JPS6245225B2 - - Google Patents
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- JPS6245225B2 JPS6245225B2 JP15411478A JP15411478A JPS6245225B2 JP S6245225 B2 JPS6245225 B2 JP S6245225B2 JP 15411478 A JP15411478 A JP 15411478A JP 15411478 A JP15411478 A JP 15411478A JP S6245225 B2 JPS6245225 B2 JP S6245225B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aggregation
- platelet
- group
- dithiobis
- drug
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
本発明は一般式(1)
〔式中、R1、R2は同一もしくは異なつていてもよ
く、ヒドロキシアルキルアミノ基(但しヒドロキ
シ基は当該アルキル基の末端以外の炭素原子に結
合している)〕 で表わされる2・2′−ジチオビス(N−置換ベン
ツアミド)および、これを含んでなる抗血栓剤に
関する。 脳卒中や心筋硬塞発作の主な原因の一つに血栓
症がある。種々の原因で生成した血栓は、壁圧血
栓として動脈硬化を促進したり、流血中に流れ出
た血栓が塞栓になると、循環障害を引きおこす。 これらの動脈硬化、循環障害は上記脳卒中や心
筋硬塞発作の原因と考えられている。 近年の進歩した血小板機能に関する研究によれ
ば、血小板が血栓形成過程において中心的な役割
を持つていることが明らかになつた。 即ち、流血中に存在する血小板は正常な血管壁
とは平衝状態を保ち、凝集塊を生じることはない
が損傷部が生じると血管壁に内膜下組織に点在す
るコラーゲンが基底膜と粘着する。その粘着は血
小板のdense bodyからのADPやセロトニンの放
出反応を引きおこす。放出されたADPやセロト
ニンは、血小板相互の凝集反応を引きおこし、血
小板塊をつくる。 同時に、血小板第3因子の放出も引き起こし、
放出された血小板第3因子はトロンビンの生成を
促進する。その結果、血液凝固過程を活性化し、
血栓が形成されると考えられている。 以上の様な血栓形成における重要な血小板の役
割に注目し、血小板の粘着、放出、凝集の諸機能
を抑制する薬剤を血栓症の予防および治療に用い
る試みがなされている。 従来、血小板凝集抑制剤としては、アスピリ
ン、インドメサチンなどのような非ステロイド系
消炎剤、スルフインピラゾンのようなピラゾール
誘導体、ジピリダールなどのピリミドピリミジン
誘導体、アデノシン誘導体、パパペリンなどが知
られているが、薬理効果、安定性の面から、より
優れた薬剤の開発が望まれている。 本発明者らは4000種以上の化合物のスクリーニ
ング・テストを行つた結果、 一般式(2) (式中、R1、R2は同一もしくは異なつてもよく、
アミノ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ
基、アラルキルアミノ基、ヒドロキシアルキルア
ミノ基、アルキルピペラジノ基、またはアラルキ
ルピペラジノ基を表わす)で表わされる2・2′−
ジチオビス(N−置換もしくは非置換ベンツアミ
ド)もしくは、その塩を主成分として含有する抗
血栓剤に関する特許出願(特開昭55−324号公
報)を行つた。 本発明者らは、更に詳細な研究を行つた結果、
一般式(1)で表わされる2・2′−ジチオビス(N−
置換ベンツアミド)が強力な血小板凝集抑制作用
を有し、且つ毒性も低いことを見い出し本発明を
完成した。 以下に本発明の詳細を示す。 本発明の目的化合物は一般式(1)においてR1、
R2は同一もしくは異なつていてもよく、炭素数
2〜8のヒドロキシアルキルアミノ基(但し、ヒ
ドロキシ基は当該アルキル基の末端以外の炭素原
