JPS6143323B2 - - Google Patents

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JPS6143323B2
JPS6143323B2 JP55053985A JP5398580A JPS6143323B2 JP S6143323 B2 JPS6143323 B2 JP S6143323B2 JP 55053985 A JP55053985 A JP 55053985A JP 5398580 A JP5398580 A JP 5398580A JP S6143323 B2 JPS6143323 B2 JP S6143323B2
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cream
water
texture
bentonite
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JP55053985A
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Kenji Mori
Kazuhisa Shoji
Taira Takemoto
Yasunaga Ootani
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は合成乳化剤(合成界面活性剤)を使用
することなく、天然物系の特定のベントナイトと
特定の水溶性高分子の併用によつて油性物質を均
一安定に乳化した皮膚に対して安全性高く、感
触、外観(肌目、光沢等)等の良好なクリーム状
または乳液状の皮膚化粧料に関する。 従来、クリーム、乳液等の乳化型皮膚化粧料、
における必要条件としては、(1)皮膚を刺激するこ
となく、安全性が高いこと、(2)乳化安定性、経日
安定性が高いこと、(3)耐加水分解性等の化学的安
定性が良いこと、(4)肌目、光沢性等外観が良いこ
と、(5)皮膚に対して親和性が良いこと等が挙げら
れる。 しかしながら、これらの条件を満足するために
乳化剤の選定及び特定の組合せ、特殊基材の併用
等のめん密な組成設計が行われているが、その目
的を達成することは容易ではない。 特に単一乳化剤を適用して簡単に前記条件を満
足することは非常に困難である。 例えば、ノニオン系界面活性剤のポリオキシエ
チレンアルキルエーテル型の界面活性剤では、一
般に皮膚に対する刺激が強く、しかも乳化力に劣
る。またポリオキシエチレン高級脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレングリセリン高級脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタン高級脂肪
酸エステル等のエステル型非イオン界面活性剤で
は乳化力に劣り、又耐加水分解性に劣る。またア
ニオン系界面活性剤の高級アルコール硫酸エステ
ル、アルキルアリルルホン酸塩、高級脂肪酸塩等
は、脱脂力が強く、皮膚に対する刺激性を有す
る。 更に、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤
等において皮膚刺激性を有し、乳化力に劣る。 本発明者等はかゝる現状に鑑み、皮膚刺激性が
少なく、安全性が高く、しかも合成乳化剤の非存
在下で良好な乳化性を有する乳化系について鋭意
研究した結果、後記特定のベントナイトとキサン
タンガム、カラギナン、ヒドロキシルプロピルセ
ルローズからなる群から選択された水溶性高分子
の少なくとも一つと油性物質と水を組合せる場合
には、非常に良好な乳化系を形成することを見出
し、本発明を完成した。 本発明の目的は、皮膚に対する刺激やアレルギ
ー性が実質的になく、安全性が高く、しかも乳化
