JPS6236377B2 - - Google Patents
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- JPS6236377B2 JPS6236377B2 JP57192312A JP19231282A JPS6236377B2 JP S6236377 B2 JPS6236377 B2 JP S6236377B2 JP 57192312 A JP57192312 A JP 57192312A JP 19231282 A JP19231282 A JP 19231282A JP S6236377 B2 JPS6236377 B2 JP S6236377B2
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- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- parts
- laminated
- resin film
- electrolytic capacitor
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は電機器具に使用する電解コンデンサ
(蓄電器)用の封口栓、さらに詳しくは電解質と
電極隔離材(電解紙とも云う)と端子とからなる
容易に附属する封口栓の製造方法に関し、特に内
容物質を保持し、外気体、及び外液体とを遮断し
て長期に亘り誘電率を保持するところの電解コン
デンサ用ラミネート封口栓を製造することのでき
る製造方法に関する。 (従来の技術) 電解コンデンサの封緘には天然ゴム、スチレン
ブタジエンゴム(SBR)、エチレンプロピレンタ
ーポリマー(EPDM)、イソブチレンイソプレン
ゴム(IIR)等を使用して来た。最近ジビニルベ
ンゼンを共重合としたIIR、或いはIIRを過酸化物
にて架橋した栓(特開昭55−158621号参照)、IIR
又はEPDMの充填剤にマイカを40重量部比以下配
合した栓(特開昭55−55514号参照)、ハロゲン化
物を含まない耐薬品性に優れた合成ゴム製封口栓
(特開昭50−148854号参照)、電子線をEPDMに照
射して弾性を付与した封口栓(特開昭55−138226
号参照)がある。更にゴムに樹脂をラミネートし
てゴム栓を製造する方法として、EPDMと石炭酸
系樹脂(レゾール樹脂)を組合わせる製造方法
(特公昭56−45778号参照)、IIRにテトトラフルオ
ロエチレン樹脂(TFE)を組合せた封口体(特
開昭55−48923号参照)、その他にポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリアミド、ポリスチレン等の
熱可塑性樹脂、或いはフエノール、メラミン、尿
素、けい素の熱硬化性樹脂の栓(特開昭55−
103716号参照)がある。 又、内容物の密封性を改善するためにリード線
引出部を太い直径体にした技術(特開昭55−
55515号参照)がある。さらに、架橋ゴムにテフ
ロン(デユポン社(米国)商品名)を貼り合わせ
た封口栓(実開昭55−22107号公報参照)もあ
る。 (発明が解決しようとする問題点) ところで従来のような封口栓では、気密性、耐
湿性、耐薬性、耐振性、耐熱性が貧弱であるか
ら、その誘電率は短時間のうちに異常値を生じ
る。そのため、このような封口栓を用いた電解コ
ンデンサは電気器具に用いても、その電気器具の
性能を長期に亘つては持続することができない問
題があつた。 本発明は叙上の事情に鑑みてなされたもので、
電解コンデンサがその特長を永久的に持続しえる
ように、耐熱性、耐湿性、気密性、耐溶性、耐塞
性、耐炎性等の諸性能の優れたラミネート封口栓
を経済的にも有利に大量生産することのできる製
造方法を提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 本発明が叙上の目的を達成するために講じた手
段は、フツ素系樹脂フイルムにおける栓本体の構
成材接合面をあらかじめプラズマ又はプライマー
処理し、栓本体の構成材の2〜60重量%をエチレ
ンプロピレンゴム(EPM)又はEPDM又はIIRと
すると共にそのゴムの架橋密度を0.5〜100mol/
c.c.×10-4とし、成形金型で所要の封口栓形態に、
栓本体を架橋・成形することと、栓本体表面に上
記フツ素系樹脂フイルムをラミネートすることを
同時に行なうことにより成形することを特徴とす
る。 さらに詳しくは、栓本体のゴム素材として、
EPM又はEPDM、又はIIRを選択したこの理由と
してはこれら三種の合成ゴムが溶液重合した合成
ゴムで、分子内に二重結合を持つてないゴム
(EPM)又は二重結合の非常に少ないゴム
(IIR、EPDM)で、耐熱性、耐酸化性、耐オゾン
性を有し、そして乳化重合品でなく且つNa+、K+
等を含有してないので吸水、吸湿、塩水噴霧等に
よる誘電率の変化が小さい合成ゴムであるからで
ある。 そして、斯る合成ゴムが、内容物の気密性の保
持、耐溶剤性、耐炎性等の点で劣る問題は次の(イ)
および(ロ)により解決して本発明を達成した。 (イ) 叙上の合成ゴムにクレー類、タルク、マイ
カ、炭酸カルシウム類、カーボンブラツク、ベ
ントナイト、炭酸マグネシウム、バライト、酸
化チタン、ホワイトカーボン、タルク等、補強
剤、充填剤を10〜150重量部、数種類を併用す
ることによつて上記合成ゴム量を栓本体の構成
材の20〜60重量%とした。これにより、内容物
の気密性の保持および栓の寸法精度、老化性等
が改良される。 そして、合成ゴムの架橋密度を0.5〜
100mol/c.c.×10-4にすることによつて容器と
の気密性の保持、耐吸水性、耐熱性、弾性率
(約107dyne/cm2)等を改良した。この架橋密
度を下回ると封口栓は溶剤に弱く、型変形、老
化しやすいものとなり、反対に上回る場合には
柔軟性等が悪いものとする。この合成ゴムの架
橋には少量の硫黄、テトラメチルチウラムジス
ルフイド(TMTD)、テトラエチルチウラムジ
