JPS6154097B2 - - Google Patents
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- JPS6154097B2 JPS6154097B2 JP57079859A JP7985982A JPS6154097B2 JP S6154097 B2 JPS6154097 B2 JP S6154097B2 JP 57079859 A JP57079859 A JP 57079859A JP 7985982 A JP7985982 A JP 7985982A JP S6154097 B2 JPS6154097 B2 JP S6154097B2
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- JP
- Japan
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- steel ingot
- slag bath
- current
- current collecting
- circumferential direction
- Prior art date
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- Expired
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22B—PRODUCTION AND REFINING OF METALS; PRETREATMENT OF RAW MATERIALS
- C22B9/00—General processes of refining or remelting of metals; Apparatus for electroslag or arc remelting of metals
- C22B9/16—Remelting metals
- C22B9/18—Electroslag remelting
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D23/00—Casting processes not provided for in groups B22D1/00 - B22D21/00
- B22D23/06—Melting-down metal, e.g. metal particles, in the mould
- B22D23/10—Electroslag casting
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D7/00—Casting ingots, e.g. from ferrous metals
- B22D7/02—Casting compound ingots of two or more different metals in the molten state, i.e. integrally cast
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(1) 発明の対象
本発明は、複合鋼塊の製造法に係り、特に中空
鋼塊の中空部或は鋼塊の外周にエレクトロスラグ
再溶解によつて金属を充填して複合鋼塊を作るの
に好適な方法に関する。
鋼塊の中空部或は鋼塊の外周にエレクトロスラグ
再溶解によつて金属を充填して複合鋼塊を作るの
に好適な方法に関する。
本発明は、圧延設備における圧延用ロール或は
被圧延材の案内用ローラ、連続鋳造機における鋳
塊の案内用ローラ、発電機のロータシヤフト、そ
の他各種の軸類などに適用することができる。
被圧延材の案内用ローラ、連続鋳造機における鋳
塊の案内用ローラ、発電機のロータシヤフト、そ
の他各種の軸類などに適用することができる。
(2) 発明の背景
エレクトロスラグ再溶解法と原理を同じくする
エレクトロスラグ溶接法によつて円柱状鋼塊に肉
盛溶接を行う際に、円柱状鋼塊を回転させること
が特開昭57−36087号公報に記載されている。前
記方法では、複数の消耗電極を用い、電流を鋼塊
の一点よりとり出している。前記公報の実施例で
は溶接の間中、円柱状鋼塊を1rpmの一定速度で
回転させている。
エレクトロスラグ溶接法によつて円柱状鋼塊に肉
盛溶接を行う際に、円柱状鋼塊を回転させること
が特開昭57−36087号公報に記載されている。前
記方法では、複数の消耗電極を用い、電流を鋼塊
の一点よりとり出している。前記公報の実施例で
は溶接の間中、円柱状鋼塊を1rpmの一定速度で
回転させている。
(3) 発明の目的
本発明の目的は、鋼塊と同心的に配置された空
所をエレクトロスラグ再溶解によつて充填する複
合鋼塊の製造において、前記鋼塊の水平方向の溶
け込みの均一性を向上させることができる方法を
提供するにある。
所をエレクトロスラグ再溶解によつて充填する複
合鋼塊の製造において、前記鋼塊の水平方向の溶
け込みの均一性を向上させることができる方法を
提供するにある。
本発明の他の目的は、前記鋼塊の水平方向の溶
け込みの均一性と前記鋼塊の高さ方向の溶け込み
の均一性を向上させることができる複合鋼塊の製
造法を提供するにある。
け込みの均一性と前記鋼塊の高さ方向の溶け込み
の均一性を向上させることができる複合鋼塊の製
造法を提供するにある。
(4) 発明の要点
本発明の方法は、本質的には鋼塊と同心的に配
置された空所に消耗電極を挿入し、定盤上に載置
された前記鋼塊に電気的に結合された複数の集電
用電極によつて電流をとり出しながら通電してス
ラグ浴の下でエレクトロスラグ再溶解し凝固する
複合鋼塊の製造法において、前記エレクトロスラ
グ再溶解中に前記鋼塊又は前記集電用電極を円周
方向に回転して前記消耗電極から前記集電用電極
へ流れる電流の流路を前記鋼塊の円周方向へ移動
させることにある。
置された空所に消耗電極を挿入し、定盤上に載置
された前記鋼塊に電気的に結合された複数の集電
用電極によつて電流をとり出しながら通電してス
ラグ浴の下でエレクトロスラグ再溶解し凝固する
複合鋼塊の製造法において、前記エレクトロスラ
グ再溶解中に前記鋼塊又は前記集電用電極を円周
方向に回転して前記消耗電極から前記集電用電極
へ流れる電流の流路を前記鋼塊の円周方向へ移動
