JPS6218157B2 - - Google Patents

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JPS6218157B2
JPS6218157B2 JP18877584A JP18877584A JPS6218157B2 JP S6218157 B2 JPS6218157 B2 JP S6218157B2 JP 18877584 A JP18877584 A JP 18877584A JP 18877584 A JP18877584 A JP 18877584A JP S6218157 B2 JPS6218157 B2 JP S6218157B2
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JP18877584A
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Hitoshi Shigematsu
Isao Morishita
Yoshinori Aoyanagi
Yoichi Kaburagi
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Toyotama Koryo Co Ltd
Fuji Flavor Co Ltd
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Toyotama Koryo Co Ltd
Fuji Flavor Co Ltd
Japan Tobacco Inc
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  • Manufacture Of Tobacco Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、たばこ用香料、特に品質低下葉たば
この喫味改善に有効なたばこ用香料の製造方法に
関する。 一般にたばこに特有の香味及び喫味(以下併せ
て喫味という。)は収穫された葉たばこが、その
品種によつても異なるが、約5日間乃至50日間に
わたり緩やかに乾燥処理される過程で、葉たばこ
中の成分が酵素及び化学的な作用により、加水分
解や酸化等の反応を受けて基本的な喫味成分が形
成され、葉たばこが常法による再乾燥工程を経た
後、更に約2ケ年間の樽詰め熟成期間中に、酵
素、微生物及び化学的作用が緩やかに働き、調和
のとれたたばこ特有の喫味が十分に発現するもの
とされている。しかしながら、このようなたばこ
特有の喫味の発現に至る機構は極めて複雑であ
り、現在では未だその一部が解明されているに過
ぎない。 近年、葉たばこの喫味は、黄色種葉たばこを中
心として低下の傾向にある。即ち、一般に品質低
下葉たばこと称されるものには、外観が暗灰色、
灰褐色、灰黒色など灰色の色調を帯びるいわゆる
グレー葉、喫煙時に蛋白質が燃焼するようなくさ
味を発するいわゆる蛋白臭葉、外観が赤褐色乃至
濃赤褐色を呈し、光沢が少なく、更に悪いもので
は焦げ臭を伴なういわゆる高温乾燥葉、不十分な
乾燥管理によつて生じたいわゆる急乾葉、生育の
未熟な状態で収穫された未熟葉、火山灰の影響を
受けたいわゆる降灰葉等種々の葉たばこが含まれ
る。こような葉たばこの品質低下の主な原因は、
葉たばこ栽培時の種々の悪条件に起因する生育異
常や収穫後の乾燥条件のバラツキ等によるものと
されているが、これらの品質低下葉は一般にたば
こ本来の喫味が薄かつたり、くさ味、いや味、苦
味、渋味、辛味あるいは刺激等の強度の悪癖を有
しており、このような悪癖は貯蔵熟成あるいは通
常のたばこ製造工程における種々の加工処理によ
つてもその改善は困難とされている。 又、品質低下葉たばこは、たとえその配合量が
僅かであつても製品たばこの喫味に致命的な障害
を与える。従つて、製品たばこの良好な喫味を維
持する上から、品質低下葉たばこの有する悪癖の
低減もしくは除去はたばこ産業にとつて極めて重
要な課題とされている。 〔従来の技術〕 従来、たばこの喫味改善には、通常各種の香料
