JPS6142019B2 - - Google Patents

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JPS6142019B2
JPS6142019B2 JP51040715A JP4071576A JPS6142019B2 JP S6142019 B2 JPS6142019 B2 JP S6142019B2 JP 51040715 A JP51040715 A JP 51040715A JP 4071576 A JP4071576 A JP 4071576A JP S6142019 B2 JPS6142019 B2 JP S6142019B2
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JP
Japan
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polymer
value
specific gravity
difference
fibrous sheet
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Application number
JP51040715A
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English (en)
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JPS52124978A (en
Inventor
Takeo Nishimura
Kazuto Akamata
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
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Publication of JPS52124978A publication Critical patent/JPS52124978A/ja
Publication of JPS6142019B2 publication Critical patent/JPS6142019B2/ja
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は立体的色感のすぐれた繊維質シート及
びその製造法に関する。更に詳しくは着色剤を含
有した多孔質重合体と繊維集合体とからなる繊維
質基体或はこれに非多孔質被覆層を有する繊維質
基体に特定の条件下で形押しを行うことによつて
得られる立体的色感のすぐれた繊維質シート及び
その製造法に関するものである。 ポリウレタンエラストマーやポリ塩化ビニルな
どの重合体或はこれと繊維集合体よりなる繊維質
シートは天然皮革の代替品として靴、衣料、バツ
グ、インテリア材料、ブツクカバー、カメラケー
ス、ボール、装飾、工業材料などのあらゆる分野
に多く利用されている。該繊維質シートがこのよ
うに多くの分野に使用されるためにはそれぞれの
用途に適合できる程度に物性や風合いがすぐれて
いなければならないことは勿論であるが、表面の
色や形押模様も商品価値を大きく左右するので、
ユーザーの要望にこたえることが非常に大切であ
る。特に靴、衣料、バツグなどの分野においては
フアツシヨン性が大きく、外観の改良、つまり高
級化が強くさけばれている。 このような要求により現在行われている方法に
は、表面に多孔質重合体被覆層を有するいわゆる
銀付皮革様シート物の表面仕上法で付与する高級
感は、一定模様の彫刻をしたグラビヤロールで色
の濃淡を付けたり、着色した後、エンボスして凹
凸模様を付け、更に凸部を着色するなどの煩雑な
手段で行つている。あるいは複数層の着色層を付
与し、最表層の着色層の一部を摩擦して除去し、
色の濃淡を付けるなどの方法がとられている。 しかるに、繊維集合体と多孔質重合体とからな
る繊維質シートの場合には表面被覆層を有するシ
ート物のようにグラビヤロールで着色剤を添付し
ても、着色剤の吸収、浸透が大きく良好な着色や
良好な色調の表面にすることは容易ではない。ま
た模様状の着色部の境界を鮮明に区別すること、
更に模様状の着色部と同じ形のエンボスで形押し
することも難かしい。そのため、同一平面に単に
色の濃淡をつけるだけなので、立体的色感が足り
ず十分満足な製品が得られない。そこで本発明者
