JPS6261637B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6261637B2 JPS6261637B2 JP56040452A JP4045281A JPS6261637B2 JP S6261637 B2 JPS6261637 B2 JP S6261637B2 JP 56040452 A JP56040452 A JP 56040452A JP 4045281 A JP4045281 A JP 4045281A JP S6261637 B2 JPS6261637 B2 JP S6261637B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- present
- lubricating oil
- power transmission
- propylene
- traction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Lubricants (AREA)
Description
本発明は動力伝達装置用潤滑油に関し、特にト
ラクシヨンドライブ用として適切な動力伝達装置
用潤滑油に関する。 動力の伝達、変速には従来より歯車や油圧装置
が用いられているが、トラクシヨンドライブ(転
がり摩擦駆動装置)といわれる回転剛体間の点接
触あるいは線接触の駆動方式も知られ、歯車のか
み合い等を伴わず、運転中の振動も少なく、また
動力伝達効率の高い事から一部産業機械にも実用
化され始めている。 この場合、接触部分に介在する油には機能上か
ら最も適した潤滑油を選定しなければならない。
すなわち、接触部分に介在する油は、高圧下で可
逆的にガラス転移を生じて粘度上昇する事により
回転接触面における動力伝達効果が大きく、接触
面を離れるとただちに流動状態に戻る性質を有
し、かつ金属間の直接接触を防ぎ、焼付き摩耗、
疲労損傷を防止し、また一般潤滑油と同様な防
錆、冷却等の重要な作用をも有しなければならな
い。 本発明はこのような動力伝達装置用潤滑油、特
にトラクシヨンドライブに供されるのに適切な潤
滑油に関する。 動力伝達用の摩擦又はトラクシヨンドライブ装
置は多くの先行する技術文献に記載されており、
例えばアメリカ特許第3394603号、同第3411369
号、ジヤーナル・オブ・ケミカル・アンド・エン
ジニアリングデータ第5巻第4号、499〜507頁、
ヒユーコ等のローリング接触現象に関するシンポ
ジウム議事録157〜185頁ニルセビア出版社(アム
ステルダム)1962年に詳しい。 またトラクシヨンドライブ用潤滑油としては鉱
油(特公昭39−24635号)、ポリメチルメタクリレ
ート(特公昭48−31828号)、ピバリン酸モノエス
テル(特公昭49−11309号)、ハロゲン化アルキル
ナフタレン(特公昭49−16900号)、アダマンタン
類(特公昭48−42067号、同48−42068号)、ポリ
オレフイン(特開昭46−4766号、同47−2229
号)、アルキルナフタレン(アメリカ特許第
2549377号)など多数が提案されているが、水素
化された環を有するナフテン系油に関する提案も
多い。 提案されたナフテン系油としてはジシクロヘキ
シルエタン(特公昭48−29715号)、ジシクロヘキ
シルプロパン(特公昭53−36105号)、水素化縮合
環化合物(アメリカ特許第3411369号)、1以上の
飽和炭素環を有するナフテン(アメリカ特許第
3440894号)、2以上の飽和炭素環を有するナフテ
ン(アメリカ特許第3925217号)、ナフテンとパラ
フインの混合油(アメリカ特許第3595796号、同
第3595797号)がある。またキシレンおよび/ま
たはトルエンとスチレンのアルキル化反応生成物
を水素化して得られるもの(主として水素化1,
1−ジアリルエタン系化合物)等についても知ら
れている。 前述のアメリカ特許第3440894号および同第
3925217号の各明細書に記載の技術は広範なナフ
テン系化合物を含み、多数のナフテンを例示して
いるが、その多くは水素化された環を有する化合
物である。またトラクシヨン特性の優れたものに
は、40℃における粘度が20cst以上の比較的高い
ものが多い。一方、実使用に当たつては、トラク
シヨンドライブの効率がころがり面以外の作動部
における粘性抵抗によつて低下する為、またころ
