられるように
、連動連結しである走行動力伝導装置を、開発した。
上記した制動板は、油圧クラッチ式変速装置の変速伝動
状態では、該変速装置における油圧クラッチへの作用油
圧が上記の圧油室に作用せしめられて、上記のピストン
が制動板から離間する向きに変位せしめられていること
から、制動作用を行なわない。
しかし、油圧クラッチ式変速装置における油圧クラッチ
への作用油圧を解除して該変速装置を中立状態にもたら
したときは、上記の圧油室への油圧作用解除で上記の圧
縮バネによりピストンを介し制動板が固定ノ1ウジング
面に圧接せしめられて、上記した伝動軸の制動が、比較
的小さな制動力でもって行なわれる。
このため、油圧クラッチ式変速装置の中立状態で、エン
ジン或は傾斜地等で自動回転しようとする車輪方向から
該変速装置部分へ伝達される一定の回転トルクで、該変
速装置の油圧クラッチが若干の係合力でクラッチ係合腰
予期しない動力伝達が起るといった不都合が、解消され
る。
また上記の走行動力伝導装置で、主クラッチの離脱操作
に連動して上記の圧縮バネの附勢作用を解除するように
したこと、つまり該圧縮バネにて制動力を与えられる制
動板の制動作用を解除するようにしたことは、機械式変
速装置の変速操作を容易とするためである。
すなわち、この変速操作は主クラッチを離脱さてた上で
行なわれるが、このときには、油圧クラッチ式変速装置
の油圧クラッチに対し給油するための油圧ポンプが停止
せしめられるから、上記の圧油室に対する油圧作用が解
除されるに至り、制動板が制動作用を行なう。
そのときは、機械式変速装置における回転体も制動され
た関係となるから、ギヤ噛合い等で機械的に係合する変
速回転体同士が正しい保合姿勢にない場合に、正しい係
合姿勢へと回転変位できず、変速操作が困難となるため
、主クラッチ操作に連動して制動作用の解除を行なうべ
く、したのである。
以上のようであるが、機械式変速装置の変速操作を困難
化する、なお他の要因がある。
すなわち、この変速操作を行なうに先立ち主クラッチを
離脱させるとき、油圧クラッチ式変速装置の変速段をコ
ントロールする初換弁は、何れかの作用位置におかれた
ままで、該作用位置に対応する、油圧クラッチ式変速装
置の1油圧クラツチから積極的に作動油が排出されるわ
けでないから、若干のクラッチ係合状態が持続し、回転
に対する抵抗が生じ、機械式変速装置における回転体に
もこの抵抗が作用するからである。
これは特に、特開昭52−131065号公報に示され
ているように、油圧クラッチ式変速装置に、エンジン停
止時にも車輛前進により係合してエンジンの引がけを容
易等する一方向クラッチを附設する場合には、大となる
すなわち、このような一方向クラッチは、油圧クラッチ
式変速装置における2伝動軸間を、従動側の伝動軸の回
転で連動連結する機能のものであるから、この一方向ク
ラッチを関連させである油圧クラッチ以外の油圧クラッ
チが主クラッチの離脱後にも上記のような若干のクラッ
チ係合状態を持続すると、このクラッチ係合状態を持続
する油圧クラッチの部分と上記の一方向クラッチの部分
との両者で上記2伝動軸間が連動連結された関係となり
、変速比を異にする2部分での該連動連結により、伝動
軸回転が不能となってしまうからである。
この考案は、先に説明した制動機構を巧みに利用した簡
単な構造で、上記に不都合を解消しである、農用トラク
タ等における新規な走行動力伝導装置を、提供しようと
するものである。
図示の実施例について、この考案に係る走行動力伝導装
置の構成を説明すると、第1図に示すように、機体前部
にエンジン1を塔載し、このエンジン1の動力を、前端
大径部2aにおいて主クラッチ3を内蔵するクラッチハ
ウジング2内とミッションケース4内とを経て、リヤハ
ウジング5内方向へと伝導し、左右の後輪6を駆動する
ことで機体の走行を行なわせるように、構成された農用
トラクタにおいて、この考案は、次のように実施されて
いる。
すなわち、第2図に示すように、図示農用トラクタにお
いては、機体後部へ延出させであるPTO軸7(第1図
)方向へエンジン1動力を伝導する駆動軸8上に設けた
中空駆動軸9とその下方に配したパワーシフト軸(伝動
軸)10との間に配して、ミッションケース4内の前部
に走行動力主変速装置である油圧クラッチ式変速装置1