あるいはエキス類が使用され、これらの香料ある
いはエキス類について種々の製造法が提案されて
いる。 その主なものとしては、例えば葉たばこの溶剤
抽出物をさらに分画して得られる、いわゆるたば
こエキスがある(特公昭45―32917号)、同57―
7706号)。しかし、このたばこエキスの添加で
は、上述のような著しい悪癖を有する品質低下葉
の喫味改善には限度があり、十分な改善効果は期
待できない。又、葉たばこに微生物を作用させて
その喫味を改善する方法(特公昭39―16099号、
同53―14639号、同57―11629号)あるいは葉たば
この抽出物に微生物を作用させて葉たばこの悪癖
改善用香料を得る方法(特公昭53―14639号、同
56―3023号)がある。しかし、これらの微生物を
使用する方法では微生物の増殖に幾段階もの前培
養工程と特殊な培養技術を必要とし、又、増殖に
長時間を要するのみならず培養槽や特殊な制御機
器のほか、繁雑な操作や多くの場合栄養源の添加
を必要とするなど、製造上多くの問題を有し、
又、品質低下葉たばこの喫味改善効果も必ずしも
十分ではない。一方、酵素による葉たばこの喫味
改善法については、特公昭44―28479号に粗製セ
ルラーゼを葉たばこ粉末又は中骨に作用させる方
法が開示されているが、品質低下葉たばこに対し
ては十分な喫味改善効果は期待できない。 〔発明が解決しようとする問題点〕 そこで本発明者等は葉たばこの微生物処理に伴
う種々の問題点に鑑がみ、微生物のように前培養
やそのための特別な技術あるは培養槽等の設備を
必要とせず、又、処理時間も短かくてすむ酵素処
理による葉たばこの喫味改善法について鋭意研究
を重ねた結果、葉たばこの水抽出を各種の生体高
分子分解酵素、即ち蛋白質分解酵素、殿粉分解酵
素、繊維素分解酵素、脂質分解酵素あるいは核酸
分解酵素等の存在下で行なつて得られた抽出物
が、品質低下葉たばこの喫味改善に有効であり、
更にこの抽出物に特定のアミノ酸を加えてメイラ
ード反応を行なわせた反応物が、どのような種類
の品質低下葉たばこに対しても顕著な喫味改善効
果を有することを見出し本発明をなすに至つた。 即ち本発明は葉たばこ、殊に悪癖の強い品質低
下葉たばこの喫味改善に有効なたばこ用香料の製
造方法を提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、葉たばこ粉砕物を水中で生体高分子
分解酵素と反応処理し、その処理液にバリン及
び/又はプロリンを添加反応させることを要旨と
するたばこ用香料の製造方法である。 本発明のたばこ用香料の原料として使用される
葉たばこは、特に限定する必要はなく、正常な葉
たばこであれば勿論差支えないが、前述のような
品質低下葉たばこを使用しても正常な葉たばこと
同様にすぐれた喫味改善効果を有するたばこ用香
料を製造することができる。即ち、例えば黄色種
であるが品質が極めて粗悪な劣質葉で、くさ味、
渋味、刺激などの悪癖が強く、従来使用されてい
る香料では喫味の改善が困難であるとされている
前述のグレー葉をはじめ、蛋白臭葉、高温乾燥
葉、急乾葉、未熟葉、降灰葉等の品質低下葉たば
こが製造原料として有効に活用し得る。 本発明は、先ずこれらの葉たばこ原料を粉砕機
を用いて径0.2〜1mm程度に粉砕する。 次に葉たばこ粉砕物に水を加え、湿式摩砕機等
を用いてスラリー状態となるまで摩砕する。葉た
ばこ粉砕物に対する水の添加量は葉たばこ粉砕物
に対し約15重量倍とする。次に摩砕によつて得ら
れるスラリーに生体高分子分解酵素を適当量の水
に溶解して添加する。使用し得る生体高分子分解
酵素としては、アミラーゼ、グルコアミラーゼ、
プロテアーゼ、ペプチターゼ、セルラーゼ、セロ
ビアーゼ、ヘミセルラーゼ、ヌクレアーゼ及びリ
パーゼ等を挙げることができ、これらの単独でも
よいが通常2種以上を混合して使用する方がより
効果的である。 特にアスペルギルス属の微生物から得られる複
合酵素で、ペクチン質分解酵素、セルロース分解
酵素及びアラバナーゼを含むヘミセルロース分解
酵素を主成分とし、これらに蛋白質分解酵素、殿