スルフイド(TETD)、4−4′−ジチオジモル
ホリン(DTDM)、ジペンタメチレンチウラム
ヘキサスルフイド(DPTH)、p−キノンジオ
キシム(QO)、p−p′−ジベンゾイルキノンジ
オキシム(DBQDO)、ジクミルペルオキシド
(DQPO)、2・5−ジメチル−2・5−ジ(t
−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3
(DDBPH)、1・3−ビス(t−ブチルペルオ
キシイソプロピル)ベンゼン、n−ブチル4−
4′−ビス(t−ブチルペルオキシ)バレレート
(BBBHP)、1・1−ビス(t−ブチルペルオ
キシ)3・3・5−トリメチルシクロヘキサン
(BBPIPB)、α−メルカプトプロピルトリメト
キシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシ
シラン、ビス−(3−トリエトキシシリルプロ
ピル)−テトラスルフアン(Si69)等を0.3〜5
重量部、1種又は2〜3種類を添加する。 その他架橋活性剤として、ジベンゾチアジル
ジスルフイド(MBTS)、ジフエニルグアニジ
ン(DPG)、トリアリルイソシアヌレート
(TAC)、1・2−ポリブタジエン(PBG)ト
リメチロールプロパントリメタクリレート
(TMPTMA)、N・N′−m−フエニレンビスマ
レイミド及びその誘導体、亜鉛華、酸化マグネ
シウム、過酸化鉛、メタクリル酸及びアクリル
酸の金属塩等を0.5〜30重量部使用する。これ
らの配合物はゴムの架橋に対して負なる作用を
する場合もあるが、結論的には合成ゴムの架橋
密度を0.5〜100mol/c.c.×10-4にする。その際
に架橋剤、架橋活性剤を少量併用して、その相
乗効果が最大に発揮されるようにすることも、
構成材における合成ゴムの配合比率、ゴムの架
橋密度に次いで重要である。これらのことによ
り容器との気密性、長期のゴム弾性、圧縮歪
量、耐熱性を改善し、且つ栓本体からの分解生
成物の溶剤による溶出が少なくなり、電解コン
デンサの誘電率を長期に亘り安定させ、電気機
器の寿命を延命させることになる。 本発明のIIR、EPM、EPDMは溶液重合後に
添加されている老化防止剤によつて良好な封口
栓ゴム基材になつている。但し、架橋剤の種類
(硫黄供与架橋剤など)によつては新たに少量
の老化防止剤を添加する。この老化防止剤とし
ては2−2−、4−トリメチル−1・4−ジヒ
ドロキノリン縮合物(TMDQ)、4−4′−チオ
ビス(3−メチル−6−ブチルフエノール)
(TBMTBT)、2−メルカプトベンズイミダゾ
ール等がある。 (ロ) 栓本体における電解液が接触或いは接触しう
る表面部分又は全面をラミネートするフツ素系
樹脂フイルムは厚さ0.001〜0.5mmで、テトラフ
ルオロエチレンとエチレンとの共重合体
(ETFEと略す)、テトラフルオロエチレンとヘ
キサフルオロプロピレンとの共重合体(FEP
と略す)、テトラフルオロエチレンとパーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA
と略す)、クロロトリフルオロエチレンとエチ
レン共重合体(ECTFEと略す)ポリビニルフ
ルオライド(PVFと称す)、ポリビニリデンフ
ルオライド(PVDFと略す)、ポリクロロトリ
フルオロエチレン(PCTFEと略す)、ポリテ
トラフルオロエチレン(PTFEと略す)等で、
これらの樹脂フイルムは電解液および溶剤等の
化学薬品に強く、耐炎性をも有するフイルムで
ある。 そして、栓本体における電解液が接触するこ
とのない表面部分にラミネートする樹脂として
は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン
(PP)、ポリエステル(PES)、ポリサルホン、
ポリアリレート(U)、塩化ビニリデン、ポリ
エチレンフタレート(PEF)等の樹脂フイル
ムである。 以上記載した樹脂フイルム類とゴム類との接着
力を0.2Kg/cm以上にする。そのために本発明者
は樹脂フイルムにおける栓本体の構成材の接合面
をプラズマ処理した。これは少量の窒素、アンモ
ニア、酸素、ヘリウム等のガスが存在している真
空下で、樹脂フイルムにコロナ放電、グロー放
電、アーク放電を行ない、その電子、原子、イオ
ン、ラジカル等をフイルム表面につけることで、
スパツタ効果を持つた樹脂表面となり接着力が増
大する。その他にシランカプリング剤、ナトリウ
ム−ナフタリン−ヒドロフランの混合薬剤を塗布
するプライマー処理があるが、望ましくはプラズ
マ処理の方が好ましい。 電解コンデンサの生命である電解液は、エチレ
ングリコール(EG、SP値、14.1)、グリセリン
(SP値、16.1)、リン酸エステル類、硼酸アンモ
ニウム、硝酸マンガン、塩化リチウム等で、最近
ではジメチルホルムアミド(DMFA、SP値、
12.1)、アジピン酸アミド等が静電容量変化率、
tanδを改善するので混合物として入れて、ペー
スト状にしている。電極はアルミニウム、又はタ
ンタルとマンガン、炭素等で、主なる誘電体は酸
化アルミニウム、又は酸化チタン、紙である。 容器(電解槽)にはアルミニウムが多く、その
他にポリエステル、ポリエーテル、エポキシ樹脂
等の樹脂もある。 コンデンサの製造工程には端子リードのはんだ
付け部分を洗浄する溶剤洗浄(トリクレン、等)
工程がある。この洗浄工程で栓に溶剤が浸透し、
残存するのみならずCl-等となるので、誘電率が
高まり、電気機器の故障を招く原因となる。 本発明はフツ素系樹脂フイルムで栓本体におけ
る電解液が接触或いは接触しうる表面を完全に被
覆するし、その架橋ゴムと積層フイルムとの積着
力が強いために溶剤が封口栓内に侵入したり残存
することがない大きな特徴となる。 (実施例) 以下本発明を詳細に説明する。 予め2のフツ素系樹脂フイルム(厚さ0.001〜
0.5mm)における構成材接合面を接着性改善処理
する。その処理法は、酸素、窒素等の少量のガス
