JPS625995Y2 - - Google Patents

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JPS625995Y2
JPS625995Y2 JP3465481U JP3465481U JPS625995Y2 JP S625995 Y2 JPS625995 Y2 JP S625995Y2 JP 3465481 U JP3465481 U JP 3465481U JP 3465481 U JP3465481 U JP 3465481U JP S625995 Y2 JPS625995 Y2 JP S625995Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車体フレームとエンジンとをリンク結
合してエンジンの保持を行つた自動二輪車のリン
ク装置に関する。
自動二輪車、特に大排気量の大型自動二輪車を
チエーンにより後輪にエンジン動力を伝達するチ
エーン駆動式とした場合、車体に防振のためラバ
ーマウントしたエンジンは加速時、減速時、チエ
ーンに作用する引張力によつて後方へ動かされ、
このためラバーの劣化等が生じ、又、チエーンが
噛合するエンジン側のスプロケツトはエンジンの
幅方向中心線から側方へ偏在して設けられている
ため、上記引張力はエンジンの横揺れの原因にな
る。
以上を合理的に解決するため本出願人は特願昭
55−132072号として自動二輪車のエンジン保持構
造を提案した。この発明はラバーマウントによる
エンジンと車体フレームとの結合箇所の他の少な
くとも一箇所を車体フレームとエンジンとに両端
を軸で枢着した上下回動自在なリンクによるリン
ク結合としたものであり、該リンクの上下回動に
よつてリンクを介してエンジン振動が車体フレー
ムに伝播するのを防止するとともに、エンジンが
後方へ動くのをリンクによつて阻止し、且つ車体
幅方向への大きな剛性を備えたリンクによつてエ
ンジンの横揺れをも防止できるようになつてい
る。
このような構造、作用となつているエンジン保
持構造においては、リンクと車体フレーム及びエ
ンジンとを軸で連結する連結部分の寸法公差を可
及的に小さく抑え、加工精度を向上させることが
必要である。上記軸を支承する軸承部或は軸受部
材を車体フレーム、エンジン側に設けると、被加
工物であるこれらのエンジン等は大型であるた
め、加工作業が面倒となつて多くの工数を必要と
し、又、専用の加工治具を必要とするなど手間の
かかるものとなる。又、リンク結合によるエンジ
ン保持構造を既存の車体に適用しようとする場合
には車体幅方向における車体フレームとエンジン
との間の有効空間が小さいため任意なリンク結合
構造を採用することが困難になる。
本考案は以上の如き問題を解決するために成さ
れたもので、本考案の目的は、リンクの両端部に
リンクと車体フレーム及びエンジンとを枢着連結
する軸を支承する軸受部材を配置し、以つて加工
寸法公差を可及的に小さく抑えることが必要な加
工の全てを小部材であるリンクにおいて行えばよ
く、これにより加工作業の容易化を図り得る自動
二輪車のエンジン保持用リンク装置を提供する処
にある。
又本考案の目的は、上記リンクを車体幅方向に
傾斜させた形状にすることにより、車体幅方向に
おける車体フレームとエンジンとの間の有効空間
が限られたものとなつていても、上記軸に接触す
るリンク側の面積、即ち受圧面積を大きくするこ
とができ、これによりリンクの連結強度の向上を
図り得る自動二輪車のエンジン保持用リンク装置
を提供する処にある。
以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基づ
いて詳述する。
第1図は自動二輪車の車体フレーム及びこれに
付設される機器を示す概略側面図である。車体フ
レーム20はメインフレーム部21、ダウンチユ
ーブ部22、ボトムフレーム部23、リヤフレー
ム部24とによつて側面ループ状に形成され、エ
ンジン25が該車体フレーム20の内部に配置さ
れる。エンジン25は複数箇所、図示例では側面
4箇所A,B,C,Dにおいて車体フレーム20
に結合保持され、結合箇所Bはボトムフレーム部
23のブラケツト26に、結合箇所Cはボトムフ
レーム部23とリヤフレーム部24間に亘つて接
合したブラケツト27に夫々設けられるととも
に、結合箇所Dはブラケツト27に固着したエン
ジンハンガーブラケツト28に設けられ、これら
の結合箇所B,C,Dは車体フレーム20とエン
ジン25間にラバー29,30,31を介在させ
たラバーマウントとなつている。
ブラケツト27にリヤフオーク32の前端がピ
ボツトシヤフト33によつて上下揺動自在に枢着
され、後端に後輪が軸架される該リヤフオーク3
2とシートレールフレーム部34との間に緩衝器
