JPS6239966Y2 - - Google Patents
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- JPS6239966Y2 JPS6239966Y2 JP809082U JP809082U JPS6239966Y2 JP S6239966 Y2 JPS6239966 Y2 JP S6239966Y2 JP 809082 U JP809082 U JP 809082U JP 809082 U JP809082 U JP 809082U JP S6239966 Y2 JPS6239966 Y2 JP S6239966Y2
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- diameter plunger
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Landscapes
- Braking Systems And Boosters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は流体圧力を利用してブレーキ装置の操
作力を倍力するブレーキブースタに関するもので
あり、特に、その助勢限界点の付近におけるブレ
ーキ操作感覚の変化が緩やかなブレーキブースタ
に関するものである。
作力を倍力するブレーキブースタに関するもので
あり、特に、その助勢限界点の付近におけるブレ
ーキ操作感覚の変化が緩やかなブレーキブースタ
に関するものである。
一般に、ブレーキブースタは、両側の圧力差に
従つて作動するパワーピストンと、そのパワーピ
ストンに形成された段付き穴の大径部に嵌め入れ
られて出力部材に力を伝達する大径プランジヤ
と、入力部材に連結されて段付き穴の小径部に嵌
め入れられた小径プランジヤと、それ等大径プラ
ンジヤと小径プランジヤとの間の大径部に配設さ
れて、その大径プランジヤからの反力をその小径
プランジヤおよびパワーピストンに配分する軟質
弾性体製のリアクシヨン部材とを備え、大径プラ
ンジヤおよび小径プランジヤのリアクシヨン部材
に対する受圧面積比に応じた倍力率で、入力部材
に加えられた入力を倍力して出力部材に伝達する
ように構成されている。
従つて作動するパワーピストンと、そのパワーピ
ストンに形成された段付き穴の大径部に嵌め入れ
られて出力部材に力を伝達する大径プランジヤ
と、入力部材に連結されて段付き穴の小径部に嵌
め入れられた小径プランジヤと、それ等大径プラ
ンジヤと小径プランジヤとの間の大径部に配設さ
れて、その大径プランジヤからの反力をその小径
プランジヤおよびパワーピストンに配分する軟質
弾性体製のリアクシヨン部材とを備え、大径プラ
ンジヤおよび小径プランジヤのリアクシヨン部材
に対する受圧面積比に応じた倍力率で、入力部材
に加えられた入力を倍力して出力部材に伝達する
ように構成されている。
しかしながら、斯る従来のブレーキブースタに
おいては、パワーピストンの助勢力が限界となる
助勢限界点付近において、入力部材に付与される
ブレーキペダル操作力に対して出力部材からブレ
ーキ装置に出力される力の倍力率が急激に低下す
るため、運転者にブレーキペダルがボトミング
(床に当たる現象)したかのような印象を与え易
い欠点があつた。特に、近年の大型高級車両のよ
うに常用域における倍力率を大きくしたブレーキ
ブースタにおいては、そのような欠点が著るし
く、ブレーキ操作感覚が悪いのである。
おいては、パワーピストンの助勢力が限界となる
助勢限界点付近において、入力部材に付与される
ブレーキペダル操作力に対して出力部材からブレ
ーキ装置に出力される力の倍力率が急激に低下す
るため、運転者にブレーキペダルがボトミング
(床に当たる現象)したかのような印象を与え易
い欠点があつた。特に、近年の大型高級車両のよ
うに常用域における倍力率を大きくしたブレーキ
ブースタにおいては、そのような欠点が著るし
く、ブレーキ操作感覚が悪いのである。
他方、そのような欠点を軽減するため、通常域
における倍力率を小さく設定したり、パワーピス
トンの助勢限界点前にタイヤがロツクするように
設定することが考えられるが、前者においては常
用域におけるブレーキ操作性が損われてブレーキ
ブースタ本来の意義が失われ、後者においてはロ
ツク付近の微妙なブレーキ操作が困難となる不都
合が生ずるのである。
における倍力率を小さく設定したり、パワーピス
トンの助勢限界点前にタイヤがロツクするように
設定することが考えられるが、前者においては常
用域におけるブレーキ操作性が損われてブレーキ
