JPS6136029B2 - - Google Patents
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- JPS6136029B2 JPS6136029B2 JP5903577A JP5903577A JPS6136029B2 JP S6136029 B2 JPS6136029 B2 JP S6136029B2 JP 5903577 A JP5903577 A JP 5903577A JP 5903577 A JP5903577 A JP 5903577A JP S6136029 B2 JPS6136029 B2 JP S6136029B2
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- multilayer
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- resins
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ただ1回の塗付工程により、粒子状
金属を含有し、異種の樹脂もしくは樹脂組成物か
らなる2以上の層を包含するメタリツク被層塗膜
を物体表面上に形成することのできる粉体塗料を
提供することを目的とする。
金属を含有し、異種の樹脂もしくは樹脂組成物か
らなる2以上の層を包含するメタリツク被層塗膜
を物体表面上に形成することのできる粉体塗料を
提供することを目的とする。
従来、粉体塗料を用いて物体表面にメタリツク
塗膜を形成することは種々試みられている。たと
えば、アルミニウム粉などの粒子状金属を粉末樹
脂中に分散させて得られる粉体塗料を静電塗装法
などで物体表面に塗布し、溶融悪化させることに
よつてメタリツク塗膜を得ることができる。しか
しこの方法では一般に粒子状金属を塗膜面と平行
に配向させることが困難であり、粒子状金属が塗
膜表面に露出する場合が多い。そのため、塗膜の
外観はいわゆるメタリツク感が乏しく、露出した
金属表面の空気酸化による早期の変色、塗膜構造
が概して粗であることによる水分等の透過のため
の素地保護性能の不足等の問題があり、実用性が
低い。
塗膜を形成することは種々試みられている。たと
えば、アルミニウム粉などの粒子状金属を粉末樹
脂中に分散させて得られる粉体塗料を静電塗装法
などで物体表面に塗布し、溶融悪化させることに
よつてメタリツク塗膜を得ることができる。しか
しこの方法では一般に粒子状金属を塗膜面と平行
に配向させることが困難であり、粒子状金属が塗
膜表面に露出する場合が多い。そのため、塗膜の
外観はいわゆるメタリツク感が乏しく、露出した
金属表面の空気酸化による早期の変色、塗膜構造
が概して粗であることによる水分等の透過のため
の素地保護性能の不足等の問題があり、実用性が
低い。
このような欠点は、粒子状金属の表面を樹脂成
分たとえば粉体塗料の主体となる粉末樹脂と同種
の樹脂であらかじめ包被しておくこと、あるいは
塗膜の焼付時に高温度を適用し、溶融樹脂の流動
を充分に行なわせることなどによつて幾分かは軽
減することもできるが完全ではなく、粒子状金属
の塗膜面露出を避けるには、粒子状金属を含有し
ない他の塗料の重ね塗りを行なうことが必要であ
つた。
分たとえば粉体塗料の主体となる粉末樹脂と同種
の樹脂であらかじめ包被しておくこと、あるいは
塗膜の焼付時に高温度を適用し、溶融樹脂の流動
を充分に行なわせることなどによつて幾分かは軽
減することもできるが完全ではなく、粒子状金属
の塗膜面露出を避けるには、粒子状金属を含有し
ない他の塗料の重ね塗りを行なうことが必要であ
つた。
一般に、塗料を用いて2回以上重ね塗りを行な
い、金属等の表面に塗膜を形成させる場合、被塗
面に接する側(以下「下側」という)と外部大気
に接する側(以下「上側」という)、あるいはさ
らに中層部には、それぞれに適した性質を有する
別種の塗料を用い、2回以上の塗付工程が適用さ
れる。このような繁雑さを免れるため、本発明者
は粉体塗料を用いて一挙に複層塗膜の形成を行な
う方法を提供した(たとえば特開昭51−122137号
参照)が、粒子状金属を含有するすぐれたメタリ
ツク複層塗膜の形成を粉体塗料を用いて行なうこ
とは、粒子状金属が上側層内にまで分布し、しか
も配向が完全でないため、そのままでは非常に困
難であつた。そのため、本発明者はさらに鋭意研
究を継続した結果、本発明により、所期の効果を
示し得るメタリツク被層塗膜形成用粉体塗料を提
供し得るに至つた。すなわち本発明の要旨は、少
なくとも2種が粉体である2種以上の樹脂もしく
は樹脂組成物および粒子状金属を含み、該粉体で
ある樹脂もしくは樹脂組成物から選ばれた2種の
組合せの少なくとも1つの相互間は(a)不相溶もし
くは難相溶であり、(b)溶融物の同一温度における
表面張力に実質的な差が存在し、しかも(c)複層形
成複合パラメータに実質的な差があつて、かつ、
該粒子状金属が前記樹脂もしくは樹脂組成物のう
ち、前記表面張力が最小であるものよりも
2.0dyne/cm以上であるものにより包被されたも
のであるメタリツク被層塗膜形成用粉体塗料であ
る。
い、金属等の表面に塗膜を形成させる場合、被塗
面に接する側(以下「下側」という)と外部大気
に接する側(以下「上側」という)、あるいはさ
らに中層部には、それぞれに適した性質を有する
別種の塗料を用い、2回以上の塗付工程が適用さ
れる。このような繁雑さを免れるため、本発明者
は粉体塗料を用いて一挙に複層塗膜の形成を行な
う方法を提供した(たとえば特開昭51−122137号
参照)が、粒子状金属を含有するすぐれたメタリ
ツク複層塗膜の形成を粉体塗料を用いて行なうこ
とは、粒子状金属が上側層内にまで分布し、しか
も配向が完全でないため、そのままでは非常に困
難であつた。そのため、本発明者はさらに鋭意研
究を継続した結果、本発明により、所期の効果を
示し得るメタリツク被層塗膜形成用粉体塗料を提
供し得るに至つた。すなわち本発明の要旨は、少
なくとも2種が粉体である2種以上の樹脂もしく
は樹脂組成物および粒子状金属を含み、該粉体で
ある樹脂もしくは樹脂組成物から選ばれた2種の
組合せの少なくとも1つの相互間は(a)不相溶もし
くは難相溶であり、(b)溶融物の同一温度における
表面張力に実質的な差が存在し、しかも(c)複層形
成複合パラメータに実質的な差があつて、かつ、
該粒子状金属が前記樹脂もしくは樹脂組成物のう
ち、前記表面張力が最小であるものよりも
2.0dyne/cm以上であるものにより包被されたも
のであるメタリツク被層塗膜形成用粉体塗料であ
る。
本発明の粉体塗料は、メタリツク複層塗膜の各
層を構成させるための樹脂もしくは樹脂組成物の
粉体と、樹脂もしくは樹脂組成物で包被された粒
子状金属とを主要成分として含むものである。粉
体である樹脂もしくは樹脂組成物は、熱溶融可能
なものであれば熱硬化性、非熱硬化性のいずれで
もよく、樹脂のみの粉末もしくは樹脂に対し顔料
等の着色剤、さらに熱硬化させるための架橋剤お
よび反応促進剤などの添加物が混融または分散せ
しめられた樹脂組成物の粉体であつて、その少な
くとも2種が混合されたものである。それらの粉
体から選ばれた2種の組合せの少なくとも1つ
は、熱溶融時の相分離を利用することによつて塗
膜の複層化を行なわせるため、その相互間は、(a)
不相溶もしくは難相溶であること、(b)溶融物の同
一温度における表面張力に実質的な差が存在する
こと、および(c)複層形成複合パラメータ(後で説
明する)に実質的な差のあることが必要である。
層を構成させるための樹脂もしくは樹脂組成物の
粉体と、樹脂もしくは樹脂組成物で包被された粒
子状金属とを主要成分として含むものである。粉
体である樹脂もしくは樹脂組成物は、熱溶融可能
なものであれば熱硬化性、非熱硬化性のいずれで
もよく、樹脂のみの粉末もしくは樹脂に対し顔料
等の着色剤、さらに熱硬化させるための架橋剤お
