JPS6140744B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6140744B2 JPS6140744B2 JP59033482A JP3348284A JPS6140744B2 JP S6140744 B2 JPS6140744 B2 JP S6140744B2 JP 59033482 A JP59033482 A JP 59033482A JP 3348284 A JP3348284 A JP 3348284A JP S6140744 B2 JPS6140744 B2 JP S6140744B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- alloy
- cold
- heat treatment
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Hard Magnetic Materials (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は磁性材料用FeCoMnC系合金に関す
る。 (従来技術とその問題点) 現在各方面で用いられているFe−Cr−Co系合
金は冷間加工、例えば圧延、伸線およびスエージ
加工等が容易であるという特徴を有する永久磁石
として知られている(例えば、公開特54−
153719)。そして、さらに磁気特性を向上させる
ための努力が払われている。ところで、Fe−Cr
−Co系合金は永久磁石としての特性を得るため
に強い磁性の相と弱い磁性の相を適当に分散させ
るように熱処理が施されている。前記Fe−Cr−
Co系合金の熱処理は、特定の温度範囲を所定の
ゆつくりした速度(例えば、20℃/時間)で降下
させ、さらに長時間の時効処理を施すものであ
り、10時間あるいは、それ以上の熱処理時間を必
要とする。さらに上記降温速度が磁気特性に大き
く影響を与えるため、降温プログラムは厳密に管
理することが必要であつた。その問題点を解決す
るために、連続降温でなく、10℃〜20℃の間隔で
段階的に降温させる方法が提案されているが、や
はり長時間の熱処理が必要であつた。 (発明の目的) 本発明は、Fe−Cr−Co系合金におけるような
熱処理に必要な厳密な降温プログラムの管理や長
時間の熱処理を必要とせず、1時間程度の短時間
の熱処理で所望の磁性特性が得られ、さらに所望
の場所を非磁性化できるという大きな特徴を有す
る磁性材料用合金を提供するものである。 (発明の構成) すなわち本発明はCo:30〜55重量%、Mn15〜
27重量%、C:0.1重量%以上から0.3重量%未
満、残部Feからなることを特徴とするFeCoMnC
系磁性合金及びCo:30〜55重量%、Mn15〜27重
量%、C:0.1〜0.3重量%の組成に対してSi:3.6
重量%以下又はV:2.9重量%以下、又はSiとV
を合計2.5重量%以下添加し、残部Feからなるこ
とを特徴とするFeCoMnC系磁性合金である。 (構成の詳細な説明) 本発明の磁性材料用合金は、上述の構成をとる
ことにより、短時間の熱処理で高保磁力の永久磁
石材料となりうる。 本発明の合金は、まず、Co元素を30〜55重量
%に限定する。その限定理由は、Co元素が30重
量%を下まわつて添加されるときおよび55重量%
を越えて添加されるとき、本発明の合金の保磁力
は著しく低下した。 本発明の合金のMnを27重量%を越えて添加す
ると、磁化量が減少し、実用的でなくなり、15重
量%を下まわつて添加すると保磁力が減少した。
したがつてMn元素は15重量%〜27重量%に限定
する。C元素は2重量%程度まで本発明の合金内
に固溶させることができるが、Cを0.3重量%以
上添加すると、冷間加工性が悪くなり、またCを
0.1重量%を下まわつて添加すると、冷間加工は
不可能となつた。したがつてC元素は0.1重量%
から0.3重量%未満に限定する。Si元素は本発明
の合金の磁性特性を改良する元素であり、3.6重
量%を越えて添加すると冷間加工が不可能となつ
た。V元素は、本発明の合金の冷間加工性を改良
する元素である。しかしながら2.9重量%を越え
て添加すると、冷間加工が不可能となつた。また
Si+Vの添加においては、2.5重量%を越えて添
加すると、冷間加工が不可能となつた。したがつ
て、Si元素は3.6重量%以下、V元素は2.9重量%
以下、Si+Vの場合は2.5重量%以下に限定す
る。 (実施例) 以下本発明の実施例について詳細に説明する。
試料として、次の第1表に示すNo1〜13の13種類
の組成を選んだ。また比較のためNo14として公
知のFe−Cr−Co−Ti合金を選んだ。 第1表のNo1〜13に示した化学成分組成の合金
インゴツトは、850℃の温度で1時間、Ar雰囲気
中で加熱した後、10%NaOH水溶液中に浸して急
冷した。前記急冷した13種類の合金インゴツト
は、次の工程で冷間伸線加工を施した。前記13種
類の化学成分組成のうち、No9、11、12および13
の合金は冷間伸線加工性が極度に悪く、減面率で
10%の冷間伸線加工を施すまでに伸線ダイスが破
壊されるかあるいは線材が破断した。また、
No10の合金は、減面率で97%まで冷間伸線加工
が施せたが、途中、線材が破断し、冷間伸線加工
性に劣つていた。No1〜8の合金は減面率で99.8
%まで冷間伸線加工が可能であり、冷間加工性に
優れた合金であることがわかつた。
