JPS6160911B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6160911B2 JPS6160911B2 JP57119547A JP11954782A JPS6160911B2 JP S6160911 B2 JPS6160911 B2 JP S6160911B2 JP 57119547 A JP57119547 A JP 57119547A JP 11954782 A JP11954782 A JP 11954782A JP S6160911 B2 JPS6160911 B2 JP S6160911B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- film
- work roll
- tension
- speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C14/00—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
- C23C14/22—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
- C23C14/56—Apparatus specially adapted for continuous coating; Arrangements for maintaining the vacuum, e.g. vacuum locks
- C23C14/562—Apparatus specially adapted for continuous coating; Arrangements for maintaining the vacuum, e.g. vacuum locks for coating elongated substrates
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
- Thin Magnetic Films (AREA)
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、フイルム状基体の両面に機能薄膜と
してスパツタ薄膜を連続的に形成するスパツタリ
ング装置に関する。
してスパツタ薄膜を連続的に形成するスパツタリ
ング装置に関する。
近年、記録媒体層がスパツタ薄膜によつて形成
された磁気記録媒体が出現している。スパツタ薄
膜は、通常、低圧の不活性ガス中でグロー放電を
行なわせ、この放電によつて生じた陽イオンをタ
ーゲツトに衝突させ、この衝突によつてターゲツ
トからたたき出された金属微粒子を所定の支持基
体の表面に付着させることによつて形成される。
したがつて、ターゲツトとして磁気記録性に富ん
だ材料を選択すれば、良好な記録媒体層を形成す
ることができる。
された磁気記録媒体が出現している。スパツタ薄
膜は、通常、低圧の不活性ガス中でグロー放電を
行なわせ、この放電によつて生じた陽イオンをタ
ーゲツトに衝突させ、この衝突によつてターゲツ
トからたたき出された金属微粒子を所定の支持基
体の表面に付着させることによつて形成される。
したがつて、ターゲツトとして磁気記録性に富ん
だ材料を選択すれば、良好な記録媒体層を形成す
ることができる。
ところで、最近では、フイルム状基体の両面に
スパツタ薄膜で形成された記録媒体層を有する磁
気記録媒体の出現が望まれ、この磁気記録媒体を
製造し得るスパツタリング装置の提案も幾つかな
されている。
スパツタ薄膜で形成された記録媒体層を有する磁
気記録媒体の出現が望まれ、この磁気記録媒体を
製造し得るスパツタリング装置の提案も幾つかな
されている。
スパツタリングによつて形成された磁気記録媒
体層の磁気的特性の均一性は、スパツタリング時
における不活性ガス圧力、基体とターゲツトとの
間の距離、スパツタ速度、基体温度等によつて左
右され、このうち、基体とターゲツトの間の距離
および基体温度を一定に保つことは重要である。
このような点を考慮に入れると、フイルム状基体
の両面にスパツタ薄膜を連続的に形成するにはワ
ークロールによつてフイルム状基体を保持させる
方式が何かと有利である。すなわち、内部を通流
する冷媒によつて冷却され、かつ回転駆動される
ワークロールの外周面に沿わせてフイルム状基体
を移送させるとともに上記フイルム状基体の上記
ワークロールの外周面に接触している部分の表面
にスパツタ薄膜を連続的に形成するようにする。
このようにすると、フイルム状基体がワークロー
ルに接触している時間を長くでき、これによつて
基体を良好に冷却できるとともにワークロールに
よつて基体とターゲツトとの間の距離を常に一定
に保つことができる。
体層の磁気的特性の均一性は、スパツタリング時
における不活性ガス圧力、基体とターゲツトとの
間の距離、スパツタ速度、基体温度等によつて左
右され、このうち、基体とターゲツトの間の距離
および基体温度を一定に保つことは重要である。
このような点を考慮に入れると、フイルム状基体
の両面にスパツタ薄膜を連続的に形成するにはワ
ークロールによつてフイルム状基体を保持させる
方式が何かと有利である。すなわち、内部を通流
する冷媒によつて冷却され、かつ回転駆動される
ワークロールの外周面に沿わせてフイルム状基体
を移送させるとともに上記フイルム状基体の上記
ワークロールの外周面に接触している部分の表面
にスパツタ薄膜を連続的に形成するようにする。
このようにすると、フイルム状基体がワークロー
ルに接触している時間を長くでき、これによつて
基体を良好に冷却できるとともにワークロールに
よつて基体とターゲツトとの間の距離を常に一定
に保つことができる。
しかしながら、スパツタ薄膜のなかには、たと
えば、まず、下地層を形成し、その上に本層を形
成する二層構造にすることが望ましいものもあ
る。このような二層構造のスパツタ薄膜をフイル
ム状基体の両面に亘つて形成するには、片面にス
パツタ薄膜を形成するために、少なくとも2個、
両面で少なくとも4個のワークロールを必要とす
る。したがつて、スパツタリングによつて基体が
加熱される回数は1個所につき最底4回となる。
基体のなかには、加熱温度がそれ程高い値でなく
ても、加熱によつて、いわゆる伸びを生じるもの
がある。このような基体にあつては一方の面への
スパツタ薄膜形成工程が終了して他方の面へのス
パツタ薄膜形成工程へ移行させたとき、この工程
を実行するワークロールとの間のスリツプが必然
