JPS627827B2 - - Google Patents
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- JPS627827B2 JPS627827B2 JP15646180A JP15646180A JPS627827B2 JP S627827 B2 JPS627827 B2 JP S627827B2 JP 15646180 A JP15646180 A JP 15646180A JP 15646180 A JP15646180 A JP 15646180A JP S627827 B2 JPS627827 B2 JP S627827B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- exhaust
- cabinet
- safety cabinet
- safety
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
Description
本発明は、危険な病原菌の取扱、遺伝子組替実
験等に使用しバイオハザード(BIOHAZARD)
を防止するための装置の安全キヤビネツトに附設
される排気装置に関するものである。 安全キヤビネツトは、国際伝染病等の危険な病
原菌を取扱う医学関係の研究機関、病院、及び遺
伝子組替え実験を行う遺伝子工学関係の研究機
関、製薬、化学メーカ等で利用されている。 安全キヤビネツトは、安全キヤビネツト本体、
及び本体内を負圧に保つための排気装置からなつ
ている。安全キヤビネツト本体の例を第1図に、
排気装置を含めた全体を第2図及び第3図に示
す。 第1図において、安全キヤビネツトは密閉型と
なつており、本体ケース1、透視窓3、グローブ
10、グローブポート9等よりなり、脚2の上に
載置固定されている。上部には仕切弁6を有する
吸気管を取付けたフイルタケース12、及び仕切
弁7を有する排気管8を取付けたフイルタケース
12及び照明箱11が取付けてある。各フイルタ
ケース12内にはそれぞれ高性能フイルタ4及び
高性能フイルタ5が収納されてある。危険な生物
材料等をキヤビネツト内部13に入れ、透視窓3
より内部を見ながらグローブ10に手を入れて操
作する。キヤビネツト単体では十分なスペースが
ない為、図示のように単体キヤビネツトを必要数
接続して多連形として使用することが多い。キヤ
ビネツト内部13は気流入口側の高性能フイルタ
4により清浄度が高められ、また気流出口側の高
性能フイルタ5により使用された生物材料が外部
へもれないようにされている。尚、排気を行なう
ことによる高性能フイルタの圧力損失を利用して
キヤビネツト内部13を負圧に保ち、内部の生物
材料が本体ケース1等の不良により外部へもれる
ことを防止している。 第2図は従来例である。安全キヤビネツト本体
15は設置室14に設けられてあり、設置室14
の給排気系統と安全キヤビネツト本体15の給排
気系は完全に独立している。第2図において、1
6は送風機、17は高性能フイルタ、18は送風
機、19は吸気管、20は排気管、21は高性能
フイルタ、22は可動弁、23は可動弁、24は
排風機、25は排風機、26は高性能フイルタ、
27は可動弁、28は可動弁、29は排風機、3
0は排風機、31は外気である。図より明らかな
ように、排風機は各系統共2個設けられ、故障時
等直ちに切替使用できるようにしてある。 第3図は他の従来例である。この場合は第2図
の場合に較べて、安全キヤビネツト本体15への
送風機18が省略されて、安全キヤビネツトには
設置室14内の空気が吸引されるようになつてい
る。第2図及び第3図いずれの場合も設置室14
の圧力は外気31に対し―5mmAq程度、安全キ
ヤビネツト15内の圧力は設置室14の圧力に対
し更に―15mmAq程度、即ち外気31に対して―
20mmAq程度、になるように設定されている。 安全キヤビネツトで最も重要なことは、キヤビ
ネツト内にある危険な生物材料(病原菌やウイル