らは、作業性が良好であり、立体的色感のすぐれ
た高級な製品を得るべく、広範囲に亘る仕上方法
について検討した結果、着色剤を含有した多孔質
重合体と繊維集合体とからなる繊維質基体或はこ
れと非多孔質被覆層とからなる特定の繊維質基体
に従来行われていない特定の条件で形押しするこ
とによりその凹部が変色して濃色になり立体的色
感のすぐれた繊維質シートが得られることを見い
出し本発明に到達した。 即ち、本発明者らは着色剤を含有する多孔質重
合体と繊維集合体とより得られた繊維質基体を、
少なくとも表層の多孔質重合体を潰して透明化す
るに十分な温度と圧力で従来の機械的エンボシン
グ方法よりも強い条件で形押しを行うことによ
り、凹凸模様の繊維質シートであつて、凸部と凹
部の表面の比重差が0.1以上あり、凹部と凸部の
深さの差が80μ以上であり、さらに凹部と凸部の
表面の最大吸収波長におけるクーベルカームンク
の式で計算されたK/S(ここでKは吸収係数で
あり、Sは散乱係数である)の値の差が1.0以上
にすることにより、立体的色感の優れた天然皮革
の代替品として有効な繊維質シートが得られるこ
とを見い出した。 即ち、本発明は繊維集合体の内部にポリウレタ
ンエラストマーを主体とする重合体の湿式凝固多
孔質物が充填されており、かつ該重合体には重合
体に対して1〜300重量%の着色剤が含有されて
おり、その表面のK/S値が0.5〜7.0、見掛比重
0.2〜0.9である繊維質シートに、少なくとも表層
のポリウレタンエラストマーを主体とする重合体
の多孔質を潰して透明化するに十分な温度と圧力
で、かつ凹部の見掛比重(d2)と凸部の見掛比重
(d1)の差(d2−d1)が0.1以上で、さらに凹部の
K/S値(K2)と凸部のK/S値(K1)の差(K2
−K1)が1.0以上で、深さが80ミクロン以上の条件
を満たす強さで形押しを行うことによつて立体感
と色差感が一体化した立体的色感のすぐれた繊維
質シートが得られる。 つまり、本発明の繊維質シートは、色の濃淡の
上に鮮明な凹凸模様が一致した表面になるため、
従来の平面的な色付方法と形押しに比較して、は
るかに立体的色感に富んだ製品が得られ、さらに
作業性や生産性の良いものとなる。 本発明で形押しに供される繊維質基体とは繊維
集合体を着色剤を含有せる多孔質重合体で充填し
たものであり、一般的には不織布、織布、フエル
ト、編物などの繊維集合体に着色剤を含有せる重
合体溶液を含浸し、次いで該重合体を凝固する原
染法により得られる。凝固方法は熱などにより溶
媒を除去して凝固する乾式法や、非溶媒の蒸気或
は非溶媒の凝固浴中で凝固させる湿式法による方
法があるが、後者の方法は特に含浸凝固された重
合体が多孔質であるので、形押し後の立体的色感
が鮮明になる。本発明では非溶媒の凝固浴中で重
合体を微細な多孔質状態に凝固させることが繊維
質シートの形押しによるK/S値の差、すなわち
色差の範囲を大きくすることができるので好まし
い。 また原染法によらない場合として、繊維集合体
と重合体からなる繊維質基体に形押しの前に適当
な溶媒或は分散媒に溶解或は分散せしめた着色剤
中で繊維質基体を処理する方法でもなされる。 繊維集合体を構成する繊維としてはスフ、レー
ヨン、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレ
ン、ポリアクリロニトリル等の単独紡糸繊維、或
はナイロン、ポリエステル等とポリスチレン、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等との混合又は複合
紡糸繊維やこれらの異形断面繊維などの通常の繊
維がそのまま使用できる。 本発明で用いられる重合体はポリウレタンエラ
ストマーである。ポリウレタンエラストマーは多
孔質構造の気孔を極微細気孔から巨大気孔までさ
まざまな形状のものが得られ、それによつて添加
した着色剤の発色状態を変えることができる。そ
れに加えて耐傷性、耐摩耗性、耐屈曲疲労強度、
形押し加工後の風合い変化が小さいなどのために
好ましい。ポリウレタンエラストマーは分子量
500〜4000のポリエチレンエーテルグリコール、
ポリヘキサメチレンエーテルグリコール、ポリエ
チレンアジペートグリコール、ポリブチルンアジ
ペートグリコール、ポリカプロラクトングリコー
ル等のソフトセグメントとエチレングリコール、
ブタンジオール、エタノールアミン、ヒドラジ
ン、4・4′−メチレンビス(2−クロロアニリ