的に大きくなる。この場合、上記他方の面へのス
パツタ薄膜形成工程を実行するワークロールの外
周面に、すでに形成されている一方の面のスパツ
タ薄膜が接触することになるので、上記スリツプ
によつて、すでに形成されているスパツタ薄膜が
傷つけられてしまう虞れが多分にある。また、ス
リツプによつてワークロールを介しての基体の冷
却が低下し、この結果、基体そのものが熱的な損
傷を受ける虞れも多分にあつた。
えば、まず、下地層を形成し、その上に本層を形
成する二層構造にすることが望ましいものもあ
る。このような二層構造のスパツタ薄膜をフイル
ム状基体の両面に亘つて形成するには、片面にス
パツタ薄膜を形成するために、少なくとも2個、
両面で少なくとも4個のワークロールを必要とす
る。したがつて、スパツタリングによつて基体が
加熱される回数は1個所につき最底4回となる。
基体のなかには、加熱温度がそれ程高い値でなく
ても、加熱によつて、いわゆる伸びを生じるもの
がある。このような基体にあつては一方の面への
スパツタ薄膜形成工程が終了して他方の面へのス
パツタ薄膜形成工程へ移行させたとき、この工程
を実行するワークロールとの間のスリツプが必然
的に大きくなる。この場合、上記他方の面へのス
パツタ薄膜形成工程を実行するワークロールの外
周面に、すでに形成されている一方の面のスパツ
タ薄膜が接触することになるので、上記スリツプ
によつて、すでに形成されているスパツタ薄膜が
傷つけられてしまう虞れが多分にある。また、ス
リツプによつてワークロールを介しての基体の冷
却が低下し、この結果、基体そのものが熱的な損
傷を受ける虞れも多分にあつた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、基体の保持にワ
ークロールを使用するものにおいて、基体とワー
クロールとの間に生じ易いスリツプをなくすこと
ができ、もつて基体の両面に良好なスパツタ薄膜
を連続的に形成できるスパツタリング装置を提供
することにある。
ので、その目的とするところは、基体の保持にワ
ークロールを使用するものにおいて、基体とワー
クロールとの間に生じ易いスリツプをなくすこと
ができ、もつて基体の両面に良好なスパツタ薄膜
を連続的に形成できるスパツタリング装置を提供
することにある。
本発明に係るスパツタリング装置は、各ワーク
ロールの外周面に沿つて通過するフイルム状基体
の進行速度と各ワークロールの回転速度との間の
相対速度差を、ワークロール間を進行するフイル
ム状基体の張力に応じてワークロールの回転速度
を制御して零に近づける張力制御装置を設けたこ
とを特徴としている。
ロールの外周面に沿つて通過するフイルム状基体
の進行速度と各ワークロールの回転速度との間の
相対速度差を、ワークロール間を進行するフイル
ム状基体の張力に応じてワークロールの回転速度
を制御して零に近づける張力制御装置を設けたこ
とを特徴としている。
上記張力制御装置は、各ワークロール間を進行
するフイルム状基体の張力を検出して後段に位置
するワークロールの速度を補正する方式、予め各
ワークロール間に速度差を設定する方式、ワーク
ロールを駆動するモータの入力電流に基いて対応
するワークロールの回転速度を補正する方式など
を実現できる構成となつている。
するフイルム状基体の張力を検出して後段に位置
するワークロールの速度を補正する方式、予め各
ワークロール間に速度差を設定する方式、ワーク
ロールを駆動するモータの入力電流に基いて対応
するワークロールの回転速度を補正する方式など
を実現できる構成となつている。
上記構成であると、スパツタリングによつてフ
イルム状基体に、たとえ伸びが生じた場合であつ
ても、このフイルム状基体を各ワークロールの外
周面に沿わわせて両者間のスリツプが非常に小さ
い状態で進行させることができる。このため、片
面へのスパツタ薄膜形成工程後、他面へのスパツ
タ薄膜形成工程に移行したときでも、すでに形成
されている片面のスパツタ薄膜が上記工程を実行
するワークロールによつて傷つけられる虞れがな
い。したがつて、高品質の両面スパツタ薄膜付き
のものを製造することができる。また、スリツプ
の非常に小さい状態でフイルム状基体を各ワーク
ロールの外周面に沿わせて進行させることができ
るので、各ワークロールを介して基体を良好に冷
却でき、基体の熱損傷を防止できる。したがつ
て、スパツタリングパワーを増加させることによ
つて薄膜形成速度を増加させることができ、短時
間に所望膜厚のものを両面に形成することができ
る。
イルム状基体に、たとえ伸びが生じた場合であつ
ても、このフイルム状基体を各ワークロールの外
周面に沿わわせて両者間のスリツプが非常に小さ
い状態で進行させることができる。このため、片
面へのスパツタ薄膜形成工程後、他面へのスパツ
タ薄膜形成工程に移行したときでも、すでに形成
されている片面のスパツタ薄膜が上記工程を実行
するワークロールによつて傷つけられる虞れがな
い。したがつて、高品質の両面スパツタ薄膜付き
のものを製造することができる。また、スリツプ
の非常に小さい状態でフイルム状基体を各ワーク
ロールの外周面に沿わせて進行させることができ
るので、各ワークロールを介して基体を良好に冷
却でき、基体の熱損傷を防止できる。したがつ
て、スパツタリングパワーを増加させることによ
つて薄膜形成速度を増加させることができ、短時
間に所望膜厚のものを両面に形成することができ
る。
以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら
説明する。なお、この実施例は、高分子フイルム
の両面に磁気記録媒体層を形成する装置に本発明
を適用した例である。
説明する。なお、この実施例は、高分子フイルム
の両面に磁気記録媒体層を形成する装置に本発明
を適用した例である。
第1図において、図中1は、たとえば金属材製
の真空容器であり、この真空容器1は、軸心線が
重力方向に対して直交するように配置された円筒
部2と、この円筒部2の両端開口部を気密に蓋す
る蓋体3a,3b(但し3bは図示せず。)とで
構成されている。そして、円筒部2には図示しな
い排気系に通じる排気口4と、同じく図示しない
不活性ガス供給系に通じるガス導入口5とが形成
されている。なお、前記蓋体3bは選択的に開閉
できる構造に形成されている。
の真空容器であり、この真空容器1は、軸心線が
重力方向に対して直交するように配置された円筒
部2と、この円筒部2の両端開口部を気密に蓋す