ス等)を外部へもらさないことである。このため
に次の様な安全策がほどこされている。 (1) 安全キヤビネツト本体を密閉型とする。 (2) 安全キヤビネツト内の空気を排気して負圧に
保つ。 (3) 排気及び給気は高性能フイルタにより処理し
て、清浄化した後排出する。 第2図及び第3図に示す従来例においても上述
の安全策がとられていて、通常運転には十分であ
るが、種々の故障要因を考えた場合、問題点があ
る。 問題点は、上記(2)項の負荷制御に関することで
ある。従来例においては、地震の少ない場所に建
てられているので、安全キヤビネツト本体が外力
により破壊されることは考慮されていない。とこ
ろが日本においては、地震による破壊に対する安
全策を考えておかないと非常に危険である。安全
キヤビネツトは、第1図に示す様に多くのキヤビ
ネツトを連結して密閉形として使用するために、
通常かなりの長さになり、地震時の床のゆれに対
し、可撓性が少く、破壊される可能性はきわめて
大きい。第2図、第3図に示したものの場合は、
常に一定量の排気を行いキヤビネツト内を負圧に
しているが、これでは、地震時等にキヤビネツト
本体の透視窓3、本体ケース1等に亀裂、穴等が
あいたり、グローブ10が破れた場合等には、キ
ヤビネツト内部13と外部の圧力差が非常に少な
くなり、それら亀裂、穴等からの空気吸込量は僅
かであり、内部の危険な生物材料の外部への拡散
を防止できない場合がある。 尚、この場合、最初から排気風量を多くしてお
けば、問題は解決できるが、第2図、第3図に示
す様な従来例においては、安全キヤビネツト及び
その設置室の空調は、安全性の点からオールフレ
ツシユ方式となつている。これらの装置は通常安
全性のため連続運転されるが、最初から排気風量
が多いと、多大の冷暖房エネルギの浪費になるた
め、排気を最低限度におさえる必要がある。 このため、地震等による事故時の安全性と通常
運転時の省エネルギ化を解決する方法として、通
常は安全キヤビネツト系の排気風量を少なくし、
負圧を維持した運転を行い、安全キヤビネツト本
体に何らかの事故(破壊、亀裂、穴あき等)が発
生した場合は、排気能力を増加して排気風量を増
加させ、事故部分から十分な吸気を行なわせ、キ
ヤビネツト内部の危険な生物材料がキヤビネツト
本体外へもれ出ることを防止することが考えられ
る。 しかしながら、この場合単純に排気能力を増加
するだけでは、いろいろな問題がある。即ち、安
全キヤビネツト本体は常に全数使用されるとは限
らず、実験内容に応じて使用するキヤビネツト数
が変化することがある。この場合一定能力の排風
機を使用すると次の問題がある。 (1) 全数のキヤビネツトを使用している場合には
排気が不足し、事故キヤビネツトからの十分な
吸気が行えない。 (2) 使用キヤビネツトが少なく、仕切弁7が多く
閉じられている場合は、逆に事故キヤビネツト
に対する風量が過大になり、最悪の場合には、
安全キヤビネツトの高性能フイルタ5に過大な
差圧がかかり、耐圧力を超えてフイルタが破壊
されるおそれがある。 この問題を解決するには、使用される安全キヤ
ビネツト数に合わせて、排気量を調節する必要が
ある。 本発明の目的は、使用している安全キヤビネツ
トの数が変化しても、一定の負圧を保ち、しかも
高性能フイルタを損傷することなく対応できる排
気制御方式を有する安全キヤビネツトの排気装置
を提供するにある。 本発明による安全キヤビネツトの排気装置は、
排気管に該管内の圧力検出部及び可動弁を、並び
に圧力制御手段を設け、該検出部よりの信号によ
り、該制御手段が可動弁を作動し、排気管内の空
気圧を設定圧力に制御するようにしてあることを
特徴とする装置である。 本発明による安全キヤビネツトの排気装置の好
ましい一態様においては、前記圧力設定値が正常
運転に適切な正常設定値と、安全キヤビネツト事
故の場合に使用する負圧の大なる非常設定値であ
り、安全キヤビネツトに設けられた圧力検出部か
ら、該キヤビネツト内の圧力が規定値以上になつ
た場合に発せられる信号により、手動又は自動に
