JPS6131217B2 - - Google Patents
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- JPS6131217B2 JPS6131217B2 JP9863880A JP9863880A JPS6131217B2 JP S6131217 B2 JPS6131217 B2 JP S6131217B2 JP 9863880 A JP9863880 A JP 9863880A JP 9863880 A JP9863880 A JP 9863880A JP S6131217 B2 JPS6131217 B2 JP S6131217B2
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
本発明はポリエステル加工糸の黒色深味性の改
良に関する。 合成繊維のなかにあつてポリエステルは一般に
鮮明色が得られず、従来から種々染色性を改良す
る試みが為されてきたが、未だその到達レベルは
満足できるものではなく、就中、黒色に関しては
深味性が得られず、羊毛、絹等の天然繊維に比べ
著しく劣つている。 更にまた黒色は種々の色相のなかでも最も染ま
りにくく、且つ染色工程自体多量のエネルギーを
消費し、しかも被染色物の染色堅牢度が低いとい
う問題がある。 本発明の目的は上記の如き、黒染色ポリエステ
ルの欠点を改良し、省エネルギー的に深味性かつ
堅牢性のある黒色ポリエステルを提供することに
ある。 本発明者等は、上記の目的を達成せんとして鋭
意研究した結果、カーボンブラツクで原料着色し
たポリエステルフイラメント糸を用いて芯糸及び
鞘糸より成る仮撚二層構造糸とし、しかも鞘糸の
捲付状態を実質連続的に反転する交互捲付とした
時、著しく深味のある黒色が得られるという事実
を究明し、本発明に到達したのである。かくし
て、本発明によれば、 仮撚捲縮加工を施された、少なくとも2種のフ
イラメント糸の一方を芯糸として、その周りに他
方のフイラメント糸が捲付いてなる二層構造糸に
おいて、捲付糸を構成するフイラメントの一部は
芯部のフイラメントとランダムに混合・交錯しつ
つも、捲付糸全体としては芯糸の周りに実質的に
連続交互反転状に捲付き、その際、芯糸及び巻付
糸共にカーボンブラツクを含む黒原着糸からなる
ことを特徴とする深味のある黒色を呈する仮撚二
層構造糸、 が提供される。 本発明の二層構造糸を得るための一実施態様を
第1図により説明すると、共に黒原着され、且つ
互いに伸度の異なる2糸条1,2はガイド3で合
糸されてから張力調整装置4、フイードローラー
5を経て混繊・交絡用の空気噴射ノズル6に供給
され、ここで20ケ/M以上の交絡点を有する交絡
糸とされる。次いで、この交絡糸は第1デリベリ
ーローラー7により延伸仮撚ゾーンに供給されヒ
ーター8、仮撚具9を経て、第2デリベリーロー
ラー10により引取られた後チーズ11として巻
取られる。 このようにして、得られた仮撚二層構造糸は第
2図に示すように、捲付糸が連続反転交互撚状に
捲付いており、極めて短いピツチで糸軸に対して
捲付糸が交互に逆方向に交叉した状態が得られ、
しかも捲付状態は比較的ルーズで糸内空隙が大き
い。また捲付糸は完全には延伸されていないとい
う特徴を有する。そして、カーボンブラツクを含
む黒原着糸から成る本発明の加工糸が従来加工糸
では得られなかつた深味のある黒色を呈するの
は、上記の微小ピツチでの撚方向の変化による光
反射方向のランダム化及び糸空隙とその単繊維乱
れ(鞘糸)との相互作用により、光反射のランダ
ム化、更には糸内反射繰返しに基く反射光の消滅
によるものと推測される。 このように本発明は深色効果を得るのに、仮撚
二層構造糸における鞘糸の光学的挙動に注目して
為されたものである。 この点、従来得られていたような交互撚二層構
造糸、即ち同方向の撚でもつて数回巻付き、次い
で反転して逆方向の撚でもつて数回捲付き、それ
を繰返すというような緊締構造とした場合には、
ミクロな撚方向の変化ない上に、繊維が緊締集束
して巻付いている為上述の如き、光反射のランダ
ム化は期待できず、一般加工糸と大差ないものと
なつてしまい本発明では適用されない。 一方、本発明における2種以上のフイラメント
の組合せとしては、伸度の少ない方の糸条に少な
くともアンダーフイード下に仮撚できる糸条を用
い、かつ伸度の大きい糸条が該糸よりも更に100
%以上伸長できる糸条を用いる。最も好ましく
は、伸度の少ない方の糸が100%以上の伸度をも
