JPS6250592B2 - - Google Patents

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JPS6250592B2
JPS6250592B2 JP12395784A JP12395784A JPS6250592B2 JP S6250592 B2 JPS6250592 B2 JP S6250592B2 JP 12395784 A JP12395784 A JP 12395784A JP 12395784 A JP12395784 A JP 12395784A JP S6250592 B2 JPS6250592 B2 JP S6250592B2
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fabric
dyeing
dye
pile
heat section
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JP12395784A
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Tomoyoshi Yabe
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Suminoe Co Ltd
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Suminoe Textile Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
(1) 産業上の利用分野 この発明は、被染物である生地、特にカーペツ
ト、モケツト等の厚地パイル織物の予熱、噴射染
色、冷却、水洗等複数の処理工程を統合一体化し
て実施する長尺生地の連続染色装置に関するもの
である。 (2) 従来の技術 長尺生地の染色方法、すなわち、反染め方法に
は、バツチ式染色方法であるウインス染色法と、
いわゆる、連続染色法とがあり、連続染色法に関
する技術はウインス染色法に代わるものとして開
発され、その生産性は目覚ましいものがある。 従来の連続染色技術は、たとえば、繊維学会編
「繊維便覧(加工編)」丸善株式会社、昭和45年5
月30日発行、第956〜960頁に記載されているよう
に、染液付与、乾燥、薬液付与、蒸熱処理、エア
リング、還元処理、乾熱処理、酸化ソーピングな
どの後処理、水洗、乾燥等の独立した単位機械設
備を単に連結して使用するというものであつて、
現在もこれが引続き踏襲されているに過ぎない。
一方、染液等の付与方法または装置に関しては、
パツダーを使う方法(スタルワルト方式)、アプ
リケーターを使う方法(キユースター方式、フラ
イスナー方式)などがあり、さらに、たとえば特
公昭52−48222号、同53−4155号、同54−4434
号、同56−47303号、特開昭55−152855号、同56
−364号、同56−140158号等の公報に記載されて
いるように、噴射ノズルを用いて加熱された染液
を予熱された布帛に吹き付ける噴射染色という技
術のあることもよく知られている。また、特公昭
52−25469号のように染色が噴射された直後に反
応温度に保たれたHTスチーマーに導き、生地反
を乾燥させて染色する方法も広く知られている。 (3) 発明が解決しようとする問題点 独立した単位機械設備を単に連結して連続染
色を行なう従来の装置では、各設備における熱
的浪費がきわめて大きいことは言うまでもない
ことであるが、そのほかに省資源を考えるうえ
で、染色時の低浴比化、すなわち、生地への染
液供給量を必要最小限に抑制することも非常に
重要であり、これによつて熱エネルギーの消費
量を間接的に大幅削減することが可能となる。
したがつて、低浴比化実現のための具体的方法
として、たとえばマングルで生地を絞るとか、
ロールコーテイングをするとか、いろいろの方
法が知られてはいるが、これらの方法はいずれ
も生地の幅が広くなりさらに厚くなればなるほ
ど均一に絞ることも、また均一に染めることも
困難であつて、決して満足できる方法とは言え
ない。近年、泡加工の研究も進められてはいる
が、空気圧その他の調整が容易でなく、染色分
野では未だ実用化の段階には至つていない。こ
