JPS626027B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS626027B2 JPS626027B2 JP52086625A JP8662577A JPS626027B2 JP S626027 B2 JPS626027 B2 JP S626027B2 JP 52086625 A JP52086625 A JP 52086625A JP 8662577 A JP8662577 A JP 8662577A JP S626027 B2 JPS626027 B2 JP S626027B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- fibers
- self
- temperature
- knitted fabric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Knitting Of Fabric (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、形態安定性の優れた編物を提供する
ものである。 従来ポリエステル短繊維を含む紡績糸のトルク
を減少させるためには、チーズ状で60〜130℃の
蒸熱温度にてセツトし撚を固定する方法等を用い
ていた。しかし、この方法による撚の固定は一時
的なものであつて、充分セツトした糸を用いても
編立て後の弛緩熱処理等によりトルクが顕在化し
て来る。 例えば、通常用いられているポリエステル繊維
100%による単糸の紡績糸を120℃の蒸熱温度で撚
セツトすれば、トルクは殆んど零となり、編成も
極めて容易で斜向の少ない生機の編地が得られ
る。しかるにこの編地は染色仕上工程で高い温度
条件により処理されので、糸のトルクが顕在化し
これにより編地がカールして染色仕上工程や縫製
工程での取扱い性が低下する。更には、製品とし
て後も縫目の斜向が見られ、商品価値が著しく低
下するという極めて大きい欠点を有している。こ
のため、ポリエステル繊維を含む有撚の紡績糸で
は、単糸の状態で、且つ、撚方向が一方向のみで
あるものを用いてシングル編地に編成することは
不可能であつた。これらの欠点を無くするため
に、(1)撚方向の異なる単糸を交互に配し編成して
斜向を防止する方法、(2)コアヤーンの芯糸として
撚を施したフイラメント糸を用い、これと反対の
撚をコアヤーンに付与して撚トルクを中和する方
法等があるが、これらの方法はコスト面、品質面
で劣り広く一般的には採用されていない。 本発明は、かかる欠点を解消し、かつ風合の優
れた編物を提供するものである。 即ち、本発明は、乾熱温度180℃で3%以上の
自己伸長率を有するようなポリエステル繊維を10
〜40%含む有撚の混紡糸であつて、該混紡糸を単
糸で、且つ、撚方向が1方向であるものを用いて
シングル編地に編成し、該編成の前、又は/およ
び後において湿熱100℃以上、又は乾熱150℃以上
の温度で前記の混紡糸を熱処理することを特徴と
する形態安定性の優れた編物の製造法である。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明で提供される編物は、自己伸長するよう
なポリエステル繊維を10〜40%含んでいる混紡糸
を用いて編成したものであり、特に、自己伸長性
のポリエステル繊維を使用することが重要であ
る。 本発明に用いる自己伸長性ポリエステル繊維は
第1図に示すような自己伸長特性を持つものであ
り、乾熱180℃の温度で自己伸長率が3%以上で
あるような特性を持つものが良い事が本発明者ら
の実験で得られた。 かかる自己伸長性のポリエステル繊維は、例え
ば、高速紡糸によつて得た複屈折率△n=0.02〜
0.08のごときポリエステル未延伸繊維束を〔ガラ
ス転移点+20℃〕以下の温度で、下記の延伸倍率
(D.R)にて延伸する。 0.04/△n+0.7≦D.R≦0.04/△n+
1.1 次いで、100℃〜140℃の温度で弛緩熱処理する
ようにして、得ることが出来る。 上記の方法で得た自己伸長性のポリエステル繊
維は180℃の乾熱処理温度で3%以上の不可逆的
伸長率を有する。 ここで自己伸長性のポリエステル繊維を使用す
る理由は以下の通りである。紡績糸の撚によるト
ルクは、編地のカールや斜向の原因となるが、こ
の撚のトルクの大部分は、糸を構成する外層部の
繊維によると考えられる。 即ち、糸の撚回によつて外層部の繊維ほどより
