JPS6128207B2 - - Google Patents

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JPS6128207B2
JPS6128207B2 JP10360078A JP10360078A JPS6128207B2 JP S6128207 B2 JPS6128207 B2 JP S6128207B2 JP 10360078 A JP10360078 A JP 10360078A JP 10360078 A JP10360078 A JP 10360078A JP S6128207 B2 JPS6128207 B2 JP S6128207B2
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electrodes
metal cap
tube
metal
layer
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JP10360078A
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JPS5530833A (en
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Tomiji Kobayashi
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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Priority to CA315,122A priority patent/CA1112729A/en
Priority to US05/957,071 priority patent/US4221033A/en
Priority to FR7832527A priority patent/FR2409585A1/fr
Publication of JPS5530833A publication Critical patent/JPS5530833A/ja
Publication of JPS6128207B2 publication Critical patent/JPS6128207B2/ja
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一対の電極を有する磁器チユーブ
(円筒体)に金属キヤツプを嵌着する形式の磁器
コンデンサの製造方法に関し、更に詳細には、一
対の電極を有する磁器チユーブと金属キヤツプと
の結合方法を改良した磁器コンデンサの製造方法
に関する。
磁器コンデンサを構成するための磁器素体は、
例えばチタン酸バリウム(BaTiO3)又はチタン酸
ストロンチウム(SrTiO3)を主成分とするセラミ
ツク材料と、バインダとの混練物を成形し、焼結
することによつて作られる。ところが、成形物を
焼成する。バラツキを有した状態で約20%にも及
ぶ焼結収縮が生じ、磁器素体の寸法にもバラツキ
が生じる。このため、金属キヤツプ付の円筒型磁
器キヤパシタを製作する際には、スプリングを有
する金属キヤツプを磁器チユーブに嵌着する。
ところで、電極を有する磁器チユーブと金属キ
ヤツプとの結合は強固であることが望ましい。こ
のため、米国特許第3233028号において、金属キ
ヤツプを嵌着した後に合成樹脂でモールドするこ
とが開示されている。
一方、円筒型磁器キヤパシタの電気的特性を長
期間に渡つて安定的に保つために、磁器チユーブ
の内部(中空部)を外気から実質的隔離すること
が要求される。そこで、前記米国特許第3233028
号には中空部にシリコーン・ゲルを充填すること
が開示されている。
しかし、前記米国特許第3233028号には、合成
樹脂でモールドする前に金属キヤツプと、電極を
有する磁器チユーブ(キヤパシタ素子)とを強固
に結合することが開示されていない。
また磁器チユーブの中空部にシリコーン・ゲル
等を充填せずに中空部を保護することは開示され
ていない。
磁器チユーブと金属キヤツプとの結合を強固に
し、且つ磁器チユーブの内部を気密的に保護する
ために、磁器チユーブ上の電極と金属キヤツプと
の境界領域に半田又は導電性接着剤を付着させ、
