JPS6218652B2 - - Google Patents
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- JPS6218652B2 JPS6218652B2 JP53058658A JP5865878A JPS6218652B2 JP S6218652 B2 JPS6218652 B2 JP S6218652B2 JP 53058658 A JP53058658 A JP 53058658A JP 5865878 A JP5865878 A JP 5865878A JP S6218652 B2 JPS6218652 B2 JP S6218652B2
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- tension
- slack
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
本発明は潜在嵩高性マルチフイラメント糸条更
に詳しくは天然の絹糸に匹敵する風合、光沢、色
の深みを呈する潜在嵩高性マルチフイラメント糸
条の製造法に関する。尚、本発明において前記の
“潜在嵩高性マルチフイラメント糸条”なる語
は、極めて短いピツチで単繊維内及び単繊維間に
不規則な収縮性部分を有する熱可塑性マルチフイ
ラメント糸のことであり、熱収縮処理により絹様
の風合、膨みを発現するものを意味する。 従来、熱可塑性マルチフイラメント糸をその乾
熱収縮応力以下、具体的には殆んどフリー状態で
乾熱の加熱体と瞬間的に接触させることにより、
一部本数のフイラメントを間歇的に収縮させ、こ
れに伴い他のフイラメントを引きつらせてルー
プ、たるみをつくり糸全体の中で糸長差や巻縮を
与えることは知られている。このようにして得ら
れた糸条は嵩高にして絹様の風合触感を有してい
るが一方では次のような欠点がある。 (イ) フイラメント糸の断面方向及び長手方向にラ
ンダムな熱収縮処理を受けているので、織編物
ではカスリ状の縞が発生する。これは工程的に
糸は殆んどフリーの状態で接触熱処理されるの
で、糸自身円滑に走行せず工程自身極めて不安
定であることに起因している。勿論前記カスリ
状の縞を防止するには、常に一定割合で一部の
フイラメントのみを選択的に熱処理すればよい
わけであるがこの様に瞬間熱処理によつて例え
ば常にフイラメントの半分だけ熱処理すること
はとても望むべくもなく、たえずその割合は変
動している。ましてや殆んどフリー状態の微張
力と瞬間熱処理という制約から加工速度にも自
ずと限界がある。 (ロ) フイラメント糸を部分的に収縮させる結果、
糸表面にはループ、たるみが発生するが、この
ループ自体糸の取扱性低下の因をなし、特に製
編織性を著しく損ねるばかりか、織編物外観ま
で低下させる原因となる。このため、前記のル
ープを熱処理により一旦消去することも提案さ
れているが、この場合糸全体として熱処理され
るので高収縮部分と低収縮部分との収縮差が縮
まり、最初に有していた風合、触感を再現する
ことは期待できない。 (ハ) 極めて低張力下で部分熱収縮した糸条である
ので糸にフロー(flow)部分が残つて製織時糸
が不規則に伸ばされてヒケが生じ、また織編物
においてはヒジ抜けが起り易い。 (ニ) 糸全体としては一応高収縮成分と低収縮成分
が存在するが、何分片面加熱で作られている為
両者が分かれて存在して(所謂混在していず)
従つて染仕上等で熱を受けて収縮差が生じても
糸は引きつつた様にしかならず、混在している
時の様にふつくらと脹んで絹様になる効果が低
くなる。 以上の如く、上記の方法によれば常に染斑、ヒ
ジ抜け或いは製織性の低下、といつた問題がつき
まとう上、糸構造上の絹様特性を充分に生かすこ
とができない現状にある。 それ故、本発明の目的は絹様風合及び光沢を呈
するのみならず製織性に優れ、しかも織編物にお
いてもヒジ抜け、カスリ状の縞が発生することの
ない、潜在嵩高性マルチフイラメント糸条を再現
性を以て製造し得る方法及び装置を提供すること
にある。 本発明者等は上記目的を達成せんとして種々検
討する過程で、カスリ状の縞を防止するにはフイ
ラメント糸の長手方向に沿つて、平均的に熱処理
することが不可欠であると考えると共にもし、糸
全体を緊張状態に維持しつつ周期的な熱収縮処理
を施すことができれば、従来の欠点は一挙に排除
されるという仮定の下に、更に検討を加えた結
果、本発明に到達したのである。 即ち、本発明によれば糸表面実質的にクルノー
ドループがなく、にたるみ、張り出し部のみを有
する熱可塑性マルチフイラメント糸を0.02g/de
以上で前記たるみ、張り出し部が変形消去されな
い張力下に、少くとも130℃以上の温度で熱処理
することにより糸全体としては緊張熱処理を行い
つつ、他方、たるみ、張り出し部のみを自由収縮
させて消去し略々直線状態とすることを特徴とす
る潜在嵩高性マルチフイラメント糸条の製造法及
びその製造装置が提供される。 更にこれについて述べると、本発明は長手方向
に沿つて間歇的にたるみ部分を形成したマルチフ
イラメント糸を張力下に緊張熱処理しつつ、例外
的に前記たるみ部分のみを自由収縮させ、たるみ
部分の単繊維内及び単繊維間に収縮差を最大限に
維持し、且つ混在させしかも規則性のある異収縮
部分を得ることを一大特徴としている。 第1図は、本発明において熱収縮処理前のマル
チフイラメント糸の外観図であり、1は構成単繊
維によるたるみ部分で種々の大きさのたるみより
成る。2は地糸部で、この部分は糸の長手方向に
沿つて連続的に存在する。従つてこの糸を一定の
張力下(即ちたるみが消去されない範囲の張力)
に置くと張力は全て地糸部に集中したるみが消去
されることがないので、この状態で熱処理すると
たるみは極めて円滑に収縮し、所謂フリー熱収縮
処理となるため、セツト効果は大きく収縮率が大
巾に低下する。一方、地糸部2は0.02g/de以上
の張力下に保たれているので所謂緊張熱処理とな
り、従つてフリー熱処理に比べてその熱セツト効
果は少なくなる。この結果両者の間にセツト効果
の差即ちより大きい収縮率の差が発生する。 第2図は熱セツト時に於ける張力と収縮率との
関係を示したもので、横軸にはたるみ、張り出し
部1にかかる張力をA、地糸部2にかかる張力を