ブースタ本来の意義が失われ、後者においてはロ
ツク付近の微妙なブレーキ操作が困難となる不都
合が生ずるのである。
本考案は以上の事情を背景として為されたもの
であり、その目的とするところは、常用域におけ
る倍力率を低下させることなく、助勢限界点付近
のブレーキ操作感覚の変化が小さく且つ緩やかに
されたブレーキブースタを提供することにある。
であり、その目的とするところは、常用域におけ
る倍力率を低下させることなく、助勢限界点付近
のブレーキ操作感覚の変化が小さく且つ緩やかに
されたブレーキブースタを提供することにある。
斯る目的を達成するため、本考案の要旨とする
ところは、小径プランジヤを段付状としてその端
面を複数形成するとともに、リアクシヨン部材を
それ等端面にそれぞれ圧接可能な階段状に重ね合
わせた複数層とし、且つ小径プランジヤのそれぞ
れの端面とそれ等に対向するリアクシヨン部材の
各層とのそれぞれの間隙を、小径プランジヤの前
進に伴つて、小径プランジヤのリアクシヨン部材
に対する受圧面積を段階的に増加させるように、
段階的に異ならしめたことにある。
ところは、小径プランジヤを段付状としてその端
面を複数形成するとともに、リアクシヨン部材を
それ等端面にそれぞれ圧接可能な階段状に重ね合
わせた複数層とし、且つ小径プランジヤのそれぞ
れの端面とそれ等に対向するリアクシヨン部材の
各層とのそれぞれの間隙を、小径プランジヤの前
進に伴つて、小径プランジヤのリアクシヨン部材
に対する受圧面積を段階的に増加させるように、
段階的に異ならしめたことにある。
このようにすれば、小径プランジヤが前進させ
られるのに伴つて、小径プランジヤのリアクシヨ
ン部材に対する受圧面積が段階的に増加させられ
るとともに、入力部材に付与される入力に対して
出力部材からブレーキ装置に出力される力の倍力
率がパワーピストンの助勢限界点に至る前に段階
的に減少させられ得るので、常用域における倍力
率を低くすることなく、助勢限界点付近における
ブレーキ操作感覚の変化が小さく且つ緩やかとさ
れるのである。
られるのに伴つて、小径プランジヤのリアクシヨ
ン部材に対する受圧面積が段階的に増加させられ
るとともに、入力部材に付与される入力に対して
出力部材からブレーキ装置に出力される力の倍力
率がパワーピストンの助勢限界点に至る前に段階
的に減少させられ得るので、常用域における倍力
率を低くすることなく、助勢限界点付近における
ブレーキ操作感覚の変化が小さく且つ緩やかとさ
れるのである。
以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図において、ブレーキブースタ10は、ブ
レーキペダル11から入力部材である入力ロツド
12に加えられた操作力を倍力して、出力部材で
ある出力ロツド13からマスタシリンダ14へ出
力するものである。そのブレーキブースタ10は
フロントシエル16とリヤシエル18とから成る
気密な空室を備えており、その空室はダイヤフラ
ム式のパワーピストン20によつて定圧室22お
よび変圧室24に二分されている。定圧室22は
管継手26を経てエンジンのインテイクマニホル
ド、バキユームポンプ等の負圧源28に接続され
て常時負圧とされており、変圧室24は後述の制
御弁によつて定圧室22または大気に選択的に連
通させられて内圧が制御されるようになつてい
る。
レーキペダル11から入力部材である入力ロツド
12に加えられた操作力を倍力して、出力部材で
ある出力ロツド13からマスタシリンダ14へ出
力するものである。そのブレーキブースタ10は
フロントシエル16とリヤシエル18とから成る
気密な空室を備えており、その空室はダイヤフラ
ム式のパワーピストン20によつて定圧室22お
よび変圧室24に二分されている。定圧室22は
管継手26を経てエンジンのインテイクマニホル
ド、バキユームポンプ等の負圧源28に接続され
て常時負圧とされており、変圧室24は後述の制
御弁によつて定圧室22または大気に選択的に連
通させられて内圧が制御されるようになつてい
る。
パワーピストン20は、椀状のダイヤフラムプ
レート30と、ダイヤフラムプレート30に重ね
られて周囲が空室内に固定されたダイヤフラムゴ
ム32と、ダイヤフラムプレート30の中央部に
爪によつて固定されたパワーピストン本体34と
から構成され、定圧室22と変圧室24との圧力
差に基づいて軸方向に駆動されるようになつてい
る。
レート30と、ダイヤフラムプレート30に重ね
られて周囲が空室内に固定されたダイヤフラムゴ
ム32と、ダイヤフラムプレート30の中央部に
爪によつて固定されたパワーピストン本体34と