させることにある。
空所に溶融金属を充填するために、定盤上に鋼
塊及び該鋼塊と同心的に配置された空所が載置さ
れる。鋼塊と同心的に空所が配置された例として
は中空鋼塊或は鋼塊の外側を鋳型で囲み、鋼塊と
鋳型との間を空所とするものがある。なお、同心
的という語には、同心だけでなく同心に近いもの
も含まれる。
塊及び該鋼塊と同心的に配置された空所が載置さ
れる。鋼塊と同心的に空所が配置された例として
は中空鋼塊或は鋼塊の外側を鋳型で囲み、鋼塊と
鋳型との間を空所とするものがある。なお、同心
的という語には、同心だけでなく同心に近いもの
も含まれる。
エレクトロスラグ再溶解は、前記空所内のスラ
グ浴中に消耗電極の先端を挿入し、前記鋼塊に前
記鋼塊と電気的に結合された複数の集電用電極に
よつて電流をとり出しながらスラグ浴を介して消
耗電極と集電用電極との間に通電することによつ
て行われる。スラグ浴の抵抗熱により消耗電極及
び鋼塊の空所壁面が溶解し、消耗電極の溶融金属
と鋼塊の溶融金属との混合物が空所を下から上へ
と埋めていき、複合鋼塊が作られる。
グ浴中に消耗電極の先端を挿入し、前記鋼塊に前
記鋼塊と電気的に結合された複数の集電用電極に
よつて電流をとり出しながらスラグ浴を介して消
耗電極と集電用電極との間に通電することによつ
て行われる。スラグ浴の抵抗熱により消耗電極及
び鋼塊の空所壁面が溶解し、消耗電極の溶融金属
と鋼塊の溶融金属との混合物が空所を下から上へ
と埋めていき、複合鋼塊が作られる。
エレクトロスラグ再溶解によつて複合鋼塊を製
造すると、鋼塊の水平方向の溶け込み深さが不均
一になる。
造すると、鋼塊の水平方向の溶け込み深さが不均
一になる。
鋼塊の水平方向の溶け込み深さが不均一になる
原因の一つは集電用電極が複数あり溶解電流密度
が不均一となるためにスラグ浴温度の不均一が生
じるためであることが判つた。エレクトロスラグ
再溶解においては、鋼塊の外周又は鋼塊を載せる
定盤の外周に複数個の集電用電極を設け、電流が
消耗電極材からスラグ浴を介して複数の集電用電
極に流れる電気回路を形成する。電流は電気回路
の最端距離を優先的に流れる性質を有するので、
集電用電極を複数個設けても各電極に電流が均等
に流れるわけではなく偏流が生じて必ず溶解電流
密度の不均一が生じる。このように溶解電流密度
の不均一が生じると、溶解電流密度が高い部分近
傍のスラグ浴の温度が最も高くなり、その部分近
傍の鋼塊の溶け込み深さが最大になつて、水平方
向の溶け込み深さが不均一となる。鋼塊の水平方
向の溶け込みが不均一になると、その結果として
成分偏析或は組織むらが生じ、甚しい場合には鋼
塊と溶融金属との界面にスラグの巻き込みが生じ
る。
原因の一つは集電用電極が複数あり溶解電流密度
が不均一となるためにスラグ浴温度の不均一が生
じるためであることが判つた。エレクトロスラグ
再溶解においては、鋼塊の外周又は鋼塊を載せる
定盤の外周に複数個の集電用電極を設け、電流が
消耗電極材からスラグ浴を介して複数の集電用電
極に流れる電気回路を形成する。電流は電気回路
の最端距離を優先的に流れる性質を有するので、
集電用電極を複数個設けても各電極に電流が均等
に流れるわけではなく偏流が生じて必ず溶解電流
密度の不均一が生じる。このように溶解電流密度
の不均一が生じると、溶解電流密度が高い部分近
傍のスラグ浴の温度が最も高くなり、その部分近
傍の鋼塊の溶け込み深さが最大になつて、水平方
向の溶け込み深さが不均一となる。鋼塊の水平方
向の溶け込みが不均一になると、その結果として
成分偏析或は組織むらが生じ、甚しい場合には鋼
塊と溶融金属との界面にスラグの巻き込みが生じ
る。
本発明では鋼塊の水平方向における溶け込みの
均一性を改善するために、エレクトロスラグ再溶
解中の少なくとも一時期に前記消耗電極から前記
集電用電極へ流れる電流の流路を鋼塊の円周方向
に移動させる。このようにすると、溶解電流密度
の不均一な部分が鋼塊の円周方向に均等に与えら
れるようになる。このため溶解電流密度の不均一
があつても鋼塊全体についてみればスラグ浴から
鋼塊へ伝達される熱量が平均化されることにな
り、鋼塊の水平方向における溶け込みの均一性が
向上する。
均一性を改善するために、エレクトロスラグ再溶
解中の少なくとも一時期に前記消耗電極から前記
集電用電極へ流れる電流の流路を鋼塊の円周方向
に移動させる。このようにすると、溶解電流密度
の不均一な部分が鋼塊の円周方向に均等に与えら
れるようになる。このため溶解電流密度の不均一
があつても鋼塊全体についてみればスラグ浴から
鋼塊へ伝達される熱量が平均化されることにな
り、鋼塊の水平方向における溶け込みの均一性が
向上する。
消耗電極から集電用電極へ流れる電流の流路は
集電用電極を鋼塊の円周方向に回転させるか或は
鋼塊を円周方向に回転させることによつて変える
ことができる。両方を併用してもよい。消耗電極
を回転しても鋼塊の溶け込み不均一を円周方向に
分散させ平均化することはできない。
集電用電極を鋼塊の円周方向に回転させるか或は
鋼塊を円周方向に回転させることによつて変える
ことができる。両方を併用してもよい。消耗電極
を回転しても鋼塊の溶け込み不均一を円周方向に
分散させ平均化することはできない。
鋼塊の回転方向或は前記集電用電極の回転方向
は、鋼塊の円周方向であれば任意でよい。本発明
においては、溶解電流密度の不均一は水平方向に
おける鋼塊に溶け込みの均一性を損う原因にはな
らないのであるから、集電用電極の配置の方法等
を配慮する必要はない。
は、鋼塊の円周方向であれば任意でよい。本発明
においては、溶解電流密度の不均一は水平方向に
おける鋼塊に溶け込みの均一性を損う原因にはな
らないのであるから、集電用電極の配置の方法等
を配慮する必要はない。
鋼塊の空所壁面から消耗電極までの間隙の寸法
は、少なくとも20mmにすることが望ましい。前記
間隙の寸法が20mmよりも小さいと、消耗電極と鋼
塊の空所壁面との間でアークが発生し、その部分
の溶け込みが過大になつて、水平方向における溶
け込みの均一性が損われやすくなる。前記間隙の
寸法は、特に望ましくは50mm以上にすべきであ
る。空所の水平方向の寸法Dと消耗電極の水平方
向の厚さdとの関係はd/D=0.2〜0.8の範囲に
あることが望ましい。但し、空所壁面から消耗電
極材までの最小間隙が20mmを下まわらないものと