がり表面の冷却性を高める為にもトラクシヨンド
ライブに供される潤滑油は出来る限り低粘度油で
ある事が望ましい。 そこで、本発明の目的は、粘性抵抗、冷却性の
点を満足し、かつトラクシヨン特性が優れている
ばかりでなく、酸化安定性、耐腐蝕性等の点にお
いても優れた性能を有し、しかも工業的見地から
すれば極めて安価な原料を用いる事ができる動力
伝達装置用潤滑油を提供する事にある。 本発明者らは特定のアルキルベンゼンがその分
子構造から本発明の目的に対し特異的に有効であ
る事を見出し、本発明をなすに到つた。 本発明に係る動力伝達装置用潤滑油はプロピレ
ン重合物とベンゼン又はトルエン又はキシレンと
の反応によつて得られる沸点範囲(常圧換算)
250〜450℃のアルキルベンゼンを主成分とする潤
滑油である。ここで、沸点範囲(常圧換算)が
250℃未満の場合、本発明に係る潤滑油の引火性
に、および450℃を越える場合はその粘性特性お
よび冷却性能に各々問題を生じるため、本発明に
おいては上記本発明の沸点範囲外のアルキルベン
ゼンは除外される。 上記本発明のアルキルベンゼンの代表的具体例
としては、アルキル基成分がプロピレントリマー
型のイソノニルベンゼンおよびプロピレンテトラ
マー型のイソドデシルベンゼンおよびプロピレン
ペンタマー型のイソペンタデシルベンゼン並びに
これらの製造時に副生する重質アルキルベンゼン
などがある。これらのうち、本発明において特に
望ましいものはプロピレンテトラマー型のイソド
デシルベンゼンである。ただし、ここでいうプロ
ピレントリマーとは、いわゆるプロピレンの三量
体を工業的に製造する際に得られるもので、炭素
原子数範囲としてはC9を主成分とする7〜11の
分布を持ち、またプロピレンテトラマーは同様に
炭素原子数範囲が10〜15、さらにプロピレンペン
タマーは同様に炭素原子数範囲が13〜18の分布を
もつものである。 これら本発明のアルキルベンゼンは、例えばプ
ロピレンをリン酸触媒を用いて温度100〜300℃、
圧力10〜60Kg/cm2にて重合させたプロピレントリ
マー(三量体)およびプロピレンテトラマー(四
量体)およびプロピレンペンタマー(五量体)あ
るいはこれらの混合物を弗化水素、硫酸、塩化ア
ルミニウム等フリーデルクラフツ型触媒を用いて
ベンゼン又はトルエン又はキシレンと反応する事
により得られる。そして塩化アルミニウムを触媒
とした場合、反応温度は20〜150℃の範囲が採用
できるが、40〜80℃の範囲が有利である。また反
応圧力は1〜10Kg/cm2Gが有利である。なお、重
質アルキルベンゼンはアルキレーシヨンの際に副
生して得られる。本発明において用いられるベン
ゼン又はトルエン又はキシレンは極めて入手しや
すく且つ安価であるが、収率の点などからベンゼ
ンを用いる事が望ましい。 本発明に係る動力伝達装置用潤滑油に少量の鉱
油、他のナフテン系油等を含有せしめることは差
し支えなく、また本発明に係る潤滑油は酸化安定
性、熱安定性、耐食性、防錆性、せん断安定性、
耐摩耗性等について十分な性能を有するが、これ
らの性能を向上させる目的で酸化防止剤、腐食防
止剤、防錆剤、消泡剤等の添加剤を含有せしめる
こともできる。また、本発明のアルキルベンゼン
を製造する過程に生成する副生物が少量存在する
事も何ら差支えない。 トラクシヨン係数の測定については、一般にト
ラクシヨンドライブ装置を用いて行われるが、本
発明においては曽田式円筒式摩擦試験機を用い
た。トラクシヨン(転がり摩擦)は、中心におか
れた円筒とその外側に配置された3ケの円筒との
3ケ所の接触部で行われ、接触部には同一の垂直
荷重が作用する。この時の面圧は、平均ヘルツ圧
力にして0.575〜1.157GPaである。他の条件は下
記第1表のとおりである。
ラクシヨンドライブ用として適切な動力伝達装置
用潤滑油に関する。 動力の伝達、変速には従来より歯車や油圧装置
が用いられているが、トラクシヨンドライブ(転
がり摩擦駆動装置)といわれる回転剛体間の点接
触あるいは線接触の駆動方式も知られ、歯車のか
み合い等を伴わず、運転中の振動も少なく、また
動力伝達効率の高い事から一部産業機械にも実用
化され始めている。 この場合、接触部分に介在する油には機能上か
ら最も適した潤滑油を選定しなければならない。
すなわち、接触部分に介在する油は、高圧下で可
逆的にガラス転移を生じて粘度上昇する事により