大きな歪を受け、この歪による応力が、解撚方向
の力、即ち撚トルクとなる。従つて、通常の熱可
塑性合成繊維の混紡糸では、熱処理を施して、歪
による応力を緩和させ撚のトルクを減少させる
が、既述の様に充分でない。 しかるに本発明では自己伸長性ポリエステル繊
維を用いることにより、熱処理に際し伸長する繊
維によつて積極的に応力を緩和させ撚のトルクを
減少させんとするにある。 次に本発明に使用する自己伸長性のポリエステ
ル繊維の混紡率は混紡の相手繊維によつて決めら
れる。即ち、混紡の相手が通常のポリエステル繊
維のようにそれ自体が熱可塑性繊維の場合は自己
伸長性ポリエステル繊維の混紡率は10〜40%が適
切である。該混紡率が10%未満の場合は、伸長繊
維の効果が充分でなく、従つて、撚のトルク減少
も充分ではない、又、該混紡率が40%を超える場
合は、編地の外観および風合が悪くなるので使用
出来ない。 一方、混紡する相手の繊維が、綿のような熱可
塑性繊維の場合でも該混紡率は10〜40%でよい
が、好ましくは20〜40%の範囲で用いるのがよ
い。又、混紡する相手の繊維がそれらの繊維の混
合である時でも、自己伸長性ポリエステル繊維の
混紡率は10〜40%の範囲にあれば所期の目的が達
成出来るのである。本発明方法は、このような混
紡糸を用いてシングル編地に編成するが、用いら
れる該混紡糸は、有撚で、且つ単糸の状態で用い
られる。該撚数の範囲については、通常の紡績糸
に用いられるものでよいが、単糸の状態で用いら
れ、又、撚方向については、一方向のものが用い
られる。 次に本発明では、上記のような自己伸長性ポリ
エステル繊維を含んでいる混紡糸および/又は該
混紡糸で編成した編物を湿熱100℃以上又は乾熱
150℃以上の温度で熱処理することが必要であ
る。 熱処理温度は自己伸長性を発揮させる温度が必
要であり、このため湿熱では100℃以上、乾熱で
は150℃以上の温度が必要で、好ましくは湿熱130
℃以上、乾熱180℃以上の温度で実施するのがよ
い。 熱処理が実施される工程は糸の形態をとる工
程、即ち、精紡のコシプや捲糸のチーズ、コーン
等の形態で行われてもよい。或いはチーズ状で比
較的低い温度で熱処理して、一時的に撚固定を行
い、しかる後編立を行い、その編地を染色、仕上
加工する際ヒートセツト工程や染色工程にて熱処
理をすることも出来る。又、糸の状態では熱処理
を全く行わず、編成後に染色、仕上加工をする際
に行つてもよい。 以上のようにして得られる編物は、染色仕上工
程や縫製工程で編地がカールすることもなく、又
製品とした後も編目の斜向は全く見られず、商品
価値を著しく高めた。更に自己伸長繊維が熱処理
を受けて伸長するため硬さのない非常に優れた風
合の編物を得ることが出来る。特に、天笠により
代表されるダイヤル針のみ、又は、シリンダー針
のみのように1の針床により編成されるシングル
編地において効果がある。 次に本発明の実施例を示めす。 〔実施例〕 複屈折率(△n)0.055、単糸デニール2de、全
デニール50万deのポリエステルトウを50℃の温
水バスで1.5倍に延伸し、押込クリンパーにて捲
縮を付与した後、乾湿140℃の温度にて弛緩熱処
理を行ないカツターで切断し短繊維とした。得ら
れたポリエステル繊維は、乾熱180℃の温度で3.5
%の自己伸長率を示した。 上記の自己伸長性のポリエステル繊維と普通ポ
リエステル繊維および木綿とをそれぞれ混紡し、
30番単糸(英式綿番手)を紡績して、比較用に普
通ポリエステル繊維100%および木綿100%で30番
単糸を紡績した。これらの糸を130℃の蒸気で撚
セツトした後、20ケージの編機で天竺を編立て
た。この編地を10分間沸水処理し、その前後の斜
向度を測定した結果は第1表のごとくであつた。 【表】
ものである。 従来ポリエステル短繊維を含む紡績糸のトルク
を減少させるためには、チーズ状で60〜130℃の
蒸熱温度にてセツトし撚を固定する方法等を用い
ていた。しかし、この方法による撚の固定は一時
的なものであつて、充分セツトした糸を用いても
編立て後の弛緩熱処理等によりトルクが顕在化し
て来る。 例えば、通常用いられているポリエステル繊維
100%による単糸の紡績糸を120℃の蒸熱温度で撚
セツトすれば、トルクは殆んど零となり、編成も
極めて容易で斜向の少ない生機の編地が得られ
る。しかるにこの編地は染色仕上工程で高い温度
条件により処理されので、糸のトルクが顕在化し
これにより編地がカールして染色仕上工程や縫製