ち1.4倍以上の延伸倍率が採用できる部分配向フ
イラメント糸で、かつ伸度の大きい糸条が250%
を越える未延伸糸との組合せを用いる。 更に、本発明において「フイラメント糸」とは
ポリエチレンテレフタレートを主たる対象とする
が、15モル%以下の割合で第3成分を共重合した
ものも差しつかえない。また該ポリエステルには
艶消剤、着色剤、難撚剤等の添加剤を含んでもさ
しつかえない。また、未延伸糸及び部分配向糸の
フイラメント断面形状、艶消剤の含有量、着色剤
含有の有無等を同じにしてもよいが、これらのう
ち少なくとも何れかを異ならせてもよい。 また黒原着効果を得るためには、カーボンブラ
ツクは1〜5%使用すればよく、3%程度が好ま
しい。また黒の色調を調整する為銅フタロシアニ
ンブルー等を添加してもよい。 この場合、黒原着糸に5角形以上の多角断面糸
を用いて、得られる加工糸の捲付糸構成単繊維表
面をその繊維軸に沿在する陵線によつて多面状に
分割し一層光反射のランダム化を計るのも好まし
い。更にアルカリ減量して繊維表面に凹凸を付与
するのも好ましい。 かくして得られる着色糸は深味のある色相を呈
し視感濃度を向上させるが、更にこのような効果
を増長させるべく繊維の屈折率よりも小さい屈折
率を有する疎水性重合体例えばポリテトラフルオ
ロエチレン、テトラフルオロエチレン―プロピレ
ンコポリマー、ボリフルオロエチルアタリレー
ト、ポリジメチルシラン、ポリジメチルシロキサ
ン等の薄膜を糸表面に形成させることも有用であ
る。この場合、上記重合体の薄膜は該重合体のエ
マルジヨン、サスペンジヨンをパツテイング、洛
中浸漬処理により糸条に付着し乾燥すればよい。 以上の如く、本発明は多大のエネルギーを消費
する染色工程を省略して、深味のある黒色繊維素
材を提供するものである。 実施例 速度3300m/minの紡糸によつて得られた伸度
112%,カーボンブラツク3%含有のボリエステ
ルフイラメント糸(118de/24fils)と速度
1350m/minの紡糸によつて得られた伸度335
%,カーボンブラツク3%含有のポリエステルフ
イラメント糸(225de/72fils)とを引揃えて第
1図の工程で交絡処理及び延伸仮撚加工を行なつ
た。 インターレースノズルにより、オーバーフイー
ド率1.5%、圧空圧4Kg/cm3で65個/mの交絡を
付与し、引続いて延伸倍率1.56倍、ヒーター温度
170℃、摩擦仮撚装置の表面速度720m/min、第
2デリベリローラ速度360m/min(すなわち
Vr/Vy=2.0)とし、糸条の走行角21.4、K値
〔解撚張力T2/加撚張力T1〕=0.9で加工した。得
られた加工糸は第2図のような糸構造のものであ
つた。それを織物とした。従来の黒原着加工糸の
織物と対比して分るように、深味のある黒色が得
られた。
良に関する。 合成繊維のなかにあつてポリエステルは一般に
鮮明色が得られず、従来から種々染色性を改良す
る試みが為されてきたが、未だその到達レベルは
満足できるものではなく、就中、黒色に関しては
深味性が得られず、羊毛、絹等の天然繊維に比べ
著しく劣つている。 更にまた黒色は種々の色相のなかでも最も染ま
りにくく、且つ染色工程自体多量のエネルギーを
消費し、しかも被染色物の染色堅牢度が低いとい
う問題がある。 本発明の目的は上記の如き、黒染色ポリエステ
ルの欠点を改良し、省エネルギー的に深味性かつ
堅牢性のある黒色ポリエステルを提供することに
ある。 本発明者等は、上記の目的を達成せんとして鋭
意研究した結果、カーボンブラツクで原料着色し
たポリエステルフイラメント糸を用いて芯糸及び
鞘糸より成る仮撚二層構造糸とし、しかも鞘糸の
捲付状態を実質連続的に反転する交互捲付とした
時、著しく深味のある黒色が得られるという事実
を究明し、本発明に到達したのである。かくし
て、本発明によれば、 仮撚捲縮加工を施された、少なくとも2種のフ
イラメント糸の一方を芯糸として、その周りに他
方のフイラメント糸が捲付いてなる二層構造糸に
おいて、捲付糸を構成するフイラメントの一部は
芯部のフイラメントとランダムに混合・交錯しつ
つも、捲付糸全体としては芯糸の周りに実質的に
連続交互反転状に捲付き、その際、芯糸及び巻付
糸共にカーボンブラツクを含む黒原着糸からなる
ことを特徴とする深味のある黒色を呈する仮撚二
層構造糸、 が提供される。 本発明の二層構造糸を得るための一実施態様を
第1図により説明すると、共に黒原着され、且つ
互いに伸度の異なる2糸条1,2はガイド3で合
糸されてから張力調整装置4、フイードローラー