子に結合している)があげられる。化合物名を具
体的に例示すると、一般式(1)においてR1、R2が
下記のヒドロキシアルキルアミノ基である。 2・2′−ジチオビス(N−2−ヒドロキシプロ
ピルベンツアミド) 2・2′−ジチオビス(N−3−ヒドロキシブチ
ルベンツアミド) 2・2′−ジチオビス(N−4−ヒドロキシヘキ
シルベンツアミド) などがあげられる。 次に本発明化合物の合成法について説明する。 本発明化合物は、2・2′−ジチオ−ビスベンゾ
イルハライド、好ましくはクロライドを溶媒中、
ヒドロキシアルキルアミン(但しヒドロキシ基は
当該アルキル基の末端以外の炭素原子に結合して
いる)と反応させ常法により、回収、精製するこ
とによつて得られる。 用いられる不活性な溶媒としては、例えばジオ
キサン、テトラヒドロフランなどの環状エーテ
ル、エーテル類、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭
化水素類、炭化水素類などがあげられる。反応は
通常、冷却下−20℃〜50℃、好ましくは0〜25℃
で行なわれる。 反応時間は、通常1〜5時間である。 次に実験例によつて、本発明化合物が優れた血
小板凝集抑制作用を有することを示す。尚対照薬
として、2・2′−ジチオビス(N−2−ヒドロキ
シエチルベンツアミド)、アデノシン、パパベリ
ン、アスピリン等を用いた。 実験例 1 ウサギ多血小板血漿における血小板凝集抑制作
用(in vitro実験) (a) 方法 家兎(2−2.5Kg)の総頚動脈より、9volの
血液を3.8%クエン酸ナトリウム1volを含むシ
リコン処理フラスコに採血する。得られた該血
液を1000rpmで15分遠心分離して、多血小板血
漿(platelet rich plasma.以下PRPと略称す
る)を得た。 血小板凝集の観察はAggregometer
(Bryston社製)を用いて行なつた。諸種の凝
集惹起(誘発)物質の添加後の凝集の度合を比
濁法により透光度の増加としてとらえた。 (b) 操作 PRP0.9mlをAggregometer用のシリコン処理
キユベツトに入れ、これに各種濃度の薬剤(検
体)又は対照抑制薬物を含む生理食塩水溶液
0.05mlを添加後、1分間ふ置し、次いで、各種
凝集惹起物質を加えてその後の血小板含有液の
状態を観測し、吸光度を測定する。凝集抑制率
は次式より求める。 凝集抑制率(%)=C−D/C×100 ここでCは、生理食塩水を添加した時の最大
凝集率を示す透光度変化を示し、Dは薬剤添加
時の最大凝集率を示す透光度変化を示す。 (c) 結果 ADP、コラーゲンおよびトロンビン誘発血
小板凝集抑制作用 ADP(10-5M)をPRPに添加すると直ちに血
小板の形態変化に伴う一過性の透光度の減少に
続き、明らかな凝集が認められる。 コラーゲンをPRPに添加すると、1−2分の
潜伏期間を置いてから凝集が認められる。 トロンビンをPRPに添加すると、30−40秒の
潜伏期間を置いてから明らかな凝集が認められ
る。これらの血小板凝集に対する各薬剤による
抑制効果を第1表に示す。
く、ヒドロキシアルキルアミノ基(但しヒドロキ
シ基は当該アルキル基の末端以外の炭素原子に結
合している)〕 で表わされる2・2′−ジチオビス(N−置換ベン
ツアミド)および、これを含んでなる抗血栓剤に
関する。 脳卒中や心筋硬塞発作の主な原因の一つに血栓
症がある。種々の原因で生成した血栓は、壁圧血
栓として動脈硬化を促進したり、流血中に流れ出
た血栓が塞栓になると、循環障害を引きおこす。 これらの動脈硬化、循環障害は上記脳卒中や心
筋硬塞発作の原因と考えられている。 近年の進歩した血小板機能に関する研究によれ
ば、血小板が血栓形成過程において中心的な役割
を持つていることが明らかになつた。 即ち、流血中に存在する血小板は正常な血管壁
とは平衝状態を保ち、凝集塊を生じることはない
が損傷部が生じると血管壁に内膜下組織に点在す
るコラーゲンが基底膜と粘着する。その粘着は血
小板のdense bodyからのADPやセロトニンの放