が存在する真空下で電極間に放電して、斯る雰囲
気中に同フイルムを通過させ、スパツタリング効
果を持つ表面に改善する。又はシランカプリング
剤のアルコール溶液等を塗布するプライマー処理
により接着力を改善する。 次にIIR又はEPM又はEPDMには、一般ゴム配
合用二本ロール及び/又はインターナルミキサー
を使用して、架橋剤、架橋活性剤、補強剤、充填
剤、加工助剤等配合して栓本体1の構成材を作
る。この場合の上記合成ゴム量は構成材の20〜60
重量%に調製する。その上さらに配合剤を均一に
分散せしめ、一定の厚さに分出しする。 然る後に、封口栓Aの成形面を備えた下金型
(成形面内に端子線を2本出す)面にフツ素系樹
脂フイルム2、未加硫の構成材、そして任意にフ
ツ素系樹脂フイルム2又は他の合成樹脂フイルム
3を順に重ね、これに上金型(版)を合わせて構
成材及びフイルムを加熱、加圧して、封口栓形態
にその成形とゴムの架橋とフイルムのラミネート
とを同時に行つてゴム架橋密度を0.5〜100mol/
c.c.×10-4に調節する。この時の温度は150〜200
℃、時間は2〜30分、ゴム圧力は30〜100Kg/cm2
が一般的なる架橋条件である。 その後に構成材及び樹脂フイルムのバリをカツ
テイングして封口栓Aとする。 この封口栓の性質を呈示する試験方法として電
子機器用固定コンデンサの試験方法(JIS C
5102−1977)があり、その項目に容器との気密性
(JIS C 5031)、耐溶剤性試験、放射線透過、耐
塞性(JIS C 5021)、耐熱性(JIS C 5022)、
高温サイクル(JIS C 5030)、浸漬サイクル
(JIS C 5032)、耐湿性(JIS C 5023)、温湿
サイクル(JIS C 5024)塩水噴霧(JIS C
5028)、容器との減圧(JIS C 5029)、耐湿負荷
(JIS C 5023及び5036)、高温負荷(JIS C
5036、JIS C 5150)、耐熱性、耐炎性があり、
その外に、寸法、耐電圧、絶縁抵抗、漏れ電流、
静電容量、誘電正接、機械的性能(耐振性、衝撃
等)がある。 本発明により製造した封口栓Aは叙上総ての試
験項目に於いて、高度の優位なる性質を備えてい
る。すなわち、従来品にも、それらの試験項目の
うち数個の試験項目について優れた性質を示すも
のもあるが、商品として一項目でも良好なる結果
を示さない封口栓が使われた電解コンデンサは欠
陥製品となり、その欠陥コンデンサは即電子機具
(ラジオ、テレビ、クーラ、計算機、制御機、通
信機、扇風機、洗濯機)の故障を招き、又寿命を
縮めることになる。 次に具体例を示す。 フツ素系樹脂フイルムの接着性改善処理 ETFEフイルム(三井フルオロケミカル工業
製)厚さ0.13mmの構成材接合面を真空度10-1〜
10-3Torr、100w sec/cm2の条件下でスパツタ
エツチングしてプラズマ処理する。 栓本体の構成材 配合例 1 IIR(JSR Butyl 268:日本合成ゴム) 100部 酸化亜鉛(#1.三井金属工業) 5部 ステアリン酸(花王石鹸) 1部 QO(アクターQ:川口化学工業) 5部 MBTS(アクセルDM: 〃 ) 8部 酸化鉛(日本化学工業) 10部 パラフイン(日本石油) 10部 ゴム配合は「ゴム試験法」日本ゴム協会発行
166〜180頁記載の方法に準拠して2本ロールを使
用して配合を行い、配合材を均一にゴム中に分散
した。又架橋方法も上記文献にしたがつた。試験
に使用した封口栓は12.5φの高さ10.0mmの円筒栓
にし、栓本体全面にフツ素系樹脂フイルムのラミ
ネートを栓成形と同時且つゴムの架橋密度が規定
値通りになるように架橋剤とその量および架橋条
件を調節して行ない、封口栓Aを製造した。その
結果を表1に示す。
(蓄電器)用の封口栓、さらに詳しくは電解質と
電極隔離材(電解紙とも云う)と端子とからなる
容易に附属する封口栓の製造方法に関し、特に内
容物質を保持し、外気体、及び外液体とを遮断し
て長期に亘り誘電率を保持するところの電解コン
デンサ用ラミネート封口栓を製造することのでき
る製造方法に関する。 (従来の技術) 電解コンデンサの封緘には天然ゴム、スチレン
ブタジエンゴム(SBR)、エチレンプロピレンタ
ーポリマー(EPDM)、イソブチレンイソプレン
ゴム(IIR)等を使用して来た。最近ジビニルベ
ンゼンを共重合としたIIR、或いはIIRを過酸化物
にて架橋した栓(特開昭55−158621号参照)、IIR
又はEPDMの充填剤にマイカを40重量部比以下配
合した栓(特開昭55−55514号参照)、ハロゲン化
物を含まない耐薬品性に優れた合成ゴム製封口栓
(特開昭50−148854号参照)、電子線をEPDMに照
射して弾性を付与した封口栓(特開昭55−138226
号参照)がある。更にゴムに樹脂をラミネートし
てゴム栓を製造する方法として、EPDMと石炭酸
系樹脂(レゾール樹脂)を組合わせる製造方法
(特公昭56−45778号参照)、IIRにテトトラフルオ
ロエチレン樹脂(TFE)を組合せた封口体(特
開昭55−48923号参照)、その他にポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリアミド、ポリスチレン等の
熱可塑性樹脂、或いはフエノール、メラミン、尿
素、けい素の熱硬化性樹脂の栓(特開昭55−
103716号参照)がある。 又、内容物の密封性を改善するためにリード線
引出部を太い直径体にした技術(特開昭55−
55515号参照)がある。さらに、架橋ゴムにテフ
ロン(デユポン社(米国)商品名)を貼り合わせ
た封口栓(実開昭55−22107号公報参照)もあ
る。 (発明が解決しようとする問題点) ところで従来のような封口栓では、気密性、耐
湿性、耐薬性、耐振性、耐熱性が貧弱であるか
ら、その誘電率は短時間のうちに異常値を生じ
る。そのため、このような封口栓を用いた電解コ
ンデンサは電気器具に用いても、その電気器具の
性能を長期に亘つては持続することができない問
題があつた。 本発明は叙上の事情に鑑みてなされたもので、
