JPS6235424B2 - - Google Patents

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JPS6235424B2
JPS6235424B2 JP5594480A JP5594480A JPS6235424B2 JP S6235424 B2 JPS6235424 B2 JP S6235424B2 JP 5594480 A JP5594480 A JP 5594480A JP 5594480 A JP5594480 A JP 5594480A JP S6235424 B2 JPS6235424 B2 JP S6235424B2
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JP
Japan
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soluble
polyamide
soluble polyamide
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JP5594480A
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Takashi Okamoto
Osamu Doi
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Publication date
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Priority to US06/258,217 priority patent/US4365041A/en
Priority to DE8181301835T priority patent/DE3172479D1/de
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Publication of JPS6235424B2 publication Critical patent/JPS6235424B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、新規な樹脂組成物に関するものであ
り、さらに詳しくは水溶性ポリアミドとビニルア
ルコール系重合体とからなる優れた透明性を有す
る樹脂組成物に関するものである。 水溶性ポリアミドは古くより知られており、
種々の構造を有する水溶性ポリアミドが合成され
ている。たとえば、分子中にスルホン酸基やスル
ホン酸の塩を有するポリアミド、分子中にアンモ
ニウム塩型の窒素原子を有するポリアミド、分子
中にエーテル結合を有するポリアミドが合成され
水溶性ポリアミドとして使用されている。このよ
うな種々の構造からなる水溶性ポリアミドはポリ
アミド特有の優れた耐摩耗性、耐衝撃性、透明性
等を有しており、かつ実際に使用する際、作業環
境や公害の面で問題のある有機溶剤を使用する必
要がなく、無害で安価な水を使用できるため種々
の用途に利用されている。なかでも水溶性ポリア
ミドに重合性ビニルモノマーや増感剤を配合した
組成物は感光性樹脂組成物と呼ばれ、たとえば特
公昭49―43565号公報、特公昭51―39846号公報、
特公昭53―2082号公報に記載されているように印
刷用凸版材料として利用されている。すなわち、
上記感光性樹脂組成物よりシートを製造し、これ
を金属板やフイルムに貼り合わせたものは、感光
性樹脂板と呼ばれ、これにネガフイルムを密着
し、ネガフイルムを通して紫外線等の光を照射す
ると、光の照射された部分は重合性ビニルモノマ
ーが重合して硬化(不溶化)し、光の照射されな
かつた部分は未硬化のままで残るため、この感光
性樹脂板を水で洗うと、未硬化部分のみが溶出さ
れて、樹脂凸版が得られる。一般にポリアミドを
基材とする樹脂凸版はポリアミドの有する耐摩耗
性、インキに対する優れた親和性のために耐刷性
の優れた有用な凸版材として印刷分野で広く使用
されている。 しかし、ポリアミドとして水溶性ポリアミドを
用いて製造した感光性樹脂板に上記のごとく光を
照射し、ついで未硬化部を水で溶出して樹脂凸版
を作成した場合、光によつて硬化した部分にも水
が浸透し、その結果、硬化した部分が膨潤するた
めに特に線幅50μ以下の罫線では水溶出時、線が
ゆがんだり、場合によつては線がとんでしまうと
いう問題が発生する。また、このように膨潤性の