する。前記d/Dの値が小さいと空所を埋める速
度が遅くなり複合鋼塊の生産性が悪くなる。この
点からd/Dは0.2以上が好ましい。d/Dの値
が大きくなるにつれてスラグ浴による消耗電極材
の洗浄作用が弱まり、スラグ浴から消耗電極への
伝熱性が低下して消耗電極が溶解しにくくなる。
このことからd/Dの値は0.8以下にすることが
望ましい。
は、少なくとも20mmにすることが望ましい。前記
間隙の寸法が20mmよりも小さいと、消耗電極と鋼
塊の空所壁面との間でアークが発生し、その部分
の溶け込みが過大になつて、水平方向における溶
け込みの均一性が損われやすくなる。前記間隙の
寸法は、特に望ましくは50mm以上にすべきであ
る。空所の水平方向の寸法Dと消耗電極の水平方
向の厚さdとの関係はd/D=0.2〜0.8の範囲に
あることが望ましい。但し、空所壁面から消耗電
極材までの最小間隙が20mmを下まわらないものと
する。前記d/Dの値が小さいと空所を埋める速
度が遅くなり複合鋼塊の生産性が悪くなる。この
点からd/Dは0.2以上が好ましい。d/Dの値
が大きくなるにつれてスラグ浴による消耗電極材
の洗浄作用が弱まり、スラグ浴から消耗電極への
伝熱性が低下して消耗電極が溶解しにくくなる。
このことからd/Dの値は0.8以下にすることが
望ましい。
中空鋼塊の空所を充填する場合には、鋼塊の回
転数又は集電用電極の回転数N(rpm)と空所の
間隙の寸法L(cm)との関係を、60≦LN≦2000
にすることが望ましい。
転数又は集電用電極の回転数N(rpm)と空所の
間隙の寸法L(cm)との関係を、60≦LN≦2000
にすることが望ましい。
鋼塊の外周に設けた空所を充填する場合には、
前記鋼塊又は集電用電極の回転数N(cm)と鋼塊
の直径(cm)との関係を60≦LN≦2000にするこ
とが望ましい。
前記鋼塊又は集電用電極の回転数N(cm)と鋼塊
の直径(cm)との関係を60≦LN≦2000にするこ
とが望ましい。
LNの値が60よりも小さいと溶解電流密度の不
均一に伴う水平方向の溶け込み不均一を是正する
効果が弱い。LNの値が大きすぎるとスラグ浴面
が波を打つようになり、スラグの巻き込み或は局
所的なアークの発生が生じて溶解が不安定になり
やすい。このことからLNの値は2000以下とする
ことが望ましい。
均一に伴う水平方向の溶け込み不均一を是正する
効果が弱い。LNの値が大きすぎるとスラグ浴面
が波を打つようになり、スラグの巻き込み或は局
所的なアークの発生が生じて溶解が不安定になり
やすい。このことからLNの値は2000以下とする
ことが望ましい。
中空鋼塊の空所に溶融金属を充填する場合は、
外層盛りに較べると鋼塊からの熱放散が良いので
溶け込みが少なくなる傾向にある。従つて、外層
盛りの場合に較べて回転数を小さくすることが望
ましい。内孔盛りの場合の好適なLNの値は60〜
240、外層盛りの場合の好適なLNの値は180〜720
である。
外層盛りに較べると鋼塊からの熱放散が良いので
溶け込みが少なくなる傾向にある。従つて、外層
盛りの場合に較べて回転数を小さくすることが望
ましい。内孔盛りの場合の好適なLNの値は60〜
240、外層盛りの場合の好適なLNの値は180〜720
である。
前述の範囲内でLNの値を制御することの効果
は、溶解電流と電圧を一定の値に設定してエレク
トロスラグ再溶解を実施する場合に有効に発揮さ
れる。換言すれば、回転数を制御することによ
り、電圧及び電流を変化させることなく溶解速度
を制御することが可能である。
は、溶解電流と電圧を一定の値に設定してエレク
トロスラグ再溶解を実施する場合に有効に発揮さ
れる。換言すれば、回転数を制御することによ
り、電圧及び電流を変化させることなく溶解速度
を制御することが可能である。
エレクトロスラグ再溶解のスタート法には、一
般にコールドスタート法とホツトスタート法とが
ある。
般にコールドスタート法とホツトスタート法とが
ある。
本発明ではどちらのスタート法を適用してもよ
い。
い。
コールドスタート法は、空所の底部に切粉とフ
ラツクスを挿入し、消耗電極材の先端と切粉との
間でアークを発生させてフラツクスを溶融しスラ
グ浴を作る。このスタート法によるときは、スタ
ート当初から鋼塊を回転させるとアークが切れや
すく、スタートさせにくい。従つて、スタートが
完了しスラグ浴が形成されてから鋼塊を回転させ
ることが望ましい。集電用電極を回転させる場合
にはスタート当初から回転させてもよい。
ラツクスを挿入し、消耗電極材の先端と切粉との
間でアークを発生させてフラツクスを溶融しスラ
グ浴を作る。このスタート法によるときは、スタ
ート当初から鋼塊を回転させるとアークが切れや
すく、スタートさせにくい。従つて、スタートが
完了しスラグ浴が形成されてから鋼塊を回転させ
ることが望ましい。集電用電極を回転させる場合
にはスタート当初から回転させてもよい。
ホツトスタート法は、空所の底部に別途準備し
たスラグ浴を充填し、スラグ浴中に消耗電極材を
挿入してスタートを開始するものである。アーク
を発生させるものでないから、スタート当初から
鋼塊或は集電用電極を回転しても支障がない。
たスラグ浴を充填し、スラグ浴中に消耗電極材を
挿入してスタートを開始するものである。アーク
を発生させるものでないから、スタート当初から
鋼塊或は集電用電極を回転しても支障がない。
消耗電極から集電用電極へ流れる電流の流路を
鋼塊の円周方向へ移動させるのと同時にスラグ浴
に回転を与えることはきわめて望ましい。これに
よつて鋼塊の水平方向における溶け込みの均一性
をより一層高めることができる。
鋼塊の円周方向へ移動させるのと同時にスラグ浴
に回転を与えることはきわめて望ましい。これに
よつて鋼塊の水平方向における溶け込みの均一性
をより一層高めることができる。
鋼塊を回転させる方法は、前述の電流の流路の
移動とスラグ浴の回転を同時に達成する。従つて
きわめて望まいし方法である。このことから本発
明ではホツトスタート法を適用し、スタート当初
から鋼塊を回転することを推奨する。
移動とスラグ浴の回転を同時に達成する。従つて
きわめて望まいし方法である。このことから本発
明ではホツトスタート法を適用し、スタート当初
から鋼塊を回転することを推奨する。
スラグ浴の回転は、空所の周囲に電磁コイルを