れに代わつて、噴射ノズルを用いるスプレー法
は、染液圧の調整が比較的容易であることから
有効な方法であると言えるが、前記特公昭53−
4155号、同54−4434号、同56−47303号の各公
報に示されたような平面状に張られたコンベア
上の被染物に対して噴射したり、また、前記特
開昭55−152855号、同56−364号、同56−
140158号の各公報に示されたような凹状に湾曲
した被染物面に対して噴射したのでは、たとえ
湿熱状態の雰囲気下であつても、被染物が幅広
くかつ厚くなるほどリステイング(中希)、フ
ロステイング(霜降り、白毛)、エンデイン
グ、などの現象が起こりやすいということ、さ
らに従来技術に共通なロツト間色差、フアイン
ゲージ反の染色困難、生地の異染色時のコント
ラスト不良等製品の染色に直接関係する諸問
題、ならびに染色時間の短縮、染料、助剤、水
等の資源の節約などの間接的諸問題をも合わせ
考えれば解決すべき問題点はきわめて多い。 ポリアミド系の生地を銅塩で処理すると耐光
堅牢度が向上することは既によく知られている
が、従来の方法で染色した後の生地を銅塩で処
理すると銅塩特有の緑色で生地が汚染される危
険性があるので、染色液に銅塩を含ませて、染
色と同時に銅を結合させる方法が採用されては
いるものの、連続染色に際しては使用する糊剤
に悪影響を及ぼし、粘度低下を来たすおそれが
ある。また、耐熱性向上のためにヒンダードフ
エノール系その他の酸化防止剤や、耐光性向上
のために紫外線吸収剤等によつて、染色済の生
地を後処理する方法を採用するにしても、これ
らの薬剤は通常の場合ポリアミド系繊維に対し
て親和性が低いことから、高濃度(たとえば30
〜40g/の液を使用し、生地に多量付着させ
ないと所期の効果が得られず、このようなこと
は、特に連続加工においては、染色、水洗、脱
水後にスプレー等を用いて実施されるので、そ
の後の生地の乾燥工程にかなりの損失を与える
ことになつて好ましくない。 ウール系の生地を連続染色するときは、ウイ
ンス染色と比べて染液のピツクアツプ量も少な
く熱処理としてのスチーミングも短時間にせざ
るを得ないため、一般に採用されているウイス
染色法において、ウール繊維表面の鱗片層のか
らみ合いに基づいてしばしば発生するフエルト
化現象が起こりにくくなるという利点がある
が、熱処理時間の短縮は染色堅牢度、特に摩擦
堅牢度および洗濯堅牢度、を低下させ、濃色に
なるほどその傾向は強くなり、淡色といえども
決して良好とはいえない。このようなとき、尿
素を300g/程度使用すれば良いとする技術
報告もあるが、追試しても濃染効果はほとんど
認められず、また尿素300g/の溶解は事実
大変なことである。そこで、このような欠点を
除くために、ウール繊維表面の鱗片層を除去す
れば、染色上の問題は解決されるが、ウール繊
維特有の風合その他の性質がすべて失われるこ
とになるので、その処置も決して望ましいもの
とはいえない。 ポリエステル繊維は耐光性、耐熱性が優れて
いるために、種々の素材への利用が望まれてい
るが、特に厚物生地反の染色が容易でなく、従
来よりバツチ式の高圧染色法による先染めが行
なわれ、厚物の連続染色法は実施されていな
い。まず高圧連続染色法においては厚物生地反
の装置の出入口部のシール方法が最大の難点で
ある。また、前記特公昭52−25469号の公報に
示された発明のように、常温の染液が高温スチ
ーマー中で昇温するにつれ、染液中の水分の蒸
発が起こり、生地反が次第に乾燥していく過程
において、分散染料のマイグレーシヨンを防止
できなくなる。分散染料は、一般上熱に対して
感受性が強く、高温スチーマー中での過熱水蒸
気分布の不均一さはもとより、厚物生地反の各
部分を均一温度とすることも容易ではなく、マ
イグレーシヨンの防止が困難となり、そのた
め、高圧スチーマーによる処理は糊剤を必要と
する。 (4) 問題点を解決するための手段 上記問題点〜を解決するために、この発明
は常圧下において長尺生地を移送させながら染色
反応温度まで昇温させる乾熱部分と、染液スプレ
ー後の染色反応を確実化するための湿熱部分とが
統合一体化され、生地を長さ方向に折り曲げてパ
イル割りを行なうために生地の幅方向に設置され
たパイル割りローラと、このパイル割りローラに
対峙して、生地の幅方向に平行して延びる複数連