ある水溶性ポリアミドを基材とした感光性樹脂板
では水溶出した凸版材を直ちに印刷に使用する
と、硬化した部分でも水で膨潤しているため印刷
された活字や線が太り、さらにはインキの転写性
が悪くなるという現象が生じ、印刷物として使用
できない場合がある。また、このような活字や線
の太りを小さくするためには水溶性した凸版材を
高温で長時間乾燥する必要があるため作業性の面
で大きな障害となる。 また、水溶性ポリアミドに、たとえばビニル系
化合物、エポキシ系化合物、イソシアネート系化
合物、フエノール系化合物、メチロール系化合物
等の反応性化合物を配合した組成物は水性塗料、
水性接着剤として使用されている。この際にも、
上記組成物に熱や光を作用させて組成物を硬化さ
せることが行なわれるが感光性樹脂板を作成する
際と同様、硬化した後も水に触れると膨潤して性
能が低下するために塗料、接着剤として使用する
際、用途が限定されるという問題がある。 水溶性ポリアミドを使用した際に生ずる、この
ような問題を解決する方法としては、 (1) 水溶性ポリアミドそのものを膨潤性の小さい
ポリマーに改質する。 (2) 水溶性ポリアミドに添加する重合性ビニルモ
ノマー等の反応性化合物の種類や量を変更し
て、水溶性ポリアミドとの架橋や分子鎖同志の
からみ合いの程度を大きくする。 (3) 水溶性ポリアミドに、反応しうる官能基を多
く有する他のポリマーをブレンドすることによ
り、重合性ビニルモノマー等の反応性化合物と
反応させた際に、分子間架橋や分子鎖同志のか
らみ合いの程度が大きくなるようにする。 等の方法が考えられる。 (1)の方法、すなわち水溶性ポリアミドそのもの
の膨潤性を小さくするためには、一般にポリマー
の結晶性を上げればその目的が達成されるが、ポ
リアミドの結晶性を上げるためには分子間水素結
合のとりやすいポリマー構造に変更する必要があ
り、ポリアミドの合成原料である二塩基酸、ジア
ミンあるいはω―アミノカルボン酸等の構造その
もの、あるいは共重合組成そのものから変更して
いく必要がある。しかしながら、このようにポリ
アミドの構造そのものを変更して結晶性を上げる
方法では、水溶性ポリアミドの最大の特徴である
水溶性そのものが低下するだけでなく、そのもの
が本来有している透明性がそこなわれているため
に光の透過性が悪くなり、たとえば感光性樹脂の
基材として使用するとその感度が低下するという
新らたな問題が発生する。 また(2)の方法、すなわち水溶性ポリアミドに添
加する重合性ビニルモノマー等の反応性化合物の
種類や量を変更する方法については従来より種々
検討されてきているが、水溶性ポリアミドと相溶
しうる重合性ビニルモノマー等の反応性化合物の
種類が限られており、またその添加しうる量も相
溶性の面で限界があるために、可能な範囲で種類
や添加量を変更してみても、硬化後の水に対する
膨潤性を小さくすることができず、未だ十分な解
決をみるには至つていない。 (3)の方法、すなわち水溶性ポリアミドに他のポ
リマーをブレンドする方法は、従来あまり着目さ
れていない方法である。 本発明者らは、水溶性ポリアミドに他のポリマ
ーをブレンドする方法に着目し、重合性ビニルモ
ノマー等の反応性化合物との硬化反応が容易に起
こり、硬化後の水に対する膨潤性が小さく、かつ
水溶性ポリアミドが本来有している優れた水溶性
と透明性を保持しているような樹脂組成物を得べ
く水溶性ポリアミドと種々の水溶性ポリマーとの
ブレンド系について鋭意研究を行なつた。すなわ
ち、水溶性ポリマーとしてポリアクリルアミド、
ポリアクリル酸、ポリビニルアルコールをはじめ
とする種々のビニルアルコール系重合体、メチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリド
ン、可溶性でんぷん等のポリマー等を選び、これ
らのポリマーの水溶液と水溶性ポリアミドの水溶
液(水分散液)とを混合し、それより流延法によ
りフイルムを作成し、得られたフイルムの透明性
と重合性ビニルモノマー等の反応性化合物との硬
化反応性および硬化後の膨潤性について調べたと
ころ、水溶性ポリマーのうちのいくつかのポリマ
ーでは水溶性ポリアミドとの相溶性が悪く、両者
を混合するだけで凝集して沈澱が生じ均一に混合
することすら難しく、またたとえ外観上均一に混
合したように見えるようなものであつてもフイル
ムを作成するとほとんど全てのブレンド系につい
てフイルムが失透するのを認めたが驚くべきこと
に特定量のビニルアルコール系重合体を水溶性ポ
リアミドに配合してなる組成物のみが優れた透明
