JPS6238469B2 - - Google Patents

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JPS6238469B2
JPS6238469B2 JP11107079A JP11107079A JPS6238469B2 JP S6238469 B2 JPS6238469 B2 JP S6238469B2 JP 11107079 A JP11107079 A JP 11107079A JP 11107079 A JP11107079 A JP 11107079A JP S6238469 B2 JPS6238469 B2 JP S6238469B2
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JP
Japan
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sodium
animal hair
heavy metals
fibers
chlorinated
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JP11107079A
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English (en)
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JPS5637368A (en
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Hiroshi Hojo
Sadao Noguchi
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  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明にて獣毛繊維類とあるのは、羊、山羊、
ラマ、アルパカ、並びにその他これに類似し、陸
棲の哺乳動物より採取されるスケールを有する微
細構造を持つたすべての繊維を含むものである。
これらの獣毛繊維の表面は、扁平で屋根瓦のよ
うに重なり合つた撥水性のスケールでおおわれた
微細構造となつており、スケールの先端は突き出
てエツジ状となつている。従つて繊維表面は光を
乱反射し光沢がなくざらざらした触感となつてい
る。
又、全体が撥水性の膜でおおわれたスケール
の、エツジ部内側は、極性基の多いアミノ酸組成
の蛋白質から成り、水分を吸つて膨潤し、エツジ
が立上り易い構造となつている、水の存在、特に
酸又はアルカリ性下で容易にフエルトし固化する
現象は、スケール構造のない他の繊維には見られ
ぬ特性である。
然し、上記特性のゆえに獣毛繊維は、洗濯、着
用によつて縮み固まり変形し、皮膚表面の水分を
吸つてエツジが立上り、シカシカと肌を刺す感触
となり、非極性基部分に染着した染料は湿潤の条
件により容易に表面に溶け出して濃色染色物の
汗、摩擦等湿潤状態における堅牢度を低下させる
等の欠点となつている。
本発明は、獣毛繊維の欠点逆用して触媒重金属
を吸着させ、前記欠点の原因となる突き出したエ
ツジ部のみに限定した塩素化を行い、次いで還元
処理により溶解除去して表面を滑らかにし、必要
ならば強化し、耐久性のある耐洗濯性と染色堅牢
度の優れた、滑らかな触感とかさ高さを保ち、美
しい光沢をもつ高級繊維に改質する加工法であつ
て、又更に本発明の方法を用いて、既にフエルト
化して固まり縮んでしまつたものをほぐして原型
に復し、耐久性のあるフエルト化防止の形に獣毛
繊維を製品又は中間品の形のまゝで変えてしまう
こともできるものである。
又、従来合成繊維等他種繊維との混紡製品にあ
つて、スケール構造が核となつて生ずる毛玉(ピ
リング)を防止する加工としても良い結果が得ら
れる。
又、スケールがあるために手触りが悪く毛先が
からみ易い毛皮を高級化する加工としても巾広く
応用できる加工法である。尚、常温で数分間の短
時間の内に終える加工であるので染料を分解させ
ることも少なく、撚り、編組織、縫等で既に与え
られている型に対しても本加工によつて新たに変
形は生ずることがなく、繊維強力、毛皮の基の皮
部分に与える損傷も小さい。
微量の重金属は、加工後の繊維上には殆んど残
らず流出する重金属も再生使用が可能で問題にす
る程ではない。
獣毛繊維質物、及びその混紡製品、並びに毛皮
類に及ぶ巾広い範囲に適用できる耐久性のある高
級化改質法である。
次に本発明の獣毛繊維質物の高級改質法につい
て、図によつて具体的に説明する。
第1図は獣毛繊維の断面斜視図、第2図は本発
明の方法により加工した獣毛繊維の断面斜視図、 第3図は第1図断面の丸印部分の拡大図であ
る。
(1) 先づ、微量のコバルト、ニツケル、パラジウ
ム、白金、銅、鉄、クロム、亜鉛、又はカドミ
ウムの如き重金属が、無機酸溶解液、酸化物、