回転接触面における動力伝達効果が大きく、接触
面を離れるとただちに流動状態に戻る性質を有
し、かつ金属間の直接接触を防ぎ、焼付き摩耗、
疲労損傷を防止し、また一般潤滑油と同様な防
錆、冷却等の重要な作用をも有しなければならな
い。 本発明はこのような動力伝達装置用潤滑油、特
にトラクシヨンドライブに供されるのに適切な潤
滑油に関する。 動力伝達用の摩擦又はトラクシヨンドライブ装
置は多くの先行する技術文献に記載されており、
例えばアメリカ特許第3394603号、同第3411369
号、ジヤーナル・オブ・ケミカル・アンド・エン
ジニアリングデータ第5巻第4号、499〜507頁、
ヒユーコ等のローリング接触現象に関するシンポ
ジウム議事録157〜185頁ニルセビア出版社(アム
ステルダム)1962年に詳しい。 またトラクシヨンドライブ用潤滑油としては鉱
油(特公昭39−24635号)、ポリメチルメタクリレ
ート(特公昭48−31828号)、ピバリン酸モノエス
テル(特公昭49−11309号)、ハロゲン化アルキル
ナフタレン(特公昭49−16900号)、アダマンタン
類(特公昭48−42067号、同48−42068号)、ポリ
オレフイン(特開昭46−4766号、同47−2229
号)、アルキルナフタレン(アメリカ特許第
2549377号)など多数が提案されているが、水素
化された環を有するナフテン系油に関する提案も
多い。 提案されたナフテン系油としてはジシクロヘキ
シルエタン(特公昭48−29715号)、ジシクロヘキ
シルプロパン(特公昭53−36105号)、水素化縮合
環化合物(アメリカ特許第3411369号)、1以上の
飽和炭素環を有するナフテン(アメリカ特許第
3440894号)、2以上の飽和炭素環を有するナフテ
ン(アメリカ特許第3925217号)、ナフテンとパラ
フインの混合油(アメリカ特許第3595796号、同
第3595797号)がある。またキシレンおよび/ま
たはトルエンとスチレンのアルキル化反応生成物
を水素化して得られるもの(主として水素化1,
1−ジアリルエタン系化合物)等についても知ら
れている。 前述のアメリカ特許第3440894号および同第
3925217号の各明細書に記載の技術は広範なナフ
テン系化合物を含み、多数のナフテンを例示して
いるが、その多くは水素化された環を有する化合
物である。またトラクシヨン特性の優れたものに
は、40℃における粘度が20cst以上の比較的高い
ものが多い。一方、実使用に当たつては、トラク
シヨンドライブの効率がころがり面以外の作動部
における粘性抵抗によつて低下する為、またころ
がり表面の冷却性を高める為にもトラクシヨンド
ライブに供される潤滑油は出来る限り低粘度油で
ある事が望ましい。 そこで、本発明の目的は、粘性抵抗、冷却性の
点を満足し、かつトラクシヨン特性が優れている
ばかりでなく、酸化安定性、耐腐蝕性等の点にお
いても優れた性能を有し、しかも工業的見地から
すれば極めて安価な原料を用いる事ができる動力
伝達装置用潤滑油を提供する事にある。 本発明者らは特定のアルキルベンゼンがその分
子構造から本発明の目的に対し特異的に有効であ
る事を見出し、本発明をなすに到つた。 本発明に係る動力伝達装置用潤滑油はプロピレ
ン重合物とベンゼン又はトルエン又はキシレンと
の反応によつて得られる沸点範囲(常圧換算)
250〜450℃のアルキルベンゼンを主成分とする潤
滑油である。ここで、沸点範囲(常圧換算)が
250℃未満の場合、本発明に係る潤滑油の引火性
に、および450℃を越える場合はその粘性特性お
よび冷却性能に各々問題を生じるため、本発明に
おいては上記本発明の沸点範囲外のアルキルベン
ゼンは除外される。 上記本発明のアルキルベンゼンの代表的具体例
としては、アルキル基成分がプロピレントリマー
型のイソノニルベンゼンおよびプロピレンテトラ
マー型のイソドデシルベンゼンおよびプロピレン
ペンタマー型のイソペンタデシルベンゼン並びに
これらの製造時に副生する重質アルキルベンゼン
などがある。これらのうち、本発明において特に
望ましいものはプロピレンテトラマー型のイソド
デシルベンゼンである。ただし、ここでいうプロ
ピレントリマーとは、いわゆるプロピレンの三量
体を工業的に製造する際に得られるもので、炭素
原子数範囲としてはC9を主成分とする7〜11の
分布を持ち、またプロピレンテトラマーは同様に