より正常設定値より非常設定値に切替えるように
してある。 以下、本発明の装置を実施例の図面に基づいて
説明する。先づ、第4図に基づいて、本発明の装
置の基本について説明する。 第4図aは通常の状態の安全キヤビネツトを示
す。安全キヤビネツトは密閉型であるので排気風
量Q2分だけ吸気され、風量Q2=Q1(吸気風量)
である。また、高性能フイルタ4と、5は同一の
ものを使用するので圧力損失(PL1,PL2)は同一
になり、即ちPL1=PL2になる。よつて、排気管
8の圧力P2を例えば―30mmAqにすれば、安全キ
ヤビネツト内部13の圧力P1は―15mmAqとな
る。 第4図bに事故の状態の安全キヤビネツトを示
す。グローブの破損、又は硝子の破損等により本
体ケースに穴があいた場合は、当然高性能フイル
タ4に比べ、穴部分の方が圧力損失がないので、
Q1≒0となり、排気風量とほぼ同等の風量が事
故部分より吸気される。この吸気が第4図bに
Q3で示してある。もし、排気が定風量の場合、
Q2=Q3である。この風量は前述してある様に、
オールフレツシユ空調のエネルギ浪費防止等の点
から少量に設定されているために、事故部分の吸
気風速が遅くなり、安全キヤビネツト内の危険な
生物材料の拡散が防げなくなつてしまう。 そのために排気管の圧力を二段に切替え設定で
きる定圧力制御としてある。そして事故の場合は
非常運転として排気管の圧力を負圧の大な圧力、
例えば―45mmAqに切替える。一般的に高性能フ
イルタの使用圧力が50mmAqまでであるので、非
常運転の場合も、―45mmAqとするのが適当であ
る。第4図cに高性能フイルタの風量に対する圧
力損失特性を示す。第4図bの場合はQ1≒0と
なるため、安全キヤビネツト内部13の圧力は外
部とほぼ同等になる。このため、高性能フイルタ
5には排気管8の圧力が全部かかり、PL1≒0,
PL2≒45mmAqとなる。第4図cに示す如く、通
常運転時の15mmAqに対し、非常運転時に45mmAq
の圧力がかかるため、そのときの風量Bは通常運
転時の風量Aの約3倍流れることになる。このた
め、排気風量Q2は自動的に約3倍になり、Q2≒
Q3であるから、事故部分からの吸気も約3倍に
増加する。通常運転時と非常運転における上述の
例示数値を比較した表を第1表に示す。
験等に使用しバイオハザード(BIOHAZARD)
を防止するための装置の安全キヤビネツトに附設
される排気装置に関するものである。 安全キヤビネツトは、国際伝染病等の危険な病
原菌を取扱う医学関係の研究機関、病院、及び遺
伝子組替え実験を行う遺伝子工学関係の研究機
関、製薬、化学メーカ等で利用されている。 安全キヤビネツトは、安全キヤビネツト本体、
及び本体内を負圧に保つための排気装置からなつ
ている。安全キヤビネツト本体の例を第1図に、
排気装置を含めた全体を第2図及び第3図に示
す。 第1図において、安全キヤビネツトは密閉型と
なつており、本体ケース1、透視窓3、グローブ
10、グローブポート9等よりなり、脚2の上に
載置固定されている。上部には仕切弁6を有する
吸気管を取付けたフイルタケース12、及び仕切
弁7を有する排気管8を取付けたフイルタケース
12及び照明箱11が取付けてある。各フイルタ
ケース12内にはそれぞれ高性能フイルタ4及び
高性能フイルタ5が収納されてある。危険な生物
材料等をキヤビネツト内部13に入れ、透視窓3
より内部を見ながらグローブ10に手を入れて操
作する。キヤビネツト単体では十分なスペースが
ない為、図示のように単体キヤビネツトを必要数
接続して多連形として使用することが多い。キヤ
ビネツト内部13は気流入口側の高性能フイルタ
4により清浄度が高められ、また気流出口側の高
性能フイルタ5により使用された生物材料が外部
へもれないようにされている。尚、排気を行なう
ことによる高性能フイルタの圧力損失を利用して
キヤビネツト内部13を負圧に保ち、内部の生物
材料が本体ケース1等の不良により外部へもれる
ことを防止している。 第2図は従来例である。安全キヤビネツト本体