金属キヤツプと電極とを電気的且つ機械的に強固
に結合すると共に、半田又は導電性接着剤で磁器
チユーブの内部を気密的にシールすることが考え
られる。ところが、半田又は導電性接着剤が金属
キヤツプと磁気チユーブとの間を通つて内部に入
り込み、しばしば一方の電極と他方の電極との間
を短絡状態にする。
そこで、本発明の目的は、電極を有する磁器チ
ユーブと金属キヤツプとを強固に結合することが
可能であると共に、磁器チユーブの保護が可能な
磁器コンデンサの製造方法を提供することにあ
る。
上記目的を達成するための本発明は、少なくと
もその一端近傍の外周面及び他端近傍の外周面に
夫々形成された第1及び第2の電極を有する円筒
形磁器誘電体(セラミツク・チユーブ)を、10〜
40%のロジンアルコール溶液に浸漬させること、
次に、前記円筒形磁器誘電体に付着したロジンを
乾燥させること、次に、少なくとも第1及び第2
の電極に接触する部分に半田層を有し且つ端子と
しての機能を有する第1及び第2の金属キヤツプ
を前記第1及び第2の電極に夫々嵌着すること、
次に、加熱によつて前記半田層を溶融して前記第
1及び第2の電極と前記第1及び第2の金属キヤ
ツプとを前記半田層にて電気的に結合すること、
を含んでいることを特徴とする金属キヤツプを有
する円筒型磁器コンデンサの製造方法に係わるも
のである。
上記発明によれば、電極を有する円筒形磁器誘
電体を10〜40%のロジンアルコール溶液で処理
し、これを乾燥させてロジン膜を形成しているの
で、金属キヤツプの半田層による金属キヤツプと
電極との結合が良好且つ容易に達成されるのみな
らず、ロジン膜が電極間の絶縁、電極の保護、防
湿にも有効に作用し、特性の優れたコンデンサを
提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。
実施例 1 本発明の第1の実施例に係わる円筒型磁器キヤ
パシタを工程順に説明すると、まず、チタン酸ス
トロンチウム(SrTiO3)を主成分とする誘電体磁
器材料とバインダとの混練物を押出し成形機にて
長手の中空円筒体に成形し、次いで適当な長さに
切断してから焼成し、しかる後、端面を研摩(面
とり)することによつて第1図のセラミツクチユ
ーブ20を形成する。
次に、セラミツク・チユーブ20の中空部即ち
貫通孔21に、銀粉末とガラスフリツトと樹脂と
溶剤とから成る導電塗料即ち銀ペイントを付着さ
せたピンを挿入し、またセラミツク・チユーブ2
0の外周面22には前記銀ペイントを付着させた
ローラを接触させ、所定領域のみに銀ペイントを
塗布し、500〜800℃の焼付処理を施し、第1図に
示す如く内側電極としての第1の電極23と、外
側電極としての第2の電極24とを形成する。こ
の実施例における第1の電極23はチユーブ20
の右端25から約0.3mmの空白部を有して貫通孔
21の壁即ちチユーブ20の内周面に形成されて
いると共に、チユーブ20の左端26を介して外
周面22に導出されている。これに対して、第2
の電極24は、第1の電極23との間に第1及び
第2の分離領域27,28を有してチユーブ20
の外周面22に形成されている。
尚、第1図に示す一対の電極23,24を有す
るセラミツクチユーブ20の寸法を示すと、チユ
ーブ20の長さが約7mm、その外径が約1.78mm、
貫通孔21の径が約1mmであり、第1及び第2の
電極23,24の厚さが約10μmであるから、電
極23,24を形成した円筒形キヤパシタ素子の
外径は約1.8mmである。またチユーブ20の左右
の端25,26は半径0.25mm程度の曲面となるよ
うに研摩(面取り)されている。この左右の端2
5,26の研摩は金属キヤツプにチユーブ20を
円滑に圧入するために必要である。
次に第1及び第2の電極23,24を有するセ
ラミツクチユーブ20を、好ましくは0.03%以下
の低塩素分のロジン(松やに)のアルコール溶液
(好ましくは10〜40%、より好ましくは20%のア
ルコール溶液)に浸漬し、しかる後、ロジンを好
ましくは約150〜170℃、より好ましくは165℃で
約1時間乾燥させて、第1及び第2の電極23,
24の上及び第1及び第2の分離領域27,28
の上に約数オングストロームのロジン膜を形成す
る。このロジン膜は極めて薄いので、第1図等の
多くの図面で省略しているが、第8図の拡大図で
