JPS6133660B2 - - Google Patents
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- JPS6133660B2 JPS6133660B2 JP57186626A JP18662682A JPS6133660B2 JP S6133660 B2 JPS6133660 B2 JP S6133660B2 JP 57186626 A JP57186626 A JP 57186626A JP 18662682 A JP18662682 A JP 18662682A JP S6133660 B2 JPS6133660 B2 JP S6133660B2
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- Japan
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- hole
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- tool
- fitting hole
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B31/00—Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
- B23B31/02—Chucks
- B23B31/026—Chucks the radial or angular position of the tool being adjustable
- B23B31/0261—Chucks the radial or angular position of the tool being adjustable for centering the tool
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2260/00—Details of constructional elements
- B23B2260/088—Indication scales
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gripping On Spindles (AREA)
- Jigs For Machine Tools (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は切削工具を保持する切削工具保持装置
に関し、特に工具刃先位置の調節が可能な保持装
置に関するものである。
に関し、特に工具刃先位置の調節が可能な保持装
置に関するものである。
このような工具保持装置の一種に、偏心スリー
ブの回転によつてその回転中心線に直角な方向に
切削工具の刃先位置が調節可能とされるものがあ
る。その種の保持装置では、ホルダ本体に設けら
れた円形断面の嵌合穴に偏心スリーブを介して工
具保持体が嵌合されるのが普通であるが、従来の
保持装置においては、偏心スリーブが嵌合穴内に
おいてすべり回転可能とされる必要上、偏心スリ
ーブとホルダ本体および工持保持体との間に微小
クリアランスが生じることを避け得ず、そのクリ
アランスが累積することで切削加工時の工具保持
精度ひいては刃先位置精度に狂いが生じて、高精
度の切削加工が行ない難い欠点があつた。
ブの回転によつてその回転中心線に直角な方向に
切削工具の刃先位置が調節可能とされるものがあ
る。その種の保持装置では、ホルダ本体に設けら
れた円形断面の嵌合穴に偏心スリーブを介して工
具保持体が嵌合されるのが普通であるが、従来の
保持装置においては、偏心スリーブが嵌合穴内に
おいてすべり回転可能とされる必要上、偏心スリ
ーブとホルダ本体および工持保持体との間に微小
クリアランスが生じることを避け得ず、そのクリ
アランスが累積することで切削加工時の工具保持
精度ひいては刃先位置精度に狂いが生じて、高精
度の切削加工が行ない難い欠点があつた。
本発明はこのような事情を背景として、刃先位
置調節が可能でありながら機能部材間に微小クリ
アランスが存在せず、高い加工寸法精度が得られ
る切削工具保持装置を提供することを目的として
なされたものである。
置調節が可能でありながら機能部材間に微小クリ
アランスが存在せず、高い加工寸法精度が得られ
る切削工具保持装置を提供することを目的として
なされたものである。
この目的を達成するために、本発明に係る保持
装置は、(a)円形断面の嵌合穴を備えた第1部材
と、(b)上記嵌合穴の内周面に沿つてその穴の中心
線に平行に配列された複数のボールから成る1列
以上のボール列と、円筒状をなし、そのボール列
をそれに属する各ボールが外周面および内周面か
ら僅かに突出しかつ半径方向に移動し得るように
保持するボールリテーナとを備えるとともに、上
記ボール列のすべてに、またはそのボール列のす
べてと上記ボールリテーナとにそれぞれ内接およ
び外接する内接円筒と外接円筒とが互に偏心させ
られた偏心ボールスリーブと、(c)偏心ボールスリ
ーブを介して上記嵌合穴にしまり嵌めされる円形
断面の嵌合突起を備えた第2部材と、(d)第1部材
と第2部材との上記嵌合穴の中心線のまわりの相
対回転を防止する相対回転防止手段と、(e)相対回
転を防止された第1部材と第2部材との間で偏心
ボールスリーブを所望角度回転させる回転手段と
を含み、かつ、第1部材と第2部材のいずれか一
方が工作機械の工具取付部に取り付けられ、他方
に切削工具が取り付けられて、偏心ボールスリー
ブの回転によつて切削工具の刃先の工作機械の工
具取付部に対する相対位置が上記嵌合穴の中心線
に直角な方向に調節可能となされたことを特徴と
するものである。
装置は、(a)円形断面の嵌合穴を備えた第1部材
と、(b)上記嵌合穴の内周面に沿つてその穴の中心
線に平行に配列された複数のボールから成る1列
以上のボール列と、円筒状をなし、そのボール列
をそれに属する各ボールが外周面および内周面か
ら僅かに突出しかつ半径方向に移動し得るように
保持するボールリテーナとを備えるとともに、上
記ボール列のすべてに、またはそのボール列のす
べてと上記ボールリテーナとにそれぞれ内接およ
び外接する内接円筒と外接円筒とが互に偏心させ
られた偏心ボールスリーブと、(c)偏心ボールスリ