から構成され、定圧室22と変圧室24との圧力
差に基づいて軸方向に駆動されるようになつてい
る。
パワーピストン本体34には制御弁36と中継
機構38とが設けられている。その制御弁36は
パワーピストン本体34に形成された第1弁座4
0と、パワーピストン本体34に摺動可能に嵌合
され、入力ロツド12に連結されたバルブプラン
ジヤ44に形成された第2弁座46と、両弁座4
0,46に対して共通に配設された弾性体である
バルブエレメント48とから構成されている。そ
して、パワーピストン本体34には定圧室22お
よび変圧室24に通じる空気流通路50および5
2が形成されている。したがつて、バルブエレメ
ント48が第2弁座46に着座させられている場
合には空気流通路50および52を通して定圧室
22と変圧室24とが連通させられるが、入力ロ
ツド12が前進させられるに伴つてバルブエレメ
ント48と第2弁座46とが離され、バルブエレ
メント48が第1弁座40に着座すると、空気流
通路50が閉じられるとともに空気流通路52を
通して大気と変圧室24とが連通させられるよう
になつている。
機構38とが設けられている。その制御弁36は
パワーピストン本体34に形成された第1弁座4
0と、パワーピストン本体34に摺動可能に嵌合
され、入力ロツド12に連結されたバルブプラン
ジヤ44に形成された第2弁座46と、両弁座4
0,46に対して共通に配設された弾性体である
バルブエレメント48とから構成されている。そ
して、パワーピストン本体34には定圧室22お
よび変圧室24に通じる空気流通路50および5
2が形成されている。したがつて、バルブエレメ
ント48が第2弁座46に着座させられている場
合には空気流通路50および52を通して定圧室
22と変圧室24とが連通させられるが、入力ロ
ツド12が前進させられるに伴つてバルブエレメ
ント48と第2弁座46とが離され、バルブエレ
メント48が第1弁座40に着座すると、空気流
通路50が閉じられるとともに空気流通路52を
通して大気と変圧室24とが連通させられるよう
になつている。
また、パワーピストン本体34に設けられた切
欠孔には、バルブプランジヤ44の中間部に形成
された円周状の溝に係合し、バルブプランジヤ4
4の前進端および後進端を規制する双股状のスト
ツパキー54が挿し込まれ、そのストツパキー5
4はパワーピストン本体34に周設された円環状
のストツパリング56によつて抜出しが防止され
ている。そして、パワーピストン本体34のリヤ
シエル18から突出した部分はブーツ58によつ
て覆われており、ブーツ58の後端には変圧室2
4に大気を送るための図示しない空気吸入口が穿
設されている。
欠孔には、バルブプランジヤ44の中間部に形成
された円周状の溝に係合し、バルブプランジヤ4
4の前進端および後進端を規制する双股状のスト
ツパキー54が挿し込まれ、そのストツパキー5
4はパワーピストン本体34に周設された円環状
のストツパリング56によつて抜出しが防止され
ている。そして、パワーピストン本体34のリヤ
シエル18から突出した部分はブーツ58によつ
て覆われており、ブーツ58の後端には変圧室2
4に大気を送るための図示しない空気吸入口が穿
設されている。
一方、出力ロツド13はフロントシエル16の
中央部を貫通した状態で軸方向の移動が自在に配
設されており、入力ロツド12に加えられた操作
力とその操作力に応じたパワーピストン20の助
勢力とが中継機構38を介して出力ロツド13に
伝達されるようになつている。すなわち、第2図
に詳細に示されるように、中継機構38は、パワ
ーピストン本体34の中央部に形成された段付き
穴の小径部60に軸方向の摺動が可能に嵌合され
バルブプランジヤ44の前方端部に形成された小
径プランジヤ部62と、その段付き穴の大径部6
4に軸方向の摺動が可能に嵌合され、出力ロツド
13の後方端部に一体的に設けられた大径プラン
ジヤ部66と、それ等小径プランジヤ部62と大
径プランジヤ部66との間の大径部64に配設さ
れた第1リアクシヨン部材68および第2リアク
シヨン部材70とから構成されている。小径プラ
ンジヤ部62は段付き状に形成されて大径プラン
ジヤ部66に対向する円形の端面72とそれより
後方側に位置する円環状の端面74とを備えてい
る。第1リアクシヨン部材68は大径プランジヤ
部66と同径の円板状を成すとともに、第2リア
クシヨン部材70は小径プランジヤ部62の前方
の段部が摺動可能に嵌挿された穴を有し且つ第1
リアクシヨン部材68と同径の円環状を成し、同
様の円環状のスペーサ76を介して重ね合わせら
れている。そして、ブレーキブースタ10の非作