配置し、溶解電流と電磁コイルに流す励磁電流と
の作用によつて励起される磁界を利用することに
よつても行うことができる。外部磁界を利用する
具体的な方法については、たとえば特公昭56−
50658号公報に記載されている。
配置し、溶解電流と電磁コイルに流す励磁電流と
の作用によつて励起される磁界を利用することに
よつても行うことができる。外部磁界を利用する
具体的な方法については、たとえば特公昭56−
50658号公報に記載されている。
外部磁界の強さは、50〜1000ガウスの範囲が望
ましい。50ガウスよりも小さいとスラグ浴の回転
力が弱く溶け込み均一化の効果が不十分になるお
それがある。1000ガウスよりも大きいと、スラグ
浴が波を打ち溶解が不安定になるおそれがある。
スラグ浴の回転速度は、外部磁界の強さを調整す
ることによつて制御できる。外部磁界の強さは、
電磁コイルに流す励磁電流の大きさによつて制御
できる。
ましい。50ガウスよりも小さいとスラグ浴の回転
力が弱く溶け込み均一化の効果が不十分になるお
それがある。1000ガウスよりも大きいと、スラグ
浴が波を打ち溶解が不安定になるおそれがある。
スラグ浴の回転速度は、外部磁界の強さを調整す
ることによつて制御できる。外部磁界の強さは、
電磁コイルに流す励磁電流の大きさによつて制御
できる。
外部磁界によつてスラグ浴中に回転を与える方
法は、集電用電極を回転させて電流の流路を移動
させるときに適用することが望ましい。
法は、集電用電極を回転させて電流の流路を移動
させるときに適用することが望ましい。
エレクトロスラグ再溶解においては、スラグ浴
面の高さの上昇につれて、鋼塊の円周方向の溶け
込み深さが次第に増加していく。
面の高さの上昇につれて、鋼塊の円周方向の溶け
込み深さが次第に増加していく。
このように溶け込み深さが鋼塊の下方から上方
へ行くにしたがつて次第に増加するのを防止する
ために溶融金属の充填高さが上昇するに従つてス
ラグ浴の回転速度を連続的又は段階的に高めるこ
とが望ましい。スラグ浴の回転速度を大にすると
スラグ浴と消耗電極との間の伝熱性が良くなり、
消耗電極の溶解速度が速まつてスラグ浴面の上昇
速度が大になることが判つた。この結果、鋼塊へ
の入熱量が低下し溶け込み深さが過大になるのを
制御できる。
へ行くにしたがつて次第に増加するのを防止する
ために溶融金属の充填高さが上昇するに従つてス
ラグ浴の回転速度を連続的又は段階的に高めるこ
とが望ましい。スラグ浴の回転速度を大にすると
スラグ浴と消耗電極との間の伝熱性が良くなり、
消耗電極の溶解速度が速まつてスラグ浴面の上昇
速度が大になることが判つた。この結果、鋼塊へ
の入熱量が低下し溶け込み深さが過大になるのを
制御できる。
スラグ浴の回転速度は、鋼塊の回転数を増加さ
せるか或はスラグ浴に外部磁界を与えその磁界の
強さを高めることによつて増加させることができ
る。両者を併用する場合には、どちらか一方を一
定に保ち、他方をスラグ浴面の上昇に伴つて連続
的又は段階的に増加することが望ましい。このよ
うにするとスラグ浴の回転速度を制御しやすい。
せるか或はスラグ浴に外部磁界を与えその磁界の
強さを高めることによつて増加させることができ
る。両者を併用する場合には、どちらか一方を一
定に保ち、他方をスラグ浴面の上昇に伴つて連続
的又は段階的に増加することが望ましい。このよ
うにするとスラグ浴の回転速度を制御しやすい。
消耗電極から集電用電極へ流れる電流の流路を
鋼塊の円周方向に移動し、且つスラグ浴の回転速
度をスラグ浴面の上昇に伴つて増加させるに当た
つては、たとえば下記(イ)〜(ホ)の方法を適用するこ
とができる。
鋼塊の円周方向に移動し、且つスラグ浴の回転速
度をスラグ浴面の上昇に伴つて増加させるに当た
つては、たとえば下記(イ)〜(ホ)の方法を適用するこ
とができる。
(イ) 鋼塊を回転し、回転速度をスラグ浴面の上昇
に伴つて次第に高める。
に伴つて次第に高める。
(ロ) 集電用電極を回転し、スラグ浴に外部磁界を
与えてその磁界の強さを次第に高める。
与えてその磁界の強さを次第に高める。
(ハ) 集電用電極及び鋼塊を回転し、スラグ浴面の
上昇に伴つて鋼塊の回転速度を高める。
上昇に伴つて鋼塊の回転速度を高める。
(ニ) 鋼塊を回転し且つスラグ浴に外部磁界を与
え、鋼塊の回転速度と外部磁界の強さの少なく
とも一方をスラグ浴面の上昇に伴つて増加す
る。
え、鋼塊の回転速度と外部磁界の強さの少なく
とも一方をスラグ浴面の上昇に伴つて増加す
る。
(ホ) 前記(イ)と前記(ロ)の方法を併用し、鋼塊の回転
速度と外部磁界の強さの少なくとも一方を次第
に高める。
速度と外部磁界の強さの少なくとも一方を次第
に高める。
コールドスタート法を適用する場合には、スタ
ート当初は集電用電極を回転し、スラグ浴が形成
されてから鋼塊を回転するか或はスラグ浴に外部
磁界を与えることが望ましい。
ート当初は集電用電極を回転し、スラグ浴が形成
されてから鋼塊を回転するか或はスラグ浴に外部
磁界を与えることが望ましい。
なお、鋼塊を回転してスラグ浴を回転する場合
に溶融金属の回転も同時に起こるがかまわない。
に溶融金属の回転も同時に起こるがかまわない。
スラグ浴面の上昇に伴つて鋼塊回転数を増加さ
せるに当たつては、予め実験、伝熱計算等によつ
て所定の溶け込み深さを得るための消耗電極の溶
解速度或はスラグ浴面の上昇速度と鋼塊高さとの
関係、及び消耗電極の溶解速度或はスラグ浴面の
上昇速度と鋼塊回転数との関係を求めておき、そ
れらのプラグラムに従つて鋼塊の回転数を増加さ
せていくことが望ましい。
せるに当たつては、予め実験、伝熱計算等によつ
て所定の溶け込み深さを得るための消耗電極の溶
解速度或はスラグ浴面の上昇速度と鋼塊高さとの
関係、及び消耗電極の溶解速度或はスラグ浴面の
上昇速度と鋼塊回転数との関係を求めておき、そ
れらのプラグラムに従つて鋼塊の回転数を増加さ
せていくことが望ましい。
実際に実験を行つて求めた消耗電極の溶解速度
と鋼塊回転数の関係を内孔盛りについては第1図
及び外層盛りについては第2図に示す。第1図の
データは、電圧30V、電流900Aの一定とし、スラ
グに40重量%フツ化カルシウム−30重量%酸化カ
ルシウム−30重量%アルミナを用い、消耗電極に
直径30mmφ、長さ1300mmのニツケルクロムモリブ