電解コンデンサがその特長を永久的に持続しえる
ように、耐熱性、耐湿性、気密性、耐溶性、耐塞
性、耐炎性等の諸性能の優れたラミネート封口栓
を経済的にも有利に大量生産することのできる製
造方法を提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 本発明が叙上の目的を達成するために講じた手
段は、フツ素系樹脂フイルムにおける栓本体の構
成材接合面をあらかじめプラズマ又はプライマー
処理し、栓本体の構成材の2〜60重量%をエチレ
ンプロピレンゴム(EPM)又はEPDM又はIIRと
すると共にそのゴムの架橋密度を0.5〜100mol/
c.c.×10-4とし、成形金型で所要の封口栓形態に、
栓本体を架橋・成形することと、栓本体表面に上
記フツ素系樹脂フイルムをラミネートすることを
同時に行なうことにより成形することを特徴とす
る。 さらに詳しくは、栓本体のゴム素材として、
EPM又はEPDM、又はIIRを選択したこの理由と
してはこれら三種の合成ゴムが溶液重合した合成
ゴムで、分子内に二重結合を持つてないゴム
(EPM)又は二重結合の非常に少ないゴム
(IIR、EPDM)で、耐熱性、耐酸化性、耐オゾン
性を有し、そして乳化重合品でなく且つNa+、K+
等を含有してないので吸水、吸湿、塩水噴霧等に
よる誘電率の変化が小さい合成ゴムであるからで
ある。 そして、斯る合成ゴムが、内容物の気密性の保
持、耐溶剤性、耐炎性等の点で劣る問題は次の(イ)
および(ロ)により解決して本発明を達成した。 (イ) 叙上の合成ゴムにクレー類、タルク、マイ
カ、炭酸カルシウム類、カーボンブラツク、ベ
ントナイト、炭酸マグネシウム、バライト、酸
化チタン、ホワイトカーボン、タルク等、補強
剤、充填剤を10〜150重量部、数種類を併用す
ることによつて上記合成ゴム量を栓本体の構成
材の20〜60重量%とした。これにより、内容物
の気密性の保持および栓の寸法精度、老化性等
が改良される。 そして、合成ゴムの架橋密度を0.5〜
100mol/c.c.×10-4にすることによつて容器と
の気密性の保持、耐吸水性、耐熱性、弾性率
(約107dyne/cm2)等を改良した。この架橋密
度を下回ると封口栓は溶剤に弱く、型変形、老
化しやすいものとなり、反対に上回る場合には
柔軟性等が悪いものとする。この合成ゴムの架
橋には少量の硫黄、テトラメチルチウラムジス
ルフイド(TMTD)、テトラエチルチウラムジ
スルフイド(TETD)、4−4′−ジチオジモル
ホリン(DTDM)、ジペンタメチレンチウラム
ヘキサスルフイド(DPTH)、p−キノンジオ
キシム(QO)、p−p′−ジベンゾイルキノンジ
オキシム(DBQDO)、ジクミルペルオキシド
(DQPO)、2・5−ジメチル−2・5−ジ(t
−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3
(DDBPH)、1・3−ビス(t−ブチルペルオ
キシイソプロピル)ベンゼン、n−ブチル4−
4′−ビス(t−ブチルペルオキシ)バレレート
(BBBHP)、1・1−ビス(t−ブチルペルオ
キシ)3・3・5−トリメチルシクロヘキサン
(BBPIPB)、α−メルカプトプロピルトリメト
キシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシ
シラン、ビス−(3−トリエトキシシリルプロ
ピル)−テトラスルフアン(Si69)等を0.3〜5
重量部、1種又は2〜3種類を添加する。 その他架橋活性剤として、ジベンゾチアジル
ジスルフイド(MBTS)、ジフエニルグアニジ
ン(DPG)、トリアリルイソシアヌレート
(TAC)、1・2−ポリブタジエン(PBG)ト
リメチロールプロパントリメタクリレート
(TMPTMA)、N・N′−m−フエニレンビスマ
レイミド及びその誘導体、亜鉛華、酸化マグネ
シウム、過酸化鉛、メタクリル酸及びアクリル
酸の金属塩等を0.5〜30重量部使用する。これ
らの配合物はゴムの架橋に対して負なる作用を
する場合もあるが、結論的には合成ゴムの架橋
密度を0.5〜100mol/c.c.×10-4にする。その際
に架橋剤、架橋活性剤を少量併用して、その相
乗効果が最大に発揮されるようにすることも、
構成材における合成ゴムの配合比率、ゴムの架
橋密度に次いで重要である。これらのことによ
り容器との気密性、長期のゴム弾性、圧縮歪
量、耐熱性を改善し、且つ栓本体からの分解生
成物の溶剤による溶出が少なくなり、電解コン
デンサの誘電率を長期に亘り安定させ、電気機
器の寿命を延命させることになる。 本発明のIIR、EPM、EPDMは溶液重合後に
添加されている老化防止剤によつて良好な封口
栓ゴム基材になつている。但し、架橋剤の種類
(硫黄供与架橋剤など)によつては新たに少量
の老化防止剤を添加する。この老化防止剤とし
ては2−2−、4−トリメチル−1・4−ジヒ
ドロキノリン縮合物(TMDQ)、4−4′−チオ
ビス(3−メチル−6−ブチルフエノール)
(TBMTBT)、2−メルカプトベンズイミダゾ
ール等がある。 (ロ) 栓本体における電解液が接触或いは接触しう
る表面部分又は全面をラミネートするフツ素系
樹脂フイルムは厚さ0.001〜0.5mmで、テトラフ
ルオロエチレンとエチレンとの共重合体
(ETFEと略す)、テトラフルオロエチレンとヘ
キサフルオロプロピレンとの共重合体(FEP
と略す)、テトラフルオロエチレンとパーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA
と略す)、クロロトリフルオロエチレンとエチ
レン共重合体(ECTFEと略す)ポリビニルフ
ルオライド(PVFと称す)、ポリビニリデンフ
ルオライド(PVDFと略す)、ポリクロロトリ
フルオロエチレン(PCTFEと略す)、ポリテ
トラフルオロエチレン(PTFEと略す)等で、
これらの樹脂フイルムは電解液および溶剤等の
化学薬品に強く、耐炎性をも有するフイルムで