Bとして表し、一方縦軸には熱処理後の夫々の部
分の熱収縮率をA′(たるみ、張り出し部)、
B′(地糸部)として表してある。この図から判る
ように糸を低張力でセツトする程、セツト効果が
大きく(非晶部が緩和して安定な形をとり易いた
め)、収縮率はより低下する傾向を示す。つまり
高張力下でセツトされる地糸部は、ほぼセツト前
の収縮率B′を、低張力下にセツトされるたるみ、
張り出し部のそれは極端に低下してA′となり、
かくして同一糸条部分でも、△Sという最大の収
縮差を得ることができる。 第3図は、熱収縮処理後の糸の外観を示してい
るが、見掛上、通常のフイラメント糸つまりフラ
ツトヤーンのそれと何等変りがなく略直線状態で
ある。しかしながら第4図に示すように単繊維毎
にみればそれらの長手方向に沿つてたるみが収縮
してなる低収縮部Pl、実質的に収縮を起していな
い高収縮部Phとより成る。 尚、低収縮部Plとは、上述の説明からも明らか
なように高収縮性の地糸の周囲に、たるみを形成
していた単繊維が収縮して、引揃え状態になつた
ものである。この引揃え状態を得るのに最も重要
なことは第1図における、たるみが個々の単繊維
の張り出し(半弧状)として形成されていること
で、これにより始めて円滑な収縮が惹起されるの
である。この点たるみ、張り出しに類似したもの
としてクルノードループ(第5図3に示すような
所謂タスラン固有のループで糸が糸軸の回りに
360゜捩られつつループを形成したもの)がある
が、このようなループは本発明では実質的に排除
される。と言うのも、このクルノードループを熱
収縮処理しても、第5図に示すように単繊維が直
線状に収縮せず、糸表面には突起状物が残存す
る。これは捲縮部分を形成するばかりだけでなく
糸全体に粗硬感を与えることになり、絹の風合と
は程遠いものとなるからである。 また、この様に単繊維がループにまでならなく
て、単にたるみ、張り出しの場合でも、その熱処
理が不充分でたるみ、張り出しが充分消去せず残
つている場合には、やはり織物には凸凹感が発生
し所謂変り糸的織物となる。即ち、たるみ、張り
出し部を充分消去してほぼ直線状のフイラメント
とし、これを織物にして染仕上する際糸に熱収縮
差を発生せしめてふくらませる事により、はじめ
て表面は非常になめらかであるが全体としてふつ
くらとした絹独特の風合が出るのである。その為
には元糸(第3図)にループが混つては不可なの
は勿論のこと、たるみ、張り出し部も熱処理の際
充分弛緩熱収縮せしめて消し去る事が必要であ
る。またこの様に略直線状態フイラメント糸にす
る事によつて、この糸を普通のフイラメント糸と
同様、容易に取扱うことが出来問題なく製織出来
るという意味でも有効である。 また、元糸(第3図)にループが混つている
と、仮にこれを熱収縮で消し去つたとしても繊維
にはねじれが残り、これが特有のキラキラした変
り糸的光沢を発して、絹独特のマイルドな光沢と
は全く異つたものになるので、この意味でも元糸
(第3図)にはループが混つていてはいけない。 このようにして得た第3図に示す熱処理糸を例
えば沸水中でリラツクスすると、糸の長手方向に
沿つて芯部として存在する地糸部2更には第4図
の高収縮部Ph1〜Phnが収縮することにより、単
繊維間空隙が増大し、糸全体としては第6図に示
すように、高度の膨み、柔軟性、しなやかさが現
出してくる。 本発明において、出発原糸として用いる熱可塑
性マルチフイラメント糸条としては熱可塑性合成
重合体例えばポリエステル、ポリアミド、ポリプ
ロピレン等より成るもので、全デニール15〜
250de、単繊維デニールが1.7de以下沸水収縮率が
15%以下のものが好ましく用いられる。更に、本
発明が元々絹様素材の提供を意図していることか
らすればフイラメント断面も重要であり、円形断
面よりは異形断面望ましくは三角断面のものが採
用される。 このようなマルチフイラメント糸に第1図に示
すような、たるみを付与するには公知のインター
レースノズル(例えば特公昭36―12230号公報、
特公昭37―1175号公報参照)中に、圧空圧1〜5
Kg/cm3、1〜5%のオーバーフイード下、糸速
200m/min以上好ましくは500m/min以上で通
過させればよい。唯、本発明の目的とする絹様風
合を有する素材を得る場合、フイラメント糸のた
るみは必ずしも糸表面全体に亘つて存在する必要
はなく、第7図に示すように糸の長手方向に沿つ
て間歇的に存在してもその効果は充分発揮される
ことが判明した。この場合たるみ部とたるみ部間
の交絡点4は50ケ/m以上あつてもよい。そし
て、このような糸は前記乱流ノズルを使用すると
き圧空圧1〜3Kg/cm2、オーバーフイード率1〜
5%の下で実に750m/min以上という高速度で
得られる利点がある。 以下、本発明の一実施態様を第8図より説明す
ると、未延伸ポリエステルフイラメント糸5はパ
ツケージ6から取り出された後テンサー7を経て
供給ローラー系8と延伸ローラー系9との間で延
伸された後延伸糸10となる。この延伸糸10は
ローラー9より、乱流ノズル11、糸屈曲ガイド
群12,12′,12″を経てバツフアー13を通
過した後プレートヒーター14上を定張下に走行
し、引き出しローラー系15から捲取装置16に
供給される。ここで中間ローラー系9の表面速度
は、引き出しローラー系15のそれよりも大きい
速度で回転するように調節されているので、延伸
糸10は一定のオーバーフイード下に乱流ノズル
11で処理されたるみを形成する。一方、ガイド
群12,12′,12″(図では3段ガイドを示し
たが、これは2段ガイドでもよい)は延伸糸10
の乱流ノズル11通過時にはオーバーフイード下
に保つと同時にプレートヒーター上では張力下に
維持する役割を果すものである。しかもこのガイ
ド群は、たるみ、張り出し部を付与された糸条を
押圧しつつ屈曲走行させるので、プレートヒータ
ー上で糸条が躍ることもなく、均一な熱処理効果
を得ることができる。 勿論、ガイド群12,12′,12″の代りに回
転ローラーを用いることもできるが、この場合は
設備費、作業性の点で甚だ不利益をこうむること
になる。またバツフアー13は乱流ノズル11よ
り噴出する流体による糸揺れ(ヒーター上の)を
防止する機能を有する。 又、他の実施態様を第9図により説明すると、