よび反応促進剤などの添加物が混融または分散せ
しめられた樹脂組成物の粉体であつて、その少な
くとも2種が混合されたものである。それらの粉
体から選ばれた2種の組合せの少なくとも1つ
は、熱溶融時の相分離を利用することによつて塗
膜の複層化を行なわせるため、その相互間は、(a)
不相溶もしくは難相溶であること、(b)溶融物の同
一温度における表面張力に実質的な差が存在する
こと、および(c)複層形成複合パラメータ(後で説
明する)に実質的な差のあることが必要である。
相分離を行なわせようとする2種の粉体の相互
間の相溶性は、その程度が低いほど、明瞭な複層
形成を行なわせることができるので有利である
が、難相溶の程度が低い場合には、複層形成が不
完全となるおそれがあるので、その程度を数値的
に把握しておくことが望ましい。2種の樹脂もし
くは樹脂組成物の相互間の相溶性の程度は、後記
する測定方法によつて求めることのできる「親和
性パラメータ」によつて数値として表現すること
ができ、本発明においてはこの親和性パラメータ
を用いることがもつとも好ましい。本発明の場
合、2種の樹脂もしくは樹脂組成物の相互間の親
和性パラメータが、正数、0もしくは絶対値0.10
未満の負数であるとき、中でもとくに正数である
ときは、それら2種の相互間の難相溶の程度が高
く、相分離しやすいので、メタリツク複層塗膜の
形成がとくに容易である。
間の相溶性は、その程度が低いほど、明瞭な複層
形成を行なわせることができるので有利である
が、難相溶の程度が低い場合には、複層形成が不
完全となるおそれがあるので、その程度を数値的
に把握しておくことが望ましい。2種の樹脂もし
くは樹脂組成物の相互間の相溶性の程度は、後記
する測定方法によつて求めることのできる「親和
性パラメータ」によつて数値として表現すること
ができ、本発明においてはこの親和性パラメータ
を用いることがもつとも好ましい。本発明の場
合、2種の樹脂もしくは樹脂組成物の相互間の親
和性パラメータが、正数、0もしくは絶対値0.10
未満の負数であるとき、中でもとくに正数である
ときは、それら2種の相互間の難相溶の程度が高
く、相分離しやすいので、メタリツク複層塗膜の
形成がとくに容易である。
上記の親和性パラメータの測定は、溶液とした
両種の樹脂等の一定試験条件での混合状態を観測
することによつて行なわれるものである。具体的
には、トルエンとメチルイソブチルケトン
(MIBK)との等容量混合液を溶媒として、被験
可溶性樹脂等をそれぞれ別個に樹脂等可溶固形分
含量が33重量%になるように溶液とし、25℃にお
いて得られた溶液2種の等重量を混合する。混合
液をかきまぜて充分に均一化せしめた後において
厚さ5cmの液層を自然昼光の下に肉眼で透視し完
全に透明と認められた場合には、それら樹脂等2
種の組合せの親和性パラメータは0もしくは負数
であり、濁りが認められた場合は正数である。こ
のパラメータの数値の大きさを求めるには、この
混合溶液に対し、これをかきまぜながら正数の場
合にはエチレングリコールモノメチルエーテルア
セテート(CH3OCH2・CH2OCOCH3)を滴下して
良溶媒の効果による濁りの消失に至らしめ、0も
しくは負数の場合には、n―ヘキサンを滴下して
貧溶媒の添加にともなう溶質の不安定化による濁
りの発生に至らしめる。親和性パラメータPの数
値は、次式によつて算出される。
両種の樹脂等の一定試験条件での混合状態を観測
することによつて行なわれるものである。具体的
には、トルエンとメチルイソブチルケトン
(MIBK)との等容量混合液を溶媒として、被験
可溶性樹脂等をそれぞれ別個に樹脂等可溶固形分
含量が33重量%になるように溶液とし、25℃にお
いて得られた溶液2種の等重量を混合する。混合
液をかきまぜて充分に均一化せしめた後において
厚さ5cmの液層を自然昼光の下に肉眼で透視し完
全に透明と認められた場合には、それら樹脂等2
種の組合せの親和性パラメータは0もしくは負数
であり、濁りが認められた場合は正数である。こ
のパラメータの数値の大きさを求めるには、この
混合溶液に対し、これをかきまぜながら正数の場
合にはエチレングリコールモノメチルエーテルア
セテート(CH3OCH2・CH2OCOCH3)を滴下して
良溶媒の効果による濁りの消失に至らしめ、0も
しくは負数の場合には、n―ヘキサンを滴下して
貧溶媒の添加にともなう溶質の不安定化による濁
りの発生に至らしめる。親和性パラメータPの数
値は、次式によつて算出される。
P=△D/A+B+C+△D×K
ただし、
AおよびB:混合溶液中の2種の樹脂等のそ
れぞれの重量(g) C :最初の、混合溶液中の溶媒の重
量(g) △D :滴下されたいずれかの溶媒の重
量(g) K :修正係数、Pが負数のとき1,
Pが正数のとき100/45 Pが最小の表示単位に達しないときはPを0とす
る。
れぞれの重量(g) C :最初の、混合溶液中の溶媒の重
量(g) △D :滴下されたいずれかの溶媒の重
量(g) K :修正係数、Pが負数のとき1,
Pが正数のとき100/45 Pが最小の表示単位に達しないときはPを0とす
る。
2種の樹脂等のうち少なくとも1種が前記混合
溶媒に不溶である場合には、上記の方法による親
和性パラメータの判定は不可能であるが、別の方
法により間接的にその数値の概略を知ることがで
きる。すなわち、たとえばポリエチレン、ポリア
ミドなどの不溶性もしくは難溶性の樹脂の場合に
は、その樹脂を形成して得られる厚さ400〜500μ
のシートの直線状の縁を互いに密接させてガラス
面上に置き、両種樹脂を完全に溶融せしめ得る温
度に加熱して約30分間保持する。両種樹脂等の間
の親和性パラメータが正数、0もしくは絶対値
0.10未満の負数である場合には、両種の溶融樹脂
等の間に界面もしくは境界層が形成され、不連続
となるが、絶対値0.10以上の負数の場合には、相
互の拡散のために組成が連続的に変化し、認め得
るような界面などは形成されない。このような界
面等の形成の有無は、両種樹脂等の少なくとも一
方にカーボンブラツクなどの着色顔料もしくは染
料を分散せしめて色彩の変化を設けておくと、肉
眼による観察も一層容易に行なうことができる。
溶媒に不溶である場合には、上記の方法による親
和性パラメータの判定は不可能であるが、別の方
法により間接的にその数値の概略を知ることがで
きる。すなわち、たとえばポリエチレン、ポリア
ミドなどの不溶性もしくは難溶性の樹脂の場合に
は、その樹脂を形成して得られる厚さ400〜500μ
のシートの直線状の縁を互いに密接させてガラス
面上に置き、両種樹脂を完全に溶融せしめ得る温
度に加熱して約30分間保持する。両種樹脂等の間
の親和性パラメータが正数、0もしくは絶対値
0.10未満の負数である場合には、両種の溶融樹脂
等の間に界面もしくは境界層が形成され、不連続
となるが、絶対値0.10以上の負数の場合には、相
互の拡散のために組成が連続的に変化し、認め得
るような界面などは形成されない。このような界
面等の形成の有無は、両種樹脂等の少なくとも一
方にカーボンブラツクなどの着色顔料もしくは染
料を分散せしめて色彩の変化を設けておくと、肉
眼による観察も一層容易に行なうことができる。
複層塗膜を形成させる目的で組合せて用いる樹
脂等の2種の組合せは、溶液状態で観測された親
和性パラメータが前記範囲の数値であることが必
要なばかりでなく、溶媒を除去した状態において
も不相溶もしくは難相溶であることを要する。す
なわち、前記親和性パラメータの測定に際して作
成された混合溶液を厚さ約50ミクロンの乾燥膜が
得られるように透明板に塗布し、溶媒を揮散させ
(室温、24時間)乾燥膜としたものを、透過光お
よび散乱光で観察して濁りもしくは樹脂等の分離
が認められることが必要である。両種樹脂等のう
ち少なくとも一方が前記混合溶媒に不溶の場合に
は、上記のシート状物溶融の試験において界面等
