JPS6141336Y2 - - Google Patents

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JPS6141336Y2
JPS6141336Y2 JP8488180U JP8488180U JPS6141336Y2 JP S6141336 Y2 JPS6141336 Y2 JP S6141336Y2 JP 8488180 U JP8488180 U JP 8488180U JP 8488180 U JP8488180 U JP 8488180U JP S6141336 Y2 JPS6141336 Y2 JP S6141336Y2
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transistor
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resistor
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、テレビジヨン受像機における受像画
面の水平及び垂直振幅が電源電圧の変動に対して
変化するのを補正し、常に一定の画面振幅になる
ように制御するテレビジヨン受像機の受像画面振
幅制御回路に関する。
従来よりテレビジヨン受像機に於いては、受像
管の電子銃から発射された電子ビームを偏向コイ
ルに鋸歯状波の偏向電流を流すことによつて偏向
し、受像管の螢光膜スクリーンに画面を結像させ
ていることは周知の通りである。この画面の振幅
は、偏向コイルに流れる偏向電流の大きさに比例
し、又受像管の陽極電圧の平方根に略々逆比例す
ることも周知の通りである。
又、偏向コイルに流れる偏向電流は、偏向回路
に供給される直流電源電圧に比例する。この直流
電源電圧は、商用交流電圧を整流し、安定化電源
回路等で安定化して得ているのが一般的である
が、電源の利用率を極力大きくするために商用交
流電圧の変動範囲すべてに対して安定化した直流
電圧が得られるようにはなつていないのが普通で
ある。例えば、商用交流電圧が90V〜110Vまで変
動する場合、95V以下では直流電源電圧が安定化
できず、低下してしまうことになる。
従つて、このように直流電源電圧が低下する
と、偏向電流が減少し、画面の振幅が小さくなつ
てしまう。次に受像管陽極電圧は、一般にフライ
バツクパルスを昇圧して、これを整流して得られ
るが、その負荷変動特性は通常受像管の陽極電流
の変化に対し、10%程度の変化となる。このため
受像管の陽極電流を少なくし、画像が暗くなると
受像管陽極電圧が上昇することになる。その結
果、画面振幅が小さくなつてしまう。
以上のようにテレビジヨン受像機に於ては、電
源電圧や画像の明るさによつて画面振幅が変化す
るので、それによつて画面が欠けないようにあら
かじめ10〔%〕〜13〔%〕程度オーバスキヤンし
ておく。この結果、画面振幅は必要以上に大きく
なるので、スクリーンに写し出される情報量が減
少したり、画像が暗くなつてしまう等の不都合が
あつた。
本考案は上述した点に鑑みてなされたもので、
直流電源電圧の変動を第一の分圧回路で検出して
増幅回路に加え、受像管陽極電圧(以下陽極電
圧)の変動を第二の分圧回路で検出して、前記増
幅回路に加え、これらの変動量を前記増幅回路で
増幅して、電源電圧圧の変動した検出信号を垂直
偏向回路及び水平偏向回路に供給してやることに
より、商用電源の変動による直流電源電圧の変動
や、画面が暗くなつたときに受像管の陽極電流の
変化で偏向電流が減少して画面の各振幅が小さく
なることを妨ぎ、常一定の画面振幅が得られるよ
うにして、オーバースキヤンを減らすことがで
き、画面品位を向上させるようにした画像振幅制
御回路を提供することを目的とする。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は、本考案に係る一実施例のブロツク図
が示したものである。図中符号1A及び2Aは第
一の分圧素子であり、直流電源電圧EBとアース
との間に配設され、直流電源電圧EBの変動を検
出して、バツフア増幅回路4の入力端子3に供給
できるように接続してある。このバツフア増幅回
路4は端子5を介して定電圧回路6に接続され、
前記回路6から得られた電圧B2と端子3との電