ーブを介して上記嵌合穴にしまり嵌めされる円形
断面の嵌合突起を備えた第2部材と、(d)第1部材
と第2部材との上記嵌合穴の中心線のまわりの相
対回転を防止する相対回転防止手段と、(e)相対回
転を防止された第1部材と第2部材との間で偏心
ボールスリーブを所望角度回転させる回転手段と
を含み、かつ、第1部材と第2部材のいずれか一
方が工作機械の工具取付部に取り付けられ、他方
に切削工具が取り付けられて、偏心ボールスリー
ブの回転によつて切削工具の刃先の工作機械の工
具取付部に対する相対位置が上記嵌合穴の中心線
に直角な方向に調節可能となされたことを特徴と
するものである。
このような工具保持装置においては、第1部材
の嵌合穴に偏心ボールスリーブを介して第2部材
の嵌合突起がしまり嵌めされることにより、かか
る組付状態において偏心ボールスリーブのボール
列に属する各ボールが予荷重をかけられて弾性的
に圧縮変形した状態となる。つまりボールが一種
のばね部材として利用されるのであり、その圧縮
反力(弾性力)によつて第1部材、第2部材さら
に偏心ボールスリーブが互いに力を及ぼし合うこ
ととなるため、それら3者間に微小クリアランス
が生じること、言い換ればガタが生じることがな
い。従つて、切削加工法の工具保持精度が極めて
高く、加工寸法が高精度に維持され得る。しかも
刃先位置の調節の際には、圧縮変形させられた状
態の各ボールが第1部材の嵌合穴の内周面に沿つ
て移動することにより偏心ボールスリーブの回転
が許容されるため、刃先位置調節機能が損われる
こともないのである。
の嵌合穴に偏心ボールスリーブを介して第2部材
の嵌合突起がしまり嵌めされることにより、かか
る組付状態において偏心ボールスリーブのボール
列に属する各ボールが予荷重をかけられて弾性的
に圧縮変形した状態となる。つまりボールが一種
のばね部材として利用されるのであり、その圧縮
反力(弾性力)によつて第1部材、第2部材さら
に偏心ボールスリーブが互いに力を及ぼし合うこ
ととなるため、それら3者間に微小クリアランス
が生じること、言い換ればガタが生じることがな
い。従つて、切削加工法の工具保持精度が極めて
高く、加工寸法が高精度に維持され得る。しかも
刃先位置の調節の際には、圧縮変形させられた状
態の各ボールが第1部材の嵌合穴の内周面に沿つ
て移動することにより偏心ボールスリーブの回転
が許容されるため、刃先位置調節機能が損われる
こともないのである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
説明する。
第1図乃至第3図は、ドリル、リーマ、溝フラ
イスあるいは中ぐり工具等の回転切削工具を保持
する工具保持装置に本発明を適用した場合の実施
例を示す図であり、各図の符号2はホルダ本体を
示す。ホルダ本体2は第1部材に相当するもので
あつてテーパ付の取付軸部4を備え、その取付軸
部4において、図示はしないが回転切削機械の工
具取付部たるスピルドルの嵌合穴に嵌合され、か
つ、ねじ穴6に螺合されるボルトにより締め上げ
られるとともに、第3図に示すホルダ本体2側の
嵌合溝8にスピンドル側の嵌合突起が嵌まり込む
ことでスピンドルに対する相対回転が防止され
る。
イスあるいは中ぐり工具等の回転切削工具を保持
する工具保持装置に本発明を適用した場合の実施
例を示す図であり、各図の符号2はホルダ本体を
示す。ホルダ本体2は第1部材に相当するもので
あつてテーパ付の取付軸部4を備え、その取付軸
部4において、図示はしないが回転切削機械の工
具取付部たるスピルドルの嵌合穴に嵌合され、か
つ、ねじ穴6に螺合されるボルトにより締め上げ
られるとともに、第3図に示すホルダ本体2側の
嵌合溝8にスピンドル側の嵌合突起が嵌まり込む
ことでスピンドルに対する相対回転が防止され
る。
ホルダ本体2の、取付軸部4とは反対側の端面
10が第1端面に相当し、その端面10には円形
断面の嵌合穴12が形成されている。嵌合穴12
は取付軸部4と同心に設けられており、その底部
には座ぐり穴14が形成され、さらに座ぐり穴1
4に続いて上記ねじ穴16に連続する貫通穴16
が設けられている。ホルダ本体2の嵌合穴12に
はフランジ付円筒状をなすボールリテーナ18が
嵌合されている。
10が第1端面に相当し、その端面10には円形
断面の嵌合穴12が形成されている。嵌合穴12
は取付軸部4と同心に設けられており、その底部
には座ぐり穴14が形成され、さらに座ぐり穴1
4に続いて上記ねじ穴16に連続する貫通穴16
が設けられている。ホルダ本体2の嵌合穴12に
はフランジ付円筒状をなすボールリテーナ18が
嵌合されている。
ボールリテーナ18は、第4図および第5図に
示すように外周円筒面の中心線O1(第4図にお
いてはそれが投影された点として表わされてい
る。以下同様)と、内周円筒面の中心線O2とが
寸法αだけ偏心させられており、ボールリテーナ
18の壁部には、上記中心線O1,O2を含む平面
に関して対称位置、つまり内周面と外周面とが最
も近接する部位を基準にそこから両方向にそれぞ
れ等角度(本実施例では約60゜)隔たつた位置に
おいて、円形断面のボール保持穴22の群が1列
づつ設けられている。第5図から明らかなように
各列のボール保持穴22は、上記中心線O1,O2
に平行な方向に等間隔に、かつボールリテーナ1
8の内周面から外周面まで半経方向に貫通して複
数個(本実施では6個)設けられ、その部分のボ
ールリテーナ18の肉厚寸法よりやや大きい穴径
を有している。それら各列のボール保持穴22の
各々に、第3図に示すように鋼製のボール24が
1個づつ収容されることによつて、ホルダ本体2
の嵌合穴12の内周面に沿つてその穴12の中心
線に平行に6個づつのボール24が配列され、そ
れらのボール24から2列のボール列が構成され
ており、さらに各々のボール列とそれらのボール
列を保持するボールリテーナ18とによつて偏心
ボールスリーブ26が構成されている。偏心ボー
ルスリーブというのは、ボールを備えたスリーブ
全体が偏心形状をなしているという意味である。
示すように外周円筒面の中心線O1(第4図にお
いてはそれが投影された点として表わされてい
る。以下同様)と、内周円筒面の中心線O2とが
寸法αだけ偏心させられており、ボールリテーナ
18の壁部には、上記中心線O1,O2を含む平面