出反応を引きおこす。放出されたADPやセロト
ニンは、血小板相互の凝集反応を引きおこし、血
小板塊をつくる。 同時に、血小板第3因子の放出も引き起こし、
放出された血小板第3因子はトロンビンの生成を
促進する。その結果、血液凝固過程を活性化し、
血栓が形成されると考えられている。 以上の様な血栓形成における重要な血小板の役
割に注目し、血小板の粘着、放出、凝集の諸機能
を抑制する薬剤を血栓症の予防および治療に用い
る試みがなされている。 従来、血小板凝集抑制剤としては、アスピリ
ン、インドメサチンなどのような非ステロイド系
消炎剤、スルフインピラゾンのようなピラゾール
誘導体、ジピリダールなどのピリミドピリミジン
誘導体、アデノシン誘導体、パパペリンなどが知
られているが、薬理効果、安定性の面から、より
優れた薬剤の開発が望まれている。 本発明者らは4000種以上の化合物のスクリーニ
ング・テストを行つた結果、 一般式(2) (式中、R1、R2は同一もしくは異なつてもよく、
アミノ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ
基、アラルキルアミノ基、ヒドロキシアルキルア
ミノ基、アルキルピペラジノ基、またはアラルキ
ルピペラジノ基を表わす)で表わされる2・2′−
ジチオビス(N−置換もしくは非置換ベンツアミ
ド)もしくは、その塩を主成分として含有する抗
血栓剤に関する特許出願(特開昭55−324号公
報)を行つた。 本発明者らは、更に詳細な研究を行つた結果、
一般式(1)で表わされる2・2′−ジチオビス(N−
置換ベンツアミド)が強力な血小板凝集抑制作用
を有し、且つ毒性も低いことを見い出し本発明を
完成した。 以下に本発明の詳細を示す。 本発明の目的化合物は一般式(1)においてR1、
R2は同一もしくは異なつていてもよく、炭素数
2〜8のヒドロキシアルキルアミノ基(但し、ヒ
ドロキシ基は当該アルキル基の末端以外の炭素原
子に結合している)があげられる。化合物名を具
体的に例示すると、一般式(1)においてR1、R2が
下記のヒドロキシアルキルアミノ基である。 2・2′−ジチオビス(N−2−ヒドロキシプロ
ピルベンツアミド) 2・2′−ジチオビス(N−3−ヒドロキシブチ
ルベンツアミド) 2・2′−ジチオビス(N−4−ヒドロキシヘキ
シルベンツアミド) などがあげられる。 次に本発明化合物の合成法について説明する。 本発明化合物は、2・2′−ジチオ−ビスベンゾ
イルハライド、好ましくはクロライドを溶媒中、
ヒドロキシアルキルアミン(但しヒドロキシ基は
当該アルキル基の末端以外の炭素原子に結合して
いる)と反応させ常法により、回収、精製するこ
とによつて得られる。 用いられる不活性な溶媒としては、例えばジオ
キサン、テトラヒドロフランなどの環状エーテ
ル、エーテル類、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭
化水素類、炭化水素類などがあげられる。反応は
通常、冷却下−20℃〜50℃、好ましくは0〜25℃
で行なわれる。 反応時間は、通常1〜5時間である。 次に実験例によつて、本発明化合物が優れた血
小板凝集抑制作用を有することを示す。尚対照薬
として、2・2′−ジチオビス(N−2−ヒドロキ
シエチルベンツアミド)、アデノシン、パパベリ
ン、アスピリン等を用いた。 実験例 1 ウサギ多血小板血漿における血小板凝集抑制作
用(in vitro実験) (a) 方法 家兎(2−2.5Kg)の総頚動脈より、9volの
血液を3.8%クエン酸ナトリウム1volを含むシ
リコン処理フラスコに採血する。得られた該血
液を1000rpmで15分遠心分離して、多血小板血
漿(platelet rich plasma.以下PRPと略称す
る)を得た。 血小板凝集の観察はAggregometer
(Bryston社製)を用いて行なつた。諸種の凝
集惹起(誘発)物質の添加後の凝集の度合を比
濁法により透光度の増加としてとらえた。 (b) 操作 PRP0.9mlをAggregometer用のシリコン処理
