JPS6144881B2 - - Google Patents

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JPS6144881B2
JPS6144881B2 JP10946481A JP10946481A JPS6144881B2 JP S6144881 B2 JPS6144881 B2 JP S6144881B2 JP 10946481 A JP10946481 A JP 10946481A JP 10946481 A JP10946481 A JP 10946481A JP S6144881 B2 JPS6144881 B2 JP S6144881B2
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JP
Japan
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polymerization
monomer
acrylate
water
scale
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JP10946481A
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JPS5811504A (ja
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Tetsuya Asahi
Osamu Shoji
Akihiko Shimizu
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Tosoh Corp
Original Assignee
Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP10946481A priority Critical patent/JPS5811504A/ja
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Publication of JPS6144881B2 publication Critical patent/JPS6144881B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、水媒体を用いるビニル系単量体の懸
濁重合または乳化重合の際に使用する、装置上へ
の固体重合体の付着を防止するスケール付着防止
剤(以下単にスケール防止剤と言う。)に関する
ものである。 ビニル系単量体を分散剤および油溶性の開始剤
の存在下に、水性媒体中で懸濁重合する場合、ま
たは乳化剤と水溶性開始剤の存在下に乳化重合す
る場合、重合缶内壁、撹拌翼、バツフル板など重
合反応器を構成する設備および単量体回収装置な
どの各種配管等(以下、これらを総称して重合器
内壁等という)に固体重合体が付着する問題があ
る。一般に、スケールと呼ばれるこの付着物によ
り重合器壁ないし凝縮冷却器等の伝熱効率の低
下、重合製品収率の低下、剥離スケールの製品へ
の混入による品質の低下、スケールの剥離洗浄に
要する労力およびこれに要する時間がもたらす重
合器の稼動率の低下、そして労働安全衛生上の問
題など、好ましくない多くの不利益を生ずる。 これらの問題を解決するために、スケールの生
成や付着を防止する多くの方法が提案されてい
る。 たとえば、染料、顔料、その他極性有機化合
物、無機酸およびその塩類、多価金属塩類等を、
重合缶内壁等に塗布するか、水性媒体中に添加す
る方法が提案されているが、これらの方法は、重
合体付着防止効果はあつても、その効果の持続性
に難があり、重合バツチ毎あるいは数バツチ毎に
塗布または添加を繰返すなどの何らかの処置が必
要であり、このような処置なしでは繰返しの重合
が困難で手数がかかるばかりでなく、塗布ないし
添加物が重合速度を遅くしたり、製品の諸特性を
悪化させるなど種々の欠点を有する。殊に、添加
法の場合、通常重合缶中に液相部と気相部を存在
させて重合を行なうので、重合缶気液界面部およ
び気相部のスケール防止効果は多くを望めない。 これらの改良法として、これらの薬剤を重合機
器材質表面に定着させるバインダーに有機高分子
物質を用いることが提案されている。たとえば、
特公昭50−21507号公報、特開昭52−98081号公報
にはポリアミド、特公昭55−4325号公報にはポリ
アミド・イミドのようなイミド結合を有する高分
子物質を、また特開昭53−74586号公報にはポリ
エチレンイミンとアルデヒドを用いて固着コーテ
イングする方法が提案されている。更に、天然ま
