JPS6121735A - フエノ−ル系キレ−ト性イオン交換樹脂 - Google Patents

フエノ−ル系キレ−ト性イオン交換樹脂

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JPS6121735A
JPS6121735A JP5139385A JP5139385A JPS6121735A JP S6121735 A JPS6121735 A JP S6121735A JP 5139385 A JP5139385 A JP 5139385A JP 5139385 A JP5139385 A JP 5139385A JP S6121735 A JPS6121735 A JP S6121735A
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植嶋 宏元
Masahide Hirai
平井 雅英
Yoshihiro Kajigase
楫ケ瀬 祐宏
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なフェノール系キレート性イオン交換樹脂
に関するものである。
従来から重金属イオンの吸着除去および回収に有用なキ
レート性イオン交換樹脂としてDowex A−1(ダ
ウケミカル社製)、ダイヤイオンCR−10゜20(三
菱化成社製)およびユニセレソクtlR−10,203
0(ユニチカ社製)などが市販され実用に供されている
。一般にこれらのキレート性イオン交換樹脂は水溶液中
の銅、ニッケル、亜鉛などの重金属の吸着除去ならびに
回収に利用されその効果が認められているが、これらは
複数の重金属イオンを含有する水溶液中の特定の重金属
イオン・特に第二鉄イオンの選択的吸着除去および低p
l+水溶液中の重金属イオンの選択捕捉性能に問題があ
ることも認められてい゛る。
しかるに重金属を含有する水溶液には種々のpl+のも
のがあり、また複数の重金属を含有する水溶液中の第二
鉄イオンのみを選択的に吸着除去して。
含有重金属を分割回収できれば処理水溶液をそのまま再
利用に供することが考えらる用途もあるが。
従来公知のキレート性イオン交換樹脂には特に第二鉄イ
オンに対してすぐれた選択捕捉能を示すものがなく、ま
た低pHw4域ですぐれた選択吸着能を示すものもない
。そのため一部には特殊重金属の捕捉を目的として官能
基の種類等について多方面から研究が続けられているが
未だ実用化には至っていない。
本発明者らはかかる現状に鑑みて、特に第二鉄イオンに
対してすぐれた選択吸着能を示すキレート性イオン交換
樹脂を化学的に安定で、かつ比較的安価な化合物を利用
して製造すべく鋭意研究した結果、2コのイミノジ酢酸
基を導入したフェノール化合物をフェノール−アルデヒ
ド系樹脂母体の側鎖に導入したキレート性イオン交換樹
脂が低pH領域で第二鉄イオンに対してすぐれた選択吸
着能を有することを見いだし9本発明に到達した。
すなわち1本発明はフェノール類のフェノール核にキレ
ート基を導入したフェノール系キレート性イオン交換樹
脂において、キレート基が一般式(ただし1Mはアルカ
リ金属または水素、R1R2は水素またはアルキル基を
表す。)で示されるフェノール化合物であることを特徴
とするフェノール系キレート性イオン交換樹脂である。
本発明にいう一般式で示されるフェノール化合物として
は、たとえば(1−オキシフェニレン−2,6)−ビス
−メチルイミノジ酢酸があり、かかるフェノール化合物
はイミノジ酢酸、フェノールおよびホルマリンがらHe
1v、Chim、^cta、35.1785(1952
)に記載の方法により合成される。またイミノジ酢酸は
アンモニア、シアン化水素、ポルマリン等の安価な原料
から合成さ、工業的に製造されている低分子のキレ−7
ト剤のエチレンジアミンテトラ酢酸、ニトロトリ酢酸と
同様に一^−CH2COOH4基を有しているので他の
キレート剤に比較して化学的安定は非常にすぐれている
本発明のキレート性イオン交換樹脂は、たとえば(I−
オキシフェニレン−2,6)−ビス−メチルイミノジ酢
酸のようなフェノール化合物とフエ。
