JPS621296B2 - - Google Patents
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- JPS621296B2 JPS621296B2 JP56096986A JP9698681A JPS621296B2 JP S621296 B2 JPS621296 B2 JP S621296B2 JP 56096986 A JP56096986 A JP 56096986A JP 9698681 A JP9698681 A JP 9698681A JP S621296 B2 JPS621296 B2 JP S621296B2
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- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
Description
本発明はゲル安定性の優れた吸水剤に関する。
近年食品、医用、あるいは園芸分野において高吸
水性の材料が要求されるようになり、既存の吸水
性材料である紙、パルプ等より吸水、保水性の優
れたものとして例えば架橋ポリエチレンオキサイ
ド、架橋ポバール等の水溶性高分子架橋物、澱粉
−ポリアクリロニトリルグラフト重合物の加水分
解物、澱粉−ポリアクリル酸架橋グラフト物、ポ
リビニルアルコール−ポリアクリル酸共重合体等
の高分子電解質等多数提案されている。しかしな
がら吸水性能、品質の安定性、耐腐敗性、廃棄処
理の容易さ等の面で不充分であり未だ満足し得る
ものはない。これら既存の材料は特に含水状態で
長時間放置すると著しく吸水性が低下したり、離
水あるいはゲルの崩壊等を生起しがちである。中
にはゲルの安定性の良好なものもあるがこれらは
ほとんど生分解性を示さず、廃棄に際しては焼却
する必要があるといつた問題をかゝえている。 本発明者らは、実用的に支障を来たさない範囲
でのゲル状安定性を有し、かつ生分解性を有する
吸水剤について鋭意研究を続けた結果、フイブロ
インと特定のアクリル酸類及び多官能性単量体を
重合して得られる共重合体が従来にない優れた吸
水特性を有していることを見出し本発明を完成し
た。 本発明の目的は優れた吸水、保水性を有し、か
つゲル安定性の高い高分子材料を提供することに
ある。又他の目的は前記の優れた吸水材料を工業
的に容易かつ安価に製造する方法を提供すること
にある。 上述の目的はフイブロイン(A)、多価アルコール
のジ(メタ)アクリレート、ジ(メタ)アクリル
アミド化合物、ジグリシジルエーテル及びグリシ
ジル(メタ)アクリレートの群から選ばれた少な
く共1つの多官能性単量体(B)並びに下記式にて示
されるアクリル酸類(C)を主成分とする重合体より
なる吸水剤。 〔ただし、R1は水素又はメチル基、R2は水素、ア
ルカリ金属又はアンモニウムイオンを表す。〕こ
とにより達成される。 (たゞしR1及びR2は前記に同じ) 本発明に係る吸水性共重合体は、フイブロイン
(A)、多価アルコールのジ(メタ)アクリレート、
ジ(メタ)アクリルアミド化合物、ジグリシジル
エーテル及びジグリシジル(メタ)アクリレート
の群から選ばれた少なく共1つの多官能性単量体
(B)(以下架橋性単量体と略記する)及びアクリル
酸類(C)を、主成分として重合して得られるもので
あつて、好ましくは前記フイブロイン(A)、架橋性
単量体(B)及びアクリル酸類(C)を重量比で1〜40:
0.1〜5:50〜90、更に好ましくは1〜25:0.2〜
3:70〜95の比率で反応せしめたものである。こ
の際第3成分として例えばエチレン誘導体、スチ
レン誘導体、(メタ)アクリル酸誘導体等の共重
合可能な前記主成分以外の1官能性単量体を共重
合体の吸水特性を損なわない範囲で添加、共重合
せしめてもよい。 本発明に使用されるフイブロイン溶液は公知の
方法で調製されるがその1例を示すと、生糸、
繭、生糸屑、キキ、ビス、ブーレツト等の絹原料
のセリシンを常法に従つて精練除去したものを銅