たは合成有機高分子自体に、スケールの生成を防
止するような官能基を付与することにより、バイ
ンダー自体でスケール付着防止効果をもつ塗布物
質も提案されている。たとえば、特開昭55−
16004号公報に開示されているフエノール・アル
デヒド初期縮合物をニトロフエノール類と反応さ
せたもの、米国特許第4080173号公報には自己縮
合された多価フエノールおよび多価ナフトール、
特開昭55−54317号公報にはフエノール性化合物
と芳香族アルデヒド縮合物、特開昭55−102610号
公報にはアルギン酸・プロピレングリコールエス
テル、特開昭55−112209号公報にはニトリル含有
ポリマー等が記載されている。 しかしながら、これらの方法は、特殊な有機溶
媒に塗布物質を溶解して使用するため、スケール
防止効果は認められても、有機溶媒による毒性お
よび安全性に問題があり、この問題を避ける目的
で溶媒に水を使用すると塗布膜の耐久性が不足す
るため、1バツチあるいは数バツチの重合でスケ
ール防止効果が大巾に失われてしまう問題点があ
る。特に、塗布ないしコーテイングが厚い場合
は、重合缶の冷却能力が低下したり、重合中、重
合体を含んだ媒体の撹乱により、器壁から塗布物
が剥離、脱落し、それが製品に混入し、着色など
の悪影響を及ぼす懸念がある。 以上に例示したように、スケール付着防止法と
して種々の提案がなされており、ビニル系単量体
の重合方法に応用する可能性の検討はなされてい
るが、それぞれ一長一短があり、工業的な実施に
おいて完全な方法が確立されたとは未だ言えない
状況である。 一般的に言えば、スケール付着防止のために重
合器内壁等に塗布して用いる重合体としては、水
溶性でスケール付着に十分抵抗性があり、かつ繰
返し重合サイクルの間中、表面に強固に密着して
いる重合体が望ましい。また、これらの被覆フイ
ルムが金属の表面に分子オーダーの厚さの層で密
着され、しかもスケール防止効果を発揮するもの
が理想的である。このようなスケール防止剤を用
いれば、スケール付着防止法の塗布による伝熱効
率の低下および剥離による製品への悪影響等の重
合方法上の問題もなくなり、極めて好ましいと考
えられる。 本発明者らは、種々の水溶性高分子化合物のス
ケール付着防止効果につき検討した結果、かかる
特性をもつ化合物として、ある種のアクリル系共
重合高分子化合物を見出し、この溶液を重合器内
壁等へ塗布する方法について先に特許出願した
(特許願昭和56年第80185号)。 すなわち、この方法によれば、通常のビニル単
量体の重合において、何らの不利益なしに15〜19
回の繰返し重合操作の間、スケール付着の全くな
い重合を行なうことができるものである。 しかしながら、本法によるときは、15ないし19
回の繰返し重合操作以降、何らの手も加えずに重
合を継続すると、重合器内壁等のうち、重合体を
含んだ水系媒体の撹乱を極めて激しく受ける部
分、すなわち、撹拌翼の先端あるいはバツフル板
およびバツフル板設置付近の重合器内壁などに、
極めて微細な重合体の析出、付着が起こり、これ
らは低圧水流の洗浄では脱落せず、以降の繰返し
重合において、この重合体がやや急速に成長する
現象が見られ、従つて、全般的にはスケール付着
防止効果が高いにもかかわらず、たまたま一部の
微小面積部分にスケール付着が起こると、繰返し
重合の回数が少となる惜むべき結果が判明した。 本発明者らは、重合中のかかる微細な重合体の
発生を抑止することにより繰返し重合を行なうに
あたり、たとえば、スケール防止剤の再塗布など
何らの手も加えずに繰返し使用可能の回数を延長
させる手段について、鋭意研究中であつたが、塗
布自身でスケール付着防止効果をもつ高分子系塗
布剤を見出し、本発明を完成した。 すなわち、本発明は、(イ)以下に記述するアクリ
ル系共重合体と、(ロ)水溶性であつてラジカル重合
を抑制することのできる薬剤、いわゆる水溶性禁
止剤及び(ハ)前記水溶性禁止剤の水性媒体への溶出
を適度に調節するための物質、すなわちエポキシ
化合物から構成されるスケール防止剤に関するも
のである。 この混合溶液を重合器内壁等へ塗布することに
より重合中の微細重合体の重合器等の表面への折
出、付着が抑止され、この結果、重合を繰返し得
る回数が著しく延長される効果がある。 本発明で用いられるアクリル系共重合体((イ)成
分)は、一般式 で表わされる単量体〔A〕(式中、R1は水素また
はメチル基、R2はN−モノアルキル置換アミノ
アルキル基またはN−ジアルキル置換アミノアル
キル基である)と、一般式 で表わされる単量体〔B〕(式中、R3は前記同様
の意味であり、R4はヒドロキシアルキル基であ
る)を主体とする単量体成分から構成された共重
合体である。 本発明で用いるアクリル系共重合体の骨格を構