の形成が認められたことをもつて、両種樹脂等の
間の不相溶もしくは難相溶を示すものとすること
ができる。
脂等の2種の組合せは、溶液状態で観測された親
和性パラメータが前記範囲の数値であることが必
要なばかりでなく、溶媒を除去した状態において
も不相溶もしくは難相溶であることを要する。す
なわち、前記親和性パラメータの測定に際して作
成された混合溶液を厚さ約50ミクロンの乾燥膜が
得られるように透明板に塗布し、溶媒を揮散させ
(室温、24時間)乾燥膜としたものを、透過光お
よび散乱光で観察して濁りもしくは樹脂等の分離
が認められることが必要である。両種樹脂等のう
ち少なくとも一方が前記混合溶媒に不溶の場合に
は、上記のシート状物溶融の試験において界面等
の形成が認められたことをもつて、両種樹脂等の
間の不相溶もしくは難相溶を示すものとすること
ができる。
本発明の粉体塗料の主要成分であつて、相分離
により複層を形成させようとする相互に不相溶も
しくは難相溶の樹脂等の間においては、同時に、
それらの溶融物の同一温度における表面張力に実
質的な差のあることも必要である。すなわち、低
表面張力を有する樹脂等が、熱溶融されることに
よつて相分離して流動し、メタリツク複層塗膜の
上側部分を構成するに至る。粒子状金属の露出を
確実に防止するには、粒子状金属を含む層が下側
もしくは中間層となり、粒子状金属を含まない層
によつて完全に被覆されることが必要で、そのた
めにはとくに複層塗膜の上側部分における成分の
相分離が完全であることを要し、したがつてそれ
らの樹脂等のこの表面張力の間に、実質的な差、
望ましくは2.0dyne/cm以上の差があることが必
要で、かつそれらの中間に位する表面張力を有す
る樹脂等であつて難相溶の程度の低いものの粉体
が用いられていないことが望ましい。粉体である
樹脂等2種の組合せのいずれの相互間においても
溶融物の表面張力の差が実質的な大きさでない場
合には、複層塗膜の形成が不完全となるか、また
は粒子状金属の一部が塗膜面に露出するおそれが
ある。
により複層を形成させようとする相互に不相溶も
しくは難相溶の樹脂等の間においては、同時に、
それらの溶融物の同一温度における表面張力に実
質的な差のあることも必要である。すなわち、低
表面張力を有する樹脂等が、熱溶融されることに
よつて相分離して流動し、メタリツク複層塗膜の
上側部分を構成するに至る。粒子状金属の露出を
確実に防止するには、粒子状金属を含む層が下側
もしくは中間層となり、粒子状金属を含まない層
によつて完全に被覆されることが必要で、そのた
めにはとくに複層塗膜の上側部分における成分の
相分離が完全であることを要し、したがつてそれ
らの樹脂等のこの表面張力の間に、実質的な差、
望ましくは2.0dyne/cm以上の差があることが必
要で、かつそれらの中間に位する表面張力を有す
る樹脂等であつて難相溶の程度の低いものの粉体
が用いられていないことが望ましい。粉体である
樹脂等2種の組合せのいずれの相互間においても
溶融物の表面張力の差が実質的な大きさでない場
合には、複層塗膜の形成が不完全となるか、また
は粒子状金属の一部が塗膜面に露出するおそれが
ある。
表面張力の測定温度は、それぞれの被覆用粉体
樹脂混合物に関し、その各成分樹脂等が有する溶
融温度のうち、最も高温度であるものの直上、す
なわち、その混合物を被塗面に塗着させ、溶融さ
せて複層塗膜を形成させるための加熱温度とする
ことが最も正確であるが、実際上は、いずれの混
合物の場合にも一定温度たとえば180℃として、
その温度での表面張力の値を用い、比較すること
としても支障はなく便利である。
樹脂混合物に関し、その各成分樹脂等が有する溶
融温度のうち、最も高温度であるものの直上、す
なわち、その混合物を被塗面に塗着させ、溶融さ
せて複層塗膜を形成させるための加熱温度とする
ことが最も正確であるが、実際上は、いずれの混
合物の場合にも一定温度たとえば180℃として、
その温度での表面張力の値を用い、比較すること
としても支障はなく便利である。
樹脂等の溶融物の表面張力δL(dyne/cm)の
測定方法についてはとくに制限はないが、たとえ
ばその溶融物とテフロン(テトラフルオロエチレ
ン樹脂)との接触角θの測定値から、下記ノイマ
ン(Neumann)およびゼル(Sell)の式により与
えられる。
測定方法についてはとくに制限はないが、たとえ
ばその溶融物とテフロン(テトラフルオロエチレ
ン樹脂)との接触角θの測定値から、下記ノイマ
ン(Neumann)およびゼル(Sell)の式により与
えられる。
δS:テフロンの表面張力(dyne/cm)
本発明においては、δSを18.6dyne/cmとして
図上で近似値を求めた。
図上で近似値を求めた。
樹脂等の溶融物の所定温度たとえば180℃にお
けるテフロンに対する接触角の測定方法について
も、前進接触角を求め得る方法であればとくに制
限なく適用できるが、たとえば直径約2mmの半球
体状に形成さた被測定樹脂等を、その球面側を下
にし、水平に保持されたテフロン板にのせて、所
定温度に保持された恒温器中で溶融せしめ流延し
て平衡に達した時点において拡大投影するか望遠
鏡で観測する。
けるテフロンに対する接触角の測定方法について
も、前進接触角を求め得る方法であればとくに制
限なく適用できるが、たとえば直径約2mmの半球
体状に形成さた被測定樹脂等を、その球面側を下
にし、水平に保持されたテフロン板にのせて、所
定温度に保持された恒温器中で溶融せしめ流延し
て平衡に達した時点において拡大投影するか望遠
鏡で観測する。
被測定樹脂等の溶融温度が高く、所定温度にお
けるテフロンとの接触角を測定して直接にこの温
度における表面張力を算出することができないな
どの場合には、20℃において固形であるその樹脂
等と水との接触角を測定し、これにより得られる
20℃でのその樹脂等の表面張力の値と、50〜70℃
において同様の方法により測定、算出された表面
張力の値とから外そう法によつて求める。
けるテフロンとの接触角を測定して直接にこの温
度における表面張力を算出することができないな
どの場合には、20℃において固形であるその樹脂
等と水との接触角を測定し、これにより得られる
20℃でのその樹脂等の表面張力の値と、50〜70℃
において同様の方法により測定、算出された表面
張力の値とから外そう法によつて求める。
本発明において、混合された粉体樹脂等を加熱
溶融によつて分離し、完全な複層塗膜を形成させ
るには、それぞれの樹脂等が被塗面に誘引される
程度に実質的な差があることも必要とする。溶融
樹脂等の被塗面への選択的誘引は、その溶融温度
領域、表面張力、粘度、比重などの諸要素の複合
要因によつて支配される。本発明者は、金属、ガ
ラス、陶磁器等の極性表面に溶融樹脂等が誘引さ
れる程度を定量的に表示する指標としては後記試
験方法により測定される。「複層形成複合パラメ
ータ」(以下「複層パラメータ」という)を用い
ることができ、複層塗膜形成の難易は、各成分樹
脂等についてのこの複層パラメータの数値の比に
より最も容易に判別し得ることを明らかにした。
組合された2種の樹脂等が、とくに複層塗膜の下
側部分において明瞭に分離るには、それらの複層
パラメータの間に実質的な差のあることが必要で
ある。本発明の場合、不(難)相溶性および表面
張力の点において相分離の要伴をみたす前記の樹
脂等2種の組合せは、同時にこの複層パラメータ
においても実質的な差を有するべきで、その大で
あるものの小であるものに対する比が通常1.1以
上であることが好ましい。この比が1の直近の数
値であること、混合された樹脂等の間の分離がと
くに塗膜の下側部分において充分でなく、不整の
程度の大きい不完全なメタリツク複層塗膜となる
おそれがある。
溶融によつて分離し、完全な複層塗膜を形成させ
るには、それぞれの樹脂等が被塗面に誘引される
程度に実質的な差があることも必要とする。溶融
樹脂等の被塗面への選択的誘引は、その溶融温度