15は設置室14に設けられてあり、設置室14
の給排気系統と安全キヤビネツト本体15の給排
気系は完全に独立している。第2図において、1
6は送風機、17は高性能フイルタ、18は送風
機、19は吸気管、20は排気管、21は高性能
フイルタ、22は可動弁、23は可動弁、24は
排風機、25は排風機、26は高性能フイルタ、
27は可動弁、28は可動弁、29は排風機、3
0は排風機、31は外気である。図より明らかな
ように、排風機は各系統共2個設けられ、故障時
等直ちに切替使用できるようにしてある。 第3図は他の従来例である。この場合は第2図
の場合に較べて、安全キヤビネツト本体15への
送風機18が省略されて、安全キヤビネツトには
設置室14内の空気が吸引されるようになつてい
る。第2図及び第3図いずれの場合も設置室14
の圧力は外気31に対し―5mmAq程度、安全キ
ヤビネツト15内の圧力は設置室14の圧力に対
し更に―15mmAq程度、即ち外気31に対して―
20mmAq程度、になるように設定されている。 安全キヤビネツトで最も重要なことは、キヤビ
ネツト内にある危険な生物材料(病原菌やウイル
ス等)を外部へもらさないことである。このため
に次の様な安全策がほどこされている。 (1) 安全キヤビネツト本体を密閉型とする。 (2) 安全キヤビネツト内の空気を排気して負圧に
保つ。 (3) 排気及び給気は高性能フイルタにより処理し
て、清浄化した後排出する。 第2図及び第3図に示す従来例においても上述
の安全策がとられていて、通常運転には十分であ
るが、種々の故障要因を考えた場合、問題点があ
る。 問題点は、上記(2)項の負荷制御に関することで
ある。従来例においては、地震の少ない場所に建
てられているので、安全キヤビネツト本体が外力
により破壊されることは考慮されていない。とこ
ろが日本においては、地震による破壊に対する安
全策を考えておかないと非常に危険である。安全
キヤビネツトは、第1図に示す様に多くのキヤビ
ネツトを連結して密閉形として使用するために、
通常かなりの長さになり、地震時の床のゆれに対
し、可撓性が少く、破壊される可能性はきわめて
大きい。第2図、第3図に示したものの場合は、
常に一定量の排気を行いキヤビネツト内を負圧に
しているが、これでは、地震時等にキヤビネツト
本体の透視窓3、本体ケース1等に亀裂、穴等が
あいたり、グローブ10が破れた場合等には、キ
ヤビネツト内部13と外部の圧力差が非常に少な
くなり、それら亀裂、穴等からの空気吸込量は僅
かであり、内部の危険な生物材料の外部への拡散
を防止できない場合がある。 尚、この場合、最初から排気風量を多くしてお
けば、問題は解決できるが、第2図、第3図に示
す様な従来例においては、安全キヤビネツト及び
その設置室の空調は、安全性の点からオールフレ
ツシユ方式となつている。これらの装置は通常安
全性のため連続運転されるが、最初から排気風量
が多いと、多大の冷暖房エネルギの浪費になるた
め、排気を最低限度におさえる必要がある。 このため、地震等による事故時の安全性と通常
運転時の省エネルギ化を解決する方法として、通
常は安全キヤビネツト系の排気風量を少なくし、
負圧を維持した運転を行い、安全キヤビネツト本
体に何らかの事故(破壊、亀裂、穴あき等)が発
生した場合は、排気能力を増加して排気風量を増
加させ、事故部分から十分な吸気を行なわせ、キ
ヤビネツト内部の危険な生物材料がキヤビネツト
本体外へもれ出ることを防止することが考えられ
る。 しかしながら、この場合単純に排気能力を増加
するだけでは、いろいろな問題がある。即ち、安
全キヤビネツト本体は常に全数使用されるとは限
らず、実験内容に応じて使用するキヤビネツト数
が変化することがある。この場合一定能力の排風
機を使用すると次の問題がある。 (1) 全数のキヤビネツトを使用している場合には
排気が不足し、事故キヤビネツトからの十分な
吸気が行えない。 (2) 使用キヤビネツトが少なく、仕切弁7が多く
閉じられている場合は、逆に事故キヤビネツト
