JPS6232258B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6232258B2 JPS6232258B2 JP11943684A JP11943684A JPS6232258B2 JP S6232258 B2 JPS6232258 B2 JP S6232258B2 JP 11943684 A JP11943684 A JP 11943684A JP 11943684 A JP11943684 A JP 11943684A JP S6232258 B2 JPS6232258 B2 JP S6232258B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amorphous silicon
- less
- cutting
- content
- aluminum alloy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明はアモルフアスシリコン蒸着性に優れた
感光ドラム用アルミニウム合金に関し、さらに詳
しくは、Al―Mg―Si合金にZnを微量含有させる
ことにより、不純物含有量の規制をゆるくするこ
とができ、かつ、精密切削時の表面仕上り性およ
びアモルフアスシリコンの蒸着性を改善した感光
ドラム用のアルミニウム合金に関する。 [従来技術] 従来において、電子写真用感光体の光導電材料
としては、Se、CdS、ZnO、有機感光体(OPC)
等が、その特性、用途を考慮して使用されてきて
いるが、近年になつて、アモルフアスシリコンの
使用が注目されるようになつてきた。 その理由は、このアモルフアスシリコンは従来
材に比較して、耐熱性、耐摩耗性、環境汚染性等
において優れた特性を有しているからでかる。 しかしながら、アモルフアスシリコンは成膜速
度が遅いこと等の理由から、蒸着膜厚が15〜20μ
mと従来のSe、CdS等の40〜70μmに比較して薄
く、また、アモルフアスシリコンの表面硬度が高
いために基盤の影響を受け易く、従来の基盤より
さらに高精度の表面が要求されるようになつてき
ている。 即ち、例えば、幾何学的な表面粗さは従来より
1段高い精度が必要であり、一つの目標として
Rmax=0.05μmの表面仕上りが要求され、ま
た、切削時に基盤表面に形成される加工変質層も
膜特性に影響するとして、その程度の低いことが
要求される。このため、通常の切削では満足する
表面が得られないため、天然ダイアモンド工具を
使用して特殊な精密旋盤により鏡面を得ているの
が現状である。 また、基盤材料としては従来より、一般にアル
ミニウム合金が使用されており、主に、JIS3003
およびJISA6063合金が多用されてきているが、
これらの材料においては、マトリツクス中に微細
に分散した多数の金属間化合物が存在し、このた
め、切削時の表面粗さを充分満足することが困難
であつた。 また、アモルフアスシリコン蒸着用感光ドラム
用のアルミニウム合金としては、いままでは、不
純物含有量を極端に規制したAl―Mg―Si合金
(例えば、99.99wt%AlをベースとしたJISA6063
合金)を用いられていたが、高純度地金のために
素材コストが極めて高いという欠点があつた。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記に説明したような、従来使用され
てきている感光ドラム用のアルミニウム合金の欠
点および問題点を解消すべくなされたものであ
り、アモルフアスシリコンの蒸着性に極めて優
れ、かつ、表面仕上り性に優れている、アモルフ
アスシリコン蒸着性に優れた感光ドラム用アルミ
ニウム合金を提供することにある。 [問題点を解決するための手段] 本発明に係るアモルフアスシリコン蒸着性に優
れた感光ドラム用アルミニウム合金の特徴とする
ところは、 Si0.2〜1.0wt%(0.2wt%、1.0wt%を含ま
ず)、 Mg0.1〜1.5wt%(1.5wt%を含まず)、 Zn0.05〜1.0wt%(1.0wt%を含まず) を含有し、不純物として、 Fe0.35wt%以下、Mn0.10wt%以下、 Cr0.10wt%以下 に規制し、残部Alよりなることにある。 本発明に係るアモルフアスシリコン蒸着性に優