ハロゲン化物、塩又は錯体の如く、常温でイオ
ンとして20〜50ppm溶け込んだ水溶液中、若
しくは重金属イオンを含む水溶液を分散させた
溶剤中に獣毛繊維を浸漬すると、繊維のスケー
ル第1図の4は全体が第3図の1のエピキユチ
クルと呼ぶ撥水性の膜で包まれ全体に撥水性と
なつている、然かるにスケールの裏側部分には
第3図の2で示すエンドキユチクルと呼ばれる
極性基に富んだ層があり、これが第3図の3で
示す様に、スケールのすき間に僅かに開口して
水を通し易い構造となつている、水中でイオン
に解離した重金属はこの部分を通りエンドキユ
チクルの極性基に配位する形で吸着される。こ
の吸着の状態は夫々の重金属に従う比色法で確
認でき、その結果で、条件を決定する、次いで
被処理物を液より取り出し、脱液又は分離し、
必要ならば表面附着分を洗浄除去する。
(2) 次に次亜塩素酸ナトリウム、亜塩素酸ナトリ
ウム、又は塩素化シアヌル酸ナトリウムの如き
塩素化剤の所要量を、常温で分解し易い様に中
性〜微酸性にPHを調整した水溶液中に、上記繊
維を浸漬する、次亜塩素酸ナトリウムは、 2MO+Cl2O-→M2O3+Cl- M2O3+ClO-→M2O3ClO- M2O3ClO-→2MO+Cl+O2 又、水中で塩素は重金属と作用し塩酸を生成
する。
2M+3Cl2→2MCl3 MCl3+3H2O→M(OH)3+3HCl 酸が存在すると急激に塩素が発生する NaClO+HCl→NaCl+HClO 2HClO→2HCl+O2 HClO+HCl→H2O+Cl2 (Mは重金属を示す) の如く第3図の2のエンドキユチクルに配位
された重金属の触媒的な働きによつて次々に分
解され塩素及び酸素を発生し、局部的に激しい
塩素化が行われる。この際、次亜塩素酸ナトリ
ウムは、被処理獣毛繊維重量に対して、有効塩
素3〜12重量%が用いられる。
上記の塩素化によつて第1図の5のエツジ部
は殆んど形を止めない程、分解されてしまう、
次いで脱液、水洗の後に、 (3) 残された部分は メタ重亜硫酸ナトリウム3〜20g/lアンモ
ニア水(25%溶液)4〜40c.c./l浴化1:10、
温度35℃〜45℃の溶液中で、3〜5分間処理す
ることでエツジ部分の残渣が溶解し、第2図の
如き滑らかな表面となり、50℃の温湯にて洗浄
する。
この還元洗浄は、前工程の塩素化で充分目的
を達成した表面となつた場合及び被処理物が既
に染色剤で変色のおそれがある場合は、 メタ重亜硫酸ナトリウム3g/l 浴化1:15、温度30℃、5分間処理したる後 重炭酸ナトリウム4g/lを用いて中和処理
をするに止める等、被処理物の形態、前後の処
理の関係によつては、還元剤とアルカリ性浴と
を別浴にて適用させ、量を加減して被処理物の
損傷を小さくする。
以上に続いて、既知の方法で表面の強化を行
う場合は、 ホルマリン(37%溶液)3〜10c.c./l PH7〜8、温度50〜80℃、15〜30分間処理し、
洗浄乾燥して工程を終る。
次に、本発明の実施の一例を挙げこれを具体的
に説明すれば、次の通りである。
実施例 1 濠洲産メリノ種、平均直径21.6μのトツプ状羊
毛を 塩化ニツケル 0.012%溶液 ニツケルイオンとして、30ppmの水溶液中に
25℃にて浸漬する、吸着状態を ヂメチル、グリオキシム 0.2%溶液中の着色
状態で確かめた後、脱液水洗する。
次いで 次亜塩素酸ナトリウム 有効塩素6%owf 浴化 1:15 に塩酸を加えPHを6.5に調整した溶液中に20℃
にて浸漬、3分間液を循環させた後、脱液水洗す
る。
次いで メタ重亜硫酸ナトリウム 5g/l アンモニア水(25%溶液) 7g/l 浴比 1:15の溶液中に3分間浸漬し、脱液後
40℃の温湯で機械的操作を加えながら分解離脱物
を洗い去る。
この後 ホルマリン(35%) 5c.c./l 浴比 1:15、温度50℃の浴中にて30分間浸漬
し、脱液、水洗乾操して工程を終る。
この様に処理したトツプは、美しい光沢と滑ら
かな触感を有し、顕微鏡下でも第2図の如き表面
状態が見られた。
この羊毛の28番手双糸、10ゲージの緯編機で編
上げた紳士用セーターは、洗濯機洗浄に耐える完
全防縮性を示し、羊毛特有の弾力性とカシミヤの
如き触感とかさ高性、着用時の肌を刺す感じもな
く、又、深紅、紺、黒等の濃色に染めたものでも
湿摩擦堅牢度は4〜5級と、従来品に較べ1〜2
級高い堅牢度の高級に改質した製品が得られた。
このほかに、各種の異つた原料により各種の優
れた製品が得られる。
(1) 前記の本発明方法により、雑種羊毛直径34.5
μを処理したものは、美しいモヘヤ状の光沢と
滑らかな触感を有し、従来モヘヤ混紡品として
製造されていた、ループヤーン織物又はニツト
製品は、モヘヤ品と何等区別のない用途として
使用され、触感、かさ高性、編目立ち、耐洗濯
性、染色堅牢度に於いてはモヘヤ品より優れた
製品となつた。
(2) 改質抗ピリングポリエステル、55%、羊毛45
%から構成されている混紡編物地について、本
発明の方法によつて処理を施したものは、洗濯
