JPS6118933B2 - - Google Patents

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JPS6118933B2
JPS6118933B2 JP21653282A JP21653282A JPS6118933B2 JP S6118933 B2 JPS6118933 B2 JP S6118933B2 JP 21653282 A JP21653282 A JP 21653282A JP 21653282 A JP21653282 A JP 21653282A JP S6118933 B2 JPS6118933 B2 JP S6118933B2
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Japan
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silane
propylene polymer
modified propylene
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JP21653282A
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Masami Wada
Hiroshi Ono
Yoji Terui
Isao Koga
Hiroichi Shimomura
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JNC Corp
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Chisso Corp
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Publication date
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はシラン変成プロピレン重合体に関す
る。 有機けい素化合物であつて(イ)けい素に結合され
た少なくとも1つの加水分解しうる有機基と(ロ)ポ
リオレフインに生じたラジカル部位と反応しう
る、けい素に結合された少なくとも1つの基とを
有するものを、ポリオレフインにその流動開始温
度以上の温度において遊離ラジカル発生剤の存在
下で反応(一般にグラフト反応と言われている)
せしめて得られるシラン変成ポリオレフインはす
でに知られている。このシラン変成ポリオレフイ
ンの変成物はシラノール縮合触媒の存在下で水
(水蒸気を含む)と接触させることにより架橋体
とすることができ、更に架橋と発泡とを組合わせ
て発泡体とすることができる。またこのシラン変
成ポリオレフインはシラン変成に由来して極性を
持つているから、一般に極性を持たないポリオレ
フインに比べて無機充填材との親和性に富みこれ
の配合によりすぐれた補助効果も実現することが
できる。 従来知られたポリオレフインのシラン変成法に
おいて、ポリオレフインとしてポリエチレン又は
エチレンを主成分とする共重合体を使用する場合
は有用なシラン変成ポリオレフイン及びその架橋
体を得ることができるが、ポリプロピレン又はプ
ロピレンを主成分とする共重合体(以下これらを
プロピレン重合体という)を使用する場合は、け
い素化合物のグラフト反応よりもポリプロピレン
等の主鎖の切断が優先的に起こり実用に供しうる
シラン変成プロピレン重合体を得ることができ
ず、またこの変性プロピレン重合体にシラノール
縮合触媒を加えて得られる成形物を熱水処理して
も溶融指数の低下がそれ程大きくなく、不溶性ゲ
ルも少なく、かつ成形品の機械的性質も改善され
ない。従つてこのシラン変成プロピレン重合体を
充分に発泡させることはできない。 このため、プロピレン重合体を使用する場合
は、キノンジオキシム化合物やアクリル化合物を
架橋助剤として添加し、プロピレン重合体の主鎖
切断を防ぐ方法が提案されているが、この場合に
は早期架橋反応が起こり易く、例えば押出成形の