動状態において、端面72と第1リアクシヨン部
材68との間隙Aが、端面74と第2リアクシヨ
ン部材70との間隙Bよりも大きくなるように設
定されている。それ等の異なる間隙は、小径プラ
ンジヤ部62のパワーピストン本体34に対する
前進に伴つて、小径プランジヤ部62の受圧面積
を段階的に増加させるものである。尚、第1リア
クシヨン部材68および第2リアクシヨン部材7
0は天然ゴム、ニトリルゴム等の軟質弾性体製で
あつて、第2リアクシヨン部材70よりも第1リ
アクシヨン部材68の方が硬くしてある。
中央部を貫通した状態で軸方向の移動が自在に配
設されており、入力ロツド12に加えられた操作
力とその操作力に応じたパワーピストン20の助
勢力とが中継機構38を介して出力ロツド13に
伝達されるようになつている。すなわち、第2図
に詳細に示されるように、中継機構38は、パワ
ーピストン本体34の中央部に形成された段付き
穴の小径部60に軸方向の摺動が可能に嵌合され
バルブプランジヤ44の前方端部に形成された小
径プランジヤ部62と、その段付き穴の大径部6
4に軸方向の摺動が可能に嵌合され、出力ロツド
13の後方端部に一体的に設けられた大径プラン
ジヤ部66と、それ等小径プランジヤ部62と大
径プランジヤ部66との間の大径部64に配設さ
れた第1リアクシヨン部材68および第2リアク
シヨン部材70とから構成されている。小径プラ
ンジヤ部62は段付き状に形成されて大径プラン
ジヤ部66に対向する円形の端面72とそれより
後方側に位置する円環状の端面74とを備えてい
る。第1リアクシヨン部材68は大径プランジヤ
部66と同径の円板状を成すとともに、第2リア
クシヨン部材70は小径プランジヤ部62の前方
の段部が摺動可能に嵌挿された穴を有し且つ第1
リアクシヨン部材68と同径の円環状を成し、同
様の円環状のスペーサ76を介して重ね合わせら
れている。そして、ブレーキブースタ10の非作
動状態において、端面72と第1リアクシヨン部
材68との間隙Aが、端面74と第2リアクシヨ
ン部材70との間隙Bよりも大きくなるように設
定されている。それ等の異なる間隙は、小径プラ
ンジヤ部62のパワーピストン本体34に対する
前進に伴つて、小径プランジヤ部62の受圧面積
を段階的に増加させるものである。尚、第1リア
クシヨン部材68および第2リアクシヨン部材7
0は天然ゴム、ニトリルゴム等の軟質弾性体製で
あつて、第2リアクシヨン部材70よりも第1リ
アクシヨン部材68の方が硬くしてある。
第1図に戻つて、フロントシエル16とパワー
ピストン本体34との間にはコイル状のリターン
スプリング78が介挿されるとともに、リターン
スプリング78とパワーピストン本体34との間
にはスプリング受け80が配設され、パワーピス
トン本体34および出力ロツド13が常時後方
(入力ロツド12側)に向つて付勢されている。
ピストン本体34との間にはコイル状のリターン
スプリング78が介挿されるとともに、リターン
スプリング78とパワーピストン本体34との間
にはスプリング受け80が配設され、パワーピス
トン本体34および出力ロツド13が常時後方
(入力ロツド12側)に向つて付勢されている。
以下、本実施例の作動を説明する。
ブレーキペダル11が踏込まれていない状態に
おいては、第2弁座46にバルブエレメント48
が着座されるとともに第1弁座40とバルブエレ
メント48が離されているため、変圧室24と定
圧室22とが連通させられてパワーピストン20
の両側には圧力差が発生しない。このため、パワ
ーピストン本体34および出力ロツド13がリタ
ーンスプリング78の付勢力に従つて最も後方に
位置させられている。第1図におび第2図はこの
状態を示す。
おいては、第2弁座46にバルブエレメント48
が着座されるとともに第1弁座40とバルブエレ
メント48が離されているため、変圧室24と定
圧室22とが連通させられてパワーピストン20
の両側には圧力差が発生しない。このため、パワ
ーピストン本体34および出力ロツド13がリタ
ーンスプリング78の付勢力に従つて最も後方に
位置させられている。第1図におび第2図はこの
状態を示す。
このような状態からブレーキペダル11が操作
されて入力ロツド12が前進させられると、バル
ブプランジヤ44がパワーピストン本体34に対
して相対的に前進させられるので、第1弁座40
にバルブエレメント48が着座させられるととも
に、第2弁座46とバルブエレメント48とが離
される。このため、そのような制御弁36の開度
に応じて変圧室24内に大気が流入させられてパ
ワーピストン20の両側に圧力差が生じるので、