−エチレンジアミン水溶液、水酸化銅−アルカリ
−グリセリン水溶液、水酸化銅−アンモニア水溶
液、ハロゲン化リチウム水溶液、カルシウム、マ
グネシウムもしくは亜鉛の硝酸塩、塩酸塩、チオ
シアン酸塩を水等の溶媒に溶解するか或いはこの
様にして得たフイブロインの溶媒溶液を更に透析
により脱塩して調製される。本発明方法の実施に
際してはこれ以外の他の公知の方法で調製して使
用してもよいことは謂う迄もない。 又架橋性単量体(B)とは、末端にエチレン性不飽
和基又は、グリシジル基を有し、フイブロイン(A)
及びアクリル酸類(C)と反応して三次元架橋を形成
する多官能性化合物を意味し、例えばエチレング
リコールジメタクリレート、ポリエチレングリコ
ールジアクリレート、1・6−ヘキサンジオール
ジアクリレート等の多価アルコールの(メタ)ア
クリレート類、グリシジル(メタ)アクリレー
ト、グリシジルポリエチレン(メタ)アクリレー
ト、(ポリ)エチレングリコールジグリシジルエ
ーテル等等のグリシジル化合物、N・N′−メチ
レンビスアクリルアミド等のアクリルアミド類、
ジビニルベンゼン等のビニル類が挙げられる。更
にまた、アクリル酸類(C)とは前記一般式で示され
る化合物であつて、(メタ)アクリル酸、(メタ)
アクリル酸ナトリウム、(メタ)アクリル酸カリ
ウム、(メタ)アクリル酸アンモニウム等等が好
ましいものとして挙げられるが、特にアクリル酸
ナトリウムを使用すると得られた重合体の吸水特
性が一段と優れたものとなる。また、前記第3成
分の具体的化合物としては、例えばアクリルアミ
ド、N−メチロール化アクリルアミド、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート、N−ビニルピロリ
ドン、ビニルスルホン酸、P−スチレンスルホン
酸、2−アクリルアミド−2−メチル−プロパン
スルホン酸等が挙げられる。 アクリル酸類として特に好ましいのはアクリル
酸又はメタクリル酸のナトリウム塩又はカリウム
塩であり、架橋性単量体としては特に好ましいの
は多価アルコール類のジ(メタ)アクリル酸エス
テル類である。アクリル酸類が98重量%を越える
と吸水ゲルが軟弱になる傾向があり、又フイブロ
インが40重量%、あるいは架橋性単量体が5重量
%を超えると吸水量が低下する傾向がある。 本発明の吸水剤は粉末状、膜状、繊維状、ブロ
ツク状等用途に応じて適宜形態を選定することが
できる。 本発明に係る吸水剤はフイブロイン(A)溶液にア
クリル酸類(C)と架橋性単量体(B)及び必要により前
記第3成分を混合し、放射線、電子線、紫外線の
照射又はラジカル重合触媒を用いて重合し必要な
らば中和して得ることができる。アクリル酸類(C)
の中和に際しては例えばアルカリ金属、アンモニ
アの水酸化物又は炭酸塩を用いれば良い。 反応に際しては一般的には、フイブロイン(A)の
水溶液にアクリル酸類(C)架橋性単量体(B)必要なら
ば第3成分を更に混合し水性媒体中で反応せしめ
るが、この際ヘキサン、ベンゼン等の疎水性有機
溶媒を添加混合し、分散系で反応せしめてもよ
い。また水性媒体にメチルアルコール、エチルア
ルコール、テトラヒドロフラン等の親水性有機溶
媒を添加併用することもできる。 次に好ましくは窒素ガス等の不活性ガスによつ
て反応系内の酸素を除去して放射線、電子線、紫
外線等を照射するが、又はラジカル重合触媒を添
加して重合させる。ラジカル重合触媒としては過
酸化水素、過酸化ベンゾイル、過硫酸カリウム、
過硫酸アンモニウム、第2セリウム塩、アゾビス
イソブチロニトリル等通常使用されるものから適
宜選定して用いればよい。又同時に亜硫酸塩、第
1鉄塩、アミン類を併用してレドツクス系で重合
することもできる。しかし過硫酸塩を重合触媒と
して用いると重合度の高いものが得られるうえ製
造も容易であり好ましい。 重合温度は通常10〜110℃、好ましくは20〜80
℃であり重合時間は20〜600分、好ましくは30〜
300分である。 次いで反応生成物はそのままあるいは中和、洗