性を保持し、かつ水溶性ポリアミド単独の場合に
比して重合性ビニルモノマー等の反応性化合物と
容易に硬化反応を起こし、硬化後の水に対する膨
潤性も小さくなることを見出し本発明に到達し
た。 すなわち本発明は、水溶性ポリアミド100重量
部にビニルアルコール系重合体0.5〜100重量部を
配合してなる樹脂組成物である。 本発明の樹脂組成物は、ポリアミドの一般的な
特徴である耐摩耗性、耐衝撃性を保持し、かつ水
溶性、透明性を有している。水溶性ポリアミドに
配合するビニルアルコール系重合体の量を100重
量部より多くするとポリアミドの一般的な特徴で
ある耐摩耗性や耐衝撃性が低下し、一方、ビニル
アルコール系重合体の量が0.5重量部より少ない
と、得られる樹脂組成物の重合性ビニルモノマー
等の反応性化合物との硬化反応性が悪くなり、そ
の結果として硬化後の水に対する膨潤性も、水溶
性ポリアミド単独の場合と同程度となるために好
ましくない。したがつてビニルアルコール系重合
体の重合量は水溶性ポリアミド100重量部に対し
0.5〜100重量部、好ましくは5〜100重量部であ
ることが必要である。 本発明に使用される水溶性ポリアミドには水に
溶解するポリアミド以外に水に分散するポリアミ
ド、すなわち水分散性ポリアミドも含まれ、その
ようなポリアミドであればどのようなものでも本
発明において使用することができるが、好ましい
ポリアミドとしては、たとえば分子中に(イ)スルホ
ン酸基、(ロ)スルホン酸のアルカリ金属塩、(ハ)アン
モニア、第1級アミン、第2級アミン、第3級ア
ミンから選ばれる一種以上のアミン誘導体とスル
ホン酸とからなる塩等のスルホン酸誘導体を有す
るポリアミド、分子中にアンモニウム塩型の窒素
原子を有するポリアミド、分子中にエーテル結合
を有するポリアミド等を挙げることができる。 分子中にスルホン酸やスルホン酸の塩等のスル
ホン酸誘導体を有するポリアミドとしては、たと
えばベンゼン核やナフタレン核に結合したスルホ
ン酸やスルホン酸の塩を有するポリアミド、脂肪
族炭素に結合したスルホン酸やスルホン酸の塩を
有するポリアミドが挙げられる。スルホン酸やス
ルホン酸の塩を有するポリアミドの具体例として
は、たとえば特公昭49―27522号公報、特公昭49
―27523号公報あるいは英国特許第1411966号明細
書に記載されているようなトリアジン環を有する
スルホン酸塩含有ポリアミド、さらには英国特許
第1411966号明細書に記載されているような、
2,5―あるいは3,5―ジカルボキシベンゼン
スルホン酸ナトリウム、2,5―あるいは3,5
―ジカルボキシメチルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム、2,5―あるいは3,5―ジカルボメトキ
シベンゼンスルホン酸ナトリウム、2,5―ある
いは3,5―ジカルボメトキシメチルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム、2,5―あるいは3,5―
ジアミノメチルベンゼンスルホン酸ナトリウム、
2,5―あるいは3,5―ジ(β―アミノエチ
ル)ベンゼンスルホン酸ナトリウム、α―ナトリ
ウムスルホコハク酸およびそのジメチルエステ
ル、β―ナトリウムスルホアジピン酸およびその
ジメチルエステル、α―(γ―ナトリウムスルホ
プロピル)アミノ―ε―カプロラクタム等を原料
に用いて常法により合成されるポリアミド、さら
には上記化合物のナトリウム塩をカリウム等のア
ルカリ金属、アンモニア、第1級アミン、第2級
アミン、第3級アミンで置換した化合物を原料に
用いて合成されるポリアミド等を挙げることがで
きる。そして、通常は原料が容易に入手できる
3,5―ジカルボキシベンゼンスルホン酸ナトリ
ウムまたはカリウムないし3,5―ジカルボメト
キシベンゼンスルホン酸ナトリウムまたはカリウ
ム(以下、3,5―ジカルボニルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウムまたはカリウムの単位をSipと略
す)を原料に用いて合成したポリアミドがよく使
用され、ヘキサメチレンジアミンとSipから得ら
れるポリアミド(6Sipと略す)、さらに6―
6Sip、6―66―6Sip、6―6I―6Sip(Iはイソフ
タル酸単位を示す)、6―66―6I―6Sip、6―11
―6Sip、6―12―6Sip、6―610―6Sip、6―66
―11―6Sip、6―66―12―6Sip、6―66―610―
