JPS6220802B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6220802B2 JPS6220802B2 JP58028347A JP2834783A JPS6220802B2 JP S6220802 B2 JPS6220802 B2 JP S6220802B2 JP 58028347 A JP58028347 A JP 58028347A JP 2834783 A JP2834783 A JP 2834783A JP S6220802 B2 JPS6220802 B2 JP S6220802B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leather
- polyurethane elastomer
- shoes
- sheet material
- mainly composed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は外観の良好な人工皮革靴の作製方法に
関し、更に詳しくは皮革様シート物を甲皮として
靴を作製するに際して甲皮を木型に釣込んだのち
特殊なヒーターで熱固定することにより外観の良
好な靴を作製する方法に関するものである。
関し、更に詳しくは皮革様シート物を甲皮として
靴を作製するに際して甲皮を木型に釣込んだのち
特殊なヒーターで熱固定することにより外観の良
好な靴を作製する方法に関するものである。
従来より繊維質基材の上にポリウレタンエラス
トマーを主体とする重合体からなる多孔質およ
び/または非多孔質の表面層を設けたシート物
は、外観や風合等が天然皮革に酷似しているため
天然皮革の代替品として靴、鞄、ランドセル、ボ
ール、グローブ、衣料等に広く使用されている。
このうち皮革様シート物を靴に使用した場合に
は、防水性が良好であるので雨降りや雪降りの気
象条件下でも使用可能であること、あるいは靴に
付着した汚れを簡単に除去できること、さらには
軽いので使い易いこと等の利点を有している。し
かしながらこのような皮革様シート物から靴を作
製する場合には、皮革様シート物は大きな欠点を
有している。それは靴のトウやフエザーラインな
どの木型の再現性が天然皮革よりも悪いため形の
良い靴が得られにくいということである。この欠
点を改良するため、今までに繊維や重合体の種類
を変更したり、あるいは他の重合体を原料の一部
として添加したり、さらには皮革様シート物を融
点の低い重合体や可塑剤等で処理する等の方法を
用いて熱固定性を向上せしめ、その結果形の良い
靴を作製する方法が行なわれている。しかしこれ
らの方法では、熱固定性が十分改善されないのみ
ならず、低融点の物質が熱固定処理中に表面に融
出し外観が損われるという新たな問題が生じ、致
底満足できる方法ではない。
トマーを主体とする重合体からなる多孔質およ
び/または非多孔質の表面層を設けたシート物
は、外観や風合等が天然皮革に酷似しているため
天然皮革の代替品として靴、鞄、ランドセル、ボ
ール、グローブ、衣料等に広く使用されている。
このうち皮革様シート物を靴に使用した場合に
は、防水性が良好であるので雨降りや雪降りの気
象条件下でも使用可能であること、あるいは靴に
付着した汚れを簡単に除去できること、さらには
軽いので使い易いこと等の利点を有している。し
かしながらこのような皮革様シート物から靴を作
製する場合には、皮革様シート物は大きな欠点を
有している。それは靴のトウやフエザーラインな
どの木型の再現性が天然皮革よりも悪いため形の
良い靴が得られにくいということである。この欠
点を改良するため、今までに繊維や重合体の種類
を変更したり、あるいは他の重合体を原料の一部
として添加したり、さらには皮革様シート物を融
点の低い重合体や可塑剤等で処理する等の方法を
用いて熱固定性を向上せしめ、その結果形の良い
靴を作製する方法が行なわれている。しかしこれ
らの方法では、熱固定性が十分改善されないのみ