成するN−アルキル置換アミノアルキル基を有す
るアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステ
ルである単量体〔A〕は、たとえば、アクリル酸
ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジメチルアミ
ノプロピル、アクリル酸ジメチルアミノブチル、
アクリル酸ジメチルアミノブチル、アクリル酸ジ
エチルアミノエチル、アクリル酸ジエチルアミノ
ブチル、アクリル酸ジエチルアミノプロピル、ア
クリル酸ジプロピルアミノエチル、アクリル酸ジ
プロピルアミノブチル、アクリル酸ジプロピルア
ミノプロピル、アクリル酸ジプロピルアミノブチ
ル、アクリル酸ジブチルアミノエチル、アクリル
酸メチルアミノプロピル、アクリル酸メチルアミ
ノブチル、アクリル酸エチルアミノエチル、アク
リル酸エチルアミノブチル、アクリル酸プロピル
アミノエチル、アクリル酸プロピルアミノプロピ
ル、アクリル酸プロピルアミノブチル、アクリル
酸イソプロピルアミノエチル、アクリル酸イソプ
ロピルアミノプロピル、アクリル酸イソプロピル
アミノブチル、アクリル酸ブチルアミノエチル、
アクリル酸ブチルアミノエチル、アクリル酸イソ
ブチルアミノエチル、アクリル酸イソブチルアミ
ノプロピル、アクリル酸イソブチルアミノブチ
ル、これらと同様のメタクリル酸エステル等であ
る。 また、ヒドロキシル基を有するアクリル酸エス
テルおよびメタクリル酸エステルである単量体
〔B〕は、たとえば、2−ヒドロキシエチルアク
リレートジエチレングリコールモノアクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、β−
ヒドロキシプロピルアクリレート、ジプロピレン
グリコールモノアクリレート、ポリエチレングリ
コールモノアクリレート、ポリプロピレングリコ
ールモノアクリレート、これらと同様のメタクリ
ル酸エステル等である。 本発明は、N−アルキル置換アミノアルキル基
を有するアクリル酸エステルおよびメタクリル酸
である単量体〔A〕と、ヒドロキシアルキル基を
有するアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エ
ステルである単量体〔B〕との共重合体を用いる
ものであるが、その共重合組成比は重量比で1:
99ないし99:1、好ましくは5:95ないし95:5
である。 本発明で用いる共重合体は、単量体〔A〕およ
び単量体〔B〕に加えて単量体〔A〕および単量
体〔B〕と重合可能な単量体との三元以上の共重
合体であつてもよい。この場合、第3成分に基づ
く部分の、単量体〔A〕および単量体〔B〕に基
づく部分の合量に対する組成比が重量比で約30%
以内であれば悪影響を与えることはない。このよ
うな第3成分としては、たとえば、アクリル酸、
メタクリル酸、イタコン酸、アクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸プロピル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸
第3ブチル、アクリル酸アミル、アクリル酸ヘキ
シル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸オ
クチル、アクリル酸2エチルヘキシル、アクリル
酸ラウリル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸
メトキシエチル、アクリル酸エトキシエチル、ア
クリル酸グリシジル、アクリル酸2ヒドロキシエ
チルホスフエート、ポリエチレングリコールモノ
アクリレート、これら同様のメタクリル酸エステ
ル、スチレン、スチレンスルホン酸ソーダ、アク
リルアミド、アクリロニトリル、メタクリロニト
リル等がある。 本発明で用いるアクリル系共重合体は、慣用の
方法で製造することができ、通常に用いられる以
外の何ら特殊な重合法を要しない。 また、共重合条件の正確な制御を必要とせず、
簡単に合成できる。重合条件等も慣用のものであ
るが、例示すると以下のようである。 重合方法;懸濁重合、乳化重合または溶液重合等
によるラジカル重合 重合媒体;水またはアルコール、ケトン、トルエ
ン等の有機溶媒 重合温度;30℃ないし90℃(通常、約50℃ないし
約70℃) モノマー濃度;約1ないし約30% 重合開始剤;アゾビスイソブチロニトリル
(AIBN)等のアゾ系開始剤ラウロイルパーオ
キシド等のジアシル系開始剤 ターシヤリーブチルパーオキシピバレート等
のパーエステル系開始剤 ビス−(2−エチルヘキシルカーボネート)
等のパーカーボネイト系開始剤および過硫酸ア