場合に於ては成形品の外観をそこなうばかりでな
く、押出機の負荷が増大し、しばしば押出しが不
可能になるため発泡体の製造に支障を来たしてい
る。 本発明者らは、かかる公知のシラン変成プロピ
レン重合体の欠点を改善して高発泡倍率の発泡体
を製造しうる方法を提供すべく鋭意研究した結果
本発明を見出すに至つたものである。 本発明は、(イ)プロピレン重合体、(ロ)ポリブタジ
エン、(ハ)有機けい素化合物であつて、けい素に結
合された少なくとも1つの加水分解しうる有機基
と末端CH2=C<基を有しけい素に結合された少
なくとも1つの基を有するもの、及び(ニ)フリーラ
ジカル発生剤をこれら混合物の流動する温度にお
いて反応させること(以下、この反応をシラン変
成反応という)により得られるシラン変成プロピ
レン重合体にシラノール縮合触媒及び発泡剤を配
合した樹脂組成物を成形し、架橋し、加熱発泡さ
せることにより発泡体を製造することを要旨とす
るものである。 前記シラン変成反応において用いられるプロピ
レン重合体としては、結晶性ポリプロピレン、ア
タクチツクポリプロピレン、プロピレンを主成分
とするα−オレフイン(エチレン、スチレンを含
む)等との共重合体、これらへのビニルピリジン
等のグラフト重合体及びこれらの混合物並びにこ
れらを主成分とする他の熱可塑性樹脂との混合物
を例示することができる。 前記シラン変成反応において用いられる有機け
い素化合物はけい素に結合された少なくとも1つ
の加水分解しうる有機基を持つている必要があ
る。このような基の例としては、アルコキシ基特
に加水分解の容易な低級アルコキシ基(即ち炭素
数6以下のもの)例えばメトキシ、エトキシ、ブ
トキシ基;ホルミロキシ、アセトキシ、プロピオ
ノキシ基のようなアシロキシ基;(CH32C=NO
−,C2H5(CH3)C=NO−,(C6H5)C=NO−
の如きオキシム基;H(CH3)N−,H
(C2H5)N−,H(C6H5)N−のような置換アミ
ノ基を挙げうる。これらの内でアルコキシ基が、
比較的無害で腐食性のない加水分解生成物を生ず
る点で好ましい。 この加水分解しうる有機基はシラン変成プロピ
レン重合体が架橋性及び無機充填材との親和性を
持つ原因となる。 また前記シラン変成反応において使用される有
機けい素化合物はフリーラジカルに対して反応性
でけい素に結合された少なくとも1つの基を持つ
ている必要がある。このような基として好ましい
ものは末端CH2=C<基を有するもの、特に炭化
水素基又はハイドロカーボンオキシ基である。こ
れらの例としてはビニル、アリル、ブテニル、シ
クロヘキセニル、シクロペンタジエニル、
【式】
等を挙げることができる。 このような、フリーラジカルに対して反応性の
基によつて本発明におけるプロピレン重合体のシ
ラン変成が可能となる。 前記有機けい素化合物は、けい素に結合された
前記特定の加水分解しうる基及び末端CH2=C<
基を有する基をそれぞれ少なくとも1つ含む限
り、前記けい素の残りの置換基は望ましくない副
反応を生じるものでなければ特に限定されない。
前記残りの置換基は、メチル、エチル、プロピ
ル、オクタデシルのようなアルキル基、アリール
基でありうる。 しかして、前記シラン変成反応に使用される有
機けい素化合物として、メチルビニルジメトキシ
シラン、フエニルビニルジメトキシシラン、メチ
ルビニルジアセトキシシラン、ビニルトリアセト
キシシラン、メチルビニルジアセトキシムシラ
ン、アリルトリメトキシシラン、ビニルトリメト
キシシラン、ビニルトリエトキシシラン及びガン
マメタクリロキシプロピルトリメトキシシランを
挙げることができる。 前記シラン変成反応に使用される有機けい素化
合物の好ましいものは一般式RR′SiX2(ここにR
は末端CH2=C<基を有する炭化水素基又はハイ
ドロカーボンオキシ基であり、Xは加水分解しう
る有機基であり、R′はR又はXであり、各R
(Rが2つあるとき)及び各Xは互に異なること
がある)で表わされるシランであり、更に好まし
くは一般式RSiX3(ここにR及びXは上記と同じ