未延伸フイラメント17はパツケージ18から取
り出された後、プリテンシヨンローラー系19,
20を経て、供給ローラー系21と段付ローラー
で構成される引取ローラー22の大径部との間で
延伸されて、延伸糸23となる。この延伸糸23
は引取ローラー22の大径部より乱流ノズル2
4、糸屈曲ガイド25を経てバツフア26を通過
した後スリツトヒーター27中を、定長下に走行
しガイド28,28′で糸道を転回した糸条29
を引取ローラー22の小径部から捲取装置30に
供給される。 ここで引取ローラー22の大径部は、小径部よ
りも周速度が大きいので、延伸糸23は一定のオ
ーバーフイード下に乱流ノズル24により処理さ
れたるみを形成する。又、屈曲ガイドは1段でも
目的とするスリツトヒーター27中を張力下に維
持することが可能である。 上記の例は、未延伸糸を出発原糸としてこれを
延伸し、沸水収縮率を15%以下とした糸条に乱流
処理、熱収縮処理を連続して実施するものである
が、未延伸糸の代りに15%以下の沸水収縮率を有
する延伸糸を第8図の中間ローラー系9又は第9
図の引取ローラー系22から直接処理ゾーンに供
給してもよい。更に、予めたるみを附与したマル
チフイラメント糸を別途第8図のプレートヒータ
ー14上又は第9図のスリツトヒーター27中で
定張下に熱収縮処理を施してもよい。 要は、フイラメント糸に、クルノードループ
(第5図の3)の発生を極力防ぎつつ可及的にた
るみを附与することが重要であり、このためには
前述した如く乱流ノズル処理時の圧空圧、オーバ
ーフイード量、加工速度を一定範囲に維持するこ
とが必要である。 と同時に、このたるみを消去する熱収縮処理時
の糸張力も臨界的である。即ち、プレートヒータ
ー上又はスリツトヒーター中で糸を乾熱収縮応力
以下の張力(糸全体をフリー熱収縮させた場合)
の下で処理したのでは糸全体としての収縮が生
じ、事後の沸水処理においても目的とする膨みが
生じなくなる。それ故、本発明においては、この
糸張力(プレートヒーターと引出しローラーとの
間の張力又はスリツトヒーターと第1糸道展回ガ
イドとの間の張力)は少くとも0.02g/de以上に
維持することが望ましい。 一方、たるみの太さ、個数もかなり大事であ
り、これを第10図により説明すると糸に0.05
g/deの荷重をかけた状態でのたるみの見掛上
の長さL1は1〜15mm、高さHは0.5〜3.5mmの範囲
にあるものが1cm当り3ケ以上存在することが適
当である。また、たるみの均一分散という点から
みると、マルチフイラメント糸を構成する単繊維
のうち少くとも20%以上がたるみを有しているこ
とが好ましい。かかる要件の中でも特に見掛上の
長さLは重要で、これが1mm以下になると微細な
捲縮例えばウーリー臭が現出し、充分な膨み効果
が期待できなくなる。 また、たるみを収縮消去するにはプレートヒー
ター又はスリツトヒーターの温度、処理時間も適
正範囲に維持する必要があるが、前者については
一般には130〜250℃、後者については0.01〜0.1
秒の範囲から適宜選ぶことができる。 かくして、たるみを消去した熱処理糸は捲取装
置に供給され、捲取られるが捲取装置としては図
に示したリング撚糸機の他、摩擦駆動されるボビ
ンを使用してもよく特に制約はない。 本発明により製造される潜在嵩高性マルチフイ
ラメント糸条は、冒頭に述べた如く、外観は通常
の未加工フイラメント糸と何等変りがないにも拘
らず、熱の作用により糸の断面及び長手方向に部
分収縮が生じ、糸全体として膨み、きしみ感が現
れるという特徴を有する。従つて、かかる特徴を
どの段階で得るかは最終製品を得る過程で任意に
設定すればよい。例えば糸段階でオーバーフイー
ドしつつ沸水中を通過せしめる方法、綛状態で沸
水処理する方法、更には編物、織物とした後精
練、染色仕上げ段階で収縮処理を施してもよい。
またフイラメント糸がポリエステルより成る場
合、これに公知のアルカリ減量処理を施すことに
より、繊維間空隙をより高めることも有用であ
る。 以上の如く、本発明によればマルチフイラメン
ト糸を構成する単繊維内及び単繊維間により鮮明
にして、斑のない熱収縮差を附与することができ
る。しかもその製造過程にあつては、たるみを附
与したフイラメント糸の張力下の熱収縮処理が必
須であることから高張力を必要とする高速加工に
も、糸がスムースに走行して旨く適合し得るばか
りでなく、糸の一次降伏点も改良される方向にあ
る。また、かかる糸は見掛上ストレートにして円
滑な表面を有しているので捲取時から編織物に至
る過程で糸の取扱い上、何等トラブル発生の懸念
がないという利点がある。しかも、編織物にとつ
て仕上げ、染色精練処理は不可欠であるが、これ
らの処理時に同時に糸を収縮させるだけで、均整
にしてしなやかで膨みのある絹様製品が提供され
るのである。 実施例 1 第8図に示した工程を利用し、第1表に示す条
件で加工を行い、得られた潜在嵩高性糸条を用い
て第2表に示す設計条件でパレス織物を製造す
る。次にこのパレス織物をデイヤニツクスイエロ
ーGR―E(C.l.デイスパーズイエロー60)染料
を用いて染色した際の、織物品位その他について
の評価結果を第3表に示す。 第1表(加工条件) (1) 未延伸糸5 ポリエチレンテレフタレート未
延伸糸143de/36fil(3角断
面) (2) 供給ローラー系8表面速度 170m/min (3) 延伸ローラー系9表面速度 500m/min (4) 延 伸 倍 率 2.933倍 (5) 延伸糸の沸水収縮率 6.7% (6) 引出しローラー系15表面速度 465m/min (7) 乱流ノズル 特公昭37―1175号公報第3図の
もの(圧空圧1Kg/cm2) (8) 乱流ノズル通過時の糸のオーバーフイード率
7% (9) プレートヒーター14 イ 温 度 200℃ ロ 有効加熱長 36cm (10) プレートヒーター14と引き出しローラー系
15の間の糸張力 0.06g/de (11) 捲取装置 リング撚糸機 (イ) スピンドル回転数 7000rpm (ロ) 張 力 0.16g/de (12) 乱流ノズル11通過後の延伸糸外観
たるみのみ認められる (イ) たるみのサイズ(平均)