に対する風量が過大になり、最悪の場合には、
安全キヤビネツトの高性能フイルタ5に過大な
差圧がかかり、耐圧力を超えてフイルタが破壊
されるおそれがある。 この問題を解決するには、使用される安全キヤ
ビネツト数に合わせて、排気量を調節する必要が
ある。 本発明の目的は、使用している安全キヤビネツ
トの数が変化しても、一定の負圧を保ち、しかも
高性能フイルタを損傷することなく対応できる排
気制御方式を有する安全キヤビネツトの排気装置
を提供するにある。 本発明による安全キヤビネツトの排気装置は、
排気管に該管内の圧力検出部及び可動弁を、並び
に圧力制御手段を設け、該検出部よりの信号によ
り、該制御手段が可動弁を作動し、排気管内の空
気圧を設定圧力に制御するようにしてあることを
特徴とする装置である。 本発明による安全キヤビネツトの排気装置の好
ましい一態様においては、前記圧力設定値が正常
運転に適切な正常設定値と、安全キヤビネツト事
故の場合に使用する負圧の大なる非常設定値であ
り、安全キヤビネツトに設けられた圧力検出部か
ら、該キヤビネツト内の圧力が規定値以上になつ
た場合に発せられる信号により、手動又は自動に
より正常設定値より非常設定値に切替えるように
してある。 以下、本発明の装置を実施例の図面に基づいて
説明する。先づ、第4図に基づいて、本発明の装
置の基本について説明する。 第4図aは通常の状態の安全キヤビネツトを示
す。安全キヤビネツトは密閉型であるので排気風
量Q2分だけ吸気され、風量Q2=Q1(吸気風量)
である。また、高性能フイルタ4と、5は同一の
ものを使用するので圧力損失(PL1,PL2)は同一
になり、即ちPL1=PL2になる。よつて、排気管
8の圧力P2を例えば―30mmAqにすれば、安全キ
ヤビネツト内部13の圧力P1は―15mmAqとな
る。 第4図bに事故の状態の安全キヤビネツトを示
す。グローブの破損、又は硝子の破損等により本
体ケースに穴があいた場合は、当然高性能フイル
タ4に比べ、穴部分の方が圧力損失がないので、
Q1≒0となり、排気風量とほぼ同等の風量が事
故部分より吸気される。この吸気が第4図bに
Q3で示してある。もし、排気が定風量の場合、
Q2=Q3である。この風量は前述してある様に、
オールフレツシユ空調のエネルギ浪費防止等の点
から少量に設定されているために、事故部分の吸
気風速が遅くなり、安全キヤビネツト内の危険な
生物材料の拡散が防げなくなつてしまう。 そのために排気管の圧力を二段に切替え設定で
きる定圧力制御としてある。そして事故の場合は
非常運転として排気管の圧力を負圧の大な圧力、
例えば―45mmAqに切替える。一般的に高性能フ
イルタの使用圧力が50mmAqまでであるので、非
常運転の場合も、―45mmAqとするのが適当であ
る。第4図cに高性能フイルタの風量に対する圧
力損失特性を示す。第4図bの場合はQ1≒0と
なるため、安全キヤビネツト内部13の圧力は外
部とほぼ同等になる。このため、高性能フイルタ
5には排気管8の圧力が全部かかり、PL1≒0,
PL2≒45mmAqとなる。第4図cに示す如く、通
常運転時の15mmAqに対し、非常運転時に45mmAq
の圧力がかかるため、そのときの風量Bは通常運
転時の風量Aの約3倍流れることになる。このた
め、排気風量Q2は自動的に約3倍になり、Q2≒
Q3であるから、事故部分からの吸気も約3倍に
増加する。通常運転時と非常運転における上述の
例示数値を比較した表を第1表に示す。
【表】
このように、定風量制御でなく、2段切替の定
圧力制御にすることは、安全性能の向上と、通常
運転時の省エネルギに非常な効果がある。尚、通
常運転時の排気管内の圧力を―30mmAqとしたこ
とは、キヤビネツト内を―15mmAqにすることが
文部省告示第42号で定められているためであり、
また、非常運転時―45mmAqにしたことは、前述
の如く高性能フイルタの保護のためである。しか
し、この様に1.5倍の圧力に切替えるだけで、吸
気風量が約3倍に増えることが、2段切替圧力制