6Sip、6I―6Sip、6―6T―6Sip(Tはテレフタ
ル酸単位を示す)、6―PACM・6―6Sip
(PACMは、4,4′―ジアミノジシクロヘキシル
メタンの略称)、6―PACM・I―6Sip、6―66
―PACM・Sip、6―66―PACM・6―6Sip、6
―66―PACM・I―6Sip等の各種共重合ポリアミ
ドを具体例として挙げることができる。 本発明において用いられる水溶性ポリアミドの
分子中に含有されるスルホン酸等の含有量は、ポ
リアミドが水溶性となる量であれば特に限定され
るものではないが、1〜50モル%、とくに2〜25
モル%の範囲が好ましい。 また、本発明において用いられる水溶性ポリア
ミドの分子量は特に限定されるものではないが、
分子量が小さすぎるとビニルアルコール系重合体
を配合して得られるポリアミド系樹脂組成物では
本発明の目的とする硬化後の膨潤性を小さくする
という点で十分な効果を発揮しえず、一方、分子
量が大きすぎると、水溶性の低下が認められるた
め、相対粘度(濃度1%、25℃、96%硫酸中で測
定)で1,2〜3,5、とくに1,5〜3,0の
範囲が好ましい。 分子中にアンモニウム塩型の窒素原子を有する
ポリアミドとしては、たとえばN,N′―ビス
(カルボキシメチル)ピペラジン、N,N′―ビス
(カルボキシメチル)―2,6―ジメチルピペラ
ジン、N,N′―ビス(2―カルボキシエチル)
ピペラジン、N,N′―ビス(3―カルボキシシ
プロピル)ピペラジン、N,N―ビス(カルボキ
シメチル)メチルアミン、N,N―ビス(2―カ
ルボキシエチル)メチルアミン、N,N―ビス
(2―カルボキシエチル)イソプロピルアミン、
N,N′―ジメチル―N,N′―ビス(カルボキシ
メチル)エチレンジアミン、N,N′―ジメチル
―N,N′―ビス(2―カルボキシエチル)エチ
レンジアミン、N,N′―ジメチル―N,N′―ビ
ス(3―カルボキシプロピル)ヘキサメチレンジ
アミンおよびこれらのエステル誘導体、N,
N′―ジ(γ―アミノエチル)ピペラジン、、N―
(アミノメチル)―N′―(β―アミノエチル)ピ
ペラジン、N,N′―ビス(γ―アミノペンチ
ル)ピペラジン等を原料に用いて常法により合成
されるポリアミドを挙げることができる。 また、分子中にエーテル結合を有するポリアミ
ドとしては、分子中にエーテル結合を有するジカ
ルボン酸、ジアミンあるいは環状アミドのうち少
なくともいずれか一種類を原料に使用して常法に
より合成されるポリアミドを挙げることができ
る。 本発明において水溶性ポリアミドを配合して使
用されるビニルアルコール系重合体としては、た
とえばポリビニル酢酸を完全けん化あるいは部分
けん化して得られるポリビニルアルコール、完全
けん化あるいは部分けん化ポリビニルアルコール
中の―OH基や―OCOCH3基に酸無水物含有化合
物、カルボキシル基含有化合物、エポキシ基含有
化合物等の種々の化合物を反応して得られる水溶
性ないし水分散性ポリビニルアルコール誘導体、
さらに酢酸ビニルにエチレン、プロピレン、イソ
ブチレン等のオレフイン、アクリルアミド、アク
リル酸、アクリル酸メチル、無水マレイン酸等の
ビニル系モノマーを共重合し、ついで部分けん化
あるいは完全けん化して得られる水溶性ないし水
分散性を有するビニルアルコール系共重合体を挙
げることができる。 本発明に使用されるビニルアルコール系重合体
の重合度は特に限定されるものではないが、重合
度が小さすぎると、硬化後の膨潤度を小さくしに
くくなるため、50以上、とくに100以上であるこ
とが好ましい。また、本発明に使用するビニルア
ルコール系重合体のけん化度は、使用するビニル
アルコール系重合体が水溶性ないし水分散性を有
する程度にまでけん化されていればその範囲を特
に限定するものではないが、ポリビニル酢酸をけ
ん化して得られるポリビニルアルコールについて
けん化度が50モル%以上とくに70モル%以上のも
のが好ましい。 本発明の樹脂組成物は、たとえば水ないし水系
溶剤を媒体として、水溶性ポリアミドとビニルア
ルコール系重合体を混合することにより製造する
ことができる。すなわち、水溶性ポリアミドの水
溶液とビニルアルコール系重合体の水溶液を混合
する方法、水溶性ポリアミドの水溶液にビニルア
ルコール系重合体を添加して混合する方法、ビニ
ルアルコール系重合体の水溶液に水溶性ポリアミ
ドを添加して混合する方法、水溶性ポリアミドと
ビニルアルコール系重合体に水を加えて混合する
方法で製造することができる。そして混合効果を
高め、混合時間を短かくするためには必要に応じ