H=0.7mm,L=6mm (ロ) たるみの密度 (平均) 5ケ/cm 第2表(織物設計及び仕上げ条件) (1) 糸 使 い 経S300t/m,緯S Z2000t/m (2) 筬 密 度 19.8羽/cmの2本入れ (3) 緯 密 度 39.6本/cm (4) リラツクス 連続精練機で95℃×10分 (5) プリセツト 180℃×45秒 (6) アルカリ減量 35g/,100℃ 減量率20.7% (7) 染 色 ユニエース(日本染色機械〓
製)で130℃×45分 (8) フアイナルセツト 160℃×45秒 (9) 仕上密度 経67.5本/cm,緯40本/cm
に詳しくは天然の絹糸に匹敵する風合、光沢、色
の深みを呈する潜在嵩高性マルチフイラメント糸
条の製造法に関する。尚、本発明において前記の
“潜在嵩高性マルチフイラメント糸条”なる語
は、極めて短いピツチで単繊維内及び単繊維間に
不規則な収縮性部分を有する熱可塑性マルチフイ
ラメント糸のことであり、熱収縮処理により絹様
の風合、膨みを発現するものを意味する。 従来、熱可塑性マルチフイラメント糸をその乾
熱収縮応力以下、具体的には殆んどフリー状態で
乾熱の加熱体と瞬間的に接触させることにより、
一部本数のフイラメントを間歇的に収縮させ、こ
れに伴い他のフイラメントを引きつらせてルー
プ、たるみをつくり糸全体の中で糸長差や巻縮を
与えることは知られている。このようにして得ら
れた糸条は嵩高にして絹様の風合触感を有してい
るが一方では次のような欠点がある。 (イ) フイラメント糸の断面方向及び長手方向にラ
ンダムな熱収縮処理を受けているので、織編物
ではカスリ状の縞が発生する。これは工程的に
糸は殆んどフリーの状態で接触熱処理されるの
で、糸自身円滑に走行せず工程自身極めて不安
定であることに起因している。勿論前記カスリ
状の縞を防止するには、常に一定割合で一部の
フイラメントのみを選択的に熱処理すればよい
わけであるがこの様に瞬間熱処理によつて例え
ば常にフイラメントの半分だけ熱処理すること
はとても望むべくもなく、たえずその割合は変
動している。ましてや殆んどフリー状態の微張
力と瞬間熱処理という制約から加工速度にも自
ずと限界がある。 (ロ) フイラメント糸を部分的に収縮させる結果、
糸表面にはループ、たるみが発生するが、この
ループ自体糸の取扱性低下の因をなし、特に製
編織性を著しく損ねるばかりか、織編物外観ま
で低下させる原因となる。このため、前記のル
ープを熱処理により一旦消去することも提案さ
れているが、この場合糸全体として熱処理され
るので高収縮部分と低収縮部分との収縮差が縮
まり、最初に有していた風合、触感を再現する
ことは期待できない。 (ハ) 極めて低張力下で部分熱収縮した糸条である
ので糸にフロー(flow)部分が残つて製織時糸
が不規則に伸ばされてヒケが生じ、また織編物
においてはヒジ抜けが起り易い。 (ニ) 糸全体としては一応高収縮成分と低収縮成分
が存在するが、何分片面加熱で作られている為
両者が分かれて存在して(所謂混在していず)
従つて染仕上等で熱を受けて収縮差が生じても
糸は引きつつた様にしかならず、混在している
時の様にふつくらと脹んで絹様になる効果が低
くなる。 以上の如く、上記の方法によれば常に染斑、ヒ
ジ抜け或いは製織性の低下、といつた問題がつき
まとう上、糸構造上の絹様特性を充分に生かすこ
とができない現状にある。 それ故、本発明の目的は絹様風合及び光沢を呈
するのみならず製織性に優れ、しかも織編物にお
いてもヒジ抜け、カスリ状の縞が発生することの
ない、潜在嵩高性マルチフイラメント糸条を再現
性を以て製造し得る方法及び装置を提供すること
にある。 本発明者等は上記目的を達成せんとして種々検
討する過程で、カスリ状の縞を防止するにはフイ
ラメント糸の長手方向に沿つて、平均的に熱処理
することが不可欠であると考えると共にもし、糸
全体を緊張状態に維持しつつ周期的な熱収縮処理
を施すことができれば、従来の欠点は一挙に排除
されるという仮定の下に、更に検討を加えた結
果、本発明に到達したのである。 即ち、本発明によれば糸表面実質的にクルノー
ドループがなく、にたるみ、張り出し部のみを有
する熱可塑性マルチフイラメント糸を0.02g/de
以上で前記たるみ、張り出し部が変形消去されな
い張力下に、少くとも130℃以上の温度で熱処理
することにより糸全体としては緊張熱処理を行い
つつ、他方、たるみ、張り出し部のみを自由収縮
させて消去し略々直線状態とすることを特徴とす
る潜在嵩高性マルチフイラメント糸条の製造法及
びその製造装置が提供される。 更にこれについて述べると、本発明は長手方向
に沿つて間歇的にたるみ部分を形成したマルチフ
イラメント糸を張力下に緊張熱処理しつつ、例外
的に前記たるみ部分のみを自由収縮させ、たるみ
部分の単繊維内及び単繊維間に収縮差を最大限に
維持し、且つ混在させしかも規則性のある異収縮
部分を得ることを一大特徴としている。 第1図は、本発明において熱収縮処理前のマル
チフイラメント糸の外観図であり、1は構成単繊
維によるたるみ部分で種々の大きさのたるみより
成る。2は地糸部で、この部分は糸の長手方向に
沿つて連続的に存在する。従つてこの糸を一定の
張力下(即ちたるみが消去されない範囲の張力)
に置くと張力は全て地糸部に集中したるみが消去
されることがないので、この状態で熱処理すると
たるみは極めて円滑に収縮し、所謂フリー熱収縮
処理となるため、セツト効果は大きく収縮率が大
巾に低下する。一方、地糸部2は0.02g/de以上
の張力下に保たれているので所謂緊張熱処理とな
り、従つてフリー熱処理に比べてその熱セツト効
果は少なくなる。この結果両者の間にセツト効果
の差即ちより大きい収縮率の差が発生する。 第2図は熱セツト時に於ける張力と収縮率との
関係を示したもので、横軸にはたるみ、張り出し
部1にかかる張力をA、地糸部2にかかる張力を
Bとして表し、一方縦軸には熱処理後の夫々の部
分の熱収縮率をA′(たるみ、張り出し部)、
B′(地糸部)として表してある。この図から判る
ように糸を低張力でセツトする程、セツト効果が
大きく(非晶部が緩和して安定な形をとり易いた
め)、収縮率はより低下する傾向を示す。つまり
高張力下でセツトされる地糸部は、ほぼセツト前
の収縮率B′を、低張力下にセツトされるたるみ、
張り出し部のそれは極端に低下してA′となり、
かくして同一糸条部分でも、△Sという最大の収