パワーピストン20がバルブプランジヤ44とと
もに前進させられるとともに、そのパワーピスト
ン20の動きが第2リアクシヨン部材70、スペ
ーサ76および第1リアクシヨン部材68を通じ
て出力ロツド13に伝達され、出力ロツド13が
突き出される。これによつてマスタシリンダ14
内の制動液が図示しないブレーキ系統へ供給され
てブレーキクリアランスが消滅し、制動効果が現
われ始める。このとき、出力ロツド13に加えら
れるブレーキ反力によつて隙間Bが消滅させられ
て円環状の端面74と第2リアクシヨン部材70
とが当接し、そのブレーキ反力が第2リアクシヨ
ン部材70に対する受圧面積比に従つてパワーピ
ストン本体34とバルブプランジヤ44に配分さ
れる。すなわち、たとえば端面74の面積をC、
段付き穴における大径部64と小径部60との間
の段部が第2リアクシヨン部材70の端面に接触
する面積をDとすると、入力ロツド12に加えら
れた操作力がパワーピストン20に助勢されて
(C+D)/Cの高い倍力率で出力ロツド13に
伝達されるのである。第3図の直線Xはこのよう
な常用域における関係を示す。
されて入力ロツド12が前進させられると、バル
ブプランジヤ44がパワーピストン本体34に対
して相対的に前進させられるので、第1弁座40
にバルブエレメント48が着座させられるととも
に、第2弁座46とバルブエレメント48とが離
される。このため、そのような制御弁36の開度
に応じて変圧室24内に大気が流入させられてパ
ワーピストン20の両側に圧力差が生じるので、
パワーピストン20がバルブプランジヤ44とと
もに前進させられるとともに、そのパワーピスト
ン20の動きが第2リアクシヨン部材70、スペ
ーサ76および第1リアクシヨン部材68を通じ
て出力ロツド13に伝達され、出力ロツド13が
突き出される。これによつてマスタシリンダ14
内の制動液が図示しないブレーキ系統へ供給され
てブレーキクリアランスが消滅し、制動効果が現
われ始める。このとき、出力ロツド13に加えら
れるブレーキ反力によつて隙間Bが消滅させられ
て円環状の端面74と第2リアクシヨン部材70
とが当接し、そのブレーキ反力が第2リアクシヨ
ン部材70に対する受圧面積比に従つてパワーピ
ストン本体34とバルブプランジヤ44に配分さ
れる。すなわち、たとえば端面74の面積をC、
段付き穴における大径部64と小径部60との間
の段部が第2リアクシヨン部材70の端面に接触
する面積をDとすると、入力ロツド12に加えら
れた操作力がパワーピストン20に助勢されて
(C+D)/Cの高い倍力率で出力ロツド13に
伝達されるのである。第3図の直線Xはこのよう
な常用域における関係を示す。
次に、ブレーキペダル11の操作力が一層強め
られると、出力ロツド13に加えられるブレーキ
反力が増大するので、第1リアクシヨン部材68
が変形させられて、その第1リアクシヨン部材6
8と円形の端面72と当接し、第4図に示される
状態となる。したがつて、バルブプランジヤ44
の受圧面積が増大するので倍力率が一段階低くさ
れて、ブレーキ操作が少し重い感じとされる。第
3図の直線Yはこのような関係を示す。すなわち
たとえば、円形の端面72の面積をEとすると、
入力ロツド12に加えられた操作力が(C+D+
E)/(D+E)の倍力率で出力ロツド13に伝
達されるのである。尚、その面積(C+D+E)
は大径プランジヤ部66の面積に等しい。
られると、出力ロツド13に加えられるブレーキ
反力が増大するので、第1リアクシヨン部材68
が変形させられて、その第1リアクシヨン部材6
8と円形の端面72と当接し、第4図に示される
状態となる。したがつて、バルブプランジヤ44
の受圧面積が増大するので倍力率が一段階低くさ
れて、ブレーキ操作が少し重い感じとされる。第
3図の直線Yはこのような関係を示す。すなわち
たとえば、円形の端面72の面積をEとすると、
入力ロツド12に加えられた操作力が(C+D+
E)/(D+E)の倍力率で出力ロツド13に伝
達されるのである。尚、その面積(C+D+E)
は大径プランジヤ部66の面積に等しい。
更に、ブレーキペダル11の操作力が強められ
ると、パワーピストン20の両側の圧力差が限界
に達し、以後ブレーキペダル11に加えられる操
作力の変化がそのまま出力ロツド13の出力の変
化として伝達される。すなわち、パワーピストン
20の助勢力が限界点に達し、以後パワーピスト
ン20は操作力の変化に拘らず一定の助勢力を出
力ロツド13に伝達する状態となるので、出力ロ
ツド13から出力される力は入力ロツド12に加
えられた操作力にその一定の助勢力を加えたもの
となるのである。したがつて、このような状態に