ならず、低融点の物質が熱固定処理中に表面に融
出し外観が損われるという新たな問題が生じ、致
底満足できる方法ではない。
本発明者等は皮革様シート物から形の良い靴を
作製する方法について皮革様シート物の製造から
靴の作製に至るまでの広範囲な全工程について検
討した結果、木型釣込後の熱固定処理に遠赤外線
ヒーターを使用することにより、従来法よりも熱
固定性が大巾に向上し、天然皮革と同じように形
の良い靴が得られることを見出した。
作製する方法について皮革様シート物の製造から
靴の作製に至るまでの広範囲な全工程について検
討した結果、木型釣込後の熱固定処理に遠赤外線
ヒーターを使用することにより、従来法よりも熱
固定性が大巾に向上し、天然皮革と同じように形
の良い靴が得られることを見出した。
以下本発明方法に用いられる皮革様シート物に
ついて、また靴の作製方法について詳しく説明す
る。
ついて、また靴の作製方法について詳しく説明す
る。
まず本発明の皮革様シート物は主として繊維質
基材とポリウレタンエラストマーを主体とする重
合体被覆層とよりなるものである。繊維質基材と
は、繊維集合体または繊維集合体とその内部に含
浸された弾性重合体からなる。繊維集合体とは繊
維を不織布、織布、編布などの形状にしたものの
ことであり、これらに用いられる繊維としては木
綿、麻、羊毛、レーヨン、アセテート等の天然、
再生あるいは半合成繊維をはじめ、ナイロン、ポ
リエステル、ポリアクリロニトリル、ビニロン、
ポリオレフイン等の単独紡糸繊維あるいはこれら
の混合または複合紡糸繊維等があげられる。混合
紡糸繊維あるいは複合紡糸繊維を用いる場合に
は、皮革様シート物を製造する工程の途中におい
て繊維を構成している一成分を抽出除去するか或
は繊維を構成している各成分に分割処理して繊維
を極細繊維集合体繊維あるいは多孔配列体繊維に
変えるのが好ましい。繊維集合体の内部に含浸さ
せる弾性重合体としては、一般の合成皮革や人工
皮革等に用いられる物であればいずれも使用可能
であり、たとえば天然ゴム、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体、メチルメタアクリレート−ブタジエン共重
合体、ポリ塩化ビニル、ポリウレタンエラストマ
ー、その他の合成ゴムあるいはこれらの混合物が
あげられる。さらにはこれらの弾性重合体に他の
重合体を混合したものでもよい。これらの弾性重
合体が繊維集合体に含浸される際の形態はエマル
ジヨンであつてもまた溶液の状態であつてもよ
い。また皮革様シート物の反撥弾性を適度に低下
させて皮革様シート物に天然皮革に類似した風合
を付与するためには繊維集合体に含浸されている
弾性重合体は多孔質状態であるのが好ましい。
基材とポリウレタンエラストマーを主体とする重
合体被覆層とよりなるものである。繊維質基材と
は、繊維集合体または繊維集合体とその内部に含
浸された弾性重合体からなる。繊維集合体とは繊
維を不織布、織布、編布などの形状にしたものの
ことであり、これらに用いられる繊維としては木
綿、麻、羊毛、レーヨン、アセテート等の天然、
再生あるいは半合成繊維をはじめ、ナイロン、ポ
リエステル、ポリアクリロニトリル、ビニロン、
ポリオレフイン等の単独紡糸繊維あるいはこれら
の混合または複合紡糸繊維等があげられる。混合
紡糸繊維あるいは複合紡糸繊維を用いる場合に
は、皮革様シート物を製造する工程の途中におい
て繊維を構成している一成分を抽出除去するか或
は繊維を構成している各成分に分割処理して繊維
を極細繊維集合体繊維あるいは多孔配列体繊維に
変えるのが好ましい。繊維集合体の内部に含浸さ
せる弾性重合体としては、一般の合成皮革や人工
皮革等に用いられる物であればいずれも使用可能
であり、たとえば天然ゴム、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体、メチルメタアクリレート−ブタジエン共重
合体、ポリ塩化ビニル、ポリウレタンエラストマ