縮差を得ることができる。 第3図は、熱収縮処理後の糸の外観を示してい
るが、見掛上、通常のフイラメント糸つまりフラ
ツトヤーンのそれと何等変りがなく略直線状態で
ある。しかしながら第4図に示すように単繊維毎
にみればそれらの長手方向に沿つてたるみが収縮
してなる低収縮部Pl、実質的に収縮を起していな
い高収縮部Phとより成る。 尚、低収縮部Plとは、上述の説明からも明らか
なように高収縮性の地糸の周囲に、たるみを形成
していた単繊維が収縮して、引揃え状態になつた
ものである。この引揃え状態を得るのに最も重要
なことは第1図における、たるみが個々の単繊維
の張り出し(半弧状)として形成されていること
で、これにより始めて円滑な収縮が惹起されるの
である。この点たるみ、張り出しに類似したもの
としてクルノードループ(第5図3に示すような
所謂タスラン固有のループで糸が糸軸の回りに
360゜捩られつつループを形成したもの)がある
が、このようなループは本発明では実質的に排除
される。と言うのも、このクルノードループを熱
収縮処理しても、第5図に示すように単繊維が直
線状に収縮せず、糸表面には突起状物が残存す
る。これは捲縮部分を形成するばかりだけでなく
糸全体に粗硬感を与えることになり、絹の風合と
は程遠いものとなるからである。 また、この様に単繊維がループにまでならなく
て、単にたるみ、張り出しの場合でも、その熱処
理が不充分でたるみ、張り出しが充分消去せず残
つている場合には、やはり織物には凸凹感が発生
し所謂変り糸的織物となる。即ち、たるみ、張り
出し部を充分消去してほぼ直線状のフイラメント
とし、これを織物にして染仕上する際糸に熱収縮
差を発生せしめてふくらませる事により、はじめ
て表面は非常になめらかであるが全体としてふつ
くらとした絹独特の風合が出るのである。その為
には元糸(第3図)にループが混つては不可なの
は勿論のこと、たるみ、張り出し部も熱処理の際
充分弛緩熱収縮せしめて消し去る事が必要であ
る。またこの様に略直線状態フイラメント糸にす
る事によつて、この糸を普通のフイラメント糸と
同様、容易に取扱うことが出来問題なく製織出来
るという意味でも有効である。 また、元糸(第3図)にループが混つている
と、仮にこれを熱収縮で消し去つたとしても繊維
にはねじれが残り、これが特有のキラキラした変
り糸的光沢を発して、絹独特のマイルドな光沢と
は全く異つたものになるので、この意味でも元糸
(第3図)にはループが混つていてはいけない。 このようにして得た第3図に示す熱処理糸を例
えば沸水中でリラツクスすると、糸の長手方向に
沿つて芯部として存在する地糸部2更には第4図
の高収縮部Ph1〜Phnが収縮することにより、単
繊維間空隙が増大し、糸全体としては第6図に示
すように、高度の膨み、柔軟性、しなやかさが現
出してくる。 本発明において、出発原糸として用いる熱可塑
性マルチフイラメント糸条としては熱可塑性合成
重合体例えばポリエステル、ポリアミド、ポリプ
ロピレン等より成るもので、全デニール15〜
250de、単繊維デニールが1.7de以下沸水収縮率が
15%以下のものが好ましく用いられる。更に、本
発明が元々絹様素材の提供を意図していることか
らすればフイラメント断面も重要であり、円形断
面よりは異形断面望ましくは三角断面のものが採
用される。 このようなマルチフイラメント糸に第1図に示
すような、たるみを付与するには公知のインター
レースノズル(例えば特公昭36―12230号公報、
特公昭37―1175号公報参照)中に、圧空圧1〜5
Kg/cm3、1〜5%のオーバーフイード下、糸速
200m/min以上好ましくは500m/min以上で通
過させればよい。唯、本発明の目的とする絹様風
合を有する素材を得る場合、フイラメント糸のた
るみは必ずしも糸表面全体に亘つて存在する必要
はなく、第7図に示すように糸の長手方向に沿つ
て間歇的に存在してもその効果は充分発揮される
ことが判明した。この場合たるみ部とたるみ部間
の交絡点4は50ケ/m以上あつてもよい。そし
て、このような糸は前記乱流ノズルを使用すると
き圧空圧1〜3Kg/cm2、オーバーフイード率1〜
5%の下で実に750m/min以上という高速度で
得られる利点がある。 以下、本発明の一実施態様を第8図より説明す
ると、未延伸ポリエステルフイラメント糸5はパ
ツケージ6から取り出された後テンサー7を経て
供給ローラー系8と延伸ローラー系9との間で延
伸された後延伸糸10となる。この延伸糸10は
ローラー9より、乱流ノズル11、糸屈曲ガイド
群12,12′,12″を経てバツフアー13を通
過した後プレートヒーター14上を定張下に走行
し、引き出しローラー系15から捲取装置16に
供給される。ここで中間ローラー系9の表面速度
は、引き出しローラー系15のそれよりも大きい
速度で回転するように調節されているので、延伸
糸10は一定のオーバーフイード下に乱流ノズル
11で処理されたるみを形成する。一方、ガイド
群12,12′,12″(図では3段ガイドを示し
たが、これは2段ガイドでもよい)は延伸糸10
の乱流ノズル11通過時にはオーバーフイード下
に保つと同時にプレートヒーター上では張力下に
維持する役割を果すものである。しかもこのガイ
ド群は、たるみ、張り出し部を付与された糸条を
押圧しつつ屈曲走行させるので、プレートヒータ
ー上で糸条が躍ることもなく、均一な熱処理効果
を得ることができる。 勿論、ガイド群12,12′,12″の代りに回
転ローラーを用いることもできるが、この場合は
設備費、作業性の点で甚だ不利益をこうむること
になる。またバツフアー13は乱流ノズル11よ
り噴出する流体による糸揺れ(ヒーター上の)を
防止する機能を有する。 又、他の実施態様を第9図により説明すると、
未延伸フイラメント17はパツケージ18から取
り出された後、プリテンシヨンローラー系19,
20を経て、供給ローラー系21と段付ローラー
で構成される引取ローラー22の大径部との間で
延伸されて、延伸糸23となる。この延伸糸23
は引取ローラー22の大径部より乱流ノズル2
4、糸屈曲ガイド25を経てバツフア26を通過
した後スリツトヒーター27中を、定長下に走行
しガイド28,28′で糸道を転回した糸条29
を引取ローラー22の小径部から捲取装置30に