浄、乾燥、成型、粉砕等の処理をして用いること
ができる。 中和はアルカリ金属又はアンモニアの水酸化物
あるいは炭酸塩を水溶液又はアルコール類等の水
溶性溶媒との混合系を用いて行なえば良く、反応
後未反応の単量体等を除去するため洗浄する。洗
浄にあたつては水、アルコール、アセトン、ヘキ
サン等適宜選定して単独であるいは混合して用い
る。その後通常20〜100℃、好ましくは30〜80℃
で常圧であるいは減圧下で乾燥する。 このようにして得た本発明の吸水剤は高い吸水
性能すなわち自重の100〜500倍の吸水率を示すと
ともに圧力下にも保水性を失わず、かつ長期間含
水ゲル状態を安定に保持している。又フイブロイ
ンを構造の中に有しているために生分解性を示す
が、実用的には長期間に亘つて安定な保水性を有
している。特に防腐剤を併用すれば更に長期の安
定性が得られる。本発明の吸水剤は医用、衛生、
園芸分野で、吸水剤、保水剤、脱水剤、ゲル化
剤、増粘剤等に用いることができる。 以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。 実施例 1 生糸屑1Kgを1重量%のマルセル石けん水溶液
30中に浸漬し、98℃にて3時間処理して実質的
にセリシン及び油分を除去した。65重量%の塩化
カルシウム水溶液2Kgとエチルアルコール0.5Kg
中に前記の精練絹0.5Kgを投入し、70〜75℃で1
時間撹拌溶解した。次いで70℃の熱水2Kgを混合
希釈し、冷却後ホローフアイバー型透析装置によ
り脱塩した。 このフイブロイン水溶液とアクリル酸とポリエ
チレングリコールジアクリレート<CH2=
CHCO2 -(CH2CH2O)14 -COCH=CH2>を第1表
に示す割合で混合、合わせて15重量%となるよう
に希釈した後、窒素気流下に過硫酸アンモニウム
をアクリル酸に対して0.5重量%加え、40℃で3
時間反応させた。得られたゲル状の重合物を水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニアの各
50重量%エチルアルコール水溶液に入れて中和、
次いで50重量%のエチルアルコール水溶液で洗浄
した後、60℃で24時間減圧下に乾燥した。次に
100〜300μの粉末に粉砕してフイブロイン−アク
リル酸塩重合物を得た。各粉末1gを1の水中
に浸漬、25℃で1時間後及び1ケ月後60℃で1週
間経過した後、100メツシユの金網を用いて遊離
水を過してその不溶ゲルの重量より吸水率を算
出した。
近年食品、医用、あるいは園芸分野において高吸
水性の材料が要求されるようになり、既存の吸水
性材料である紙、パルプ等より吸水、保水性の優
れたものとして例えば架橋ポリエチレンオキサイ
ド、架橋ポバール等の水溶性高分子架橋物、澱粉
−ポリアクリロニトリルグラフト重合物の加水分
解物、澱粉−ポリアクリル酸架橋グラフト物、ポ
リビニルアルコール−ポリアクリル酸共重合体等
の高分子電解質等多数提案されている。しかしな
がら吸水性能、品質の安定性、耐腐敗性、廃棄処
理の容易さ等の面で不充分であり未だ満足し得る
ものはない。これら既存の材料は特に含水状態で
長時間放置すると著しく吸水性が低下したり、離
水あるいはゲルの崩壊等を生起しがちである。中
にはゲルの安定性の良好なものもあるがこれらは
ほとんど生分解性を示さず、廃棄に際しては焼却
する必要があるといつた問題をかゝえている。 本発明者らは、実用的に支障を来たさない範囲
でのゲル状安定性を有し、かつ生分解性を有する
吸水剤について鋭意研究を続けた結果、フイブロ
インと特定のアクリル酸類及び多官能性単量体を
重合して得られる共重合体が従来にない優れた吸
水特性を有していることを見出し本発明を完成し
た。 本発明の目的は優れた吸水、保水性を有し、か
つゲル安定性の高い高分子材料を提供することに
ある。又他の目的は前記の優れた吸水材料を工業
的に容易かつ安価に製造する方法を提供すること
にある。 上述の目的はフイブロイン(A)、多価アルコール
のジ(メタ)アクリレート、ジ(メタ)アクリル