安定性、経日安定性に優れ、感触、外観ともに良
好なクリーム状または乳液状の皮膚化粧料を提供
することにある。すなわち、本発明はカチオン交
換性のナトリウムイオンを100mg当量/100g〜
160mg当量/100g含有するベントナイトを0.05〜
1.9重量%と、キサンタンガム,カラギナン,ヒ
ドロキシプロピルセルローズからなる群から選択
された水溶性高分子の少なくとも一つを0.1〜4.0
重量%と、油性物質を5〜60重量%と水を30〜95
重量%配合してなるクリーム状または乳液状の皮
膚化粧料である。 以下、本発明の実施の態様を詳説する。 ベントナイトは、天然のコロイド性含水けい酸
アルミニウムの一種であるソジウムモンモリロナ
イトであつて、一般にカチオン交換能、水和性、
膨潤性を有しており、そのイオン交換性のナトリ
ウム含有量は通常100mg当量/100g未満であり、
粘度としては、その4%水分散液の粘度が60〜
150センチポイズのものが多い。 しかし、本発明に使用するベントナイトでは、
カチオン交換性のナトリウムイオンの含有量は
100mg当量/100g〜160mg当量/100g、であり、
好ましくは115mg当量/100g〜160mg当量/100g
である。100mg当量/100gよりも少なくなると、
乳化安定性(経日安定性),肌目,光沢(外観),
使用時の感触,伸展性,すり伸し性(伸び)等が
わるくなる。また160mg当量/100gより多くなる
と肌目,光沢に劣り、使用時の伸展性(伸び)、
平滑性(滑らかさ)がわるくなり、べとつき感
(粘着性)を与えやすい。粘度としてはその4%
水分散液の粘度が150〜800センチポイズである。
この様は高純度ソジウムモンモリロナイトは、特
殊な鉱脈から、又は特殊な物理的、化学的処理に
よつて得られる。この様な高純度ソジウムモンモ
リロナイトを用いると、得られる乳化化粧料の経
日安定性や肌自、光沢等の外観も著るしく向上
し、また使用時の皮膚にフイーリングの良い感触
(さつぱり感があり、ベト付き感がない)を与
え、すり伸し性(伸び)、平滑性(滑らかさ)等
を良好ならしめ得る。 本発明におけるベントナイトの配合量(使用
量)は、当該処方成分の全量(総重量)に対して
0.05〜1.9重量%、好ましくは0.2〜1.0重量%であ
る。0.05重量%未満では乳化安定性や経日安定性
がわるくなり、また1.9重量%よりも多くなると
肌目、光沢や使用時の感触がわるくなく傾向があ
る。 本発明におけるキサンタンガムは直鎖状のポリ
サツカライドで、D―グリコース、D―マンノー
ス、D―グルクロン酸を主成分とする水に可溶な
天然高分子である。 またカラギナンは、やはり直鎖状のポリサツカ
ライドであつて、D―ガラクトース3.6―アンヒ
ドロ―D―ガラクトース及び硫酸を主成分とする
水に可溶な天然高分子である。 更にヒドロキシプロピルセルローズは、セルロ
ーズに酸化プロピレンを部分的に反応したヒドロ
キシプロピルエーテルで、水溶性のセルローズ誘
導体である。そのヒドロキシプロピル置換率は67
〜72%、平均分子量は3万〜40万のものが好まし
い。 これらの水溶性高分子の配合量は、その水溶性
高分子の種類によつて当然異なるけれども通常
0.1〜4重量%、好ましくは0.3〜30重量%の範囲
内である。水溶性高分子の配合量が所要量より少
なくなると乳化化粧料の外観、安定性が低下し、
また多すぎると外観、感触、安定性がわるくな
る。 しかしながら、水溶性高分子を所要量配合する
と、油性物質を均一安定に乳化し、乳化安定性経
日安定性、外観、感触等の良好な該乳化化粧料を
得ることができる。かゝる顕著な作用効果は、類
縁性を有する他の水溶性高分子(例えばペクチ
ン、グアヤガム、アラビアガムアルギン酸ナトリ
ウム、メチルセルローズ等)に全く見られないと