符号29で示されている。このロジン膜29は後
の工程で第1及び第2の電極23,24と金属キ
ヤツプとの半田結合を助けると共に、第1及び第
2の電極23,24の酸化を防止し、また防湿膜
としても機能し、更にまた1015Ωcm程度の抵抗率
を有するので、第1及び第2の分離領域27,2
8において第1及び第2の電極23,24間を絶
縁分離するための絶縁膜としても機能する。
第2図〜第4図は、第1図に示した一対の電極
23,24を有するセラミツク・チユーブ20即
ちキヤパシタ素子に嵌着するための金属キヤツプ
30を示す。この金属キヤツプ30は、冷間圧延
鋼板をプレス成形したものであり、円筒部32と
底部33とを有してコツプ状に形成され、更に一
端31から切り込まれた4つのスリツト34、及
びこの4つのスリツト34の相互間に設けられた
電極に圧接するための4つの突起35を有する。
円筒部32の内周面36から内側に突出する上記
の4つの突起35の内接円の直径は、鎖線で示す
電極23の外径よりも僅かに大きく形成されてい
る。またチユーブ20の圧入を容易にするため
に、突起35は半球状又は台形状に形成されてい
る。
この実施例では円筒部32の内径が1.85mmであ
り、略等間隔に内周面36に配置された4つの突
起35の内接円の直径が1.75mmである。従つて突
起35の高さは0.05mmである。また金属キヤツプ
30の厚さは0.15mmであるので、その外径は2.15
mmである。また金属キヤツプ30の一端31から
底部33までの深さは1.4mmであり、その約2/3の
深さにスリツト34が約0.05mm幅を有して形成さ
れている。突起35の内接円の直径は第1及び第
2の電極23,24の外径の93.8%〜99.8%の範
囲であることが好ましく、更に93.8%〜99.5%で
あることがより好ましく、97.1%〜97.6%である
ことが最も好ましい。もし、突起35の内接円が
大き過ぎると、一対の電極23,24を有するセ
ラミツクチユーブ20と金属キヤツプ30との間
のガタ及び抜けによる不良、電極23,24と金
属キヤツプ30との間の電気的接触不良、及び
tanδの不良等が発生し、他方、突起35の内接
円が小さ過ぎると、圧入時において金属キヤツプ
30でセラミツクチユーブ20に損傷又はマイク
ロクラツクを発生させる不良、完成品における容
量C、tanδ、絶縁抵抗が所定値にならないとい
う不良が多くなる。
金属キヤツプ30に形成された突起35の高さ
は1.8mmの電極23,24の外径に対して0.03〜
0.05mmの範囲であることが好ましく、最も好まし
くは0.03〜0.04mmの範囲である。
尚金属キヤツプ30はセラミツク・チユーブ2
0の圧入によつて円筒部32の径が大きくなるよ
うに変形しなければならないので、本実施例では
約600℃、約30分間のアニールが施されている。
このようにアニールを施し且つスリツト34を設
けると、円筒部32の外周を1.3Kgで押圧するこ
とにより、約20%の楕円変形が生じる。この変形
量はキヤパシタ素子を圧入するのに適した値であ
り、鉄の代りに黄銅を金属キヤツプ材料として使
用し、約500℃、約20分間のアニールを行つても
得ることができる。
第2図〜第4図では省略されているが、金属キ
ヤツプ30は、第8図に示す如く、鉄基体37の
上に、約1μmの銅メツキ層38を有し、更に銅
メツキ層38の上に約4μmの半田層39を有す
る。この半田層39は鉛8〜12%と錫88〜92%の
比率、好ましくは鉛10%と錫90%の比率の半田層
であり、メツキによつて形成されている。半田層
39は突起35を第1又は第2の電極23,24
に半田結合するために使用されるが、金属キヤツ
プ30とチユーブ20を内部を気密的にシールす
るためには使用されない。従つて半田層39の厚
さは3〜10μmの範囲であることが好ましい。ま
たこの実施例では金属キヤツプ30の全周に半田
層39が設けられているが、突起35又はその近
傍のみに塗布によつて設けてもよい。
第2図〜第4図から明らかなように金属キヤツ
プ30の底部33の中央に外部回路に接続するた
めのリード線40が電気溶接されている。このリ
ード線40の溶着は、電極を有するセラミツク・
チユーブ20に金属キヤツプ30を嵌着した後に
行つても差支えないが、本実施例では自動化を容