に関して対称位置、つまり内周面と外周面とが最
も近接する部位を基準にそこから両方向にそれぞ
れ等角度(本実施例では約60゜)隔たつた位置に
おいて、円形断面のボール保持穴22の群が1列
づつ設けられている。第5図から明らかなように
各列のボール保持穴22は、上記中心線O1,O2
に平行な方向に等間隔に、かつボールリテーナ1
8の内周面から外周面まで半経方向に貫通して複
数個(本実施では6個)設けられ、その部分のボ
ールリテーナ18の肉厚寸法よりやや大きい穴径
を有している。それら各列のボール保持穴22の
各々に、第3図に示すように鋼製のボール24が
1個づつ収容されることによつて、ホルダ本体2
の嵌合穴12の内周面に沿つてその穴12の中心
線に平行に6個づつのボール24が配列され、そ
れらのボール24から2列のボール列が構成され
ており、さらに各々のボール列とそれらのボール
列を保持するボールリテーナ18とによつて偏心
ボールスリーブ26が構成されている。偏心ボー
ルスリーブというのは、ボールを備えたスリーブ
全体が偏心形状をなしているという意味である。
ボール24はすべて同じ大きさで、ボール保持
穴22の長さより僅かに大きい直径を有するもの
であり、他方ボールリテーナ18は、上記ボール
列に属する各ボール24が外周面および内周面か
ら僅かに(例えば0.05mm〜0.003mm程度)突出し
得るように各ボール列を保持するものであつて、
ホルダ本体2の嵌合穴12に精度よく嵌合する外
径寸法を有している。そして、偏心ボールスリー
ブ26を模型的に示す第6図から明らかなよう
に、複数のボール24からなる2列のボール列の
すべてとボールリテーナ18とに内接する内接円
筒C1、および同様に外接する外接円筒C2とを想
定すると、それらの中心線O1′,O2′が互いに偏心
量α′だけ偏心させられており、図では理解を容
易にするために特徴部分がかなり誇張して表わさ
れているが、本実施例の場合には偏心量α′の方
がボールリテーナ18自体の内・外周面中心線
O1,O2の前記偏心量αより僅かながら小さいこ
とになる。第1図等に示すようにボールリテーナ
18の一端部、言い換れば偏心ボールスリーブ2
6の一端部には、半径方向外向きに円形のフラン
ジ28が形成されており、このフランジ28が嵌
合穴12の開口部端面つまりホルダ本体2の前記
端面10に面接触することにより、偏心ボールス
リーブ26の嵌合量が規定される。
穴22の長さより僅かに大きい直径を有するもの
であり、他方ボールリテーナ18は、上記ボール
列に属する各ボール24が外周面および内周面か
ら僅かに(例えば0.05mm〜0.003mm程度)突出し
得るように各ボール列を保持するものであつて、
ホルダ本体2の嵌合穴12に精度よく嵌合する外
径寸法を有している。そして、偏心ボールスリー
ブ26を模型的に示す第6図から明らかなよう
に、複数のボール24からなる2列のボール列の
すべてとボールリテーナ18とに内接する内接円
筒C1、および同様に外接する外接円筒C2とを想
定すると、それらの中心線O1′,O2′が互いに偏心
量α′だけ偏心させられており、図では理解を容
易にするために特徴部分がかなり誇張して表わさ
れているが、本実施例の場合には偏心量α′の方
がボールリテーナ18自体の内・外周面中心線
O1,O2の前記偏心量αより僅かながら小さいこ
とになる。第1図等に示すようにボールリテーナ
18の一端部、言い換れば偏心ボールスリーブ2
6の一端部には、半径方向外向きに円形のフラン
ジ28が形成されており、このフランジ28が嵌
合穴12の開口部端面つまりホルダ本体2の前記
端面10に面接触することにより、偏心ボールス
リーブ26の嵌合量が規定される。
ホルダ本体2の嵌合穴12には、偏心ボールス
リーブ26を介してソケツト30が嵌合されてい
る。ソケツト30は、第1部材たるホルダ本体2
に対して第2部材としての役割を果すものであつ
て、円形基部の端面32(これが第2端面に相当
する)の中心部にその端面32に直角に突設され
た円形断面の嵌合突起34を有するものであり、
視点を変てみれば半径方向外向きのフランジ36
を一端に備えた円柱状をなしている。ソケツト3
0の嵌合突起34の外径寸法は、第6図に示した
偏心ボールスリーブ26の前記内接円筒C1の直
径より僅かに大きくされているが、ボールリテー
ナ18の内周円筒面の直径よりは僅かに小さいか
等しくされており、その嵌合突起34が偏心ボー
ルスリーブ26の内側つまり上記内接円筒C1に
対してしまり嵌めされてホルダ本体2の嵌合穴1
2内に保持される一方、ソケツトフランジ36が
偏心ボールスリーブ26のフランジ28に着座す
ることでソケツト30の嵌合量が規定される。
リーブ26を介してソケツト30が嵌合されてい
る。ソケツト30は、第1部材たるホルダ本体2
に対して第2部材としての役割を果すものであつ
て、円形基部の端面32(これが第2端面に相当
する)の中心部にその端面32に直角に突設され
た円形断面の嵌合突起34を有するものであり、
視点を変てみれば半径方向外向きのフランジ36
を一端に備えた円柱状をなしている。ソケツト3
0の嵌合突起34の外径寸法は、第6図に示した
偏心ボールスリーブ26の前記内接円筒C1の直
径より僅かに大きくされているが、ボールリテー
ナ18の内周円筒面の直径よりは僅かに小さいか
等しくされており、その嵌合突起34が偏心ボー
ルスリーブ26の内側つまり上記内接円筒C1に
対してしまり嵌めされてホルダ本体2の嵌合穴1
2内に保持される一方、ソケツトフランジ36が
偏心ボールスリーブ26のフランジ28に着座す
ることでソケツト30の嵌合量が規定される。
ソケツト嵌合突起34がしまり嵌めされた状態
では、その外周面と嵌合穴12の内周面との間で
上記ボール列に属する各ボール24が弾性的に圧
縮変形させられた状態となり、弾性体として機能
するそれらボール24の弾性(ばね)作用によ
り、ソケツト嵌合突起34がボール弾性力の合力
の方向に積極的に付勢されてボールリテーナ18
の内周面に押付けられた状態に保たれる。従つ
て、ホルダ本体2と偏心ボールスリーブ26とソ
ケツト30との間に作用・反作用力が働いてそれ
ら3部材間にクリアランスが存在する余地がな
く、相互にガタのない安定な状態に維持される。
なお、ソケツト嵌合突起34のしまり嵌めに際し
ては、ホルダ本体2の嵌合穴12に偏心ボールス