35が架け渡され、リヤフオーク32の上下揺動
を緩衝器35が緩衝する。エンジン25の駆動ス
プロケツト36と、後輪と同軸的にリヤフオーク
32に軸架される被動スプロケツト37とにチエ
ーン38が架設され、エンジン動力がチエーン3
8を介して後輪に伝達される。
エンジン前部における結合箇所Aがリンク結合
となつており、車体前後方向への長さをもつたリ
ンク40がダウンチユーブ部22とエンジン25
の前部とを連結し、エンジンハンガーブラケツト
ともなつている該リンク40は水平軸41,42
によつて前後部がダウンチユーブ部22、エンジ
ン25に対し上下に回動自在に枢着されている。
自動二輪車の発進等による加速時には前記チエ
ーン38の上段38aに後輪を回転させようとす
る駆動力が発生し、これの反力としてチエーン上
段38aには後方への引張力が作用し、又、自動
二輪車のエンジンブレーキ等の減速時には後輪の
回転の減速に伴いチエーン下段38bに後方への
引張力が作用し、いずれの場合にもエンジン25
は車体後方へ引かれるが、これは車体前後方向を
長さ方向とするリンク40にテンシヨン荷重とな
つて作用するため、リンク40のテンシヨン抗力
がエンジン25の後方への動きを阻止する。エン
ジン駆動中のエンジン上下振動はリンク40が水
平軸41,42において上下に回動することによ
つて吸収され、結合箇所Aからエンジン振動が車
体フレーム20に伝播するのを防止される。第1
図の図示例ではエンジン25の駆動スプロケツト
36はエンジン25の幅方向中心線から左側に偏
在して設けられており、チエーン38の上記引張
力は該偏在量と対応した大きさのエンジン25を
車体幅方向左側へ横揺れさせようとするモーメン
トになるが、大きな横剛性を備えて形成されるリ
ンク40によつてエンジンのこの横揺れは抑止さ
れる。
第2図は第1図の2−2線断面図を示し、ダウ
ンチユーブ部22にはボルト50が挿通され、該
ボルト50が前記水平軸41である。該ボルト5
0はダウンチユーブ部22に設けたボス部に挿通
してもよい。エンジン25の前部に形成されたボ
ス部25aにはボルト51が挿通され、該ボルト
51が前記水平軸42である。リンク40の取付
部である前後部40a,40bに以上の2本のボ
ルト50,51が挿入され、ボルト50,51に
ナツト50a,51aを螺締することによつてリ
ンク40はダウンチユーブ部22とエンジン25
とに連結される。またリンク40のフレーム20
及びエンジン25への取付部40a,40bは、
該取付部40a,40b間の脚体に比べて車体幅
方向で図示の如く幅広に形成される。前記リンク
40の取付部40a,40bに形成されるフレー
ム20及びエンジン25への支持孔40c,40
dは車体前後方向中心線に対して略直交方向に設
けたため、エンジン25の揺動を前後方向に伝え
ない。かかるリンク結合構造は同じものが車体の
幅方向(第2図では上下方向)に対称的に設けら
れ、第2図はそのうちの一方のみを示す。
リンク結合構造を具体的に述べると、リンク4
0の前部40aには貫通孔40cが穿設され、該
孔40cの左右両側から軸受ブツシユ52,53
が圧入固着される。ダウンチユーブ部22にはフ
ランジ部54aを備えたカラー54の基部54b
が挿入され、該カラー54の先部54cがブツシ
ユ52,53に挿入される。リンク40の前部4
0aの左右端面に座金55,56を当てがつて前
記ボルト50をカラー54に挿通し、ナツト50
aを螺締する。一方、リンク40の後部40bに
は貫通孔40dが穿設され、該孔40dの左右両
側から軸受ブツシユ57,58が圧入固着され、
且つ該軸受ブラシユ57,58にカラー59が挿
入される。リンク40の後部40bの左右端面に
座金60,61を当てがい、前記ボルト51をカ
ラー59に挿入し、ナツト51aを螺締する。
ボルト50,51を中心としたリンク40の前
後部40a,40bの上下回動はカラー54,5
9に対してブツシユ52,53,57,58が滑
り接触することによつて成され、ブツシユ52,
53,57,58はリンク40とダウンチユーブ
部22及びエンジン25とを枢着するボルト5
0,51を支承する軸受部材となつている。該軸
受部材をブツシユの他のベアリングとしてもよ
い。
以上の説明で明らかなように軸受部材即ちブツ
シユ52,53,57,58はダウンチユーブ部
22、エンジン25ではなくリンク40に配置さ
れ、このためブツシユ52,53,57,58を
圧入するための支持孔である貫通孔40c,40
dをリンク40に穿孔加工する場合、或はカラー
54,59を精度をもつて挿入するために圧入後
のブツシユ52,53,57,58をリーマ加工
する場合、寸法公差を可及的に小さく抑えること
が必要なこれらの加工作業をそれ自体小さな部材