ノール類およびアルデヒド類を目的に応してそ餅仕込み
モル比を調整して縮合反応により樹脂化して製造するも
のである。
一般のフェノール樹脂においては、熱処理のみ\で硬化
するレゾール樹脂、アルデヒド類などの添加を必要とす
るノボラック樹脂がよく知られているが1本発明のフェ
ノール系キレート性イオン交換樹脂に机)でもアルデヒ
ド類とフェノール類のモル比(以下F/Pと略記する)
の弯更によりレゾール型あるいはノボラック型の樹脂を
製造することができる。   ′ すなわち、熱処理のみで硬化するレゾール型フェノール
樹脂を得るためにはF/Pを1.1〜1.5の範囲にし
、熱処理以外の架橋処理を必要とするノボラック型フェ
ノール系キレート性イオン交換樹脂においてはF/Pを
0.7〜1.1にすることが望まれる。従って一般のフ
ェノール樹脂製造条件におけるP/Pと上記のF/Pと
は同一の意味をもつが。
フェノール類、アルデヒド類および(1−オキシフェニ
レン−2,6)−ビス−メチルイミノジ酢酸より本発明
のキレート性イオン交換樹脂を製造する場合(1−オキ
シフェニレン−2,6)’−ビスーメチルイミノジ酢酸
と等モル量のアルデヒド類を過剰に用いなければならな
いのは当然のことである。
フェノール類・アルデヒド類および(1−オキシフェニ
レン−2,6)−ビス−メチルイミノジ酢酸より本発明
のキレート性イオン交換樹脂を製造するには1例えば、
フェノール類とアルデヒド類あるいはアルデヒド類を添
加し、縮合反応を行なえばよい。縮合反応はできるだけ
均一な組成の樹脂を得るために反応温度は、20〜90
℃に制御し、徐々に昇温することが望ましい。最終的に
90〜111 ”Cに保ち還流下に反応−を進行させ、
所望の縮合段階に至れば、減圧あるいは常圧下で加熱す
ることにより脱水し、活劇な樹脂組成物を得ることがで
きる。このとき必要ならば、新たな水を加え、樹脂組成
物を洗浄することもできる。
本発明のキレート性イオン交換樹脂の製造に際し、フェ
ノール化合物は一般式中のMがアルカリ金属に置換され
たものが溶解性がよく反応が容易であるから、たとえば
(1−オキシフェニレン−2,6)−ビス−メチルイミ
ノジ酢酸に力性ソーダ等のアルカリ金属を作用させて酢
酸基の末端をアルカリ金属に置換した後重縮合反応を行
うことが望ましい。またフェノール化合物とフェノール
類の混合量はキレート性能および樹脂の耐久性に影響す
るものであり、全フェノールに対するフェノール化合物
のモル比が0.1未満では本発明の目的とするキレ−1
・性能が不十分となり、一方0.5を超えると架橋三次
元化が十分進まず実用に耐える樹脂が得がたくなるので
モル比で0.1〜0.5の範囲なるよう混合することが
望ましい。一本発明において用いられるフェノール類と
しては9例えばフェノーノに、クレゾール、キシレノー
ルなどのアルキル置換フェノール、レゾルシノール、カ
テコールなどの多価フェノール、α−ナフトールなどの
フェノール性水酸基をもって化合物があげられ、これら
を単独あるいは混合して用いることができる。
アルデヒド類としては9例えばホルムアルデヒド、パラ
ホルムアルデヒド、ヘキサメチレンテトラミンなどのア
ルデヒド誘導体、アセトアルデヒド、プロピオンアルデ
ヒドなどの脂肪族アルデヒド、ベンズアルデヒドに代表
される芳香族アルデヒド、フルフラールなどの異節環ア
ルデヒドなどがあげられ、これらは単独あるいは混合し
て使用される。
縮合反応を行うに際しては9反応促進剤として。
塩酸、硫酸などの鉱酸、ギ酸、蓚酸などの有機酸。
ヘンゼンスルホン酸などの芳香族スルホン酸、または水
酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの金属水酸化物、
アンモニア、トリメチルアミン、トリエチルアミンなど
のアミン類、あるいはピリジンなどに代表されるような
含窒素塩基性化合物を単独あるいは混合して用いること
ができる。
本発明のノボラック系のキレート性イオン交換樹脂は、
その熱可塑性を利用して種々の形に加工した後、架橋反
応を行い硬化させることができるので利用範囲が広い。
その場合、架橋反応をアルデヒド水溶液に浸漬して行う