ころであつて、本発明の作用効果の特異性は後述
実施例の結果からも極めて明白である。 本発明に使用する油性物質とは化粧料用の油性
物質であつて、例えば、油脂、ワツクス、炭化水
素、エステル油、高級アルコール、高級脂肪酸、
高級脂肪酸モノグリセライド、高級脂肪酸ジグリ
セライド等があげられる。 油脂としては、例えば、ヒマシ油、オリーブ
油、アボカド油、バーム油、カカオ油等、ワツク
スとしては例えば、ホロウ、ラノリン、ミツロ
ウ、パラフインワツクス、カルナウバロウ、キヤ
ンデリラロウ等、また炭化水素としては、例え
ば、ペトロラタム、流動パラフイン、セレシン、
マイクロクリスタリンワツクス、スクワラン等、
エステル油としては、例えばステアリン酸ブチル
エステル、ミリスチン酸オクチルドデシルエステ
ル、ミリスチン酸イソプロピルエステル、ラノリ
ン脂肪酸イソプロピルエステル、ステアリン酸ブ
チルエステル、ラノリン酸ヘキシルエステル、オ
レイン酸オレイルエステル、アジピン酸ジイソプ
ロピルエステル、セパチン酸ジイソプロピルエス
テル等、高級アルコールとしては例えばステアリ
ルアルコール、オレイルアルコール酸、高級脂肪
酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン
酸、バルミチン酸、ステアリン酸、、オレイン
酸、ベヘニン酸、ラノリン脂肪酸等、また高級脂
肪酸モノグリセライドとしては、ステアリン酸モ
ノグリセライド、オレイン酸モノグリセライド等
があげられ、また高級脂肪酸ジグリセライドとし
ては、例えばステアリン酸ジグリセライド等があ
げられるが、これらに限られるものはない。油性
物質は一種又は二種以上組合せて使用され、その
配合量は5〜60重量%、好ましくは15〜50重量%
である。油性物質の選択、使用は当該化粧料の種
類によつて相違し、何等限定するものではない
が、例えばスキンミルク等の乳液タイプのもので
は、例えば流動パラフイン等の液状油性物質を配
合することが、好ましく、この場合、炭素数14以
上の高級脂肪酸のモノグリセリドを併用すること
は更に好ましい。 またスキクリーム等のクリーム類では、液状油
性物質と固体状油性物質区と炭素数14以上の高級
脂肪酸のモノグリセリドを併用することは好まし
い。 水の使用量は、通常30〜95重量%、好ましくは
50〜90重量%である。更に、所望に応じて少量の
美容薬効成分、芳香剤、防腐剤、着色剤等を添加
することもできる。 本発明の乳化化粧料を得るには通常の乳化方法
が応用出来る。例えば、油相および水相をそれぞ
れ50〜90℃に加熱、溶融解し、混合し、ホモジナ
イザーで分散する等の方法で容易に得られる。な
おこの場合、ベントナイトおよび水溶性高分子は
水相に添加することが望ましい。 次に本発明乳化化粧料の効果について詳述す
る。 本発明の乳化化粧料は従来の乳化化粧料と異な
り、合成界面活性剤を必須成分としていないた
め、皮膚に対する安全性が極めて高い。ちなみ
に、各種物質の皮膚刺激およびアレルギー性に関
するデータは次のとおりである。
【表】 なお、この測定は次の方法によつた。 A 動物皮膚刺激試験 試験方法:Draizeの方法に準じて行なつた。 (1) 紅斑及び皮形成 紅斑なし 0 極めて軽微な紅斑 1 確認出来る紅斑 2 中程度〜激しい紅斑 3 激しい紅斑と軽い皮形成 4 (2) 浮腫の形成 浮腫なし 0 極めて軽微な浮腫 1 軽微な浮腫 2 中程度の浮腫 4 評価:算出したスコアー値により、刺激の度合
は次の様に評価される。 0〜2未満 僅かな刺激または殆んど刺激なし 2〜5未満 中程度の刺激 5〜 強い刺激 B 人体皮膚刺激試験 試験方法:閉鎖貼布試験法により、上膊または
前膊内側部に被検試料を塗布したネル布
(1.5cm四方)を貼布し、その上から包帯でカ