意味である)で表わされるシランである。最も好
ましいものはビニルトリメトキシシラン及びビニ
ルトリエトキシシランである。 前記シラン変成反応で使用する有機けい素化合
物の量は、目的する架橋度にもよるが、前記プロ
ピレン重合体100重量部に対して0.1〜20重量部好
ましくは0.5〜10重量部、更に好ましくは0.5〜5
重量部がよい。この量が0.1重量部より少ないと
きは架橋体の架橋度が低く発泡が不充分となる。
一方20重量部以下の量で充分な発泡倍率を持つ発
泡体が得られる。そしてまたこの範囲で無機充填
材配合による良好な補強効果を表わす。 前記シラン変成反応に用いられるポリブタジエ
ンとしては1,2重合ポリブタジエン、1,4重
合ポリブタジエン及びこれらの末端をハイドロキ
シ基、カルボキシル基などで又はマレイン酸、ア
クリル酸等で化学修飾されるものが挙げられる
が、主鎖切断を防ぐ効果の点ではペンダントビニ
ル基を含む1,2重合ポリブタジエン(末端を上
記のように化学修飾されたものを含む)が好適で
ある。簡単な混合機でプロピレン重合体と混合し
うる点から分子量3000以下の液状ポリブタジエン
が好ましい。 前記シラン変成反応に使用されるポリブタジエ
ンの量は前記プロピレン重合体100重量部に対し
て1〜50重量部、好ましくは3〜20重量部、更に
好ましくは3〜15重量部がよい。前記量が1重量
部より小さいと前記プロピレン重合体の主鎖切断
を防ぐ効果が小さく、該ブタジエン、前記プロピ
レン重合体及びフリーラジカル発生剤を熔融流動
状態で反応せしめたとき得られるシラン変成プロ
ピレン重合体の熔融粘度が低くなり、発泡体の形
成が困難になるので好ましくない。一方使用され
るポリブタジエンの量が50重量部より大きいと本
発明にかかるシラン変成プロピレン重合体から得
られる発泡体機械的性質が低下し改質の効果が小
さくなるので好ましくない。 前記シラン変成反応に於いて用いられるフリー
ラジカル発生剤としては反応条件下で前記プロピ
レン重合体に遊離ラジカル部位を発生させること
ができ、かつその反応温度に於ける半減期が6分
以下の化合物であれば使用することができる。 このような化合物としては有機過酸化物及びパ
ーエステル例えば過酸化ベンゾイル、過酸化ジタ
ロルベンゾイル、ジクミルパーオキサイド、ジ−
t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジ(パ−オ
キシベンゾエート)ヘキシン−3、1,3−ビス
(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼ
ン、ラウロイルパーオキサイド、t−ブチルパー
アセテート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t
−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘ
キサン、t−ブチルパーベンゾエート、並びにア
ゾ化合物、例えばアゾビスイソブチロニトリル、
ジメチルアゾブチレート等が挙げられる。 これらのラジカル開始剤の使用量は前記プロピ
レン重合体に対して0.01〜5重量部、好ましくは
0.05〜2重量部である。前記フリーラジカル発生
剤の使用量が上記の範囲よりも多い場合には、前
記プロピレン重合体の主鎖切断が激しくなり分子
量の低下をきたし、発泡が不充分になるから好ま
しくない。また前記フリーラジカル発生剤の使用
量が0.01重量部よりも少ない場合には有機けい素
化合物のグラフト率が低下し、得られるシラン変
成プロピレン重量部の架橋度が低く発泡が不充分
になるから好ましくない。 前記プロピレン重合体、ポリブタジエン及び有
機けい素化合物の反応は、これらの混合物が流動
状態となる温度で行なわれ、押出機、ロール、バ
ンバリーミキサー等の装置を使用することができ
る。押出機を使用する場合バレル及びダイの温度
として最高部分の温度が通常の押出の場合の温度
よりやや低い170℃〜250℃程度とするのがよい。
前記原料の混合に当つては、液状ポリブタジエン