れた感光ドラム用アルミニウム合金について詳細
に説明する。 先ず、本発明に係るアモルフアスシリコン蒸着
性に優れた感光ドラム用アルミニウム合金の含有
成分および成分割合について説明する。 Si、Mgは強度を向上させるための必須の元素
であり、切削加工時の撓み等による寸法精度等不
良防止に必要な強度を付与するものであり、Si含
有量が0.2wt%未満、Mg含有量が0.1wt%未満で
はこの効果が充分ではなく、また、Si1.0wt%、
Mg1.5wt%を夫々越えて含有されると、Mg2Siの
晶出物を作り易くなるため切削面精度Rmax5/
100μm以下を満足することができない。よつ
て、Si含有量は0.2〜1.0wt%(0.2wt%、1.0wt%
を含まず)、Mg含有量は0.1〜1.5wt%(1.5wt%
を含まず)とする。 Znは低融点金属であり、切削時に潤滑効果に
より表面仕上り性を改善する効果が著しく、か
つ、工具のチツピングを起り難くする元素であ
り、含有量が0.05wt%未満ではこの効果が充分で
なく、また、1.0wt%を越えて含有されると耐蝕
性を劣化させる。よつて、Zn含有量は0.05〜
1.0wt%(1.0wt%は含まず)とする。 Fe、Mn、Crは結晶粒微細化のために含有させ
ることがあるが、含有量がFe0.35wt%、
Mn0.10wt%、Cr0.10wt%を夫々越えると
Al7Cr、Al―Fe系、Al6(MnFe)等の晶出物の量
および寸法共に大きくなり切削面精度を悪化させ
る。よつて、Fe含有量0.35wt%以下、Mn含有量
0.10wt%以下、Cr含有量0.10wt%以下に規制す
る必要がある。 上記の含有成分以外に、鋳塊の結晶粒微細化の
ためにTiを0.03wt%以下含有させることは許容
される。 [実施例] 次に、本発明に係るアモルフアスシリコン蒸着
性に優れた感光ドラム用アルミニウム合金の実施
例を説明する。 実施例 第1表に示す含有成分および成分割合のアルミ
ニウム合金を常法に従つて溶解し、200φの鋳塊
に鋳造し、520℃の温度で4時間の均熱処理を行
なつた後、押出および抽伸加工により直径123
mm、肉厚4.8mmの管を作成し供試材とした。 ◎切削条件は次の通りである。 (1) 粗切削(NC旋盤) 工具:焼結ダイアモンド工具(市販品) 切削速度:600m/min 切込:0.25mm 送り:0.1mm/rev (2) 仕上切削(超精密旋盤) 工具:天然ダイアモンド製工具(市販品) 切削速度:600m/min 切込:0.015mm 送り:0.03mm/rev 切削した全長300mmの製品の中央部で表面粗さ
計により最大粗さ(Rmax)を求めてその結果を
第1表に示す。 切削した後アモルフアスシリコンの蒸着を行な
いテープテストにより蒸着性を判定した結果を第
1表に示す。 この第1表から、本発明に係るアモルフアスシ
リコン蒸着性に優れた感光ドラム用アルミニウム
合金は、切削表面仕上り精度Rmax0.05μm以下
を容易に得ることができ、さらに、切削後のアモ
ルフアスシリコン蒸着性についても、テープテス
トの結果剥離せず優れた蒸着性が得られた。
感光ドラム用アルミニウム合金に関し、さらに詳
しくは、Al―Mg―Si合金にZnを微量含有させる
ことにより、不純物含有量の規制をゆるくするこ
とができ、かつ、精密切削時の表面仕上り性およ
びアモルフアスシリコンの蒸着性を改善した感光
ドラム用のアルミニウム合金に関する。 [従来技術] 従来において、電子写真用感光体の光導電材料
としては、Se、CdS、ZnO、有機感光体(OPC)
等が、その特性、用途を考慮して使用されてきて
いるが、近年になつて、アモルフアスシリコンの
使用が注目されるようになつてきた。 その理由は、このアモルフアスシリコンは従来
材に比較して、耐熱性、耐摩耗性、環境汚染性等
において優れた特性を有しているからでかる。 しかしながら、アモルフアスシリコンは成膜速
度が遅いこと等の理由から、蒸着膜厚が15〜20μ
mと従来のSe、CdS等の40〜70μmに比較して薄
く、また、アモルフアスシリコンの表面硬度が高
いために基盤の影響を受け易く、従来の基盤より