一組のスプレーガンのそれぞれの連に扇形膜状の
噴霧パターンを形成する複数の扇形噴霧ノズルを
隣接するスプレーガンから噴霧された扇形液膜が
パイル割りされた部分の生地面上で互に連接して
一直線を形成するように所要の間隔をおいて同一
線上に配列し、一方の連のスプレーガンから噴霧
された染液膜と他方の連から同じように噴霧され
た染液膜とが生地面の同一線上で交わるように角
度を規制することのできるスプレーガン群とが、
上記乾熱部分、湿熱部分または両部分に、一組以
上設けられていることを特徴とする長尺生地の連
続染色装置を提供するものである。以下にその詳
細を述べる。 まず、この発明の長尺生地を移送させながら染
色反応温度まで昇温させる乾熱部分は、形状、加
熱方式または生地の移送形態等を、いずれも特に
限定するものではないが、設置面積、使用空間お
よび熱量等の節約を考慮すれば、生地は上方移送
とし、この生地の表裏両面に内部加熱器を通過し
た加熱空気を吹き付ける方法が好ましい。 つぎに、この発明の湿熱部分は、水蒸気を伴つ
た加熱によつて染液スプレー後の生地と染液と、
さらには必要に応じて噴射される薬液との相互反
応を確実に進行定着させることが主目的であるの
で、生地、染液および薬液等の種類により温度、
湿度を適宜調整することが必要であり、当然、飽
和蒸気または過熱蒸気のいずれかの状態にある。
この湿熱部分は、前記乾熱部分と生地が移行する
に充分な隙間を有する隔壁によつて仕切られてい
る。パイル割りローラは生地の裏側から生地に接
触し、生地を長さ方向に折り曲げて、生地表面の
パイルを幅方向に割る(開く)役目を果すもので
あり、このパイル割りローラによつて生地面上に
形成される直線状のパイル割り部分に対して染液
を一直線状に連接する複数の扇形染液膜(生地の
幅方向には扇のように広がり、長さ方向には厚み
の薄い液膜)にして噴射する2連またはさらに補
助スプレーガン群も含む複数連一組のスプレーガ
ン群が前記乾熱部分、湿熱部分または両部分に、
一組以上設けられているので、長尺の生地は移送
される長さ方向に対して少なくとも1回は折り曲
げられるので、湿熱部分は折り曲げられた生地を
充分に包囲し得る形状と容積を必要とすることは
言うまでもない。このような湿熱部分には飽和水
蒸気または過熱水蒸気の発生装置および加熱装置
を直結もしくは内蔵させるが、省エネルギーの立
場からは内蔵させることが望ましい。 (5) 作用 この発明の装置は、常圧下にある乾熱部分と湿
熱部分とが統合一体化された状態で、それぞれの
特徴を発揮するものであつて、乾熱部分では、染
色反応に最適な温度にまで生地の温度を上昇させ
る。カーペツトのように毛足の長い厚い生地の各
部分を均一かつ短時間のうちに昇温させるには熱
風噴射方式が最も好ましいが、昇温された生地に
予め加熱された染液が加熱雰囲気中で接触すれ
ば、温度降下を起こすことなく直ちに染色反応が
開始し、染料と繊維との化学結合反応が有効に進
行し、反応速度も大きいので、短時間に反応が終
結することになる。もし、加熱染液の持つ熱量が
不充分なときは、つぎの湿熱部分で不足熱量を補
充することが可能である。生地の材質、染液の種
類等によつて、乾熱部分の温度、湿熱部分の湿度
と温度などを生地の移送速度とともに調整してお
くことが必要である。そして、この発明の染液供
給方法は、噴射によるものではあるが、従来技術
では例のないパイル割りローラによつて生地の幅
方向に形成されたパイル割り部分の生地面上に向
つて、複数連一組のスプレーガン(噴射ノズル)
群の相互の連のスプレーガンから異つた角度で染
液が噴射されるので、染液を多量使用しなくても
パイルの先から根元深くまで容易に到達させるこ
とができるし、また、染液以外の各種薬液をも同
様に噴霧させることが可能である。したがつて、
このような複数連一組のスプレーガン群を乾熱部
分、湿熱部分またはこれら両部分に一組以上設け
ると、2種以上の染液その他の薬液を適宜使いわ
けて染色加工条件を任意に変化させることが可能
である。また複数連一組のスプレーガン群を構成
する噴射ノズルの使用する数を調節できるように
しておけば、生地の幅に応じて染色する幅を任意
に変更することが可能であることは言うまでもな
い。さらに、湿熱部分を必要としないときは、こ
の部分を徐冷空間に使用すれば、生地の熱処理後