易にするために金属キヤツプ30を嵌着する直前
に行つている。
次に、一対の電極23,24を有するセラミツ
クチユーブ20即ちキヤパシタ素子に対して第5
図に示す如く第1の金属キヤツプ30と第2の金
属キヤツプ41とを嵌着する。第2の金属キヤツ
プ41の構造は、第1の金属キヤツプ30と全く
同一であるので、各部に同一符号を付してその説
明を省略する。この実施例では、第1及び第2の
金属キヤツプ30,41の嵌着を自動化装置で能
率的に行うために、一対の電極23,24を有す
るセラミツクチユーブ20即ちキヤパシタ素子を
固定した状態で、第1の金属キヤツプ30を第5
図で左から右に移動し、同時に第2の金属キヤツ
プ41を右から左に移動することによつて行う。
第1及び第2の金属キヤツプ30,41には夫々
突起35が設けられ、一端31の内径が第1及び
第2の電極23,24における外径よりも大きく
形成されているので、円筒部32の中に、電極2
3,24を有するチユーブ20は容易に挿入され
る。第1及び第2の金属キヤツプ30,41の移
動を続けると、第1の金属キヤツプ30の突起3
5が第1の電極23に食い込み、また第2の金属
キヤツプ41の突起35が第2の電極24に食い
込む。この際、セラミツク・チユーブ20の右端
25と左端26が夫々面とりされ、また突起35
が半球状に形成されているので、第1及び第2の
電極23,24と第1及び第2の金属キヤツプ3
0,41の突起35の噛み合いは円滑に開始す
る。第1及び第2の金属キヤツプ30,41の移
動に伴い、最初は第1及び第2の金属キヤツプ3
0,41がスリツト34の働きで弾性変形する
が、ついに弾性限界を越えて塑性変形し、第1及
び第2の電極23,24に夫々強固に電気的、機
械的に結合する。
しかし、セラミツクチユーブ20の径にバラツ
キがあると、4つの突起35のうちの1つ又は2
つが第1及び第2の電極23,24に接触しな
い。そこで、約350℃、約30秒間の加熱処理によ
つて金属キヤツプ30,41の半田層39を溶融
し、突起35と第1及び第2の電極23,24と
の間に半田を介在させて電気的且つ機械的結合を
達成する。また第1及び第2の電極23,24に
既に食い込んでいる突起35においても、突起3
5及びその近傍と第1及び第2の電極23,24
との間に半田を介在させて電気的且つ機械的結合
を更に強固なものとする。尚前述したロジン膜2
9は上述の半田結合を助ける。
次に、第1の金属キヤツプ30のリード線4
0、及び第2の金属キヤツプ41のリード線42
をストレーナで真すぐにする。磁器キヤパシタの
完成をまたずに、この段階でリード線40,42
の曲りをなおすのは、一対のリード線40,42
を軸にしてセラミツクチユーブ20及び一対の金
属キヤツプ30,41を回転しつつ後述のシール
層及び外装絶縁層を均一且つ容易に形成するため
である。本実施例では前述の如く一対の金属キヤ
ツプ30,41が既に一対の電極23,24に強
固に結合されているので、ストレーナでリード線
40,42を引張つても、金属キヤツプ30,4
1がセラミツクチユーブ20の電極23,24か
ら外れる恐れは殆んどない。
次に、ビスフエノールA型エポキシレジンと、
充填剤と、硬化剤とから成る絶縁塗料を用意し、
これを付着させたローラを第1及び第2の金属キ
ヤツプ30,41とセラミツクチユーブ20上の
第1及び第2の電極23,24との境界領域に塗
布し、硬化させる。この際、硬化工程又はその後
の工程での加熱で、チユーブ20内の空気が膨張
して吹き出すのを防止するために、予め金属キヤ
ツプ30,41を被着したセラミツクチユーブ2
0を後の工程の最高温度よりも高い250℃〜350℃
で加熱し、チユーブ20内の空気の一部を排出し
た状態でシール用の絶縁塗料を塗布する。勿論、
加熱の代りに真空手段でチユーブ20内の空気の
一部又は全部を排出した状態でシール用絶縁塗料
を塗布してもよい。また絶縁塗料の塗布は、一対
のリード線40,42を軸受にて支持した状態で
絶縁塗料を付着させたローラを金属キヤツプ3
0,41と電極23,24との境界領域に当接さ
せて行うので、一対のリード線40,42が軸と
なつて金属キヤツプ30,41を被着させたチユ
ーブ20が回転しつつ、塗布が行われ、境界領域
の全周に比較的均一に絶縁塗料が付着する。しか