キユベツトに入れ、これに各種濃度の薬剤(検
体)又は対照抑制薬物を含む生理食塩水溶液
0.05mlを添加後、1分間ふ置し、次いで、各種
凝集惹起物質を加えてその後の血小板含有液の
状態を観測し、吸光度を測定する。凝集抑制率
は次式より求める。 凝集抑制率(%)=C−D/C×100 ここでCは、生理食塩水を添加した時の最大
凝集率を示す透光度変化を示し、Dは薬剤添加
時の最大凝集率を示す透光度変化を示す。 (c) 結果 ADP、コラーゲンおよびトロンビン誘発血
小板凝集抑制作用 ADP(10-5M)をPRPに添加すると直ちに血
小板の形態変化に伴う一過性の透光度の減少に
続き、明らかな凝集が認められる。 コラーゲンをPRPに添加すると、1−2分の
潜伏期間を置いてから凝集が認められる。 トロンビンをPRPに添加すると、30−40秒の
潜伏期間を置いてから明らかな凝集が認められ
る。これらの血小板凝集に対する各薬剤による
抑制効果を第1表に示す。
【表】
【表】
第1表の結果は、本発明化合物が各種薬剤惹起
血小板凝集に対して抑制作用を有することを示し
ている。 又、上表の結果より求めた本発明化合物、 2・2′−ジチオビス(N−2−ヒドロキシプロ
ピルベンツアミド)のADP(10-5M)、コラーゲ
ン、およびトロンビン(1unit/ml)惹起凝集に
対するIC50は7.4μg/ml、1.6μg/mlおよび2.8
μg/mlである。 実験例 2 〔ADF誘発血小板凝集解離促進作用〕 ADPにより凝集した血小板は最大凝集に達し
た後、徐々に解離する性質を持つている、この解
離速度に対する本発明化合物の促進効果について
検討した。 (方法) PRP0.9mlにADP(終濃度10-5M)を添加する
と凝集が惹起する。ADP添加後約4分、最大凝
集に達した時、生理食塩水または薬剤を添加し、
5分後までの解離度を次式により算出した。 凝集解離度(%)=C−E/C×100 C;ADPによる最大凝集度 E;薬剤添加5分後の凝集度 結果を第2表に示す。
血小板凝集に対して抑制作用を有することを示し
ている。 又、上表の結果より求めた本発明化合物、 2・2′−ジチオビス(N−2−ヒドロキシプロ
ピルベンツアミド)のADP(10-5M)、コラーゲ
ン、およびトロンビン(1unit/ml)惹起凝集に
対するIC50は7.4μg/ml、1.6μg/mlおよび2.8
μg/mlである。 実験例 2 〔ADF誘発血小板凝集解離促進作用〕 ADPにより凝集した血小板は最大凝集に達し
た後、徐々に解離する性質を持つている、この解
離速度に対する本発明化合物の促進効果について
検討した。 (方法) PRP0.9mlにADP(終濃度10-5M)を添加する
と凝集が惹起する。ADP添加後約4分、最大凝
集に達した時、生理食塩水または薬剤を添加し、
5分後までの解離度を次式により算出した。 凝集解離度(%)=C−E/C×100 C;ADPによる最大凝集度 E;薬剤添加5分後の凝集度 結果を第2表に示す。
大量のアラキドン酸をマウスに静脈内投与する
と生成した血小板凝集塊が肺毛細血管に補促され
る結果、呼吸困難を伴ないマウスが死亡すること
が知られている。薬物のin vivoでの効果を検討
するために、薬物の経口投与後のアラキドン酸に
よる致死抑制効果を検討した。 方 法 Uzunova A.Dらの方法〔Prostaglandins13、
P.995(1977)〕に準じて行つた。 マウス(dd系、雄、22−24g)に0.3%CMC溶
液および薬剤(換体および対照薬)のCMC懸濁
液を経口投与后、2時間目にアラキドン酸ナトリ
ウム50mg/Kgを静脈内投与し死亡率を求めた。 結果を第3表に示す。
と生成した血小板凝集塊が肺毛細血管に補促され
る結果、呼吸困難を伴ないマウスが死亡すること
が知られている。薬物のin vivoでの効果を検討
するために、薬物の経口投与後のアラキドン酸に
よる致死抑制効果を検討した。 方 法 Uzunova A.Dらの方法〔Prostaglandins13、
P.995(1977)〕に準じて行つた。 マウス(dd系、雄、22−24g)に0.3%CMC溶