デン鋼JIS G4103のSNCM8を用い、中空鋼塊に
内径57mmφ、外径140mmφ、高さ400mmの0.9重量
%炭素−3重量%クロム鋼を用いて得られた。第
2図のデータは、電圧を30V、電流を4000Aの一
定とし、消耗電極と柱状鋼塊には前述の内孔盛り
の場合と同じ組成のものを用いて得られた。但
し、消耗電極には内径237.2mmφ、外径267.4mm、
高さ3500mmのパイプ状のものを用いた。鋼塊には
直径200mmφ、高さ800mmのものを用いた。鋼塊の
外側には直径320mmφ、高さ725mmの銅製鋳型を
配置した。
と鋼塊回転数の関係を内孔盛りについては第1図
及び外層盛りについては第2図に示す。第1図の
データは、電圧30V、電流900Aの一定とし、スラ
グに40重量%フツ化カルシウム−30重量%酸化カ
ルシウム−30重量%アルミナを用い、消耗電極に
直径30mmφ、長さ1300mmのニツケルクロムモリブ
デン鋼JIS G4103のSNCM8を用い、中空鋼塊に
内径57mmφ、外径140mmφ、高さ400mmの0.9重量
%炭素−3重量%クロム鋼を用いて得られた。第
2図のデータは、電圧を30V、電流を4000Aの一
定とし、消耗電極と柱状鋼塊には前述の内孔盛り
の場合と同じ組成のものを用いて得られた。但
し、消耗電極には内径237.2mmφ、外径267.4mm、
高さ3500mmのパイプ状のものを用いた。鋼塊には
直径200mmφ、高さ800mmのものを用いた。鋼塊の
外側には直径320mmφ、高さ725mmの銅製鋳型を
配置した。
第1図及び第2図から明らかなように、電流及
び電圧が一定の場合、鋼塊回転数の増加に伴つて
消耗電極の溶解速度が直線的に増加する。従つ
て、鋼塊の回転数を調整すれば消耗電極材の溶解
速度を制御することができる。
び電圧が一定の場合、鋼塊回転数の増加に伴つて
消耗電極の溶解速度が直線的に増加する。従つ
て、鋼塊の回転数を調整すれば消耗電極材の溶解
速度を制御することができる。
外部磁界の作用によつてスラグ浴に回転運動を
与えることにより溶融金属の充填高さ方向の溶け
込みを制御する方法においては、消耗電極の溶解
速度或はスラグ浴面の上昇速度と鋼塊高さとの関
係を示すプラグラムの他にスラグ浴面の上昇速度
或は消耗電極の溶解速度と電磁コイルに流す励磁
電流との関係を示すプログラムを作つておくとよ
い。
与えることにより溶融金属の充填高さ方向の溶け
込みを制御する方法においては、消耗電極の溶解
速度或はスラグ浴面の上昇速度と鋼塊高さとの関
係を示すプラグラムの他にスラグ浴面の上昇速度
或は消耗電極の溶解速度と電磁コイルに流す励磁
電流との関係を示すプログラムを作つておくとよ
い。
本発明の複合鋼塊製造装置は、空所を有する鋼
塊を載せる定盤と、前記空所に挿入される消耗電
極と、前記定盤又は前記鋼塊の外周に電気的に結
合された複数の集電用電極と、前記消耗電極と前
記集電用電極とに電力を与える電源装置、及び前
記鋼塊と前記定盤の少なくとも一方を円周方向に
回転する手段を有する。
塊を載せる定盤と、前記空所に挿入される消耗電
極と、前記定盤又は前記鋼塊の外周に電気的に結
合された複数の集電用電極と、前記消耗電極と前
記集電用電極とに電力を与える電源装置、及び前
記鋼塊と前記定盤の少なくとも一方を円周方向に
回転する手段を有する。
本発明の方法を実施するための装置は、一例と
して第3図に示す構造を有する。
して第3図に示す構造を有する。
鋼塊を置くために定盤5が設けられる。定盤5
の側面には集電用電極となる集電ブラシ12が複
数個取り付けられる。定盤5はパイプ4とギヤ3
を介してモータ8によつて回転される。定盤5が
回転するとき集電ブラシ12は同期して回転しな
いようにする。定盤5は水冷却構造にすることが
望ましい。定盤5を水冷却構造にする場合、冷却
水はたとえば給水パイプ14からパイプ4を通し
て定盤5に送り、定盤内を循環した冷却水をパイ
プ4を経て排水パイプ15から排水させることが
考えられる。この場合、パイプ4は冷却水の給水
と排水のために二重管構造となる。符号1はロー
タリジヨイント、2はフランジ、6は絶縁板、7
は絶縁板の押え板を示している。集電ブラシ12
にはケーブル19の一端が接続され、ケーブル1
9の他端は電源装置13へ接続される。電源装置
13にはたとえば多相交流電源が用いられる。定
盤5上に鋼塊10を載置したならば、固定具9で
鋼塊が動かないように固定するとよい。
の側面には集電用電極となる集電ブラシ12が複
数個取り付けられる。定盤5はパイプ4とギヤ3
を介してモータ8によつて回転される。定盤5が
回転するとき集電ブラシ12は同期して回転しな
いようにする。定盤5は水冷却構造にすることが
望ましい。定盤5を水冷却構造にする場合、冷却
水はたとえば給水パイプ14からパイプ4を通し
て定盤5に送り、定盤内を循環した冷却水をパイ
プ4を経て排水パイプ15から排水させることが
考えられる。この場合、パイプ4は冷却水の給水
と排水のために二重管構造となる。符号1はロー
タリジヨイント、2はフランジ、6は絶縁板、7
は絶縁板の押え板を示している。集電ブラシ12
にはケーブル19の一端が接続され、ケーブル1
9の他端は電源装置13へ接続される。電源装置
13にはたとえば多相交流電源が用いられる。定
盤5上に鋼塊10を載置したならば、固定具9で
鋼塊が動かないように固定するとよい。
以上の状態でホツトスタート法或はコールドス
タート法によつてエレクトロスラグ再溶解をスタ
ートさせる。消耗電極11は一端をスラグ浴16
中に浸漬し、他端をケーブル20に接続してケー
ブル20を電源装置13と接続する。消耗電極1
1はスラグ浴の抵抗熱によつて溶解して溶融金属
となりスラグ浴の下部に溶融金属浴17を形成す
る。そして、凝固金属18となつて鋼塊の空所を
充填していく。スラグ浴面の高さは、消耗電極1
1の溶解に伴つて上昇するので、それに合せて鋼
塊の回転速度を大にする。鋼塊の回転速度は発生
するモータの起電力によつて制御される。
タート法によつてエレクトロスラグ再溶解をスタ
ートさせる。消耗電極11は一端をスラグ浴16
中に浸漬し、他端をケーブル20に接続してケー
ブル20を電源装置13と接続する。消耗電極1
1はスラグ浴の抵抗熱によつて溶解して溶融金属
となりスラグ浴の下部に溶融金属浴17を形成す