リーブ26を嵌合した後、ソケツト36をスリー
ブ26内に適宜の手法で押込むことも可能である
し、予めソケツト30を偏心ボールスリーブ26
に嵌合してから、それらを嵌合穴12に圧入等す
ることも可能である。
では、その外周面と嵌合穴12の内周面との間で
上記ボール列に属する各ボール24が弾性的に圧
縮変形させられた状態となり、弾性体として機能
するそれらボール24の弾性(ばね)作用によ
り、ソケツト嵌合突起34がボール弾性力の合力
の方向に積極的に付勢されてボールリテーナ18
の内周面に押付けられた状態に保たれる。従つ
て、ホルダ本体2と偏心ボールスリーブ26とソ
ケツト30との間に作用・反作用力が働いてそれ
ら3部材間にクリアランスが存在する余地がな
く、相互にガタのない安定な状態に維持される。
なお、ソケツト嵌合突起34のしまり嵌めに際し
ては、ホルダ本体2の嵌合穴12に偏心ボールス
リーブ26を嵌合した後、ソケツト36をスリー
ブ26内に適宜の手法で押込むことも可能である
し、予めソケツト30を偏心ボールスリーブ26
に嵌合してから、それらを嵌合穴12に圧入等す
ることも可能である。
ソケツト30には、その軸心と同心にフランジ
36側の端面から有底の工具保持穴38が形成さ
れており、その保持穴38に中ぐり工具等の軸部
が挿入され、かつねじ穴40に締込まれる止めね
じで押えられるとともに、切刃を有する工具本体
部がソケツト30から一定寸法突出る状態で工具
の中間フランジがソケツト30のフランジ36に
対して、ねじ穴42に締込まれるボルトによつて
締結される。
36側の端面から有底の工具保持穴38が形成さ
れており、その保持穴38に中ぐり工具等の軸部
が挿入され、かつねじ穴40に締込まれる止めね
じで押えられるとともに、切刃を有する工具本体
部がソケツト30から一定寸法突出る状態で工具
の中間フランジがソケツト30のフランジ36に
対して、ねじ穴42に締込まれるボルトによつて
締結される。
ソケツト30の、工具保持穴38が設けられた
側とは反対側の端面には、ばね受部材44がボル
ト46によつて固定されている。このばね受部材
44とホルダ本体2との間には皿ばね48が一定
の圧縮予荷重をもつて装着されており、その弾性
力によつてソケツト30がホルダ本体2の嵌合穴
12内に引込まれる方向に付勢されている。言い
換れば皿ばね48は、偏心ボールスリーブ26の
フランジ28を介してソケツト30の端面32と
ホルダ本体2の端面10とを密着させるように両
部材を付勢するものであつて、付勢手段としての
役割を果す。
側とは反対側の端面には、ばね受部材44がボル
ト46によつて固定されている。このばね受部材
44とホルダ本体2との間には皿ばね48が一定
の圧縮予荷重をもつて装着されており、その弾性
力によつてソケツト30がホルダ本体2の嵌合穴
12内に引込まれる方向に付勢されている。言い
換れば皿ばね48は、偏心ボールスリーブ26の
フランジ28を介してソケツト30の端面32と
ホルダ本体2の端面10とを密着させるように両
部材を付勢するものであつて、付勢手段としての
役割を果す。
ソケツト30の端面32には、外周縁から半径
方向内側に向つてU字形の切欠50が形成されて
いる一方、ホルダ本体2の端面10には上記嵌合
穴12の中心線に平行にピン穴52が設けられ、
そのピン穴52に圧入されたピン54が、偏心ボ
ールスリーブ26のフランジ28に設けられた円
弧状の長穴56を貫通してU字形の切欠50に嵌
め入れられている。第2図に示すようにピン54
は、切欠50の互いに平行な両側壁間にほとんど
隙間なく係合させられ、それらの係合によつてホ
ルダ本体2とソケツト30との嵌合穴12の中心
線まわりの相対回転が防止されており、ピン54
および切欠50が相対回転防止手段を構成してい
る。一方、偏心ボールスリーブ26の円弧状の長
穴56は、ピン54の直径より幾分広い巾をもつ
てほぼ半円周の円弧に沿つて形成されており、従
つて相対回転を防止されたホルダ本体2とソケツ
ト30との間で、偏心ボールスリーブ26の回転
が長穴56の一端から他端までのほぼ180゜の角
度範囲内で許容される。
方向内側に向つてU字形の切欠50が形成されて
いる一方、ホルダ本体2の端面10には上記嵌合
穴12の中心線に平行にピン穴52が設けられ、
そのピン穴52に圧入されたピン54が、偏心ボ
ールスリーブ26のフランジ28に設けられた円
弧状の長穴56を貫通してU字形の切欠50に嵌
め入れられている。第2図に示すようにピン54
は、切欠50の互いに平行な両側壁間にほとんど
隙間なく係合させられ、それらの係合によつてホ
ルダ本体2とソケツト30との嵌合穴12の中心
線まわりの相対回転が防止されており、ピン54
および切欠50が相対回転防止手段を構成してい
る。一方、偏心ボールスリーブ26の円弧状の長
穴56は、ピン54の直径より幾分広い巾をもつ
てほぼ半円周の円弧に沿つて形成されており、従
つて相対回転を防止されたホルダ本体2とソケツ
ト30との間で、偏心ボールスリーブ26の回転
が長穴56の一端から他端までのほぼ180゜の角
度範囲内で許容される。
偏心ボールスリーブ26のフランジ28の外周
面には、第1図などで示すように偏心ボールスリ
ーブ26を所望角度回転させるためのレンチ係合
用穴58が設けられており、本実施例ではこれが
偏心ボールスリーブ26の回転手段として機能す
る。そして第7図に示すように、ソケツト30の
フランジ36の外周面には多数の目盛線60が刻
設される一方、スリーブフランジ28の外周面に
は基準線62が刻設され、これらが共同して偏心
ボールスリーブ26の回動量を示すのである。
面には、第1図などで示すように偏心ボールスリ
ーブ26を所望角度回転させるためのレンチ係合
用穴58が設けられており、本実施例ではこれが
偏心ボールスリーブ26の回転手段として機能す
る。そして第7図に示すように、ソケツト30の
フランジ36の外周面には多数の目盛線60が刻
設される一方、スリーブフランジ28の外周面に
は基準線62が刻設され、これらが共同して偏心
ボールスリーブ26の回動量を示すのである。
以上のような工具保持装置にあつては、第6図
に模型的に示すように切削工具を直接的に保持す
るソケツト30が、非切削状態で2列のボール列
の各ボール24と前記ボールリテーナ18の内周