5を経て混繊・交絡用の空気噴射ノズル6に供給
され、ここで20ケ/M以上の交絡点を有する交絡
糸とされる。次いで、この交絡糸は第1デリベリ
ーローラー7により延伸仮撚ゾーンに供給されヒ
ーター8、仮撚具9を経て、第2デリベリーロー
ラー10により引取られた後チーズ11として巻
取られる。 このようにして、得られた仮撚二層構造糸は第
2図に示すように、捲付糸が連続反転交互撚状に
捲付いており、極めて短いピツチで糸軸に対して
捲付糸が交互に逆方向に交叉した状態が得られ、
しかも捲付状態は比較的ルーズで糸内空隙が大き
い。また捲付糸は完全には延伸されていないとい
う特徴を有する。そして、カーボンブラツクを含
む黒原着糸から成る本発明の加工糸が従来加工糸
では得られなかつた深味のある黒色を呈するの
は、上記の微小ピツチでの撚方向の変化による光
反射方向のランダム化及び糸空隙とその単繊維乱
れ(鞘糸)との相互作用により、光反射のランダ
ム化、更には糸内反射繰返しに基く反射光の消滅
によるものと推測される。 このように本発明は深色効果を得るのに、仮撚
二層構造糸における鞘糸の光学的挙動に注目して
為されたものである。 この点、従来得られていたような交互撚二層構
造糸、即ち同方向の撚でもつて数回巻付き、次い
で反転して逆方向の撚でもつて数回捲付き、それ
を繰返すというような緊締構造とした場合には、
ミクロな撚方向の変化ない上に、繊維が緊締集束
して巻付いている為上述の如き、光反射のランダ
ム化は期待できず、一般加工糸と大差ないものと
なつてしまい本発明では適用されない。 一方、本発明における2種以上のフイラメント
の組合せとしては、伸度の少ない方の糸条に少な
くともアンダーフイード下に仮撚できる糸条を用
い、かつ伸度の大きい糸条が該糸よりも更に100
%以上伸長できる糸条を用いる。最も好ましく
は、伸度の少ない方の糸が100%以上の伸度をも
ち1.4倍以上の延伸倍率が採用できる部分配向フ
イラメント糸で、かつ伸度の大きい糸条が250%
を越える未延伸糸との組合せを用いる。 更に、本発明において「フイラメント糸」とは
ポリエチレンテレフタレートを主たる対象とする
が、15モル%以下の割合で第3成分を共重合した
ものも差しつかえない。また該ポリエステルには
艶消剤、着色剤、難撚剤等の添加剤を含んでもさ
しつかえない。また、未延伸糸及び部分配向糸の
フイラメント断面形状、艶消剤の含有量、着色剤
含有の有無等を同じにしてもよいが、これらのう
ち少なくとも何れかを異ならせてもよい。 また黒原着効果を得るためには、カーボンブラ
ツクは1〜5%使用すればよく、3%程度が好ま
しい。また黒の色調を調整する為銅フタロシアニ
ンブルー等を添加してもよい。 この場合、黒原着糸に5角形以上の多角断面糸
を用いて、得られる加工糸の捲付糸構成単繊維表
面をその繊維軸に沿在する陵線によつて多面状に
分割し一層光反射のランダム化を計るのも好まし
い。更にアルカリ減量して繊維表面に凹凸を付与
するのも好ましい。 かくして得られる着色糸は深味のある色相を呈
し視感濃度を向上させるが、更にこのような効果
を増長させるべく繊維の屈折率よりも小さい屈折
率を有する疎水性重合体例えばポリテトラフルオ
ロエチレン、テトラフルオロエチレン―プロピレ
ンコポリマー、ボリフルオロエチルアタリレー
ト、ポリジメチルシラン、ポリジメチルシロキサ
ン等の薄膜を糸表面に形成させることも有用であ
る。この場合、上記重合体の薄膜は該重合体のエ
マルジヨン、サスペンジヨンをパツテイング、洛
中浸漬処理により糸条に付着し乾燥すればよい。 以上の如く、本発明は多大のエネルギーを消費
する染色工程を省略して、深味のある黒色繊維素
材を提供するものである。 実施例 速度3300m/minの紡糸によつて得られた伸度
112%,カーボンブラツク3%含有のボリエステ
ルフイラメント糸(118de/24fils)と速度
1350m/minの紡糸によつて得られた伸度335
%,カーボンブラツク3%含有のポリエステルフ
イラメント糸(225de/72fils)とを引揃えて第
1図の工程で交絡処理及び延伸仮撚加工を行なつ
た。 インターレースノズルにより、オーバーフイー
ド率1.5%、圧空圧4Kg/cm3で65個/mの交絡を
付与し、引続いて延伸倍率1.56倍、ヒーター温度
170℃、摩擦仮撚装置の表面速度720m/min、第
2デリベリローラ速度360m/min(すなわち
Vr/Vy=2.0)とし、糸条の走行角21.4、K値
〔解撚張力T2/加撚張力T1〕=0.9で加工した。得