ンモニウム等の水溶性過硫酸塩(乳化重合の場
合) 重合開始剤濃度;約0.01%ないし約5% 重合時間;約2時間ないし約15時間 得られる重合体の重合度;200〜5000 本発明で使用する水溶性重合禁止剤((ロ)成分)
は、水溶性であつて、通常のラジカル重合の進行
を抑制する能力のある薬剤であれば、このこと以
外の特別な制限を有するものではない。 たとえば、窒素含有有機化合物、硫黄含有有機
化合物、フエノール類、キノン類、亜硝酸塩等が
用いられる。 また、水溶性重合禁止剤の使用量は、特別な制
限はない。すなわち、このものの添加による効果
は、極めて微量を添加することにより現われるも
ので、添加量が多ければ多い程効果は大きい。し
かしながら、あまり量が多過ぎると本来の重合系
でのビニル系単量体の重合が停止したり、抑制さ
れたりするため、ビニル系単量体開始剤の量を増
加しなければならないような経済的不利益が生ず
る。本発明者らの経験では、前記混合溶液に対し
て0.05〜30重量%の添加で好結果が得られた。 本発明で使用するエポキシ化合物((ハ)成分)
は、水溶性ないしは、親水性で、水または水性の
溶媒に溶解するか、または水性エマルジヨンを形
成するものであり、前記アクリル系共重合体と共
通の水性溶媒中で相溶するか、エマルジヨンを形
成するものが好ましい。このものは、重合器内壁
等に本発明の混合溶液を塗布後、アクリル系共重
合体と、適度な架橋反応を起こして水溶性禁止剤
を適度に溶出(滲出)させる目的で使用される。
これらエポキシ化合物には、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、グリセリン等の脂肪
酸エステルと、エピハロゲンヒドリンより得られ
る水溶性エポキシ樹脂であり、たとえば、ポリエ
チレングリコールグリシジルエーテル、ポリエチ
レングリコールジグリシジルエーテル、プロピレ
ングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピ
レングリコールジグリシジルエーテル、グリセリ
ンジグリシジルエーテル、1・6−ヘキサンジオ
ールグリシジルエーテル等があげられる。 用いるエポキシ化合物の量は、塗布用の混合溶
液中の不揮発性成分に対して40〜5重量%の範囲
で使用される。5%より少量では、前記架橋反応
における架橋密度が十分でないため、水溶性禁止
剤の溶出が激しく、ビニル系重合反応に悪影響を
及ぼし、40%より多くては、架橋密度が高くなり
過ぎて、水溶性禁止剤を完全に包みこむので、そ
の効力を阻害し、結果として前記微細重合体の析
出、付着を阻止する効力を失うため、繰返し重合
の回数延長に寄与することが少ない。 本発明のスケール防止剤を重合器内壁等に塗布
するには、前記防止剤の構成物質である(イ)アクリ
ル系共重合体、(ロ)水溶性禁止剤、(ハ)エポキシ化合
物を一緒に適当な溶媒に溶解して塗布する。 溶媒としては、これら構成物質を溶解してお互
いに相溶できるものであれば格別の限定はない
が、具体的には、水、低級アルコール類、たとえ
ば、メタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、アセトンなどのケトン類、テトラヒドロフラ
ン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド等の極性溶媒、ジオキサン等の親水性溶媒など
を例示することができる。労働衛生上、経済上か
ら水を使用するのが好ましい。 溶液中の不揮発物の濃度は、これら構成物質が
溶解してお互いに相溶する範囲であれば格別な限
定はないが、通常約0.1%から約10%程度の濃度
で用いる。 混合溶液の重合器内壁等への塗布の方法として
は、はけ塗り、スプレーによる塗装およびリンス
または溶液を重合器内に満たした後、抜き去るよ
うな浸漬法を含むが、スプレーによる塗装が最も
実際的で、かつ経済的なので、通常はこの方法が
良い。また、混合溶液の重合器内壁への塗布量は
極く微量でよいが、実際的には約0.01g/m2ない
し約0.1g/m2になるように塗布すると操作上簡単
に全面被覆ができる。これ以上の量を塗布しても
格別の不都合はないが、経済的でない。塗布後、
塗布面は一旦乾燥したのち、重合反応を行なうの
が好ましいが、直ちに行なつても格別の不都合は
ない。 本発明におけるビニル系単量体の重合には、懸
濁重合、乳化重合が採用される。使用される分散
剤、乳化剤、開始剤などは特殊なものである必要
がなく汎用されているそれぞれのものを使用する
ことができる。たとえば、分散剤、乳化剤として
はポリ酢酸ビニルの部分ケン化物、アクリル酸共
重合体、セルロース誘導体、ゼラチン、デンプン
などのような保護コロイド性化合物、または天然