ー、その他の合成ゴムあるいはこれらの混合物が
あげられる。さらにはこれらの弾性重合体に他の
重合体を混合したものでもよい。これらの弾性重
合体が繊維集合体に含浸される際の形態はエマル
ジヨンであつてもまた溶液の状態であつてもよ
い。また皮革様シート物の反撥弾性を適度に低下
させて皮革様シート物に天然皮革に類似した風合
を付与するためには繊維集合体に含浸されている
弾性重合体は多孔質状態であるのが好ましい。
本発明において、繊維質基材の片面または両面
にはポリウレタンエラストマーを主体とする重合
体からなる多孔質および/または非多孔質の表面
層が形成されている。この表面層は天然皮革の銀
面に相当するものであり、風合、折れしぼ、物性
等の点からポリウレタンエラストマーを主体とす
る重合体からなる多孔質層の上にポリウレタンエ
ラストマーを主体とする重合体からなる非多孔質
表面層を設けた多層構造が好ましい。ポリウレタ
ンエラストマーを主体とする重合体とは、ポリウ
レタンエラストマー自体またはこれと他の重合体
の混合物のことである。ポリウレタンエラストマ
ーはポリエステルジオール、ポリエーテルジオー
ル、ポリエステル、ポリエーテルジオール等の高
分子ジオールの一種または二種以上と、有機ポリ
イソシアネート好ましくは芳香族系または脂肪族
系のジイソシアネートの一種または二種以上と、
低分子ジオールや低分子ジアミン等の活性水素原
子を二個有する鎖伸長剤から主として重合したも
のである。ポリウレタンエラストマーと併用でき
る重合体としてはポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリメチルメタアクリレート、セルロース誘
導体、ポリカーボネート、ポリアクリロニトリ
ル、天然または合成ゴム等があげられる。またこ
れら重合体中には必要に応じて充填材、着色剤、
各種安定剤などが添加されていてもよい。皮革様
シート物の表面には必要に応じ任意の形押しがな
されている。
にはポリウレタンエラストマーを主体とする重合
体からなる多孔質および/または非多孔質の表面
層が形成されている。この表面層は天然皮革の銀
面に相当するものであり、風合、折れしぼ、物性
等の点からポリウレタンエラストマーを主体とす
る重合体からなる多孔質層の上にポリウレタンエ
ラストマーを主体とする重合体からなる非多孔質
表面層を設けた多層構造が好ましい。ポリウレタ
ンエラストマーを主体とする重合体とは、ポリウ
レタンエラストマー自体またはこれと他の重合体
の混合物のことである。ポリウレタンエラストマ
ーはポリエステルジオール、ポリエーテルジオー
ル、ポリエステル、ポリエーテルジオール等の高
分子ジオールの一種または二種以上と、有機ポリ
イソシアネート好ましくは芳香族系または脂肪族
系のジイソシアネートの一種または二種以上と、
低分子ジオールや低分子ジアミン等の活性水素原
子を二個有する鎖伸長剤から主として重合したも
のである。ポリウレタンエラストマーと併用でき
る重合体としてはポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリメチルメタアクリレート、セルロース誘
導体、ポリカーボネート、ポリアクリロニトリ
ル、天然または合成ゴム等があげられる。またこ
れら重合体中には必要に応じて充填材、着色剤、
各種安定剤などが添加されていてもよい。皮革様
シート物の表面には必要に応じ任意の形押しがな
されている。
以上の如くして得られる皮革様シート物を次い
で靴の甲皮として使用するために希望の形と大き
さに裁断し、縫製を行なう。皮革様シート物のこ
れらの作業は天然皮革と同じような方法でできる
が、天然皮革よりも均質であるため裁断の時の歩
留まりが良い。縫製后の甲皮は希望の木型に釣込
み、熱固定を行なつたのち、木底付け、木型抜き
を順次実施する。靴の形が靴の商品価値を左右す
る重要な条件であるが、希望する形を得るために
は木型釣込み后の熱固定が良好であり、その結果
木型抜き后においても木型の再現性が良好である