領域、表面張力、粘度、比重などの諸要素の複合
要因によつて支配される。本発明者は、金属、ガ
ラス、陶磁器等の極性表面に溶融樹脂等が誘引さ
れる程度を定量的に表示する指標としては後記試
験方法により測定される。「複層形成複合パラメ
ータ」(以下「複層パラメータ」という)を用い
ることができ、複層塗膜形成の難易は、各成分樹
脂等についてのこの複層パラメータの数値の比に
より最も容易に判別し得ることを明らかにした。
組合された2種の樹脂等が、とくに複層塗膜の下
側部分において明瞭に分離るには、それらの複層
パラメータの間に実質的な差のあることが必要で
ある。本発明の場合、不(難)相溶性および表面
張力の点において相分離の要伴をみたす前記の樹
脂等2種の組合せは、同時にこの複層パラメータ
においても実質的な差を有するべきで、その大で
あるものの小であるものに対する比が通常1.1以
上であることが好ましい。この比が1の直近の数
値であること、混合された樹脂等の間の分離がと
くに塗膜の下側部分において充分でなく、不整の
程度の大きい不完全なメタリツク複層塗膜となる
おそれがある。
複層パラメータを測定するには、第1図に示す
ように、内径12mmの耐熱ガラス製円筒容器1の内
部に一定量0.15gの被測定固体樹脂等を装入し、
その固体樹脂等の上に、外径4.0mm、内径2.58mm
の内面を充分に清浄にしたパイレツクスガラス製
細管2を、円筒容器1と同軸となるよう、かつ重
力によつて自由に垂下し得るようにして直立させ
る。この細管2は、その下端面を軸に対して垂直
面となるように研摩し、また、下端部分に被測定
樹脂等の溶融物を自由に流入せしめ得るよう切欠
きもしくは導孔3を設けたものである。この測定
系全体を所定の測定温度(T℃)に保持された恒
温器中に円筒容器1の底面が水平になるようにし
て格納し、被測定樹脂等を溶融せしめ、溶融物の
層4を形成させる。細管2は被測定樹脂等の溶融
にともなつて垂下してその下端面が円筒容器1の
底面に到達し、同時に溶融物が細管2の内部に流
入する。被測定樹脂等の溶融物は、細管2の内部
においてその液面がメニスカスを形成するばかり
でなく、細管2の内壁面を、いわゆる「ほふく
(Creeping)」の現象によつて前進する。この
Creepingの速度は、被測定樹脂等がガラスなど
の極性被塗面に誘引される程度を示すものであ
り、恒温器中での加熱の開始後25分の時点におい
てCreeping部分5の先端の円筒容器1の底面か
らの高さHt(cm)を測定し、このHtに溶融物の
密度ρ(g/cm2)を乗じた積ht(g/cm2)をもつ
て複層パラメータとすることが最も好ましい。
ように、内径12mmの耐熱ガラス製円筒容器1の内
部に一定量0.15gの被測定固体樹脂等を装入し、
その固体樹脂等の上に、外径4.0mm、内径2.58mm
の内面を充分に清浄にしたパイレツクスガラス製
細管2を、円筒容器1と同軸となるよう、かつ重
力によつて自由に垂下し得るようにして直立させ
る。この細管2は、その下端面を軸に対して垂直
面となるように研摩し、また、下端部分に被測定
樹脂等の溶融物を自由に流入せしめ得るよう切欠
きもしくは導孔3を設けたものである。この測定
系全体を所定の測定温度(T℃)に保持された恒
温器中に円筒容器1の底面が水平になるようにし
て格納し、被測定樹脂等を溶融せしめ、溶融物の
層4を形成させる。細管2は被測定樹脂等の溶融
にともなつて垂下してその下端面が円筒容器1の
底面に到達し、同時に溶融物が細管2の内部に流
入する。被測定樹脂等の溶融物は、細管2の内部
においてその液面がメニスカスを形成するばかり
でなく、細管2の内壁面を、いわゆる「ほふく
(Creeping)」の現象によつて前進する。この
Creepingの速度は、被測定樹脂等がガラスなど
の極性被塗面に誘引される程度を示すものであ
り、恒温器中での加熱の開始後25分の時点におい
てCreeping部分5の先端の円筒容器1の底面か
らの高さHt(cm)を測定し、このHtに溶融物の
密度ρ(g/cm2)を乗じた積ht(g/cm2)をもつ
て複層パラメータとすることが最も好ましい。
複層パラメータの測定温度は、それぞれの粉体
塗料に関し、その各成分樹脂等が有する溶融温度
のうち、最も高温度であるものの直上とすること
が最も好ましく、実際的である。分解、硬化など
のため、その温度での25分間の加熱継続による複
層パラメータの測定が困難な他の成分樹脂等の場
合には、その樹脂等の溶融温度の直上からそのよ
うな困難を生ずるおそれのない温度範囲内の2点
以上の温度域において測定を行ない、外そう法に
より同一所定温度での複層パラメータを算出して
比較する。あるいは、加熱継続時間を25分よりも
短縮し、Creeping部分5の先端の上昇速度が一
様であるとして換算により求めても著しい差は生
じない。
塗料に関し、その各成分樹脂等が有する溶融温度
のうち、最も高温度であるものの直上とすること
が最も好ましく、実際的である。分解、硬化など
のため、その温度での25分間の加熱継続による複
層パラメータの測定が困難な他の成分樹脂等の場
合には、その樹脂等の溶融温度の直上からそのよ
うな困難を生ずるおそれのない温度範囲内の2点
以上の温度域において測定を行ない、外そう法に
より同一所定温度での複層パラメータを算出して
比較する。あるいは、加熱継続時間を25分よりも
短縮し、Creeping部分5の先端の上昇速度が一
様であるとして換算により求めても著しい差は生
じない。
混合される粉体樹脂等が3種以上である場合
は、そのうちの2種の組合せのすべてについて、
表面張力および複層パラメータが同時に前記制限
内の関係にあることを要するものではなく、各組
合せのうち少なくとも一つがそのような関係にあ
れば、他の組合せはいずれか一方の指標について
のみ制限が満たされるものであることによつて、
3層以上の複層構造を容易に形成させることがで
きる。
は、そのうちの2種の組合せのすべてについて、
表面張力および複層パラメータが同時に前記制限
内の関係にあることを要するものではなく、各組
合せのうち少なくとも一つがそのような関係にあ
れば、他の組合せはいずれか一方の指標について
のみ制限が満たされるものであることによつて、
3層以上の複層構造を容易に形成させることがで
きる。
本発明の粉体塗料の主要成分の一つである粒子
状金属は、その表面が樹脂もしくは樹脂組成物に
よつて包被されたものであることが必要である
が、その樹脂等は、同じく主要成分である粉体樹
脂等のうちのいずれかであつてもよく、また、粉
体としては用いられていないものであつてもよい
が、粉体樹脂等のうちの溶融物の表面張力が最小
であるものと同一であつてはならず、それよりも
実質的に大きい表面張力を有するものであること
が必要で、前記粉体樹脂等よりも表面張力がさら
に小であるが、大であつても差がわずかである場
合には、粒子状金属の露出がないメタリツク複層
塗膜を形成させることが困難である。粒子状金属
を包被する樹脂等の溶融物が有する表面張力は、
粉体である樹脂等の溶融物が有する同一温度での
表面張力のうち最小であるものよりも2.0dyne/
cm以上大であることが望ましい。
状金属は、その表面が樹脂もしくは樹脂組成物に
よつて包被されたものであることが必要である
が、その樹脂等は、同じく主要成分である粉体樹
脂等のうちのいずれかであつてもよく、また、粉
体としては用いられていないものであつてもよい
が、粉体樹脂等のうちの溶融物の表面張力が最小
であるものと同一であつてはならず、それよりも
実質的に大きい表面張力を有するものであること
が必要で、前記粉体樹脂等よりも表面張力がさら
に小であるが、大であつても差がわずかである場
合には、粒子状金属の露出がないメタリツク複層
塗膜を形成させることが困難である。粒子状金属
を包被する樹脂等の溶融物が有する表面張力は、
粉体である樹脂等の溶融物が有する同一温度での
表面張力のうち最小であるものよりも2.0dyne/