を使用する場合には、これに有機けい素化合物及
びフリーラジカル発生剤を溶解混合後プロピレン
重合体の造粒体又は粉体の表面に分散させてもよ
く、場合によつては各別に直接に前記のような装
置内に秤量添加してもよい。 このようにして得られるシラン変成プロピレン
重合体は、架橋させることによつて発泡度のすぐ
れた発泡体を得ることができる。この架橋を起こ
させるためには、通常、前記シラン変成プロピレ
ン重合体の使用直前にこれにシラノール縮合触媒
(しばしばマスターバツチとして用いられる)を
混合して成形し、成形体を水(通常は熱水又は熱
水蒸気)に曝露するとよい。但し、前記シラン変
成プロピレン重合体を実質的に水と接触しない状
態に保つことが可能な場合には、該シラン変成プ
ロピレン重合体の合成後貯蔵の前に、又は合成前
のシラン変成反応の系に又は該反応の原料に添加
混合してもよい。 大気中に存在する水分が架橋反応を進行させる
に充分なる量である場合にはシラノール縮合触媒
が存在すれば前記シラン変成プロピレン量合体と
空気中の水分との反応が進み架橋が進行する。そ
して極度に架橋が進行すると押出成形や射出成形
時の熔融粘度が著しく低下し負荷が増大したり溶
融レンジが流れず成形出来ない場合すら生ずる。
従つて通常は成形直前にシラノール縮合触媒を配
合混合するのが望ましい。 本発明シラン変成プロピレン重合体(シラノー
ル縮合触媒を含有する。)の縮合架橋反応はこれ
を水又は水蒸気に接触させることによつて好適に
進行させることができるが、この場合反応速度は
温度の高い程大きく従つて一般的には60℃以上の
温度で行なうのが好ましい。 本発明シラン変成プロピレン重合体の架橋は、
またシラノール縮合触媒の存在下該重合体をその
融点の前後程度に加熱することによつても起こさ
せることができる。 本発明に使用しうるシラノール縮合触媒を例示
すれば、ジブチル錫ジラウレート、酢酸第1錫、
オクタン酸第1錫、ナフテン酸鉛、カプリル酸亜
鉛、2エチルヘキサン酸鉄、ナフテン酸コバルト
のようなカルボン酸塩;チタン酸エステル、及び
キレート化合物の如き有機金属化合物、例えばチ
タン酸テトラブチルエステル、チタン酸テトラノ
ニルエステル、及びビス(アセチルアセトニトリ
ル)ジ−イソプロピルチタネート;有機塩基、例
えばエチルアミン、ヘキシルアミン、及びピリジ
ン等である。好適な触媒は有機錫化合物例えばジ
ブチル錫ジラウレートジブチル錫ジアセテート、
及びジブチル錫ジオクテート等である。 前記シラノール縮合触媒は、シラン変成プロピ
レン重合体100重量部に対して0.01〜5重量部で
用いるとよい。 本発明に使用するシラン変成プロピレン重合体
は、架橋により、当初のプロピレン重合体に較
べ、引張強度、曲げ強度、曲げ弾性率、熱変形温
度等の材料物性に著しい向上を示すが、他方無機
充填材の配合によつても材料強度の向上を示す。
架橋と無機充填材の配合を組合わせることにより
一層の材料強度の向上を示す。 従来ポリプロピレンに機械的特性特に強度等を
改良する為に種々の充填材を混入せしめることが
行なわれている。しかしポリプロピレンは極性を
持たず反応性に乏しいため無機充填材を混合して
も良好な補強効果が得られない。 このような充填材と樹脂との親和性を改良する
ために充填材をカツプリング剤で処理する方法が
ある。しかし、この方法は、主として極性を持つ
樹脂に於いて有力な補強効果が認められるが極性
を持たぬ樹脂に於いては顕著な効果は得られな
い。加うるにカツプリング剤で充填材を処理する
工程が複雑であるし、特に特性改善に有用な比表
面積の大きい充填材の処理には多量のカツプリン
グ剤を必要とし不経済である上に、処理剤の影響
が出て来て充填材による剛性電気特性等の改良効
果を弱めてしまう傾向がある。 これに対して本発明に使用するシラン変成プロ
ピレン重合体は、その分子内にシラノール基の枝
を有しているから無機充填材との強固な結合が可
能となるのであり、これに分子鎖間の縮合架橋を
加えれば、機械的特性を更に改善せしめることが
できる。 本発明における充填材配合の時期は前記シラン
変成プロピレン重合体が架橋によつて溶融しなく