バーする。 24時間後にネル布、試料を取り除き、下記の判
定基準に従つて反応の度合を判定し、さらに48時
間後にも判定を行う。 判定:全く変化 − かすかな紅斑 ± 明らかな紅斑 + 紅斑以外に浮腫、水泡等の認められるもの
++ 評価:+、++を陽性とし、その陽性率によつ
て評価を行なつた。 被検者数: 無作為抽出した男子、女子各25名 被検試料の調製: それぞれ水に溶解分散する。 C 感作性試験 試験方法:ラウリル硫酸ナトリウム水液液0.1
mlおよびラウリル硫酸ナトリウムと試料を混
合した液を0.1mlをそれぞれモルモツトの皮
内に注射する。1週間後、注射部位を脱毛
し、試料を24時間クローズドパツチする 更に、2週間後、別の部位を脱毛し、試料
を24時間クローズドバツチする。24時間後に
発赤の有無を調べ、反応を生じた動物の実験
動物数に対する割合で感作性の強弱を調べ
る。 評価:0〜8(%) 弱い 9〜28 温和 29〜64 中程度 65〜80 強度 81〜100 極めて強度 またベントナイト、キサンタンガム、カラギナ
ン、ヒドロキシプロピルセルローズの界面張力低
下能は下記のごとく、従来の合成界面活性剤より
著しく弱いため、本発明の乳化化粧料は経皮吸収
が少ないと考えられ、それが本発明乳化化粧料の
皮膚刺激の少ない原因の一つと考えられる。
【表】 ウム
本発明のクリーム状又は乳液状の化粧料は、例
えばマツサージクリーム、クレンジングクリー
ム、スキンミルク、ヘアークリームのような皮膚
化粧料に好適である。 以上、要するに本発明は、合成乳化剤を使用す
ることなく、天然物系の特定のベントナイトと特
定の水溶性高分子物質の併用によつて、油性物質
を均一安定に乳化し得ると共に乳化物のレオロジ
ー的性質を調製、改善し図面第1図のS―D曲線
のようなユニークにして好ましいチクソトロビー
を付与して皮膚に対する刺激やアレルギー性が実
質的になく、安全性が高く、しかも乳化安定性、
経日安定性に優れ、使用時の感触、(ベトつき感
のないさつぱりとした感触)外観(肌自、光沢)
とも良好なクリーム状または乳液状の皮膚化粧料
を容易に得ることができる。 かゝる顕著な作用効果は前記特定のベントナイ
トと特定の水溶性高分子の組合せによつてはじめ
て発現するものであつて、他の類縁性の水溶性高
分子や他の粘度鉱物、含水ケイ酸塩等に見られな
い極めて特異なものである。 以下、実施例について説明する。 実施例に示す%とは重量%、部とは重量部を意
味し、ベントナイト等の水分散液粘度、調製した
試料化粧料の粘度、せん断一応力曲線、苛酷条件
(45℃)下で保存した場合の経日安定性、感触、
肌目、光沢度等は次の如くしてしらべた。 (1) ベントナイト等の水分散液粘度 ベントナイト等のクレーを4%含有する水分
散液(200ml)を常法で調製し、20℃で、24時
間放置後、回転プロペラ直径2cm、クリアラン
ス0.6cmのホモミキサー(特殊機化工業株式会
社製のTK、HOMO―MIXERタイプM)で
1000r.p.m5分間攪拌した後、直ちにB型回転
粘度計(東芝システム株式会社製のビスメトロ
ンVS―AI型)でローターNo.3を使用し、回転
数60r.p.mの条件で測定した。 (2) 調製した試料化粧料の粘度 調製した化粧料の試料200mlを20℃で、24時
間放置後、B型回転粘度計(東芝システム株式
会社製、ビスメトロンVS―AI型)を使用し、
ローターNo.1〜3、回転数12r.p.mの条件で測
定。 (3) せん断速度―応力曲線 調製したクリームを20℃下で一週間放置後、
適量サンプリングして円すい平板型回転粘度機
を用いて、コーン直径58mm、せん断速度最大
500〔1/sec〕、温度25℃にて測定。 (4) 苛酷条件下で保存した場合の経日安定性 調製した当該化粧料の試料を45℃(苛酷条