られた加工糸は第2図のような糸構造のものであ
つた。それを織物とした。従来の黒原着加工糸の
織物と対比して分るように、深味のある黒色が得
られた。
【表】
註)L値は小さい方が深味がある。
目視による白つぽさは5級が良い方向。
以上の如く、本発明の加工糸によれば、省エネ
ルギー的に堅牢性のある黒色深味性あるポリエス
テル加工糸が得られる。
目視による白つぽさは5級が良い方向。
以上の如く、本発明の加工糸によれば、省エネ
ルギー的に堅牢性のある黒色深味性あるポリエス
テル加工糸が得られる。
第1図は本発明の加工糸を得るための一実施態
様を示す略線図、第2図は本発明の加工糸の側面
図である。 第1図において、1,2:原糸、3:ガイド、
4:張力装置、5:フイードローラ、6:インタ
ーレールノズル、7:第1デリベリローラ、8:
ヒーター、9:仮撚具、10:第2デリベリロー
ラ、11:巻取チーズ 第2図において、12:芯糸、13:巻付糸、
である。
様を示す略線図、第2図は本発明の加工糸の側面
図である。 第1図において、1,2:原糸、3:ガイド、
4:張力装置、5:フイードローラ、6:インタ
ーレールノズル、7:第1デリベリローラ、8:
ヒーター、9:仮撚具、10:第2デリベリロー
ラ、11:巻取チーズ 第2図において、12:芯糸、13:巻付糸、
である。
Claims (1)
- 1 仮撚捲縮加工を施された、少なくとも2種の
フイラメント糸の一方を芯糸として、その周りに
他方のフイラメント糸が捲付いてなる二層構造糸
において、捲付糸を構成するフイラメントの一部
は芯部のフイラメントとランダムに混合交錯しつ
つも、捲付糸全体としては芯糸の周りに実質的に
連続交互転状に捲付き、その際芯糸及び捲付糸共
にカーボンブラツクを含む黒原着糸から成ること
を特徴とする深味のある黒色を呈する仮撚二層構
造糸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9863880A JPS5725433A (en) | 1980-07-21 | 1980-07-21 | False twisted two layered structure yarn showing deep black color |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9863880A JPS5725433A (en) | 1980-07-21 | 1980-07-21 | False twisted two layered structure yarn showing deep black color |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5725433A JPS5725433A (en) | 1982-02-10 |
| JPS6131217B2 true JPS6131217B2 (ja) | 1986-07-18 |
Family
ID=14225044
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9863880A Granted JPS5725433A (en) | 1980-07-21 | 1980-07-21 | False twisted two layered structure yarn showing deep black color |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5725433A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS626925A (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-13 | 帝人株式会社 | スパンライク二層構造糸 |
| JPH0768655B2 (ja) * | 1987-05-12 | 1995-07-26 | 株式会社クラレ | 特殊仮撚加工糸 |
-
1980
- 1980-07-21 JP JP9863880A patent/JPS5725433A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5725433A (en) | 1982-02-10 |
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