アミド化合物、ジグリシジルエーテル及びグリシ
ジル(メタ)アクリレートの群から選ばれた少な
く共1つの多官能性単量体(B)並びに下記式にて示
されるアクリル酸類(C)を主成分とする重合体より
なる吸水剤。 〔ただし、R1は水素又はメチル基、R2は水素、ア
ルカリ金属又はアンモニウムイオンを表す。〕こ
とにより達成される。 (たゞしR1及びR2は前記に同じ) 本発明に係る吸水性共重合体は、フイブロイン
(A)、多価アルコールのジ(メタ)アクリレート、
ジ(メタ)アクリルアミド化合物、ジグリシジル
エーテル及びジグリシジル(メタ)アクリレート
の群から選ばれた少なく共1つの多官能性単量体
(B)(以下架橋性単量体と略記する)及びアクリル
酸類(C)を、主成分として重合して得られるもので
あつて、好ましくは前記フイブロイン(A)、架橋性
単量体(B)及びアクリル酸類(C)を重量比で1〜40:
0.1〜5:50〜90、更に好ましくは1〜25:0.2〜
3:70〜95の比率で反応せしめたものである。こ
の際第3成分として例えばエチレン誘導体、スチ
レン誘導体、(メタ)アクリル酸誘導体等の共重
合可能な前記主成分以外の1官能性単量体を共重
合体の吸水特性を損なわない範囲で添加、共重合
せしめてもよい。 本発明に使用されるフイブロイン溶液は公知の
方法で調製されるがその1例を示すと、生糸、
繭、生糸屑、キキ、ビス、ブーレツト等の絹原料
のセリシンを常法に従つて精練除去したものを銅
−エチレンジアミン水溶液、水酸化銅−アルカリ
−グリセリン水溶液、水酸化銅−アンモニア水溶
液、ハロゲン化リチウム水溶液、カルシウム、マ
グネシウムもしくは亜鉛の硝酸塩、塩酸塩、チオ
シアン酸塩を水等の溶媒に溶解するか或いはこの
様にして得たフイブロインの溶媒溶液を更に透析
により脱塩して調製される。本発明方法の実施に
際してはこれ以外の他の公知の方法で調製して使
用してもよいことは謂う迄もない。 又架橋性単量体(B)とは、末端にエチレン性不飽
和基又は、グリシジル基を有し、フイブロイン(A)
及びアクリル酸類(C)と反応して三次元架橋を形成
する多官能性化合物を意味し、例えばエチレング
リコールジメタクリレート、ポリエチレングリコ
ールジアクリレート、1・6−ヘキサンジオール
ジアクリレート等の多価アルコールの(メタ)ア
クリレート類、グリシジル(メタ)アクリレー
ト、グリシジルポリエチレン(メタ)アクリレー
ト、(ポリ)エチレングリコールジグリシジルエ
ーテル等等のグリシジル化合物、N・N′−メチ
レンビスアクリルアミド等のアクリルアミド類、
ジビニルベンゼン等のビニル類が挙げられる。更
にまた、アクリル酸類(C)とは前記一般式で示され
る化合物であつて、(メタ)アクリル酸、(メタ)
アクリル酸ナトリウム、(メタ)アクリル酸カリ
ウム、(メタ)アクリル酸アンモニウム等等が好
ましいものとして挙げられるが、特にアクリル酸
ナトリウムを使用すると得られた重合体の吸水特
性が一段と優れたものとなる。また、前記第3成
分の具体的化合物としては、例えばアクリルアミ
ド、N−メチロール化アクリルアミド、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート、N−ビニルピロリ
ドン、ビニルスルホン酸、P−スチレンスルホン
酸、2−アクリルアミド−2−メチル−プロパン
スルホン酸等が挙げられる。 アクリル酸類として特に好ましいのはアクリル
酸又はメタクリル酸のナトリウム塩又はカリウム
塩であり、架橋性単量体としては特に好ましいの
は多価アルコール類のジ(メタ)アクリル酸エス
テル類である。アクリル酸類が98重量%を越える
と吸水ゲルが軟弱になる傾向があり、又フイブロ
インが40重量%、あるいは架橋性単量体が5重量
%を超えると吸水量が低下する傾向がある。 本発明の吸水剤は粉末状、膜状、繊維状、ブロ
ツク状等用途に応じて適宜形態を選定することが
できる。 本発明に係る吸水剤はフイブロイン(A)溶液にア
クリル酸類(C)と架橋性単量体(B)及び必要により前