粉分解酵素及び脂質分解酵素をも総合的に含有す
る植物組織崩壊酵素が更に有効である。この種の
酵素はある種の食品加工用としては公知である
が、本発明のたばこ用香料の製造用に使用するこ
とは全く新たな知見である。 葉たばこ粉砕物スラリーに対する上記の酵素の
添加量は、原料葉たばこの種類、使用酵素の種類
等によつても異なるが、原料葉たばこ粉砕物1Kg
当り全量で4〜6gを水約100gに溶解して添加
する。酵素を添加した葉たばこ粉砕物スラリーは
35〜45℃、好ましくは37〜40℃に保持し、緩かに
撹拌しながら5〜24時間、好ましくは10〜15時間
酵素反応を行なわせる。次いでこの酵素反応終了
後、品温を75℃以上、好ましくは80〜90℃に約15
分間加熱して添加した酵素の酵素作用を失活させ
る。次いで、室温附近まで冷却した後、スラリー
中の繊維質等からなる不溶物を除去し、更にケイ
ソウ土等の濾過助剤を用いた清澄濾過器を使用し
て常法により清澄濾過する。得られる濾液を10mm
〜30mmHgの減圧下で濃縮し、ブリツクス濃度計
による固形物濃度で約50〜60度程度の濃縮物とす
る。次いで、この濃縮物にバリン及び/又はプロ
リンを濃縮物に対し0.06〜0.07重量%添加し、撹
拌しながら80〜100℃、好ましくは85〜90℃3〜
10時間、好ましくは4〜6時間保持し、メイラー
ド反応を進行させる。反応終了後、室温に冷却
し、必要に応じ生じた不溶物を濾去して褐色乃至
暗褐色の本発明のたばこ用香料が得られる。 〔作用〕 以上の方法で得られるたばこ用香料は、単に葉
たばこを水抽出して得られるエキスや、このエキ
スの加熱処理物、あるいはこのエキスにアミノ酸
を添加し加熱処理して得られるエキスでは到底得
られなかつた品質低下葉たばこの喫味改善に顕著
な効果を発揮する。この喫味改善効果は、品質低
下葉たばこの種類、悪癖の程度等によつても異な
るが、本発明のたばこ用香料を通常の乾燥および
樽詰め熟成工程を終えた葉たばこに対し0.005〜
0.05重量%、好ましくは0.01重量%以上添加する
ことによつて、十分に所期の喫味改善効果を得る
ことができる。 本発明の方法によつて葉たばこ原料からたばこ
用香料が得られる機構について考察すると、第1
図に示したように、たばこ葉中の生体高分子であ
る殿粉、蛋白質、セルロース、ヘミセルロース、
核酸及びトリグリセライド等の各成分に、前記の
各種酵素が夫々選択的に作用し、中間産物を経て
グルコース、アミノ酸、ペントース、ヘキソー
ス、ウロン酸、モノヌクレオチツド、脂肪酸、グ
リセリン等の低分子の最終産物へと分解され、更
に、これらの酵素による消化物中に存在する糖を
はじめとするカルボニル化合物や各種アミノ酸を
主体とするアミノ化合物のほかに、後に添加され
るバリン及び/又はプロリンからなるアミノ酸と
の間で、いわゆるメイラード反応(アミノカルボ
ニル反応とも称される)やその他の複雑な化学反
応を起し、葉たばこの喫味改善に有効な成分を含
有する香料に転化されるものと推察される。 〔実施例〕 以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明
する。 実施例 1 黄色種の品質低下葉たばこの一種であるグレー
葉を粉砕機を用いて径0.5mm程度に粉砕した。こ
の粉砕物1Kgに水15Kgを加え、湿式摩砕機を用い
て摩砕しスラリー状とした。このスラリーのPHは
5.6であつた。このスラリーに前記した種々の生
体高分子分解酵素を総合的に配合した植物組織崩
壊酵素SP―249(ノボ・イダストリー・ジヤパン
株式会社 商品名)5gを水100gに溶解して加
えた。全体を37℃の温度で15時間緩やかに撹拌し
ながら酵素反応を行なわせた。次いで80℃で15分
間加熱して添化した酵素を失活させた。これを室
温に冷却した後繊維質等の不溶物を除き、次いで
清澄濾過機を用いて濾過し、ブリツクス濃度4.5
度の濾液12.5を得た。この濾液を15mmHgの減
圧下で濃縮し、ブリツクス濃度55度の濃縮物916
gを得た。 これにバリン595mgを添加し、緩く撹拌しなが