位差による電流変化を制御増幅回路7に伝えるた
め接続端子8を通して供給できるようにしたもの
である。一方受像管陽極電圧EHが水平偏向回路
9の水平トランス(後述する)より変動電流検出
用の第二の分圧素子1B及び2Bを介して制御増
幅回路7の入力端子8に供給できるようにしてあ
る。即ち、分圧素子1B及び2Bは、水平偏向回
路9の出力EH端子とアースとの間に配設されて
いる。制御増幅回路7の出力端の一方は、垂直偏
向回路10の入力端子11に接続してあり、垂直
偏向回路10の出力を制御できるようにしてあ
る。また他方の出力端は、一次二次共各一方は接
地してある可飽和リアクタンス12の一次端子1
3に接続され、二次端は、水平偏向コイル(水平
偏向回路9内)に入力するように接続してある。
この可飽和リアクタンス12は、制御増幅回路7
の出力信号の変化による出力インダクタンスの変
化を利用するものである。
尚、電源電圧B1及びB3は、前記した水平偏向
回路9に供給してある水平発振回路(水平偏向回
路9内)の電源電圧EBから水平偏向トランス
(水平偏向回路9内)によつて変換され出力され
るものである。そして電圧B1は制御増幅回路7
の電源電圧端子14に供給してあり、電圧B3
垂直偏向回路10の電源電圧として供給できるよ
うにしてある。一方前記した定電圧回路6による
定電圧B2は制御増幅回路7の一部の電源として
供給できるようにしてある。また受像管陽極電圧
(以下陽極電圧)EHも同様に電圧EBの変動によ
り変動するようになつている。
以上のような構成を成す画面振幅制御回路にお
いて回路の動作を説明する。
(1) もし、直流電源電圧EBが低下した場合、垂
直偏向回路10の直流電圧B3も、それに比例
して低下してしまう。そして垂直偏向電流、水
平偏向電流が供に減少する。さて直流電源電圧
Bが低下すると、分圧素子1A及び2Aに流
れる電流が減少するので、端子3の電位も低下
する。一方、電圧B2は定電圧回路6によつて
安定化されているので、端子5及び端子3間の
電位差が増し、端子5と端子8を流れる電流が
増加することとなる。すると端子8の電位が増
加し、制御増幅回路7の入力電流が増加する。
そしてこの入力電流を増幅して制御増幅回路7
の双方の出力を流れる電流(端子11と8間、
端子13と8間)並びに端子14と8間)が増
加することとなる。そして、これらの電流の変
化は、端子11の電圧を低下させる。
前記したように端子11は、垂直偏向回路1
0の出力制御回路の動作を制御できるように接
続してあるので、垂直偏向回路10の出力振幅
電圧を上昇させることができる(尚、垂直偏向
回路10の動作は後述する)。
又一方、前記可飽和リアクタンスの一次巻線
を流れる電流、即ち端子13と8間を流れる電
流が増加すると、二次巻線のインダクタンスが
減少するので、水平偏向回路9内の水平偏向コ
イル(後述する)のインダクタンスが減少した
こととなるので水平偏向電流は増加し、直流電
源電圧の低下に伴なう水平発振出力の低下を補
償することができる。
(2) 次に陽極電圧EHが画面を暗くすることによ
つて上昇する場合を検討する。陽極電圧EH
上昇すると、EHの変化を検出する素子1Bを
流れる電流が増加し、制御増幅回路7の入力電
流が増加する。そして出力電流も増加するの
で、可飽和リアクタンス12の一次巻線を流れ
る電流が増加することとなる。これによつて、
可飽和リアクタンス12の出力側のインダクタ
ンスは減少するので、水平偏向コイル(実際に
は二次側コイルと直列接続)の実質分が減少し
たこととなり、水平偏向コイルに流れる水平偏
向電流が増加するため、陽極電圧EHの上昇に
伴う水平振幅の減少を補なうことができる。
又、陽極電圧EHが下降したときはこれと反
対の動作を行い、前記制御増幅器7は、可変リ
アクタンスを介して陽極電圧EHが上昇するよ
うに働くものである。
さらに、定電圧回路6で得られる電圧B2
安定化は直流電源電圧EBの変化を検出する上
で、欠かせない条件である。なぜならば、直流
電圧B1は、制御増幅器7の一部の電源電圧で
あり、且つ直流電源電圧EBの変化に伴つて変
化する電圧であるからである。また、直流電圧
B1も定電圧電源B2の如く安定化すればよい
が、定電圧回路6を構成する素子(定電圧素
子)の容量が大きくなつて好ましくない。
第2図には、前述の画面振幅制御回路に係る具
体的回路構成の回路図が示されている。