1を設けると共に、この油圧クラッチ式変速装置11に
直列に接続して、上記のパワーシフト軸10とその延長
線上に配された伝動軸12との間を適宜の変速比でもっ
て接続するための、走行動力副変速装置である機械式変
速装置13を、ミッションケース4内の後部に設けであ
る。
説明の都合上、油圧クラッチ式変速装置11の構成を先
ず述べておくと、この変速装置11は、第2図に示すよ
うに、中空駆動軸9上に固定して設けたF、変速歯車1
4、F2変速歯車15、F3変速歯車16及びR変速歯
車17と、パワーシフト軸10上に遊嵌して設けられ中
空駆動軸9上の相当する変速歯車14−17に直接に又
はR中間歯車17aを介し間接に噛合せであるF1遊転
歯車18、F2遊転歯車19、F3遊転歯車20及びR
遊転歯車21と、パワーシフト軸10上で各遊転歯車1
8−21に配して設けられたF□油圧クラッチ22、F
2油圧クラッチ23、F3油圧クラッチ24及びR油圧
クラッチ25とを、備えたものに構成されている。
そしてこの油圧クラッチ式変速装置11は、中空駆動軸
9にて駆動される油圧ポンプ26により各油圧クラッチ
22−25へ選択的に作動軸を供給し、F1油圧クラッ
チ22の作動でF1遊転歯車18をパワーシフト軸10
に結合して前進1速の変速比F1を、F2油圧クラッチ
23の作動でF2遊転歯車19をパワーシフト軸10に
結合して前進2速の変速y。
を、F3油圧クラッチ24の作動でF3遊転歯車20を
パワーシフト軸10に結合して前進3速の変速比F3を
、R油圧クラッチ25の作動でR遊転歯車21をパワー
シフト軸10に結合して後進1速の変速比Rを、それぞ
れ選択的に得ることができるものとされている。
クラッチハウジング2とミッションケース4間には間板
27を挾持させてあり、上記した油圧ポンプ26は、そ
のポンプケースを該間板27の前面に装着して、中空駆
動軸9上でクラッチハウジング2内の後端部に設けられ
ている。
第3図は、油圧クラッチ式変速装置11の作動を制御す
る油圧回路を示し、油タンク28から上記の油圧ポンプ
26により油圧クラッチ22−25方向に作動油を導く
給油回路29と油圧クラッチ22−25方向から油タン
ク28へ作動油を導く排油回路30とに接続して、図示
のような切換弁31、つまり全油圧クラッチ22−25
を非作動とする中立位置Nの他に、1個宛の油圧クラッ
チ22,23.24或は25に選択的に作動油を供給し
、他3個の油圧クラッチからは排油を行なわせる前進1
速位置F1、前進2速位置F2、前進3速位置F3、後
進1速位置Rといった4個の作用位置を備えた切換弁3
1を、設けである。
油圧クラッチ22−25に供給される作動油の油圧は、
調圧弁32により設定される。
第4図に示すように、ミッションケース4内から間板2
7を貫通させてクラッチハウジング2内にまで延出させ
であるパワーシフト軸10の前端部には、間板27の前
面に装着して設けたシールハウジング33を被嵌しであ
る。
パワーシフト軸10の前端部に形成せる複数個の環状溝
によって複数個の油分配室34F1. 34F2.34
F3. 34Rが、シールハウジング33内に形威され
ており、油圧ポンプ26から切換弁31を経て導かれた
作動油は、この油分配室34内へと一旦導かれ、そこか
らパワーシフト軸10内の油路(図示せず)を介して各
油圧クラッチ22−25へと導かれる。
なお後述するように、切換弁31は、シールハウジング
33内に内蔵させである。
同様に第4図に示すように、パワーシフト軸10の前端
近くには、偏平切欠部10aを形成上てあって、この偏
平切欠部10aを利用してパワーシフト軸10上に制動
板35を、軸10と相対回転不能ではあるが摺動自在に
装架しである。
この制動板35は、シールハウジング33内面の段部に
て形威された制動面(固定ハウジング面)36に対面位
置させである。
制動面36の反対側には、シールハウジング33に嵌合
してピストン37を設けてあり、このピストン37は、
制動板35に対面位置させてあり、シールハウジング3
3のハウジング蓋33aに支持させたピン38を該ピス
トン37の穴に挿入することで、まわり止めされている
ハウジング蓋33aにはピストン37と同心的に配して
、進退杆39を、スライド自在に支持させてあり、この