ならば、架橋速度を上げるため触媒として塩酸、蓚酸な
どの酸を添加するかあるいは加熱することが好ましい。
また。
ノボラック系キレート性イオン交換樹脂を粉砕し。
ヘキサミン等の架橋剤を混合することにより成型用材料
とし、加熱により架橋させることもできる。
一方2本発明のレゾール系キレート性イオン交換樹脂樹
脂は水あるいは有機溶媒に溶解させ1種々の形に加工さ
せた後加熱することにより容易に硬化させることができ
る。もちろん、不溶性の溶媒中で造粒と架橋とを同時に
行なって小球状のキレート性イオン交換樹脂とすること
ができるので。
従来公知の小球状キレート性イオン交換樹脂と全く同様
な利用形態が採用できる。特に製造に際し加工性がすぐ
れている点は2本発明のキレート性イオン交換樹脂の大
きな特徴でもある。
本発明のフェノール系キレート性イオン交換樹脂の重金
属イオンに対する選択吸着性は金型金属イオン水溶液の
pll、温度、共存イオンの種類および濃度などにより
変化するが、一般に第二鉄〉銅〉ニッケル〉アルミニウ
ム〉亜鉛〉コバルト〉マンガン〉カルシウム〉マグネシ
ウム〉バリウム)ナトリウムの順になり、第二鉄に対す
る選択性が一番大きく、特に、低pi水溶液中の第二鉄
イオンに対する吸着性能が他金属に比べ非常に良い。た
とえば水溶液のpH,温度を調整すると本発明のキレー
ト性イオン交換樹脂はカルシウム、亜鉛、第二鉄の三種
の同濃度の金属イオンが共存する水溶液を処理した場合
、カルシウム、亜鉛′のイオン濃度をほとんど変化させ
ず、第二鉄イオンのみを選択的に吸着するほど第二鉄イ
オンに対する好選択性を示すのである。しかもこれらの
重金属イオン吸着能力および選択性は、ノボラック型あ
るいはレゾール型のフェノール系キレート性イオン交換
樹脂のいずれかにおいても全く同様の結果が得られるの
である。
本発明のフェノール系キレート性イオン交換樹脂は、そ
の製造条件によって重金属イオンに対する吸着能力が異
なるが、はぼ仕込み(l−オキシフェニレン−2,6)
−ビス−メチルイミノジ酢酸基1当量につき0.5〜1
.0当量の重金属イオンがキレートを形成する。
第二鉄イオンを含有する水溶液において鉄イオンは水酸
化物を形成してその一部が溶解するが。
水溶液のpHが3以下になるとほとんどの鉄分はイオン
化する。従って第二鉄イオンの吸着除去に際してはpH
3以下の酸性水溶液をキレート性イオン交換樹脂で処理
することが望ましいが、従来公知のキレート性イオン交
換樹脂はpH3以下、特にpH2以下の強酸性において
は重金属吸着能が低下するので−はとんど2〜10.好
ましくは3〜9の範囲で利用される。しかるに本発明の
キレート性イオン交換樹脂はpH3以下、特にpH2以
下の強酸性化においても第二鉄イオンに対して強い選択
吸着能を示すので1強酸性水溶液中の第二鉄イオンの吸
着除去はもちろん、複数の重金属を含有する水溶液をp
H2以下の強酸性として処理することにより第二鉄イオ
ンのみを選択的に吸着せしめることができるのである。
本発明のキレート性イオン交換樹脂に重金属イオンを吸
着させ、その吸着能力が飽和になったときは、塩酸ある
いは硫酸などの鉱酸水溶液を用いて処理することにより
2重金属イオンは樹脂から容易に脱着し、鉱酸水溶液に
溶出する。重金属イオンを溶離した樹脂はそのままでも
再び使用できるが、好ましくは水酸化ナトリウム、水酸
化カリウムなどのアルカリ性水溶液にて処理するか、ま
たは水洗して再使用する。この再生使用による重金属イ
オン吸着能力および選択性の低下はほとんど認められな
い。
本発明のフェノール系キレート性イオン交換樹脂は以上
詳述してきたように簡単な製造方法で得られ、特殊重金
属捕そく効果、特に第二鉄に対してすぐれた捕そく効果
を示すものである。しかも簡単な酸処理でなん回でも再
生使用可能なものであるから実用的であり、今までのフ
ェノール系キレート性イオン交換樹脂とは異なる新しい
用途に利用し得る新規なイオン交換樹脂である。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例中の部および%は重量を表わす。