る。 (従来技術とその問題点) 現在各方面で用いられているFe−Cr−Co系合
金は冷間加工、例えば圧延、伸線およびスエージ
加工等が容易であるという特徴を有する永久磁石
として知られている(例えば、公開特54−
153719)。そして、さらに磁気特性を向上させる
ための努力が払われている。ところで、Fe−Cr
−Co系合金は永久磁石としての特性を得るため
に強い磁性の相と弱い磁性の相を適当に分散させ
るように熱処理が施されている。前記Fe−Cr−
Co系合金の熱処理は、特定の温度範囲を所定の
ゆつくりした速度(例えば、20℃/時間)で降下
させ、さらに長時間の時効処理を施すものであ
り、10時間あるいは、それ以上の熱処理時間を必
要とする。さらに上記降温速度が磁気特性に大き
く影響を与えるため、降温プログラムは厳密に管
理することが必要であつた。その問題点を解決す
るために、連続降温でなく、10℃〜20℃の間隔で
段階的に降温させる方法が提案されているが、や
はり長時間の熱処理が必要であつた。 (発明の目的) 本発明は、Fe−Cr−Co系合金におけるような
熱処理に必要な厳密な降温プログラムの管理や長
時間の熱処理を必要とせず、1時間程度の短時間
の熱処理で所望の磁性特性が得られ、さらに所望
の場所を非磁性化できるという大きな特徴を有す
る磁性材料用合金を提供するものである。 (発明の構成) すなわち本発明はCo:30〜55重量%、Mn15〜
27重量%、C:0.1重量%以上から0.3重量%未
満、残部Feからなることを特徴とするFeCoMnC
系磁性合金及びCo:30〜55重量%、Mn15〜27重
量%、C:0.1〜0.3重量%の組成に対してSi:3.6
重量%以下又はV:2.9重量%以下、又はSiとV
を合計2.5重量%以下添加し、残部Feからなるこ
とを特徴とするFeCoMnC系磁性合金である。 (構成の詳細な説明) 本発明の磁性材料用合金は、上述の構成をとる
ことにより、短時間の熱処理で高保磁力の永久磁
石材料となりうる。 本発明の合金は、まず、Co元素を30〜55重量
%に限定する。その限定理由は、Co元素が30重
量%を下まわつて添加されるときおよび55重量%
を越えて添加されるとき、本発明の合金の保磁力
は著しく低下した。 本発明の合金のMnを27重量%を越えて添加す
ると、磁化量が減少し、実用的でなくなり、15重
量%を下まわつて添加すると保磁力が減少した。
したがつてMn元素は15重量%〜27重量%に限定
する。C元素は2重量%程度まで本発明の合金内
に固溶させることができるが、Cを0.3重量%以
上添加すると、冷間加工性が悪くなり、またCを
0.1重量%を下まわつて添加すると、冷間加工は
不可能となつた。したがつてC元素は0.1重量%
から0.3重量%未満に限定する。Si元素は本発明
の合金の磁性特性を改良する元素であり、3.6重
量%を越えて添加すると冷間加工が不可能となつ
た。V元素は、本発明の合金の冷間加工性を改良
する元素である。しかしながら2.9重量%を越え
て添加すると、冷間加工が不可能となつた。また
Si+Vの添加においては、2.5重量%を越えて添
加すると、冷間加工が不可能となつた。したがつ
て、Si元素は3.6重量%以下、V元素は2.9重量%
以下、Si+Vの場合は2.5重量%以下に限定す
る。 (実施例) 以下本発明の実施例について詳細に説明する。
試料として、次の第1表に示すNo1〜13の13種類
の組成を選んだ。また比較のためNo14として公
知のFe−Cr−Co−Ti合金を選んだ。 第1表のNo1〜13に示した化学成分組成の合金
インゴツトは、850℃の温度で1時間、Ar雰囲気
中で加熱した後、10%NaOH水溶液中に浸して急
冷した。前記急冷した13種類の合金インゴツト
は、次の工程で冷間伸線加工を施した。前記13種
類の化学成分組成のうち、No9、11、12および13
の合金は冷間伸線加工性が極度に悪く、減面率で
10%の冷間伸線加工を施すまでに伸線ダイスが破
壊されるかあるいは線材が破断した。また、
No10の合金は、減面率で97%まで冷間伸線加工
が施せたが、途中、線材が破断し、冷間伸線加工
性に劣つていた。No1〜8の合金は減面率で99.8
%まで冷間伸線加工が可能であり、冷間加工性に
優れた合金であることがわかつた。
【表】
【表】
第2表には、第1表のNo1〜8の合金の減面率
で99.8%まで冷間伸線加工を施したものについて
熱処理を施し、磁気特性の測定値を示した。
で99.8%まで冷間伸線加工を施したものについて
熱処理を施し、磁気特性の測定値を示した。
【表】
第1表のNo14はFe−Cr−Co系合金の1例であ
る。No14は1180℃で1時間、水素雰囲気中で溶
体化処理を施し、水中に浸して急令した。その
後、減面率99.8%の冷間伸線加工を施し、再び、
650で1時間水素雰囲気中で熱処理を施し、水中
に急冷した。その後、再び625℃から505℃まで18
℃/時間の速度で降温しつつ熱処理(水素雰囲気
中)し、さらに505℃で8時間、水素雰囲気中で
熱処理を施した(条件A)。磁気特性の測定結果
を第2表に示した。本発明の合金はFe−Cr−Co
系合金と比べ、短時間の熱処理で、高保磁力の磁
性特性が得られることがわかつた。また、冷間伸
線加工後の線材を矯正機で矯正し、直伸化する
と、第1表No1〜Noの合金は材料内部に割れ等は
生じなかつたが、No10は、材料内部に割れが生
じていた。 本発明の合金の上記した冷間伸線加工後の細線