進退杆39上に、先端の頭部39aとハウジング蓋り3
a内面との間で圧縮バネ40を設けである。
またピストン37は、その中途に段部を有する形状のも
のとされていて、この段部位置においてシールハウジン
グ33内に、ピストン37を後退(機体前後方向で言え
ば前進)させるための圧油室41が、形威されている。
また特に、この圧油室41をハウジング蓋33a内の空
間42へと連通させる油路43を、ピストン37に形威
しである。
この油路43は空間42内に、ピストン37中心で開口
させであるが、油路43の開口端部はテーパー穴43a
に形成されていて、該テーパー穴43aにはボール44
を嵌入して、進退杆39の先端面に当てである。
また上記した圧油室41は、第3図に示す接続回路45
により、前記した給油回路29へと接続されている。
以上のようであるから、圧縮バネ40は、ボール44と
ピストン37とを介して制動板35を、該制動板35が
制動面36に圧接する方向に移動附勢する。
しかし切換弁31を何れかの作用位置F1.F2.F3
或はRにおいて、油圧クラッチ式変速装置11に変速伝
動を行なわせている状態では、調圧弁32にて設定され
る油圧が給油回路29から接続回路45を介して圧縮室
41へと作用し、ピストン37を圧縮バネ40力に抗し
後退させているから、制動面36に対する制動板35の
圧接は生ぜず、制動板35は、パワーシフト軸10の制
動を行なわない。
またこの状態では、ボール44が圧縮バネ40力により
テーパー穴43a面に密接して、油路43をブロックし
ている。
切換弁31を中立位置Nに変位させて、油圧クラッチ式
変速装置11を中立状態としたときは、給油回路29が
排油回路30へと直結されて、給油回路29の油圧が解
除されるから、圧油室41内の油圧も解除されて、圧縮
バネ40の附勢作用で制動板35が制動面36に対し圧
接せしめられ回転不能となり、該制動板35と相対回転
不能であるパワーシフト軸10の制動が行なわれる。
したがって、油圧クラッチ式変速装置11の中立状態で
、該変速装置11部に作用する回転トルクにより油圧ク
ラッチ22−25が不測にクラッチ係合するような不都
合が、生じない。
なおこの状態でも、油路43はボール44にてブロック
されている。
進退杆39は、前記主クラッチ3の離脱操作に連動して
、頭部39aで圧縮バネ41に係合しつつ機体前方向き
に引出され、圧縮バネ41の上記附勢作用を解除するよ
うに、なされている。
このための機構について説明すると、第4〜6図に示す
ように、ハウジング蓋33a外に臨む進退杆39基端部
には、機体横断方向に沿わせたピン46を固定しである
またクラッチハウジング2の一側壁に支持させて、軸線
まわりで回動自在な操作軸47を設けてあり、この操作
軸47の先端に固定した作動金物48に、上記のピン4
6に対し機体後方側から係合する左右1対の作動アーム
48aを設けである。
主クラッチ3は通例のように、支点軸49まわりで回動
可能に支持された主クラツチペダル50の踏込みにより
離脱せしめられるものとされていて、摺動変位により主
クラッチ3を離脱させるベアリング・スリーブ51と上
記主クラツチペダル50間が、第5図に示すように連動
連結されている。
すなわち、上記支点軸49上の回動筒52に、主クラツ
チペダル50のペダルアーム50aを固定すると共に回
動アーム53を固定し、また機体横断方向に沿う操作軸
54端に固定して垂下された回動アーム55と上記回転
アーム53間を進退杆56にて接続すると共に、ベアリ
ング・スリーブ51に係合するシフター57を上記操作
軸54に固定して設け、主クラツチペダル50の踏込み
により、上記した一連の操作機構部材50a、52,5
3,56,55,54゜57を介してベアリング・スリ
ーブ51を前進させて、主クラッチ3の離脱を得るよう
に、なされている。
そして、進退杆39に関連させである前記操作軸47は
、クラッチハウジング2外において、操作軸47にピン
58固定された回動アーム59と、この回動アーム59
と上記の回動アーム55とに両端を枢支させた進退杆6
0とを介して、主クラツチ3操作機構中の回動アーム5
5へと接続されている。
以上により、回動アーム55が主クラツチ3離脱方向に
回動変位せしめられると、進退杆60及び回動アーム5