件)の恒温室に放置して、その経日安定性をし
らべた。 (5) 肌自、感触、伸び、光沢度等 当該化粧料の肌目、使用時の感触、伸びは専
門検査員5人によつてしらべ、光沢度はJIS―
Z8741―1962の光沢度測定方法の方法2に準じ
て測定した。 実施例1(スキンミルク) A 処方 1 クレー(第1表に示す) 各0.6部 2 キサンタンガム 0.4 3 メチルバラベン 0.1 4 香料 0.1 5 流動バラフイン 15.0 6 純水 83.8 B 製造 上記成分の1〜3及び6を80℃にて均一に分散
溶解する(溶液1)。上記成分の5を加温する
(溶液2)。次の溶液2をホモミキサーで攪拌しな
がら溶液1を添加し乳化する。乳化後、温度を80
℃に保ちながらホモミキサー(7500回転/1分)
で15分間分散した後、冷却する。 尚、その冷却過程の70℃で成分6を添加し、30
℃に降温後攪拌を停止した。 次に上記の処方で製造した乳化化粧料の製品特
性、45℃保存経日安定性を調べ、第1表に示し
た。 第1表の結果から明らかなように、ベントナイ
ト以外のクレーは実質的に乳化力がなく、ベント
ナイトにおいてもカチオン交換性のナトリウムイ
オン含有量が100mg当量/grより少なくなると乳
化力がわるくなり、製品の経日安定性が著しく低
下し、感触、肌目、光沢も劣つていた。しかしな
がら、カチオン交換性のナトリウムイオン含有量
が100mg当量/100g以上のベントナイトを使用す
る場合(本発明)は、乳化安定性(経日安定性)
は著しく向上し、感触(さつぱり感があり、滑め
らか)、肌自、光沢、伸び等に優れた製品(O/
W型のミルキーローシヨン)が得られる。
【表】 実施例2(スキンミルク) ベントナイトA1(実施例1で使用)の使用量
を第2表の如く種々変化し、それに対応して水の
添加量を増減して処方中の全量が100部になるよ
うに夫々調整する他は、実施例1と同様に行なつ
た。その結果を第2表に示した。
【表】
【表】 この結果から明らかなように、本発明の特定ベ
ントナイトの使用量は、0.05〜1.9%、好ましく
は0.2〜1.2%である。0.05重量%よりも少ないと
乳化安定性(経日安定性)がわるくなり、1.9%
よりも多くなると使用時の感触、肌目、光沢がわ
るくなると共に、長期保存時に着色しやすい。 実施例3(スキンミルク) クレーとしてベントナイトA1を0.6部、キサン
タンガム0.4部の代りに第3表に示す水溶性高分
子を1.5部使用し、かつ水を各82.3部使用する他
は、実施例1と同様に行なつた。その結果を第3
表に示した。
【表】 この結果から明らかなように、天然物系水溶性
高分子としてキサンタンガム、カラギナン、ヒド
ロキシプロピルセルローズを使用する場合は、使
用時の感触(さつぱり感があり、滑めらか)、伸
び、肌自、光沢に優れ、かつ経日安定性の良好に
乳化皮膚化粧料を得ることができる。しかし、乳
化助剤として知られ、かつ類縁性を有する他の天
然物系水溶性高分子では乳化力が弱く、経日安定
性、感触、肌目、光沢等の良好な乳化化粧料を得
ることができない。このように、前記特定のベン
トナイトとの組合せにおける両者の作用効果に著
しい差異が認められる。本発明の水溶性高分子を
使用して得られたスキンミルクはO/W型のエマ
ルジヨンで肌目、光沢が良く、伸び等の感触に優
れており、45℃の恒温室内で6カ月後極めて安定
であつた。 実施例4(スキンミルク) クレーとしてベントナイトA1を0.6部使用し、
キサンタンガスの使用量を第4表の如く種々変化
すると共に、それに対応して、水の添加量を増減
して処方中の全量が100部になるように夫々調整
する他は、実施例1と同様に行なつた。その結果
を第4表に示した。
【表】 この結果から明らかなように、キサンタンガム