実施例1 (1−オキシフェニレン−2゜6)−ビス−メチルイミ
ノジ酢酸96部に22%力性ソーダ227.3部を冷却
しながらゆっくり加え、均一な水溶液とし、37χホル
マリン20.3部を添加し、温度を65〜70℃に保ち
3時間反応を行った。反応終了後9反応液を冷却し攪拌
しながらフェノール23.5部を加え、85〜90℃で
4時間反応を続行した。得られた反応液を冷却し、37
%ホルマリン80.5部を加え。
懸濁重縮合をiテい175部の硬化樹脂を得た。
この樹脂を水洗浄した後、鉱酸にて中和して橙黄色の樹
脂を得た。
この樹脂をあらかじめpH2,0に調整した第二鉄水溶
液に投入し振とうしてその吸着能を測定した結果、その
吸着能は1.5ミリ当量/g樹脂であった。さらに吸着
後この樹脂を鉱酸にて第二鉄の脱着をおこなったところ
容易に第二鉄イオンが溶離し、その吸着能の低下もほと
んどなかった。またこの吸着能はpH4,0の第二鉄水
溶液で測定したものとほとんど差がなかった。
実施例2 (1−オキシフェニレン−2,6)−ビス−メチルイミ
ノジ酢酸96部に22%力性ソーダ227.3部を冷却
しながらゆっくり加え、均一な水溶液とし。
次に37%ホルマリン20,3部を添加し、温度を65
〜70°Cに保ち3詩情反応を行った。反応終了後1反
応液を冷却し攪拌しなからレゾルシン27.5部を添加
し、25〜50℃で2時間反応を続行した。得られた反
応液を冷却し、37%ポルマリン80.5部を加え、懸
濁重縮合を行い、160部の硬化樹脂を得た。
この樹脂を実施例1と同様に処理をして得られた樹脂の
吸着性能を測定した結果、1.2 ミリ当量7g樹脂で
あった。
この樹脂をカラムに充填してカルシウムイオン。
亜鉛イオン、第二鉄イオンを等量含有するpH1,5の
水溶液を処理したところ、第二鉄イオンはほとんど吸着
されたが、カルシウムイオンおよび亜鉛イオンはほとん
ど漏洩した。
実施例3 (1−オキシフェニレン−2,6)−ビス−メチルイミ
ノジ酢酸96部、22χ力性ソーダ227.3部と37
%ホルマリン20.3部を添加し、温度を65〜70”
cに保ち3時間反応を続けた。さらにフェノール23.
5部を添加し、85〜90℃で4時間反応を継続し。
得られた反応液に37%ホルマリン80.5部を加え懸
濁重縮合を行ったところ170部の硬化樹脂が得られた
この樹脂を実施例1と同様に処理をして得られ樹脂の吸
着性能を測定した結果1.7ミリ当量/g樹脂であった
この樹脂をカラムに充填してアルミニウムイオンと第二
鉄イオンをそれぞれ500pp’m含有するpH1,5
の水溶液を処理したところ、第二鉄イオンはほとんど吸
着されたが、アルミニウムイオンはほとんど漏洩した。
実施例4 (1−オキシフェニレン−2,6)−ビス−メチルイミ
ノジ酢酸96部、22%力性ソーダ227.3部と37
%ホルマリン20.3部を添加し、温度に65〜70℃
に保ち3時間反応を行った。さらにレゾルシン15部を
添加し25〜50℃で2時間反応を持続し1反応終了後
反応混合液を塩酸にて中和し。
100〜110℃に加熱脱水した。得られた樹脂を粉砕
し35%塩酸水溶液と37%ホルマリン1:l混合液に
一昼夜浸漬し2次いで90°Cで2時間加熱混合したの
ち樹脂を120℃で2時間加熱した。
この樹脂を実施例1と同様の処理により樹脂の吸着能力
を測定したところ1.1 ミリ当量7g樹脂であった。
実施例5 (1−オキシフェニレン−2,6)−ビス−メチルイミ
ノジ酢酸96部に22%力堆ソーダ227.3部を冷却
しながらゆっくり加え、均一な水溶液とし1次に92%
パラ−ホルムアルデヒド16.4部を添加して温度を6
5〜70℃に保ち3時間反応をおζなった。反応終了後
1反応液を冷却し、攪拌しながらフェノール47部を添
加し、85〜90℃で4時間反応をm続した。得られた
反応液に92%パラホルムアルデヒド7!1..2部を
加えて懸濁重縮合を行ったところ250部の硬化樹脂が
得られた。
この樹脂を実施例1と同様に処理して樹脂の吸着能を測
定した結果0.8ミリ当量/g樹脂であった。
実施例6 (1−オキシフェニレン−2,6)−ビス−メチルイミ
ノジ酢酸96部、硫酸25部と37%ポルマリン20.