記第3成分を混合し、放射線、電子線、紫外線の
照射又はラジカル重合触媒を用いて重合し必要な
らば中和して得ることができる。アクリル酸類(C)
の中和に際しては例えばアルカリ金属、アンモニ
アの水酸化物又は炭酸塩を用いれば良い。 反応に際しては一般的には、フイブロイン(A)の
水溶液にアクリル酸類(C)架橋性単量体(B)必要なら
ば第3成分を更に混合し水性媒体中で反応せしめ
るが、この際ヘキサン、ベンゼン等の疎水性有機
溶媒を添加混合し、分散系で反応せしめてもよ
い。また水性媒体にメチルアルコール、エチルア
ルコール、テトラヒドロフラン等の親水性有機溶
媒を添加併用することもできる。 次に好ましくは窒素ガス等の不活性ガスによつ
て反応系内の酸素を除去して放射線、電子線、紫
外線等を照射するが、又はラジカル重合触媒を添
加して重合させる。ラジカル重合触媒としては過
酸化水素、過酸化ベンゾイル、過硫酸カリウム、
過硫酸アンモニウム、第2セリウム塩、アゾビス
イソブチロニトリル等通常使用されるものから適
宜選定して用いればよい。又同時に亜硫酸塩、第
1鉄塩、アミン類を併用してレドツクス系で重合
することもできる。しかし過硫酸塩を重合触媒と
して用いると重合度の高いものが得られるうえ製
造も容易であり好ましい。 重合温度は通常10〜110℃、好ましくは20〜80
℃であり重合時間は20〜600分、好ましくは30〜
300分である。 次いで反応生成物はそのままあるいは中和、洗
浄、乾燥、成型、粉砕等の処理をして用いること
ができる。 中和はアルカリ金属又はアンモニアの水酸化物
あるいは炭酸塩を水溶液又はアルコール類等の水
溶性溶媒との混合系を用いて行なえば良く、反応
後未反応の単量体等を除去するため洗浄する。洗
浄にあたつては水、アルコール、アセトン、ヘキ
サン等適宜選定して単独であるいは混合して用い
る。その後通常20〜100℃、好ましくは30〜80℃
で常圧であるいは減圧下で乾燥する。 このようにして得た本発明の吸水剤は高い吸水
性能すなわち自重の100〜500倍の吸水率を示すと
ともに圧力下にも保水性を失わず、かつ長期間含
水ゲル状態を安定に保持している。又フイブロイ
ンを構造の中に有しているために生分解性を示す
が、実用的には長期間に亘つて安定な保水性を有
している。特に防腐剤を併用すれば更に長期の安
定性が得られる。本発明の吸水剤は医用、衛生、
園芸分野で、吸水剤、保水剤、脱水剤、ゲル化
剤、増粘剤等に用いることができる。 以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。 実施例 1 生糸屑1Kgを1重量%のマルセル石けん水溶液
30中に浸漬し、98℃にて3時間処理して実質的
にセリシン及び油分を除去した。65重量%の塩化
カルシウム水溶液2Kgとエチルアルコール0.5Kg
中に前記の精練絹0.5Kgを投入し、70〜75℃で1
時間撹拌溶解した。次いで70℃の熱水2Kgを混合
希釈し、冷却後ホローフアイバー型透析装置によ
り脱塩した。 このフイブロイン水溶液とアクリル酸とポリエ
チレングリコールジアクリレート<CH2=
CHCO2 -(CH2CH2O)14 -COCH=CH2>を第1表
に示す割合で混合、合わせて15重量%となるよう
に希釈した後、窒素気流下に過硫酸アンモニウム
をアクリル酸に対して0.5重量%加え、40℃で3
時間反応させた。得られたゲル状の重合物を水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニアの各
50重量%エチルアルコール水溶液に入れて中和、
次いで50重量%のエチルアルコール水溶液で洗浄
した後、60℃で24時間減圧下に乾燥した。次に
100〜300μの粉末に粉砕してフイブロイン−アク
リル酸塩重合物を得た。各粉末1gを1の水中
に浸漬、25℃で1時間後及び1ケ月後60℃で1週
間経過した後、100メツシユの金網を用いて遊離
水を過してその不溶ゲルの重量より吸水率を算
出した。
【表】
実験No.