る蓋体3a,3b(但し3bは図示せず。)とで
構成されている。そして、円筒部2には図示しな
い排気系に通じる排気口4と、同じく図示しない
不活性ガス供給系に通じるガス導入口5とが形成
されている。なお、前記蓋体3bは選択的に開閉
できる構造に形成されている。
しかして、真空容器1内には、この真空容器1
内において、フイルム状基体Pを前記円筒部2の
の軸心線に対して直交する進路で、かつ下から上
へとコ字状の経路で案内走行させる案内機構11
が設けられている。この案内機構11は、真空容
器1内の上下2分割仮想線より下方に図中左方か
ら右方に亘つて配置された供給リール12および
ワークロール13,14と、上下2分割仮想線よ
り上方に図中右方から左方に亘つて配置されたワ
ークロール15,16および巻取リール17と、
これらの間にそれぞれ配置されたフリーロール1
8とで構成されている。これらフリーロール1
8、ワークロール13,14,15,16、供給
リール12および巻取リール17は、それぞれ、
その軸心線が前記円筒部2の軸心線と平行するよ
うに配置されている。そして、供給リール12か
ら巻戻されたフイルム状基体Pは、ワークロール
13,14,15,16の順に各ワークロールの
外周面に沿い、かつ各ワークロール毎にその最下
面位置において折り返す関係に案内され、最終的
に巻取リール17に巻取られるように案内され
る。
内において、フイルム状基体Pを前記円筒部2の
の軸心線に対して直交する進路で、かつ下から上
へとコ字状の経路で案内走行させる案内機構11
が設けられている。この案内機構11は、真空容
器1内の上下2分割仮想線より下方に図中左方か
ら右方に亘つて配置された供給リール12および
ワークロール13,14と、上下2分割仮想線よ
り上方に図中右方から左方に亘つて配置されたワ
ークロール15,16および巻取リール17と、
これらの間にそれぞれ配置されたフリーロール1
8とで構成されている。これらフリーロール1
8、ワークロール13,14,15,16、供給
リール12および巻取リール17は、それぞれ、
その軸心線が前記円筒部2の軸心線と平行するよ
うに配置されている。そして、供給リール12か
ら巻戻されたフイルム状基体Pは、ワークロール
13,14,15,16の順に各ワークロールの
外周面に沿い、かつ各ワークロール毎にその最下
面位置において折り返す関係に案内され、最終的
に巻取リール17に巻取られるように案内され
る。
上記供給リール12および巻取リール17に
は、それぞれ駆動軸(図示せず)が連結されてお
り、これら駆動軸は、蓋体3aを上記蓋体3aと
の間が絶縁された状態で気密にかつ回転自在に貫
通して、第2図にそれぞれaを付して示す直流分
巻形のモータ12a,17aの回転軸に連結され
ている。また、前記ワークロール13,14,1
5,16は、それぞれ二重筒状に形成されてお
り、これらワークロール13,14,15,16
には、それぞれ二重筒状に形成された駆動軸が対
応する空間どうしを連通させた状態に連結されて
いる。そして、二重筒状に形成された各駆動軸
は、蓋体3aを上記蓋体3aとの間が絶縁された
状態で気密にかつ回転自在に貫通して第2図にそ
れぞれaを付して示す直流分巻形のモータ13
a,14a,15a,16aの回転軸に連結され
ている。なお、二重筒状に形成された上記各駆動
軸の真空容器1外に位置する部分には、それぞ
れ、上記駆動軸の中央部に存在する空間を通して
ワークロールの中央部に存在する空間に熱媒体を
送り込み、この熱媒体をワークロール内の外側空
間および駆動軸内の外側空間を介して外部へ排出
させるロータリジヨイント機構が設けてあり、こ
れらロータリジヨイント機構はそれぞれ高温液体
源および低温液体源に選択的に接続されるように
なつている。
は、それぞれ駆動軸(図示せず)が連結されてお
り、これら駆動軸は、蓋体3aを上記蓋体3aと
の間が絶縁された状態で気密にかつ回転自在に貫
通して、第2図にそれぞれaを付して示す直流分
巻形のモータ12a,17aの回転軸に連結され
ている。また、前記ワークロール13,14,1
5,16は、それぞれ二重筒状に形成されてお
り、これらワークロール13,14,15,16
には、それぞれ二重筒状に形成された駆動軸が対
応する空間どうしを連通させた状態に連結されて
いる。そして、二重筒状に形成された各駆動軸
は、蓋体3aを上記蓋体3aとの間が絶縁された
状態で気密にかつ回転自在に貫通して第2図にそ
れぞれaを付して示す直流分巻形のモータ13
a,14a,15a,16aの回転軸に連結され
ている。なお、二重筒状に形成された上記各駆動
軸の真空容器1外に位置する部分には、それぞ
れ、上記駆動軸の中央部に存在する空間を通して
ワークロールの中央部に存在する空間に熱媒体を
送り込み、この熱媒体をワークロール内の外側空
間および駆動軸内の外側空間を介して外部へ排出
させるロータリジヨイント機構が設けてあり、こ
れらロータリジヨイント機構はそれぞれ高温液体
源および低温液体源に選択的に接続されるように
なつている。
しかして、前記真空容器1内には、各ワークロ
ール13,14,15,16の外周面に2個づつ
対向する関係に合計8個のスパツタ源21,2
2,…28が配置されている。これらスパツタ源
21,22,…28は、それぞれ、たとえば円板
状に形成されたターゲツトの外側にこれと同心円
状にリング状の陽極を上記ターゲツトとは絶縁さ
せて配置するとともにターゲツトの背面に一方の
磁極面が接触するように永久磁石を配置したマグ
ネトロン形の平板状構造に形成されている。そし
て、各スパツタ源21,22,…28は、各ワー
クロール13,14,15,16の外周面に対
し、各ワークロールの軸心線を通る垂直線を基準
にし、この垂直線とターゲツトの軸心線との間の
開き角θが30〜60度の範囲で斜下方から対面する
関係にそれぞれ設けられている。なお、この実施
例の場合、スパツタ源21,22,25,26の
ターゲツトはパーマロイで形成されており、スパ
ツタ源23,24,27,28のターゲツトは
Co―Cr合金で形成されている。そして、各スパ
ツタ源21,22,…28のターゲツトと陽極と
は蓋体3aを気密に貫通して設けられた図示しな
いリード線を介してそれぞれ独立的に図示しない
直流電源の出力端に接続されている。
ール13,14,15,16の外周面に2個づつ
対向する関係に合計8個のスパツタ源21,2
2,…28が配置されている。これらスパツタ源
21,22,…28は、それぞれ、たとえば円板