液および薬剤(換体および対照薬)のCMC懸濁
液を経口投与后、2時間目にアラキドン酸ナトリ
ウム50mg/Kgを静脈内投与し死亡率を求めた。 結果を第3表に示す。
【表】
第3表の結果により、本願発明化合物が主とし
て呼吸抑制に基く致死に対して優れた予防効果を
示すことが判かる。 実験例 4 急性毒性 方 法 レーベンス・ケルベー法に準拠して、雄性dd
系マウス(20±1g)一群5匹に検体の0.3%
CMC懸濁液(検体濃度100mg/ml)を用いて経口
投与により行つた。 2・2′−ジチオビス(N−2−ヒドロキシプロ
ピルベンツアミド)のスコアは2g/Kg投与で
0/5、3g/Kgで2/5、4g/Kgで4/5
(いずれも死亡数/用いた数)で、LD50は3g/
Kg以上である。 従つて、本発明化合物は、LD50値の高い、安
全な薬剤である。 以上、説明した如く、本発明によつて提供され
る薬剤は、血小板凝集を阻害、抑制し、抗血栓剤
としての利用が期待される。 尚、一般式(1)で示される化合物は、通常の処方
により錠剤、散剤、カプセル、または注射剤など
にして用いることができる。 この時、通常の賦形剤、崩壊剤、結合剤、展着
剤、滑沢剤、色素、剤皮成分、希釈剤などが用い
られる。 好ましく用いられる賦形剤としてはブドウ糖、
乳糖など、崩壊剤としてはデンプン、アルギン酸
ナトリウムなど、滑沢剤としてはステアリン酸マ
グネシウム、硫酸パラフイン・タルクなど結合剤
としては、単シロツプ、エタノール、ゼラチンな
ど剤皮としては、分散剤と可塑剤があげられる
が、分散剤としては、メチルセルロース、エチル
セルロースなど可塑剤としては、グリセリン、デ
ンプンなどが用いられる。 また結晶セルロースは崩壊、滑沢、結合および
賦形剤としての性質を全て有するものとして使用
される。 投与方法は、経口もしくは注射により行なわれ
一般式(1)で示される化合物の、LD50値が極めて
高い安全な化合物であるので、かなり高用量まで
可能であるが最底有効用量は、1回10〜500mg/
成人である。 実施例 1 2・2′−ジチオビス(N−2−ヒドロキシプロ
ピルベンツアミド)の製造〔一般式(1)におい
て、R1=R2=N−2−ヒドロキシプロピルア
ミノ基
て呼吸抑制に基く致死に対して優れた予防効果を
示すことが判かる。 実験例 4 急性毒性 方 法 レーベンス・ケルベー法に準拠して、雄性dd
系マウス(20±1g)一群5匹に検体の0.3%
CMC懸濁液(検体濃度100mg/ml)を用いて経口
投与により行つた。 2・2′−ジチオビス(N−2−ヒドロキシプロ
ピルベンツアミド)のスコアは2g/Kg投与で
0/5、3g/Kgで2/5、4g/Kgで4/5
(いずれも死亡数/用いた数)で、LD50は3g/
Kg以上である。 従つて、本発明化合物は、LD50値の高い、安
全な薬剤である。 以上、説明した如く、本発明によつて提供され
る薬剤は、血小板凝集を阻害、抑制し、抗血栓剤
としての利用が期待される。 尚、一般式(1)で示される化合物は、通常の処方
により錠剤、散剤、カプセル、または注射剤など
にして用いることができる。 この時、通常の賦形剤、崩壊剤、結合剤、展着
剤、滑沢剤、色素、剤皮成分、希釈剤などが用い
られる。 好ましく用いられる賦形剤としてはブドウ糖、
乳糖など、崩壊剤としてはデンプン、アルギン酸
ナトリウムなど、滑沢剤としてはステアリン酸マ
グネシウム、硫酸パラフイン・タルクなど結合剤
としては、単シロツプ、エタノール、ゼラチンな
ど剤皮としては、分散剤と可塑剤があげられる
が、分散剤としては、メチルセルロース、エチル
セルロースなど可塑剤としては、グリセリン、デ
ンプンなどが用いられる。 また結晶セルロースは崩壊、滑沢、結合および
賦形剤としての性質を全て有するものとして使用
される。 投与方法は、経口もしくは注射により行なわれ
一般式(1)で示される化合物の、LD50値が極めて
高い安全な化合物であるので、かなり高用量まで
可能であるが最底有効用量は、1回10〜500mg/
成人である。 実施例 1 2・2′−ジチオビス(N−2−ヒドロキシプロ