る。そして、凝固金属18となつて鋼塊の空所を
充填していく。スラグ浴面の高さは、消耗電極1
1の溶解に伴つて上昇するので、それに合せて鋼
塊の回転速度を大にする。鋼塊の回転速度は発生
するモータの起電力によつて制御される。
かかる装置においては定盤だけが回転するよう
になつているが、定盤とは別個に集電ブラシを回
転させるようにしてもよい。
になつているが、定盤とは別個に集電ブラシを回
転させるようにしてもよい。
(5) 実施例
次に実施例について説明する。
実施例 1
内径270mmφ、外径1000mmφ、高さ1700mmのク
ロムモリブデンバナジウム鋼円筒鋼塊を定盤上に
設置し、同じくクロムモリブデンバナジウム鋼よ
り成る直径160mmφの消耗電極を用い、フツ化カ
ルシウム40重量%−酸化カルシウム30重量%−ア
ルミナ30重量%よりなるスラグを用いてエレクト
ロスラグ再溶解を行つた。集電用電極は定盤の周
囲にほぼ等間隔に4個設けた。電圧は約35V、電
流は8kAとし、当初円筒鋼塊の回転数を10rpmと
した。途中で消耗電極の溶解速度を検出し、予め
設定した溶解速度と同じになるように鋼塊の回転
速度を速めた。鋼塊の回転速度は段階的に高め最
終的には40rpmの回転数を付与した。得られた複
合鋼塊の横断面及び縦断面における溶け込み層の
幅を調べた結果、いずれもほぼ均一となつている
ことが確認され、良好な品質を具備していること
が明らかになつた。
ロムモリブデンバナジウム鋼円筒鋼塊を定盤上に
設置し、同じくクロムモリブデンバナジウム鋼よ
り成る直径160mmφの消耗電極を用い、フツ化カ
ルシウム40重量%−酸化カルシウム30重量%−ア
ルミナ30重量%よりなるスラグを用いてエレクト
ロスラグ再溶解を行つた。集電用電極は定盤の周
囲にほぼ等間隔に4個設けた。電圧は約35V、電
流は8kAとし、当初円筒鋼塊の回転数を10rpmと
した。途中で消耗電極の溶解速度を検出し、予め
設定した溶解速度と同じになるように鋼塊の回転
速度を速めた。鋼塊の回転速度は段階的に高め最
終的には40rpmの回転数を付与した。得られた複
合鋼塊の横断面及び縦断面における溶け込み層の
幅を調べた結果、いずれもほぼ均一となつている
ことが確認され、良好な品質を具備していること
が明らかになつた。
実施例 2
0.9重量%炭素−3重量%クロム鋼よりなる内
径57mmφ、外径140mmφ、高さ320mmの円筒鋼塊の
空所に、ニツケル−クロム−モリブデン鋼
SNCM8よりなる直径30mmφの消耗電極を挿入し
てエレクトロスラグ再溶解を行つた。スラグには
実施例1と同じ組成のフツ化カルシウム−酸化カ
ルシウム−アルミナよりなるスラグを用いた。集
電用電極は定盤の周囲にほぼ等間隔で4個設置し
た。電圧は30V、電流は900Aとし、再溶解のスタ
ートはコールドスタート法で行つた。スラグ浴面
の高さが150mmになつてから鋼塊の回転を始め、
回転当初は15rpmとし、240mmの高さになつてか
ら25rpmとし、そのままの回転数で再溶解を終了
した。
径57mmφ、外径140mmφ、高さ320mmの円筒鋼塊の
空所に、ニツケル−クロム−モリブデン鋼
SNCM8よりなる直径30mmφの消耗電極を挿入し
てエレクトロスラグ再溶解を行つた。スラグには
実施例1と同じ組成のフツ化カルシウム−酸化カ
ルシウム−アルミナよりなるスラグを用いた。集
電用電極は定盤の周囲にほぼ等間隔で4個設置し
た。電圧は30V、電流は900Aとし、再溶解のスタ
ートはコールドスタート法で行つた。スラグ浴面
の高さが150mmになつてから鋼塊の回転を始め、
回転当初は15rpmとし、240mmの高さになつてか
ら25rpmとし、そのままの回転数で再溶解を終了
した。
鋼塊を軸線方向に二つ割りし、母材の浴け込み
深さを測定した。第4図は右側部分a及び左側部
分bの溶け込み深さを示している。鋼塊を回転し
ないだけで他は本実施例と同一条件で再溶解を行
つた後述の比較例1と比較すれば、本実施例が水
平方向及び高さ方向とも溶け込み深さの均一性に
すぐれていることが明らかである。
深さを測定した。第4図は右側部分a及び左側部
分bの溶け込み深さを示している。鋼塊を回転し
ないだけで他は本実施例と同一条件で再溶解を行
つた後述の比較例1と比較すれば、本実施例が水
平方向及び高さ方向とも溶け込み深さの均一性に
すぐれていることが明らかである。
比較例 1
鋼塊を回転させなかつたほかは実施例1と全く
同一の条件でエレクトロスラグ再溶解を行つた。
鋼塊の底部からの高さと溶け込み深さとの関係を
第5図に示す。
同一の条件でエレクトロスラグ再溶解を行つた。
鋼塊の底部からの高さと溶け込み深さとの関係を
第5図に示す。
実施例 3
実施例2と同じ条件でエレクトロスラグ再溶解
を行つた。但し、鋼塊の回転数は10rpm一定とし
た。鋼塊の底部からの高さと溶け込み深さとの関
係を第6図に示す。比較例1との比較によつて明
らかなように鋼塊の水平方向の溶け込み深さの均
一性が著しく改善された。
を行つた。但し、鋼塊の回転数は10rpm一定とし
た。鋼塊の底部からの高さと溶け込み深さとの関
係を第6図に示す。比較例1との比較によつて明
らかなように鋼塊の水平方向の溶け込み深さの均
一性が著しく改善された。
実施例 4
鋼塊の回転方法を変えた以外は実施例2と同じ
条件でエレクトロスラグ再溶解を行つた。消耗電
極の溶解速度と鋼塊高さとの関係を示すプログラ
ム及び鋼塊の回転数と消耗電極の溶解速度との関
係を示すプログラムを予め作つておき、そのプロ
グラムに基づいて鋼塊の回転数を段階的に変え
た。鋼塊の底部からの距離と溶け込み深さとの関
係を第7図に示す。同図にはいつの時点で鋼塊の
回転数を変えたのか明示した。鋼塊の溶け込み深
さの均一性は水平方向及び高さ方向とも改善され
た。
条件でエレクトロスラグ再溶解を行つた。消耗電
極の溶解速度と鋼塊高さとの関係を示すプログラ
ム及び鋼塊の回転数と消耗電極の溶解速度との関
係を示すプログラムを予め作つておき、そのプロ
グラムに基づいて鋼塊の回転数を段階的に変え
た。鋼塊の底部からの距離と溶け込み深さとの関
係を第7図に示す。同図にはいつの時点で鋼塊の
回転数を変えたのか明示した。鋼塊の溶け込み深
さの均一性は水平方向及び高さ方向とも改善され
た。
実施例 5
実施例2の方法において、鋼塊の回転と外部磁