状に形成されたターゲツトの外側にこれと同心円
状にリング状の陽極を上記ターゲツトとは絶縁さ
せて配置するとともにターゲツトの背面に一方の
磁極面が接触するように永久磁石を配置したマグ
ネトロン形の平板状構造に形成されている。そし
て、各スパツタ源21,22,…28は、各ワー
クロール13,14,15,16の外周面に対
し、各ワークロールの軸心線を通る垂直線を基準
にし、この垂直線とターゲツトの軸心線との間の
開き角θが30〜60度の範囲で斜下方から対面する
関係にそれぞれ設けられている。なお、この実施
例の場合、スパツタ源21,22,25,26の
ターゲツトはパーマロイで形成されており、スパ
ツタ源23,24,27,28のターゲツトは
Co―Cr合金で形成されている。そして、各スパ
ツタ源21,22,…28のターゲツトと陽極と
は蓋体3aを気密に貫通して設けられた図示しな
いリード線を介してそれぞれ独立的に図示しない
直流電源の出力端に接続されている。
一方、前記供給リール12とワークロール13
との間、ワークロール13,14間、ワークロー
ル14,15間、ワークロール15,16間およ
びワークロール16と巻取リール17との間に
は、これらの間を進行するフイルム状基体Pの張
力を検出する張力検出器31,32,…35が設
置されている。これら張力検出器31,32,…
35は、たとえば張力を機械的な変位に変換し、
この変位量を電気信号として出力するように構成
されている。また、ワークロール13および16
の図中左方には、正転、逆転操作に連動して各ワ
ークロールに選択的に押圧接触するピンチローラ
37,38が設けられている。
との間、ワークロール13,14間、ワークロー
ル14,15間、ワークロール15,16間およ
びワークロール16と巻取リール17との間に
は、これらの間を進行するフイルム状基体Pの張
力を検出する張力検出器31,32,…35が設
置されている。これら張力検出器31,32,…
35は、たとえば張力を機械的な変位に変換し、
この変位量を電気信号として出力するように構成
されている。また、ワークロール13および16
の図中左方には、正転、逆転操作に連動して各ワ
ークロールに選択的に押圧接触するピンチローラ
37,38が設けられている。
しかして、前記各モータ12a,13a,14
a,…17aは、第2図に示すようにサーボ制御
回路41,42,…46によつて独立的に駆動さ
れる。この回路41,42,…46は、入力信号
として導入された設定速度信号とモータに直結さ
れた直流発電機48で得られた現実の速度信号と
の偏差が常に零となるようにモータの速度を制御
するように構成されている。そして、上記各サー
ボ制御回路41,42,…46の入力端には、速
度設定器51、正転逆転切換器52および速度補
正器53,54,55,56,57を介して設定
速度信号が導入される。
a,…17aは、第2図に示すようにサーボ制御
回路41,42,…46によつて独立的に駆動さ
れる。この回路41,42,…46は、入力信号
として導入された設定速度信号とモータに直結さ
れた直流発電機48で得られた現実の速度信号と
の偏差が常に零となるようにモータの速度を制御
するように構成されている。そして、上記各サー
ボ制御回路41,42,…46の入力端には、速
度設定器51、正転逆転切換器52および速度補
正器53,54,55,56,57を介して設定
速度信号が導入される。
上記速度補正器53,54,55,56,57
は、それぞれ張力設定器61で与えられた張力信
号Z0と各張力検出器で得られた張力信号Z1との偏
差を求める回路62と、この回路62で求められ
た偏差信号で前記速度設定器51から与えられた
設定速度信号を補正する回路63とで構成されて
いる。すなわち、Z0に対してZ1が小さいときに
は、両者の差に対応した分だけ設定速度信号を増
加させ、また、逆の場合には設定速度信号を減少
させるようにしている。また、回路63は正転逆
転切換器52に応動して、増減信号分の極性を切
換えるようにしている。しかして、この実施例の
場合には、供給リール12、各ワークロール1
3,14,15,16および巻取リール17を第
1図中実線矢印で示すように回転駆動させてフイ
ルム状基体Pを走行させている状態を正転とし、
この正転状態においては、モータ12aを制御す
るサーボ制御回路41に信号源64から低速度設
定信号に対応する信号を直接導入し、また、モー
タ13aを制御するサーボ制御回路42に正転逆
転切換器52を通つた設定速度信号を直接導入
し、さらにモータ14a,15a,16a,17
aを制御するサーボ制御回路43,44,45,
46に、上記モータによつて駆動されるワークロ
ールおよび巻取リールの位置の直前に位置する張
力検出器の出力が導入される速度補正器を通つた
信号を設定速度信号として導入するようにしてい
る。そして、逆転状態においては、これらの関係
を切換えるようにしている。したがつて、第2図
に示すように、正転逆転切換器52の切換操作に
連動して切換わるスイツチ66が設けてあり、こ
の第2図は正転状態を示している。そして、図中
68は逆転状態時にサーボ制御回路46に低速度
信号を与える信号源を示している。また、第1図
中70,71はスパツタ源を保持るホルダを示
し、また、72は仕切板を示し、73はスパツタ
リングによつて薄膜が形成される領域を規制する
マスクを示している。また、ピンチローラ37は
正転逆転切換器52の切換操作に応動して正転の
ときだけワークロール13に押圧接触するように
制御され、また、ピンチローラ38は逆転のとき
だけワークロール16に押圧接触するように制御
される。
は、それぞれ張力設定器61で与えられた張力信
号Z0と各張力検出器で得られた張力信号Z1との偏
差を求める回路62と、この回路62で求められ
た偏差信号で前記速度設定器51から与えられた
設定速度信号を補正する回路63とで構成されて
いる。すなわち、Z0に対してZ1が小さいときに
は、両者の差に対応した分だけ設定速度信号を増
加させ、また、逆の場合には設定速度信号を減少
させるようにしている。また、回路63は正転逆
転切換器52に応動して、増減信号分の極性を切
換えるようにしている。しかして、この実施例の
場合には、供給リール12、各ワークロール1
3,14,15,16および巻取リール17を第
1図中実線矢印で示すように回転駆動させてフイ
ルム状基体Pを走行させている状態を正転とし、
この正転状態においては、モータ12aを制御す
るサーボ制御回路41に信号源64から低速度設