ら90℃で、5時間反応させた。次いで室温まで冷
却後不溶物を濾去して暗褐色のエキス約900gを
得、これを本発明のたばこ用香料とした。 このようにして得られた香料を品質低下葉の一
種であるグレー葉に0.01重量%となるよう添加
し、常法により巻上品を調製して、その喫味を対
照巻上品と比較した。なお、対照品としては、グ
レー葉の水抽出液をブリツクス濃度55度に濃縮し
たもので、酵素処理及びアミノ酸添加によるメイ
ラード反応を行なわない以外は、上述エキスの調
製法と全く同様にして調製し、グレー葉に同量添
加し巻上げたものを使用した。 巻上品の喫味は、20人の訓練された専門の官能
検査パネルにより、くせ、渋味、刺激について行
なつた結果、第1表のとおりであつた。
【表】 なお、備考は以下の表についても同様である。 第1表の結果に示されるように、本発明の香料
を添加したグレー葉は、対照品のもつ独特のく
せ、即ち、グレー臭があり、メタリツクな味が強
く、閉塞感を伴う喫味、後口に残る渋味、ピリつ
く刺激等が著しく改善され、本来の黄色種らしい
喫味が発現したとの評価が得られた。 実施例 2 使用酵素としてリパーゼM―AP(天野製薬株
式会社、商品名)5gを用い、酵素処理後添加す
るアミノ酸としてプロリンを用いた以外は実施例
1と同様にしてグレー葉を処理して本発明の香料
を得た。この香料を蛋白臭葉に0.01重量%になる
よう添加して巻上品を調製し、対照品と比較し
た。なお、対照品としては、実施例1の対照品に
用いたエキスと同様のエキスを蛋白臭葉に同量添
加し巻上げたものを用いた。これらの巻上品につ
いて実施例1と同様に行なつた比較試験の結果は
第2表のとおりであつた。
【表】 第2表の結果に示されるように、本発明の香料
を添加した蛋白臭葉は、対照品のもつ独特のくせ
即ち喫煙時に蛋白質が燃焼するようなくさ味や、
渋味、辛味、刺激等が著しく改善され、本来の黄
色種らしい喫味が発現したとの評価が得られた。 実施例 3 使用酵素としてヌクレアーゼであるコクラーゼ
Y(三共株式会社 商品名)5gを用い、又添加
するアミノ酸としてバリンを用いた以外は実施例
1と同様にしてグレー葉を処理して本発明の香料
を得た。この香料を高温乾燥葉に0.01重量%にな
るよう添加して巻上品を調製し対照品と比較し
た。なお、対照品としては、実施例1対照品に用
いたエキスと同様のエキスを高温乾燥葉に同量添
加し巻上げたものを用いた。これらの巻上品につ
いて実施例1と同様に行なつた比較試験の結果は
第3表のとおりであつた。
【表】 第3表の結果に示されるように、本発明の香料
を添加した高温乾燥葉は、対照品のもつ独特のく
せ、即ちたばこ本来のにおい、味が薄く、異質の
高温臭を伴なう喫味及び渋味、辛味、刺激等が著
しく改善され、本来の黄色種らしい喫味が発現し
たとの評価が得られた。 実施例 4 使用酵素としてセルラーゼであるセルラーゼオ
ノズカ(ヤクルト薬品工業株式会社 商品名)5
gを用い、又添加するアミノ酸としてプロリンを
用いた以外は実施例1と同様にしてグレー葉を処
理して本発明の香料を得た。この香料を品質の高
い米国産黄色種(OCL)に0.01重量%になるよう
添加して巻上品を調製し対照品と比較した。な
お、対照品としては、実施例1の対照品に用いた
エキスと同様のエキスをOCLに同量添加し巻上
げたものを用いた。これらの巻上品について実施
例1と同様に行なつた比較試験の結果は第4表の
とおりであつた。
【表】 第4表の結果に示されるように、本発明の香料
を添加したOCLは、対照品が僅かにもつくせ、
渋味及び刺激等が抑えられ、より黄色種らしい喫
味が発現したとの評価が得られた。 実施例 5 使用酵素としてアミラーゼであるクライスター
ゼT―5(大和化成株式会社 商品名)、グルコ
アミラーゼであるAMG(ノボ・インンダストリ
ー・ジヤパン株式会社 商品名)、プロテアーゼ
であるサモアーゼ(大和化成株式会社 商品
名)、カルボキシペプチダーゼであるCPaseW
(ペんてる株式会社 商品名)、セルラーゼである
メイセラーゼ(明治製菓株式会社 商品名)、及
びセロビアーゼであるノボザイム188(ノボ・イ