9を介し、操作軸47が第4図の矢印C方向に回転変位
せしめられ、これにより作動金物48の作動アーム48
aがピン46を押して前方向きに変位させ、このピン3
9を固定された進退杆39が引出されるように、なされ
ているのである。
なお上記接続機構中の進退杆60には、その長さを調整
することでタイミング調整を可能とする調整部60aが
設けられている。
したがって、主クラツチペダル50を踏込み操作して主
クラッチ3を離脱させるときは、進退杆39が頭部39
aでバネ40を締めつつ引出されて、圧縮バネ40によ
る、ボール44及びピストン37並びに制動板35に対
する附勢作用が解除される。
このため、主クラッチ3の離脱時には、制動板35によ
るパワーシフト軸10の制動が解除されるのはもとより
、圧油室41内の油圧も、ボール44に対する附勢作用
が無くなって該ボール44が自在に穴43aからの抜出
し方向に変位し得ることから、直ちに解除されることと
なる。
これにより、該圧油室41と接続されている給油回路2
9からの油圧解除、したがってまた該給油回路29と切
換弁31を介し接続されている、それまで作動していた
l油圧クラッチ22,23゜24或は25からの油圧解
除が、主クラッチ3の離脱時に迅速に行なわれることと
なる。
すなわち、油路43とボール44並びに圧縮バネ40か
ら次のようなアンロードバルブ61、つまり第3図に示
すように、給油回路29に接続されていて、常時は圧縮
バネ40作用でアンロード非作用位置Iをとり、主クラ
ッチ3の離脱時にアンロード作用位置■をとって、給油
回路29とそれに接続されているl油圧クラッチ22.
23.24或は25とから油圧をアンロードするアンロ
ードバルブ61、が構成されていることになる。
第2図に示すように、前記したF3遊転歯車20とパワ
ーシフト軸10間には、一方向クラッチ62を介在させ
である。
この一方向クラッチ62は、パワーシフト軸10側から
相対的に正転方向に駆動されるとクラッチ係合して、F
3遊転歯車20をパワーシフト軸10に結合するものと
されている。
F□油圧クラッチ22或はF2油圧クラッチ23の作動
時には、パワーシフト軸10が正転するが、F3遊転歯
車20がパワーシフト軸10より大きな回転数で正転し
ているため、一方向クラッチ62は相対的に、F3遊転
歯車20側から正転駆動されて、クラッチ係合せず、変
速伝動上の不都合を生じないものとなっている。
そして、このような一方向クラッチ62を設けるときは
、不測のエンジン1停止時とかエンジン1起動用のバッ
テリーの容量低下時にも、車輛を前進させることによる
パワーシフト軸10の正転で、該一方向クラッチ62が
係合してF3遊転歯車20が該パワーシフト軸10に結
合され、油圧クラッチ式変速装置11の部分で伝動径路
が断たれることがないから、エンジン1を容易に引きか
けできることとなる。
次に、前記した機械式変速装置13の構成を、第2図に
ついて説明しておくと、前記駆動軸8上には、ミッショ
ンケース4の後半部内で中空伝動軸63を設けてあり、
この中空伝動軸63は、パワーシフト軸10端の小径歯
車64に基端の大径歯車65を噛合せることで、パワー
シフト軸10に減速連動連結されている。
中空伝動軸63上には、3個の変速歯車66.67.6
8を固定して設けである。
また中空伝動軸63外には、上記変速歯車66−68中
の最小径の変速歯車66に図外の歯車減速装置を介して
連動連結されたクリープ走行変速段用の変速歯車69を
、設けである。
さらに前記伝動軸12上には、変速歯車69,66にそ
れぞれ噛合せ得るシフト歯車70と、変速歯車67に噛
合せ得るシフト歯車71と、変速歯車68に噛合せ得る
シフト歯車72であってパワーシフト軸10端に形成せ
る爪10aに噛合い可能な爪72aを形成しであるシフ
ト歯車72とを、それぞれ摺動のみ自在に設けである。
以上により機械式変速装置13は、シフト歯車70,7
1.72を伝動軸12上で選択的に摺動変位させて、歯
車69.70間の噛合いでクリープ走行変速段の変速比
を、歯車66.70間の噛合いで1速の変速比を、歯車
67.71間の噛合いで2速の変速比を、歯車68.7
2間の噛合いで3速の変速比を、爪10a、72a間の
噛合いによる軸10.11間の結合で4速の変速比を、