界の付与とを併用した。スラグ浴面の高さが150
mmになつてから鋼塊を10rpmの一定速度で回転さ
せた。鋼塊を回転させると同時に外部磁界を与
え、その磁界の強さを100ガウス〜230ガウスの間
で連続的且つ直線的に増加させた。
界の付与とを併用した。スラグ浴面の高さが150
mmになつてから鋼塊を10rpmの一定速度で回転さ
せた。鋼塊を回転させると同時に外部磁界を与
え、その磁界の強さを100ガウス〜230ガウスの間
で連続的且つ直線的に増加させた。
複合鋼塊の円周方向及び高さ方向の溶け込みの
均一性は、第4図とほぼ同様であつた。
均一性は、第4図とほぼ同様であつた。
(6) 効 果
以上の実施例から明らかなように、鋼塊を円周
方向に回転することによつて水平方向の溶け込み
深さの均一性を向上できる。また鋼塊の回転速度
をスラグ浴面の上昇に伴つて速めることにより或
は鋼塊を一定速度で回転し外部磁界の強さを変え
ることにより、鋼塊の高さ方向及び水平方向の溶
け込み深さの均一性を高めることができる。
方向に回転することによつて水平方向の溶け込み
深さの均一性を向上できる。また鋼塊の回転速度
をスラグ浴面の上昇に伴つて速めることにより或
は鋼塊を一定速度で回転し外部磁界の強さを変え
ることにより、鋼塊の高さ方向及び水平方向の溶
け込み深さの均一性を高めることができる。
以上述べたように本発明によれば、複合鋼塊の
高さ方向の溶け込みの均一性或は前記高さ方向及
び水平方向の溶け込みの均一性を高めることがで
きる。
高さ方向の溶け込みの均一性或は前記高さ方向及
び水平方向の溶け込みの均一性を高めることがで
きる。
第1図及び第2図は消耗電極の溶解速度と鋼塊
回転数の関係を示す特性図、第3図は本発明に使
用するエレクトロスラグ再溶解装置の側面図、第
4図〜第7図は複合鋼塊の溶け込み深さと鋼塊底
部からの距離との関係を示す特性図である。 5……定盤、8……モータ、10……鋼塊、1
1……消耗電極、12……集電ブラシ、16……
スラグ浴。
回転数の関係を示す特性図、第3図は本発明に使
用するエレクトロスラグ再溶解装置の側面図、第
4図〜第7図は複合鋼塊の溶け込み深さと鋼塊底
部からの距離との関係を示す特性図である。 5……定盤、8……モータ、10……鋼塊、1
1……消耗電極、12……集電ブラシ、16……
スラグ浴。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鋼塊と同心的に配置された空所に消耗電極を
挿入し、定盤上に載置された前記鋼塊に電気的に
結合された複数の集電用電極によつて電流をとり
出しながら通電してスラグ浴の下でエレクトロス
ラグ再溶解し、凝固する複合鋼塊の製造法におい
て、前記エレクトロスラグ再溶解中に前記鋼塊又
は前記集電用電極を円周方向に回転して前記消耗
電極から前記集電用電極へ流れる電流の流路を前
記鋼塊の円周方向に移動させることを特徴とする
複合鋼塊の製造法。 2 特許請求の範囲第1項において、前記空所の
壁面から前記消耗電極までの距離が少なくとも20
mmであることを特徴とする複合鋼塊の製造法。 3 特許請求の範囲第2項において、前記空所の
間隙の寸法Dと前記消耗電極の水平方向の肉厚d
とがd/D=0.2〜0.8の関係にあることを特徴と
する複合鋼塊の製造法。 4 特許請求の範囲第1項において、前記鋼塊又
は前記集電用電極の回転数N(rpm)と中空鋼塊
の内孔盛りにおける空所の間隙の寸法L(cm)と
が60≦LN≦2000の関係にあることを特徴とする
複合鋼塊の製造法。 5 特許請求の範囲第1項において、前記鋼塊又
は前記集電用電極の回転数N(rpm)と外盛りに
おける鋼塊の水平方向の径L(cm)とが60≦LN
≦2000の関係にあることを特徴とする複合鋼塊の
製造法。 6 特許請求の範囲第4項において、前記回転数
N(rpm)と前記空所の間隙の寸法L(cm)とが
60≦LN≦240の関係にあることを特徴とする複合
鋼塊の製造法。 7 特許請求の範囲第5項において、前記回転数
N(rpm)前記鋼塊の水平方向の径L(cm)とが
180≦LN≦720の関係にあることを特徴とする複
合鋼塊の製造法。 8 特許請求の範囲第1項において、前記エレク
トロスラグ再溶解中に前記鋼塊の円周方向の回転
と、前記集電用電極の鋼塊円周方向における回転
とを併用することを特徴とする複合鋼塊の製造
法。 9 鋼塊と同心的に配置された空所に消耗電極を
挿入し、定盤上に載置された前記鋼塊に電気的に
結合された複数の集電用電極によつて電流をとり
出しながら通電してスラグ浴の下でエレクトロス
ラグ再溶解する段階と、前記スラグ浴に円周方向
の回転を与える段階とを有する複合鋼塊の製造法
において、前記エレクトロスラグ再溶解中に前記
鋼塊又は前記集電用電極を円周方向に回転して前
記消耗電極から前記集電用電極へ流れる電流の流
路を前記鋼塊の円周方向に移動させることを特徴
とする複合鋼塊の製造法。 10 特許請求の範囲第9項において、前記スラ
グ浴の前記回転を鋼塊を回転することによつて行
うことを特徴とする複合鋼塊の製造法。 11 特許請求の範囲第9項において、前記スラ
グ浴に対して外部磁界を与え溶解電流と前記外部
磁界とによつて励起される磁界によつて前記スラ
グ浴を回転することを特徴とする複合鋼塊の製造
法。 12 特許請求の範囲第11項において、前記外
部磁界の強さを50〜1000ガウスの範囲内とするこ
とを特徴とする複合鋼塊の製造法。 13 鋼塊と同心的に配置された空所に消耗電極
を挿入し、定盤上に載置された前記鋼塊に電気的
に結合された複数の集電用電極によつて電流をと
り出しながら通電してスラグ浴の下でエレクトロ
スラグ再溶解する段階と、前記スラグ浴に円周方
向の回転を与える段階と、前記エレクトロスラグ
再溶解中に前記鋼塊又は前記集電用電極を円周方
向に回転して前記消耗電極から前記集電用電極へ
流れる電流の流路を前記鋼塊の円周方向に移動さ
せる段階とを有する複合鋼塊の製造法において、
前記スラグ浴の回転速度を前記スラグ浴面の上昇
に伴つて増加することを特徴とする複合鋼塊の製
造法。 14 特許請求の範囲第13項において、前記ス
ラグ浴の回転と前記電流の流路の移動を前記鋼塊
を円周方向に回転させることによつて行い且つ前
記鋼塊の回転速度を前記スラグ浴面の上昇に伴つ
て増加することを特徴とする複合鋼塊の製造法。 15 特許請求の範囲第13項において、前記ス