面とのほぼ等角度間隔の3箇所において、各ボー
ル24の弾性力を受けた状態でホルダ本体2の嵌
合穴12に対してクリアランスなく保持され得る
ため、その保持精度が非常によい。また切削状態
において工具に特に大きな切削負荷が加えられた
場合には、上記各ボール24がさらに弾性的に圧
縮変形して、それらボール24近傍のボールリテ
ーナ18の内周面や外周面と共同して面接触状態
でその切削負荷を受け得るため、重切削のときに
も工具刃先位置精度が高く、高精度の加工寸法が
得られる。
に模型的に示すように切削工具を直接的に保持す
るソケツト30が、非切削状態で2列のボール列
の各ボール24と前記ボールリテーナ18の内周
面とのほぼ等角度間隔の3箇所において、各ボー
ル24の弾性力を受けた状態でホルダ本体2の嵌
合穴12に対してクリアランスなく保持され得る
ため、その保持精度が非常によい。また切削状態
において工具に特に大きな切削負荷が加えられた
場合には、上記各ボール24がさらに弾性的に圧
縮変形して、それらボール24近傍のボールリテ
ーナ18の内周面や外周面と共同して面接触状態
でその切削負荷を受け得るため、重切削のときに
も工具刃先位置精度が高く、高精度の加工寸法が
得られる。
切削工具の刃先の摩耗補償や、切刃ないし工具
自体の交換等のために刃先位置調節が必要となつ
た場合には、レンチ係合用穴58にレンチを挿入
して、目盛線60等を見ながら必要な角度だけ偏
心ボールスリーブ26を回転させてやれば、前記
内接円筒C1と外接円筒C2との偏心に基づき、回
転切削機械のスピルドン中心線に対する切刃刃先
の相対位置が、ホルダ本体2の嵌合穴12を中心
線に直角な方向に変位させられ、その切削半径が
適切に調節される。偏心ボールスリーブ26が回
転操作されるときには、上記ボール列に属する各
ボール24やボールリテーナ18がホルダ本体2
とソケツト30との間ですべりながら回転させら
れることになるが、上記2者に対する偏心ボール
スリーブ26の接触面積が小さいために、その摩
擦力に打勝つのに要する操作力はそれ程大きくは
ならない。なお、ホルダ本体2の嵌合穴12の内
周面やソケツト30の外周面、および偏心ボール
スリーブ26の内・外周面等は、侵炭など適宜の
手段によつて表面硬化処理が施されていることが
望ましい。
自体の交換等のために刃先位置調節が必要となつ
た場合には、レンチ係合用穴58にレンチを挿入
して、目盛線60等を見ながら必要な角度だけ偏
心ボールスリーブ26を回転させてやれば、前記
内接円筒C1と外接円筒C2との偏心に基づき、回
転切削機械のスピルドン中心線に対する切刃刃先
の相対位置が、ホルダ本体2の嵌合穴12を中心
線に直角な方向に変位させられ、その切削半径が
適切に調節される。偏心ボールスリーブ26が回
転操作されるときには、上記ボール列に属する各
ボール24やボールリテーナ18がホルダ本体2
とソケツト30との間ですべりながら回転させら
れることになるが、上記2者に対する偏心ボール
スリーブ26の接触面積が小さいために、その摩
擦力に打勝つのに要する操作力はそれ程大きくは
ならない。なお、ホルダ本体2の嵌合穴12の内
周面やソケツト30の外周面、および偏心ボール
スリーブ26の内・外周面等は、侵炭など適宜の
手段によつて表面硬化処理が施されていることが
望ましい。
次に、第8図乃至第10図に基づいて本発明の
別の実施例を説明する。
別の実施例を説明する。
この実施例では偏心ボールスリーブ64が半径
方向外向きのフランジを有しておらず、従つてホ
ルダ本体2の端面10とソケツト30の端面32
とがフランジを介することなく直接に皿ばね48
の弾性力によつて密着させられている。その代わ
りに、ボールリテーナ66の外周面には円周方向
の全周にわたつてウオームギヤ歯68が形成され
て、そのボールリテーナ66がウオームホイール
として機能するようにされており、第10図から
明らかなようにウオームギヤ歯68が形成された
部分を避けてボール24が配列されている。一
方、ホルダ本体2にはウオーム収容穴70が設け
られ、その穴70の中心線が本体2の嵌合穴12
の中心線と直角に立体交差し、かつ収容穴70と
嵌合穴12とが互いに一部干渉し合つて連通させ
られており、その収容穴70にウオーム72が収
容されている。ウオーム70は、ウオーム歯74
を外周に備えたねじスリーブ76がウオーム軸7
8に嵌合され、セツトスクリユ80等によつて相
対回転不能に一体化されたものであり、ウオーム
軸78は、収容穴70の両端部に設けられた軸受
部82,82に、嵌合穴12のほぼ接線方向にお
いて軸方向の移動が規制された状態で回転可能に
保持されており、ウオーム軸78の頭部84には
レンチ係合用穴86が形成されている。そして、
このようなウオーム72と歯74とボールリテー
ナ66の歯68とが噛み合わされてウオームギヤ
装置が構成され、本実施例ではそのギヤ装置が偏
心ボールスリーブ64を回転させる回転手段の役
割を果たしており、レンチ係合用穴86に係合さ
せられるレンチを介してウオーム72が回転操作
されれば、その1回転ごとに、相対回転を防止さ
れたソケツト30とホルダ本体2との間で偏心ボ
ールスリーブ64が微小角度づつ回転させられる
のである。その他の部分については前記実施例と
同様であるため、同一の符号を図面に付して説明
を省略する。
方向外向きのフランジを有しておらず、従つてホ
ルダ本体2の端面10とソケツト30の端面32
とがフランジを介することなく直接に皿ばね48
の弾性力によつて密着させられている。その代わ
りに、ボールリテーナ66の外周面には円周方向
の全周にわたつてウオームギヤ歯68が形成され
て、そのボールリテーナ66がウオームホイール
として機能するようにされており、第10図から
明らかなようにウオームギヤ歯68が形成された
部分を避けてボール24が配列されている。一
方、ホルダ本体2にはウオーム収容穴70が設け
られ、その穴70の中心線が本体2の嵌合穴12
の中心線と直角に立体交差し、かつ収容穴70と
嵌合穴12とが互いに一部干渉し合つて連通させ
られており、その収容穴70にウオーム72が収
容されている。ウオーム70は、ウオーム歯74
を外周に備えたねじスリーブ76がウオーム軸7
8に嵌合され、セツトスクリユ80等によつて相
対回転不能に一体化されたものであり、ウオーム
軸78は、収容穴70の両端部に設けられた軸受