の使用量は0.1〜4.0%、好ましくは0.3〜3.0%で
ある。0.1%よりも少なくなると経日安定性が低
下し、4.0%よりも多くなると使用時の感触、肌
目、経日安定性等が低下しやすい。 この範囲内で水溶性高分子を使用して得られた
スキンミルク(水溶性高分子2%以上ではクリー
ム状)はO/W型エマルジヨンで肌目、光沢等の
外観が良く、伸び、感触等にも優れており、45℃
の恆温室4カ月以上、極めて安定であつた。 実施例5(スキンミルク) クレーとしてベントナイトA1を0.6部使用し、
流動パラフインの使用量を第5表の如く種々変化
すると共に、それに対応して水の添加量を増減し
て処方中の全量が100部になるように夫々調整す
る他は、実施例1と同様に行なつた。その結果を
第5表に示した。
【表】
【表】 この結果からも明らかなように、流動パラフイ
ン(油性物質)の使用量は5〜60%、好ましくは
10〜50%である。 液状油(流動パラフイン)をこの範囲内で使用
して得られたスキンミルクはO/W型エマルジヨ
ンで、肌目、光沢等の外観が良く、伸び、感触等
にも優れており、45℃の恆温室で4カ月以上極め
て安定であつた。 実施例6(クレンジングミルク) A 処方 1 ベントナイトA1 0.6部 2 キサンタンガム 0.4 3 メチルパラベン 0.1 4 香料 0.1 5 流動パラフイン 60.0 6 油性基剤(第6表に示す) 各3.0 7 純水 36.0 B 製造 上記成分の1〜3及び7を、80℃にて均一に分
散溶解する(溶液1)。上記成分の5を加温する
(溶液2)。次に溶液2をホモミキサーで攪拌しな
がら、溶液1を添加し乳化する。乳化後、温度を
80℃に保ちながら、ホモミキサー(7500回転/1
分)で15分間分散した後、冷却する。 尚、その冷却過程の70℃で成分6を添加し、30
℃に降温後攪拌を停止した。 製造した各乳化化粧料の製品特性、45℃保存経
日安定性を調べ第6表に示した。
【表】 この結果から明らかなように、流動パラフイン
と併用する場合の他の油性物質としては、炭素数
14以上の高級脂肪酸のモノグリセリドが特に好ま
しい。この様な高級脂肪酸モノグリセリドを使用
して得られたスキンミルクはO/W型のエマルジ
ヨンで肌目、光沢等の外観が良く、伸び、感触等
にも優れており、45℃の恆温室で6カ月以上も極
めて安定であつた。 実施例7(クレンジングクリーム) 実施例1で使用したベントナイトA1を1.0部、
ヒドロキシプロピルセルローズ2.0部、メチルパ
ラベン0.2部及び水を39.3部を80℃にて均一に分
散溶解する。この水溶液に、ステアリン酸モノグ
リセリド3.0部とセチルアルコール6.0部とトリバ
ルミチン酸グリセリド8.0部とミリスチン酸トリ
グリセリド8.0部とミリスチン酸オクチルドデカ
ノール40部からなる均一溶融混合物を、ホモミキ
サーで攪拌しながら添加して乳化した。その後更
に15分攪拌を続け、徐々に冷却して70℃に降温し
た時点で香料0.5部添加した。その後30℃に降温
後、攪拌を停止した。 かくして得られた本発明のクレンジングクリー
ムは、図面第1図に示すようなチクソトロピツク
の粘性を有するO/W型のエマルジヨンであて、
その肌目、光沢(光沢度は90)極めて良好にし
て、45℃に恆温室内に6カ月放置しても安定であ
つた。また使用時には優れた伸展性、すり伸し性
(伸び)、平滑性(滑らかさ)、チクソトロピツク
な感触を有し、かつベトつき(粘着性)のない、
さつぱりとして感触を与れえた。 更に、前述の如くしてしらべた、動物皮膚刺激
スコアーは0、人体皮膚刺激スコアーは0/25、感
作性は弱く、また女子25人による実用テスト時に
皮膚に刺激を感じたと答えた人は皆無であつた。 次に、比較1として、ペントナイトAの代りに
ポリオキサシエチレンセチルアルコール(10E.