ある。 そして、栓本体における電解液が接触するこ
とのない表面部分にラミネートする樹脂として
は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン
(PP)、ポリエステル(PES)、ポリサルホン、
ポリアリレート(U)、塩化ビニリデン、ポリ
エチレンフタレート(PEF)等の樹脂フイル
ムである。 以上記載した樹脂フイルム類とゴム類との接着
力を0.2Kg/cm以上にする。そのために本発明者
は樹脂フイルムにおける栓本体の構成材の接合面
をプラズマ処理した。これは少量の窒素、アンモ
ニア、酸素、ヘリウム等のガスが存在している真
空下で、樹脂フイルムにコロナ放電、グロー放
電、アーク放電を行ない、その電子、原子、イオ
ン、ラジカル等をフイルム表面につけることで、
スパツタ効果を持つた樹脂表面となり接着力が増
大する。その他にシランカプリング剤、ナトリウ
ム−ナフタリン−ヒドロフランの混合薬剤を塗布
するプライマー処理があるが、望ましくはプラズ
マ処理の方が好ましい。 電解コンデンサの生命である電解液は、エチレ
ングリコール(EG、SP値、14.1)、グリセリン
(SP値、16.1)、リン酸エステル類、硼酸アンモ
ニウム、硝酸マンガン、塩化リチウム等で、最近
ではジメチルホルムアミド(DMFA、SP値、
12.1)、アジピン酸アミド等が静電容量変化率、
tanδを改善するので混合物として入れて、ペー
スト状にしている。電極はアルミニウム、又はタ
ンタルとマンガン、炭素等で、主なる誘電体は酸
化アルミニウム、又は酸化チタン、紙である。 容器(電解槽)にはアルミニウムが多く、その
他にポリエステル、ポリエーテル、エポキシ樹脂
等の樹脂もある。 コンデンサの製造工程には端子リードのはんだ
付け部分を洗浄する溶剤洗浄(トリクレン、等)
工程がある。この洗浄工程で栓に溶剤が浸透し、
残存するのみならずCl-等となるので、誘電率が
高まり、電気機器の故障を招く原因となる。 本発明はフツ素系樹脂フイルムで栓本体におけ
る電解液が接触或いは接触しうる表面を完全に被
覆するし、その架橋ゴムと積層フイルムとの積着
力が強いために溶剤が封口栓内に侵入したり残存
することがない大きな特徴となる。 (実施例) 以下本発明を詳細に説明する。 予め2のフツ素系樹脂フイルム(厚さ0.001〜
0.5mm)における構成材接合面を接着性改善処理
する。その処理法は、酸素、窒素等の少量のガス
が存在する真空下で電極間に放電して、斯る雰囲
気中に同フイルムを通過させ、スパツタリング効
果を持つ表面に改善する。又はシランカプリング
剤のアルコール溶液等を塗布するプライマー処理
により接着力を改善する。 次にIIR又はEPM又はEPDMには、一般ゴム配
合用二本ロール及び/又はインターナルミキサー
を使用して、架橋剤、架橋活性剤、補強剤、充填
剤、加工助剤等配合して栓本体1の構成材を作
る。この場合の上記合成ゴム量は構成材の20〜60
重量%に調製する。その上さらに配合剤を均一に
分散せしめ、一定の厚さに分出しする。 然る後に、封口栓Aの成形面を備えた下金型
(成形面内に端子線を2本出す)面にフツ素系樹
脂フイルム2、未加硫の構成材、そして任意にフ
ツ素系樹脂フイルム2又は他の合成樹脂フイルム
3を順に重ね、これに上金型(版)を合わせて構
成材及びフイルムを加熱、加圧して、封口栓形態
にその成形とゴムの架橋とフイルムのラミネート
とを同時に行つてゴム架橋密度を0.5〜100mol/
c.c.×10-4に調節する。この時の温度は150〜200
℃、時間は2〜30分、ゴム圧力は30〜100Kg/cm2
が一般的なる架橋条件である。 その後に構成材及び樹脂フイルムのバリをカツ
テイングして封口栓Aとする。 この封口栓の性質を呈示する試験方法として電
子機器用固定コンデンサの試験方法(JIS C
5102−1977)があり、その項目に容器との気密性
(JIS C 5031)、耐溶剤性試験、放射線透過、耐
塞性(JIS C 5021)、耐熱性(JIS C 5022)、
高温サイクル(JIS C 5030)、浸漬サイクル
(JIS C 5032)、耐湿性(JIS C 5023)、温湿
サイクル(JIS C 5024)塩水噴霧(JIS C
5028)、容器との減圧(JIS C 5029)、耐湿負荷
(JIS C 5023及び5036)、高温負荷(JIS C
5036、JIS C 5150)、耐熱性、耐炎性があり、
その外に、寸法、耐電圧、絶縁抵抗、漏れ電流、
静電容量、誘電正接、機械的性能(耐振性、衝撃
等)がある。 本発明により製造した封口栓Aは叙上総ての試
験項目に於いて、高度の優位なる性質を備えてい
る。すなわち、従来品にも、それらの試験項目の
うち数個の試験項目について優れた性質を示すも
のもあるが、商品として一項目でも良好なる結果
を示さない封口栓が使われた電解コンデンサは欠
陥製品となり、その欠陥コンデンサは即電子機具
(ラジオ、テレビ、クーラ、計算機、制御機、通
信機、扇風機、洗濯機)の故障を招き、又寿命を
縮めることになる。 次に具体例を示す。 フツ素系樹脂フイルムの接着性改善処理 ETFEフイルム(三井フルオロケミカル工業
製)厚さ0.13mmの構成材接合面を真空度10-1〜
10-3Torr、100w sec/cm2の条件下でスパツタ
エツチングしてプラズマ処理する。 栓本体の構成材 配合例 1 IIR(JSR Butyl 268:日本合成ゴム) 100部 酸化亜鉛(#1.三井金属工業) 5部 ステアリン酸(花王石鹸) 1部 QO(アクターQ:川口化学工業) 5部 MBTS(アクセルDM: 〃 ) 8部 酸化鉛(日本化学工業) 10部 パラフイン(日本石油) 10部 ゴム配合は「ゴム試験法」日本ゴム協会発行
166〜180頁記載の方法に準拠して2本ロールを使
用して配合を行い、配合材を均一にゴム中に分散
した。又架橋方法も上記文献にしたがつた。試験
に使用した封口栓は12.5φの高さ10.0mmの円筒栓
にし、栓本体全面にフツ素系樹脂フイルムのラミ