それぞれ選択的に得ることができるものと、なっている
次に、図示の農用トラクタでは、油圧クラッチ式変速装
置11の変速段を切替え操作する前記切換弁31を特に
、前記シールハウジング33に内蔵させているので、こ
の考案と無関係の部分ではあるが、概略説明しておく、
第7図は、シールハウジング33のハウジング蓋33a
を取去り、また油圧ポンプ26のポンプケースのケース
M26a(第2図)を取去って、間板27とその上のシ
ールハウジング33とポンプ26のケース本体73とを
正面から見た図である。
第7,8図に示すように、シールハウジング33には、
パワーシフト軸10の支承穴74の近くで前後方向に沿
うバルブ穴75を形威してあり、このバルブ穴75にス
プール76を嵌挿して、切換弁31が構成されている。
スプール76の先端部は、ハウジング蓋33aの穴77
に嵌挿して、該先端部に形成せるデテント溝78N、7
8F□、78F2,78F3゜78Rと1対のボール7
9及びバネ80とから、デテント手段が構成されている
スプール76の基端部は、ミッションケース4内に臨ま
せてあり、該スプール76は、第7,8図に一部を示す
リンク機構81を介して、ミッションケース4上の主変
速レバー82(第1図)方向へと接続されている。
間板27背面には、リンク機構81の一部が臨む凹溝2
7aを形威しである。
油圧ポンプ26の吐出口26bから、間板27とシール
ハウジング33とに形威した油路83を介し、弁穴75
ないし切換弁31に圧油が導かれる。
ここから、支承穴74ないし前記油分配室34(第4図
)へと作動油を導く油路84F□、84F2.84F3
=84Rが、シールハウジング33に形威されている。
これらの油路84F、、 84F2. 84F3−8
4Rはそれぞれ、少なくともその先端側の部分では、油
分配室34F□、 34F2. 34F3,34Rと
、機体前後方向での位置を等しくし、油路84形戒の容
易化を図っである。
第7図において84Dは、弁穴75位置から導かれたド
レン油路である。
また第4,7図において、85.86は、間板27とシ
ールハウジング33とに形成せる潤滑油路で、第4図に
示すように前記空間42へと開口させである。
潤滑油は該空間42内から、前記ピストン37に形成せ
る油路87を介し、パワーシフト軸10の前端油室88
へと導かれ、パワーシフト軸10内の油路(図示せず)
を介し油圧クラッチ22−25へと導かれる。
第1図において、89は前記シフト歯車70゜71.7
2(第2図)をギヤシフトとして機械式変速装置13の
変速段を切替える副変速レバー、90はリヤハウジング
5内の後部に設けられたPTO変速装置(図示せず)を
変速操作するPTO変速レバーである。
図示の走行動力伝導装置は、次のような長所を備えたも
のとなっている。
すなわち、制動板35による制動作用に基く長所、そし
て機械式変速装置13の変速操作に先立つ主クラッチ3
離脱操作で制動板35による制動作用が解除されること
に基く長所は、先に説明した通りであるが、先に述べた
ように、主クラッチ3の離脱操作により、ボール44(
なおこのボールに代えてポペット等の他の弁体を用いて
もよい。
)による油路43のブロック機能が解除され、圧油室4
3の油圧、したがって給油回路29の油圧が、極く迅速
に解除される。
このため、切換弁31を前進1速位置F1或は前進2速
位置F2においていたとしても、F工油圧クラッチ22
或はF2油圧クラッチ23から極く迅速に油圧が解除さ
れる。
このことは、主クラッチ3を離脱させ、次いで副変速レ
バー89により機械式変速装置13を変速操作する場合
に、その操作を容易に行ない得ることを意味する。
すなわち、最初に述べたように、一方向クラッチ62を
備えた前進3速伝動径路と前進1速成は前進2速の伝動
径路との両径路で軸9,10間が接続されることが、F
1油圧クラッチ22或はF2油圧クラッチ23からの迅
速な油圧解除でもはや生ぜず、このため、機械式変速装
置13における、互に噛合される回転体66.67.6
B、69,10aと70.71,72.72aとが正し
い噛合い姿勢にないときも、ギヤ70,71,72シフ
ト時に正しい噛合い姿勢までの回転が容易に行なわれる
からである。
このように、この考査の走行動力伝導装置は、機械式変