ラグ浴の回転を、前記鋼塊を円周方向に回転する
ことと前記スラグ浴に対して外部磁界を与え溶解
電流と前記外部磁界とによつて励磁される磁界と
を併用することによつて行い、且つ前記鋼塊の回
転速度と前記外部磁界の少なくとも一方を前記ス
ラグ浴面の上昇に伴つて増加することを特徴とす
る複合鋼塊の製造法。 16 特許請求の範囲第13項において、前記電
流の流路の移動を前記集電用電極を前記鋼塊の円
周方向へ回転することによつて行い、前記スラグ
浴の回転を前記スラグ浴に対して外部磁界を与え
溶解電流と前記外部磁界とによつて励起される磁
界によつて行い、前記外部磁界の強さを前記スラ
グ浴面の上昇に伴つて増加することを特徴とする
複合鋼塊の製造法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57079859A JPS58197232A (ja) | 1982-05-14 | 1982-05-14 | 複合鋼塊の製造法 |
| US06/493,703 US4544019A (en) | 1982-05-14 | 1983-05-11 | Method and apparatus for manufacturing composite steel ingot |
| DE8383302743T DE3369919D1 (en) | 1982-05-14 | 1983-05-16 | Method and apparatus for manufacturing a composite steel ingot |
| EP83302743A EP0094820B1 (en) | 1982-05-14 | 1983-05-16 | Method and apparatus for manufacturing a composite steel ingot |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57079859A JPS58197232A (ja) | 1982-05-14 | 1982-05-14 | 複合鋼塊の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58197232A JPS58197232A (ja) | 1983-11-16 |
| JPS6154097B2 true JPS6154097B2 (ja) | 1986-11-20 |
Family
ID=13701919
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57079859A Granted JPS58197232A (ja) | 1982-05-14 | 1982-05-14 | 複合鋼塊の製造法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4544019A (ja) |
| EP (1) | EP0094820B1 (ja) |
| JP (1) | JPS58197232A (ja) |
| DE (1) | DE3369919D1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| HUT37365A (en) * | 1983-10-28 | 1985-12-28 | Werner Schatz | Method for producing metal billet, shaped body or shaped profile products with embedding of hard material grains and apparatus for carrying out the method |
| JPS62148004A (ja) * | 1985-12-23 | 1987-07-02 | Hitachi Ltd | 複合鍛造白鋳鉄ロ−ル |
| US4842186A (en) * | 1987-10-30 | 1989-06-27 | The Babock & Wilcox Company | Method and apparatus for building a workpiece by deposit welding |
| JPH0667546B2 (ja) * | 1988-03-22 | 1994-08-31 | 株式会社日立製作所 | 圧延用ワークロールの製造方法 |
| US9186724B2 (en) * | 2012-08-10 | 2015-11-17 | Siemens Energy, Inc. | Electroslag and electrogas repair of superalloy components |
| CN103862163A (zh) * | 2014-03-04 | 2014-06-18 | 上海交通大学 | 一种铝/铝合金复合板材的制造方法 |
| CN104668526B (zh) * | 2015-03-12 | 2017-08-08 | 东北大学 | 改善钢锭铸锭质量的方法 |
| CN113249585B (zh) * | 2021-05-13 | 2022-02-01 | 东北大学 | 一种基于电极转速控制的恒熔池形状电渣重熔方法 |
| CN114107683A (zh) * | 2021-09-28 | 2022-03-01 | 材谷金带(佛山)金属复合材料有限公司 | 一种q235钢/316不锈钢电渣重熔轧制方法 |
| CN114029458A (zh) * | 2021-09-28 | 2022-02-11 | 材谷金带(佛山)金属复合材料有限公司 | 一种q235b钢/316不锈钢电渣重熔复合方法 |
Family Cites Families (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2191478A (en) * | 1938-08-26 | 1940-02-27 | Kellogg M W Co | Apparatus for producing composite metal articles |
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