さらに高精度の表面が要求されるようになつてき
ている。 即ち、例えば、幾何学的な表面粗さは従来より
1段高い精度が必要であり、一つの目標として
Rmax=0.05μmの表面仕上りが要求され、ま
た、切削時に基盤表面に形成される加工変質層も
膜特性に影響するとして、その程度の低いことが
要求される。このため、通常の切削では満足する
表面が得られないため、天然ダイアモンド工具を
使用して特殊な精密旋盤により鏡面を得ているの
が現状である。 また、基盤材料としては従来より、一般にアル
ミニウム合金が使用されており、主に、JIS3003
およびJISA6063合金が多用されてきているが、
これらの材料においては、マトリツクス中に微細
に分散した多数の金属間化合物が存在し、このた
め、切削時の表面粗さを充分満足することが困難
であつた。 また、アモルフアスシリコン蒸着用感光ドラム
用のアルミニウム合金としては、いままでは、不
純物含有量を極端に規制したAl―Mg―Si合金
(例えば、99.99wt%AlをベースとしたJISA6063
合金)を用いられていたが、高純度地金のために
素材コストが極めて高いという欠点があつた。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記に説明したような、従来使用され
てきている感光ドラム用のアルミニウム合金の欠
点および問題点を解消すべくなされたものであ
り、アモルフアスシリコンの蒸着性に極めて優
れ、かつ、表面仕上り性に優れている、アモルフ
アスシリコン蒸着性に優れた感光ドラム用アルミ
ニウム合金を提供することにある。 [問題点を解決するための手段] 本発明に係るアモルフアスシリコン蒸着性に優
れた感光ドラム用アルミニウム合金の特徴とする
ところは、 Si0.2〜1.0wt%(0.2wt%、1.0wt%を含ま
ず)、 Mg0.1〜1.5wt%(1.5wt%を含まず)、 Zn0.05〜1.0wt%(1.0wt%を含まず) を含有し、不純物として、 Fe0.35wt%以下、Mn0.10wt%以下、 Cr0.10wt%以下 に規制し、残部Alよりなることにある。 本発明に係るアモルフアスシリコン蒸着性に優
れた感光ドラム用アルミニウム合金について詳細
に説明する。 先ず、本発明に係るアモルフアスシリコン蒸着
性に優れた感光ドラム用アルミニウム合金の含有
成分および成分割合について説明する。 Si、Mgは強度を向上させるための必須の元素
であり、切削加工時の撓み等による寸法精度等不
良防止に必要な強度を付与するものであり、Si含
有量が0.2wt%未満、Mg含有量が0.1wt%未満で
はこの効果が充分ではなく、また、Si1.0wt%、
Mg1.5wt%を夫々越えて含有されると、Mg2Siの
晶出物を作り易くなるため切削面精度Rmax5/
100μm以下を満足することができない。よつ
て、Si含有量は0.2〜1.0wt%(0.2wt%、1.0wt%
を含まず)、Mg含有量は0.1〜1.5wt%(1.5wt%
を含まず)とする。 Znは低融点金属であり、切削時に潤滑効果に
より表面仕上り性を改善する効果が著しく、か
つ、工具のチツピングを起り難くする元素であ
り、含有量が0.05wt%未満ではこの効果が充分で
なく、また、1.0wt%を越えて含有されると耐蝕
性を劣化させる。よつて、Zn含有量は0.05〜
1.0wt%(1.0wt%は含まず)とする。 Fe、Mn、Crは結晶粒微細化のために含有させ
ることがあるが、含有量がFe0.35wt%、
Mn0.10wt%、Cr0.10wt%を夫々越えると
Al7Cr、Al―Fe系、Al6(MnFe)等の晶出物の量
および寸法共に大きくなり切削面精度を悪化させ
る。よつて、Fe含有量0.35wt%以下、Mn含有量
0.10wt%以下、Cr含有量0.10wt%以下に規制す
る必要がある。 上記の含有成分以外に、鋳塊の結晶粒微細化の
ためにTiを0.03wt%以下含有させることは許容
される。 [実施例] 次に、本発明に係るアモルフアスシリコン蒸着
性に優れた感光ドラム用アルミニウム合金の実施
例を説明する。 実施例 第1表に示す含有成分および成分割合のアルミ
ニウム合金を常法に従つて溶解し、200φの鋳塊