定信号に対応する信号を直接導入し、また、モー
タ13aを制御するサーボ制御回路42に正転逆
転切換器52を通つた設定速度信号を直接導入
し、さらにモータ14a,15a,16a,17
aを制御するサーボ制御回路43,44,45,
46に、上記モータによつて駆動されるワークロ
ールおよび巻取リールの位置の直前に位置する張
力検出器の出力が導入される速度補正器を通つた
信号を設定速度信号として導入するようにしてい
る。そして、逆転状態においては、これらの関係
を切換えるようにしている。したがつて、第2図
に示すように、正転逆転切換器52の切換操作に
連動して切換わるスイツチ66が設けてあり、こ
の第2図は正転状態を示している。そして、図中
68は逆転状態時にサーボ制御回路46に低速度
信号を与える信号源を示している。また、第1図
中70,71はスパツタ源を保持るホルダを示
し、また、72は仕切板を示し、73はスパツタ
リングによつて薄膜が形成される領域を規制する
マスクを示している。また、ピンチローラ37は
正転逆転切換器52の切換操作に応動して正転の
ときだけワークロール13に押圧接触するように
制御され、また、ピンチローラ38は逆転のとき
だけワークロール16に押圧接触するように制御
される。
次に上記のように構成された装置を使つてフイ
ルム状基体Pの両面にパーマロイ層およびCo―
Cr層からなる二層構造のスパツタ薄膜を形成す
る場合の使用例を説明する。
ルム状基体Pの両面にパーマロイ層およびCo―
Cr層からなる二層構造のスパツタ薄膜を形成す
る場合の使用例を説明する。
まず、真空容器1の蓋体3bを開け、フイルム
状基体Pの巻回された巻取リールを第1図に示す
ようにセツトし、次に、上記巻取リール17に巻
回されているフイルム状基体Pを所定の長さ巻戻
し、これを第1図に示すように各フリーロール1
8、張力検出器35,34,33,32,31お
よび各ワークロール16,15,14,13に沿
わせた後、その遊端を供給リール12に巻き付
け、所定の張力が加わるように調整し、蓋体3b
を閉じる。次に排気系を作動させて真空容器1内
を十分低圧に排気する。次に、各ワークロール1
3,14,15,16の二重筒状に形成された駆
動軸を介して高温液体を各ワークロール13,1
4,15,16内に通流し、これによつて、各ワ
ークロール13,14,15,16の表面温度を
定められた一定の高温度に保持する。次に、正転
逆転切換器52を逆転側に切換える。この切換え
によつて、各スイツチ66は第2図に示す状態と
は逆の関係に切換わる。また、ピンチローラ38
がフイルム状基体Pを介してワークロール16に
圧接する。次に、張力設定器61から所定の張力
信号Z0を出力させるとともに速度設定器51から
所定の設定速度信号を出力させる。この状態で、
各サーボ制御回路41,42,…46に始動指令
Sを与える。
状基体Pの巻回された巻取リールを第1図に示す
ようにセツトし、次に、上記巻取リール17に巻
回されているフイルム状基体Pを所定の長さ巻戻
し、これを第1図に示すように各フリーロール1
8、張力検出器35,34,33,32,31お
よび各ワークロール16,15,14,13に沿
わせた後、その遊端を供給リール12に巻き付
け、所定の張力が加わるように調整し、蓋体3b
を閉じる。次に排気系を作動させて真空容器1内
を十分低圧に排気する。次に、各ワークロール1
3,14,15,16の二重筒状に形成された駆
動軸を介して高温液体を各ワークロール13,1
4,15,16内に通流し、これによつて、各ワ
ークロール13,14,15,16の表面温度を
定められた一定の高温度に保持する。次に、正転
逆転切換器52を逆転側に切換える。この切換え
によつて、各スイツチ66は第2図に示す状態と
は逆の関係に切換わる。また、ピンチローラ38
がフイルム状基体Pを介してワークロール16に
圧接する。次に、張力設定器61から所定の張力
信号Z0を出力させるとともに速度設定器51から
所定の設定速度信号を出力させる。この状態で、
各サーボ制御回路41,42,…46に始動指令
Sを与える。
このように始動指令Sが与えられると、各サー
ボ制御回路41,42,43…46が作動し、モ
ータ12a,13a,14a,…17aが一斉に
回転を開始する。すなわち、モータ17aは、信
号源68の出力信号によつて決まる値に低速回転
し、また、モータ16aは速度設定器52の設定
速度信号に対応した速度で回転し、さらにモータ
15a,14a,13a,12aは速度設定器5
2の設定速度信号を速度補正器56,55,5
4,53で補正した信号に対応した速度で回転す
る。このため、巻取リール17、ワークロール1
6,15,14,13および供給リール12が第
1図に実線矢印で示す方向とは反対方向に回転
し、これによつて、フイルム状基体Pは、巻取リ
ール17から供給リール12に徐々に巻取られ
る。この場合、各ワークロール13,14,1
5,16は、前述の如く、高温液体によつて高温
に保持されているので、これに接触するフイルム
状基体Pも加熱され、この結果、フイルム状基体
Pに付着している不純ガスが放出される。すなわ
ち、上述した動作によつてフイルム状基体Pの前
処理が実行される。なお、巻取リール17を低速
で回転させるのは、慣性によつて巻取リール17
が回り過ぎるのを防止するためであり、したがつ
て、信号源68(64としては巻厚の減少に伴な
つて出力信号が徐々に増加するものが望ましい。
しかして、上記のように前処理を行ない、巻厚表
示器の指示値からフイルム状基体Pの終端が巻取
リール17を離れる直前に至つた時点で各サーボ
制御回路41,42,…46への始動指令Sの供
給を停止し、これによつて、巻取リール17、各
ワークロール16,15,14,13および供給
リール12の回転を停止させて前処理工程を終了
する。この前処理工程によつてフイルム状基体P
に付着しているガスのほとんどは排気系に移行し
て除去される。
ボ制御回路41,42,43…46が作動し、モ
ータ12a,13a,14a,…17aが一斉に
回転を開始する。すなわち、モータ17aは、信
号源68の出力信号によつて決まる値に低速回転
し、また、モータ16aは速度設定器52の設定
速度信号に対応した速度で回転し、さらにモータ
15a,14a,13a,12aは速度設定器5
2の設定速度信号を速度補正器56,55,5
4,53で補正した信号に対応した速度で回転す
る。このため、巻取リール17、ワークロール1