ン)等の鎖伸長剤とジフエニルメタン−4・4′−
ジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネートなどのジイソシ
アネートからなる。該ポリウレタンエラストマー
には充填剤、柔軟剤、安定剤、帯電防止剤、艷調
整剤等のほか、溶液状態で相溶性の良好な重合
体、例えばポリ塩化ビニル、ポリビニルホルマー
ル、ポリアクリル酸メチル、塩化ビニリデンと酢
酸ビニルの共重合体などを必要に応じ混入するこ
とができる。 また、着色剤としては顔料または染料のいずれ
でも使用可能であるが湿式凝固法で多孔質基体を
製造する場合にはカーボンブラツク、酸化チタ
ン、硫酸バリウムなどの無機顔料及びフタロシア
ニン系、アントラキノン系などの有機顔料が特に
適している。該着色剤の使用量は重合体に対して
1重量%〜300重量%である。着色剤の使用量が
1重量%以下では形押しにより希望の色が得られ
にくく又、逆にそれが300重量%以上になると多
孔質基体の機械的性質が悪くなる場合がある。使
用する着色剤の種類及び量は希望する形押し後の
色によつて決められるが、いずれの場合も型押し
前のK/S値がある程度小さいことが必要で、一
般的には多孔質重合体と繊維からなる繊維質シー
トの表面のK/S値で0.5〜7.0、特に好ましくは
1〜5の範囲にあることである。このK/S値が
0.5よりも小さいと、いくら多孔質重合体を潰し
て透明化するに十分な温度と圧力で形押しを強く
行つても目的とする色の濃淡の差が小さすぎる。
またK/S値が7よりも極端に大きい場合には色
感の変化が少なく、良好な立体的色感が望めなく
なる。 繊維質基体の見掛比重は機械的性質或は形押し
による凹部の色変化の大きさなどから0.2g/cm3
0.9g/cm3が好ましく、中でも0.2g/cm3〜0.8g/cm3
が特に好ましい。 以上の繊維質基体にはさらに厚さ100ミクロン
以下の非多孔質被覆層を付与してもよい。該被覆
層の厚さが100ミクロン以上になると風合はもち
ろん折しぼや屈曲疲労強度等が悪くなる場合が多
い。該被覆層には前記の繊維質基体と同じ種類の
重合体が使用できるが、中でもポリウレタンエラ
ストマーが物性、風合等から最良である。該重合
体には次の形押しによる凹部の色変化を阻害しな
い範囲内で着色剤を混入することができる。この
場合に使用する着色剤は形押し凹部の色変化を阻
害しないために透明性のある染料あるいは有機顔
料が適しているが透明性を大きく損わない程度な
らば無機顔料でも使用できる。たとえば、繊維質
シートに含有せる重合体に青色無機顔料(ウルト
ラマリン系)を添加して得た多孔質重合体表面は
淡青色であるが、この多孔質重合体を形押しで潰
して非多孔質透明化した場合には、凹部は濃いウ
ルトラマリン色となつて同系色の濃淡による立体
的色感のものとなる。また、上記繊維質シートの
表面に赤色有機顔料(アリザリンレツド系)を添
加したポリウレタン溶液を塗布して非多孔質被覆
層を形成すると、この繊維質シートの表面は淡紅
色であるが、この面に形押しを行うと、凹部は紫
色がかつた濃いウルトラマリン色となつた異色感
のあるものとなる。また、赤色顔料に替えて黄色
有機顔料(パーマネントイエロー系)を添加した
場合には凸部が黄色、凹部が濃青緑色のものとす
ることができ、濃淡による立体的色感と異色感を
伴なつた立体的の表面とすることができる。次に
凹部の見掛比重(d2)と凸部のそれ(d1)の差(d2
−d1)が0.1以上で、且、凹部のK/S値(K2)と
凸部のそれ(K1)の差(K2−K1)が1.0以上になる
ように深さが80ミクロン以上の形押しをする。凹
部と凸部の見掛比重の差が0.1以下であると、形
押しがシヤープにならぬので繊細な表現が困難で
ある。クーベルカームンクの式で計算された形押
し凹部のK/S値(K2)と凸部のそれ(K1)の差
(K2−K1)が1.0以下では凹部と凸部の色差が少な
くて、希望の立体的色感は得られない。また形押
し深さも立体的色感を左右する重要な要素とな
る。その深さが大きいほど、凹部と凸部の見掛比
重の差及びK/S値の差が大きくなるので立体的
色感は増す。立体的色感に大きな効果を発揮する
ための該形押し深さは80ミクロン以上、好ましく
は100ミクロン以上必要であり、多孔質基体の見
掛比重が小さいほど又は厚さが増すに従つて大き
くすることが望ましい。 本発明においては上記の3つの条件がそろつた