速装置13の変速操作が容易であるものとなっているが
、このための機構が、制動板35を備えた制動機構と主
クラッチ3離脱操作に連動して制動機構による制動を解
除するための機構とを、巧みに利用して、制動機構にお
けるピストン37に、該機構の圧油室41から油圧を解
除するための油路43を形威し、この油路を、制動機構
における圧縮バネ40にて移動附勢された弁体44によ
りブロックさせるように構成して、上記の制動解除機構
がそのまま、主クラツチ離脱に連動する油圧解除操作機
構として作用するようにしたものに構成されていること
から、極めて構造簡単なものとなっている。
つまり、油圧解除機構が制動機構を利用して構成された
構造簡単なものとなっていると共に、油圧解除操作機構
が既存の制動解除機構そのもので構成されていて、この
考案の装置は、前記のような長所を発揮するものであり
ながら、構造が極めて簡単となっているのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を装備した農用トラクタの
側面図、第2図は同トラクタ要部の縦断側面図、第3図
は同実施例における油圧回路の回路図、第4図は同実施
例要部の縦断側面図、第5図は上記トラクタ要部の一部
切欠き側面図、第6図は同実施例要部の部材のみの縦断
正面図、第7図は上記トラクタの要部の部材のみの正面
図、第8図は上記トラクタ要部の縦断側面図である。 3・・・・・・主クラッチ、9・・・・・・中空駆動軸
、10・・・・・・パワーシフト軸(伝動軸)、10a
・・・・・・偏平切欠部、11・・・・・・油圧クラッ
チ式変速装置、12・・・・・・伝動軸、13・・・・
・・機械式変速装置、22,23,24,25・・・・
・・油圧クラッチ、26・・・・・・油圧ポンプ、27
・・・・・・間板、29・・・・・・給油回路、30・
・・・・・排油回路、31・・・・・・切換弁、33・
・・・・・シールハウジング、33a・・・・・・ハウ
ジング蓋、35・・・・・・制動板、36・・・・・・
制動面(固定ハウジング面)、37・・・・・・ピスト
ン、39・・・・・・進退杆、39a・・・・・・頭部
、40・・・・・・圧縮バネ、41・・・・・・圧縮室
、43・・・・・・油路、43a・・・・・・テーパー
穴、44・・・・・・ボール、45・・・・・・接続回
路、46・・・・・ゼン、47・・・・・・操作軸、4
8・・・・・・作動金物、48a・・・・・・作動アー
ム、50・・・・・・主クラツチペダル、55・・曲回
動アーム、59・・・・・・回動アーム、60・・・・
・・進退杆。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧クラッチ式変速装置と機械式変速装置とを直列に接
    続して設けである農用トラクタ等において、油圧クラッ
    チ式変速装置における油圧クラッチを装架せる伝動軸端
    に配して、該伝動軸上に相対回転不能ではあるが摺動自
    在に装架された制動板であって固定ハウジング面に対面
    位置する制動板と、上記の固定ハウジング面の反対側で
    この制動板に対面位置するピストンと、進退杆上に配さ
    れ上記ピストンを介し上記制動板を上記の固定ノ)ウジ
    ング面に対し圧接させる方向に移動附勢する圧縮バネと
    、この圧縮バネ力に抗し上記ピストンを変位させるため
    の圧油室とを、設け、上記した圧油室を前記油圧クラッ
    チに対する給油回路に接続すると共に、上記した進退杆
    を主クラッチの操作手段に、主クラッチの離脱操作時に
    進退杆が上記圧縮バネに係合しつつ圧縮バネの附勢作用
    を解除する方向に変位せしめられるように、連動連結し
    である走行動力伝導装置であって、前記ピストンに前記
    圧油室の油圧を解除するための油路を形威し、この油路
    を、前記圧縮バネに移動附勢された弁体によりブロック
    させたことを、特徴とする走行動力伝導装置。
JP14095678U 1978-10-13 1978-10-13 農用トラクタ等における走行動力伝導装置 Expired JPS607231Y2 (ja)

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