御の特徴である。 つぎに、本発明の装置における実際の制御例を
第5図〜第8図に示す。 第5図は圧力スイツチを利用した電気式制御方
式を示すもので、第6図はその動作特性図であ
る。第5図において、本実施例により安全キヤビ
ネツト1内から排気手段24,25へ至る排気管
20の途中に高性能フイルタ21と開度制御ので
きる可動弁22′,23′を順に設ける。 また安全キヤビネツト1内又は排気管20内の
高性能フイルタ21に至る前の部分の圧力を検出
する圧力検出手段32,33を設ける。また圧力
検出部32〜35の出力が一定になるように可動
弁22′の開度を制御する開度制御手段50,5
1を設ける。更に詳しく説明すると32及び33
は通常運転用の上下限スイツチの差圧スイツチ
L1及び差圧スイツチL2である。また、34及び
35が非常運転用の上下限スイツチの差圧スイツ
チH1及び差圧スイツチH2である。どちらの運転
とするかは通常非常切替スイツチ38により選択
する。これらの差圧スイツチの上下限信号により
制御手段50,51が働き、モータ52,53で
動作する可動弁22′又は可動弁23′を可変して
風量を変化させ、排気管の圧力を一定に制御す
る。また排気装置は2系統あり、排気装置切替ス
イツチ39により選択する。 動作特性を第6図に示すが、まず通常運転時は
差圧スイツチL1とL2によつて設定された上下限
値内に入れば、可動弁22′は一定の開度で定圧
力を保つ。何らかの理由、例えばキヤビネツトの
使用個数の増滅等、により圧力が低下した場合、
下限値L1を切れば差圧スイツチが制御手段50
が働いて弁開度を増して、圧力を元に戻して一定
圧力に保つ。第6図aはその正常キヤビネツトの
差圧特性を示している。また、第6図bに示すよ
うにキヤビネツトに事故が発生すれば、そのキヤ
ビネツトの圧力はほぼ外部と同等になるため、キ
ヤビネツト本体に設けた警報設定値を切つた場
合、その警報により手動又は自動により非常運転
に切替える。非常運転にした場合、差圧スイツチ
H1とH2によつて設定された圧力になるまで可動
弁の開度が増し、非常運転用の一定圧力を保つ。
なお第6図cはその可動弁開度の変化を示した図
である。 第7図は空気圧力を利用した空気式制御ブロツ
ク図の例を示すもので、第8図a,b,cはその
動作特性図であつて、第6図a,b,cに対応し
ている。第7図において、40は圧力検出部、4
1は圧力調節器、42は設定圧力切替三方電磁
弁、43は三方電磁弁、44は三方電磁弁、45
及び46はポジシヨナー付コントロールバルブで
ある。作動は前述の電気式と同様であり、図面よ
り明らかであるので説明を省略する。なお、Vcc
は電磁弁の切替電源、P,Qはバルブ45,46
を可動するため動力空気流入パイプである。 本発明の装置は以上の如く構成され、キヤビネ
ツト内圧力を常に一定になる様に圧力制御を行う
ことができる。よつて、使用している安全キヤビ
ネツトの数が変化しても、常に一定の負圧を保つ
ことができる。
圧力制御にすることは、安全性能の向上と、通常
運転時の省エネルギに非常な効果がある。尚、通
常運転時の排気管内の圧力を―30mmAqとしたこ
とは、キヤビネツト内を―15mmAqにすることが
文部省告示第42号で定められているためであり、
また、非常運転時―45mmAqにしたことは、前述
の如く高性能フイルタの保護のためである。しか
し、この様に1.5倍の圧力に切替えるだけで、吸
気風量が約3倍に増えることが、2段切替圧力制
御の特徴である。 つぎに、本発明の装置における実際の制御例を
第5図〜第8図に示す。 第5図は圧力スイツチを利用した電気式制御方
式を示すもので、第6図はその動作特性図であ
る。第5図において、本実施例により安全キヤビ
ネツト1内から排気手段24,25へ至る排気管
20の途中に高性能フイルタ21と開度制御ので
きる可動弁22′,23′を順に設ける。 また安全キヤビネツト1内又は排気管20内の
高性能フイルタ21に至る前の部分の圧力を検出
する圧力検出手段32,33を設ける。また圧力
検出部32〜35の出力が一定になるように可動