形押しを行うことが必須要件である。例えば、凹
部と凸部の深さの差が80ミクロン未満であると
K/S値の差をどんなに大きく選んでも十分な立
体的が得られず、またK/S値の差が1.0未満で
ある場合は凹部と凸部の深さの差を大きくしても
十分な立体的色感を望むことはできない。また
K/S値および深さの差を上記範囲内に選んでも
凹部と凸部の比重の差が0.1未満である様な条件
で形押しを行うことは、形押しの鮮明さの点で劣
り好まれない。そして、これらの好ましい条件と
しては比重の差が0.24以上、特に0.3以上、深さ
の差が150ミクロン以上、特に250ミクロン以上、
そしてK/S値の差が1.5以上、特に3.0以上であ
る。 該形押しにはエンボスロール或はエンボス板の
いずれでも使用でき、形押模様は天然皮革様深シ
ボ、文字など任意に選定できる。該形押しは従来
の形押しよりも強く行い、多孔質を潰して透明化
するに十分な温度と圧力を選定する。その場合の
条件は所望する色差の差によつて異なり、色差を
小さく選ぶなら温度を低く、圧力を高くする。一
方、色差を大きく選ぶなら温度と圧力を高くす
る。一般には温度100℃〜200℃、圧力1Kg/cm2
500Kg/cm2および時間2秒〜5分間の範囲から選ば
れる。 なお、非多孔質被覆層の繊維質基体への付与に
ついての前記説明は、繊維質基体の形押し前に付
与する場合を説明したが、本発明においては、繊
維質基体の形押しを行つた後に非多孔質被覆層を
付与することもできる。この場合、形押し後の基
体層の表面凸部に付与され、表面の光沢調整や立
体的色感ばかりでなく、異色感を伴なつた立体感
の表面とすることができ、その効果の点で形押し
前の付与の場合と同様の効果が得られるものであ
る。非多孔質被覆層が、重合体と着色剤からなる
着色層となす場合には、その重合体と着色剤との
割合は、前者1に対して後者3以下であることが
好ましく、またこの場合の厚さは10ミクロン以下
の着色層となすことが好ましい。着色剤の添加量
が重合体に対して300重量%以上になると立体的
色感が損われるのみならず、接着性や屈曲疲労強
度等が悪くなる。また添加する着色剤としては顔
料あるいは染料であるが、形押し凹部の色変化を
阻害しないという理由から着色剤としては透明性
のすぐれた染料あるいは有機顔料が適している。
勿論、この場合でも透明性を大きく損わない程度
の量ならば無機顔料でも使用出来る。該着色層の
厚さは10ミクロン以上になると屈曲疲労強度や表
面の折しぼが悪くなつたりする。着色層に用いら
れる染料としては有機溶剤に可溶なものなら何れ
でも使用出来るが耐光性、移行性、発色性等から
金属錯塩染料が最良である。該着色層はグラビア
印刷法で付与する方法が凸部に塗布しやすいこと
と、生産性の点で有利である。 前記の形押模様以外に他の種類の形押模様が必
要な場合には任意の工程において付与することが
できる。該形押しは前記の形押模様を保存するた
めに前記の形押しよりも弱い条件で行うことが望
ましい。 以上のようにして得た繊維質シートは凹部分が
変色して凹部と凸部に異色性が出来て非常に立体
的色感があり、且高級感を有している。 本発明の特徴点を挙げると次のとおりである。 (1) 凹部と凸部の深さの差による立体感、凹部と
凸部の色差の差による立体感の相乗効果により
立体的色感が優れている。 (2) さらに凸部より凹部の色が濃色になつている
ので遠近感が出、立体感が倍増する。 (3) 従来の繊維質重合体シートの一つである皮革
様シート材料の含浸重合体として特定量の顔料
又は染料等の着色剤を配合しておき、そして、
それを従来より強めの形押しを行うことのみで
立体感あふれる製品が得られるので、その場合
必然的に得られたシートも皮革様の風合いを保
持したままである。 (4) 機械的なエンボシングという方法で色の濃淡
を出すので、押型の凹部と凸部の境界が鮮明で
あり、境界部分における立体感が強調される。 (5) 繊維質基体から立体的色感のある繊維質シー
トを得る場合、特に着色剤を塗布する必要がな
く、単に機械的形押しをすれば良いので、小量
多銘柄の生産にも簡単に応じられ、従つて作業
性もよい。 以下具体例に実施例を挙げて本発明を説明す
る。なお実施例における%はすべて重量に基づ
く。また実施例中のK/Sの値は島津自記分光光
度計D−40RC型で測定し計算された値である。 実施例 1 ポリエチレンアジペートグリコール、ジフエニ