第2図において、点線で囲んだ符号10及び符
号9は前記第1図の垂直偏向回路及び水平偏向回
路の具体的回路を示したものである。ここで、第
2図の垂直偏向回路10の構成を説明する。垂直
発振部15の出力端子はトランジスタQ4のベー
スに接続してある。コレクタは電源B3に接続さ
れ、エミツタは抵抗R17を介して充放電コンデン
サC2の一端に接続されている。このコンデンサ
の他端は接地してある。トランジスタQ5のコレ
クタは、充放電コンデンサC2の一端に接続して
あり、同様にそのコレクタを垂直増幅回路16の
入力端子に接続してある。トランジスタQ5のベ
ースは、抵抗R19を介して接地すると共に、抵抗
R18を介して電源B3が接続してある。垂直増幅回
路16の出力端子は、偏向コイル17に接続して
ある。加えて、前記制御増幅器7の出力端子11
は、トランジスタQ5のエミツタに接続してあ
り、且つこのエミツタは調整抵抗R20を介して接
地してある。
さて、垂直偏向回路10に於ては垂直発振回路
15の出力端子から得られるパルス電圧によつて
トランジスタQ4をオンさせ、コンデンサC2を充
電する。コンデンサC2にはトランジスタQ5のコ
レクタが接続されており、このコレクタに電流を
流すことによつてコンデンサC2に充電された電
荷を放電するので、Q5のコレクタには、鋸歯状
波電圧が発生する。この電圧を垂直増幅出力回路
16で増幅して垂直偏向コイル17に加えること
により、垂直偏向コイル17には、鋸歯状波の偏
向電流が流れ、垂直偏向がなされる。また、トラ
ンジスタQ5のエミツタは可変抵抗器R20が接続し
てあるのでこの抵抗値を可変することにより、ト
ランジスタQ5のエミツタにはコレクタ電流を可
変すれば、鋸歯状波電圧の波高値を変えることが
できるので、垂直振幅を調整することができる。
水平偏向回路9に於ては、図示しない水平発振
パルス発生回路のパルス信号が入力されるトラン
ジスタQ6は、水平出力トランジスタであつて、
そのエミツタは接地され、そのコレクタはダンパ
ーダイオードD2を介して接地され、又、共振コ
ンデンサC3も介して接地されている。またS字
補正コンデンサC4及びフライバツクトランスT1
の一次巻線側に接続してある。
S字補正コンデンサC4は、水平偏向コイル1
8が接続され、前記可飽和リアクタンス12の二
次出力端に接続してある。
フライバツクトランスT1の一次側の一方の端
子は、直流電源電圧EBが供給してある。符号D3
は高圧整流ダイオードであり、受像管陽極電圧E
Hを出力できるようにしてある。整流ダイオード
D4及び平滑コンデンサC5によつて、フライバツ
クトランスT1の巻線に得られるパルス電圧を整
流し、直流電圧B1及びB3を出力している。次に
本考案に係る部分の構成を説明する。第2図にお
いて、符号Q1乃至Q3はトランジスタであり、C1
はコンデンサ、R1乃至R16は抵抗である。第2図
の抵抗R2,R3,R4,R5及びR6は前記第一の分圧
回路に相当し、R3及びR4は並列に接続してあ
る。またR3は温度補償用のサーミスタである。
直流電源電圧EBは、抵抗R2に供給されており、
Bの変動分を検出するトランジスタQ1のベース
は、抵抗R5と抵抗R4及びサーミスタR3の並列回
路との接続点に接続してある。そして、抵抗R5
は、可変抵抗であり、その調整端子もトランジス
タQ1のベースに接続してある。トランジスタQ1
のコレクタは、抵抗R8を介して接地されると共
にトランジスタQ2のベースに接続され、又同様
にQ1のコレクタは抵抗R1を介してダイオードD3
のカソードに接続してある。そして、前記抵抗
R1は分圧素子1Bに相当し、抵抗R8は分圧素子
2Bに相当している。コンデンサC1は、抵抗R1
が比較的高抵抗であるため、回路の浮遊容量によ
つて陽極電圧EHのリツプル電圧がトランジスタ
Q1のベースに位相遅れして加わらないように平
滑するコンデンサであつて、トランジスタQ2
ベースとアースとの間に配設してある。トランジ
スタQ1のエミツタは、抵抗R7を介して定電圧出
力B2が供給され、トランジスタQ2のエミツタも
抵抗R9を介して定電圧出力B2が供給できるよう
に構成してある。トランジスタQ2のエミツタ
は。抵抗R10を介して接地され、コレクタはトラ
ンジスタQ3のベースに接続してある。トランジ
スタQ3のベースとエミツタとの間に抵抗R14が接