る後、絶縁塗料を約150℃、約20分間で硬化し、
金属キヤツプ30,41上の厚さが約70μmとな
るシール層43を形成する。尚シール層43はス
リツト34の上にも形成して金属キヤツプ30,
41及びチユーブ20の内部を気密状態にする。
この際、スリツト34は極めて狭い(約0.05mm)
ので、絶縁塗料によつて容易にシールされる。こ
のシール工程において、例え絶縁塗料が金属キヤ
ツプ30,41の中に深く浸入したとしても、絶
縁物であるので、第1の電極23と第2の電極2
4の短絡は生じない。シール層43には、−65℃
〜130℃の範囲でのヒートサイクルに耐えるこ
と、密着性及び耐湿性が良いこと、絶縁性である
ことが要求される。このような条件を満足させる
ために、本実施例では、ビスフエノールA型エポ
キシレジンに、タルク(Mg3Si4O10(OH)2)、炭
酸カルシウム(AaCO3)、シリカ(SiO2)から成
る充填剤を約31.5%付加し、また酸無水物の硬化
剤を付加した粘度約48000cpsの絶縁塗料を使用
している。そしてこの絶縁塗料によれば、ヒート
サイクルに耐えることが可能なシヨアーDが約65
の硬さのシール層43が得られる。また1時間煮
沸後のシール層43の吸水率は0.1%以下とな
る。またシール層43による金属キヤツプ30,
41と電極23,24との接着強度は約100Kg/
cm2である。またシール層43の抵抗率は約2.7×
1014Ωcmである。また第6図に示すようにシール
層43を設けたものを125℃のシール試験液の中
に浸漬して気泡が連続的に発生するかどうか調べ
たところ、全然発生しなかつた。
ところで、シール層43がヒートサイクルに耐
えるためには、その硬さがシヨアーDで50〜80の
範囲であることが望ましく、約65であることが最
も望ましい。そして、このようなシール層43
は、ビスフエノールA型エポキシレジンに対して
充填剤を25〜35%付加することによつて得られ
る。充填剤は前述のタルク、炭酸カルシウム、シ
リカの混合物であつてもよいが、これ等から選択
された1種又は2種であつてもよい。また一般に
使用される別な充填剤から選択したものを使用し
ても勿論差支えない。
上述の実施例ではビスフエノールA型エポキシ
樹脂を使用しているが、この他に、ポリブタジエ
ン樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、シリ
コンラバー等に充填剤を付加するか、又は付加し
ないで、シール層43を形成することも可能であ
る。
シール層43の形成が終了したら、セラミツク
チユーブ20に対する防湿特性を更に上げるため
にフエノール樹脂のアルコール溶液を塗布し、約
150℃で硬化することによつて第7図に示す第1
の被覆絶縁層44を数オングストロームの厚さに
形成する。次に、粉体エポキシ樹脂が溶融するこ
とが可能な温度(約200℃)にキヤパシタ素子を
加熱し、この加熱したキヤパシタ素子を一対のリ
ード線40,42を利用して回転させながら粉体
エポキシ樹脂に接触させて全周にこれを溶融付着
させ、しかる後、約170℃、15分間加熱(焼付)
することによつて外径が約2.7mmとなるように第
7図に示す第2の被覆絶縁層45を形成する。上
述の第1及び第2の被覆絶縁層44,45を形成
する際に、キヤパシタ素子は勿論加熱されるが、
金属キヤツプ30,41及びチユーブ20の内の
空気の一部又は全部は予め排出され、且つシール
層43にて気密的シールされているので、空気が
膨張してシール層43を介して吹き出して、第1
及び第2の被覆絶縁層44,45にピンホールが
発生することはない。
この実施例では、第1及び第2の金属キヤツプ
30,41は第1及び第2の電極23,24に圧
入変形で強固に結合され、また突起35の部分で
半田によつても結合され、更にシール層43にて
結合されているので、第1及び第2の被覆絶縁層
44,45が、金属キヤツプ30,41とセラミ
ツク・チユーブ20の電極23,24との結合に
寄与する度合は小さくてもよい。このため、第1
及び第2の被覆絶縁層44,45は比較的薄く形
成されている。
第7図には示されていないが、必要に応じてカ
ラーコードのための着色がなされ、磁器キヤパシ
タが完成する。完成した磁器キラパシタは、一対
のリード線40,42を電気回路に接続すること
によつて使用される。
本実施例の磁器コンデンサ及びその製法によれ
ば、次のメリツトがある。
(a) シール層43を絶縁塗料で形成しているの
で、絶縁塗料が内部に浸入しても電極間短絡が
発生しない。
(b) シール層43は弾性又はフレキシブル性を有
しているので、−65〜130℃程度のヒートサイク
ルに耐える。
(c) シール層43は接着性、耐湿性が優れている
ので、セラミツクチユーブ20中空部即ち貫通
孔21を外部から保護することができる。
(d) シール層43を設ける前に、内部の空気を排
出しているので、シール層43を形成するため
の加熱又は第1及び第2の被覆絶縁層44,4
5を形成する際の加熱等で内部の空気が吹き出
す恐れが少ない。
(e) 金属キヤツプ30,41の突起35を電極2
3,24に食い込ませることによつて結合をな
し、シール層43を形成する前においては、突
起35以外の部分で内部と外部とが通じている
ので、内部の空気の排出を迅速に行うことが可
能になる。
(f) 金属キヤツプ30,41が圧入変形し、突起
35が電極23,24に強固に電気的及び機械
的に結合するので、リード線の曲りをなおす工
程を、キヤパシタの完成前に設けることが可能
になる。このため、リード線40,42を軸と
してキヤパシタ素子を回転しつつシール層4
3、第1及び第2の被覆絶縁層44,45を比
較的均一且つ能率的に形成することが可能にな
る。
(g) 金属キヤツプ30,41に予め半田層39を
設け、これを溶融することによつて突起35を
半田によつても電極23,24に結合している
ので、電気的及び機械的結合は一層強固にな
る。
(h) 電極23,24を有するセラミツク・チユー
ブ20にロジン膜29が形成されているので、
半田結合が容易になるのみならず、電極23,
24の酸化防止、防湿、電気的絶縁の効果も生
じる。
(i) セラミツク・チユーブ20の右端25及び左
端26が面とりされているので、金属キヤツプ
30,41への挿入を円滑に行うことができ
る。
(j) 金属キヤツプ30,41とセラミツク・チユ
ーブ20との結合が強固であると共にシールさ
れた状態にあるので、第1及び第2の被覆絶縁
層44,45を薄くすることが可能になる。
実施例 2 本発明の第2の実施例に係わる磁器キヤパシタ
を示す第9図において、第7図に示した磁器キヤ
パシタと共通する部分には同一の符号が付されて
いる。この実施例においても、第1の実施例と同
様に第1及び第2の電極23,24を有するセラ
ミツク・チユーブ20を用意し、この外周にロジ
ン膜(図示省略)を形成する。このようなセラミ
ツク・チユーブ20に被着する金属キヤツプの金
属キヤツプ30a,41aは、これ等の底部に凹
部51を形成し、ここに夫々のリード線40,4
2を溶接したことを除いた外は、実施例1で説明
した金属キヤツプ30,41と全く同一である。
従つて各部の詳しい説明を省略する。
電極23,24を有するセラミツク・チユーブ
20即ちキヤパシタ素子に第1及び第2の金属キ
ヤツプ30a,41aを実施例1と同様な方法で
被着し、しかる後、加熱処理によつて、第1及び
第2の金属キヤツプ30a,41aの半田層によ
つて突起35を第1及び第2の電極23,24に
半田結合する。次に、実施例1と同様に内部の空
気の一部を排出し、シール層43を実施例1と同
様な絶縁材料で形成する。但し、この第2の実施
例では、シール層43を防湿にも利用するため
に、第1の金属キヤツプ30aと第2の金属キヤ
ツプ41aとの間の領域にも形成している。この
ようなシール層43は外層43は外周面が凸状の
段付きローラに絶縁塗料を付着させ、これを金属
キヤツプ30a,41a付のキヤパシタ素子に接
触させることによつて容易に形成される。この実
施例ではシール層43に防湿機能を持たせている
ので、第1の実施例における第1の被覆絶縁層4
4は設けずに、粉体エポキシ樹脂によつて単一の
被覆絶縁層45aのみを設ける。この場合、金属
キヤツプ30a,41aに凹部51が夫々設けら
れているので、被覆絶縁層45aを形成するため
のエポキシ樹脂がリード線40,42にまで流れ
出ることが阻止され、電気的接続を阻害する絶縁
層がリード線40,42に付着することが少なく
なる。
金属キヤツプ30a,41aにおける凹部51
は上述の如くエポキシ樹脂の流れ出しを阻止する