弁22′の開度を制御する開度制御手段50,5
1を設ける。更に詳しく説明すると32及び33
は通常運転用の上下限スイツチの差圧スイツチ
L1及び差圧スイツチL2である。また、34及び
35が非常運転用の上下限スイツチの差圧スイツ
チH1及び差圧スイツチH2である。どちらの運転
とするかは通常非常切替スイツチ38により選択
する。これらの差圧スイツチの上下限信号により
制御手段50,51が働き、モータ52,53で
動作する可動弁22′又は可動弁23′を可変して
風量を変化させ、排気管の圧力を一定に制御す
る。また排気装置は2系統あり、排気装置切替ス
イツチ39により選択する。 動作特性を第6図に示すが、まず通常運転時は
差圧スイツチL1とL2によつて設定された上下限
値内に入れば、可動弁22′は一定の開度で定圧
力を保つ。何らかの理由、例えばキヤビネツトの
使用個数の増滅等、により圧力が低下した場合、
下限値L1を切れば差圧スイツチが制御手段50
が働いて弁開度を増して、圧力を元に戻して一定
圧力に保つ。第6図aはその正常キヤビネツトの
差圧特性を示している。また、第6図bに示すよ
うにキヤビネツトに事故が発生すれば、そのキヤ
ビネツトの圧力はほぼ外部と同等になるため、キ
ヤビネツト本体に設けた警報設定値を切つた場
合、その警報により手動又は自動により非常運転
に切替える。非常運転にした場合、差圧スイツチ
H1とH2によつて設定された圧力になるまで可動
弁の開度が増し、非常運転用の一定圧力を保つ。
なお第6図cはその可動弁開度の変化を示した図
である。 第7図は空気圧力を利用した空気式制御ブロツ
ク図の例を示すもので、第8図a,b,cはその
動作特性図であつて、第6図a,b,cに対応し
ている。第7図において、40は圧力検出部、4
1は圧力調節器、42は設定圧力切替三方電磁
弁、43は三方電磁弁、44は三方電磁弁、45
及び46はポジシヨナー付コントロールバルブで
ある。作動は前述の電気式と同様であり、図面よ
り明らかであるので説明を省略する。なお、Vcc
は電磁弁の切替電源、P,Qはバルブ45,46
を可動するため動力空気流入パイプである。 本発明の装置は以上の如く構成され、キヤビネ
ツト内圧力を常に一定になる様に圧力制御を行う
ことができる。よつて、使用している安全キヤビ
ネツトの数が変化しても、常に一定の負圧を保つ
ことができる。
第1図aは安全キヤビネツト本体の正面図、第
1図bは同上断面図、第2図及び第3図は排気装
置を含めた安全キヤビネツト全体のそれぞれ異な
る実施例の正面図、第4図a及びbは本発明の装
置に接続される安全キヤビネツトの実施例の通常
状態及び事故状態の正面図、第4図cは高性能フ
イルタの風量に対する圧力損失線図、第5図は圧
力スイツチを利用した電気制御方式の本発明の装
置の実施例の排気系統図、第6図a〜cは第5図
の装置の動作特性を説明する図、第7図は空気制
御方式の本発明の装置の実施例の排気系統図、第
8図a〜cは第7図の装置の動作特性を説明する
図である。 1……本体ケース、3……透視窓、4……高性
能フイルタA、5……高性能フイルタB、8……
排気管、10……グローブ、13……キヤビネツ
ト内部、14……設置室、15……安全キヤビネ
ツト本体、17,21,26……高性能フイル
タ、22,23,27,28……可動弁、32,
33,34,35……圧力検出部の差圧スイツ
チ、38……通常非常切替スイツチ、39……排
気装置切替スイツチ、40……圧力検出部、41
……圧力調節器、50,51……制御手段。
1図bは同上断面図、第2図及び第3図は排気装
置を含めた安全キヤビネツト全体のそれぞれ異な
る実施例の正面図、第4図a及びbは本発明の装
置に接続される安全キヤビネツトの実施例の通常
状態及び事故状態の正面図、第4図cは高性能フ
イルタの風量に対する圧力損失線図、第5図は圧
力スイツチを利用した電気制御方式の本発明の装
置の実施例の排気系統図、第6図a〜cは第5図
の装置の動作特性を説明する図、第7図は空気制