炭素原子数範囲が10〜15、さらにプロピレンペン
タマーは同様に炭素原子数範囲が13〜18の分布を
もつものである。 これら本発明のアルキルベンゼンは、例えばプ
ロピレンをリン酸触媒を用いて温度100〜300℃、
圧力10〜60Kg/cm2にて重合させたプロピレントリ
マー(三量体)およびプロピレンテトラマー(四
量体)およびプロピレンペンタマー(五量体)あ
るいはこれらの混合物を弗化水素、硫酸、塩化ア
ルミニウム等フリーデルクラフツ型触媒を用いて
ベンゼン又はトルエン又はキシレンと反応する事
により得られる。そして塩化アルミニウムを触媒
とした場合、反応温度は20〜150℃の範囲が採用
できるが、40〜80℃の範囲が有利である。また反
応圧力は1〜10Kg/cm2Gが有利である。なお、重
質アルキルベンゼンはアルキレーシヨンの際に副
生して得られる。本発明において用いられるベン
ゼン又はトルエン又はキシレンは極めて入手しや
すく且つ安価であるが、収率の点などからベンゼ
ンを用いる事が望ましい。 本発明に係る動力伝達装置用潤滑油に少量の鉱
油、他のナフテン系油等を含有せしめることは差
し支えなく、また本発明に係る潤滑油は酸化安定
性、熱安定性、耐食性、防錆性、せん断安定性、
耐摩耗性等について十分な性能を有するが、これ
らの性能を向上させる目的で酸化防止剤、腐食防
止剤、防錆剤、消泡剤等の添加剤を含有せしめる
こともできる。また、本発明のアルキルベンゼン
を製造する過程に生成する副生物が少量存在する
事も何ら差支えない。 トラクシヨン係数の測定については、一般にト
ラクシヨンドライブ装置を用いて行われるが、本
発明においては曽田式円筒式摩擦試験機を用い
た。トラクシヨン(転がり摩擦)は、中心におか
れた円筒とその外側に配置された3ケの円筒との
3ケ所の接触部で行われ、接触部には同一の垂直
荷重が作用する。この時の面圧は、平均ヘルツ圧
力にして0.575〜1.157GPaである。他の条件は下
記第1表のとおりである。
【表】
実験の操作手順としては、まず回転速度を内・
外円筒共一定にし、荷重を負荷した後、外筒の回
転数のみ増加する事によつてすべり率を上昇せし
め、すべり率に対する摩擦トルク、あるいはトラ
クシヨン係数の変化を連続的に求めた。摩擦トル
クは中央の無心支持軸のねじれモーメントを抵抗
線ひずみ計で直接測定する事によつて行つた。 この条件において測定されるトラクシヨン係数
は、すべり率の増加に伴つてまず直線的に立ち上
がり、その後極大を描いて低下する傾向を示す。
この場合、特に実用面において重要な領域は、油
膜のせん断による発生熱が大きくない初期の直線
領域にあり、特にこの領域のトラクシヨン係数を
以下対象とする。 一例として平均ヘルツ圧力1.157GPa、回転速
度4.19m/S、すべり速度0.022m/Sにて測定し
たトラクシヨン係数は下記第2表の通りである
が、本発明による潤滑油はトラクシヨン係数0.07
以上と、これらの炭化水素に比べて優れている事
が明らかとなつた。
外円筒共一定にし、荷重を負荷した後、外筒の回
転数のみ増加する事によつてすべり率を上昇せし
め、すべり率に対する摩擦トルク、あるいはトラ
クシヨン係数の変化を連続的に求めた。摩擦トル
クは中央の無心支持軸のねじれモーメントを抵抗
線ひずみ計で直接測定する事によつて行つた。 この条件において測定されるトラクシヨン係数
は、すべり率の増加に伴つてまず直線的に立ち上
がり、その後極大を描いて低下する傾向を示す。
この場合、特に実用面において重要な領域は、油
膜のせん断による発生熱が大きくない初期の直線
領域にあり、特にこの領域のトラクシヨン係数を
以下対象とする。 一例として平均ヘルツ圧力1.157GPa、回転速
度4.19m/S、すべり速度0.022m/Sにて測定し
たトラクシヨン係数は下記第2表の通りである
が、本発明による潤滑油はトラクシヨン係数0.07
以上と、これらの炭化水素に比べて優れている事
が明らかとなつた。
【表】
トラクシヨンドライブ用潤滑油に要求される性
能としては、上記のトラクシヨン特性以外に、一
般の潤滑油に要求される酸化安定性、粘度指数、
耐腐食性、耐摩耗性、サビ止め性、ゴム潤滑性、
泡立ち防止性などが挙げられ、それぞれの用途に
応じて適当な添加剤を配合する事が必要となる。
ここで本発明に係る潤滑油に、これらの添加剤、
例えば酸化防止剤として2,6−ジターシヤリー