続され、直流電圧B1が抵抗R13を介してトランジ
スタQ3のエミツタに供給されるように接続して
ある。またエミツタ出力は、抵抗R16を介して、
前記垂直偏向回路10のトランジスタQ5のエミ
ツタに接続してある。一方トランジスタQ3のコ
レクタは、抵抗R11を介してトランジスタQ2のエ
ミツタに接続され、同様にトランジスタQ3のコ
レクタは抵抗R15を介して前記可飽和リアクタン
ス12の一次巻線WPの一方の端子13に接続し
てある。可飽和リアクタンス12の一次巻線WP
及び二次巻線WSの他方の端子は夫々接地してあ
り、二次巻線WSの他方の端子は前記水平偏向コ
イル18に接続してある。また直流電圧B1は前
記定電圧回路6を構成する抵抗R12と定電圧ダイ
オードD1に供給され、安定化電圧を得るように
してある。即ち、電源電圧B1は、抵抗R12を介し
てアノード接地した定電圧ダイオードD1のカソ
ードに供給するように構成してある。
ところで、この回路の動作は、前述した如くで
あるが再び説明する。直流電源電圧EBが低下し
たとすれば、電圧B3も比例てし低下するので垂
直偏向電流、水平偏向電流共に減少することにな
るが、直流電源電圧EBが低下すると分圧抵抗R2
乃至R6に流れる電流が減少するのでトランジス
タQ1のベースの電圧が低下する。一方直流電圧
B2は定電圧ダイオードD1により安定されている
ので、抵抗R7に流れる電流(前記端子5及び3
間を流れる電流)が増加し、その結果抵抗8に流
れる電流が増加するので、トランジスタQ2のベ
ース電圧が上昇して、Q2のベース電流をを増加
させる。これに伴つてトランジスタQ3のベース
電流及びコレクタ電流が増加するので、当然エミ
ツタ電流は増加する。これによつて、抵抗R13
流れる電流が増加し、トランジスタQ3のエミツ
タ電圧が低下する。トランジスタQ5とトランジ
スタQ3のエミツタとの電位差が増加すれば抵抗
R16を流れる電流が増加するので、トランジスタ
Q5のコレクタ電流は増加して、トランジスタQ5
のコレクタに得られる鋸歯状波電圧の波高値が大
きくなるので、垂直偏向電流が増加し、EBが低
下したことに伴なう垂直振幅の減少を補うことが
できる。
次に、電圧EHが変動した場合は、抵抗R1に流
れる電流が変動し、トランジスタQ2のベース電
圧が上昇し、それに伴つてトランジスタQ3のベ
ース電流及びコレクタ電流が変動するので、可飽
和リアクタンス12の一次側のインダクタンスW
Pに流れる電流が変動し、二次側のインダクタン
スWSが減少する。以下前述した様に陽極電圧の
Hの変動に伴なう水平振幅の減少を補うことが
できる。またトランジスタQ3のコレクタ電流が
増加するとエミツタ電流も増加するので、抵抗
R13に流れる電流が増加し、以下前述した様に陽
極電圧EHの変動に伴なう垂直振幅の変動を補う
ことができる。
次にこの制御増幅回路7の電圧利得はトランジ
スタQ3のコレクタを出力端子とすれば、 R+R10/R×R10×R11+1(倍)として設
定することが できる。抵抗R9を接続するのはトランジスタQ2
のエミツタ電圧よりもトランジスタQ3のコレク
タ電圧が低い領域で動作させたい時に有効な手段
であり、トランジスタQ3のコレクタ電圧の方が
高い領域で動作させる場合には、抵抗R9は不要
となり、その場合の電圧利得はR10+R11/R10
となる。
このように低抗R9を接続することにより、また
抵抗R9乃至R11の各々の低抗値を適当に設定する
ことにより、任意の回路バイアス状態と電圧利得
を得ることができる。トランジスタQ3のエミツ
タに現われる出力信号の電圧利得は周知の通り可
飽和リアクタンス12の一次側インダクタンスW
Pの抵抗分を無視すれば、抵抗R13とR15の抵抗比
によつてダイナミツクレンジの許す範囲で任意に
設定できる。陽極電圧EHの変化を検出する感度
は分圧抵抗R1と抵抗R8の比によつて決まる。感
度を上げようとすれば、分圧抵抗R1を小さくす
るか、又は抵抗R3を大きくすればよい。
但し、抵抗R1及びR8には陽極電圧EHの変化分
のみならず定常状態にて直流電流が流れている訳
であるから、感度を上げると定常時のトランジス
タQ2のベース電圧が高くなる。従つて、ダイナ
ミツクレンジを考慮に入れ、可能な限りトランジ
スタQ2のベース電圧を高くとり、前記したR9
至R11によつて制御増幅回路7の利得とバイアス