御方式の本発明の装置の実施例の排気系統図、第
8図a〜cは第7図の装置の動作特性を説明する
図である。 1……本体ケース、3……透視窓、4……高性
能フイルタA、5……高性能フイルタB、8……
排気管、10……グローブ、13……キヤビネツ
ト内部、14……設置室、15……安全キヤビネ
ツト本体、17,21,26……高性能フイル
タ、22,23,27,28……可動弁、32,
33,34,35……圧力検出部の差圧スイツ
チ、38……通常非常切替スイツチ、39……排
気装置切替スイツチ、40……圧力検出部、41
……圧力調節器、50,51……制御手段。
Claims (1)
- 1 安全キヤビネツト内から排気手段へ至る排気
管の途中に、高性能フイルタと開度制御の可能な
可動弁とを順に設けると共に前記キヤビネツト内
又は前記排気管内の前記高性能フイルタに至る前
の部分の圧力を検出する圧力検出手段と、この検
出部の出力に依り、該圧力検出部の出力が一定に
なるように前記可動弁の開度を制御する開度制御
手段とを設けたことを特徴とする安全キヤビネツ
トの排気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15646180A JPS5783276A (en) | 1980-11-08 | 1980-11-08 | Exhausting device for safety cabinet |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15646180A JPS5783276A (en) | 1980-11-08 | 1980-11-08 | Exhausting device for safety cabinet |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5783276A JPS5783276A (en) | 1982-05-25 |
| JPS627827B2 true JPS627827B2 (ja) | 1987-02-19 |
Family
ID=15628250
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15646180A Granted JPS5783276A (en) | 1980-11-08 | 1980-11-08 | Exhausting device for safety cabinet |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5783276A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2004114378A1 (ja) * | 2003-06-19 | 2006-07-27 | 北海道ティー・エル・オー株式会社 | クリーンユニット、クリーンユニットシステム、機能ユニット、機能ユニットシステム、材料処理方法、素子製造方法、細胞系育成方法および植物体育成方法 |
| JP5584423B2 (ja) * | 2008-11-27 | 2014-09-03 | 有限会社おさかな企画 | 魚介類処理用のクリーンボックス及び同クリーンボックスの連結システム |
| JP5579115B2 (ja) * | 2011-03-30 | 2014-08-27 | 株式会社奥村組 | 高度安全施設の給排気装置 |
| JP5718162B2 (ja) * | 2011-06-03 | 2015-05-13 | アズビル株式会社 | 室圧制御システム |
-
1980
- 1980-11-08 JP JP15646180A patent/JPS5783276A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5783276A (en) | 1982-05-25 |
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