おける入力に対する出力の倍力率(変化率)は、
「1」となり、第3図の直線Zはこの状態を示
す。
ると、パワーピストン20の両側の圧力差が限界
に達し、以後ブレーキペダル11に加えられる操
作力の変化がそのまま出力ロツド13の出力の変
化として伝達される。すなわち、パワーピストン
20の助勢力が限界点に達し、以後パワーピスト
ン20は操作力の変化に拘らず一定の助勢力を出
力ロツド13に伝達する状態となるので、出力ロ
ツド13から出力される力は入力ロツド12に加
えられた操作力にその一定の助勢力を加えたもの
となるのである。したがつて、このような状態に
おける入力に対する出力の倍力率(変化率)は、
「1」となり、第3図の直線Zはこの状態を示
す。
このように、従来のブレーキブースタによれ
ば、第3図の破線に示されるように、パワーピス
トンの助勢限界点(破線中の折点)付近において
倍力率が急激に減少するので、ブレーキ操作感覚
が急変して運転者にブレーキペダルがボトミング
(着床)したかのような印象を与え易いのに対
し、本実施例によれば、バルブプランジヤ44の
リアクシヨン部材68,70に対する受圧面積が
バルブプランジヤ44の前進に伴つて段階的に増
加させられ、パワーピストン20の助勢限界点
(直線Yと直線Zとの折点)に至る前に倍力率が
2段階に減少させられるので、その助勢限界点付
近におけるブレーキ操作感覚の変化が小さく且つ
緩やかとなるのである。したがつて、特に大型高
級車両のように助勢限界点前の常用域の倍力率が
大きくされたブレーキブースタにおいて、常用域
の倍力率を低下させることなく、ブレーキペダル
がボトミングしたような操作感覚が大幅に解消さ
れるのである。
ば、第3図の破線に示されるように、パワーピス
トンの助勢限界点(破線中の折点)付近において
倍力率が急激に減少するので、ブレーキ操作感覚
が急変して運転者にブレーキペダルがボトミング
(着床)したかのような印象を与え易いのに対
し、本実施例によれば、バルブプランジヤ44の
リアクシヨン部材68,70に対する受圧面積が
バルブプランジヤ44の前進に伴つて段階的に増
加させられ、パワーピストン20の助勢限界点
(直線Yと直線Zとの折点)に至る前に倍力率が
2段階に減少させられるので、その助勢限界点付
近におけるブレーキ操作感覚の変化が小さく且つ
緩やかとなるのである。したがつて、特に大型高
級車両のように助勢限界点前の常用域の倍力率が
大きくされたブレーキブースタにおいて、常用域
の倍力率を低下させることなく、ブレーキペダル
がボトミングしたような操作感覚が大幅に解消さ
れるのである。
次に、本考案の他の実施例を説明する。尚、以
下の説明において前述の実施例と共通する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
下の説明において前述の実施例と共通する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
第5図において、小径プランジヤ部62は3段
階の段付状に形成されて大径プランジヤ部66に
対向する円形の端面82とこれより後方にそれぞ
れ位置する円環状の端面84,86とを備えてい
る。そして、前述の実施例と同様に、円環状の第
2リアクシヨン部材88および第3リアクシヨン
部材90がスペーサ92および94をそれぞれ介
して第1リアクシヨン部材68に重ね合わせられ
ており、端面82と第1リアクシヨン部材68と
の隙間Fが端面84と第2リアクシヨン部材88
との隙間Gよりも大きく、また端面86と第3リ
アクシヨン部材90との隙間Hがその隙間Gより
も小さく設定されている。
階の段付状に形成されて大径プランジヤ部66に
対向する円形の端面82とこれより後方にそれぞ
れ位置する円環状の端面84,86とを備えてい
る。そして、前述の実施例と同様に、円環状の第
2リアクシヨン部材88および第3リアクシヨン
部材90がスペーサ92および94をそれぞれ介
して第1リアクシヨン部材68に重ね合わせられ
ており、端面82と第1リアクシヨン部材68と
の隙間Fが端面84と第2リアクシヨン部材88
との隙間Gよりも大きく、また端面86と第3リ
アクシヨン部材90との隙間Hがその隙間Gより
も小さく設定されている。
したがつて、バルブプランジヤ44の前進に伴
つてリアクシヨン部材68,88,90に対する
小径プランジヤ部62の受圧面積が段階的に増加
させられ、第6図に示される特性が得られる。す
なわち、端面86,84,82の面積をそれぞれ
J,K,Lとし、大径部64と小径部60との間
の段部の面積を前述の実施例と同様にDとする