6,15,14,13および供給リール12が第
1図に実線矢印で示す方向とは反対方向に回転
し、これによつて、フイルム状基体Pは、巻取リ
ール17から供給リール12に徐々に巻取られ
る。この場合、各ワークロール13,14,1
5,16は、前述の如く、高温液体によつて高温
に保持されているので、これに接触するフイルム
状基体Pも加熱され、この結果、フイルム状基体
Pに付着している不純ガスが放出される。すなわ
ち、上述した動作によつてフイルム状基体Pの前
処理が実行される。なお、巻取リール17を低速
で回転させるのは、慣性によつて巻取リール17
が回り過ぎるのを防止するためであり、したがつ
て、信号源68(64としては巻厚の減少に伴な
つて出力信号が徐々に増加するものが望ましい。
しかして、上記のように前処理を行ない、巻厚表
示器の指示値からフイルム状基体Pの終端が巻取
リール17を離れる直前に至つた時点で各サーボ
制御回路41,42,…46への始動指令Sの供
給を停止し、これによつて、巻取リール17、各
ワークロール16,15,14,13および供給
リール12の回転を停止させて前処理工程を終了
する。この前処理工程によつてフイルム状基体P
に付着しているガスのほとんどは排気系に移行し
て除去される。
次に、各ワークロール13,14,15,16
内への高温液体の通流を停止させ、続いて各ワー
クロール13,14,15,16内へ、たとえば
−15℃の低温液体を通流させる。この低温液体の
通流によつて各ワークロール13,14,15,
16の表面は十分低温に冷却される。
内への高温液体の通流を停止させ、続いて各ワー
クロール13,14,15,16内へ、たとえば
−15℃の低温液体を通流させる。この低温液体の
通流によつて各ワークロール13,14,15,
16の表面は十分低温に冷却される。
次に、正転逆転切換器52を操作して正転側に
切換える。この切換えによつて各スイツチ66は
第2図の状態に切換わる。また、速度設定器51
および張力設定器61の出力をそれぞれ所望の値
に設定する。
切換える。この切換えによつて各スイツチ66は
第2図の状態に切換わる。また、速度設定器51
および張力設定器61の出力をそれぞれ所望の値
に設定する。
この状態で各サーボ制御器41,42,…46
に始動指令Sを与える。この結果、供給リール1
2、ワークロール13,14,15,16および
巻取リール17が第1図中実線矢印で示す方向に
回転を開始し、フイルム状基体Pは、供給リール
12から巻取リール17側へと移行を開始する。
次に、ガス導入口5からたとえばArガスを連続
的に導入するとともに、この状態で真空容器1内
が、たとえば3〜7×10-3Torrの圧力となるよ
うに排気系およびArガス供給系を調整し、続い
てスパツタ源21,22,…28の陽極とターゲ
ツトとの間に数百ボルトの直流電圧を印加する。
この印加によつて陽極とターゲツトとの間にグロ
ー放電が生じ、これによつて、よく知られている
原理に基づき、ターゲツトを構成している金属微
粒子がたたき出される。このたたき出された金属
微粒子の一部は、ターゲツトの前面をワークロー
ルの外周面に沿つて進行るフイルム状基体Pの表
面に付着する。前述の如く、スパツタ源21,2
2のターゲツトはパーマロイで形成されており、
また、スパツタ源23,24のターゲツトはCo
―Cr合金で形成されている。したがつて、フイ
ルム状基体Pがワークロール13,14の外周面
に沿つて通過する間に、このフイルム状基体Pの
一方の表面にパーマロイ層およびCo―Cr層から
なる二層構造のスパツタ薄膜層が形成されること
になる。そして、フイルム状基体Pがワークロー
ル15,16の外周面に沿つて進行するときに
は、すでにスパツタ薄膜層が形成されている面が
ワークロール15,16の外周面に接触する関係
に案内される。したがつて、この区間内を通過す
るときにはフイルム状基体Pの他方の表面にパー
マロイ層およびCo―Cr層からなる二層構造のス
パツタ薄膜層が形成されることになり、結局、巻
取リール17には、フイルム状基体Pの両面に二
層構造のスパツタ薄膜の形成されたものが巻取ら
れることになる。そして、上記のようにスパツタ
リングが行なわれると、このスパツタリングによ
つてフイルム状基体Pが加熱されようとするが、
この熱は各ワークロール13,14,15,16
を介して各ワークロール内を通流している低温液
体に伝達される。したがつて、フイルム状基体P
が熱的な損傷を受けるようなことはない。また、
上記熱によつて万一、フイルム状基体Pに伸びが
生じた場合には、次のように動作する。すなわ
ち、上記のようにフイルム状基体Pが伸びると、
この伸びは、各ワークロール間を進行する基体に
加わる張力の低下となつて表われる。たとえば
今、ワークロール14と15との間を進行する基
体の張力が低下すると、この低下は張力検出器3
3によつて検出される。このように、張力検出器
33の出力が低下すると、第2図に示す速度補正
器55の回留62の出力が増加し、この結果、回
路63の出力も増加する。したがつて、サーボ制
御器44の入力が増加するのでモータ15aの回
転速度が増加し、これに伴なつてワークロール1
5の回転速度が増加する。したがつて、張力が低
下した分だけワークロール15の巻込みが早めら
れるので、再び張力が増加することになり、結局
ワークロール15の外周面に沿つて進行するフイ
ルム状基体Pの進行速度との相対速度差がほぼ零
となるようにワークロール15の回転速度が制御
される。このような制御は、他のワークロール1
4,16および巻取リール17についても同様に
行なわれる。したがつて、フイルム状基体Pは、
各ワークロール14,15,16との間のスリツ
プが常に非常に小さい状態で進行することにな
る。このため、特に、ワークロール15,16の
外周面に沿つて進行するとき、すでに形成されて
いるスパツタ薄膜にすり傷がつく虞れがない。ま
た、スリツプが増加したときに起こり易い冷却性
能の低下も発生しない。
に始動指令Sを与える。この結果、供給リール1
2、ワークロール13,14,15,16および
巻取リール17が第1図中実線矢印で示す方向に
回転を開始し、フイルム状基体Pは、供給リール
12から巻取リール17側へと移行を開始する。
次に、ガス導入口5からたとえばArガスを連続
的に導入するとともに、この状態で真空容器1内
が、たとえば3〜7×10-3Torrの圧力となるよ
うに排気系およびArガス供給系を調整し、続い
てスパツタ源21,22,…28の陽極とターゲ