ことが必要である。熱固定が不良で木型再現性が
悪い場合には、収縮、つまりやせを生じ、望みの
靴の形が得られないばかりか、極端な時には先芯
の端部分に段落ちを生じる。従来の熱固定処理は
蒸気中であるいは電熱等で加熱した空気中で行な
われているが、この方法では皮革様シート物の熱
伝導が悪いため皮革様シート物の裏面、つまり床
の温度が上りにくく、そのため熱固定すなわち木
型の再現性が悪いという欠点があつた。また従来
法では、熱固定を良くするために熱固定処理温度
を高くすると甲皮にモロ(表面の凹凸)や面荒れ
が発生したり、ひどい場合には艶や色変化も起こ
つていた。
で靴の甲皮として使用するために希望の形と大き
さに裁断し、縫製を行なう。皮革様シート物のこ
れらの作業は天然皮革と同じような方法でできる
が、天然皮革よりも均質であるため裁断の時の歩
留まりが良い。縫製后の甲皮は希望の木型に釣込
み、熱固定を行なつたのち、木底付け、木型抜き
を順次実施する。靴の形が靴の商品価値を左右す
る重要な条件であるが、希望する形を得るために
は木型釣込み后の熱固定が良好であり、その結果
木型抜き后においても木型の再現性が良好である
ことが必要である。熱固定が不良で木型再現性が
悪い場合には、収縮、つまりやせを生じ、望みの
靴の形が得られないばかりか、極端な時には先芯
の端部分に段落ちを生じる。従来の熱固定処理は
蒸気中であるいは電熱等で加熱した空気中で行な
われているが、この方法では皮革様シート物の熱
伝導が悪いため皮革様シート物の裏面、つまり床
の温度が上りにくく、そのため熱固定すなわち木
型の再現性が悪いという欠点があつた。また従来
法では、熱固定を良くするために熱固定処理温度
を高くすると甲皮にモロ(表面の凹凸)や面荒れ
が発生したり、ひどい場合には艶や色変化も起こ
つていた。
本発明は熱固定処理に遠赤外線ヒーターを用い
るもので、これにより前記のような従来法の欠点
が完全に解消できる。該遠赤外線ヒーターとして
は波長1〜10μの遠赤外線が有効で、特に3〜5
μが良好である。遠赤外線ヒーターは皮革様シー
ト物の裏面まで速やかに加熱できるのみならず、
放射効率が高くかつ温度上昇が速いので熱固定の
所要時間を短縮したり機械装置を小形化すること
もできるし、さらに光色温度が低いので皮革様シ
ート物の色に関係なく有効である等の利点を有し
ている。該遠赤外線ヒーターの代りに赤外線ヒー
ターを使用することも考えられるが、この場合に
は皮革様シート物の色により加熱効率つまり熱固
定効果が大きく異なり、例えば黒色にはかなり有
効であるが白色にはほとんど効果がないと云う欠
点のほかに、光エネルギーとして消費され損失す
る割合が高いため熱エネルギーとして効率よく利
用されないことや作業者の目を疲労させやすい等
の欠点を有している。遠赤外線ヒーターは、発熱
体と反射板とからなり、放射線が皮革様シート物
に均等に放射されるように両者を組合せることが
本装置を設計する上で大切である。
るもので、これにより前記のような従来法の欠点
が完全に解消できる。該遠赤外線ヒーターとして
は波長1〜10μの遠赤外線が有効で、特に3〜5
μが良好である。遠赤外線ヒーターは皮革様シー
ト物の裏面まで速やかに加熱できるのみならず、
放射効率が高くかつ温度上昇が速いので熱固定の
所要時間を短縮したり機械装置を小形化すること
もできるし、さらに光色温度が低いので皮革様シ
ート物の色に関係なく有効である等の利点を有し
ている。該遠赤外線ヒーターの代りに赤外線ヒー
ターを使用することも考えられるが、この場合に
は皮革様シート物の色により加熱効率つまり熱固
定効果が大きく異なり、例えば黒色にはかなり有
効であるが白色にはほとんど効果がないと云う欠
点のほかに、光エネルギーとして消費され損失す
る割合が高いため熱エネルギーとして効率よく利
用されないことや作業者の目を疲労させやすい等
の欠点を有している。遠赤外線ヒーターは、発熱
体と反射板とからなり、放射線が皮革様シート物
に均等に放射されるように両者を組合せることが