1−1、1−2、1−5、1−10につき通産省
公報の試験方法に基づいて生分解度を測定した結
果、対照アニリン88%に対してそれぞれ48、34、
37、4%であつた。 第1表及び前記の生分解度の結果から本発明の
吸水剤はいずれも高い吸水性能を有しているだけ
でなく、長期に安定した保水力と生分解性を有し
ていることがわかる。 実施例 2 実施例1で得たフイブロイン水溶液を用いて、
フイブロイン、アクリル酸、アクリル酸ナトリウ
ム、第2表に示す架橋性単量体をそれぞれ20、
14.5、65、0.5部となるように混合し、濃縮又は
希釈して濃度を35重量%とした。次に過硫酸カリ
ウムを全単量体に対して0.3重量%加えたもの100
部に対して250部のヘキサン1.5部のスパン60を用
いて45℃で3時間分散重合した。得られた沈澱物
をヘキサン、メタノールで洗浄後乾燥した。 次に実施例1と同様の方法で性能を評価した。
公報の試験方法に基づいて生分解度を測定した結
果、対照アニリン88%に対してそれぞれ48、34、
37、4%であつた。 第1表及び前記の生分解度の結果から本発明の
吸水剤はいずれも高い吸水性能を有しているだけ
でなく、長期に安定した保水力と生分解性を有し
ていることがわかる。 実施例 2 実施例1で得たフイブロイン水溶液を用いて、
フイブロイン、アクリル酸、アクリル酸ナトリウ
ム、第2表に示す架橋性単量体をそれぞれ20、
14.5、65、0.5部となるように混合し、濃縮又は
希釈して濃度を35重量%とした。次に過硫酸カリ
ウムを全単量体に対して0.3重量%加えたもの100
部に対して250部のヘキサン1.5部のスパン60を用
いて45℃で3時間分散重合した。得られた沈澱物
をヘキサン、メタノールで洗浄後乾燥した。 次に実施例1と同様の方法で性能を評価した。
【表】
【表】
第2表の結果から示されるように本発明の吸水
剤はいずれも高い吸水率を長期間保持しているこ
とがわかる。 実施例 3 実施例1で用いたフイブロイン水溶液を用い
て、フイブロイン、アクリル酸又はメタクリル
酸、1・6−ヘキサンジオールジアクリレート及
び第3表に示す付加重合性単量体をそれぞれ15、
74.5、0.5、10重量部となるように混合し、濃度
を20重量%とした後、過硫酸カリカムを全単量体
に対して0.3重量%添加して50℃で3時間重合し
た。得られた重合物を50%メタノール水溶液中で
水酸化ナトリウムにより中和後、洗浄乾燥した。 次に実施例1と同様の方法で性能を測定した。 また、対照として、架橋性単量体を含まない重
合物即ち、上記実施例の組成において、1・6−
ヘキサンジオールジアクリレートを除き、フイブ
ロイン、アクリル酸もしくはメタクリル酸並びに
下記第3表に示す付加重合性単量体を夫々15、
74.5及び10重量部となる様に混合し、上記実施例
と同様の操作を施し重合物を得た。結果を3−8
及び3−9として併せて第3表に示す。
剤はいずれも高い吸水率を長期間保持しているこ
とがわかる。 実施例 3 実施例1で用いたフイブロイン水溶液を用い
て、フイブロイン、アクリル酸又はメタクリル
酸、1・6−ヘキサンジオールジアクリレート及
び第3表に示す付加重合性単量体をそれぞれ15、
74.5、0.5、10重量部となるように混合し、濃度
を20重量%とした後、過硫酸カリカムを全単量体
に対して0.3重量%添加して50℃で3時間重合し
た。得られた重合物を50%メタノール水溶液中で
水酸化ナトリウムにより中和後、洗浄乾燥した。 次に実施例1と同様の方法で性能を測定した。 また、対照として、架橋性単量体を含まない重
合物即ち、上記実施例の組成において、1・6−
ヘキサンジオールジアクリレートを除き、フイブ
ロイン、アクリル酸もしくはメタクリル酸並びに
下記第3表に示す付加重合性単量体を夫々15、
74.5及び10重量部となる様に混合し、上記実施例
と同様の操作を施し重合物を得た。結果を3−8
及び3−9として併せて第3表に示す。
【表】
第3表に示すように架橋性単量体を含まない比
較例に相当する3−8及び3−9の吸水剤にあつ
ては吸水率が60℃3週間で半減している。一方本
発明に係る吸水剤3−1〜3−7では、何れも高
い吸水性能と安定性を有していることがわかる。 実施例 4 実施例1で用いたフイブロイン水溶液を用い
て、フイブロイン10重量部、エチレングリコール
ジメタクリレート0.4重量部を第4表に示す割合
でアクリル酸、及びアクリル酸ナトリウムを混合
して100重量部とし濃度を20重量%とした後、過
酸化水素、亜硫酸ナトリウムを全単量体に対して
0.5重量部づつ添加、50℃で4時間重合した、得
られた重合物を50重量%のメタノール水溶液、次
にメタノールで充分洗浄後乾燥した。
較例に相当する3−8及び3−9の吸水剤にあつ
ては吸水率が60℃3週間で半減している。一方本
発明に係る吸水剤3−1〜3−7では、何れも高