ツトとの間に数百ボルトの直流電圧を印加する。
この印加によつて陽極とターゲツトとの間にグロ
ー放電が生じ、これによつて、よく知られている
原理に基づき、ターゲツトを構成している金属微
粒子がたたき出される。このたたき出された金属
微粒子の一部は、ターゲツトの前面をワークロー
ルの外周面に沿つて進行るフイルム状基体Pの表
面に付着する。前述の如く、スパツタ源21,2
2のターゲツトはパーマロイで形成されており、
また、スパツタ源23,24のターゲツトはCo
―Cr合金で形成されている。したがつて、フイ
ルム状基体Pがワークロール13,14の外周面
に沿つて通過する間に、このフイルム状基体Pの
一方の表面にパーマロイ層およびCo―Cr層から
なる二層構造のスパツタ薄膜層が形成されること
になる。そして、フイルム状基体Pがワークロー
ル15,16の外周面に沿つて進行するときに
は、すでにスパツタ薄膜層が形成されている面が
ワークロール15,16の外周面に接触する関係
に案内される。したがつて、この区間内を通過す
るときにはフイルム状基体Pの他方の表面にパー
マロイ層およびCo―Cr層からなる二層構造のス
パツタ薄膜層が形成されることになり、結局、巻
取リール17には、フイルム状基体Pの両面に二
層構造のスパツタ薄膜の形成されたものが巻取ら
れることになる。そして、上記のようにスパツタ
リングが行なわれると、このスパツタリングによ
つてフイルム状基体Pが加熱されようとするが、
この熱は各ワークロール13,14,15,16
を介して各ワークロール内を通流している低温液
体に伝達される。したがつて、フイルム状基体P
が熱的な損傷を受けるようなことはない。また、
上記熱によつて万一、フイルム状基体Pに伸びが
生じた場合には、次のように動作する。すなわ
ち、上記のようにフイルム状基体Pが伸びると、
この伸びは、各ワークロール間を進行する基体に
加わる張力の低下となつて表われる。たとえば
今、ワークロール14と15との間を進行する基
体の張力が低下すると、この低下は張力検出器3
3によつて検出される。このように、張力検出器
33の出力が低下すると、第2図に示す速度補正
器55の回留62の出力が増加し、この結果、回
路63の出力も増加する。したがつて、サーボ制
御器44の入力が増加するのでモータ15aの回
転速度が増加し、これに伴なつてワークロール1
5の回転速度が増加する。したがつて、張力が低
下した分だけワークロール15の巻込みが早めら
れるので、再び張力が増加することになり、結局
ワークロール15の外周面に沿つて進行するフイ
ルム状基体Pの進行速度との相対速度差がほぼ零
となるようにワークロール15の回転速度が制御
される。このような制御は、他のワークロール1
4,16および巻取リール17についても同様に
行なわれる。したがつて、フイルム状基体Pは、
各ワークロール14,15,16との間のスリツ
プが常に非常に小さい状態で進行することにな
る。このため、特に、ワークロール15,16の
外周面に沿つて進行するとき、すでに形成されて
いるスパツタ薄膜にすり傷がつく虞れがない。ま
た、スリツプが増加したときに起こり易い冷却性
能の低下も発生しない。
このように、各ワークロールの外周面に沿つて
通過するフイルム状基体Pの進行速度と各ワーク
ロールの回転速度との間の相対速度差を上記フイ
ルム状基体Pに加わる張力を制御して零に近づけ
る、いわゆる張力制御装置を設けている。したが
つて、ワークロール保持方式を採用して両面にス
パツタ薄膜を形成する場合に、フイルム状基体P
の伸びに起因して、すでに形成されているスパツ
タ薄膜がワークロールによつて傷つけられる現象
の発生を防止でき、製品の品質向上化を図ること
ができる。また、フイルム状基体Pをスリツプが
ほぼ零の状態でワークロールの外周面に沿わせて
進行させることができるので、ワークロールを介
してフイルム状基体Pを良好に冷却でき、フイル
ム状基体Pが熱的な損傷を受けるのを確実に防止
できる。このことは、スパツタリングパワーを増
加させて薄膜形成速度の増加を図れることに通じ
るので極めて有利なものとなる。
通過するフイルム状基体Pの進行速度と各ワーク
ロールの回転速度との間の相対速度差を上記フイ
ルム状基体Pに加わる張力を制御して零に近づけ
る、いわゆる張力制御装置を設けている。したが
つて、ワークロール保持方式を採用して両面にス
パツタ薄膜を形成する場合に、フイルム状基体P
の伸びに起因して、すでに形成されているスパツ
タ薄膜がワークロールによつて傷つけられる現象
の発生を防止でき、製品の品質向上化を図ること
ができる。また、フイルム状基体Pをスリツプが
ほぼ零の状態でワークロールの外周面に沿わせて
進行させることができるので、ワークロールを介
してフイルム状基体Pを良好に冷却でき、フイル
ム状基体Pが熱的な損傷を受けるのを確実に防止
できる。このことは、スパツタリングパワーを増
加させて薄膜形成速度の増加を図れることに通じ
るので極めて有利なものとなる。
なお、上述した実施例では、いわゆる張力制御
装置を複数の張力検出器と、これら検出器の出力
に基いて各ワークロール駆動モータの設定速度を
補正する複数の速度補正器とで構成しているが、
これに限られるものではない。すなわち、各ワー
クロールを駆動するモータの電流を検出器で検出
し、これら検出器の出力に応じて各モータの速度
補正を行なうようにしてもよい。また、フイルム
状基体の伸び量が予め判明しているときには、各
モータの設定速度に予め差を設けるようにしても
よい。さらに、前処理時に、各ワークロールとた
とえば真空容器との間に電圧を印加して各ワーク
ロール付近にプラズマを発生させ、このプラズマ
によつてフイルム状基体の表面を活性化させ、こ
れによつて脱ガスと付着性の向上化とを図るよう
にしてもよい。この場合、スパツタ源とフイルム
状基体との間にシヤツタを設け、スパツタ源に不
純物が付着するのを防止するようにしてもよい。
また、上述した実施例は二層構造のスパツタ薄膜
形成用のものに本発明を適用した例であるが、一
層構造形成用のものにも適用できることは勿論で
ある。また、各マスクを冷却する手段を設けても
よい。
装置を複数の張力検出器と、これら検出器の出力
に基いて各ワークロール駆動モータの設定速度を
補正する複数の速度補正器とで構成しているが、
これに限られるものではない。すなわち、各ワー
クロールを駆動するモータの電流を検出器で検出
し、これら検出器の出力に応じて各モータの速度
補正を行なうようにしてもよい。また、フイルム