と、隙間Hが消滅した初期の段階においては直線
Uに示されるように倍力率が(J+D)/Jで、
隙間Gが消滅した段階では直線Vに示されるよう
に倍力率が(J+K+D)/(J+K)で、隙間
Fが消滅した段階では直線Wに示されるように倍
力率が(J+K+L+D)/(J+K+L)で、
入力ロツド12に加えられた操作力が出力ロツド
13から出力されるのである。
つてリアクシヨン部材68,88,90に対する
小径プランジヤ部62の受圧面積が段階的に増加
させられ、第6図に示される特性が得られる。す
なわち、端面86,84,82の面積をそれぞれ
J,K,Lとし、大径部64と小径部60との間
の段部の面積を前述の実施例と同様にDとする
と、隙間Hが消滅した初期の段階においては直線
Uに示されるように倍力率が(J+D)/Jで、
隙間Gが消滅した段階では直線Vに示されるよう
に倍力率が(J+K+D)/(J+K)で、隙間
Fが消滅した段階では直線Wに示されるように倍
力率が(J+K+L+D)/(J+K+L)で、
入力ロツド12に加えられた操作力が出力ロツド
13から出力されるのである。
このように、本実施例によれば、パワーピスト
ン20の助勢限界点(直線Wと直線Zとの折点)
に至る前に倍力率が3段階に減少させられるので
助勢限界点付近におけるブレーキ操作感覚の変化
が一層緩和される利点がある。
ン20の助勢限界点(直線Wと直線Zとの折点)
に至る前に倍力率が3段階に減少させられるので
助勢限界点付近におけるブレーキ操作感覚の変化
が一層緩和される利点がある。
以上、本考案の一実施例を示す図面に基づいて
説明したが、本考案はその他の態様においても適
用される。
説明したが、本考案はその他の態様においても適
用される。
たとえば、前述の実施例における大径プランジ
ヤ部66は出力ロツド13に一体的に設けられて
いるが、大径プランジヤ部66と出力ロツド13
とが軸方向の相対移動可能に設けられ、大径プラ
ンジヤ部66とパワーピストン20との間に装架
されたレバーを介して出力ロツド13に出力が伝
達されるようにしたブレーキブースタであつても
良いのである。
ヤ部66は出力ロツド13に一体的に設けられて
いるが、大径プランジヤ部66と出力ロツド13
とが軸方向の相対移動可能に設けられ、大径プラ
ンジヤ部66とパワーピストン20との間に装架
されたレバーを介して出力ロツド13に出力が伝
達されるようにしたブレーキブースタであつても
良いのである。
前述の実施例において、小径プランジヤ部62
の受圧面積を段階的に変化させるために、隙間A
が隙間Bよりも大きく設定されているが、逆に隙
間Aが隙間Bよりも小さく設定されても差支えな
い。
の受圧面積を段階的に変化させるために、隙間A
が隙間Bよりも大きく設定されているが、逆に隙
間Aが隙間Bよりも小さく設定されても差支えな
い。
尚、上述したのはあくまでも本考案の一実施例
であり、本考案はその精神を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
であり、本考案はその精神を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
以上詳記したように、本考案のブレーキブース
タによれば、小径プランジヤが前進するのに伴つ
て、小径プランジヤのリアクシヨン部材に対する
受圧面積が段階的に増加させられるとともに、入
力部材に付与される操作力に対する出力部材から
ブレーキ装置に出力される力の倍力率がパワーピ
ストンの助勢限界点に至る前に段階的に減少させ
られるので、常用域における倍力率を低下させる
ことなく、助勢限界点付近におけるブレーキ操作
感覚の変化が小さく且つ緩やかとなるのである。
タによれば、小径プランジヤが前進するのに伴つ
て、小径プランジヤのリアクシヨン部材に対する
受圧面積が段階的に増加させられるとともに、入
力部材に付与される操作力に対する出力部材から
ブレーキ装置に出力される力の倍力率がパワーピ
ストンの助勢限界点に至る前に段階的に減少させ
られるので、常用域における倍力率を低下させる
ことなく、助勢限界点付近におけるブレーキ操作
感覚の変化が小さく且つ緩やかとなるのである。
第1図は本考案の一実施例の構成を示す一部を
切欠いた正面図である。第2図は第1図の要部を
示す部分断面図である。第3図および第4図は第
1図の実施例の作動を説明するグラフおよび図で
ある。第5図および第6図は本考案の他の実施例
における第2図および第3図に相当する図であ
る。 12:入力ロツド、13:出力ロツド、20:
パワーピストン、60:小径部、62:小径プラ