ブチルパラクレゾールなどのアルキルフエノー
ル、ジアルキルジチオリン酸亜鉛などのいおう、
りん化合物を、防錆剤としてアミン、エステル、
金属塩を、粘度指数向上剤としてポリメタアクリ
レート類を、消泡剤としてシリコーン系重合物等
を各々1種または2種以上添加する事が可能であ
る。 以下実施例を挙げて本発明を例証するが、本発
明の実施態様はこれらに限定されない。 実施例 プロピレンを固形リン酸触媒を用いて温度190
℃、圧力35Kg/cm2の条件で重合し、プロピレンテ
トラマー(四量体)とする。このプロピレンテト
ラマーは、副生ポリマーを含むので、蒸留により
沸点範囲170〜230℃の留分を採取した。このプロ
ピレンテトラマーの代表的な組成は例えば
Analytical chemistry Vol.35,12(1963)2219
にもとずいた分析法によれば、二重結合の位置に
より三置換体45%、四置換体37%、二置換体が16
%、一置換体が残余であつた。次いで上記沸点範
囲のプロピレンテトラマーを塩化アルミニウムを
触媒として、ベンゼン1部に塩化アルミニウム
0.01部を加え、70℃に加温し、ベンゼンと反応さ
せ、いわゆるアルキレーシヨンしてドデシルベン
ゼンを得た。このドデシルベンゼンには副生アル
キルベンゼンを含んでいるので蒸留し、沸点範囲
170〜185℃(圧力13mmHg)の留分を採取した。
上記ドデシルベンゼンのトラクシヨン係数は0.07
であり、その一般性状は下記第3表の通りであつ
た。
能としては、上記のトラクシヨン特性以外に、一
般の潤滑油に要求される酸化安定性、粘度指数、
耐腐食性、耐摩耗性、サビ止め性、ゴム潤滑性、
泡立ち防止性などが挙げられ、それぞれの用途に
応じて適当な添加剤を配合する事が必要となる。
ここで本発明に係る潤滑油に、これらの添加剤、
例えば酸化防止剤として2,6−ジターシヤリー
ブチルパラクレゾールなどのアルキルフエノー
ル、ジアルキルジチオリン酸亜鉛などのいおう、
りん化合物を、防錆剤としてアミン、エステル、
金属塩を、粘度指数向上剤としてポリメタアクリ
レート類を、消泡剤としてシリコーン系重合物等
を各々1種または2種以上添加する事が可能であ
る。 以下実施例を挙げて本発明を例証するが、本発
明の実施態様はこれらに限定されない。 実施例 プロピレンを固形リン酸触媒を用いて温度190
℃、圧力35Kg/cm2の条件で重合し、プロピレンテ
トラマー(四量体)とする。このプロピレンテト
ラマーは、副生ポリマーを含むので、蒸留により
沸点範囲170〜230℃の留分を採取した。このプロ
ピレンテトラマーの代表的な組成は例えば
Analytical chemistry Vol.35,12(1963)2219
にもとずいた分析法によれば、二重結合の位置に
より三置換体45%、四置換体37%、二置換体が16
%、一置換体が残余であつた。次いで上記沸点範
囲のプロピレンテトラマーを塩化アルミニウムを
触媒として、ベンゼン1部に塩化アルミニウム
0.01部を加え、70℃に加温し、ベンゼンと反応さ
せ、いわゆるアルキレーシヨンしてドデシルベン
ゼンを得た。このドデシルベンゼンには副生アル
キルベンゼンを含んでいるので蒸留し、沸点範囲
170〜185℃(圧力13mmHg)の留分を採取した。
上記ドデシルベンゼンのトラクシヨン係数は0.07
であり、その一般性状は下記第3表の通りであつ
た。
【表】
上記のドデシルベンゼンについてフエノール系
および亜鉛系酸化防止剤をそれぞれ0.5wt%添加
し、酸化試験をJIS−K−2514−1980(潤滑油酸
化安定度試験法)3.2項(内燃機関用潤滑油酸化
安定度試験方法)に記載された基本手順に従つて
行つた。その結果を下記第5表、第6表および第
7表に示す。下記の第5〜7表は下記の市販ナフ
テン系鉱油と本発明による潤滑油との酸化試験結
果を比較したものである。
および亜鉛系酸化防止剤をそれぞれ0.5wt%添加
し、酸化試験をJIS−K−2514−1980(潤滑油酸
化安定度試験法)3.2項(内燃機関用潤滑油酸化
安定度試験方法)に記載された基本手順に従つて
行つた。その結果を下記第5表、第6表および第
7表に示す。下記の第5〜7表は下記の市販ナフ
テン系鉱油と本発明による潤滑油との酸化試験結
果を比較したものである。
【表】
なお、試験条件は下記第4表の通りである。
【表】
【表】
【表】
【表】
上記の第5〜7表に示した結果から明らかなよ