部82,82に、嵌合穴12のほぼ接線方向にお
いて軸方向の移動が規制された状態で回転可能に
保持されており、ウオーム軸78の頭部84には
レンチ係合用穴86が形成されている。そして、
このようなウオーム72と歯74とボールリテー
ナ66の歯68とが噛み合わされてウオームギヤ
装置が構成され、本実施例ではそのギヤ装置が偏
心ボールスリーブ64を回転させる回転手段の役
割を果たしており、レンチ係合用穴86に係合さ
せられるレンチを介してウオーム72が回転操作
されれば、その1回転ごとに、相対回転を防止さ
れたソケツト30とホルダ本体2との間で偏心ボ
ールスリーブ64が微小角度づつ回転させられる
のである。その他の部分については前記実施例と
同様であるため、同一の符号を図面に付して説明
を省略する。
このように構成された工具保持装置においても
前記実施例と同様の作用効果が得られ、加えて、
偏心ボールスリーブ64の回転量がより精緻に制
御され得て、刃先位置の調節精度が高められる利
点があり、また、小さい回転操作力で偏心ボール
スリーブ64を回転させ得る効果も生じる。
前記実施例と同様の作用効果が得られ、加えて、
偏心ボールスリーブ64の回転量がより精緻に制
御され得て、刃先位置の調節精度が高められる利
点があり、また、小さい回転操作力で偏心ボール
スリーブ64を回転させ得る効果も生じる。
以上、本発明の二つの実施例を説明したが、そ
れらは文字通り例示であつて、本発明はその他の
態様でも実施可能である。例えば、これまでの実
施例では、ボールリテーナに設けられた複数のボ
ール保持穴の各々に1個づつのボールが収容され
ていたが、ボール保持穴が長穴状あるいは切欠状
に適数設けられ、そこに2個以上のボールが収容
されてボール列が形成される態様であつても差支
えない。それらボール自体に関しては、前記実施
例では鋼製のものを例にとつたが、必ずしもそれ
に限られるわけではなく、前述のような弾性保持
機能が発揮され得るならば、例えば硬質合成樹脂
製のもの等の採用も可能である。なお、この場合
の片側突出量は0.5〜0.05mmが望ましい。
れらは文字通り例示であつて、本発明はその他の
態様でも実施可能である。例えば、これまでの実
施例では、ボールリテーナに設けられた複数のボ
ール保持穴の各々に1個づつのボールが収容され
ていたが、ボール保持穴が長穴状あるいは切欠状
に適数設けられ、そこに2個以上のボールが収容
されてボール列が形成される態様であつても差支
えない。それらボール自体に関しては、前記実施
例では鋼製のものを例にとつたが、必ずしもそれ
に限られるわけではなく、前述のような弾性保持
機能が発揮され得るならば、例えば硬質合成樹脂
製のもの等の採用も可能である。なお、この場合
の片側突出量は0.5〜0.05mmが望ましい。
また、前記実施例ではボール列が2列形成され
ていたが、1列のボール列だけであつても相応の
効果があり、他方、3列以上のボール列を形成す
ることもできる。その場合には、各ボール列ごと
にそれらに属するボールの径が変えられ、相対的
に大径のボールを有するボール列から小径のボー
ルを有するボール列に向つて段階的に各列に属す
るボールの径が小さくされることになり、それに
よつてそれらボール列のすべてにそれぞれ内接お
よび外接する内接円筒および外接円筒とが互いに
偏心させられる。つまり、上記両円筒を偏心させ
るためには、ボールリテーナの内周面と外周面と
を互いに偏心させる以外に、複数のボール列のボ
ール径を変えることによつても実現するわけであ
る。
ていたが、1列のボール列だけであつても相応の
効果があり、他方、3列以上のボール列を形成す
ることもできる。その場合には、各ボール列ごと
にそれらに属するボールの径が変えられ、相対的
に大径のボールを有するボール列から小径のボー
ルを有するボール列に向つて段階的に各列に属す
るボールの径が小さくされることになり、それに
よつてそれらボール列のすべてにそれぞれ内接お
よび外接する内接円筒および外接円筒とが互いに
偏心させられる。つまり、上記両円筒を偏心させ
るためには、ボールリテーナの内周面と外周面と
を互いに偏心させる以外に、複数のボール列のボ
ール径を変えることによつても実現するわけであ
る。
さらに、前記実施例では工機機械に取付けられ
るホルダ本体に嵌合穴が、また切削工具が取付け
られるソケツトに嵌合突起が設けられていたが、
それを逆にしてホルダ本体に嵌合突起を、ソケツ
トにその突起が嵌合する嵌合穴をそれぞれ設ける
こともできる。この場合にはホルダ本体が第2部
材に、ソケツトが第1部材にそれぞれ相当するこ
とになる。
るホルダ本体に嵌合穴が、また切削工具が取付け
られるソケツトに嵌合突起が設けられていたが、
それを逆にしてホルダ本体に嵌合突起を、ソケツ
トにその突起が嵌合する嵌合穴をそれぞれ設ける
こともできる。この場合にはホルダ本体が第2部
材に、ソケツトが第1部材にそれぞれ相当するこ
とになる。
更に、第8図乃至第10図に示した実施例に例
えば第11図に示すようなクランプ装置を付加す
れば、工具保持精度のみならず工具保持剛性が高
められ、荒加工又は中仕上げ加工から仕上げ加工
まで一工程で行なうことが可能となる。図におい
て90はクランプシヤフトであり、ソケツト30
の底壁を貫通して延びている。クランプシヤフト
90の先端にはナツト92が螺合され、このナツ
ト92とソケツト30の底壁との間に皿ばね94
が配設されている。クランプシラフト90の後端
部はホルダ本体2のクランプシヤフト穴96に嵌
合されているが、この後端部には軸心に直角な方
向に一定深さの丸穴98が設けられ、この丸穴9
8の底部から奥に向つて内径が漸減するようにさ
れている第1テーパ穴部100が形成されてい
る。この丸穴98の反対側から軸心に直角で、か
つ第1テーパ穴部100より後方、すなわちクラ
ンプシヤフト90の後端部寄りに一定距離偏心し
た位置に、外側から奥に向うにつれて内径が漸減
する第2テーパ穴部102が形成され、第1テー
パ穴部100と第2テーパ穴部102とを連結す
る連結穴104が設けられている。この連結穴1
04の中心線は第1テーパ穴部100の中心線と
第2テーパ穴部102の中心線との間にくるよう
にされるとともに、それら中心線と連結穴104
の中心線とは、クランプシヤフト90の軸を通る
一平面上にあるようにされている。