本装置を設計する上で大切である。
以下本発明を具体的に実施例を挙げて説明す
る。
る。
実施例 1
ナイロン繊維よりなる不織布に、エステル系ポ
リウレタンエラストマーを主体としカーボンブラ
ツクを添加した重合体溶液を含浸し、この上に同
じ重合体溶液を塗布したのち、これを重合体溶液
に使用の溶剤と水の混合液に浸漬して湿式凝固し
てから脱溶剤及び乾燥を行ない多孔質基体〔〕
を製造した。次いでこの多孔質基体〔〕に、前
記と同じポリウレタンエラストマーを主体とする
重合体とカーボンブラツクを含む仕上用インクを
塗布し、乾燥后粗地生模様の形押しをして皮革様
シート物〔〕を得た。一方重合体溶液としてカ
ーボンブラツクの代りに酸化チタンを用いる以外
は前記と全く同じようにして多孔質基体〔〕を
製造し、さらに仕上用インクとしてカーボンブラ
ツクの代りに酸化チタンを用いる以外は前記と全
く同じようにして皮革様シート物〔〕を得た。
リウレタンエラストマーを主体としカーボンブラ
ツクを添加した重合体溶液を含浸し、この上に同
じ重合体溶液を塗布したのち、これを重合体溶液
に使用の溶剤と水の混合液に浸漬して湿式凝固し
てから脱溶剤及び乾燥を行ない多孔質基体〔〕
を製造した。次いでこの多孔質基体〔〕に、前
記と同じポリウレタンエラストマーを主体とする
重合体とカーボンブラツクを含む仕上用インクを
塗布し、乾燥后粗地生模様の形押しをして皮革様
シート物〔〕を得た。一方重合体溶液としてカ
ーボンブラツクの代りに酸化チタンを用いる以外
は前記と全く同じようにして多孔質基体〔〕を
製造し、さらに仕上用インクとしてカーボンブラ
ツクの代りに酸化チタンを用いる以外は前記と全
く同じようにして皮革様シート物〔〕を得た。
これら二種の皮革様シート物を甲皮に使用して
紳士靴を作製するため裁断および縫製したのち、
甲皮のトウ部分が15%伸長するよう木型に釣込ん
だ。さらにこれらを、被加熱物表面に均等に放射
できるように反射板を設けた遠赤外ヒーター(定
格:単相200V、2.6KWの発熱体3本、ピーク波
長3.5μ)の下に置き、160Vで1分と120V3分の
計4分間の熱固定処理を行なつた。この時の甲皮
の表面温度と裏面温度は、皮革様シート物〔〕
は149℃と132℃で、一方皮革様シート物〔〕は
146℃と124℃であり、さらにこれらを冷却后、本
底と接着してから木型を抜き、熱固定率を測定し
た結果、皮革様シート物〔〕は61%、皮革様シ
ート物〔〕は58%であつた。なお本発明で云う
熱固定率とは、100×(木型抜き后長さ−元の長
さ)/(木型釣込后長さ−元の長さ)で得られる
値のことであり、ここで云う長さは、靴の甲皮の
長さ方向および幅方向の長さを測定して得られた
値の平均値を意味している。このように両方の靴
とも熱固定率が高いので先芯の端部分の段落ちが
なくて、よく木型が再現しており、靴の形が良好
であつた。
紳士靴を作製するため裁断および縫製したのち、
甲皮のトウ部分が15%伸長するよう木型に釣込ん
だ。さらにこれらを、被加熱物表面に均等に放射
できるように反射板を設けた遠赤外ヒーター(定
格:単相200V、2.6KWの発熱体3本、ピーク波
長3.5μ)の下に置き、160Vで1分と120V3分の
計4分間の熱固定処理を行なつた。この時の甲皮
の表面温度と裏面温度は、皮革様シート物〔〕
は149℃と132℃で、一方皮革様シート物〔〕は
146℃と124℃であり、さらにこれらを冷却后、本
底と接着してから木型を抜き、熱固定率を測定し
た結果、皮革様シート物〔〕は61%、皮革様シ
ート物〔〕は58%であつた。なお本発明で云う
熱固定率とは、100×(木型抜き后長さ−元の長
さ)/(木型釣込后長さ−元の長さ)で得られる
値のことであり、ここで云う長さは、靴の甲皮の
長さ方向および幅方向の長さを測定して得られた
値の平均値を意味している。このように両方の靴
とも熱固定率が高いので先芯の端部分の段落ちが
なくて、よく木型が再現しており、靴の形が良好
であつた。
一方、前記と同様にして皮革様シート物を木型