における繊維高分子の再結晶化にきわめて効果的
に役立たせることもできる。 (6) 実施例 実施例 1 第1図において、長尺の生地1は適宜配置され
た支持ローラ2に誘導されながら乾熱部分3に入
る。予熱部分3は内部ヒータ4で加熱された空気
を熱風循環フアン5で気流を調整しながら生地1
の全面を加熱し染色反応温度にまで昇温する。こ
のとき、生地1の繊維構造を急激に変化させた
り、酸化反応を起こすような高温では風合を損な
う危険性が多分にあるので急激な加熱や局部的な
加熱は極力避けなければならず、空気の代わりに
窒素ガスのような不活性ガスを用いることも考え
なければならない。なお、この発明の装置の内圧
は常圧であるから、乾熱部分3の生地1の出入口
に対する耐圧のための特別の配慮は不用である。
乾熱部分3で染色反応温度まで昇温した生地1
は、生地1の幅方向に設けられたパイル割りロー
ラ6によつて、長さ方向に折り曲げられる。この
とき、パイル割りの効果は折り曲げられる角度が
大きいほど好ましいことは言うまでもなく、実用
的には60〜135゜(内角120〜45゜)程度がよい。
パイル割りローラ6は水平もしくはそれに近い状
態に設定され、それによつて折り曲げられた生地
1は水平もしくはそれに近い状態で移行するよう
にすれば、生地1の横ずれや噴射された染液の片
流れなどが少なくなつて好ましい。このようにし
て、パイル割りローラ6でパイル割りされた生地
1のパイル1′は第3図に示すように先端が開い
て割れができ、その部分に対峙したAおよびBの
2連一組のスプレーガン群から染液が噴射され
る。 スプレーガン群AおよびBを構成するスプレー
ガンA1,A2,A8,………およびB1,B2,B3,…
………は耐熱性、耐薬品性の優れた材質からなる
扇形噴霧ノズルであつて、第4図および第5図に
示したように、染液の塗布斑点または条痕の発生
を防止するために、それぞれの連から噴射される
一直線に連接した染液塗膜aおよびbが互に重ね
塗りをする。この染液塗膜aおよびbのなす角度
および生地1との距離は、生地1の種類(繊維の
種類、毛足の長さ、厚さなど)によつて適宜調節
できるようにした。また染液塗膜aおよびbを常
に一定に保つためにはパイプヘツダーの両端に高
圧液体減圧弁と背圧弁を設置し、染液の吐出圧を
一定に保つて染液吐出量を一定とするほかに、た
とえば第2図に例示するような染液貯蔵タンク7
を用いるとよい。この染液貯蔵タンク7は耐薬品
性の優れた材料からなり、染液8を染色反応温度
付近まで加熱し得る加熱器9を有し、さらに、染
液8の液面に、水分蒸発に伴う熱の放散および濃
度変化を防止する目的から、蒸発空間を形成しな
い昇降自在の蓋10が設けられている。ここで、
加熱器9は、加熱用および保温用の随時転換でき
るもの、また、蓋10が最高位置の蓋10′に来
たとき、温水注入口11から散水できるようにし
ておけば、染液8の置換のための洗浄が容易であ
る。この染液貯蔵タンク7には染色液のほか、染
色助剤その他薬剤を貯蔵してもよく、それらの導
入管12、排出管13および送出管14が設けら
れていて、染液8またはその他の薬液は送出管1
4を経由し、パイプヘツダー15、さらにフレキ
シブルホース16を経て、スプレーガン群Aおよ
びBに供給される。なお、この発明においては染
液8の飛散による浪費を極力避けるため、圧搾空
気等の高圧ガスは使用せず、液圧のみによつて噴
射を行なうものであるから、染液貯蔵タンク7か
ら染液8をスプレーガン群AおよびBに分配する
パイプヘツダー15または15′に至る間に可能
な限り距離を短かくし、また、タンクおよびパイ
プラインはすべて保温して染液8を冷却を防止し
なければならなく、さらにスプレー直前に最終の
液温調整のためのヒータを設置する。スプレーガ
ン群AおよびBからの吐出圧を一定に保つため
に、図示は省略したが、途中に圧力スイツチ等を
随時設けて、常時染液圧を監視しながら手動的も
しくは自動的に、たとえばパイプヘツダの内部液
圧をゲージ圧50〜100Kg/cm2程度に、調整すると
よい。また、スプレーガン群AおよびBのうちの
どのスプレーガンを選択使用するかなどは電磁弁
を使用してコンピユータ制御によればきわめて便
利であるし、特に筋や斑点の発生を防ぐ必要のあ
るときは、スプレーガン群AおよびBを生地の幅