を設定するようにできるので、この点からも抵抗
R9を接続した方が望ましい。
直流電源電圧EBの変動分の検出感度は、定電
圧直流電圧B2が定電圧ダイオードD1の電圧で決
まれば、分圧抵抗R2乃至R6の分圧比もおのずと
制限を受けるから、抵抗R7の抵抗値によつて設
定することができる。抵抗R7を小さくすれば、
直流電源電圧EBが変動した時のトランジスタQ1
のコレクタ電流変化量が大きくなるので感度が上
がる。
以上のように検出感度を制御増幅回路(第1図
では符号7)の利得が決まれば、抵抗R15の抵抗
値の設定により、水平振幅の制御感度が定まる。
また抵抗R16及び抵抗R13の設定により垂直振幅の
制御感度が決まる。
次に可飽和リアクタンス12と制御増幅回路7
の出力電流の関係について説明する。可飽和リア
クタンス12のダイナミツクレンジの広さはその
形状の大きさに比例するのでダイナミツクレンジ
を広くすると、形状が大きくなり、高価なものと
なる。従つて必要最低限のダイナミツクレンジを
有効に使うには動作点を調整すればよい。制御増
幅回路7の動作点は抵抗R8乃至R11等によつても
変えられるが、R8を変えると直流電源電圧EB
陽極電圧EHを分圧抵抗(R1及びR2乃至R6)で検
出する感度が変わり、抵抗R9乃至R11を変えると
利得が変わつてしまう。そこで本考案の実施例で
は分圧抵抗の要素である抵抗R5を可変すること
によつてトランジスタQ1のコレクタ電流を可変
し、トランジスタQ2のベース電圧を最適値に調
整できるようにした。
この場合、制御増幅回路7(トランジスタQ2
及びQ3)の利得は当然変化させないで済み、トラ
ンジスタQ1のコレクタ出力インピーダンスは非
常に高いから制御増幅回路7(Q2及びQ3)の入力
インピーダンスを変化させないで済むので、陽極
電圧EHの変動の検出感度も変化させないで済
む。
次に本考案に係る実施例の温度補償について説
明する。
周囲温度が上昇すると、まずトランジスタQ1
のベース、エミツタ間電圧VBEが小さくなる(V
BEは約−2mV/℃の温度係数を持つている)。そ
して抵抗R7に流れる電流が増加し、抵抗R8の電
流も増加するので、結局トランジスタQ3のコレ
クタ電流が増加し、画面振幅が大きくなる。また
定電圧ダイオードD1のツエナー電圧は、本考案
回路のダイナミツクレンジを考えると、5V以上
は必要であるから、定電圧ダイオードD1の温度
係数は正となり定電圧直流電圧B2が上昇する。
この場合も抵抗R7の電流は増加し、同様の動作
で画面振幅が大きくなる。またトランジスタQ2
のベース・エミツタ間電圧も小さくなりトランジ
スタQ2のベース電圧が、抵抗R8の電圧降下によ
つて決定されるものとすれば、トランジスタQ2
のエミツタ電圧が上昇することになり、トランジ
スタQ3のコレクタ電圧は、制御増幅回路7(Q2
及びQ3)の電圧利得倍だけ上昇することとなる。
結局画面振幅が大きくなる。
以上の様に夫々の素子の温度ドリフトは全て同
一方向であるため、補償が必要である。そこで全
体の補償をする意味で、直流電源EBとトランジ
スタQ1のベース間にサーミスタR3を接続したの
である。サーミスタR3は周知の通り、負の温度
係数を持つので、周囲温度が上昇すると、その抵
抗値が小さくなる。そのためトランジスタQ1
ベース電圧が上昇するから、結局直流電源電圧が
上昇したのと同じ動作をすることになり、画面振
幅の増加を補償することができる。補償の度合
(補償温度係数)はサーミスタR3のの選定と抵抗
R2及びR4の抵抗値を適切に設定することにより
決定することができる。
ところで、抵抗R1は陽極電圧EHの変化を直接
検出するように接続してあるが、この抵抗R1
しては従来、陽極電流が少ない領域の陽極電圧E
Hの変化を小さくすべく接続された図示しないダ
ミー抵抗を利用すればよい。また陽極電圧EH
直接検出しなくても第3図のように、受像管フオ
ーカス電圧EFを作るための抵抗分圧回路で、検
出しても、陽極電圧とフオーカス電圧が比例関係
にあれば有効である。即ち、第3図には本考案の
他の実施例の回路図が示されている。
第3図は前記水平偏向回路のフライバツクトラ
ンスの回路図であつて、第2図と同様の要素は同
様の符号を付して説明する。図中、ダイオード
D5とコンデンサ6でフオーカス電圧を発生する
整流回路を形成し、フオーカス電圧は直列抵抗