なる時より前ならいつでもよい。例えば前記シラ
ン変成反応時、そのまま又は予めいずれかの原料
と混合して、反応系に供給してもよく、該反応の
後シラン変成プロピレン重合体に、所望によりシ
ラノール縮合触媒と共に、混合し、更には引続い
て成形してもよい。 シラン変成プロピレン重合体に無機充填材及び
シラノール縮合触媒を混合する場合には、それぞ
れを直接射出成形機等に投入して混合することも
できる。より好ましい方法は、充填材とシラノー
ル縮合触媒の分散性を良くする為に例えば、シラ
ン変成プロピレン重合体に無機充填材を加えて熔
融混合して粒状となしこれにシラノール縮合触媒
のマスターバツチを加えて射出成形等する方法;
シラノール縮合触媒のマスターバツチを作る際に
無機充填材をも加えて熔融混練して粒状となしこ
れをシラン変成プロピレン重合体に加えて射出成
形等する方法;シラン変成プロピレン重合体、無
機充填材及びシラノール縮合触媒のマスターバツ
チを一度押出機で混合して粒状となしこれを射出
成形等する方法等である。 本発明において用いることができる無機充填材
としては通常用いられる無機充填材、例えば雲
母、ガラス、金属酸化物、炭化けい素、各種金属
粉、タルク、クレー、アスベスト、各種金属酸化
物が挙げられる。ここに挙げたものはいずれもシ
ラノール基と強固な結合を作り得るから、特に有
効である。 これら充填材の使用量は改良されるべき特性に
よつて変えられるが一般的には本発明に使用する
シラン変成プロピレン重合体(又はこれを形成す
る原料物質の合計量)100重量部に対して5〜100
重量部好ましくは10〜70重量部がよい。使用量が
5重量部末満である場合には充填材による補強効
果が弱く100重量部を超えて使用すると組成物の
成形性が悪化し好ましくない。 前記発泡剤配合の時期は前記シラン変成プロピ
レン重合体が架橋によつて溶融しなくなる時より
前ならいつでもよい。例えば前記シラン変成反応
の時そのまま、又は予めいずれかの原料と混合し
て、反応系に供給してもよく、該反応の後シラン
変成プロピレン重合体に、所望によりシラノール
緒合触媒又は無機充填材と共に、混合してもよ
い。前記シラン変成プロピレン重合体への混合は
公知の方法例えばヘンシエルミキサー、バンバリ
ーミキサー、押出機等によつて発泡剤の分散が起
こりにくい170〜200℃の温度で通常溶融混合によ
つて行なわれ、引続いて成形される。 本発明シラン変成プロピレン重合体を用いて発
泡体を得るために使用しうる発泡剤としては、
N・N′−ジニトロソペンタメチレンテトラミン
アゾジカルボンアミド、トリヒドラジノトリアジ
ン、アゾジカルボンアミド、トリヒドラジノトリ
アジン、P−トルエンスルホニルセミカルバジ
ド、バリウムアゾジカルボキシレート、4,4′−
ジフエニルジスルフオニルアザイド、ジフエニル
スルフオン−3・3′−ジスルホニルヒドラジド等
の分解温度が140℃以上の有機発泡剤が好まし
い。分解して二酸化炭素を放出する発泡剤、例え
ば重炭酸ソーダ及び炭酸アンモニウムも用いるこ
とができる。また塩化メチル及びペンタンの如く
発泡が起こる温度又はそれ以下で揮発する炭化水
素及びハロゲン化炭化水素のような有機液体が発
泡剤として効果がある。 前記発泡剤は前記シラン変成プロピレン重合体
100重量部に対して0.1〜20重量部の範囲で用いる
ことができ、発泡剤の種類や目標とする発泡倍率
によつて使用量を任意に変えることができる。 発泡のための加熱温度は発泡剤の分解温度以上
とするのがよい。通常170〜250℃の範囲から選ば
れる。 このような発泡方法によれば強度、剛性、耐熱
性に秀れ、均一な独立気泡を持ち、かつ高倍率の
発泡体を安定した品質で、容易に得ることがで
き、これは熱材、クツシヨン材、絶縁材料、パツ
キング材、シーリング材その他多方面の用途に用
いることができる。 以上に述べた本発明にかかるシラン変成プロピ
レン重合体の架橋、無機充填材の配合及び発泡に
おいて、該シラン変成プロピレン重合体をこれと
プロピレン重合体との混合物に置き換えることが