方向に揺り動かすと効果的である。なお、染液吐
出量は2連のスプレーガン群のほかに補助スプレ
ーを増設するか、または扇形噴霧ノズルの寸法変
更等によつて任意に調整することができる。 染液8が噴霧された生地1は隔壁17のスリツ
トを通過して湿熱部分18に入り、通常の場合、
高湿度、高温度の処理を受ける。水蒸気は外部発
生(たとえば、乾熱部分3と湿熱部分18で挾ま
れた空間を利用)のものでも、また、内部発生の
ものであつてもよいが、内部ヒータ4′を設け
て、フアン19で均一にかきまぜるとよい。もち
ろん湿熱部分18は供給される水分と湿度とで調
整され、染液8の液膜aおよびbが生地1および
パイル1′に衝突した瞬間に染色化学反応を開始
させるためには、染液8の蒸発による液膜温度の
降下などを充分に補い得る熱量を与える必要があ
るので生地1、パイル1′および染液8等の種類
や量によつて、湿度で温度もそれぞれ最適の条件
に調整する必要がある。したがつて、水蒸気源と
して飽和水蒸気を用いるか、過熱水蒸気を用いる
か、また染液8を本来持つている水分量および熱
量のみで別途補充の必要のないときは水蒸気の供
給を停止して、湿熱部分18全体を徐冷のための
雰囲気に切り替えることも可能である。 このような湿熱部分18の適当な箇所に第2の
パイル割りローラ6′を設け、生地1を再び折り
曲げて前記したと全く同様の2連一組のスプレー
ガン群A′およびB′を対峙させて、染色処理もし
くはその他薬液加工処理を実施することができ
る。このようにして、この湿熱部分18におい
て、染色反応およびその他の薬剤処理反応が定着
すれば常法に従つて水封槽20を経て生地1は系
外に取り出される。水封槽20では水洗処理が行
なわれるが高温に加熱された生地1を急激に冷却
することは繊維構造に歪を残す危険があつて好ま
しくないので、徐冷を目的として水封槽20の数
を適宜増加して、少なくとも生地1の品温が40〜
60℃程度にまで冷却された状態で取り出すことが
望ましい。取り出された生地1はつぎの脱水工程
に移行される。この実施例の乾熱部分3、湿熱部
分18および染液貯蔵タンク7は外側全面を保温
材で被覆し、熱の放散を防いだ。 実施例 2 目付500g/m2の長尺ポリアミドカーペット
(幅200cm、厚さ12mm)を実施例1で述べた連続染
色装置を用いて、以下に示す条件で染色および後
処理加工を実施した。 乾熱部分(生地反加熱)95±2℃ 第1スプレーガン群
【表】 第2スプレーガン群 処理液組成: 耐熱性向上剤(明成化学工業社製:アンチフエ
ード3000) 10〜20g/ 薬液温度: 95±1℃ スプレー圧: 50Kg/cm2ゲージ 薬液ピツクアツプ量 100% 以上述べたように、従来の連染機における染液
もしくは薬液のピツクアツプ量が1000〜1500%で
あつたものが、この発明の装置を用いると染液ピ
ツクアツプ量は250%で充分目的を達し、しかも
耐光向上剤としての銅塩さらには耐熱性向上剤が
有効に吸着することが明らかとなつた。また、第
2スプレーガン群に、前記の耐熱性向上剤の代わ
りに撥水剤(日華化学工業社製:NKガード
FG255)、柔軟剤(同社製:ニツカシリコーンEP
−1000)、衛生剤(同社製:F−3290)、帯電防止
剤(同社製:ナイスポールFF−18)、または防炎
剤(同社製:ニツカフアイレンPAS−64)等の薬
剤を用いて、それぜれの処理を試みたがいずれの
場合もきわめて良好であつた。 実施例 3 以下に示すような最少限の防縮加工を施した目
付900g/m2のウールタフテツドカーペツト生地
反(幅380cm、厚さ8mm、長さ200m)の染色を行
なつた。 防縮加工条件: 湿潤剤(BASF社製:ネカリンLN) 0.2% Na2SO4 10〃 酢 酸 PH5〜6 処 理 30℃、10分 有機塩素化合物(BASF社製:バソラン
DC) 1.5〜30% 処 理 20〜30℃、30分 脱塩素処理 重亜硫酸ソーダ (2〜3%) 処 理 40℃ 30分 乾熱部分(生地反加熱) 95±2℃
【表】 以上の条件下で染色したウールタフテツドカー
ペツトは、きわめて短時間のうちに染色むらなく
フエルト化することもなく、ウールパイル系の上
下も生地も均一に染色することができた。なお、
染料はウール用反応性染料のほかに酸性染料も