工程での取扱い性が低下する。更には、製品とし
て後も縫目の斜向が見られ、商品価値が著しく低
下するという極めて大きい欠点を有している。こ
のため、ポリエステル繊維を含む有撚の紡績糸で
は、単糸の状態で、且つ、撚方向が一方向のみで
あるものを用いてシングル編地に編成することは
不可能であつた。これらの欠点を無くするため
に、(1)撚方向の異なる単糸を交互に配し編成して
斜向を防止する方法、(2)コアヤーンの芯糸として
撚を施したフイラメント糸を用い、これと反対の
撚をコアヤーンに付与して撚トルクを中和する方
法等があるが、これらの方法はコスト面、品質面
で劣り広く一般的には採用されていない。 本発明は、かかる欠点を解消し、かつ風合の優
れた編物を提供するものである。 即ち、本発明は、乾熱温度180℃で3%以上の
自己伸長率を有するようなポリエステル繊維を10
〜40%含む有撚の混紡糸であつて、該混紡糸を単
糸で、且つ、撚方向が1方向であるものを用いて
シングル編地に編成し、該編成の前、又は/およ
び後において湿熱100℃以上、又は乾熱150℃以上
の温度で前記の混紡糸を熱処理することを特徴と
する形態安定性の優れた編物の製造法である。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明で提供される編物は、自己伸長するよう
なポリエステル繊維を10〜40%含んでいる混紡糸
を用いて編成したものであり、特に、自己伸長性
のポリエステル繊維を使用することが重要であ
る。 本発明に用いる自己伸長性ポリエステル繊維は
第1図に示すような自己伸長特性を持つものであ
り、乾熱180℃の温度で自己伸長率が3%以上で
あるような特性を持つものが良い事が本発明者ら
の実験で得られた。 かかる自己伸長性のポリエステル繊維は、例え
ば、高速紡糸によつて得た複屈折率△n=0.02〜
0.08のごときポリエステル未延伸繊維束を〔ガラ
ス転移点+20℃〕以下の温度で、下記の延伸倍率
(D.R)にて延伸する。 0.04/△n+0.7≦D.R≦0.04/△n+
1.1 次いで、100℃〜140℃の温度で弛緩熱処理する
ようにして、得ることが出来る。 上記の方法で得た自己伸長性のポリエステル繊
維は180℃の乾熱処理温度で3%以上の不可逆的
伸長率を有する。 ここで自己伸長性のポリエステル繊維を使用す
る理由は以下の通りである。紡績糸の撚によるト
ルクは、編地のカールや斜向の原因となるが、こ
の撚のトルクの大部分は、糸を構成する外層部の
繊維によると考えられる。 即ち、糸の撚回によつて外層部の繊維ほどより
大きな歪を受け、この歪による応力が、解撚方向
の力、即ち撚トルクとなる。従つて、通常の熱可
塑性合成繊維の混紡糸では、熱処理を施して、歪
による応力を緩和させ撚のトルクを減少させる
が、既述の様に充分でない。 しかるに本発明では自己伸長性ポリエステル繊
維を用いることにより、熱処理に際し伸長する繊
維によつて積極的に応力を緩和させ撚のトルクを
減少させんとするにある。 次に本発明に使用する自己伸長性のポリエステ
ル繊維の混紡率は混紡の相手繊維によつて決めら
れる。即ち、混紡の相手が通常のポリエステル繊
維のようにそれ自体が熱可塑性繊維の場合は自己
伸長性ポリエステル繊維の混紡率は10〜40%が適
切である。該混紡率が10%未満の場合は、伸長繊
維の効果が充分でなく、従つて、撚のトルク減少
も充分ではない、又、該混紡率が40%を超える場
合は、編地の外観および風合が悪くなるので使用
出来ない。 一方、混紡する相手の繊維が、綿のような熱可
塑性繊維の場合でも該混紡率は10〜40%でよい
が、好ましくは20〜40%の範囲で用いるのがよ
い。又、混紡する相手の繊維がそれらの繊維の混
合である時でも、自己伸長性ポリエステル繊維の
混紡率は10〜40%の範囲にあれば所期の目的が達
成出来るのである。本発明方法は、このような混
紡糸を用いてシングル編地に編成するが、用いら
れる該混紡糸は、有撚で、且つ単糸の状態で用い
られる。該撚数の範囲については、通常の紡績糸
に用いられるものでよいが、単糸の状態で用いら
れ、又、撚方向については、一方向のものが用い
られる。 次に本発明では、上記のような自己伸長性ポリ
エステル繊維を含んでいる混紡糸および/又は該
混紡糸で編成した編物を湿熱100℃以上又は乾熱
150℃以上の温度で熱処理することが必要であ
る。 熱処理温度は自己伸長性を発揮させる温度が必
要であり、このため湿熱では100℃以上、乾熱で