状基体の伸び量が予め判明しているときには、各
モータの設定速度に予め差を設けるようにしても
よい。さらに、前処理時に、各ワークロールとた
とえば真空容器との間に電圧を印加して各ワーク
ロール付近にプラズマを発生させ、このプラズマ
によつてフイルム状基体の表面を活性化させ、こ
れによつて脱ガスと付着性の向上化とを図るよう
にしてもよい。この場合、スパツタ源とフイルム
状基体との間にシヤツタを設け、スパツタ源に不
純物が付着するのを防止するようにしてもよい。
また、上述した実施例は二層構造のスパツタ薄膜
形成用のものに本発明を適用した例であるが、一
層構造形成用のものにも適用できることは勿論で
ある。また、各マスクを冷却する手段を設けても
よい。
第1図は本発明の一実施例に係るスパツタリン
グ装置における要部の模式的縦断面図、第2図は
同装置の制御回路図である。 1…真空容器、12…供給リール、17…巻取
リール、13,14,15,16…ワークロー
ル、18…フリーロール、21,22,23,2
4,25,26,27,28…スパツタ源、3
1,32,33,34,35…張力検出器、5
3,54,55,56,57…速度補正器、P…
フイルム状基体。
グ装置における要部の模式的縦断面図、第2図は
同装置の制御回路図である。 1…真空容器、12…供給リール、17…巻取
リール、13,14,15,16…ワークロー
ル、18…フリーロール、21,22,23,2
4,25,26,27,28…スパツタ源、3
1,32,33,34,35…張力検出器、5
3,54,55,56,57…速度補正器、P…
フイルム状基体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 供給リールから巻戻されたフイルム状基体を
複数のワークロールの外周面に順次沿わせて移送
させた後に巻取リールで巻取るとともに上記フイ
ルム状基体が上記供給リールから上記巻取リール
に至る間に上記フイルム状基体の両面にスパツタ
薄膜を形成するようにしたスパツタリング装置に
おいて、前記ワークロール間を進行する前記フイ
ルム状基体の張力に応じて前記ワークロールの回
転速度を制御し、前記各ワークロールの外周面に
沿つて通過する前記フイルム状基体の進行速度と
各ワークロールの回転速度との間の相対速度差を
零に近づける張力制御装置を設けてなることを特
徴とするスパツタリング装置。 2 前記張力制御装置は、前記各ワークロール間
を進行する前記フイルム状基体の張力をそれぞれ
検出する複数の張力検出器と、これら張力検出器
の出力に基き、これら張力検出器の直後に位置す
る上記ワークロールの回転速度を補正する複数の
速度補正器とで構成されてなることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載のスパツタリング装
置。 3 前記張力制御装置は、前記各ワークロール間
に予め設定された速度差を設ける複数の速度差設
定系で構成されてなることを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載のスパツタリング装置。 4 前記張力制御装置は、前記フイルム状基体が
最初に接する第1段目のワークロールを除く次段
目以降のワークロールを駆動するモータの入力電
流をそれぞれ検出する複数の電流検出器と、これ
ら電流検出器の出力に応じて対応するモータの回
転速度を補正する複数の補正器とで構成されてな
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
スパツタリング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11954782A JPS5913069A (ja) | 1982-07-09 | 1982-07-09 | スパツタリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11954782A JPS5913069A (ja) | 1982-07-09 | 1982-07-09 | スパツタリング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5913069A JPS5913069A (ja) | 1984-01-23 |
| JPS6160911B2 true JPS6160911B2 (ja) | 1986-12-23 |
Family
ID=14764001
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11954782A Granted JPS5913069A (ja) | 1982-07-09 | 1982-07-09 | スパツタリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5913069A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61266574A (ja) * | 1985-05-21 | 1986-11-26 | Toyoda Gosei Co Ltd | スパツタリング装置 |
| JP2520684B2 (ja) * | 1988-03-04 | 1996-07-31 | 富士写真フイルム株式会社 | 磁気記録媒体の製造方法 |
| JP5794151B2 (ja) * | 2012-01-19 | 2015-10-14 | 住友金属鉱山株式会社 | 長尺帯状体の搬送制御方法と長尺帯状体の表面処理方法 |
| JP6006614B2 (ja) * | 2012-11-02 | 2016-10-12 | 東レエンジニアリング株式会社 | 薄膜形成方法及び薄膜形成装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5929952Y2 (ja) * | 1980-03-25 | 1984-08-27 | 株式会社島津製作所 | 真空蒸着における蒸着調節装置 |
-
1982
- 1982-07-09 JP JP11954782A patent/JPS5913069A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5913069A (ja) | 1984-01-23 |
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