1:2合金染料も同様に使用が可能であり、いず
れの場合も染色堅牢度は良好であつた。 実施例 4 以下に示す条件で目付500g/m2のポリエステ
ルカーペツト生地反(幅200cm、厚さ12mm、長さ
200m)の染色を行なつた。 乾熱部分(生地反加熱) 180±2℃ 第1スプレーガン群
【表】 湿熱部分におけるスチーミング
180±2℃、10分間 このような条件下で染色されたポリエステルカ
ーペツトは、被染生地反が予め染色反応温度に加
熱されているところへ、95〜100℃の染液を2連
一組のスプレーガン群から吹き付けるので、非常
に低い染液ピツクアツプ量で分散染料の吸着、拡
散、固定が確実に進行し、その後の高温スチーミ
ングによつて染色反応を完結させるわけであるか
ら、分散染料のマイグレーシヨンは全く起らず、
きわめて均一な染色を短時間のうちに終えること
ができた。なお、第2スプレーガン群から耐光性
向上剤(染料に添加しないで)を実施例に示した
と同様の操作で噴射したが、このときも同様の好
結果を得た。 (7) 効果 以上の実施例から明らかなように、この発明の
長尺生地の連続染色装置は、従来きわめて困難と
されたポリアミド系生地の銅塩による連続処理、
ウール系生地の連続染色、ポリエステル生地の連
続染色等を、低ピツクアツプ量の染液または薬液
(従来の連染機におけるピツクアツプ量の1/4ない
し1/10、染料濃度は1/2ないし1/3に希釈されたも
のでもよい)を用いて可能とした。いずれの場合
も、染液またはその他の薬液で処理された生地は
短時間に反応が完了固定し、結果はきわめて均質
である。しかも、予熱部分、湿熱部分が統合一体
化されているため、熱の放射面積は小さく、省エ
ネルギーの面からも有利であり、前記染液、薬
液、ひいては水の節約(省資源)も併せ考えれ
ば、この発明の意義はきわめて大きいということ
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の長尺生地の連続染色装置の
構造を模式的に例示する縦断面図、第2図は染液
貯蔵タンクを模式的に例示する縦断面図、第3図
はこの発明のスプレー部分の構成を生地の幅方向
から見て模式化した側面図、第4図はこの発明の
スプレーガン群の模式化した正面図、第5図は第
4図の平面図である。 1……生地、1′……パイル、3……乾熱部
分、4,4′……内部ヒータ、5……熱風循環フ
アン、6,6′……パイル割りローラ、7……染
液貯蔵タンク、8……染液、9……加熱器、10
……蓋、10′……最高位置の蓋、14……送出
管、15,15′……パイプヘツダー、16,1
6′……フレキシブルホース、17……隔壁、1
8……湿熱部分、19……フアン、20……水封
槽、A,A′,B,B′……スプレーガン群、a,
b……扇形染液膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 常圧下において長尺生地を移送させながら染
    色反応温度まで昇温させる乾熱部分と、染液スプ
    レー後の染色反応を確実化するための湿熱部分と
    が統合一体化され、生地を長さ方向に折り曲げて
    パイル割りを行なうために生地の幅方向に設置さ
    れたパイル割りローラと、このパイル割りローラ
    に対峙して、生地の幅方向に平行して延びる複数
    連一組のスプレーガンのそれぞれの連に、扇形膜
    状の噴霧パターンを形成する複数の扇形噴霧ノズ
    ルを、隣接するスプレーガンから噴霧された扇形
    液膜がパイル割りされた部分の生地面上で互に連
    接して一直線を形成するように所要の間隔をおい
    て同一線上に配列し、一方の連のスプレーガンか
    ら噴霧された染液膜と他他方の連から同じように
    噴霧された染液膜とが生地面の同一線上で交わる
    ように角度を規制することのできるスプレーガン
    群とが、上記乾熱部分、湿熱部分または両部分
    に、一組以上設けられていることを特徴とする長
    尺生地の連続染色装置。
JP12395784A 1984-06-15 1984-06-15 長尺生地の連続染色装置 Granted JPS616363A (ja)

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