O)を使用し、かつヒドロキシプロピルセルロー
スの代りにポリオキシエチレンソルビタンモノオ
レート(20E.O)を使用する他は、前記本発明と
同様にして、比較用クレンジングクリームを調製
した。得られたこのクリームは、非チクソトロピ
ツクな粘性を有するO/W型エマルジヨンで、使
用時のすり伸し性(伸び)、平滑性(滑らかさ)
も本発明のクリームよりも劣つており、肌に若干
ベトつき感を与えた。また同様にしらべた動物皮
膚刺激スコアーは1.2、人体皮膚刺激スコアーは
(±)2/25、感作性は弱く、また25人による実用
テスト時に被膚に刺激を感じたと答えた人は3
人/25人であつた。 このような本発明のクリームは従来の非イオン
クリームに比較して刺激、安全性の面で優れてい
る。また本発明のクリームと比較1のクリームの
S―D曲線を比較した結果は次の通りになり、実
験的に伸びの良さが認められた。
【表】 クリーム
比較1の 2800 2000 51300
クリーム
実施例8(スキンクリーム) A 処方 1 ベントナイトA1 1.0部 2 カラギナン 0.8 3 メチルバラベン 0.2 4 ステアリン酸モノグリセライド 2.0 5 セチルアルコール 3.0 6 鯨ロウ 5.0 7 オリーブ油 13.0 8 香料 0.3 9 純水 74.7 B 製造 実施例8に準じて行ない、本発明のスキンクリ
ームを得た。 得られたこのクリームは、図面第1図に示すチ
クソトロピツクな粘性を有するO/W型のエマル
ジヨンであつて、その肌目、光沢(光沢度は90)
は極めて良好にして、45℃の恆温室内に6カ月放
置しても安定であつた。 また使用時には、優れた伸展性、すり伸し性
(伸び)、平滑性(滑らかさ)、チクソトロピツク
感触を有し、かつベトつき感のないさつぱりとし
た感触を与え、後述の比較例1及び比較例2のス
キンクリームに比較して使用時の伸展性、すり伸
し性及び感触の点でも著しく優れた。尚、比較例
1及び比較例2との比較結果は比較例2のところ
で詳述した。 比較例1(スキンクリーム) ベントナイトA1の代りにソルビタンセスキス
テアレイトを使用する他は、実施例8と同様に行
なつた。得られたスキンクリームは若干ベトつき
感があり、本発明のようなさつぱり感がなく、感
触もまた伸びも実施例8の本発明のスキンクリー
ムに比較すると劣つていた。 尚、このスキンクリームのせん断速度―応力曲
線図は図面第2図の通りである。 比較例2(スキンクリーム) ベントナイトA1の代りに、ポリオキシエチレ
ンセチルエーテル(EO=5.5モル)を使用し、か
つカラギナンの代りにポリオキシエチレンソルビ
タンモノオレート(EO=20モル)を使用する他
は実施例8の本発明と同様に行なつた。得られた
スキンクリームは、ベトつき感が少ないが、本発
明のようなさつぱり感がなく、感触も伸びも本発
明のスキンクリームに比較すると劣つていた。尚
このスキンクリームのせん断速度―応力曲線図は
図面第2図の通りである。 図面の第1図、第2図及び第3図のS―D曲線
を見ると明らかなように、本発明(第1図)のク
リームではチクソトロピツクな粘性を示している
のに対し、比較例1(第2図)及び比較例2(第
3図)のクリームではそのような粘性を示さず、
粘性において著しく相違している。そしてせん断
速度400sec-1の時のみかけ粘度は本発明(第1
図)の方が比較例1(第2図)及び比較例2(第
3図)より小さく、使用時の伸び実験的にも本発
明のスキンクリームの方が良いことを確認した。
尚、化粧料の使用特性とレオロジー(サイコレオ
ロジー)の分野で有名、周知の文献(工業化学雑
誌第73巻、第4号、1970年第774〜780頁、“化粧
用親油性クリームのレオロジー的性質に対する官