高分子化合物、高級脂肪酸と多価アルコールとの
エステル類、ポリオキシエチレン誘導体などのノ
ニオン界面活性剤、高級脂肪酸の金属塩、高級ア
ルコール硫酸エステルのアルカリ塩などのアニオ
ン界面活性剤などが用いられる。重合開始剤とし
ては、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパ
ーオキサイド、ジオクチルパーオキシジカーボネ
ート、アセチルシクロヘキシルスフレホニルパー
オキサイドなどの有機過酸化物、アゾビスイソブ
チロニトリル、アゾビスジメチルバレロニトリル
などのアゾ化合物、過硫酸カリ、過硫酸アンモニ
ウムなどの過硫酸塩が使用される。 重合器内壁等を前記した方法で処理した重合器
で重合するビニル系単量体は、たとえば、アクリ
ロニトリル、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニ
リデン、スチレン、アクリル酸エステル、メタク
リル酸エステル、クロロプレン、ブタジエン等で
ある。これらはそれぞれ単独で重合させてもよく
また2種以上共重合させてもよい。さらには、こ
れらの単量体と、これらの単量体の重合物、ある
いは共重合体との共重合でも支障なく行なわれ
る。 本発明のスケール防止剤を用いてビニル系単量
体の重合を行なうと重合器内壁等へのスケールの
付着を実質上防止することができる。しかしその
効果は、繰返しの重合においても殆んど消失せ
ず、実際に60回以上の繰返しに、何ら重合器内壁
等に手を加えることなくスケール付着を防止する
ことができる。 次に、本発明を実施例によつて具体的に説明す
るが、これによつて本発明の範囲は限定されるも
ではない。 実施例1〜10、比較例1〜3 第1表に示す共重合体、水溶性重合禁止剤およ
びポリエチレングリコールジグリシジルエーテル
の約5重量%水/イソプロパノール=1/1溶液
である塗布液を内容積1m3の撹拌器付ステンレス
重合装置の重合器内壁等にスプレー塗装により塗
布した。(なお、比較例1は塗布せず、同例2、
3は水溶性重合禁止剤を用いないものを塗布し
た。)このように塗布された重合器中に、純水250
重量部、部分ケン化ポリ酢酸ビニル0.25重量部、
2・2′アゾビス2・4−ジメチルバレロニトリル
0.05重量部を加えた後、ふたを閉め窒素置換後、
真空にして塩化ビニル単量体100重量部を導入し
た。 次いで撹拌しながら加熱を開始し、57℃10時間
重合を続けた後、未反応単量体を排出して重合物
を取出した。そのあと、重合器内壁等に付着した
スケールを低圧水で洗浄することによつて収集
し、スケール付着量(g/m2)を測定した。ただ
し、比較例1では、この操作ではスケールが剥離
しなかつたので、300Kg/cm2の高低水流で洗浄し、
収集したスケールを計量した。しかしなお、重合
缶内壁等にはスケールが残つた。 さらに、この重合缶を用いて共重合体の塗布を
繰返すことなしに、各連続60バツチの重合を行な
い、スケールの付着量を測定した。ただし、比較
例2、比較例3は20バツチでスケールが付着しは
じめたので、20バツチで中止した。 結果を第1表に示す。
【表】 塗布剤は次のようにして調製した。 撹拌機、温度計、還流冷却器、滴下漏斗付フラ
スコを窒素置換後、滴下漏斗より水10部、イソプ
ロピルアルコール20部、単量体〔A〕成分として
メタクリル酸ジメチルアミノエチル2部、単量体
〔B〕成分として2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート2部およびターシヤリーブチルパーオキシピ
バレート0.5部を含むイソプロピルアルコール5
部を加え、70℃で4時間反応させたのち冷却し、
その溶液に水溶性重合禁止剤1部、ポリエチレン
グリコールグリシジルエーテル1部を加え、水で
希釈することにより、共重合体および水溶性重合
禁止剤とポリエチレングリコールグリシジルエー
テルの約5重量%の溶液に調製した。 こうして調製した塗布液は、実施例1で使用し
た。 ほかの実施例および比較例で使用した塗布溶液
も同様な方法で調製したものを用いた。 実施例 11〜20 実施例1〜10で用いた重合装置の重合器内壁等
に、実施例1〜10と同様にして第2表に示す共重
合体および水溶性重合禁止剤とポリエチレングリ
コールジグリシジルエーテルの約5重量%水/イ
ソプロパノール=1/1溶液を塗布したのち、
(なお、比較例4は塗布せず、同例5、6は水溶
性禁止剤を用いないものを塗布した。)純水300重
量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ0.6重
量部、過硫酸カリウム0.1重量部を加えた。その
後ふたを閉め、窒素置換後、真空にして塩化ビニ