機で丸洗い可能の編物となり、ICI型ピリング
テスターを用いてのJISL―1076法によるピリ
ング試験の結果、原編地では2級であつたもの
が、処理後は4級と大巾な向上をみた。
(3) 羊の毛皮を、本発明の方法で処理した後、平
滑剤を加えて梳き毛を繰り返し乾燥したもの
は、美しい光沢と滑らかな触感を持つた。
処理前品に比して一段と良質の毛皮に改質さ
れた。
実施例 2 着用・洗濯により、フエルト固化して、20〜30
%収縮した、羊毛100%のゴルフウエア、婦人セ
ーター、保温用チヨツキ等をポリエステル製ネツ
トに包み、ドラム型溶剤加工機を用い、1.1.1.ト
リクロルエタンの溶剤中に、3価クロムイオンと
して、35ppmになる如く、0.05c.c./lの水と共に
ソルビタンラウレートを加えて分散させた溶液中
で、25℃にて2分間処理した後、脱液溶剤を分離
したる後、被処理物を 次亜塩素酸ナトリウム 有効塩素8%owf 浴比 1:10 に塩酸を加えてPH6.5に調整した溶液で20℃〜
25℃にて2分間処理した後に脱液、機械的操作を
加え乍ら分解離脱物ご洗浄除去する。次いで、 メタ重亜硫酸ナトリウム 3g/l 浴比 1:10、温度30℃〜40℃にて3分処理し
たる後 重炭酸ナトリウム2g/l 浴比 1:10、20℃にて中和する。
次いで、水洗、乾燥して工程を終る。
この処理法により繊維質物の表面の汚れ及びフ
エルト化の部分が取除かれて編目が再現し、収縮
が新製品の90%〜95%に回復し、新品にもない伸
縮性及びかさ高性を示し、色が鮮やかとなつて光
沢が増し、柔らかな手触りとチカチカと肌を刺す
羊毛特有の感じがなくなり、耐洗濯性が附与され
た。
本加工は、新しく仕上げる製品の防縮高級化加
工としても適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、獣毛繊維の微細構造を示す断面斜視
図である。第2図は、本発明による加工後の断面
斜視図である。第3図は、第1図丸印部分の拡大
図である。 1は、エピイキユチクル、2は、エンドキユチ
クル、3は、繊維表面に開口しエンドキユチクル
に通じる水路となる細胞間充填物質、4は、スケ
ール、5は、スケールのエツジ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 微量のコバルト、ニツケル、パラジウム、白
    金、銅、鉄、クロム、亜鉛、又はカドミウムの如
    き重金属をイオンとして含む水溶液、又は、イオ
    ン状として分散さした溶剤溶液の中に、獣毛繊維
    質物又は獣毛繊維含有の繊維質物、若しくは毛皮
    を浸漬し、繊維のスケールのエツジ部分の内側に
    重金属を吸着せしめ、これを次亜塩素酸ナトリウ
    ム、亜塩素酸ナトリウム、又は塩素化シアヌル酸
    ナトリウムの如き塩素化剤のPHを、中性ないし微
    酸性に調整した水溶液中に浸漬し、吸着せしめた
    重金属の触媒的分解作用により繊維に塩素化を施
    した後水洗し、次いでメタ重亜硫酸ナトリウム、
    次亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、又はチ
    オグリコール酸の如き還元剤と、ソーダ灰、重炭
    酸ナトリウム、又はアンモニア水の如きアルカリ
    性液の溶液中にて処理し、エツジ部を含む突起部
    分を溶解除去し、繊維表面を滑らかにすることを
    特徴とする獣毛繊維質物の高級改質法。
JP11107079A 1979-08-30 1979-08-30 High grade modification of animal fiber material Granted JPS5637368A (en)

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JPS5637368A JPS5637368A (en) 1981-04-11
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JPS56140164A (en) * 1980-03-27 1981-11-02 Hiroshi Houjiyou Modification of animal fibrous material by scale peeling
JPS62223370A (ja) * 1986-03-20 1987-10-01 長井 喜一 羊毛繊維の塩素化処理法
JPS62257458A (ja) * 1986-09-19 1987-11-10 倉敷紡績株式会社 スケ−ル除去獣毛

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JPS5637368A (en) 1981-04-11

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