えば第11図に示すようなクランプ装置を付加す
れば、工具保持精度のみならず工具保持剛性が高
められ、荒加工又は中仕上げ加工から仕上げ加工
まで一工程で行なうことが可能となる。図におい
て90はクランプシヤフトであり、ソケツト30
の底壁を貫通して延びている。クランプシヤフト
90の先端にはナツト92が螺合され、このナツ
ト92とソケツト30の底壁との間に皿ばね94
が配設されている。クランプシラフト90の後端
部はホルダ本体2のクランプシヤフト穴96に嵌
合されているが、この後端部には軸心に直角な方
向に一定深さの丸穴98が設けられ、この丸穴9
8の底部から奥に向つて内径が漸減するようにさ
れている第1テーパ穴部100が形成されてい
る。この丸穴98の反対側から軸心に直角で、か
つ第1テーパ穴部100より後方、すなわちクラ
ンプシヤフト90の後端部寄りに一定距離偏心し
た位置に、外側から奥に向うにつれて内径が漸減
する第2テーパ穴部102が形成され、第1テー
パ穴部100と第2テーパ穴部102とを連結す
る連結穴104が設けられている。この連結穴1
04の中心線は第1テーパ穴部100の中心線と
第2テーパ穴部102の中心線との間にくるよう
にされるとともに、それら中心線と連結穴104
の中心線とは、クランプシヤフト90の軸を通る
一平面上にあるようにされている。
ホルダ本体2には、前記クランプシヤフト穴9
6の軸心に対して直角に貫通孔110が設けら
れ、この貫通穴10には右ねじを有するねじ穴部
112が形成されており、このねじ穴部112に
はクランプねじ114が螺合されている。クラン
プねじ114は、ねじ穴部112に螺合する右ね
じ部116と、前記右ねじ部116の谷径より若
干小さい径を有するストレート部118と、先端
に向つて径が漸減するテーパ軸部120と、左ね
じを有する左ねじ部122と、クランプねじ11
4を回転させるための六角穴124とを備えてお
り、テーパ軸部120の直径は前記第1テーパ穴
部100の直径より小さくされ、かつ両者のテー
パ角は同じとされている。
6の軸心に対して直角に貫通孔110が設けら
れ、この貫通穴10には右ねじを有するねじ穴部
112が形成されており、このねじ穴部112に
はクランプねじ114が螺合されている。クラン
プねじ114は、ねじ穴部112に螺合する右ね
じ部116と、前記右ねじ部116の谷径より若
干小さい径を有するストレート部118と、先端
に向つて径が漸減するテーパ軸部120と、左ね
じを有する左ねじ部122と、クランプねじ11
4を回転させるための六角穴124とを備えてお
り、テーパ軸部120の直径は前記第1テーパ穴
部100の直径より小さくされ、かつ両者のテー
パ角は同じとされている。
ホルダ本体の貫通穴110には、押出し金12
6が摺動可能かつ回転可能に嵌合されており、こ
の押出し金126はクランプシヤフト90を押し
出す作用を為すテーパ軸部128が形成されてい
る。テーパ軸部128と第2テーパ穴部102の
テーパ角は同じとされている。押出し金126に
は、左ねじを有するねじ穴130が形成されてお
り、このねじ穴130にクランプねじ114の左
ねじ部122が螺合され、ロツクねじ132によ
り締め付けられてクランプねじ114と一体的に
回転するようにされている。クランプねじ114
を六角穴124により右まわりに回転させるとク
ランプねじ114が進み、テーパ軸部120がク
ランプシヤツト90の第1テーパ穴部100の内
面の後側部分を後方に押し、クランプシヤフト9
0を引き込み、逆にクランプねじ114を左回り
に回転させると押出し金126が一諸に回転しつ
つ移動し、テーパ軸部128が第2テーパ穴部1
02内面の前側部分を前方に押し、クランプシヤ
フト90が押し出されるようにされている。この
場合、押出し金126とクランプねじ114とは
左ねじにより螺合されているので、使用中にクラ
ンプねじ114を左回りに回転させる場合に押出
し金126が締り勝手となり、緩みが防止され
る。
6が摺動可能かつ回転可能に嵌合されており、こ
の押出し金126はクランプシヤフト90を押し
出す作用を為すテーパ軸部128が形成されてい
る。テーパ軸部128と第2テーパ穴部102の
テーパ角は同じとされている。押出し金126に
は、左ねじを有するねじ穴130が形成されてお
り、このねじ穴130にクランプねじ114の左
ねじ部122が螺合され、ロツクねじ132によ
り締め付けられてクランプねじ114と一体的に
回転するようにされている。クランプねじ114
を六角穴124により右まわりに回転させるとク
ランプねじ114が進み、テーパ軸部120がク
ランプシヤツト90の第1テーパ穴部100の内
面の後側部分を後方に押し、クランプシヤフト9
0を引き込み、逆にクランプねじ114を左回り
に回転させると押出し金126が一諸に回転しつ
つ移動し、テーパ軸部128が第2テーパ穴部1
02内面の前側部分を前方に押し、クランプシヤ
フト90が押し出されるようにされている。この
場合、押出し金126とクランプねじ114とは
左ねじにより螺合されているので、使用中にクラ
ンプねじ114を左回りに回転させる場合に押出
し金126が締り勝手となり、緩みが防止され
る。
このようなクランプ装置を備えた工具保持装置
においては、クランプシヤフト90を押し出して
皿ばね94のばね力を弱めた状態で偏心ボールス
リーブ64を回転させて刃先位置調節を行ない、
その後、クランプシヤフト90を引き込んで皿ば
ね94のばね力を高めることにより、ホルダ本体
2の端面10とソケツト30の端面32とを強く
密着させることができる。そのとき、ソケツト3
0とホルダ本体2とが本体2の嵌合穴12の中心
線方向において相対的に微小移動するが、その中
心線に直角な方向には刃先位置の変動がないた
め、刃先位置調節直後と変わらない高精度のクラ
ンプ状態が得られる。
においては、クランプシヤフト90を押し出して
皿ばね94のばね力を弱めた状態で偏心ボールス
リーブ64を回転させて刃先位置調節を行ない、
その後、クランプシヤフト90を引き込んで皿ば
ね94のばね力を高めることにより、ホルダ本体
2の端面10とソケツト30の端面32とを強く
密着させることができる。そのとき、ソケツト3
0とホルダ本体2とが本体2の嵌合穴12の中心
線方向において相対的に微小移動するが、その中