ル単量体を100重量部導入した。次いで撹拌しな
がら加熱を開始し、53℃で10時間重合を続けた
後、未反応単量体を排出して重合物を取出した。 以下実施例1〜10と同様にしてスケールの付着
量を測定した。ただし、比較例4は、比較例1と
同様に処理した。また、重合の繰返しは60バツチ
とした。ただし、比較例6、比較例7は18バツチ
でスケールしはじめたので、18バツチで中止し
た。 結果を第2表に示す。
【表】 実施例 21〜30 実施例1〜10で用いた重合装置の上部に還流冷
却器および滴下漏斗を取つけ、重合器内壁等に実
施例1〜10と同様にして第3表に示す重合体およ
び水溶性重合禁止剤とポリエチレングリコールジ
グリシジルエーテルの約5重量%水/イソプロパ
ノール=1/1溶液を塗布したのち、(なお、比
較例7は塗布せず、同例8、9は水溶性重合禁止
剤を用いないものを塗布した。)内部を窒素置換
し、これに不均化ロジン石けん(カリウム塩)4
重量部、カセイソーダ0.4重量部を純水100重量部
に溶かした乳化液を導入した。 次いでn−ドデシルメルカプタン0.2重量部を
溶かしたクロロプレン単量体100重量部を加え、
撹拌して乳化した。撹拌を続けながら加温して、
内温が40℃に達したとき、過硫酸カリウム1重量
部を純水100重量部に溶かした水溶液を滴下漏斗
より5時間で全量を滴下できる速度で滴下した。
4時間重合を続けた後、重合停止液(フエノチア
ジン、4−t−ブチルカテコール、ベンゼン、ラ
ウリル硫酸ソーダ、ホルムアルデヒドとナフタリ
ンスルホン酸との縮合物のソーダ塩の水溶液)を
加えて、重合を停止して、重合液を反応容器から
取り出した。 以下、実施例1〜10と同様にしてスケールの付
着量を測定した。ただし、比較例7は、比較例1
と同様に処理した。また、重合の繰返しは60バツ
チとした。 また、比較例8、比較例9は、19バツチでスケ
ールしはじめたので、19バツチで中止した。結果
を第3表に示す。
【表】 実施例 31〜40 第4表に示す共重合体および水溶性重合禁止剤
とポリエチレングリコールジグリシジルエーテル
の約5重量%水/イソプロパノール=1/1溶液
である塗布液を内容積1m3の撹拌器付ステンレス
重合装置の重合器内壁等にリンス法により塗布し
た。(なお、比較例10は塗布せず、同例11、12は
水溶性重合禁止剤を用いないものを塗布した。)
このように塗布された重合器中に純水250重量
部、部分ケン化ポリ酢酸ビニル0.25重量部、2・
2′−アゾビス、2・4−ジメチルバレロニトリル
0.05重量部を加えた後、ふたを閉め窒素置換後、
真空にして塩化ビニル単量体100重量部を導入し
た。次いで撹拌しながら加熱を開始し、57℃、10
時間重合を設けたのち、未反応単量体を排出して
重合物を取出した。 以下、実施例1〜10と同様にしてスケールの付
着量を測定した。ただし、比較例10は、比較例1
と同様に処理した。 また、重合の繰返しは60バツチとした。また、
比較例11、比較例12は、17バツチでスケールしは
じめたので17バツチで中止した。 結果を第4表に示す。
【表】 以上、いずれの実施例の場合も、すぐれたスケ
ール防止効果が得られた。 また、いずれの実施例で得られた製品重合体も
正常で、スケール防止処理による悪影響は全く観
察されなかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 で表わされる単量体[A](式中、R1は水素また
    はメチル基、R2はN−モノアルキル置換アミノ
    アルキル基またはN−ジアルキル置換アミノアル
    キル基である)と、一般式 で表わされる単量体[B](式中、R3は水素また
    はメチル基、R4はヒドロキシアルキル基であ
    る)を主体とする単量体成分から構成されるアク
    リル系共重合体、水溶性重合禁止剤およびエポキ
    シ化合物から成るビニル系単量体重合の際のスケ
    ール付着防止剤。 2 エポキシ化合物が、水溶性ないしは親水性エ
    ポキシ化合物であり、スケール付着防止剤中の不
    揮発性成分に対して40〜5重量%用いる特許請求
    の範囲第1項記載のスケール付着防止剤。 3 アクリル系共重合体の単量体[A]と単量体
    [B]との共重合組成比が、重量比で5:95ない
    し95:5である特許請求の範囲第1項または第2
    項に記載のスケール付着防止剤
JP10946481A 1981-07-15 1981-07-15 ビニル系単量体重合の際のスケ−ル付着防止剤 Granted JPS5811504A (ja)

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