ピルベンツアミド)の製造〔一般式(1)におい
て、R1=R2=N−2−ヒドロキシプロピルア
ミノ基
【式】
で表わされる化合物の製造〕
2・2′−ジチオ−1・1′−ビス(ベンゾイルク
ロライド)10.3g(0.03モル)を50mlのジオキサ
ンに懸濁し、氷水浴で10〜12℃に冷却する。撹拌
下に、9.0g(0.12モル)の2−ヒドロキシプロ
ピルアミンを50mlのジオキサンに溶かした溶液を
約60分間で滴下する。滴下終了后、室温で2時間
反応させる。 反応終了后、300mlの氷水中に撹拌下反応液を
注ぐと、白色沈殿が生じる。沈殿を過し、乾燥
する。得られた沈殿をジオキサン−水(80:20、
容量比)混合液30mlから再結晶すると融点175〜
7℃の白色結晶10.1gを得る。 元素分析値 C H N S 実測値(%) 57.03 5.51 6.73
15.11 計算値(%) 57.11 5.76 6.66
15.25 赤外線吸収スペクトル(臭化カリ錠剤法):第3
図に示す。 実施例 2 2・2′−ジチオビス(N−2−ヒドロキシブチ
ルベンツアミド)の製造 ジオキサン30ml中の2・2′−ジチオビスベンゾ
イルクロライド3.43gの混合液に、1−アミノ−
2−ブタノール3.57gのジオキサン10mlの溶液を
15℃以下で滴下する。滴下終了後2時間室温で反
続け、反応終了後、200mlの氷水中に注ぐ、析出
する結晶を濾別し乾燥後エタノールから再結晶
し、白色結晶として目的物3.96gを得る(88.4
%)。 融点 169〜171℃ 元素分析値(C22H28N2O4S2として) C H N 実測値(%) 58.88 6.30 6.20 計算値(%) 58.90 6.29 6.24 赤外線吸収スペクトル(臭化カリ錠剤法):cm
−、max 3290(NH)、2965(CH3)、2940(CH2)、1635
(c=0) 1H−NMR(DMSO−d6)δ:8.43(2H、t、
NH)、7.17−7.69(8H、m、ph)、4.66(2H、
d、OH)、3.0−3.82(6H、m、CH2CH)、
1.17−1.83(4H、m、CH2 CH3)、0.96(6H、
t、CH3) 実施例 3 錠剤の製法 1 用いる材料 2・2′−ジチオビス(N−2−ヒドロキシプロ
ピルベンツアミド)(以下化合物1という)
2000g 乳 糖 100g 殿 粉 150g カルボキシメチルセルローズ・カルシユウム
(CMC−Ca) 150g ポリビニルアルコール(PVA) 100gステアリン酸マグネシウム 25g 2525g 2 方法 化合物1、乳糖、殿粉およびCMC−Caを上
記分量秤量し、混合機中でよく混合し混合粉末
をつくる。この粉末にPVAを含む練合液を加
えて、通常の湿式造粒法に従つて造粒し、次い
で乾燥、整粒する。これにステアリン酸マグネ
シウムを加えて混合し、錠剤用顆粒を製造す
る。これをロータリー・タブレツト・プレスを
用いて、9ミリ経の糖衣面の杵を使用して、直
径9ミリ、厚み4ミリ、重量252.5mgの錠剤を
製造する。 実施例 4 カプセル剤の製法 1 用いる材料(剤皮) ハイドロキシプロピルメチルセルローズ 48g ポリエチレングリコール−4000 10g 酸化チタン(TiO2) 30g 2 方法 上記剤皮成分を、アセトン−ジクロルメタン
混合液(容量比1:1)に溶解し、コーテング
液を製造する。 通常の方法で上記コーテング液を、実施例3で
得られた錠剤にコーテイングし、コーテイング錠
とする。
ロライド)10.3g(0.03モル)を50mlのジオキサ
ンに懸濁し、氷水浴で10〜12℃に冷却する。撹拌
下に、9.0g(0.12モル)の2−ヒドロキシプロ
ピルアミンを50mlのジオキサンに溶かした溶液を
約60分間で滴下する。滴下終了后、室温で2時間
反応させる。 反応終了后、300mlの氷水中に撹拌下反応液を
注ぐと、白色沈殿が生じる。沈殿を過し、乾燥
する。得られた沈殿をジオキサン−水(80:20、
容量比)混合液30mlから再結晶すると融点175〜