て加熱したり、撹拌するのが望ましい。本発明の
樹脂組成物を製造する際には、媒体として水以外
に水と有機溶剤を混合した、いわゆる水系溶剤も
使用することができるが、水と混合して使用する
ことができる有機溶剤としては、たとえばメタノ
ール、エタノール、プロパノール、ブタノール、
エチレングリコール、1,2―プロパンジオー
ル、1,3―プロパンジオール、1,3―ブタン
ジオール、1,4―ブタンジオール、2,3―ブ
タンジオール、グリセリン、ジエチレングリコー
ル、シクロヘキサノール等のアルコール類、アセ
トン、メチルエチルケトン等のケトン類、その他
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、
ピリジン、フエノール類等を挙げることができ
る。水系溶剤を媒体として混合する際、水系溶剤
中の水含有量が少ないと混合した樹脂組成物の水
系溶剤中での安定性が悪く、場合によつては樹脂
組成物が分離するため水系溶剤中の水含有量は60
重量%以上、とくに70重量%以上であることが好
ましい。 このようにして水または水系溶剤を媒体として
混合した樹脂組成物より、加熱等により溶剤を気
化させると固体状の樹脂組成物が得られ、特にフ
イルムやシート状に成形すると、そのフイルムや
シートは優れた透明性を有している。 本発明の樹脂組成物は実施例に示したように、
水溶性ポリアミド単独の場合と比較して、大きな
引張強度と小さな伸度を有し、水溶性ポリアミド
単独の場合よりも、大きな剛性を有している。さ
らに本発明の樹脂組成物は水溶性ポリアミド単独
の場合よりも重合性ビニルモノマー等の反応性化
合物によつて容易に硬化され、かつ硬化後の水に
対する膨潤性が小さいという特徴をも有してい
る。 従つて本発明の樹脂組成物はたとえば水溶性フ
イルム、防曇フイルム、さらには繊維処理剤、紙
加工剤、ビニロンやナイロンの改質剤、さらには
塗料、接着剤、インキ、感光性樹脂等の基材とし
て利用することができ、また必要に応じて界面活
性剤、染料、顔料をはじめとする種々の反応性化
合物あるいは非反応性化合物を配合して広範囲の
分野に利用することができる。 以下実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説
明する。なお、実施例および比較例中に記載した
「部」は「重量部」を示す。 実施例1〜6および比較例1 ε―カプロラクタム500部、ヘキサメチレンジ
アンモニウムアジペート350部、イソフタル酸ジ
メチル164部、5―ナトリウムスルホイソフタル
酸ジメチル125部、65%ヘキサメチレンジアミン
水溶液226部および水350部をオートクレーブに仕
込み、常法通り縮合重合してスルホン酸のナトリ
ウム塩を含有する共重合ポリアミドを合成した。
このポリマーの96%硫酸溶液(濃度1%)の25℃
で測定した相対粘度は2.23であつた。このポリマ
ー200部をイオン交換水800部に加え、室温で撹拌
し、ポリマーが均一に分散した乳白色のポリアミ
ド水分散液を得た。一方、重合度1700けん化度99
モル%のポリビニルアルコールの20%水溶液を調
製し、ポリアミド水分散液とポリビニルアルコー
ル水溶液を混合して水溶性ポリアミドとポリビニ
ルアルコールの固形分の重量比が100/5,100/
10 100/25 100/50 100/75 100/100になるよ
うに調整した。 このようにして製造した乳白色の水性樹脂組成
物は35℃で1カ月放置しても相分離せず安定であ
つた。また、この水性樹脂組成物をポリエステル
フイルム上に流延し、100℃で熱風乾燥して厚さ
30μのフイルムを作成したところ、得られたフイ
ルムは極めて優れた透明性を示した。このフイル
ムを20℃、65%RHで24時間放置後、テンシロン
引張試験機を用いて100mm/分の引張速度で引張
破断強度と伸度を測定した。結果を表1に示し
た。比較のため、水溶性ポリアミドのみについて
も同様にしてフイルムを作成し、その性能を測定
した。その結果は表1に示した。
【表】 実施例1,2,3,4,6および比較例1のフ
イルムを50℃の水に8時間浸漬してその耐水性を
評価した。結果を表2に示した。
【表】 また、実施例のフイルムを160℃で2分間熱処
理すると耐水性がさらに向上し、実施例1のフイ
ルムでも形状を保持するほど安定となつた。 実施例7、比較例2 ε―カプロラクタム845部、ヘキサメチレンジ
アンモニウムアジペート590部、5―カリウムス
ルホイソフタル酸ジメチル218部、65%ヘキサメ