できこの場合も本発明に包含される。尚、ここに
言う「混合物」は前記シラン変成プロピレン重合
体とプロピレン重合体とを無材充填材と混合する
前に予め混合した物だけでなく、いずれか一方の
重合体と無機充填材とを先ず混合後、他方の重合
体を加えて混合した場合に生ずるこれら重合体の
混合物をも包含する。この場合前記シラン変成プ
ロピレン重合体とプロピレン重合体との合計量
100重量部中に該シラン変成プロピレン重合体を
得るためのシラン変成反応に用いられた有機けい
素化合物が0.1重量部以上となるようにするのが
よい。この場合、架橋を充分にするためにシラン
変成プロピレン重合体の割合が80重量%程度以上
であることが好ましい。なお前記シラノール縮合
触媒及び無機充填材及び発泡剤のシラン変成プロ
ピレン重合体100重量部に対する適当な使用量の
範囲はそのままシラン変成プロピレン重合体とプ
ロピレン重合体との合計量の100重量部に対する
適当な使用量の範囲とすることができる。 前記本発明にかかる発泡体には、通常プロピレ
ン重合体に添加される、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、制酸剤、帯電防止剤、滑剤等が添加されてい
てもよい。 本発明に使用するシラン変成プロピレン重合体
は、それ自身又はプロピレン重合体、無機充填材
等と混合して成形するとき、通常のプロピレン重
合体を用いて成形する場合に比べて、はるかに成
形温度を低くすることができ、しかもそれが融点
低下によるのでなく溶融物の流れがよくなること
に基づく、という顕著な利点をも持つ。このため
成形サイクル時間を短かくして生産性を向上し、
またユーテイリテイーコストを低くすることがで
きる。 以下に実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例 1 MFR2.5の結晶性ポリプロピレン粉状物30部発
泡剤アゾジカルボンアミド3重量部とをミキサー
で混合し、これに、ビニルトリメトキシシラン2
重量部と2,5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブ
チルパーオキシヘキサン−3 0.2重量部を1,
2重合液状ポリブタジエン5重量部に溶解混合し
た混合液を加えて前記ポリプロピレン粉状物の表
面を均一に被覆した。これを、MFR2.5を有する
ポリプロピレン粒状物70重量部に加えて室温にて
均一に混合した。この混合物95重量部に、
MFR2.5の結晶性ポリプロピレン粒状体100重量
部にジブチル錫ジラウレート1重量部を加えて後
述する押出機を用いて同じ条件で粒状に押出成形
して得た縮合触媒のマスターバツチ(B)5重量部を
加えてV型ミキサーで混合しこの混合物を口径30
mmφベント型スクリユー押出機を用いて次の条件
で熔融混合し粒状物を成形した。 バレル温度 帯域1 160℃ 〃 2 170℃ 〃 3 180℃ 〃 4 190℃ ダイ温度 190℃ スクリユー回転数 50rpm 上記押出機の中に於けるポリプロピレンの滞留
時間は2.5分であつた。 この粒状物を180℃に保つたプレスで5分間、
次いで100Kg/cm2の圧力を加えて2分間保つた後
冷却プレスに移し150Kg/cm2の圧力を加えた状態
のまま室温迄冷却し厚さ1m/mのシートを成型
した。 次にこのシートを100℃の熱水に24時間曝して
縮合架橋を完了せしめた。 このシートを200℃で100Kg/cm2の圧力を加えて
20分間保つた後圧力を開放したところ、見掛比重
0.088g/cm3の均一微細な独立気泡を有する高発泡
体が得られた。この発泡体の不溶性ゲルの割合い
は67%であつた。 参考例 1 表1に示す処方により(数字は重量部を示
す)、ビニルトリメトキシシラン、2,5−ジメ
チル−2,5−ジ−t−ブチルパーオキシヘキシ
ン−3、平均分子量1000を有する1,2重合液状
ポリブタジエン、MFR2.5の結晶性ポリプロピレ
ン粒状物及びMI5.1の高密度ポリエチレン粒状物
を実施例1で使用したのと同じ押出機を用い同じ
条件で溶融押出しし、シラン変成プロピレン重合