機能の他に、リード線40,42を金属キヤツプ
30a,41aの底部33の中央に位置決めする
機能を有する。更にまた第10図に示す如く一対
のリード線40,42を屈曲し、回路基板52の
配線導体53に電気的に結合する際に、円筒状キ
ヤパシタ素子54の両端55,56に近接した位
置でリード線40,42を屈曲することが可能に
なり、一方のリード線40の屈曲部40aから他
方のリード線42の屈曲部42aまでの距離を短
かくすることが可能となる。
上述の如き種々の機能を得るために凹部51の
深さは0.1〜0.4mmの範囲が好ましく、また凹部5
1の径は0.6mmのリード線40,42よりも僅か
に大きい0.8mm程度が好ましい。本実施例は、凹
部51に基づくメリツトの他、勿論第1の実施例
で述べた(a)〜(j)項のメリツトもある。
実施例 3 本発明の第3の実施例に係わる磁器キヤパシタ
を示す第11図において、第7図に示した磁器キ
ヤパシタと共通する部分には同一の符号が付され
ている。この第3の実施例においても、第1の実
施例と同様に第1及び第2の電極23,24を有
するセラミツク・チユーブ20にロジン膜(4図
示省略)を設け、ここに第1及び第2の金属キヤ
ツプ61,62を被着し、突起35を第1及び第
2の電極23,24に食い込ませると共に半田結
合させ、シール層43を第9図と同様に一方の金
属キヤツプ61から他方の金属キヤツプ62の間
も含むように設ける。この実施例では、第1及び
第2の金属キヤツプ61,62にリード線が結合
されてはいないが、これ等の底部33の中央に第
9図と同様な凹部51が設けられているので、こ
の凹部51に支持軸(図示せず)を当接させてキ
ヤパシタ素子を保持した状態でシール用絶縁塗料
を付着させたローラをキヤパシタ素子の外周面に
接触させ、弾性を有する絶縁シール層43を形成
する。次にシール層43の上に外装用被覆絶縁層
63を形成する。この際、外周全体に被覆絶縁層
63を形成せずに、第1及び第2の金属キヤツプ
61,62の円筒部32に露出面64が生じるよ
うに形成する。この磁器キヤパシタは、リード線
を有さないので、一対の金属キヤツプ61,62
の露出面64を回路基板65の配線導体66に結
合するように使用される。
本実施例は、凹部51を設けれることによるメ
リツトの他に、第1の実施例で述べた、(a),(b),
(c),(d),(e),(g),(h),(i),(j)のメリツトがある
変形例 第12図〜第14図は変形された金属キヤツプ
70を示す。この金属キヤツプ70も、第2図〜
第4図に示した金属キヤツプ30と同様に円筒部
32と底部33とから成り、円筒部32に突起3
5を有すると共に一端31から切り込まれたスリ
ツト34aを有する。スリツト34aは第2図〜
第4図の場合と異なり、V字状であつて、このV
字状スリツト34aの終端に隣接して突起35が
設けられている。突起35の高さは第2図〜第4
図の場合と同様に設定されているので、第1図に
示すセラミツク・チユーブ20の一対の電極2
3,24に強固に結合される。V字状スリツト3
4aの一端31における幅は約0.2mmであり、そ
の切り込み長さは円筒部32の深さ1.4mmの約1/5
に相当する約0.28mmである。底部33には第9図
の場合と同様に凹部51が設けられ、ここにリー
ド線40が結合されている。この金属キヤツプ7
0は第7図又は第9図に示す磁器キヤパシタの金
属キヤツプ30,41又は、30a,41aの代
りに使用することが可能である。またリード線4
0を取り除けば、第11図の磁器キヤパシタの金
属キヤツプ61,62の代りに使用することが可
能である。この金属キヤツプ70の場合は、スリ
ツト34aが突起35よりも浅く形成されている
ので、キヤパシタ素子を圧入すると、突起35が
最初は弾性変形し、しかる後突起35及びこの近
傍の塑性変形でキヤパシタ素子と金属キヤツプ7
0とが強固に結合される。この場合、勿論スリツ
ト34aが設けられている部分は径が大きくなる
ように変形し、キヤパシタ素子の圧入を助ける。
第15図は第1図のキヤパシタ素子の代りに使
用するための変形されたキヤパシタ素子を示す。
このキヤパシタ素子においては、第1図と同様の
セラミツク・チユーブ20aの中空部即ち貫通孔
21a内に共通電極80が設けられ、これに対向