cm以上大であることが望ましい。
本発明の粉体塗料の主要成分とされる粉体であ
るかまたは粒子状金属を包被する樹脂もしくは樹
脂組成物を構成する樹脂は、非相溶性の程度、溶
融物の表面張力および複層パラメータにおいて前
記したような関係の組合せを選択し得るものでさ
えあればとくに制限はない。
るかまたは粒子状金属を包被する樹脂もしくは樹
脂組成物を構成する樹脂は、非相溶性の程度、溶
融物の表面張力および複層パラメータにおいて前
記したような関係の組合せを選択し得るものでさ
えあればとくに制限はない。
たとえば、ポリ塩化ビニル、ポリフツ化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフツ化ビニリデ
ン、ポリスチレン、ポリビニルトルエン、AS
(アクリロニトリル・スチレン)樹脂、ABS(ア
クリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂、
せんい素誘導体(たとえば酢酸せんい素、酢酸ら
く酸せんい素など)、ポリエステル(たとえばポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレートなど)、エポキシ樹脂(たとえばビスフ
エノールAとエピクロロヒドリンのポリ縮合体な
ど)、フエノキシ樹脂、ポリオレフイン(たとえ
ばポリエチレン、ポリプロピレンなど、またオレ
フイン類と酢酸ビニル等のビニルエステルとの共
重合体を含む)、アクリル樹脂(メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸イソブ
チル、2―ヒドロキシエチルメタクリレート、グ
リシジルメタクリレート等のメタクリル酸エステ
ルまたはアクリル酸メチル等のアクリル酸エステ
ルの重合体もしくは共重合体、また、さらにこれ
らの単量体のほか、スチレン、アクリロニトリ
ル、アクリルアミド、N―メチロールアクリルア
ミド、N―ビニルピリジン、メタクリル酸、アク
リル酸等のビニル単量体が、たとえば40重量%以
下となる割合で共重合せしめられたもの)、ケト
ン樹脂、クマロン樹脂、ポリアミド、ポリカーボ
ネート、ウレア・ホルムアルデヒド樹脂、メラミ
ン・ホルムアルデヒド樹脂、フエノール・ホルム
アルデヒド樹脂、ポリサルホン、アイオノマー樹
脂、ポリイミド、天然樹脂(ロジン、シエラツ
ク、コーバル等)もしくはその加工物、ポリ酢酸
ビニル、ポリビニルアルコール(ポリビニルエス
テルの部分もしくは完全けん化物)もしくはその
アセタール化物(たとえば、ポリビニルプチラー
ル、ポリビニルホルマール等)など、粉体もしく
は細粒とすることが可能であるか、または粒子状
金属を包被する樹脂の場合には公知の包被処理方
法の適用が可能なものであれば、前記条件を考慮
して選択し組合せることにより、いずれも本発明
を適用できる。これらの樹脂類は、同種のもので
あつても縮重合組成、重合度、立体規則性などの
相違によつて本発明の制限条件を満足させる場合
には、組合せてメタリツク複層塗膜を形成させる
ことができる。
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフツ化ビニリデ
ン、ポリスチレン、ポリビニルトルエン、AS
(アクリロニトリル・スチレン)樹脂、ABS(ア
クリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂、
せんい素誘導体(たとえば酢酸せんい素、酢酸ら
く酸せんい素など)、ポリエステル(たとえばポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレートなど)、エポキシ樹脂(たとえばビスフ
エノールAとエピクロロヒドリンのポリ縮合体な
ど)、フエノキシ樹脂、ポリオレフイン(たとえ
ばポリエチレン、ポリプロピレンなど、またオレ
フイン類と酢酸ビニル等のビニルエステルとの共
重合体を含む)、アクリル樹脂(メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸イソブ
チル、2―ヒドロキシエチルメタクリレート、グ
リシジルメタクリレート等のメタクリル酸エステ
ルまたはアクリル酸メチル等のアクリル酸エステ
ルの重合体もしくは共重合体、また、さらにこれ
らの単量体のほか、スチレン、アクリロニトリ
ル、アクリルアミド、N―メチロールアクリルア
ミド、N―ビニルピリジン、メタクリル酸、アク
リル酸等のビニル単量体が、たとえば40重量%以
下となる割合で共重合せしめられたもの)、ケト
ン樹脂、クマロン樹脂、ポリアミド、ポリカーボ
ネート、ウレア・ホルムアルデヒド樹脂、メラミ
ン・ホルムアルデヒド樹脂、フエノール・ホルム
アルデヒド樹脂、ポリサルホン、アイオノマー樹
脂、ポリイミド、天然樹脂(ロジン、シエラツ
ク、コーバル等)もしくはその加工物、ポリ酢酸
ビニル、ポリビニルアルコール(ポリビニルエス
テルの部分もしくは完全けん化物)もしくはその
アセタール化物(たとえば、ポリビニルプチラー
ル、ポリビニルホルマール等)など、粉体もしく
は細粒とすることが可能であるか、または粒子状
金属を包被する樹脂の場合には公知の包被処理方
法の適用が可能なものであれば、前記条件を考慮
して選択し組合せることにより、いずれも本発明
を適用できる。これらの樹脂類は、同種のもので
あつても縮重合組成、重合度、立体規則性などの
相違によつて本発明の制限条件を満足させる場合
には、組合せてメタリツク複層塗膜を形成させる
ことができる。
これらの樹脂等を粉体とする程度は、適用しよ
うとする任意の粉体塗装手段たとえば静電法、流
動床浸漬法などによる塗着について支障のない粒
子径でさえあればよく、粒度分布を精密に調節す
ることもメタリツク複層塗膜形成の目的に対して
とくに必要でないが、なるべく粒径300ミクロ
ン、とくに好ましくは100ミクロンをこえる粗粒
を残存せしめないことが望ましく、また、最大の
複層パラメータを有する成分樹脂粉体の粒子径を
比較的小さいものとすることによつて、溶融の容
易さとの関係のために、複層の形成、とくに下側
における成分の分離をさらに促進することができ
る。各成分粉体樹脂等を混合する割合は、溶融に
より分離して複層を形成せしめようとする各成分
ごとに合計量の10重量%未満、とくに好ましくは
30重量%未満とならないようにすることが必要で
あり、10重量%未満の割合で混合された成分は、
完全な複層を構成することができないおそれがあ
る。
うとする任意の粉体塗装手段たとえば静電法、流
動床浸漬法などによる塗着について支障のない粒
子径でさえあればよく、粒度分布を精密に調節す
ることもメタリツク複層塗膜形成の目的に対して
とくに必要でないが、なるべく粒径300ミクロ
ン、とくに好ましくは100ミクロンをこえる粗粒
を残存せしめないことが望ましく、また、最大の
複層パラメータを有する成分樹脂粉体の粒子径を
比較的小さいものとすることによつて、溶融の容
易さとの関係のために、複層の形成、とくに下側
における成分の分離をさらに促進することができ
る。各成分粉体樹脂等を混合する割合は、溶融に
より分離して複層を形成せしめようとする各成分
ごとに合計量の10重量%未満、とくに好ましくは
30重量%未満とならないようにすることが必要で
あり、10重量%未満の割合で混合された成分は、
完全な複層を構成することができないおそれがあ
る。
本発明の粉体塗料の主要成分とされる粒子状金
属の種類は、通常溶液形のメタリツク塗料の製造
に使用されるものであればとくに制限はなく、た
とえば、アルミニウム、銅、亜鉛、鉄、ニツケ
ル、クロム、コバルト、金、銀、鉛、スズなどお
よびそれらを含む合金が対象とされる。粒子の形
状は、フレーク状であればメタリツク複層塗膜内
部での配向の状況を視認することがもつとも容易
であり、本発明実施の利益がとくに顕著である