体の粒状体(A)を得た。 次に、実施例1と同様にして作つたジブチル錫
ジラウレートのマスターバツチ(B)を同様にして前
記(A)に配合し、粒状物(C)を得た。 次に(C)を180℃に保つたプレスで8分間加熱し
次いで100Kg/cm2の圧力を加えて2分間同じ温度
に保つた後取り出し冷却プレスに移し150Kg/cm2
の圧力を加えたままの状態で室温迄冷却し厚さ
0.3mmのシートを成形した(D)。 次にこのシートを100℃の熱水に24時間曝露せ
しめることにより縮合架橋せしめた(E)。 前記(A),(C),(D)及び(E)のMFRを、前記処方と
共に表1に示す。 この表より本発明の効果は、結晶性ポリプロピ
レンと高密度ポリエチレンの混合物においても、
そしてその場合、結晶性ポリプロピレンが50重量
%においても認められると推定される。
【表】 参考例 2 ビニルトリメトキシシラン2重量部と2,5−
ジメチル−2,5−ジ−t−ブチルパーオキシヘ
キシン−3 0.2重量部を平均分子量1000を有す
る1,2重合液状ポリブタジエン5重量部に加え
充分撹拌混合したものを、MFR(メルトフロー
レート;230℃における荷重2.16Kgを加えた場合
の所定のシリンダーからの10分間吐出量(g))
2.5の結晶性ポリプロピレン粒状体100重量部に加
えて該粒状体の表面を被覆した。次いでこの被覆
された粒状体を実施例1で用いたのと同じ押出機
を用い、同じ条件で溶融押出しし、シラン変成プ
ロピレン重合体の粒状体(A)を得た。 得られた前記粒状体(A)のMFRは31であつた。 次に前記(A)の製造に用いたのと同じ結晶性ポリ
プロピレン粒状体100重量部にジブチル錫ジラウ
レート1部を加え前記押出機を用いて粒状に押出
成形しマスターバツチ(B)とした。 前記(A)と(B)とを表2に示す種々の割合(数字は
重量部を示す)で用い、実施例1と同様にして、
V型ミキサーで混合し押出機で押出し、粒状物(C)
を得た。 次に前記(C)から参考例1と同様にしてシートを
成形し(D)熱水処理して架橋シート(E)を得た。 前記(C),(D)及び(E)のMFRを前記混合割合と共
に表5に示す。
【表】
【表】 表2より変成ポリプロピレンとポリプロピレン
との合計量に対する前者の割合が1/3でもある程
度の効果が認められるが、80%になると顕著な効
果が現われることが明らかである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ)プロピレン重合体100重量部、(ロ)ポリブタ
    ジエン1〜50重量部、(ハ)有機けい素化合物であつ
    てけい素に結合された少なくとも1つの加水分解
    しうる有機基と末端CH2=C<基を有しけい素に
    結合された少なくとも1つの基とを有するもの
    0.1〜20量部、及び(ニ)フリーラジカル発生剤0.01
    〜5重量部をこれらの混合物の流動する温度にお
    いて反応させることにより得られるシラン変成プ
    ロピレン重合体()又はこれとプロピレン重合
    体の混合物であつて該シラン変成プロピレン重合
    体を得るためのシラン変成反応に用いた前記有機
    けい素化合物を該混合物の100重量部に対して0.1
    重量部以上含むもの(′)に前記成分又は
    ′の100重量部に対して0.01〜5重量部のシラノ
    ール縮合触媒()及び0.1〜20重量部の発泡剤
    ()を配合した樹脂組成物を成形し、架橋し、
    加熱発泡させることを特徴とする発泡体の製造方
    法。 2 前記樹脂組成物が前記成分1の100重量部に
    対して5〜100重量部の無機充填材を含むことを
    特徴とする第8項記載の発泡体の製造方法。
JP21653282A 1982-12-10 1982-12-10 シラン変成プロピレン重合体の発泡成形体の製造方法 Granted JPS5951925A (ja)

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