するように外周面22aに第1及び第2の電極2
3a,24aが設けられている。従つて第1の電
極23aと共通電極8〓との間の容量と、第2の
電極24aと共通電極との間の容量とが直列接続
された形態の磁器キヤパシタとなる。この場合に
おいても勿論金属キヤツプは第1及び第2の電極
23a,24aに結合される。
第16図はキヤパシタ素子の更に別の変形例を
示す。この変形例では、第15図から共通電極8
0を省いて、セラミツク・チユーブ20aの外周
面22aにのみ第1及び第2の電極23a,24
aを設けている。このように構成しても、0.1〜
5ピコアラツドの微小キヤパシタを得ることがで
きる。勿論この場合も第1及び第2の電極に金属
キヤツプを被着する。
以上本発明の実施例及び変形例について述べた
が、更に種々の変形が可能である。例えば、磁器
チユーブ20はチタン酸ストロンチウム系磁器材
料に限ることなく、チタン酸バリウム系磁器材料
又は酸化チタン系磁器材料等で形成してもよい。
また第1及び第2の電極23,24をニツケルメ
ツキ層と半田メツキ層との二層構造としてもよ
い。また銀塗布焼付層とニツケルメツキ層と半田
メツキ層との三層で第1及び第2の電極23,2
4を形成してもよい。またロジン溶液として、ロ
ジンに活性剤を付加したものを使用しても差支え
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係わる磁器キ
ヤパシタの電極を有する磁器チユーブを示す断面
図である。第2図は第1図のチユーブに嵌着する
ための金属キヤツプを示す正面図である。第3図
は第2図の金属キヤツプの右側面図である。第4
図は第3図の金属キヤツプの―線断面図であ
る。第5図は第1図のチユーブに第2図の金属キ
ヤツプを嵌着した状態を示す断面図である。第6
図は第5図のキヤパシタにシール層を設けた状態
を示す断面図である。第7図は第6図のキヤパシ
タに外装用絶縁層を設けて完成させた磁器キヤパ
シタを示す断面図である。第8図は突起と電極と
の結合部の拡大断面図である。第9図は本発明の
第2の実施例に係わる磁器キヤパシタを示す断面
図である。第10図は第9図の磁器キヤパシタを
プリント基板に装着した状態を示す一部縦断正面
図である。第11図は本発明の第3の実施例に係
わる磁器キヤパシタ及びプリント基板に対するマ
ウント状態を示す断面図である。第12図は変形
された金属キヤツプの正面図である。第13図は
第12図の金属キヤツプの右側面図である。第1
4図は第13図の―線断面図である。第
15図は変形された電極を有する磁器チユーブの
断面図である。第16図は変形された電極を有す
る磁器チユーブの別の例を示す断面図である。 尚図面に用いられている符号において、20は
セラミツク・チユーブ、23は第1の電極、24
は第2の電極、27は第1の分離領域、28は第
2の分離領域、29はロジン膜、30は第1の金
属キヤツプ、41は第2の金属キヤツプ、43は
シール層である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくともその一端近傍の外周面及び他端近
    傍の外周面に夫々形成された第1及び第2の電極
    を有する円筒形磁器誘電体を、10〜40%のロジン
    アルコール溶液に浸漬させること、 次に、前記円筒形磁器誘電体に付着したロジン
    を乾燥させること、 次に、少なくとも前記第1及び第2の電極に接
    触する部分に半田層を有し且つ端子としての機能
    を有する第1及び第2の金属キヤツプを前記第1
    及び第2の電極に夫々嵌着すること、 次に、加熱によつて前記半田層を溶融して前記
    第1及び第2の電極と前記第1及び第2の金属キ
    ヤツプを前記半田層にて電気的に結合すること、
    を含んでいることを特徴とする金属キヤツプを有
    する円筒型磁器コンデンサの製造方法。
JP10360078A 1977-11-19 1978-08-25 Method of manufacturing cylindrical porcelain capacitor having metal cap Granted JPS5530833A (en)

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