供給される。 ここで引取ローラー22の大径部は、小径部よ
りも周速度が大きいので、延伸糸23は一定のオ
ーバーフイード下に乱流ノズル24により処理さ
れたるみを形成する。又、屈曲ガイドは1段でも
目的とするスリツトヒーター27中を張力下に維
持することが可能である。 上記の例は、未延伸糸を出発原糸としてこれを
延伸し、沸水収縮率を15%以下とした糸条に乱流
処理、熱収縮処理を連続して実施するものである
が、未延伸糸の代りに15%以下の沸水収縮率を有
する延伸糸を第8図の中間ローラー系9又は第9
図の引取ローラー系22から直接処理ゾーンに供
給してもよい。更に、予めたるみを附与したマル
チフイラメント糸を別途第8図のプレートヒータ
ー14上又は第9図のスリツトヒーター27中で
定張下に熱収縮処理を施してもよい。 要は、フイラメント糸に、クルノードループ
(第5図の3)の発生を極力防ぎつつ可及的にた
るみを附与することが重要であり、このためには
前述した如く乱流ノズル処理時の圧空圧、オーバ
ーフイード量、加工速度を一定範囲に維持するこ
とが必要である。 と同時に、このたるみを消去する熱収縮処理時
の糸張力も臨界的である。即ち、プレートヒータ
ー上又はスリツトヒーター中で糸を乾熱収縮応力
以下の張力(糸全体をフリー熱収縮させた場合)
の下で処理したのでは糸全体としての収縮が生
じ、事後の沸水処理においても目的とする膨みが
生じなくなる。それ故、本発明においては、この
糸張力(プレートヒーターと引出しローラーとの
間の張力又はスリツトヒーターと第1糸道展回ガ
イドとの間の張力)は少くとも0.02g/de以上に
維持することが望ましい。 一方、たるみの太さ、個数もかなり大事であ
り、これを第10図により説明すると糸に0.05
g/deの荷重をかけた状態でのたるみの見掛上
の長さL1は1〜15mm、高さHは0.5〜3.5mmの範囲
にあるものが1cm当り3ケ以上存在することが適
当である。また、たるみの均一分散という点から
みると、マルチフイラメント糸を構成する単繊維
のうち少くとも20%以上がたるみを有しているこ
とが好ましい。かかる要件の中でも特に見掛上の
長さLは重要で、これが1mm以下になると微細な
捲縮例えばウーリー臭が現出し、充分な膨み効果
が期待できなくなる。 また、たるみを収縮消去するにはプレートヒー
ター又はスリツトヒーターの温度、処理時間も適
正範囲に維持する必要があるが、前者については
一般には130〜250℃、後者については0.01〜0.1
秒の範囲から適宜選ぶことができる。 かくして、たるみを消去した熱処理糸は捲取装
置に供給され、捲取られるが捲取装置としては図
に示したリング撚糸機の他、摩擦駆動されるボビ
ンを使用してもよく特に制約はない。 本発明により製造される潜在嵩高性マルチフイ
ラメント糸条は、冒頭に述べた如く、外観は通常
の未加工フイラメント糸と何等変りがないにも拘
らず、熱の作用により糸の断面及び長手方向に部
分収縮が生じ、糸全体として膨み、きしみ感が現
れるという特徴を有する。従つて、かかる特徴を
どの段階で得るかは最終製品を得る過程で任意に
設定すればよい。例えば糸段階でオーバーフイー
ドしつつ沸水中を通過せしめる方法、綛状態で沸
水処理する方法、更には編物、織物とした後精
練、染色仕上げ段階で収縮処理を施してもよい。
またフイラメント糸がポリエステルより成る場
合、これに公知のアルカリ減量処理を施すことに
より、繊維間空隙をより高めることも有用であ
る。 以上の如く、本発明によればマルチフイラメン
ト糸を構成する単繊維内及び単繊維間により鮮明
にして、斑のない熱収縮差を附与することができ
る。しかもその製造過程にあつては、たるみを附
与したフイラメント糸の張力下の熱収縮処理が必
須であることから高張力を必要とする高速加工に
も、糸がスムースに走行して旨く適合し得るばか
りでなく、糸の一次降伏点も改良される方向にあ
る。また、かかる糸は見掛上ストレートにして円
滑な表面を有しているので捲取時から編織物に至
る過程で糸の取扱い上、何等トラブル発生の懸念
がないという利点がある。しかも、編織物にとつ
て仕上げ、染色精練処理は不可欠であるが、これ
らの処理時に同時に糸を収縮させるだけで、均整
にしてしなやかで膨みのある絹様製品が提供され
るのである。 実施例 1 第8図に示した工程を利用し、第1表に示す条
件で加工を行い、得られた潜在嵩高性糸条を用い
て第2表に示す設計条件でパレス織物を製造す
る。次にこのパレス織物をデイヤニツクスイエロ
ーGR―E(C.l.デイスパーズイエロー60)染料
を用いて染色した際の、織物品位その他について
の評価結果を第3表に示す。 第1表(加工条件) (1) 未延伸糸5 ポリエチレンテレフタレート未
延伸糸143de/36fil(3角断
面) (2) 供給ローラー系8表面速度 170m/min (3) 延伸ローラー系9表面速度 500m/min (4) 延 伸 倍 率 2.933倍 (5) 延伸糸の沸水収縮率 6.7% (6) 引出しローラー系15表面速度 465m/min (7) 乱流ノズル 特公昭37―1175号公報第3図の
もの(圧空圧1Kg/cm2) (8) 乱流ノズル通過時の糸のオーバーフイード率
7% (9) プレートヒーター14 イ 温 度 200℃ ロ 有効加熱長 36cm (10) プレートヒーター14と引き出しローラー系
15の間の糸張力 0.06g/de (11) 捲取装置 リング撚糸機 (イ) スピンドル回転数 7000rpm (ロ) 張 力 0.16g/de (12) 乱流ノズル11通過後の延伸糸外観
たるみのみ認められる (イ) たるみのサイズ(平均)
H=0.7mm,L=6mm (ロ) たるみの密度 (平均) 5ケ/cm 第2表(織物設計及び仕上げ条件) (1) 糸 使 い 経S300t/m,緯S Z2000t/m (2) 筬 密 度 19.8羽/cmの2本入れ (3) 緯 密 度 39.6本/cm (4) リラツクス 連続精練機で95℃×10分 (5) プリセツト 180℃×45秒 (6) アルカリ減量 35g/,100℃ 減量率20.7% (7) 染 色 ユニエース(日本染色機械〓
製)で130℃×45分 (8) フアイナルセツト 160℃×45秒 (9) 仕上密度 経67.5本/cm,緯40本/cm
【表】