に釣込み、従来の熱風加熱法で140℃15分間熱固
定処理してから、本底との接着および木型抜きを
前記と同じようにして熱固定率を測定したとこ
ろ、皮革様シート物〔〕は46%、皮革様シート
物〔〕は42%であつた。これらの靴は前記の遠
赤外線ヒーターで熱固定処理をした靴より熱固定
性が低く、やせが大きいので先芯の端部分の段落
ちがかなり大きく、靴の形もあまり良くなかつ
た。また遠赤外線ヒーターを用いた靴は甲皮のフ
ラツト性も良好で商品価値も高かつたが、従来の
熱風加熱法により得た靴はモロ(甲皮表面の凹
凸)や面荒れが目立ち、外観が良くなかつた。
に釣込み、従来の熱風加熱法で140℃15分間熱固
定処理してから、本底との接着および木型抜きを
前記と同じようにして熱固定率を測定したとこ
ろ、皮革様シート物〔〕は46%、皮革様シート
物〔〕は42%であつた。これらの靴は前記の遠
赤外線ヒーターで熱固定処理をした靴より熱固定
性が低く、やせが大きいので先芯の端部分の段落
ちがかなり大きく、靴の形もあまり良くなかつ
た。また遠赤外線ヒーターを用いた靴は甲皮のフ
ラツト性も良好で商品価値も高かつたが、従来の
熱風加熱法により得た靴はモロ(甲皮表面の凹
凸)や面荒れが目立ち、外観が良くなかつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 繊維質基材とポリウレタンエラストマーを主
体とする重合体被覆層とよりなる皮革様シート物
を甲皮として靴を作製するに際して、甲皮を木型
に釣込んだのち遠赤外線ヒーターで熱固定処理を
行なうことを特徴とする外観の良好な靴の作製方
法。 2 皮革様シート物が、不織布に多孔質のポリウ
レタンエラストマーを主体とする重合体を充填し
た繊維質基材に、多孔質のポリウレタンエラスト
マーを主体とする重合体の被覆層と非多孔質のポ
リウレタンエラストマーを主体とする重合体の仕
上層を順次積層したものである特許請求の範囲第
1項記載の作製方法。 3 遠赤外線ヒーターとして波長1〜10μの遠赤
外線を使用する特許請求の範囲第1項または第2
項記載の作製方法。 4 遠赤外線ヒーターが発熱体と反射板を組合せ
たものである特許請求の範囲第1〜3項のいずれ
かに記載の作製方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58028347A JPS59155205A (ja) | 1983-02-21 | 1983-02-21 | 靴の作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58028347A JPS59155205A (ja) | 1983-02-21 | 1983-02-21 | 靴の作製方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59155205A JPS59155205A (ja) | 1984-09-04 |
| JPS6220802B2 true JPS6220802B2 (ja) | 1987-05-08 |
Family
ID=12246064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58028347A Granted JPS59155205A (ja) | 1983-02-21 | 1983-02-21 | 靴の作製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59155205A (ja) |
-
1983
- 1983-02-21 JP JP58028347A patent/JPS59155205A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59155205A (ja) | 1984-09-04 |
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