に鋳造し、520℃の温度で4時間の均熱処理を行
なつた後、押出および抽伸加工により直径123
mm、肉厚4.8mmの管を作成し供試材とした。 ◎切削条件は次の通りである。 (1) 粗切削(NC旋盤) 工具:焼結ダイアモンド工具(市販品) 切削速度:600m/min 切込:0.25mm 送り:0.1mm/rev (2) 仕上切削(超精密旋盤) 工具:天然ダイアモンド製工具(市販品) 切削速度:600m/min 切込:0.015mm 送り:0.03mm/rev 切削した全長300mmの製品の中央部で表面粗さ
計により最大粗さ(Rmax)を求めてその結果を
第1表に示す。 切削した後アモルフアスシリコンの蒸着を行な
いテープテストにより蒸着性を判定した結果を第
1表に示す。 この第1表から、本発明に係るアモルフアスシ
リコン蒸着性に優れた感光ドラム用アルミニウム
合金は、切削表面仕上り精度Rmax0.05μm以下
を容易に得ることができ、さらに、切削後のアモ
ルフアスシリコン蒸着性についても、テープテス
トの結果剥離せず優れた蒸着性が得られた。
【表】
[発明の効果]
以上説明したように、本発明に係るアモルフア
スシリコン蒸着性に優れた感光ドラム用アルミニ
ウム合金は上記の構成を有しているものであるか
ら、精密切削時の表面仕上り性が極めて良好であ
り、かつ、アモルフアスシリコン蒸着性が極めて
優れている感光ドラム用のアルミニウム合金であ
る。
スシリコン蒸着性に優れた感光ドラム用アルミニ
ウム合金は上記の構成を有しているものであるか
ら、精密切削時の表面仕上り性が極めて良好であ
り、かつ、アモルフアスシリコン蒸着性が極めて
優れている感光ドラム用のアルミニウム合金であ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Si0.2〜1.0wt%(0.2wt%、1.0wt%を含ま
ず)、 Mg0.1〜1.5wt%(1.5wt%を含まず)、 Zn0.05〜1.0wt%(1.0wt%を含まず) を含有し、不純物として、 Fe0.35wt%以下、Mn0.10wt%以下、 Cr0.10wt%以下 に規制し、残部Alよりなることを特徴とするア
モルフアスシリコン蒸着性に優れた感光ドラム用
アルミニウム合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11943684A JPS60262937A (ja) | 1984-06-11 | 1984-06-11 | アモルフアスシリコン蒸着性に優れた感光ドラム用アルミニウム合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11943684A JPS60262937A (ja) | 1984-06-11 | 1984-06-11 | アモルフアスシリコン蒸着性に優れた感光ドラム用アルミニウム合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60262937A JPS60262937A (ja) | 1985-12-26 |
| JPS6232258B2 true JPS6232258B2 (ja) | 1987-07-14 |
Family
ID=14761371
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11943684A Granted JPS60262937A (ja) | 1984-06-11 | 1984-06-11 | アモルフアスシリコン蒸着性に優れた感光ドラム用アルミニウム合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60262937A (ja) |
-
1984
- 1984-06-11 JP JP11943684A patent/JPS60262937A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60262937A (ja) | 1985-12-26 |
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