ネートを栓成形と同時且つゴムの架橋密度が規定
値通りになるように架橋剤とその量および架橋条
件を調節して行ない、封口栓Aを製造した。その
結果を表1に示す。
【表】
配合例 2
IIR(JSR Butyl 286:日本合成ゴム製) 100部
酸化亜鉛 5部
ステアリン酸 1部
パラフイン 10部
クレー 60部
炭酸カルシウム 60部
カーボンブラツク 10部
合 計 246部
その結果を表2に示す。
【表】
【表】
表2に示す如く構成材中のゴム量30〜39重量%
間に於いて、架橋剤及び架橋活性剤を変量して、
ゴムの架橋密度の影響を試験した。その結果、本
発明の規定値以下、又は規定値以上になると圧縮
永久歪及び密封度(g量)が多くなり、封口栓と
して不適当になつた。なお、塩素イオン及び紫外
吸収スペクトルの値はIIR内及びゴム架橋するた
めの添加物の残存物の溶解抽出物のために値が大
きい。しかしETFEを全面にラミネートすること
によつて、こらの水抽出物量は約1/100に減少し
た。このことは、封口栓からの抽出物とコンデン
サ中の電解液とによる複反応を阻止して、誘電率
に影響する事のないように防止する。従つてコン
デンサの寿命を長くすることになる。 配合例 3 EPDM(三井EPT 4045:三井石油化学) 100部 酸化亜鉛 5部 ステアリン酸 1部 BBPIPB(化薬ヌリー) 1.8部 TAC(TAIC:日本化成) 1.8部 カーボンブラツク(東海カーボン) 50部 タルク(Mistroh Vapor=Sierra) 100部 合 計 259.6部 配合例 4 EPDM(JSREP65:日本合成ゴム) 90部 IIR(JSR Butyl 268: 〃 ) 10部 酸化亜鉛(#1:三井金属工業) 5部 ステアリン酸 1部 DTDM(バルノツクR:大内新興化学) 2部 DPTH(ノクセラーTRA: 〃 ) 1部 2−メルカプトベンゾチアゾール(アクセルM:
川口化学) 2.5部 炭酸カルシウム(白石工業) 50部 マイカ( 〃 ) 50部 炭酸マグネシウム(徳山ソーダ) 30部 トリエタノールアミン 2部 TBMTBT 1.5部 合 計 245部 配合例 5 EPM(JSR EP−11:日本合成ゴム) 100部 酸化亜鉛 5部 ステアリン酸 1部 PBG 2部 DBQDO(バルノツクDGM:大内新興) 1部 DDBPH(パーヘキシ2.5B:日本油脂) 1.5部 カーボンブラツク(東海カーボン) 10部 クレー(白石工業) 80部 マイカ(白石工業) 50部 合 計 250.5部 比較例 天然ゴム(RSS No.1) 70部 SBR(JSR1502:日本合成ゴム) 30部 ステアリン酸(花王石鹸) 1部 硫黄(細井化学) 2.5部 MBTS 1部 DPG 1部 炭酸カルシウム(白石工業) 200部 TMDQ(川口化学工業) 1.5部 カーボンブラツク(東海カーボン) 5部 合 計 132部 加硫成形およびラミネート 加硫金型(JIS C 5113−CQ922 M 2A 683
用封口栓、成形面部は横幅18mm、深さ2.5mm、縦
幅2.5mm)の下金型面上にETFEフイルム、未加
硫構成材、更にETFEフイルム、上金型を置い
て、加熱、加圧と同時に栓本体の架橋・成形とラ
ミネートとを同時成形して封口栓Aを製造した。
間に於いて、架橋剤及び架橋活性剤を変量して、
ゴムの架橋密度の影響を試験した。その結果、本
発明の規定値以下、又は規定値以上になると圧縮
永久歪及び密封度(g量)が多くなり、封口栓と
して不適当になつた。なお、塩素イオン及び紫外
吸収スペクトルの値はIIR内及びゴム架橋するた
めの添加物の残存物の溶解抽出物のために値が大
きい。しかしETFEを全面にラミネートすること
によつて、こらの水抽出物量は約1/100に減少し
た。このことは、封口栓からの抽出物とコンデン
サ中の電解液とによる複反応を阻止して、誘電率
に影響する事のないように防止する。従つてコン
デンサの寿命を長くすることになる。 配合例 3 EPDM(三井EPT 4045:三井石油化学) 100部 酸化亜鉛 5部 ステアリン酸 1部 BBPIPB(化薬ヌリー) 1.8部 TAC(TAIC:日本化成) 1.8部 カーボンブラツク(東海カーボン) 50部 タルク(Mistroh Vapor=Sierra) 100部 合 計 259.6部 配合例 4 EPDM(JSREP65:日本合成ゴム) 90部 IIR(JSR Butyl 268: 〃 ) 10部 酸化亜鉛(#1:三井金属工業) 5部 ステアリン酸 1部 DTDM(バルノツクR:大内新興化学) 2部 DPTH(ノクセラーTRA: 〃 ) 1部 2−メルカプトベンゾチアゾール(アクセルM:
川口化学) 2.5部 炭酸カルシウム(白石工業) 50部 マイカ( 〃 ) 50部 炭酸マグネシウム(徳山ソーダ) 30部 トリエタノールアミン 2部 TBMTBT 1.5部 合 計 245部 配合例 5 EPM(JSR EP−11:日本合成ゴム) 100部 酸化亜鉛 5部 ステアリン酸 1部 PBG 2部 DBQDO(バルノツクDGM:大内新興) 1部 DDBPH(パーヘキシ2.5B:日本油脂) 1.5部 カーボンブラツク(東海カーボン) 10部 クレー(白石工業) 80部 マイカ(白石工業) 50部 合 計 250.5部 比較例 天然ゴム(RSS No.1) 70部 SBR(JSR1502:日本合成ゴム) 30部 ステアリン酸(花王石鹸) 1部 硫黄(細井化学) 2.5部 MBTS 1部 DPG 1部 炭酸カルシウム(白石工業) 200部 TMDQ(川口化学工業) 1.5部 カーボンブラツク(東海カーボン) 5部 合 計 132部 加硫成形およびラミネート 加硫金型(JIS C 5113−CQ922 M 2A 683
用封口栓、成形面部は横幅18mm、深さ2.5mm、縦
幅2.5mm)の下金型面上にETFEフイルム、未加
硫構成材、更にETFEフイルム、上金型を置い
て、加熱、加圧と同時に栓本体の架橋・成形とラ
ミネートとを同時成形して封口栓Aを製造した。