ンジヤ部(小径プランジヤ)、64:大径部、6
6:大径プランジヤ部(大径プランジヤ)、{6
8:第1リアクシヨン部材、70,88:第2リ
アクシヨン部材、90:第3リアクシヨン部材}
(リアクシヨン部材)、72,74,82,84,
86:端面。
切欠いた正面図である。第2図は第1図の要部を
示す部分断面図である。第3図および第4図は第
1図の実施例の作動を説明するグラフおよび図で
ある。第5図および第6図は本考案の他の実施例
における第2図および第3図に相当する図であ
る。 12:入力ロツド、13:出力ロツド、20:
パワーピストン、60:小径部、62:小径プラ
ンジヤ部(小径プランジヤ)、64:大径部、6
6:大径プランジヤ部(大径プランジヤ)、{6
8:第1リアクシヨン部材、70,88:第2リ
アクシヨン部材、90:第3リアクシヨン部材}
(リアクシヨン部材)、72,74,82,84,
86:端面。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 両側の圧力差に従つて作動するパワーピストン
と、該パワーピストンに形成された段付き穴の大
径部に嵌め入れられて出力部材に力を伝達する大
径プランジヤと、入力部材に連結されて該段付き
穴の小径部に嵌め入れられた小径プランジヤと、
該大径プランジヤと小径プランジヤとの間の大径
部に配設されて、該大径プランジヤからの反力を
該小径プランジヤおよびパワーピストンに配分す
る軟質弾性体製のリアクシヨン部材とを備え、該
大径プランジヤおよび小径プランジヤの該リアク
シヨン部材に対する受圧面積比に応じた倍力率で
入力部材に加えられた入力を倍力して出力部材に
伝達するブレーキブースタにおいて、 前記小径プランジヤを段付状としてその端面を
複数形成するとともに、前記リアクシヨン部材を
該端面にそれぞれ圧接可能な階段状に重ね合わせ
た複数層とし、且つ該小径プランジヤのそれぞれ
の端面とこれらに対向する該リアクシヨン部材の
各層とのそれぞれの間隙を、該小径プランジヤの
前進に伴つて、該小径プランジヤの該リアクシヨ
ン部材に対する受圧面積を段階的に増加させるよ
うに、段階的に異ならしめたことを特徴とするブ
レーキブースタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP809082U JPS58110567U (ja) | 1982-01-22 | 1982-01-22 | ブレ−キブ−スタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP809082U JPS58110567U (ja) | 1982-01-22 | 1982-01-22 | ブレ−キブ−スタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58110567U JPS58110567U (ja) | 1983-07-28 |
| JPS6239966Y2 true JPS6239966Y2 (ja) | 1987-10-13 |
Family
ID=30020807
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP809082U Granted JPS58110567U (ja) | 1982-01-22 | 1982-01-22 | ブレ−キブ−スタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58110567U (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6299255A (ja) * | 1985-10-28 | 1987-05-08 | Jidosha Kiki Co Ltd | ブレ−キ倍力装置の反力伝達機構 |
| JPS63154458A (ja) * | 1986-12-18 | 1988-06-27 | Nissin Kogyo Kk | 負圧式倍力装置 |
| JP4501190B2 (ja) * | 1999-11-30 | 2010-07-14 | 株式会社アドヴィックス | 車両の液圧ブレーキ装置 |
-
1982
- 1982-01-22 JP JP809082U patent/JPS58110567U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58110567U (ja) | 1983-07-28 |
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