ルメタン−4・4′−ジイソシアネート及びエチレ
ングリコールより合成したポリウレタンエラスト
マー20%、カーボンブラツク4%、ジブチルフタ
レート8%及びジメチルホルムアミド68%からな
る溶液をナイロン繊維の不織布に含浸し、50%の
ジメチルホルムアミドを含む60℃の水溶液に30分
間浸漬して凝固したのち、脱溶剤及び乾燥を行つ
て、多孔質繊維質基体()を製造した。該多孔
質繊維質基体()の見掛比重は0.68であつた。
次にこの表面をサンドペーパーでバフイングし、
厚さを1.20mmにしてから亀甲模様(高さ380 ミ
クロン)のエンボスロールを用いて温度170℃、
圧力35Kg/cm2、時間32秒の条件で形押しを行い繊
維質シート(A)を製造した。該繊維質シート(A)のし
ぼ凹部の見掛比重は0.93、凸部のそれは0.71であ
り、凹部のK/S値と凸部のそれの差は4.8であ
つた。該繊維質シート(A)は、深さが261ミクロン
のしぼを有し、その凹部が大きく変色して凹部と
凸部に色差ができ、非常に異色性があつて極めて
立体的色感に富んでいた。該繊維質シート(A)を鞄
やインテリア材料に使用したら非常に高級感がル
り商品価値が高かつた。また前記の如く得た繊維
質シート(A)の表面にさらに前記と同じ種類のポリ
ウレタンエラストマー8% 茶色のアゾ系有機顔
料(大日精化工業KK製)4%、ジメチルホルム
アミド22%、アセトン28%及びシクロヘキサノン
38%からなる溶液を固形分で2.2g/m2塗布して、
希望の色を有する繊維質シート(B)を製造した。こ
のもののしぼ凹部と凸部の見掛比重の差は前記の
繊維質シート(A)とほとんど同じであつたが凹部の
K/S値と凸部のそれの差は5.3となり凹部と凸
部で色差が大きく生じ立体的色感に富んでいたの
で、該繊維質シート(B)も繊維質シート(A)と同じよ
うに商品価値が高かつた。 一方、前記と同じ繊維質基体()に流皮紋模
様(高さ40ミクロン)のエンボスロールを用い前
記と同じ条件で形押しをした。得られた繊維質シ
ート(C)の凸部厚さは1.09mmで見掛比重が0.75凹部
厚さは1.06mmで見掛比重0.77であつた。該繊維質
シート(C)は、深さ28ミクロンのしぼを有し、凹部
と凸部のK/S値の差はほとんどなかつたので、
立体的色感に欠けていた。 他方、カーボンブラツクを含まない以外、前記
と同じ重合体溶液を使用し、前記と全く同じよう
にして繊維質基体()を製造した。該繊維質基
体()の見掛比重はほぼ前記の繊維質基体
()と同じであつた。次いで前記と同じように
サンドペーパーで表面をバフイングして厚さを
1.20mmにしたのち、繊維質シート(A)の場合と同じ
ように形押しをした。得られた繊維質シート(D)は
繊維質シート(A)とほぼ同じしぼ深さ、凸部厚さ、
凹部厚さ及び見掛比重を有していたが、しぼの凹
部と凸部のK/S値の差が0.1であつて凸部と凹
部に色差がなく立体的色感が全くなかつた。以上
をまとめて示すと次のようになる。
【表】 実施例 2 片面を起毛したポリエステル繊維の織布にポリ
カプロラクトングリコール、1・4−ブタンジオ
ール、ジフエニルメタン−4・4′−ジイソシアネ
ートより合成したポリウレタンエラストマー8
%、ポリ塩化ビニル4%、茶色の顔料(酸化鉄/
黄鉛=4/1:大日精化工業KK製)0.4%、水5
%及びジメチルアセトアミド82.6%からなる溶液
を含浸し、ジメチルアセトアミド30%を含む25℃
の水溶液で30分間処理したのち、脱溶剤、乾燥を
行つて厚さ0.82mmで見掛比重0.31の繊維質シート
を得た。また同時に前記と同じ種類のポリウレタ
ンエラストマー4%、ポリ塩化ビニル1%、
Lany Brown3R0.5%、ジメチルアセトアミド26
%、ジオキサン38.5%及びアセトン30%からなる
溶液をポリエチレンシート上に固形分で12ミクロ
ン塗布して非多孔質フイルムを製造した。該非多
孔質フイルムを前記の繊維質シートに接着して多
孔質繊維質基体()を得た。ついで該繊維質基
体に任意の文字と模様(高さ708ミクロン)が彫
刻された形押板を用い、平板プレス機により、温
度120℃、圧力30Kg/cm2、時間20秒間の条件で形押
しした。得られた繊維質シート(E)の形押し凸部厚
さは0.82mmで見掛比重が0.31、凹部厚さは0.26mm
で見掛比重が0.98であつて、その凹部と凸部の
K/S値の差は4.3であつた。該繊維質シートは
深さが560ミクロンの濃色になつた形押文字を有