7℃の白色結晶10.1gを得る。 元素分析値 C H N S 実測値(%) 57.03 5.51 6.73
15.11 計算値(%) 57.11 5.76 6.66
15.25 赤外線吸収スペクトル(臭化カリ錠剤法):第3
図に示す。 実施例 2 2・2′−ジチオビス(N−2−ヒドロキシブチ
ルベンツアミド)の製造 ジオキサン30ml中の2・2′−ジチオビスベンゾ
イルクロライド3.43gの混合液に、1−アミノ−
2−ブタノール3.57gのジオキサン10mlの溶液を
15℃以下で滴下する。滴下終了後2時間室温で反
続け、反応終了後、200mlの氷水中に注ぐ、析出
する結晶を濾別し乾燥後エタノールから再結晶
し、白色結晶として目的物3.96gを得る(88.4
%)。 融点 169〜171℃ 元素分析値(C22H28N2O4S2として) C H N 実測値(%) 58.88 6.30 6.20 計算値(%) 58.90 6.29 6.24 赤外線吸収スペクトル(臭化カリ錠剤法):cm
−、max 3290(NH)、2965(CH3)、2940(CH2)、1635
(c=0) 1H−NMR(DMSO−d6)δ:8.43(2H、t、
NH)、7.17−7.69(8H、m、ph)、4.66(2H、
d、OH)、3.0−3.82(6H、m、CH2CH)、
1.17−1.83(4H、m、CH2 CH3)、0.96(6H、
t、CH3) 実施例 3 錠剤の製法 1 用いる材料 2・2′−ジチオビス(N−2−ヒドロキシプロ
ピルベンツアミド)(以下化合物1という)
2000g 乳 糖 100g 殿 粉 150g カルボキシメチルセルローズ・カルシユウム
(CMC−Ca) 150g ポリビニルアルコール(PVA) 100gステアリン酸マグネシウム 25g 2525g 2 方法 化合物1、乳糖、殿粉およびCMC−Caを上
記分量秤量し、混合機中でよく混合し混合粉末
をつくる。この粉末にPVAを含む練合液を加
えて、通常の湿式造粒法に従つて造粒し、次い
で乾燥、整粒する。これにステアリン酸マグネ
シウムを加えて混合し、錠剤用顆粒を製造す
る。これをロータリー・タブレツト・プレスを
用いて、9ミリ経の糖衣面の杵を使用して、直
径9ミリ、厚み4ミリ、重量252.5mgの錠剤を
製造する。 実施例 4 カプセル剤の製法 1 用いる材料(剤皮) ハイドロキシプロピルメチルセルローズ 48g ポリエチレングリコール−4000 10g 酸化チタン(TiO2) 30g 2 方法 上記剤皮成分を、アセトン−ジクロルメタン
混合液(容量比1:1)に溶解し、コーテング
液を製造する。 通常の方法で上記コーテング液を、実施例3で
得られた錠剤にコーテイングし、コーテイング錠
とする。
第1図は実施例1で得られた2・2′−ジチオビ
ス(N−2−ヒドロキシプロピルベンツアミド)
のKBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルを示
す。
ス(N−2−ヒドロキシプロピルベンツアミド)
のKBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルを示
す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、Rは炭素数2〜8のヒドロキシアルキル
アミノ基(但し、ヒドロキシ基は、当該アルキル
基の末端以外の炭素原子に結合している)〕で表
される2・2′−ジチオビス(N−置換ベンツアミ
ド)。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15411478A JPS5581856A (en) | 1978-12-15 | 1978-12-15 | Novel benzamide compounds and antithrombotic containing them |
| EP79101934A EP0006227B1 (en) | 1978-06-16 | 1979-06-13 | Antithrombotic pharmaceutical preparation containing 2,2'-dithiobis benzamide derivatives and new 2,2'-dithiobis benzamide derivatives |