心線に直角な方向には刃先位置の変動がないた
め、刃先位置調節直後と変わらない高精度のクラ
ンプ状態が得られる。
その他、具体的な説明は割愛するが、特許請求
の範囲を逸脱することなく種々の改良、変形を加
えた態様で本発明を具現化し得ることはもちろん
である。
の範囲を逸脱することなく種々の改良、変形を加
えた態様で本発明を具現化し得ることはもちろん
である。
第1図は本発明の一実施例である切削工具保持
装置の縦断面図であり、第2図は同じく正面図、
第3図は第2図における−断面図である。第
4図は本装置のボールリテーナの正面図であり、
第5図は第4図における−断面図である。第
6図は本装置における偏心ボールスリーブを模型
的に示す説明図であり、第7図は本装置のソケツ
トと上記ボールリテーナとの組付状態を示す斜視
図である。第8図は本発明の別の実施例を示す縦
断面図であり、第9図はその一部切欠正面図、第
10図は第9図における−断面図である。第
11図は本発明の別の実施例の要部を示す縦断面
図である。 2:ホルダ本体(第1部材)、12:嵌合穴、
18,66:ボールリテーナ、22:ボール保持
穴、24:ボール、26,64:偏心ボールスリ
ーブ、28:フランジ、30:ソケツト(第2部
材)、32:端面(第2端面)、34:嵌合突起、
48,94:皿ばね、50:切欠、54:ピン、
56:長穴、68:ウオームギヤ歯、72:ウオ
ーム、78:ウオーム軸、90:クランプシヤフ
ト、114:クランプねじ。
装置の縦断面図であり、第2図は同じく正面図、
第3図は第2図における−断面図である。第
4図は本装置のボールリテーナの正面図であり、
第5図は第4図における−断面図である。第
6図は本装置における偏心ボールスリーブを模型
的に示す説明図であり、第7図は本装置のソケツ
トと上記ボールリテーナとの組付状態を示す斜視
図である。第8図は本発明の別の実施例を示す縦
断面図であり、第9図はその一部切欠正面図、第
10図は第9図における−断面図である。第
11図は本発明の別の実施例の要部を示す縦断面
図である。 2:ホルダ本体(第1部材)、12:嵌合穴、
18,66:ボールリテーナ、22:ボール保持
穴、24:ボール、26,64:偏心ボールスリ
ーブ、28:フランジ、30:ソケツト(第2部
材)、32:端面(第2端面)、34:嵌合突起、
48,94:皿ばね、50:切欠、54:ピン、
56:長穴、68:ウオームギヤ歯、72:ウオ
ーム、78:ウオーム軸、90:クランプシヤフ
ト、114:クランプねじ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 円形断面の嵌合穴を備えた第1部材と、 前記嵌合穴の内周面に沿つて該穴の中心線に平
行に配列された複数のボールから成る1列以上の
ボール列と、円筒状をなし、該ボール列をそれに
属する各ボールが外周面および内周面から僅かに
突出しかつ半径方向に移動し得るように保持する
ボールリテーナとを備えるとともに、前記ボール
列のすべてに、または該ボール列のすべてと前記
ボールリテーナとにそれぞれ内接および外接する
内接円筒と外接円筒とが互に偏心させられた偏心
ボールスリーブと、 該偏心ボールスリーブを介して前記嵌合穴にし
まり嵌めされる円形断面の嵌合突起を備えた第2
部材と、 前記第1部材と前記第2部材との前記嵌合穴の
中心線まわりの相対回転を防止する相対回転防止
手段と、 該相対回転を防止された第1部材と第2部材と
の間で前記偏心ボールスリーブを所望角度回転さ
せる回転手段と を含み、かつ、前記第1部材と前記第2部材との
いずれか一方が工作機械の工具取付部に取り付け
られ、他方に切削工具が取り付けられて、前記偏
心ボールスリーブの回転によつて前記切削工具の
刃先の前記工作機械の工具取付部に対する相対位
置が前記嵌合穴の中心線に直角な方向に調節可能
とされたことを特徴とする刃先位置の調節可能な
切削工具保持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57186626A JPS5976737A (ja) | 1982-10-22 | 1982-10-22 | 刃先位置の調節可能な切削工具保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57186626A JPS5976737A (ja) | 1982-10-22 | 1982-10-22 | 刃先位置の調節可能な切削工具保持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5976737A JPS5976737A (ja) | 1984-05-01 |
| JPS6133660B2 true JPS6133660B2 (ja) | 1986-08-04 |
Family
ID=16191867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57186626A Granted JPS5976737A (ja) | 1982-10-22 | 1982-10-22 | 刃先位置の調節可能な切削工具保持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5976737A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01155103U (ja) * | 1988-04-11 | 1989-10-25 | ||
| CN103495877A (zh) * | 2013-09-25 | 2014-01-08 | 南通东方科技有限公司 | 一种用于偏心锥套加工的工装 |
| CN106078253B (zh) * | 2016-07-28 | 2018-05-01 | 德州德隆(集团)机床有限责任公司 | 一种高精度偏心深孔的旋转夹具及使用方法 |
-
1982
- 1982-10-22 JP JP57186626A patent/JPS5976737A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5976737A (ja) | 1984-05-01 |
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