し非常に立体的色感に富んでいた。該繊維質シー
トをアルバムや本の装帳に使用した所非常に高級
感があり、好評であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 繊維集合体の内部にポリウレタンエラストマ
    ーを主体とする重合体の湿式凝固多孔質物が充填
    されており、さらに該重合体には重合体に対して
    1〜300重量%の着色剤が含有されている見掛比
    重0.2〜0.9の繊維質シートであつて、該繊維質シ
    ート表面のK/S値が0.5〜7.0である表面に深さ
    が80ミクロン以上の形押模様を有し、形押し凹部
    の少なくとも表層のポリウレタンエラストマーを
    主体とする重合体の多孔質が潰されて、その凹部
    の見掛比重(d2)と凸部の見掛比重(d1)の差(d2
    −d1)が0.1以上で、かつ凹部のK/S値(K2)と
    凸部のK/S値(K1)の差(K2−K1)が1.0以上で
    ある立体的色感のすぐれた繊維質シート。 2 繊維集合体の内部にポリウレタンエラストマ
    ーを主体とする重合体の湿式凝固多孔質物が充填
    されており、さらに該重合体には重合体に対して
    1〜300重量%の着色剤が含有されている見掛比
    重0.2〜0.9の繊維質シートの表面に100ミクロン
    以下の非多孔質被覆層が形成されており、該繊維
    質シート表面のK/S値が0.5〜7.0である表面に
    深さが80ミクロン以上の形押模様を有し、形押し
    凹部の少なくとも表層のポリウレタンエラストマ
    ーを主体とする重合体の多孔質が潰されて、その
    凹部の見掛比重(d2)と凸部の見掛比重(d1)の差
    (d2−d1)が0.1以上で、かつ凹部のK/S値
    (K2)と凸部のK/S値(K1)の差(K2−K1)が1.0
    以上である立体的色感のすぐれた繊維質シート。 3 繊維集合体の内部にポリウレタンエラストマ
    ーを主体とする重合体の湿式凝固多孔質物が充填
    されており、かつ該重合体には重合体に対して1
    〜300重量%の着色剤が含有されており、その表
    面のK/S値が0.5〜7.0、見掛比重0.2〜0.9であ
    る繊維質シートに、少なくとも表層のポリウレタ
    ンエラストマーを主体とする重合体の多孔質を潰
    して透明化するに十分な温度と圧力で、かつ凹部
    の見掛比重(d2)と凸部の見掛比重(d1)の差(d2
    −d1)が0.1以上で、さらに凹部のK/S値(K2
    と凸部のK/S値(K1)の差(K2−K1)が1.0以上
    で深さが80ミクロン以上の形押しを行うことを特
    徴とする立体的色感のすぐれた繊維質シートの製
    造法。 4 繊維集合体の内部にポリウレタンエラストマ
    ーを主体とする重合体の湿式凝固多孔質物が充填
    されており、かつ該重合体には重合体に対して1
    〜300重量%の着色剤が含有されており、見掛比
    重0.2〜0.9である繊維質シートに、厚さ100ミク
    ロン以下の非多孔質被覆層を付与し、その表面の
    K/S値が0.5〜7.0とし、少なくとも表層のポリ
    ウレタンエラストマーを主体とする重合体の多孔
    質を潰して透明化するに十分な温度と圧力で、か
    つ凹部の見掛比重(d2)と凸部の見掛比重(d1)の
    差(d2−d1)が0.1以上で、さらに凹部のK/S値
    (K2)と凸部のK/S値(K1)の差(K2−K1)が1.0
    以上で深さが80ミクロン以上の形押しを行うこと
    を特徴とする立体的色感のすぐれた繊維質シート
    の製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2025004392A1 (ja) * 2023-06-28 2025-01-02 三洋貿易株式会社 生地および生地の製造方法

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WO2025004392A1 (ja) * 2023-06-28 2025-01-02 三洋貿易株式会社 生地および生地の製造方法

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