が、針状または塊状の粒子であつても、本発明の
適用に妨はない。粒子の大きさは、フレーク状も
しくは針状の場合にはその最大径または長さがた
とえば2mm以下、とくに好ましくは0.5mm以下と
すればよく、塊状粒子の場合には、その最大径
が、形成させようとするメタリツク複層塗膜の厚
さよりも小であるようにすればよい。これらの粒
子状金属を粉体塗料中に含有させる割合は、容積
分率で1〜60%、とくに2〜30%とすることが好
ましい。この下限に達しない場合には粒子状金属
を添加することの効果が乏しく、反対にこの上限
をこえると、粒子状金属が塗膜面に露出する傾向
を生じ、本発明の目的の達成が困難になる。
属の種類は、通常溶液形のメタリツク塗料の製造
に使用されるものであればとくに制限はなく、た
とえば、アルミニウム、銅、亜鉛、鉄、ニツケ
ル、クロム、コバルト、金、銀、鉛、スズなどお
よびそれらを含む合金が対象とされる。粒子の形
状は、フレーク状であればメタリツク複層塗膜内
部での配向の状況を視認することがもつとも容易
であり、本発明実施の利益がとくに顕著である
が、針状または塊状の粒子であつても、本発明の
適用に妨はない。粒子の大きさは、フレーク状も
しくは針状の場合にはその最大径または長さがた
とえば2mm以下、とくに好ましくは0.5mm以下と
すればよく、塊状粒子の場合には、その最大径
が、形成させようとするメタリツク複層塗膜の厚
さよりも小であるようにすればよい。これらの粒
子状金属を粉体塗料中に含有させる割合は、容積
分率で1〜60%、とくに2〜30%とすることが好
ましい。この下限に達しない場合には粒子状金属
を添加することの効果が乏しく、反対にこの上限
をこえると、粒子状金属が塗膜面に露出する傾向
を生じ、本発明の目的の達成が困難になる。
粒子状金属の樹脂等による包被は任意の公知方
法によつて行なうことができ、たとえば樹脂を溶
液として用いてスプレードライイング法を適用す
ることなどによつて容易に実施される。また、粒
子状金属と粉体樹脂等との間に化学的結合を生ず
る条件を適用して包被処理を施したものを用いる
ことにより、本発明の効果をさらに高めることも
できる。
法によつて行なうことができ、たとえば樹脂を溶
液として用いてスプレードライイング法を適用す
ることなどによつて容易に実施される。また、粒
子状金属と粉体樹脂等との間に化学的結合を生ず
る条件を適用して包被処理を施したものを用いる
ことにより、本発明の効果をさらに高めることも
できる。
これらの粉体樹脂等および粒子状金属を主要成
分とする粉体塗料には、さらに着色顔料、充てん
剤(体質顔料)さび止顔料などの非溶融性粉末成
分を分散させておくことができる。また、分離せ
しめようとする各成分樹脂等の一方もしくはそれ
ぞれに対して相溶性を有する液状もしくは可融性
の固体成分、たとえば可塑剤剤、液状ないし粉末
化できない軟質固体樹脂、複層を形成せしめるそ
の粉体樹脂成分に対し親和性または相溶性におい
て本発明の制限に達しない関係にある可融性粉体
樹脂等を、主要成分である複層形成粉体樹脂等に
対し、たとえば10重量%以下の割合で添加してお
くこともでき、これによつて複層の形成を一層容
易にし、または塗膜の平滑度および光沢を向上せ
しめる効果が得られる。
分とする粉体塗料には、さらに着色顔料、充てん
剤(体質顔料)さび止顔料などの非溶融性粉末成
分を分散させておくことができる。また、分離せ
しめようとする各成分樹脂等の一方もしくはそれ
ぞれに対して相溶性を有する液状もしくは可融性
の固体成分、たとえば可塑剤剤、液状ないし粉末
化できない軟質固体樹脂、複層を形成せしめるそ
の粉体樹脂成分に対し親和性または相溶性におい
て本発明の制限に達しない関係にある可融性粉体
樹脂等を、主要成分である複層形成粉体樹脂等に
対し、たとえば10重量%以下の割合で添加してお
くこともでき、これによつて複層の形成を一層容
易にし、または塗膜の平滑度および光沢を向上せ
しめる効果が得られる。
混合される粉体樹脂等が本発明の制限条件を満
たすたとえばA,B2種であつて、表面張力がδ
A>δBであり複層パラメータがhA>hBの関係
であるときは、下側がA、上側がBにより構成さ
れる2層構造となるが、δA>δB,hA<hBで
ある場合は、塗膜の上側表面部分、下側付着面部
分ともにBを主構成成分とし、中間層が主として
Aにより構成される2樹脂3層構造の複層塗膜と
なる。
たすたとえばA,B2種であつて、表面張力がδ
A>δBであり複層パラメータがhA>hBの関係
であるときは、下側がA、上側がBにより構成さ
れる2層構造となるが、δA>δB,hA<hBで
ある場合は、塗膜の上側表面部分、下側付着面部
分ともにBを主構成成分とし、中間層が主として
Aにより構成される2樹脂3層構造の複層塗膜と
なる。
粉体塗料中に含有せしめられた粒子状金属は、
これを包被する樹脂の性質と、粉体樹脂の性質と
の関係を調整することにより、複層塗膜中の任意
の部分において層状に集合、配向せしめることが
可能である。たとえば、粉体樹脂が、δA>δ
B,hA>hBであるA,B2種からなり、粒子状金
属が樹脂Aにより包被されていると、その粒子状
金属は複層塗膜の下側である樹脂Aの層内に一様
に分布する。粒子状金属がA,Bとは異なる樹脂
Cによつて包被されており、δA>δC>δBで
あるが、B,C間の相溶性がA,C間の相溶性よ
りも強い場合には、粒子状金属はA(下側)、B
(上側)2層の境界面の近傍に誘引される。ま
た、δC≧δA>δBである場合には、B,C間
が不(難)相溶、A,C間が相溶であると、粒子
状金属はA(下側)層内に散在し、A,C間、
B,C間ともに不(難)相溶であると、粒子状金
属はA(下側)層の下部、すなわち被塗面近傍に
集中する。
これを包被する樹脂の性質と、粉体樹脂の性質と
の関係を調整することにより、複層塗膜中の任意
の部分において層状に集合、配向せしめることが
可能である。たとえば、粉体樹脂が、δA>δ
B,hA>hBであるA,B2種からなり、粒子状金
属が樹脂Aにより包被されていると、その粒子状
金属は複層塗膜の下側である樹脂Aの層内に一様
に分布する。粒子状金属がA,Bとは異なる樹脂
Cによつて包被されており、δA>δC>δBで
あるが、B,C間の相溶性がA,C間の相溶性よ
りも強い場合には、粒子状金属はA(下側)、B
(上側)2層の境界面の近傍に誘引される。ま
た、δC≧δA>δBである場合には、B,C間
が不(難)相溶、A,C間が相溶であると、粒子
状金属はA(下側)層内に散在し、A,C間、
B,C間ともに不(難)相溶であると、粒子状金
属はA(下側)層の下部、すなわち被塗面近傍に
集中する。
実施例 1
スチレン15%(重量%、以下同じ)、メチルメ
タクリレート15%、2―エチルヘキシルアクリレ
ート10%、イソブチルメタクリレート40%、およ
びグリシジルメタクリレート20%を共重合させて
得られた数平均分子量約10000のアクリル樹脂
を、その100部(重量部、以下同じ)につき、17
部のドデカジンカルボン酸と共に最大粒径が74μ
をこえず平均粒径が約45μとなるように粉砕して
成分Aとした。この成分Aの複層パラメータ
(180℃での値、以下同じ)は0.35g/cm2、表面張
力(180℃での値、以下同じ)は30.6dyne/cmで
あつた。
タクリレート15%、2―エチルヘキシルアクリレ
ート10%、イソブチルメタクリレート40%、およ
びグリシジルメタクリレート20%を共重合させて
得られた数平均分子量約10000のアクリル樹脂
を、その100部(重量部、以下同じ)につき、17
部のドデカジンカルボン酸と共に最大粒径が74μ
をこえず平均粒径が約45μとなるように粉砕して
成分Aとした。この成分Aの複層パラメータ
(180℃での値、以下同じ)は0.35g/cm2、表面張
力(180℃での値、以下同じ)は30.6dyne/cmで
あつた。
つぎに、テレフタル酸ジメチル、イソフタル