うに本発明による潤滑油は極めて優れた安定性を
有する事が判る。
うに本発明による潤滑油は極めて優れた安定性を
有する事が判る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 プロピレン重合物とベンゼン又はトルエン又
はキシレンとの反応によつて得られる沸点範囲
(常圧換算)250〜450℃のアルキルベンゼンから
なる動力伝達装置用潤滑油。 2 動力伝達装置がトラクシヨンドライブである
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の動
力伝達装置用潤滑油。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4045281A JPS57155295A (en) | 1981-03-23 | 1981-03-23 | Lubricating oil for power transmitting apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4045281A JPS57155295A (en) | 1981-03-23 | 1981-03-23 | Lubricating oil for power transmitting apparatus |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57155295A JPS57155295A (en) | 1982-09-25 |
| JPS6261637B2 true JPS6261637B2 (ja) | 1987-12-22 |
Family
ID=12581022
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4045281A Granted JPS57155295A (en) | 1981-03-23 | 1981-03-23 | Lubricating oil for power transmitting apparatus |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57155295A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7402715B2 (en) | 2001-08-08 | 2008-07-22 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Fluids for traction drive |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2147390B2 (de) * | 1970-09-23 | 1981-05-14 | Monsanto Co., 63166 St. Louis, Mo. | Verwendung von im wesentlichen vollständig hydrierten Dimeren des α-Methylstyrols als Basismaterial in einer Flüssigkeit für die Kraftübertragung in mechanischen Vorrichtungen |
| FR2246626B1 (ja) * | 1973-10-04 | 1979-05-04 | Lubrizol Corp | |
| JPS5941337B2 (ja) * | 1976-09-16 | 1984-10-06 | 富士通株式会社 | 同期回線接続方式 |
| JPS5575495A (en) * | 1978-12-05 | 1980-06-06 | Nippon Petrochem Co Ltd | Power transmitting fluid |
-
1981
- 1981-03-23 JP JP4045281A patent/JPS57155295A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57155295A (en) | 1982-09-25 |
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