能検査”)によれば、一般にサイコレオロジー的
にはクリームのS―D曲線をとつた時、その降伏
値は「硬さ」と相関関係があり、ずり速度(せん
断速400sec-1のときのみかけ粘度に相関関係があ
る。と言われている。 次に本発明(実施例8)と比較例1及び比較例
2の各スキンクリームの女子25人(2カ月間)に
よる実用テスト(官能テスト)の結果は下記の通
りである。
【表】 答えた

【表】 答えた

比較例 3 ベントナイトA1を使用せず、かつ水を40.3部使
用する他は、実施例7を同様に行なつて、比較の
クレンジングクリームを調製した。得られたクレ
ンジングクリームは非チクソトロピツクの粘性を
有するO/W型エマルジヨンで、その肌目,光沢
(光沢度は55)は不良で、あつた。また45℃の恒
温室内では5日後に分離を起して経日安定性(乳
化安定性)も不良であつた。更に使用時の伸展
性,すり伸し性(伸び)はわるかつた。 比較例 4 ヒドロキシプロピルセルローズを使用せず、か
つ水を41.3部使用する他は実施例7と同様に行な
つて、比較のクレンジングクリームを調製した。
得られたクレンジングクリームは、チクソトロピ
ツクの粘性を有するO/W型エマルジヨンで、そ
の肌目,光沢(光沢度は60)は不良であり、また
45℃の恒温室内で2週間後に分離を起して経日安
定性(乳化安定性)も不良であつた。 比較例 5 カラギナンを使用せず、かつ水を75.5部使用す
る他は、実施例8と同様に行なつて、比較のスキ
ンクリームを調製した。得られたスキンクリーム
はチクソトロピツクの粘性を有するO/W型のエ
マルジヨンで、その肌目,光沢(光沢度は60),
平滑性は不良であつた。また45℃の恒温室内では
1週間後に分離を起して経日安定性(乳化安定
性)も不良であつた。 比較例 6 ベントナイトA1を使用せず、かつ純水を75.7部
使用する他は、実施例8と同様に行なつて、比較
のスキンクリームを調製した。得られたスキンク
リームは非チクソトロピツクの粘性を有するO/
W型エマルジヨンであつて、その肌目,光沢(光
沢度は55)は不良であつた。また45℃の恒温室内
では6日後に分離を起して経日安定性(乳化安定
性)は不良であつた。更に使用時の伸展性,すり
伸し性はわるかつた。 実施例 9 クレーとして、カチオン交換性のナトリウムイ
オンを160mg当量/100g含有するベントナイト
A4を使用する他は、実施例1と同様に行なつ
て、本発明のスキンミルクを調製した。得られた
スキンミルクの感触は極めて良好、肌目は良好、
粘度は600cps,45℃保存経日安定性は6カ月後
も安定であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明(実施例8)のスキンクリーム
のせん断速度―応力曲線図、第2図は比較例1
(対照)のスキンクリームのせん断速度―応力曲
線図、第3図は比較例2(対照)のスキンクリー
ムのせん断速度―応力曲線図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 カチオン交換性のナトリウムイオンを100mg
    当量/100g〜160mg当量/100g含有するベント
    ナイトを0.05〜1.9重量%と、キサンタンガム,
    カラギナン,ヒドロキシプロピルセルローズから
    なる群から選択された水溶性高分子の少なくとも
    一つを0.1〜4.0重量%と、油性物質を5〜60重量
    %と水を30〜95重量%配合してなるクリーム状ま
    たは乳液状の皮膚化粧料。
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