い吸水性能と安定性を有していることがわかる。 実施例 4 実施例1で用いたフイブロイン水溶液を用い
て、フイブロイン10重量部、エチレングリコール
ジメタクリレート0.4重量部を第4表に示す割合
でアクリル酸、及びアクリル酸ナトリウムを混合
して100重量部とし濃度を20重量%とした後、過
酸化水素、亜硫酸ナトリウムを全単量体に対して
0.5重量部づつ添加、50℃で4時間重合した、得
られた重合物を50重量%のメタノール水溶液、次
にメタノールで充分洗浄後乾燥した。
【表】
次に得られた吸水剤1gを1の水又は1重量
%の食塩水中に浸漬1、25℃で1時間後100メツ
シユの金網で吸水ゲルを別そのまま又は上から
1Kg/cm2の荷重をかけ30分間、離水させた後、吸
水ゲルの重量より吸水率を算出した。又水に浸漬
したまま60℃で3週間経過後、吸水ゲルを別し
て吸水率を算出した。 第4表の結果が示すように本発明に係る吸水剤
はいずれも高い吸水性能を長期間保持するととも
に圧力下でも離水が少なく塩水溶液に対しても大
きな吸水力を示すことがわかる。
%の食塩水中に浸漬1、25℃で1時間後100メツ
シユの金網で吸水ゲルを別そのまま又は上から
1Kg/cm2の荷重をかけ30分間、離水させた後、吸
水ゲルの重量より吸水率を算出した。又水に浸漬
したまま60℃で3週間経過後、吸水ゲルを別し
て吸水率を算出した。 第4表の結果が示すように本発明に係る吸水剤
はいずれも高い吸水性能を長期間保持するととも
に圧力下でも離水が少なく塩水溶液に対しても大
きな吸水力を示すことがわかる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 フイブロイン(A)、多価アルコールのジ(メ
タ)アクリレート、ジ(メタ)アクリルアミド化
合物、ジグリシジルエーテル及びグリシジル(メ
タ)アクリレートの群から選ばれた少なく共1つ
の多官能性単量体(B)並びに下記式にて示されるア
クリル酸類(C)を主成分とする重合体よりなる吸水
剤。 〔ただし、R1は水素又はメチル基、R2は水素、ア
ルカリ金属又はアンモニウムイオンを表す。〕 2 多価アルコールのジ(メタ)アクリレートが
エチレングリコールジメタクリレート、ポリエチ
レングリコールジアクリレート又は1・6−ヘキ
サンジオールジアクリレートである特許請求の範
囲第1項記載の吸水剤。 3 ジ(メタ)アクリルアミド化合物がN・
N′−メチレンビスアクリルアミドである特許請
求の範囲第1項又は第2項に記載の吸水剤。 4 アクリル酸類(C)が(メタ)アクリル酸ナトリ
ウムである特許請求の範囲第1項乃至第3項の何
れかに記載の吸水剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56096986A JPS58244A (ja) | 1981-06-22 | 1981-06-22 | 吸水剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56096986A JPS58244A (ja) | 1981-06-22 | 1981-06-22 | 吸水剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58244A JPS58244A (ja) | 1983-01-05 |
| JPS621296B2 true JPS621296B2 (ja) | 1987-01-12 |
Family
ID=14179530
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56096986A Granted JPS58244A (ja) | 1981-06-22 | 1981-06-22 | 吸水剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58244A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3917052B2 (ja) * | 2002-10-16 | 2007-05-23 | 信和化工株式会社 | コポリマー、これを用いた吸着剤又は濃縮媒体、固相マイクロ抽出用注射針 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5857974A (ja) * | 1981-10-02 | 1983-04-06 | Seiko Epson Corp | 小型サ−マルプリンタ− |
-
1981
- 1981-06-22 JP JP56096986A patent/JPS58244A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58244A (ja) | 1983-01-05 |
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