3部を添加し、温度を65〜70℃に保ち5時間反応を
続けた。さらにフェノール23.5部を添加し、85〜
90℃で4時間反応を継続し、得られた反応液に37%
ホルマリン80.5部を加え懸濁重縮合を行ったところ
150部の硬化彎脂が得られた。
これを実施例1と同様の処理をして得られた樹脂の吸着
性能を測定した結果その吸着能は1.3ミリ当量/g樹
脂であった。
実施例7 (l−オキシフェニレン−2,6)−ビス−メチルイミ
ノジ酢酸96部に22%力性ソーダ227.3部を冷却
しながらゆっくり加え1次に37%ホルマリン20.3
部を添加し、温度を65〜70℃に保ち3時間攪拌して
反応を行った。反応終了後冷却し。
攪拌しなからm−クレゾール27部を加え、温度を85
〜90°Cに保ち、さらに5時間反応を継続し。
反応終了後、37%ホルマリン80.5部を加え、30
分室温にて攪拌を行った。得られた反応液を用い。
懸濁重縮合を行なうと155部の樹脂が得られた。
これを実施例1と同様の処理をした結果樹脂の吸着性能
は、 1.25ミリ当量/g樹脂であった。
実施例8 実施例1で得られた橙黄色の樹脂をあらかじめpt+ 
2.0に調整した第二鉄水溶液に投入し、振とうしてそ
の吸着能を測定した結果、その吸着能は1.6 ミリ当
量7g樹脂であった。
また、この樹脂をカラムに充填してマグネシウムイオン
、ニッケルイオン、第二銅イオンを等量含有するpH1
,5の水溶液を処理したところ、第二銅イオンはほとん
ど吸着されたが、マグネシウムイオン及びニッケルイオ
ンはほとんど漏洩した。
比較例I イミノジ酢酸26.6部、フェノール18.8部、37
%ホルマリン16.2部、水4.7部の混合液を70℃
で2時間攪拌した。反応の進行とともに系が不均一状と
なり1反応終了時には白色沈澱物が生成した。
反応終了後、この白色沈澱物を集め、水洗乾燥後イミノ
ジ酢酸基を導入した反応中間体を43部得た。
このようにして得られた反応中間体を元素分析した。そ
の結果を表1に示す。
なお、理論値とは、フェノール核にイミノジ酢酸が1個
入ったときの化合物であるヒドロキシベンジルイミノジ
酢酸CI+ H+ :+ Os Nの値である。
表1 表1の結果から実験値と理論値はよく一致しており、フ
ェノール核に導入されているイミノジ酢酸の数は1個で
あることが明らかである(フェノール核にイミノジ酢酸
が2個入っているNの理論値は7.29%であり1本実
験結果とは一致しない)。。
また反応中間体2.39gを100gの水に溶解させ。
攪拌下に0. I N −NaOHを(f=0.998
)を滴下し、 pHが急激に上昇する変曲点(pH5,
0)までに要した0 、 I N 、−Na011を(
f=0.998)を滴定体積(ml数)を求めた。
その結果を表2に示す。なお理論値とは、この変曲点(
pH5,0)までに要するNaOHの量はイミノジ酢酸
と等モルであるところから、フェノール核にイミノジ酢
酸が1個導入されたときの化合物が消費する0、lN−
Na0H(f=0.998)の量である。
表2の結果から実験値と理論値とはよく一致している(
もしイミノジ酢酸がフェノール核に2個導入されている
ならば124.2mlの0.I N −Na0IIを消
費することになる)。 ′ 表2 次に上記で得た反応中間体に35%塩酸41.7部を添
加攪拌しつつ、37%ホルマリン81.0部、フェノー
ル28.8部、水4.7部を加え50’cで1時間加熱
撹拌を続けた後室温に冷却した。
四塩化炭素、モノクロルヘンゼン混合媒体と上記の樹脂
液を容量II!、の容器に入れ回転攪拌しながら120
℃で水を除去しつつ3時間懸濁重縮合を続けて樹脂を得
た。
この樹脂を実施例(と同様にして吸着能を測定したとこ
ろ、 0.30ミリ当量/g樹脂であった。
比較例2 13.5部の青酸を注入管に採取し、 3a、5iap
の37%ホルマリンを三つロフラスコに入れ、0〜5℃
に冷却したものに加えて混合し、冷却しつつ、  6N
硫酸を加えてpH1にした。しばら(0〜5℃に保った
後、この混合物を別の三つロフラスコに4.3部のアン
モニア水120部に溶解した水溶液中へ攪拌しながら徐
々に加えて加熱し、3時間反応を続けた後2部の37%
ホルマリンをカロえ、さらに0.5〜1時間反応を行っ
た。室温まで降温し、フェノール47部、37%ホルマ