チレンジアミン水溶液132部、および水236部をオ
ートクレープに仕込み、相対粘度2.18の共重合ポ
リアミドを合成した。 この水溶性ポリアミド100部と重合度500、けん
化度80%のポリビニルアルコール60部とより実施
例1〜6と同様にして調整した水性樹脂液は35℃
で1カ月以上安定であり、この樹脂液から作成し
たフイルムは極めて優れた透明性を示した。次に
この樹脂液に水溶性エポキシ化合物であるデナコ
ールEX―313〔長瀬産業(株)製〕を、水溶性ポリア
ミド/ポリビニルアルコール/デナコールEX―
313=100/60/80(重量比)になるように混合
し、これを流延して110℃で30分加熱してフイル
ムを作成した。また、比較のため同様にして水溶
性ポリアミド/デナコールEX―313=100/50
(重量比)からなるフイルムを作成した。これら
のフイルムを50℃の水に浸漬したところ水溶性ポ
リアミド/デナコールEX―313からなるフイルム
は一部溶解したのに対して、水溶性ポリアミド/
ポリビニルアルコール/デナコールEX―313から
なるフイルムは完全に水に不溶であつた。 実施例8、比較例3 実施例1〜6に示したスルホン酸のナトリウム
塩を含有する水溶性ポリアミド100部と、無水マ
レイン酸を共重合成分として含有するビニルアル
コール系重合体、ゴーセナールT330〔日本合成
化学工業(株)製〕100部を全固形分濃度が10重量%
になるように混合して、水性樹脂液を調製した。
これにβ―ヒドロキシエチルアクリレート60部、
2,2′―アゾビス―(2―アミジノプロパン)2
塩酸塩0.4部を加えてよく混合し、得られた溶液
を流延し、ついで110℃で1時間乾燥したところ
透明なフイルムが得られた。このフイルムを50℃
の水に3時間浸漬した時の重量減少率は12%であ
つた。一方、比較のためゴーセナールT330を除
いたほかは上記の場合と同様にして作成したフイ
ルムでは大部分が溶解するのを認めた。 実施例 9 ε―カプロラクタム58部とN,N′―ジ(γ―
アミノプロピル)ピペラジン―アジピン酸のナイ
ロン塩42部とから重縮合して得られる共重合ポリ
アミド100部と酢酸10部とをイオン交換水900部に
加えて撹拌し、これに重量度1100、けん化度96%
のポリビニルアルコールの10%水溶液を加えて、
水溶性ポリアミドとポリビニルアルコールの固形
分比(重量)が100/30の水性樹脂組成物を調製
した。これより流延法により作成した厚さ20μの
フイルムは透明性を有していた。 実施例 10 実施例1〜6に示したスルホン酸のナトリウム
塩含有ポリアミドとポリビニルアルコールの混合
比(重量)が100/100である水性樹脂組成物にn
―ブチルアルコールを5重量%添加し、撹拌して
得た水性樹脂組成物は35℃で1カ月以上安定で、
これより作成したフイルムは優れた透明性を示し
た。このフイルムを50℃の水に8時間浸漬したが
実施例6におけると同様、フイルムは白化する
が、形状は保持されていた。 実施例 11 1〜6に記載したスルホン酸のナトリウム塩含
有共重合ポリアミド100部と重合度500、けん化度
88モル%のポリビニルアルコール80部とに水を添
加して固形分濃度30重量%の水分散液を調製し
た。これにアクリルアミド10部、β―ヒドロキシ
エチルアクリレート100部、硝酸ウラニル3部を
加えて撹拌混合したのち、ポリエステルフイルム
上に塗布し、乾燥したところ厚さ50μの透明フイ
ルムが得られた。このフイルムに10万ルツクスの
カーボンアーク灯を30cmの距離より3分間照射し
て光硬化したフイルムを得た。光硬化したフイル
ムを23℃の水に浸漬した際の膨潤度は0.6%であ
つた。比較のためポリビニルアルコールをブレン
ドしなかつたほかは上記の場合と同様にして作成
したフイルムの膨潤度は3.2%であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水溶性ポリアミド100重量部にビニルアルコ
    ール系重合体0.5〜100重量部を配合してなる樹脂
    組成物。 2 水溶性ポリアミドが分子中にスルホン酸基ま
    たはスルホン酸の塩を有するポリアミドである特
    許請求の範囲第1項記載の樹脂組成物。
JP5594480A 1980-04-26 1980-04-26 Resin composition Granted JPS56151755A (en)

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