【表】
【表】
表3に示す如く実施例4、5、6、7はゴム
量、架橋条件、架橋密度、架橋剤、架橋助剤等を
調節したために耐熱性、吸湿試験、密封度、塩素
イオン量、紫外吸収スペクトル等、封口栓に最適
なる性質を示してる。これに対して比較例3、
4、5は諸々の性質が劣る。 又、表に記載していないがETFEフイルム表面
を接着処理工程をせずに、市販品フイルムそのま
まで構成材とともに形成を行なうと、接着力は0
〜0.2Kg/cmと劣る。そのため塩水噴霧、温湿サ
イクル、耐振にて剥離した。 上記具体例は栓本体1全面のETFEフイルムよ
る全面ラミネート品であるが、外気接触面を
PP、PE、PFA、ECTFE、PTFE、FEP、U等
の異なつた樹脂フイルムにした製品にすることも
できるし、又、外気接触面のフイルムを除いて製
造することも可能である。 (発明の効果) IIR又はEPDM又はEPMを配合した栓本体の
構成材と、その構成材との接着性改善したフツ
素系樹脂フイルムとを、所要の封口栓形態に、
ゴムの架橋および成形そしてフイルムのラミネ
ートまで同時に一工程で行なつて製造すること
により、経済的に有利に大量生産でき、その封
口栓を電子部品業界に広く提供できる。 栓本体と、その接合面を接着性改善したフツ
素系樹脂フイルムとの接着力を強固に製造で
き、それにより耐溶剤性、対炎性、耐薬品性、
耐塩水噴霧性、耐温湿サイクル性、耐放射線性
に優れる高品質のラミネート封口栓を提供でき
る。 栓本体の構成材としてIIR又はEPDM又は
EPMを選択し且つその配合量を20〜60重量%
とすると共にそのゴムの架橋密度を0.5〜
100mol/c.c.×10-4にして、高品質の封口栓に
仕上げており、気密性、耐熱性、耐湿性、耐振
性、誘電性、静電性を要求される電解コンデン
サ用としてそれらの諸性能を全て満足したもの
を提供できる。 自然老化が長期(5年以上)に亘り、その間
における電解コンデンサの誘電率を一定に安定
化せしめることができるものを提供できる。
量、架橋条件、架橋密度、架橋剤、架橋助剤等を
調節したために耐熱性、吸湿試験、密封度、塩素
イオン量、紫外吸収スペクトル等、封口栓に最適
なる性質を示してる。これに対して比較例3、
4、5は諸々の性質が劣る。 又、表に記載していないがETFEフイルム表面
を接着処理工程をせずに、市販品フイルムそのま
まで構成材とともに形成を行なうと、接着力は0
〜0.2Kg/cmと劣る。そのため塩水噴霧、温湿サ
イクル、耐振にて剥離した。 上記具体例は栓本体1全面のETFEフイルムよ
る全面ラミネート品であるが、外気接触面を
PP、PE、PFA、ECTFE、PTFE、FEP、U等
の異なつた樹脂フイルムにした製品にすることも
できるし、又、外気接触面のフイルムを除いて製
造することも可能である。 (発明の効果) IIR又はEPDM又はEPMを配合した栓本体の
構成材と、その構成材との接着性改善したフツ
素系樹脂フイルムとを、所要の封口栓形態に、
ゴムの架橋および成形そしてフイルムのラミネ
ートまで同時に一工程で行なつて製造すること
により、経済的に有利に大量生産でき、その封
口栓を電子部品業界に広く提供できる。 栓本体と、その接合面を接着性改善したフツ
素系樹脂フイルムとの接着力を強固に製造で
き、それにより耐溶剤性、対炎性、耐薬品性、
耐塩水噴霧性、耐温湿サイクル性、耐放射線性
に優れる高品質のラミネート封口栓を提供でき
る。 栓本体の構成材としてIIR又はEPDM又は
EPMを選択し且つその配合量を20〜60重量%
とすると共にそのゴムの架橋密度を0.5〜
100mol/c.c.×10-4にして、高品質の封口栓に
仕上げており、気密性、耐熱性、耐湿性、耐振
性、誘電性、静電性を要求される電解コンデン
サ用としてそれらの諸性能を全て満足したもの
を提供できる。 自然老化が長期(5年以上)に亘り、その間
における電解コンデンサの誘電率を一定に安定
化せしめることができるものを提供できる。
第1図、第2図、第3図は本発明製造法によつ
て製造した各封口栓で封緘した電解コンデンサを
示す断面図である。 図中、Aは封口栓、1は栓本体、2はフツ素系
樹脂フイルム、3は他の合成樹脂フイルム。
て製造した各封口栓で封緘した電解コンデンサを
示す断面図である。 図中、Aは封口栓、1は栓本体、2はフツ素系
樹脂フイルム、3は他の合成樹脂フイルム。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 フツ素系樹脂フイルムにおける栓本体の構成
材接合面をあらかじめプラズマ又はプライマー処
理し、栓本体の構成材の20〜60重量%をエチレン
プロピレンゴム又はエチレンプロピレンターポリ
マー又はブチルゴムとすると共にそのゴムの架橋
密度を0.5〜100mol/c.c.×10-4とし、成形金型で
所要の封口栓形態に、栓本体を架橋・成形するこ
とと、栓本体表面に上記フツ素系樹脂フイルムを
ラミネートすることを同時に行なうことにより成
形することを特徴とする電解コンデンサ用ラミネ
ート封口栓の製造方法。 2 栓本体全面にフツ素系樹脂フイルムをラミネ
ートすることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の電解コンデンサ用ラミネート封口栓の製造
方法。 3 栓本体における電解液が接触する表面部分に
フツ素系樹脂フイルムを、残る表面部分に他の合
成樹脂フイルムをラミネートすることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の電解コンデンサ用
ラミネート封口栓の製造方法。 4 フツ素系樹脂フイルムを厚さ0.001〜0.5mmと
することを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至
第3項記載の任意の電解コンデンサ用ラミネート