リン20部を加え、攪拌しながら70℃まで徐々に加熱
し、3部時間マンニンヒ反応を行った。マンニッヒ反応
終了後、50”C以下に温度を下げ、20部の苛性ソー
ダを水20部に溶解した水溶液を徐々に加え、80〜1
00℃でアンモニアの発生がやむまで加熱攪拌した。こ
の反応物の温度を20℃まで冷却し、塩酸を徐々に加え
てp)II以下にすると、白色の沈澱物が析出した。
この白色沈澱物を集め、水洗乾燥後47.8部の反応中
間体を得た。
このようにして得られた反応中間体を元素分析し元。そ
の結果を表3に示す。比較例1と同様実験値と理論値は
よく一致しており、比較例2においてもフェノール核に
導入されているイミノジ酢酸の数は1個であることが明
らかである。
表3 また、比較例1と同様にして、上記で得られた反応中間
体2.39gを100gの水に溶解させ、攪拌下に0.
lN−Na0H(f=0.998)を滴下し、pHが急
激に上界する変曲点(pH5,0)までに要した0、l
N−NaOHの滴定体積(ml数)を求めた。その結果
を表4に示す。
表4 この結果から明らかなように、比較例1とほぼ同一の結
果が得られ、比較例2で得られる反応中間体は比較例1
で得られる反応中間体と同一構造を有し、フェノール核
に導入されるイミノジ酢酸の個数は1個である。
次に上記で得た反応中間体に塩酸を添加し、さらに37
%ホルマリンを40.5部添加し、温度を90〜95℃
に保ち、3時間反応を続けた。次いで塩酸を中和し、水
洗したのち反応系を減圧にし、脱水すると樹脂が得られ
た。これを粉砕して得た粉末樹脂を120℃の熱風乾燥
機にて2時間硬化させた。
この樹脂を実施例1と同様にして吸着能を測定したとこ
ろ、 0.28ミリ当量/g樹脂であった。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フェノール類のフェノール核にキレート基を導入
    したフェノール系キレート性イオン交換樹脂において、
    キレート基が一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、Mはアルカリ金属または水素、R_1、R_
    2は水素またはアルキル基を表す。)で示されるフェノ
    ール化合物であることを特徴とするフェノール系キレー
    ト性イオン交換樹脂。
  2. (2)一般式中のMが、アルカリ金属である特許請求の
    範囲第1項記載のイオン交換樹脂。
  3. (3)フェノール化合物が全フェノールに対しモル比で
    0.1〜0.5の範囲である特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載のイオン交換樹脂。
  4. (4)フェノール系キレート性イオン交換樹脂が小球状
    である特許請求の範囲第1ないし3項のいずれか記載の
    イオン交換樹脂。
  5. (5)フェノール系キレート性イオン交換樹脂がpH2
    以下の低pH領域において第二鉄イオンに対する吸着能
    をほとんど低下しないものである特許請求の範囲第1な
    いし4項のいずれか記載のイオン交換樹脂。
JP5139385A 1985-03-14 1985-03-14 フエノ−ル系キレ−ト性イオン交換樹脂 Granted JPS6121735A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5222497A (en) * 1975-08-13 1977-02-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd Electro-optic type display unit
JPS53106789A (en) * 1977-03-01 1978-09-18 Unitika Ltd Phenol-type chelate resin and adsorption teratment using the same
JPS6059011A (ja) * 1983-09-09 1985-04-05 Nippon Steel Corp 溶融金属の脱硫方法

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