ンダストリー・ジヤパン株式会社 商品名)の各
1gを用い、、又添加するアミノ酸としてバリン
を用いた以外は実施例1と同様にしてグレー葉を
処理して本発明の香料を得た。この香料をグレー
葉に0.01重量%になるよう添加して巻上品を調製
し対照品と比較した。なお、対照品としては、実
施例1と同様の対照品を用いた。 これらの巻上品について実施例1と同様に行な
つた比較試験の結果は第5表のとおりであつた。
【表】 第5表の結果に示されるように、本発明の香料
を添加したグレー葉は、対照品のもつ独特のく
せ、即ちグレー臭があり、メタリツクな味が強
く、閉塞感を伴う喫味、後口に残る渋味、ピリつ
く刺激等が著しく改善され、本来の黄色種らしい
喫味が発現したとの評価が得られた。 実施例 6 原料葉たばことして黄色種の品質低下葉たばこ
の一種である蛋白臭葉を用い、使用酵素としてプ
ロテアーゼであるプロチンFN(大和化成株式会
社 商品名)及びカルボキシペプチターゼである
CPaseW(ぺんてる株式会社 商品名)を各2.5
g用い、又添加するアミノ酸としてプロリンを用
いた以外は実施例1と同様の条件で蛋白臭葉を処
理して本発明の香料を得た。この香料を品質の高
い米国産黄色種(OCL)に0.01重量%になるよう
添加して巻上品を調製し、対照品と比較した。な
お、対照品としては、蛋白臭葉について実施例1
の対照品と同様にして調製したエキスをOCL同
量添加し巻上げたものを用いた。これらの巻上品
について実施例1と同様に行なつた比較試験の結
果は第6表のとおりであつた。
【表】 第6表の結果に示されるように、本発明香料を
添加したOCLは、対照品が僅かにもつくせ、渋
味、刺激等が抑えられ、より黄色種らしい喫味が
発現したとの評価が得られた。 実施例 7 原料葉たばことして黄色種の品質低下葉たばこ
の一種である高温乾燥葉を用い、使用酵素として
アミラーゼであるクライスターゼT―5(大和化
成株式会社 商品名)5gを用い、又添加するア
ミノ酸としてバリンを用いた以外は実施例1と同
様に処理して本発明の香料を得た。この香料をグ
レー葉に0.01重量%になるよう添加して巻上品を
調製し対照品と比較した。なお、対照品としては
高温乾燥葉について実施例1の対照品と同様にし
て調製したエキスをグレー葉に同量添加し巻上げ
たものを用いた。これらの巻上品について実施例
1と同様に行なつた比較試験の結果は第7表のと
おりであつた。
【表】 第7表の結果に示されるように、本発明の香料
を添加したグレー葉についての喫味改善効果は実
施例1の場合と同様であつた。 実施例 8 原料葉たばことして黄色種の品質低下葉たばこ
の一種である急乾葉を用い、使用酵素としてプロ
テアーゼであるプロチンFA(大和化成株式会社
商品名)5gを用い、添加するアミノ酸として
プロリンを用いた以外は実施例1と同様に処理し
て本発明の香料を得た。この香料を品質の高い米
国産黄色種(OCL)に0.01重量%となるよう添加
して巻上品を調製し対照品と比較した。なお、対
照品としては急乾葉について実施例1の対照品と
同様にして調製したエキスをOCLに同量添加し
巻上げたものを用いた。これら巻上品について実
施例1と同様に行なつた比較試験の結果は第8表
のとおりであつた。
【表】 第8表の結果に示されるように、本発明の香料
を添加したOCLについての喫味改善効果は実施
例4の場合と同様であつた。 実施例 9 原料葉たばことして黄色種の品質低下葉たばこ
の一種である降灰葉を用い、使用酵素としてアミ
ラーゼ(商品名・クライスターゼT―5)、プロ
テアーゼ(商品名・プロチンFA)及びセルラー
ゼ(商品名・セルラーゼオノズカ)の各1.5gを
用い、添加するアミノ酸としてバリンを用いた以
外は実施例1と同様に処理して本発明の香料を得
た。この香料をグレー葉に0.01重量%になるよう
添加して巻上品を調製し対照品と比較した。な
お、対照品として降灰葉について実施例1の対照
品と同様にして調製したエキスをグレー葉に同量
添加し巻上げたものを用いた。これらの巻上品に
ついて実施例1と同様に行なつた比較試験の結果