封口栓の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19231282A JPS5980925A (ja) | 1982-10-30 | 1982-10-30 | 電解コンデンサ用ラミネ−ト封口栓の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19231282A JPS5980925A (ja) | 1982-10-30 | 1982-10-30 | 電解コンデンサ用ラミネ−ト封口栓の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5980925A JPS5980925A (ja) | 1984-05-10 |
| JPS6236377B2 true JPS6236377B2 (ja) | 1987-08-06 |
Family
ID=16289177
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19231282A Granted JPS5980925A (ja) | 1982-10-30 | 1982-10-30 | 電解コンデンサ用ラミネ−ト封口栓の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5980925A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003109879A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-11 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサ用封口体 |
| JP2007214585A (ja) * | 2007-03-31 | 2007-08-23 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサ用封口体 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61139019A (ja) * | 1984-12-10 | 1986-06-26 | ニチコン株式会社 | 電解コンデンサ |
| JPH01110426U (ja) * | 1988-01-19 | 1989-07-26 | ||
| JP2023137002A (ja) | 2022-03-17 | 2023-09-29 | 日本ケミコン株式会社 | 封口体及び電解コンデンサ |
Family Cites Families (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1110079A (en) * | 1965-12-15 | 1968-04-18 | Johns Manville | Method and apparatus for forming laminates |
| JPS504661U (ja) * | 1973-05-14 | 1975-01-18 | ||
| JPS521355A (en) * | 1975-06-24 | 1977-01-07 | Nishiyama Gomme Kk | Multiple layere air clutch |
| JPS5476685A (en) * | 1977-11-29 | 1979-06-19 | Ohji Rubber & Chem | Method of making laminate composed of fluoroplastics and rubber |
| JPS5522107U (ja) * | 1978-07-28 | 1980-02-13 | ||
| JPS5563151U (ja) * | 1978-10-24 | 1980-04-30 | ||
| JPS6057905B2 (ja) * | 1979-09-25 | 1985-12-17 | トヨタ自動車株式会社 | 静電塗装方法及び装置 |
| JPS5671922U (ja) * | 1979-11-09 | 1981-06-13 | ||
| FR2487566A1 (fr) * | 1980-07-25 | 1982-01-29 | Thomson Csf | Matrice de detection d'un rayonnement electromagnetique et intensificateur d'images radiologiques comportant une telle matrice |
| JPS5747637A (en) * | 1980-09-06 | 1982-03-18 | Daikyo Gomme Seikou:Kk | Manufacture of laminate rubber stopper |
| JPS57130429U (ja) * | 1981-02-06 | 1982-08-14 |
-
1982
- 1982-10-30 JP JP19231282A patent/JPS5980925A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003109879A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-11 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサ用封口体 |
| JP2007214585A (ja) * | 2007-03-31 | 2007-08-23 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサ用封口体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5980925A (ja) | 1984-05-10 |
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