比較例 1
実施例1において、乱流ノズル11、ガイド群
12,12′,12″、バツフアー13及びプレー
トヒーター14を取り除き、代りに直径4.0cmの
180℃加熱ロールを設けて、延伸糸に瞬間熱処理
を施した。尚該ロールと引き出しローラー系15
との間の糸張力は0.001g/deであつた。この時
の工程安定性、熱処理糸の外観並びに熱処理糸を
実施例1と同様にして得た織物の性状について第
4表に示す。
12,12′,12″、バツフアー13及びプレー
トヒーター14を取り除き、代りに直径4.0cmの
180℃加熱ロールを設けて、延伸糸に瞬間熱処理
を施した。尚該ロールと引き出しローラー系15
との間の糸張力は0.001g/deであつた。この時
の工程安定性、熱処理糸の外観並びに熱処理糸を
実施例1と同様にして得た織物の性状について第
4表に示す。
【表】
上記の表から明らかなように、熱処理時に単繊
維を引きつらせて、ループ、たるみを形成して得
た触感、風合の良好なものは、製織性が悪い。一
方、ループ、たるみの少いものは製織性は良化す
るが工程安定性、風合が悪い。この製織性を改善
するため熱処理後のフイラメント糸を20g/de
の張力下、210℃に加熱したプレートヒーター
(有効接触長4cm)上を60m/minで走行させつ
つたるみ、ループを消去して、略ストレート状の
フイラメント糸とし、これより織物を得た。 この場合、製織性は通常フイラメント並に良好
に向上したが、沸水処理した織物は膨みに乏し
く、絹特有のきしみ、腰等が急激に低下している
ことが認められた。 比較例 2 実施例1において、特公昭34―8969号第8図の
乱流ノズル11通過時の延伸フイラメント糸のオ
ーバーフイード率を15%、圧空を5Kg/cm2とする
以外は同様の操作を行つた。乱流ノズル11から
取り出した糸にはクルノードループとたるみ乃至
張り出しが、前者が40%、後者が60%の割合で混
在していた。そして、プレートヒーター14上で
熱処理を受けた糸の表面には突起状物が10ケ/cm
で存在しており、風合、触感は粗硬感のあるハー
ドなものであつた。 実施例 2 第9図に示した工程を利用し、第5表に示す条
件で加工を行い、得られた潜在嵩高糸を用いて、
実施例1、第2表に示す条件でパレス織物を製造
した際の評価結果を第6表に示した。 第 5 表 (1) 未延伸17 ポリエチレンテレフタレート未
延伸糸143de/36fil(3角断面) (2) 供給ローラー系21表面速度 271m/min (3) 延伸ローラー系22の大径部表面速度
800m/min (4) 延 伸 倍 率 2.95 (5) 延伸糸の沸水収縮率 13% (6) 延伸ローラー系22の小径部表面速度
784m/min (7) 乱流ノズル24 特公昭37―1175号公報第3図
のもの 圧空圧 2Kg/cm2 (8) 乱流ノズル通過時の糸のオーバーフイード率
2% (9) スリツトヒーター27 温度 180℃ 有効加熱長 30cm (10) スリツトヒーター27と第1ガイド28の間
の糸張力 0.07g/de (11) 捲取装置30 リング撚糸機 スピンドル回転数 10000rpm 張 力 0.4g/de (12) 乱流ノズル24通過後の延伸糸外観
たるみのみ認められる たるみのサイズ(平均)H=0.9mm,L=11mm たるみの密度 (平均)8ケ/cm 第 6 表 工程安定性 断 糸 率 0.3%(n=1000) 捲 取 糸 1次降伏強度 2.6g/de 外 観 ほゞ直線状糸条 製 織 性 良 好 織 物 染斑(経筋) な し 触感、風合 ふくらみ大,ソフト感 ドレープ性 良 好 クリープテスト 0.3%
維を引きつらせて、ループ、たるみを形成して得
た触感、風合の良好なものは、製織性が悪い。一
方、ループ、たるみの少いものは製織性は良化す
るが工程安定性、風合が悪い。この製織性を改善
するため熱処理後のフイラメント糸を20g/de
の張力下、210℃に加熱したプレートヒーター
(有効接触長4cm)上を60m/minで走行させつ
つたるみ、ループを消去して、略ストレート状の
フイラメント糸とし、これより織物を得た。 この場合、製織性は通常フイラメント並に良好
に向上したが、沸水処理した織物は膨みに乏し
く、絹特有のきしみ、腰等が急激に低下している
ことが認められた。 比較例 2 実施例1において、特公昭34―8969号第8図の
乱流ノズル11通過時の延伸フイラメント糸のオ
ーバーフイード率を15%、圧空を5Kg/cm2とする
以外は同様の操作を行つた。乱流ノズル11から
取り出した糸にはクルノードループとたるみ乃至
張り出しが、前者が40%、後者が60%の割合で混
在していた。そして、プレートヒーター14上で
熱処理を受けた糸の表面には突起状物が10ケ/cm
で存在しており、風合、触感は粗硬感のあるハー
ドなものであつた。 実施例 2 第9図に示した工程を利用し、第5表に示す条
件で加工を行い、得られた潜在嵩高糸を用いて、
実施例1、第2表に示す条件でパレス織物を製造
した際の評価結果を第6表に示した。 第 5 表 (1) 未延伸17 ポリエチレンテレフタレート未
延伸糸143de/36fil(3角断面) (2) 供給ローラー系21表面速度 271m/min (3) 延伸ローラー系22の大径部表面速度
800m/min (4) 延 伸 倍 率 2.95 (5) 延伸糸の沸水収縮率 13% (6) 延伸ローラー系22の小径部表面速度
784m/min (7) 乱流ノズル24 特公昭37―1175号公報第3図
のもの 圧空圧 2Kg/cm2 (8) 乱流ノズル通過時の糸のオーバーフイード率
2% (9) スリツトヒーター27 温度 180℃ 有効加熱長 30cm (10) スリツトヒーター27と第1ガイド28の間
の糸張力 0.07g/de (11) 捲取装置30 リング撚糸機 スピンドル回転数 10000rpm 張 力 0.4g/de (12) 乱流ノズル24通過後の延伸糸外観
たるみのみ認められる たるみのサイズ(平均)H=0.9mm,L=11mm たるみの密度 (平均)8ケ/cm 第 6 表 工程安定性 断 糸 率 0.3%(n=1000) 捲 取 糸 1次降伏強度 2.6g/de 外 観 ほゞ直線状糸条 製 織 性 良 好 織 物 染斑(経筋) な し 触感、風合 ふくらみ大,ソフト感 ドレープ性 良 好 クリープテスト 0.3%