酸、アジピン酸、ネオペンチルグリコールおよび
トリメチロールプロパンをモル比6:3:1:
8:2.5の割合で縮合させて得られた数平均分子
量9000のポリエステル(複層パラメータ0.55g/
cm2、表面張力40.0dyne/cm)100部に対してフタ
ロシアニンブルー顔料5部を加え混練したのちブ
ロツクイソシアネート硬化剤(ε―カブロラクタ
ムでブロツクされたイソホロンジイソシアネー
ト、NCO基含有量19%)30部を加えて成分Aと
同様の粒径に粉砕し、成分B(複層パラメータ
0.48g/cm2、表面張力45.8dyne/cm)とした。
酸、アジピン酸、ネオペンチルグリコールおよび
トリメチロールプロパンをモル比6:3:1:
8:2.5の割合で縮合させて得られた数平均分子
量9000のポリエステル(複層パラメータ0.55g/
cm2、表面張力40.0dyne/cm)100部に対してフタ
ロシアニンブルー顔料5部を加え混練したのちブ
ロツクイソシアネート硬化剤(ε―カブロラクタ
ムでブロツクされたイソホロンジイソシアネー
ト、NCO基含有量19%)30部を加えて成分Aと
同様の粒径に粉砕し、成分B(複層パラメータ
0.48g/cm2、表面張力45.8dyne/cm)とした。
さらに、上記のポリエステル0.5%およびアセ
トン99.5%からなる溶液100部にアセトンで洗浄
したアルミニウムフレーク(東洋アルミニウム(株)
製造品、品番#4919、最大粒径50μ)30部を混合
し、充分に浸潤させたのち、スプレードライイン
グにより乾燥させて成分Cを得た。
トン99.5%からなる溶液100部にアセトンで洗浄
したアルミニウムフレーク(東洋アルミニウム(株)
製造品、品番#4919、最大粒径50μ)30部を混合
し、充分に浸潤させたのち、スプレードライイン
グにより乾燥させて成分Cを得た。
成分Aと成分Bとの間の親和性パラメータは
0.30であつた。
0.30であつた。
上記成分A、成分Bおよび成分Cを重量比40:
60:5に混合することにより、メタリツク複層塗
膜形成用粉体塗料(I)を完成した。
60:5に混合することにより、メタリツク複層塗
膜形成用粉体塗料(I)を完成した。
この粉体塗料を、あらかじめ表面調整した(日
本パーカライジング(株)製ボンデデライトBN#144
処理液および関西ペイント(株)製エレクロン#9000
電着塗料をそれぞれ所定条件で適用した。)軟鋼
板(厚さ0.5mm)に静電塗装法により塗付し、185
℃、35分間の加熱により被膜形成および硬化を行
なわせた結果、厚さ約75μの銀青色ポリエステル
層と、それを被覆する厚さ約45μの透明アクリル
樹脂層とからなるメタリツク複層塗膜が得られ
た。
本パーカライジング(株)製ボンデデライトBN#144
処理液および関西ペイント(株)製エレクロン#9000
電着塗料をそれぞれ所定条件で適用した。)軟鋼
板(厚さ0.5mm)に静電塗装法により塗付し、185
℃、35分間の加熱により被膜形成および硬化を行
なわせた結果、厚さ約75μの銀青色ポリエステル
層と、それを被覆する厚さ約45μの透明アクリル
樹脂層とからなるメタリツク複層塗膜が得られ
た。
実施例 2
スチレン20%、メチルメタクリレート5%、2
―エチルヘキシルアクリレート15%、イソブチル
メタクリレート40%および2―ヒドロキシエチル
メタクリレート20%を共重合させて得られた数平
均分子量約10000のアクリル樹脂を、その100部に
つき20部のブロツクイソシアネート硬化剤(ε―
カプロラクタムでブロツクされたキシリレンジイ
ソシアネート、NCO基含有量19%)と共に実施
例1の成分Aと同様の粒径に紛砕して成分D(複
層パラメータ0.37g/cm2、表面張力29.6dyne/
cm)とした。
―エチルヘキシルアクリレート15%、イソブチル
メタクリレート40%および2―ヒドロキシエチル
メタクリレート20%を共重合させて得られた数平
均分子量約10000のアクリル樹脂を、その100部に
つき20部のブロツクイソシアネート硬化剤(ε―
カプロラクタムでブロツクされたキシリレンジイ
ソシアネート、NCO基含有量19%)と共に実施
例1の成分Aと同様の粒径に紛砕して成分D(複
層パラメータ0.37g/cm2、表面張力29.6dyne/
cm)とした。
つぎにエピコート1004(シエル化学社製エポキ
シ樹脂)100部につき10部の黄色酸化鉄「マピコ
イエロー」(チタン工業(株)製品、商品名)を混練
分散させたものをジシアンジアミド4.5部と共に
同様粒径に粉砕し、複層パラメータ0.42g/cm2、
表面張力37.8dyne/cmの成分Eを得た。
シ樹脂)100部につき10部の黄色酸化鉄「マピコ
イエロー」(チタン工業(株)製品、商品名)を混練
分散させたものをジシアンジアミド4.5部と共に
同様粒径に粉砕し、複層パラメータ0.42g/cm2、
表面張力37.8dyne/cmの成分Eを得た。
さらに、エステルレジン#200(東洋紡績(株)製
ポリエステル、複層パラメータ0.25g/cm2、表面
張力57.8dyne/cm)を用い、実施例1の成分Cと
同様の方法でアルミニウムフレーク(東洋アルミ
ニウム(株)製造品、品番#1109M、最大粒径50μ)
に対する包被処理を行ない、成分Fを得た。
ポリエステル、複層パラメータ0.25g/cm2、表面
張力57.8dyne/cm)を用い、実施例1の成分Cと
同様の方法でアルミニウムフレーク(東洋アルミ
ニウム(株)製造品、品番#1109M、最大粒径50μ)
に対する包被処理を行ない、成分Fを得た。
成分Dと成分Eの間、成分Dとエステルレジン
#200の間および成分Eとエステルレジン#200の
間の親和性パラメータは、それぞれ0.40,1.8,
2.6であつた。
#200の間および成分Eとエステルレジン#200の
間の親和性パラメータは、それぞれ0.40,1.8,
2.6であつた。
上記成分D、成分Eおよび成分Fを、それぞれ
45部、55部、8部の割合で均一に混合することに
より、メタリツク被層塗膜形成用粉体塗料()
を完成した。
45部、55部、8部の割合で均一に混合することに
より、メタリツク被層塗膜形成用粉体塗料()
を完成した。
この粉体塗料を、ボンデライトBN#144で化成
処理を施した軟鋼板(厚さ0.5mm)の上に静電法
で塗付し、185℃、30分間の加熱により被膜形成
および硬化を行なわせた結果、厚さ約67μの黄色
メタリツク調エポキシ樹脂層と、それを被覆する
厚さ約48μの透明アクリル樹脂層とからなるメタ
リツク複層塗膜が得られた。
処理を施した軟鋼板(厚さ0.5mm)の上に静電法
で塗付し、185℃、30分間の加熱により被膜形成
および硬化を行なわせた結果、厚さ約67μの黄色
メタリツク調エポキシ樹脂層と、それを被覆する
厚さ約48μの透明アクリル樹脂層とからなるメタ
リツク複層塗膜が得られた。
実施例 3
スチレン12%、メチルメタクリレート5%、イ
ソブチルメタクリレート63%およびグリシジルメ
タクリレート20%の共重合体である数平均分子量
約10000のアクリル樹脂100部とドデカンジカルボ
ン酸18部とを共に粉砕し、前記成分Aと同様の粉
状として成分G(複層パラメータ0.32g/cm2、表
面張力26.9dyne/cm)とした。
ソブチルメタクリレート63%およびグリシジルメ
タクリレート20%の共重合体である数平均分子量
約10000のアクリル樹脂100部とドデカンジカルボ
ン酸18部とを共に粉砕し、前記成分Aと同様の粉
状として成分G(複層パラメータ0.32g/cm2、表
面張力26.9dyne/cm)とした。
つぎに、別のアクリル樹脂(スチレン35%、2
―エチルヘキシルアクリレート20%、イソブチル
メタクリレート22%、および2―ヒドロキシエチ
ルメタクリレート23%の共重合体、数平均分子量
約8000)100部と赤色酸化鉄顔料「シコトランス
レツド402」(西ドイツ、BASF社製造、商品名)
5部とを混練したものに、ブロツクイソシアネー