| DE8282102632T DE2967609D1 (en) | 1978-06-16 | 1979-06-13 | Novel benzamide derivatives |
| DE7979101934T DE2967337D1 (en) | 1978-06-16 | 1979-06-13 | Antithrombotic pharmaceutical preparation containing 2,2'-dithiobis benzamide derivatives and new 2,2'-dithiobis benzamide derivatives |
| EP82102632A EP0062827B1 (en) | 1978-06-16 | 1979-06-13 | Novel benzamide derivatives |
| DK250779A DK250779A (da) | 1978-06-16 | 1979-06-15 | Fremgangsmaade til fremstilling af 2,2!-dithio-bis-(benzamid)-derivater eller salte af nogle af derivaterne |
| NO792002A NO147876C (no) | 1978-06-16 | 1979-06-15 | Analogifremgangsmaate til fremstilling av terapeutisk virksomme 2,2`-ditio-bis-(benzamid)-derivater eller salter derav |
| CA000329986A CA1140549A (en) | 1978-06-16 | 1979-06-18 | Derivatives of 2,2'dithiobis-benzamide as antithrombotic agent |
| US07/016,473 US4705805A (en) | 1978-06-16 | 1987-02-17 | Antithrombotic agent |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15411478A JPS5581856A (en) | 1978-12-15 | 1978-12-15 | Novel benzamide compounds and antithrombotic containing them |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5581856A JPS5581856A (en) | 1980-06-20 |
| JPS6245225B2 true JPS6245225B2 (ja) | 1987-09-25 |
Family
ID=15577221
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15411478A Granted JPS5581856A (en) | 1978-06-16 | 1978-12-15 | Novel benzamide compounds and antithrombotic containing them |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5581856A (ja) |
-
1978
- 1978-12-15 JP JP15411478A patent/JPS5581856A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5581856A (en) | 1980-06-20 |
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