第1図はたるみ、張り出し部を有する熱可塑性
マルチフイラメント糸の外観図、第2図は同一糸
条内で生じる収縮差を説明するためのグラフ、第
3図は第1図の糸を緊張熱処理した後の外観図、
第4図は第3図の糸を構成する単繊維の拡大図、
第5図はクルノードループを有する熱可塑性マル
チフイラメント糸を緊張熱処理した後の外観図、
第6図は第3図の糸を沸水中でリラツクス処理し
た後の外観図、第7図はたるみ、張り出し部を間
歇的に有する熱可塑性マルチフイラメント糸の外
観図、第8、第9図は本発明の実施態様を示す略
線図、第10図は第1図または第7図の糸のたる
み、張り出しの大きさについての説明図である。
マルチフイラメント糸の外観図、第2図は同一糸
条内で生じる収縮差を説明するためのグラフ、第
3図は第1図の糸を緊張熱処理した後の外観図、
第4図は第3図の糸を構成する単繊維の拡大図、
第5図はクルノードループを有する熱可塑性マル
チフイラメント糸を緊張熱処理した後の外観図、
第6図は第3図の糸を沸水中でリラツクス処理し
た後の外観図、第7図はたるみ、張り出し部を間
歇的に有する熱可塑性マルチフイラメント糸の外
観図、第8、第9図は本発明の実施態様を示す略
線図、第10図は第1図または第7図の糸のたる
み、張り出しの大きさについての説明図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 糸表面に実質的にクルノードループがなく、
たるみ、張り出し部のみを有する熱可塑性マルチ
フイラメントの交絡糸条を0.02g/de以上で、前
記たるみ、張り出し部を変形消去させない張力下
で少くとも130℃以上の温度で熱処理することに
より、糸全体としては緊張熱処理を行いつつ、他
方たるみ、張り出し部のみを自由収縮させて消去
し、略直線状態とすることを特徴とする潜在嵩高
性マルチフイラメント糸条の製造法。 2 たるみ、張り出し部を流体交絡処理によつて
得る、特許請求の範囲第1項記載の潜在嵩高性マ
ルチフイラメント糸条の製造法。 3 交絡糸条が50ケ/m以上の交絡点を有する特
許請求の範囲第1項記載の潜在嵩高性マルチフイ
ラメント糸条の製造法。 4 送り出しローラーと該ローラーの表面速度よ
り低い速度で回転する引取ローラーの間に流体交
絡処理ノズル、熱処理ヒーターの順に設け、且つ
前記ノズルと熱処理ヒーターとの間には、糸条を
押圧しつつ屈曲走行させるガイドを設置し、流体
交絡処理ノズルによる処理ゾーンでは、糸条を弛
緩させ実質的にクルノードループを発生させず、
たるみ、張り出し部のみを糸条表面に形成させ、
熱処理ヒーターによる処理ゾーンでは、糸条を緊
張状態に保つようにしたことを特徴とする潜在嵩
高性マルチフイラメント糸条の製造装置。 5 送り出しローラーと引取ローラーとを段付ロ
ーラーで構成してなる特許請求の範囲第4項記載
の潜在嵩高性マルチフイラメント糸条の製造装
置。 6 熱処理ヒーターが非接触ヒーターである特許
請求の範囲第4項記載の潜在嵩高性マルチフイラ
メント糸条の製造装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5865878A JPS54151648A (en) | 1978-05-17 | 1978-05-17 | Method and apparatus for producing latent high bulk multifilament yarn |
| US06/039,476 US4244171A (en) | 1978-05-17 | 1979-05-16 | Bulkable filamentary yarn |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5865878A JPS54151648A (en) | 1978-05-17 | 1978-05-17 | Method and apparatus for producing latent high bulk multifilament yarn |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54151648A JPS54151648A (en) | 1979-11-29 |
| JPS6218652B2 true JPS6218652B2 (ja) | 1987-04-23 |
Family
ID=13090682
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5865878A Granted JPS54151648A (en) | 1978-05-17 | 1978-05-17 | Method and apparatus for producing latent high bulk multifilament yarn |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS54151648A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5728795A (en) * | 1980-07-09 | 1982-02-16 | Suntory Ltd | Method of pouring out beer |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5322583B2 (ja) * | 1974-01-23 | 1978-07-10 | ||
| JPS5288647A (en) * | 1976-01-19 | 1977-07-25 | Toray Industries | Manufacture of bulky yarn |
-
1978
- 1978-05-17 JP JP5865878A patent/JPS54151648A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54151648A (en) | 1979-11-29 |
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