ト硬化剤(キシリレンジイソシアネートとイソホ
ロンジイソシアートとの等重量混合物、をベンジ
ルアルコールでブロツクしたもの。NCO基含有
量20%)30部を加え、同様粒度に粉砕して成分H
(複層パラメータ0.45g/cm2、表面張力29.5dyne/
cm)とした。
―エチルヘキシルアクリレート20%、イソブチル
メタクリレート22%、および2―ヒドロキシエチ
ルメタクリレート23%の共重合体、数平均分子量
約8000)100部と赤色酸化鉄顔料「シコトランス
レツド402」(西ドイツ、BASF社製造、商品名)
5部とを混練したものに、ブロツクイソシアネー
ト硬化剤(キシリレンジイソシアネートとイソホ
ロンジイソシアートとの等重量混合物、をベンジ
ルアルコールでブロツクしたもの。NCO基含有
量20%)30部を加え、同様粒度に粉砕して成分H
(複層パラメータ0.45g/cm2、表面張力29.5dyne/
cm)とした。
さらに、セルロースアセテートブチレート
(CAB)(米国イーストマンコダツク社製EAB551
―02、複層パラメータ0.18g/cm2、表面張力
33.9dyne/cm)を用い、実施例1の成分Cと同種
のアルミニウムフレークに同様の方法で包被処理
を施し、成分Iを得た。
(CAB)(米国イーストマンコダツク社製EAB551
―02、複層パラメータ0.18g/cm2、表面張力
33.9dyne/cm)を用い、実施例1の成分Cと同種
のアルミニウムフレークに同様の方法で包被処理
を施し、成分Iを得た。
成分Gと成分Hの間および成分GとCABの間
および成分BとCABの間の親和性パラメータ
は、それぞれ0.1、−0.1、−0.8であつた。
および成分BとCABの間の親和性パラメータ
は、それぞれ0.1、−0.1、−0.8であつた。
成分G、成分Hおよび成分Iをそれぞれ40部、
60部、10部の割合で均一に混合し、メタリツク複
層塗膜形成用粉体塗料()を完成した。
60部、10部の割合で均一に混合し、メタリツク複
層塗膜形成用粉体塗料()を完成した。
この粉体塗料は、実施例1と同様に表面調整を
施した軟鋼板の上に静電法で塗付し、180℃、30
分間の加熱により被膜形成および硬化を行なわせ
て、厚さ約65μの赤色メタリツク調アクリル樹脂
層と、それを被覆する厚さ約35μの透明アクリル
樹脂層とからなるメタリツク複層塗膜が形成され
た。
施した軟鋼板の上に静電法で塗付し、180℃、30
分間の加熱により被膜形成および硬化を行なわせ
て、厚さ約65μの赤色メタリツク調アクリル樹脂
層と、それを被覆する厚さ約35μの透明アクリル
樹脂層とからなるメタリツク複層塗膜が形成され
た。
また、実施例1〜5で得られた塗膜は、耐水性
(異状なし、40℃―1週間浸漬)、耐候性(試験前
の塗膜と比較して光沢、変色の変化なく良好、1
年間屋外バクロ)、加工性(エリクセン5mm以
上、エリクセン社製塗膜打出機)の性能を示し
た。
(異状なし、40℃―1週間浸漬)、耐候性(試験前
の塗膜と比較して光沢、変色の変化なく良好、1
年間屋外バクロ)、加工性(エリクセン5mm以
上、エリクセン社製塗膜打出機)の性能を示し
た。
比較例
アセトンによる洗浄を施したのみで、とくに包
被処理を施さないアルミニウムフレークを用いた
ことの外は、実施例1〜3とまつたく同様にして
塗膜形成を試みたが、アルミニウムフレークは両
層内にほぼ一様に分布し、しかもその一部が塗膜
表面に露出していた。また、該塗膜は、それぞれ
耐水性(白化)耐候性(ツヤびけ、若干変色)、
加工性(エリクセン1mm)の性質を示した(試験
条件は前記と同様の方法)。
被処理を施さないアルミニウムフレークを用いた
ことの外は、実施例1〜3とまつたく同様にして
塗膜形成を試みたが、アルミニウムフレークは両
層内にほぼ一様に分布し、しかもその一部が塗膜
表面に露出していた。また、該塗膜は、それぞれ
耐水性(白化)耐候性(ツヤびけ、若干変色)、
加工性(エリクセン1mm)の性質を示した(試験
条件は前記と同様の方法)。
図面は複層パラメータの測定のために用いる測
定系を模型的に示した断面図である。
定系を模型的に示した断面図である。
Claims (1)
- 1 少なくとも2種が粉体である2種以上の樹脂
もしくは樹脂組成物および粒子状金属を含み、該
粉体である樹脂もしくは樹脂組成物から選ばれた
2種の組合せの少なくとも1つの相互間は、(a)不
相溶もしくは難相溶であり、(b)溶融物の同一温度
における表面張力に実質的な差が存在し、しかも
(c)複層形成複合パラメータに実質的な差があつ
て、かつ、該粒子状金属が前記樹脂もしくは樹脂
組成物のうち、前記表面張力が最小であるものよ
りも2.0dyne/cm以上であるものにより包被され
たものであるメタリツク被層塗膜形成用粉体塗
料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5903577A JPS53143630A (en) | 1977-05-20 | 1977-05-20 | Powder coating for metallic multilayered coating film |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5903577A JPS53143630A (en) | 1977-05-20 | 1977-05-20 | Powder coating for metallic multilayered coating film |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53143630A JPS53143630A (en) | 1978-12-14 |
| JPS6136029B2 true JPS6136029B2 (ja) | 1986-08-15 |
Family
ID=13101625
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5903577A Granted JPS53143630A (en) | 1977-05-20 | 1977-05-20 | Powder coating for metallic multilayered coating film |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS53143630A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9849817B2 (en) | 2016-03-16 | 2017-12-26 | Ford Global Technologies, Llc | Composite seat structure |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3348331B1 (en) | 2015-09-07 | 2020-03-04 | AGC Inc. | Method for producing coated article |
-
1977
- 1977-05-20 JP JP5903577A patent/JPS53143630A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9849817B2 (en) | 2016-03-16 | 2017-12-26 | Ford Global Technologies, Llc | Composite seat structure |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53143630A (en) | 1978-12-14 |
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