であるリンク40において行えばよく、ダウンチ
ユーブ部22、エンジン25に精度が要求される
加工を行うことが不要になり、加工作業が容易に
なる。
又本考案においてはリンク40は第2図で示さ
れている通り車体幅方向へ傾斜し、リンク40の
前後部40a,40bは車体幅方向にオフセツト
されている。これによる利点は、車体幅方向にお
けるダウンチユーブ部22とエンジン25のボス
部25aとの間の長さLの有効空間が小さく限ら
れている自動二輪車においては、リンクを車体前
後方向に真直状に延ばすとリンクの前後部の軸連
結部分の車体幅方向の長さは短いものとなり、枢
着軸との接触面積が小さくなるが、本考案におい
てはリンク40を傾斜させた結果、前後部40
a,40bの車体幅方向の長さを長くすることが
可能になり、ブツシユ52,53,57,58及
びカラー54,59を介した前後部40a,40
bのボルト50,51との接触面積、換言すると
受圧面積を大きくでき、リンク40の連結強度の
向上を実現できる。
第3図はリンク結合による車体フレーム120
とエンジン125との結合箇所を変更した実施例
を示す。本実施例では結合箇所A,B,Cをラバ
ーマウントとし、箇所Dをリンク140によるリ
ンク結合とし、エンジン125の後部のボス部1
25bとリヤフレーム部124のブラケツト12
7とにリンク140の前後部が水平軸141,1
42で回動自在に連結される。
以上の説明で明らかな如く本考案によれば、リ
ンクと車体フレーム及びエンジンとを枢着連結す
る軸を支承する軸受部材は車体フレーム、エンジ
ンではなくリンク側に配置されているため、寸法
公差を可及的に小さくして行う加工をリンクにお
いて行えばよく、リンクは小部材であるため加工
作業が容易なものとなる。更にリンク部材のフレ
ーム及びエンジンへの取付部は、その取付部間の
脚体に比べて車体幅方向で幅広に形成されたた
め、リンク取付部の軸に対する受圧面積が増大す
るので、こじれに対して剛性が向上する。従つて
加減速時に発生するエンジンのおどりに起因して
リンク取付部に発生するこじれ等の荷重に対して
有利となる。又本考案によれば、リンクを車体幅
方向に傾斜した形状にしたため、車体幅方向にお
ける車体フレームとエンジンとの間の有効空間が
小さくてもリンクの枢着軸との接触面積、即ち受
圧面積を大きく確保でき、この結果リンクと車体
フレーム及びエンジンとの連結強度を増大せしめ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は車体フレーム及びこれに付設される機
器を示す概略側面図、第2図は第1図の2−2線
断面図、第3図はリンク結合箇所を変更した実施
例を示す第1図と同様の図である。 尚図面中、20,120は車体フレーム、2
5,125はエンジン、40,140はリンク、
41,42,141,142は枢着連結軸、5
0,51は枢着連結軸としてのボルト、52,5
3,57,58は軸受部材であるブツシユであ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) エンジン動力をチエーンを介して後輪に伝達
    するようにしたチエーン駆動式自動二輪車にお
    いて、前記エンジンはフレームに支持され、こ
    の支持箇所のうち少なくとも一箇所はリンク結
    合とされ、該リンク部材のフレーム及びエンジ
    ンへの取付部は、該取付部間の脚体に比べて車
    体幅方向で幅広に形成されるとともに、前記リ
    ンク部材の取付部に形成されるフレーム及びエ
    ンジンへの支持孔は車体前後方向中心線に対し
    て略直交方向に設けられ、このリンク部材の一
    端の取付部は軸を介してフレームに上下回動自
    在に取付けられ、他端の取付部は軸を介してエ
    ンジンに上下回動自在に取付けられ、更にリン
    クの前記両取付部には夫々ブツシユ或いはカラ
    ー等の軸受部材が設けられていることを特徴と
    する自動二輪車のエンジン保持用リンク装置。 (2) 前記リンクは自動二輪車の車体幅方向に対し
    斜めの形状になつていることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の自動二輪車の
    エンジン保持用リンク装置。
JP3465481U 1981-03-12 1981-03-12 Expired JPS625995Y2 (ja)

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JPS57147185U JPS57147185U (ja) 1982-09-16
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