は150℃以上の温度が必要で、好ましくは湿熱130
℃以上、乾熱180℃以上の温度で実施するのがよ
い。 熱処理が実施される工程は糸の形態をとる工
程、即ち、精紡のコシプや捲糸のチーズ、コーン
等の形態で行われてもよい。或いはチーズ状で比
較的低い温度で熱処理して、一時的に撚固定を行
い、しかる後編立を行い、その編地を染色、仕上
加工する際ヒートセツト工程や染色工程にて熱処
理をすることも出来る。又、糸の状態では熱処理
を全く行わず、編成後に染色、仕上加工をする際
に行つてもよい。 以上のようにして得られる編物は、染色仕上工
程や縫製工程で編地がカールすることもなく、又
製品とした後も編目の斜向は全く見られず、商品
価値を著しく高めた。更に自己伸長繊維が熱処理
を受けて伸長するため硬さのない非常に優れた風
合の編物を得ることが出来る。特に、天笠により
代表されるダイヤル針のみ、又は、シリンダー針
のみのように1の針床により編成されるシングル
編地において効果がある。 次に本発明の実施例を示めす。 〔実施例〕 複屈折率(△n)0.055、単糸デニール2de、全
デニール50万deのポリエステルトウを50℃の温
水バスで1.5倍に延伸し、押込クリンパーにて捲
縮を付与した後、乾湿140℃の温度にて弛緩熱処
理を行ないカツターで切断し短繊維とした。得ら
れたポリエステル繊維は、乾熱180℃の温度で3.5
%の自己伸長率を示した。 上記の自己伸長性のポリエステル繊維と普通ポ
リエステル繊維および木綿とをそれぞれ混紡し、
30番単糸(英式綿番手)を紡績して、比較用に普
通ポリエステル繊維100%および木綿100%で30番
単糸を紡績した。これらの糸を130℃の蒸気で撚
セツトした後、20ケージの編機で天竺を編立て
た。この編地を10分間沸水処理し、その前後の斜
向度を測定した結果は第1表のごとくであつた。 【表】
第1図は本発明に使用するポリエステル繊維の
自己伸長特性曲線図。
自己伸長特性曲線図。
Claims (1)
- 1 乾熱温度180℃で3%以上の自己伸長率を有
するようなポリエステル繊維を10〜40%含む有撚
の混紡糸であつて、該混紡糸を単糸で且つ撚方向
が一方向であるものを用いてシングル編地に編成
し、該編成の前、又は/および後において、湿熱
100℃以上、又は乾熱150℃以上の温度で、前記の
混紡糸を熱処理することを特徴とする形態安定性
の優れた編物の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8662577A JPS5423781A (en) | 1977-07-21 | 1977-07-21 | Production of knitted fabric with dimentional stability |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8662577A JPS5423781A (en) | 1977-07-21 | 1977-07-21 | Production of knitted fabric with dimentional stability |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5423781A JPS5423781A (en) | 1979-02-22 |
| JPS626027B2 true JPS626027B2 (ja) | 1987-02-07 |
Family
ID=13892197
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8662577A Granted JPS5423781A (en) | 1977-07-21 | 1977-07-21 | Production of knitted fabric with dimentional stability |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5423781A (ja) |
-
1977
- 1977-07-21 JP JP8662577A patent/JPS5423781A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5423781A (en) | 1979-02-22 |
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