は第9表のとおりであつた。
【表】 第9表の結果に示されるように、本発明の香料
を添加したグレー葉についての喫味改善効果は実
施例5の場合と同様であつた。 実施例 10 原料葉たばことして黄色種の品質低下葉たばこ
の一種である未熟葉を用い、使用酵素として実施
例5と同様のもの、又添加するアミノ酸としてプ
ロリンを用いた以外は実施例1と同様に処理して
本発明の香料を得た。この香料を米国産黄色種
(OCL)に0.01重量%になるよう添加して巻上品
を調製し対照品と比較した。なお、対照品として
は未熟葉について実施例1の対照品と同様にして
調製したエキスをOCLに同量添加し巻上げたも
のを用いた。これらの巻上品について実施例1と
同様に行なつた比較試較の結果は第10表のとおり
であつた。
【表】 第10表の結果に示されるように、本発明の香料
を添加したOCLについての喫味改善効果は実施
例6の場合と同様であつた。 実施例 11 原料葉たばことして品質の高い米国産黄色種
(OCL)を用い、使用酵素として実施例1と同様
の植物組織崩壊酵素(商品名 SP―249)5gを
用い、又、添加するアミノ酸としてバリンを用い
た以外は実施例1と同様に処理して本発明の香料
を得た。 この香料をグレー葉に0.01重量%となるよう添
加して巻上品を調製し対照品と比較した。なお対
照品としては、OCLについて実施例1の対照品
と同様にして調製したエキスをOCLに同量添加
して巻上げたものを用いた。これらの巻上品につ
いて実施例1と同様に行なつた比較試験の結果は
第11表のとおりであつた。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明のたばこ用
香料の製造方法によれば、正常な葉たばこはもと
より、悪癖が強くその喫味改善が従来極めて困難
とされてきた品質低下葉たばこを製造原料として
使用することができるので、高価な葉たばこの有
効利用上極めて有益である。又、本発明の方法に
よつて得られる香料は、品質の高い葉たばこに添
加することにより、その葉たばこのもつ僅かのく
せ、渋味、刺激等を抑制し、又、上記のような品
質低下葉たばこに少量添加することにより、従来
その改善が困難とされてきたくさ味、いや味、苦
味等のくせや渋味、辛味あるいは刺激等の悪癖を
著しく抑制し、本来のたばこらしい香喫味を発現
させる顕著な効果がある。 更に、本発明によるたばこ用香料の製造方法
は、酵素反応とメイラード反応の組み合せによる
方法であるため、微生物処理のように高価な設備
や繁雑な操作を必要とせず、又、処理時間も大幅
に短縮され、低コストで製造可能であるなど多く
の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のたばこ用香料の生成機構の説
明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 葉たばこ粉砕物を水中で生体高分子分解酵素
    と反応処理し、その処理液にバリン及び/又はプ
    ロリンを添加反応させることを特徴とするたばこ
    用香料の製造方法。 2 生体高分子分解酵素が、アミラーゼ、グルコ
    アミラーゼ、プロテアーゼ、ペプチダーゼ、セル
    ラーゼ、セロビアーゼ、ヘミセルラーゼ、ヌクレ
    アーゼ及びリパーゼから選ばれる1種又は2種以
    上の混合物である特許請求の範囲第1項記載のた
    ばこ用香料の製造方法。
JP18877584A 1984-09-11 1984-09-11 たばこ用香料の製造方法 Granted JPS6167469A (ja)

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JPS6167469A JPS6167469A (ja) 1986-04-07
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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