R21,R22及びR23の抵抗R22の摺動端子で調整して
得られるものである。前記トランジスタQ2のベ
ースには、抵抗R23から入力する構成である。
次に直流電源電圧EBの検出についてである
が、第1図及び第2図に於ては、直接直流電源電
圧EBを検出している。これは電圧EBと電圧B1
及びB3が比例関係にあれば、直接陽極電圧EB
検出しなくても、電圧B1又はB3を検出してもよ
い訳である。尚この実施例は他の構成を省略す
る。
次に抵抗R16はトランジスタQ3のエミツタとト
ランジスタQ5の間に接続してあるが、抵抗R16
トランジスタQ3のコレクタとトランジスタQ5
ベース間に接続しても同様の目的を達成すること
ができる。その場合は、抵抗R13が不要となるの
で、増幅器7(Q2及びQ3)のダイナミツクレンジ
が広くなる。。ただしトランジスタQ5、抵抗
R18、抵抗R19等が集積回路(IC)等で内蔵され
ているような場合は、抵抗R20だけがICの外に接
続されている訳であるから、第2図のような接続
にした方が、ICを変更しなくてもよいことにな
り有利である。
以上述べたように本考案によれば、受像管の画
像の振幅が商用電源の変動や放送受信の際の明る
さの変化により、変動する場合にあつて、変動す
る直流電源電圧の第一の分圧回路及び陽極電圧を
分圧する第二の分圧回路により検出した変動信号
を、制御増幅回路で増幅して検出した出力電流が
各垂直及び水平偏向回路の発振出力を補償するよ
うになるので、テレビジヨン受像機に於ける画面
振幅が前記諸条件により変動するのを補正し、常
に一定の画面振幅が得られるので、オーバスキヤ
ンニング率を減らすことができ、スクリーン上に
より多くの情報量を写し出すことができるという
利点がある。また、同一の高圧電圧では明るく、
鮮明な画像を得ることができ、偏向電力も軽減で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例を示したブロツ
ク図、第2図は本考案の具体的回路構成を示した
回路図、第3図は本考案に係る他の実施例を示し
た回路図である。 1A,1B,2A,2B……分圧素子、4……
バツフア増幅回路、7……制御増幅回路、6……
定電圧回路、12……可飽和リアクタンス、R3
……サーミスタ等、R1及びR2,R4乃至R11
R13,R15及びR16……抵抗、Q1乃至Q3……トラン
ジスタ、D1……定電圧ダイオード、C1……コン
デンサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 受像管の画面を掃引する垂直偏向回路および水
    平偏向回路に結合して画面振幅を制御する回路で
    あつて、 複数の抵抗素子を直列に接続し、その直列接続
    の中に可変抵抗、負の温度特性を有する抵抗素子
    を含んで成り、水平偏向回路用の直流電源電圧を
    分圧して取出す第1の分圧回路と、 受像管陽極電圧に比例した電圧を取出す第2の
    分圧回路と、 第1の電源電圧が入力され、安定化した出力電
    圧を取出す定電圧回路と、 前記第1の分圧回路からの分圧出力がベースに
    供給され、エミツタに前記定電圧回路からの出力
    電圧が供給され、コレクタからベース入力の変化
    に応答する反転出力を取出すようにした第1のト
    ランジスタを有するバツフア増幅回路と、 このバツフア増幅回路の出力と前記第2の分圧
    回路からの分圧出力とがベースに供給され、エミ
    ツタに前記定電圧回路からの出力電圧が分圧され
    て供給される第2のトランジスタ、およびこの第
    2のトランジスタのコレクタ出力がベースに供給
    され、エミツタに前記第1の電源電圧が供給さ
    れ、コレクタが抵抗を介して前記第2のトランジ
    スタのエミツタに接続された第3のトランジスタ
    とを有し、第2のトランジスタのベース入力の変
    化を検出かつ増幅する制御増幅回路と、 この制御増幅回路の前記第3のトランジスタの
    エミツタ・コレクタ電流路を流れる電流の変化を
    利用して垂直偏向回路および水平偏向回路を制御
    して各偏向電流の大きさを変える手段とを具備し
    て成る画面振幅制御回路。
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