を700℃の温度に保持された均熱長200mmの水素雰
囲気の貫通炉の一方端から連続して、2.4m/分
の速度で送り込み、他の一方端より連続して取り
出し、直径400mmのドラムに巻き取る熱処理方法
によつても例えば第1表に示したNo.2の組成で
は保磁力=790(Oe)、残留磁束密度=5.1
(KG)の良好な磁気特性が得られた。上記の連続
熱処理された細線に、5W連続発振YAGレーザの
0.5mm直径のレーザビームを2秒間照射した。こ
のレーザを照射した部分を切り出し磁化量を測定
するとBsの値が6ガウスとなり、ほとんど非磁
性の相に変態していることがわかつた。 (発明の効果) 上述のように本発明の合金は短時間の熱処理で
高保磁力が得られ、又線材加工の際にも割れを生
じない等の優れた特徴を有している。
る。No14は1180℃で1時間、水素雰囲気中で溶
体化処理を施し、水中に浸して急令した。その
後、減面率99.8%の冷間伸線加工を施し、再び、
650で1時間水素雰囲気中で熱処理を施し、水中
に急冷した。その後、再び625℃から505℃まで18
℃/時間の速度で降温しつつ熱処理(水素雰囲気
中)し、さらに505℃で8時間、水素雰囲気中で
熱処理を施した(条件A)。磁気特性の測定結果
を第2表に示した。本発明の合金はFe−Cr−Co
系合金と比べ、短時間の熱処理で、高保磁力の磁
性特性が得られることがわかつた。また、冷間伸
線加工後の線材を矯正機で矯正し、直伸化する
と、第1表No1〜Noの合金は材料内部に割れ等は
生じなかつたが、No10は、材料内部に割れが生
じていた。 本発明の合金の上記した冷間伸線加工後の細線
を700℃の温度に保持された均熱長200mmの水素雰
囲気の貫通炉の一方端から連続して、2.4m/分
の速度で送り込み、他の一方端より連続して取り
出し、直径400mmのドラムに巻き取る熱処理方法
によつても例えば第1表に示したNo.2の組成で
は保磁力=790(Oe)、残留磁束密度=5.1
(KG)の良好な磁気特性が得られた。上記の連続
熱処理された細線に、5W連続発振YAGレーザの
0.5mm直径のレーザビームを2秒間照射した。こ
のレーザを照射した部分を切り出し磁化量を測定
するとBsの値が6ガウスとなり、ほとんど非磁
性の相に変態していることがわかつた。 (発明の効果) 上述のように本発明の合金は短時間の熱処理で
高保磁力が得られ、又線材加工の際にも割れを生
じない等の優れた特徴を有している。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Co:30〜55重量%、Mn15〜27重量%、C:
0.1重量%以上0.3重量%未満残部Feからなること
を特徴とするFeCoMnC系磁性合金。 2 Co:30〜55重量%、Mn15〜27重量%、C:
0.1重量%以上0.3重量%未満の組成に対してSi:
3.6重量%以下又はV:2.9重量%以下、又はSiと
Vを合計2.5重量%以下添加し、残部Feからなる
ことを特徴とするFeCoMnC系磁性合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59033482A JPS60177165A (ja) | 1984-02-24 | 1984-02-24 | FeCoMnC系磁性合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59033482A JPS60177165A (ja) | 1984-02-24 | 1984-02-24 | FeCoMnC系磁性合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60177165A JPS60177165A (ja) | 1985-09-11 |
| JPS6140744B2 true JPS6140744B2 (ja) | 1986-09-10 |
Family
ID=12387766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59033482A Granted JPS60177165A (ja) | 1984-02-24 | 1984-02-24 | FeCoMnC系磁性合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60177165A (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5873748A (ja) * | 1981-09-29 | 1983-05-04 | Nec Corp | Fe−Co−Mn−C系合金 |
| JPS5873743A (ja) * | 1981-09-29 | 1983-05-04 | Nec Corp | Fe−Co−Mn−C合金 |
| JPS5873744A (ja) * | 1981-09-29 | 1983-05-04 | Nec Corp | Fe−Co−Mn−C系合金 |
-
1984
- 1984-02-24 JP JP59033482A patent/JPS60177165A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60177165A (ja) | 1985-09-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |