JPS6317601Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6317601Y2 JPS6317601Y2 JP1982160829U JP16082982U JPS6317601Y2 JP S6317601 Y2 JPS6317601 Y2 JP S6317601Y2 JP 1982160829 U JP1982160829 U JP 1982160829U JP 16082982 U JP16082982 U JP 16082982U JP S6317601 Y2 JPS6317601 Y2 JP S6317601Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spindle
- locking
- cutting tool
- tool holding
- holding device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Jigs For Machine Tools (AREA)
- Gripping On Spindles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は工作機械のスピンドルに取付けられて
切削工具を保持する切削工具保持装置に関し、特
にスピンドルに対する工具脱着を迅速に行ない得
る工具保持装置に関するものである。
切削工具を保持する切削工具保持装置に関し、特
にスピンドルに対する工具脱着を迅速に行ない得
る工具保持装置に関するものである。
一般に工作機械においては、工具交換に要する
時間をできる限り短縮することが嫁動率向上のた
めに重要なことの一つとされている。そのため従
来より、スピンドルの中心穴に工具保持体を介し
てドリルやリーマ、フライス等の切削工具を保持
させるタイプのもににおいて、レンチやスパナ等
の作業工具を用いることなく、スピンドルに対す
る工具保持体の迅速な脱着を可能にする工夫がな
されてきた。
時間をできる限り短縮することが嫁動率向上のた
めに重要なことの一つとされている。そのため従
来より、スピンドルの中心穴に工具保持体を介し
てドリルやリーマ、フライス等の切削工具を保持
させるタイプのもににおいて、レンチやスパナ等
の作業工具を用いることなく、スピンドルに対す
る工具保持体の迅速な脱着を可能にする工夫がな
されてきた。
その一つが、特開昭57−89516号公報に記載さ
れている。これは、立て削り盤のスピンドルに切
削工具であるピニオンカツタを取り付けるための
工具保持装置であつて、(a)スピンドルの中心穴内
においてその穴の中心線方向に移動可能かつその
中心線まわりに回動不能に設けられ、かつ付勢手
段によつてスピンドルの後端側に向つて付勢され
るとともに、スピンドルの先端側に係止部を備え
た係止部材と、(b)切削工具を保持して前記スピン
ドルの中心穴に挿入される部材であつて、特定の
位相で前記係止部と軸方向に係合・離脱可能であ
り、その特定位相から一定角度回動した状態では
前記係止部と軸方向に離脱下能に係合する被係止
部と、スピンドルの後端側向きのスラスト荷重伝
達面とを備え、そのスラスト荷重伝達面が前記付
勢手段の付勢力によつてスピンドルのスラスト荷
重受面に密着させられる工具保持体と、(c)その工
具保持体とスピンドルとの相対回転を防止する相
対回転防止手段とを含むものである。
れている。これは、立て削り盤のスピンドルに切
削工具であるピニオンカツタを取り付けるための
工具保持装置であつて、(a)スピンドルの中心穴内
においてその穴の中心線方向に移動可能かつその
中心線まわりに回動不能に設けられ、かつ付勢手
段によつてスピンドルの後端側に向つて付勢され
るとともに、スピンドルの先端側に係止部を備え
た係止部材と、(b)切削工具を保持して前記スピン
ドルの中心穴に挿入される部材であつて、特定の
位相で前記係止部と軸方向に係合・離脱可能であ
り、その特定位相から一定角度回動した状態では
前記係止部と軸方向に離脱下能に係合する被係止
部と、スピンドルの後端側向きのスラスト荷重伝
達面とを備え、そのスラスト荷重伝達面が前記付
勢手段の付勢力によつてスピンドルのスラスト荷
重受面に密着させられる工具保持体と、(c)その工
具保持体とスピンドルとの相対回転を防止する相
対回転防止手段とを含むものである。
この工具保持装置においては、工具保持体を付
勢手段の付勢力に抗してスピンドルの先端側へ移
動させ、相対回転防止手段による工具保持体とス
ピンドルとの相対回転防止状態を解除した後、工
具保持体を一定角度回動させれば、係止部と被係
止部との係合が外れ、工具保持体を取り外すこと
が可能となる。また、工具保持体を取り付ける場
合には、係止部材を付勢手段の付勢力に抗してス
ピンドルの先端側へ移動させた状態で工具保持体
をスピンドルの中心穴内に挿入し、一定角度回動
させて係止部と被係止部とを係合させ、係止部材
に加えていた力を解除すれば、係止部材が付勢手
段の付勢力により移動させられて工具保持体をス
ピンドルの中心穴内に引き込み、相対回転防止手
段が作用状態となつて工具保持体の取付けが完了
する。
勢手段の付勢力に抗してスピンドルの先端側へ移
動させ、相対回転防止手段による工具保持体とス
ピンドルとの相対回転防止状態を解除した後、工
具保持体を一定角度回動させれば、係止部と被係
止部との係合が外れ、工具保持体を取り外すこと
が可能となる。また、工具保持体を取り付ける場
合には、係止部材を付勢手段の付勢力に抗してス
ピンドルの先端側へ移動させた状態で工具保持体
をスピンドルの中心穴内に挿入し、一定角度回動
させて係止部と被係止部とを係合させ、係止部材
に加えていた力を解除すれば、係止部材が付勢手
段の付勢力により移動させられて工具保持体をス
ピンドルの中心穴内に引き込み、相対回転防止手
段が作用状態となつて工具保持体の取付けが完了
する。
このように工具保持体をスピンドルに対して迅
速に脱着することができ、しかも取付状態におい
ては工具保持体のスラスト荷重伝達面が付勢手段
の付勢力によつてスピンドルのスラスト荷重受面
に密着させられるため、工具保持体はスピンドル
に強固に取り付けられることとなる。
速に脱着することができ、しかも取付状態におい
ては工具保持体のスラスト荷重伝達面が付勢手段
の付勢力によつてスピンドルのスラスト荷重受面
に密着させられるため、工具保持体はスピンドル
に強固に取り付けられることとなる。
しかしながら、この工具保持装置においては、
係止部材をスピンドルの先端側へ移動させるため
に流体圧シリンダが用いられており、切削工具保
持装置自体の構造が複雑となつてコストが高くな
る上、圧力源を備えない工作機械においては採用
が不可能であるという問題があつた。
係止部材をスピンドルの先端側へ移動させるため
に流体圧シリンダが用いられており、切削工具保
持装置自体の構造が複雑となつてコストが高くな
る上、圧力源を備えない工作機械においては採用
が不可能であるという問題があつた。
本考案はこの点に鑑みて、構造が簡単であり、
流体圧源を必要とせず、しかも上記切削工具保持
装置の利点を享受し得る切削工具保持装置を提供
することを目的としてなされたものである。
流体圧源を必要とせず、しかも上記切削工具保持
装置の利点を享受し得る切削工具保持装置を提供
することを目的としてなされたものである。
そして、本考案の要旨とするところは、前記係
止部を備えた係止部材と、被係止部およびスラス
ト荷重天達面を備えた工具保持体と、相対回転防
止手段とを含む切削工具保持装置において、係止
部と被係止部との少なくとも一方に、工具保持体
がスピンドルにスラスト荷重伝達面においてスラ
スト荷重受面に密着するまで挿入された状態で回
転させられる際、係止部と被係止部との他方に作
用して、係止部材を付勢手段の付勢力に抗してス
ピンドルの先端側へ移動させつつ係止部と被係止
部との係合を案内するカム面を設けたことにあ
る。
止部を備えた係止部材と、被係止部およびスラス
ト荷重天達面を備えた工具保持体と、相対回転防
止手段とを含む切削工具保持装置において、係止
部と被係止部との少なくとも一方に、工具保持体
がスピンドルにスラスト荷重伝達面においてスラ
スト荷重受面に密着するまで挿入された状態で回
転させられる際、係止部と被係止部との他方に作
用して、係止部材を付勢手段の付勢力に抗してス
ピンドルの先端側へ移動させつつ係止部と被係止
部との係合を案内するカム面を設けたことにあ
る。
このように構成すれば、係止部と被係止部との
相対回転に伴つて、カム面により係止部材をスピ
ンドルの先端側へ移動させる力が発生させられ、
係止部と被係止部との係合が可能となる。したが
つて、前記公報に記載の工具保持装置におけるよ
うに、流体圧シリンダを必要とせず、構造が簡単
で安価な切削工具保持装置を得ることができる。
また、圧力源を備えない工作機械にも採用するこ
とができ、用途の広い切削工具保持装置が得られ
ることとなる。
相対回転に伴つて、カム面により係止部材をスピ
ンドルの先端側へ移動させる力が発生させられ、
係止部と被係止部との係合が可能となる。したが
つて、前記公報に記載の工具保持装置におけるよ
うに、流体圧シリンダを必要とせず、構造が簡単
で安価な切削工具保持装置を得ることができる。
また、圧力源を備えない工作機械にも採用するこ
とができ、用途の広い切削工具保持装置が得られ
ることとなる。
特に、係止部と被係止部との一方を、上記中心
穴の直径方向に配設した円形断面のピンとし、そ
のピンの外周面が上記カム面を成すようにすれ
ば、簡単にカム面を形成することができ、一層安
価な切削工具保持装置が得られる。
穴の直径方向に配設した円形断面のピンとし、そ
のピンの外周面が上記カム面を成すようにすれ
ば、簡単にカム面を形成することができ、一層安
価な切削工具保持装置が得られる。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
第1図および第2図において2が回転切削機械
のスピンドルである。スピンドル2はその軸心と
同心に先端面4から後端側に向つて有底の中心穴
6(以下、スピンドル穴と称する)を備えてお
り、このスピンドル穴6にホルダ本体8等を含む
工具保持装置が挿入される。
のスピンドルである。スピンドル2はその軸心と
同心に先端面4から後端側に向つて有底の中心穴
6(以下、スピンドル穴と称する)を備えてお
り、このスピンドル穴6にホルダ本体8等を含む
工具保持装置が挿入される。
ホルダ本体8は第3図および第4図に示すよう
に、先端側に大径部を有するほぼ円筒形状の部材
であつて、中心部にドリル、リーマ、溝フライス
あるいは中ぐり工具等の軸部が螺合される工具螺
合用の雌ねじ穴10が形成され、またその雌ねじ
穴10の中心線に平行な方向に一対の長穴12が
相対向して形成されている。それら長穴12に
は、第1図および第2図に示すように、トルク伝
達部材14に圧入されたドライブピン16の両突
出端部が摺動可能に嵌入させられており、そのピ
ン16を介してトルク伝達部材14が雌ねり10
内において移動可能に保持されている。トルク伝
達部材14の一端面には係合溝18が形成されて
おり、その溝18に切削工具の軸部端面に設けら
れた係合突起が係合させられるとともに、雌ねじ
穴10に螺合された調節ねじ20が回転操作され
ることにより、切削工具のホルダ本体8からの突
出量が調節される。
に、先端側に大径部を有するほぼ円筒形状の部材
であつて、中心部にドリル、リーマ、溝フライス
あるいは中ぐり工具等の軸部が螺合される工具螺
合用の雌ねじ穴10が形成され、またその雌ねじ
穴10の中心線に平行な方向に一対の長穴12が
相対向して形成されている。それら長穴12に
は、第1図および第2図に示すように、トルク伝
達部材14に圧入されたドライブピン16の両突
出端部が摺動可能に嵌入させられており、そのピ
ン16を介してトルク伝達部材14が雌ねり10
内において移動可能に保持されている。トルク伝
達部材14の一端面には係合溝18が形成されて
おり、その溝18に切削工具の軸部端面に設けら
れた係合突起が係合させられるとともに、雌ねじ
穴10に螺合された調節ねじ20が回転操作され
ることにより、切削工具のホルダ本体8からの突
出量が調節される。
ホルダ本体8の先端大径部には、本体8のテー
パ内周面に対応するテーパ外周面を備えたコレツ
ト22が設けられ、本体8から突出した部分にお
いてクランプナツト24と螺合させられている。
クランプナツト24は、第7図および第8図に示
すような構造のものであつて、第1図から明らか
なようにホルダ本体8との間に設けられた多数の
ボール26により、回転のみ可能にホルダ本体8
の外周面に嵌合されており、クランプナツト24
が回転操作されてコレツト22がホルダ8の内方
に螺退させられることによつて、上記突出量が調
節された切削工具の軸部が締付けられる。本実施
例では、ホルダ本体8を中該としてそれに付属す
るコレツト22やクランプナツト24、さらに上
記トルク伝達部材14や調節ねじ20などを含ん
で工具保持体が構成されている。
パ内周面に対応するテーパ外周面を備えたコレツ
ト22が設けられ、本体8から突出した部分にお
いてクランプナツト24と螺合させられている。
クランプナツト24は、第7図および第8図に示
すような構造のものであつて、第1図から明らか
なようにホルダ本体8との間に設けられた多数の
ボール26により、回転のみ可能にホルダ本体8
の外周面に嵌合されており、クランプナツト24
が回転操作されてコレツト22がホルダ8の内方
に螺退させられることによつて、上記突出量が調
節された切削工具の軸部が締付けられる。本実施
例では、ホルダ本体8を中該としてそれに付属す
るコレツト22やクランプナツト24、さらに上
記トルク伝達部材14や調節ねじ20などを含ん
で工具保持体が構成されている。
ホルダ本体8の先端大径部には、第3図および
第4図から明らかなように、比較的長く形成され
た小径の本体部の間に位置して、半径方向外向き
のフランジ28が設けられている。このフランジ
28の上記本体部側のフランジ端面30が、スピ
ンドル後端側向きのスラスト荷重伝達面としての
役割を果す一方、第1図に示すようにそのフラン
ジ端面30と面接触するスピンドル2の先端面4
がスラスト荷重受面として役割を果す。
第4図から明らかなように、比較的長く形成され
た小径の本体部の間に位置して、半径方向外向き
のフランジ28が設けられている。このフランジ
28の上記本体部側のフランジ端面30が、スピ
ンドル後端側向きのスラスト荷重伝達面としての
役割を果す一方、第1図に示すようにそのフラン
ジ端面30と面接触するスピンドル2の先端面4
がスラスト荷重受面として役割を果す。
ホルダ本体8のフランジ28とクランプナツト
24との間には、本体8とスピンドル2との相対
回転を防止する回止めスリーブ32が設けられて
いる。回止めスリーブ32は、第9図および第1
0図に示すように、本体8のフランジ28側の開
口端面に中心線を挾んで対称位置に(言い換れば
180゜の等角度間隔をもつて)突設された一対の回
止め突起34を備え、それら回止め突起34が、
第5図および第6図に示すようにホルダ本体8の
フランジ28の外周部に形成された一対の係合切
欠36にそれぞれ嵌入させられて、ホルダ本体8
に対して回転不能かつ軸方向には摺動可能に組付
けられており、さらに第1図から明らかなように
回止めスリーブ32は、スプリング38によつて
常時フランジ28の側に付勢されている。そして
スピンドル2の先端面4にも180゜の等角度間隔を
おいて先端面4から後端側に向つて一対の係合切
欠40が形成されており、ホルダ本体8側の係合
切欠36とスピンドル2側の係合切欠40の各々
の位相が互いに一致した状態において、双方の係
合切欠36,40にわたつて回止めスリーブ32
の回止め突起34がスプリング38の付勢力によ
り係合させられることによつて、ホルダ本体8と
スピンドル2との組付け状態における相対回転が
防止される。つまり回止め突起34が一種のキー
として機能するのであり、この場合、上記回止め
スリーブ32や係合切欠36,40等から相対回
転防止手段が構成されることになる。
24との間には、本体8とスピンドル2との相対
回転を防止する回止めスリーブ32が設けられて
いる。回止めスリーブ32は、第9図および第1
0図に示すように、本体8のフランジ28側の開
口端面に中心線を挾んで対称位置に(言い換れば
180゜の等角度間隔をもつて)突設された一対の回
止め突起34を備え、それら回止め突起34が、
第5図および第6図に示すようにホルダ本体8の
フランジ28の外周部に形成された一対の係合切
欠36にそれぞれ嵌入させられて、ホルダ本体8
に対して回転不能かつ軸方向には摺動可能に組付
けられており、さらに第1図から明らかなように
回止めスリーブ32は、スプリング38によつて
常時フランジ28の側に付勢されている。そして
スピンドル2の先端面4にも180゜の等角度間隔を
おいて先端面4から後端側に向つて一対の係合切
欠40が形成されており、ホルダ本体8側の係合
切欠36とスピンドル2側の係合切欠40の各々
の位相が互いに一致した状態において、双方の係
合切欠36,40にわたつて回止めスリーブ32
の回止め突起34がスプリング38の付勢力によ
り係合させられることによつて、ホルダ本体8と
スピンドル2との組付け状態における相対回転が
防止される。つまり回止め突起34が一種のキー
として機能するのであり、この場合、上記回止め
スリーブ32や係合切欠36,40等から相対回
転防止手段が構成されることになる。
一方、前記スピンドル穴6の底部には、ほぼ有
底円筒形状をなす固定ブツシユ42がスピンドル
2の先端側に開口部を向けた状態でボルト44に
よつて固定されている。ブツシユ42は、第12
図および第13図に示すように、その底面にスピ
ンドル穴6の中心線から偏心した円形断面の嵌合
突起46を備え、この突起46がスピンドル穴6
の最深部に形成された偏心穴部に嵌合され、かつ
穴6の中心線方向にボルト締めされることにより
スピンドル2に対する回転が防止されており、ブ
ツシユ42の底面とスピンドル穴6の段付面との
間にはスペーサ(シム)48が介在させられ、ま
た突起46の端面と偏心穴部の底面との間には、
ほぼスペーサ48の厚さに相当する隙間が保たれ
ている。そして固定ブツシユ42の開口部内つま
に円形のブツシユ穴50内には、軸状をなす係止
部材52がスピンドル穴6の中心線方向に配設さ
れている。係止部材52は、第14図および第1
5図から明らかなように、その後端に一体に設け
られた六角穴54を備え、その六角部54が、第
13図および第14図に示すようにブツシユ穴5
0の底面に形成された六角穴56に摺動可能に嵌
合されることにより、スピンドル穴6の中心線方
向に一定距離移動可能に、かつ穴6の中心線まわ
りには回転不能に保持されている。ブツシユ42
には六角穴56に続いてボルト44の頭部が着座
する円形の座ぐり穴58が形成され、さらにそれ
に連続してボルト穴60が設けられている。
底円筒形状をなす固定ブツシユ42がスピンドル
2の先端側に開口部を向けた状態でボルト44に
よつて固定されている。ブツシユ42は、第12
図および第13図に示すように、その底面にスピ
ンドル穴6の中心線から偏心した円形断面の嵌合
突起46を備え、この突起46がスピンドル穴6
の最深部に形成された偏心穴部に嵌合され、かつ
穴6の中心線方向にボルト締めされることにより
スピンドル2に対する回転が防止されており、ブ
ツシユ42の底面とスピンドル穴6の段付面との
間にはスペーサ(シム)48が介在させられ、ま
た突起46の端面と偏心穴部の底面との間には、
ほぼスペーサ48の厚さに相当する隙間が保たれ
ている。そして固定ブツシユ42の開口部内つま
に円形のブツシユ穴50内には、軸状をなす係止
部材52がスピンドル穴6の中心線方向に配設さ
れている。係止部材52は、第14図および第1
5図から明らかなように、その後端に一体に設け
られた六角穴54を備え、その六角部54が、第
13図および第14図に示すようにブツシユ穴5
0の底面に形成された六角穴56に摺動可能に嵌
合されることにより、スピンドル穴6の中心線方
向に一定距離移動可能に、かつ穴6の中心線まわ
りには回転不能に保持されている。ブツシユ42
には六角穴56に続いてボルト44の頭部が着座
する円形の座ぐり穴58が形成され、さらにそれ
に連続してボルト穴60が設けられている。
係止部材52には上記六角部54の隣りにフラ
ンジ状のばね受部62が一体に形成され、そのば
ね受部62と、ブツシユ穴50の内周面に装着さ
れたC形リング64(これもばね受部を構成す
る)との間には、付勢手段として機能する皿ばね
66が所定の圧縮予荷重を付与されて配設されて
おり、その付勢力によつて係止部材52がスピン
ドル2の後端側に向つて付勢されている。その係
止部材52の後退端位置はばね受部62がブツシ
ユ穴50の底面に着座することにより規定され
る。
ンジ状のばね受部62が一体に形成され、そのば
ね受部62と、ブツシユ穴50の内周面に装着さ
れたC形リング64(これもばね受部を構成す
る)との間には、付勢手段として機能する皿ばね
66が所定の圧縮予荷重を付与されて配設されて
おり、その付勢力によつて係止部材52がスピン
ドル2の後端側に向つて付勢されている。その係
止部材52の後退端位置はばね受部62がブツシ
ユ穴50の底面に着座することにより規定され
る。
係止部材52はブツシユ42の開口部からスピ
ンドル2の先端側に一定寸法突出させられてお
り、その突出先端部に形成されたピン穴68に、
係止部材52を直径方向に貫通してその外周面の
両側から同量づつ突出する状態で円形断面の係止
ピン70が圧入されていて、そのピン70の両側
突出部分が係止部としての役割を果たすようにさ
れている。なお、ピン70をも含めて係止部材5
2を軸方向に貫通するレンチ挿入穴72が設けら
れており、スピンドル穴6の先端側からレンチ挿
入穴72を通じてボルト44の六角穴部74にレ
ンチを係合させ、ボルト44による締結を解くこ
とにより、ブツシユ42をはじめスピンドル2に
固定された上記部品群を一体的に取外すことが可
能である。
ンドル2の先端側に一定寸法突出させられてお
り、その突出先端部に形成されたピン穴68に、
係止部材52を直径方向に貫通してその外周面の
両側から同量づつ突出する状態で円形断面の係止
ピン70が圧入されていて、そのピン70の両側
突出部分が係止部としての役割を果たすようにさ
れている。なお、ピン70をも含めて係止部材5
2を軸方向に貫通するレンチ挿入穴72が設けら
れており、スピンドル穴6の先端側からレンチ挿
入穴72を通じてボルト44の六角穴部74にレ
ンチを係合させ、ボルト44による締結を解くこ
とにより、ブツシユ42をはじめスピンドル2に
固定された上記部品群を一体的に取外すことが可
能である。
一方、第3図、第4図および第6図から明らか
なように、前記ホルダ本体8の後端には、半径方
向内向きの内方フランジ76が設けられており、
そのフランジ76の内周縁が円形のフランジ穴7
8を形成している。フランジ穴78の直径は上記
係止部材52の先端外周部の外径より若干大きく
されているが、上記係止ピン70の長さよりは小
さくされており、そのピン70の長さはフランジ
76近傍のホルダ本体8の内径より幾分小さく設
定される。ホルダ本体8の後端には、内方フラン
ジ76を直径方向に分断して本体8の外周面まで
貫き抜ぬけた形態で溝状の嵌入切欠80が形成さ
れており、嵌入切欠80の巾寸法が係止ピン70
の外径より若干広くされていて、ピン70がその
切欠80を経てホルダ本体8内に入り込み、本体
8の回転に基づいて内方フランジ76のフランジ
内面に係合することが可能である。すなわち、本
実施例ではホルダ本体8の内方フランジ76なら
びに嵌入切欠80等が被係止部を構成している。
そして第1図から明らかなように、ホルダ本体8
の先端部の前記フランジ28がスピンドル先端面
4に接触し、かつ係止ピン70の方向と嵌入切欠
80の方向とがスピンドル穴6の中心線方向にお
いて一致した状態で、係止部材52の先端部がフ
ランジ穴78に、また係止ピン70が嵌入切欠8
0にそれぞれ嵌入し、かつピン70の外周面後端
が内方フランジ76の内面より若干スピンドル2
の後端側に位置して、ホルダ本体8の中心線まわ
りの回転方向においてピン70と内方フランジ7
6とが一部で干渉し合うように、ホルダ本体8と
係止部材52との相対位置関係が選定されてい
る。
なように、前記ホルダ本体8の後端には、半径方
向内向きの内方フランジ76が設けられており、
そのフランジ76の内周縁が円形のフランジ穴7
8を形成している。フランジ穴78の直径は上記
係止部材52の先端外周部の外径より若干大きく
されているが、上記係止ピン70の長さよりは小
さくされており、そのピン70の長さはフランジ
76近傍のホルダ本体8の内径より幾分小さく設
定される。ホルダ本体8の後端には、内方フラン
ジ76を直径方向に分断して本体8の外周面まで
貫き抜ぬけた形態で溝状の嵌入切欠80が形成さ
れており、嵌入切欠80の巾寸法が係止ピン70
の外径より若干広くされていて、ピン70がその
切欠80を経てホルダ本体8内に入り込み、本体
8の回転に基づいて内方フランジ76のフランジ
内面に係合することが可能である。すなわち、本
実施例ではホルダ本体8の内方フランジ76なら
びに嵌入切欠80等が被係止部を構成している。
そして第1図から明らかなように、ホルダ本体8
の先端部の前記フランジ28がスピンドル先端面
4に接触し、かつ係止ピン70の方向と嵌入切欠
80の方向とがスピンドル穴6の中心線方向にお
いて一致した状態で、係止部材52の先端部がフ
ランジ穴78に、また係止ピン70が嵌入切欠8
0にそれぞれ嵌入し、かつピン70の外周面後端
が内方フランジ76の内面より若干スピンドル2
の後端側に位置して、ホルダ本体8の中心線まわ
りの回転方向においてピン70と内方フランジ7
6とが一部で干渉し合うように、ホルダ本体8と
係止部材52との相対位置関係が選定されてい
る。
以上のように構成された工具保持装置におい
て、ホルダ本体8を含む前記工具保持体をスピン
ドル穴6に挿入する際には、予めドリルなど切削
工具の軸部をホルダ本体8の雌ねじ穴10に挿入
してトルク伝達部材14に係合させ、調節ねじ2
0によつて本体8の先端からの突出量を調節し、
かつクランプナツト24によつて切削工具をクラ
ンプする。その後、ホルダ本体8を特定の回転位
相、つまり係止ピン70と嵌入切欠80との向き
が相互に一致する相対位相で、本体8のフランジ
端面30がスピンドル2の先端面4に当たるまで
本体8をスピンドル穴6内に挿入すれば、第1図
に示すように係止ピン70が切欠80に嵌入した
状態となる。ただし、実際には、ホルダ本体8の
後端(フランジ76の外端面)を係止ピン70に
当接させた後、ホルダ本体8を回転操作してその
位相調節を行なうことにより上記嵌入状態を得る
ことになる。また、その状態においてはホルダ本
体8はまだスピンドル2の先端側に離脱可能であ
る。
て、ホルダ本体8を含む前記工具保持体をスピン
ドル穴6に挿入する際には、予めドリルなど切削
工具の軸部をホルダ本体8の雌ねじ穴10に挿入
してトルク伝達部材14に係合させ、調節ねじ2
0によつて本体8の先端からの突出量を調節し、
かつクランプナツト24によつて切削工具をクラ
ンプする。その後、ホルダ本体8を特定の回転位
相、つまり係止ピン70と嵌入切欠80との向き
が相互に一致する相対位相で、本体8のフランジ
端面30がスピンドル2の先端面4に当たるまで
本体8をスピンドル穴6内に挿入すれば、第1図
に示すように係止ピン70が切欠80に嵌入した
状態となる。ただし、実際には、ホルダ本体8の
後端(フランジ76の外端面)を係止ピン70に
当接させた後、ホルダ本体8を回転操作してその
位相調節を行なうことにより上記嵌入状態を得る
ことになる。また、その状態においてはホルダ本
体8はまだスピンドル2の先端側に離脱可能であ
る。
上記のように、本体8がフランジ端面30とス
ピンドル2の先端面4とが当接するまで挿入され
たとき、回止めスリーブ32の回止め突起34が
回転軸2の先端面4に当接するため、回止めスリ
ーブ32がスプリング38の付勢力に抗してフラ
ンジ28から離れる向きに移動させられる。
ピンドル2の先端面4とが当接するまで挿入され
たとき、回止めスリーブ32の回止め突起34が
回転軸2の先端面4に当接するため、回止めスリ
ーブ32がスプリング38の付勢力に抗してフラ
ンジ28から離れる向きに移動させられる。
この状態で回止めスリーブ32と共にホルダ本
体8をスピンドル穴6の中心線まわりにいずれか
任意の方向に一定の小角度回転させると、切客8
0の内縁が係止ピン70を内方フランジ76の内
面に強制的に乗り上げさせて本体8の側に引き込
むことにより、第2図に示すように係止部材52
が皿ばね66の付勢力に抗してその更なる圧縮を
伴なつてスピンドル2の先端側に若干移動させら
れる。係止ピン70の外周面がカム面の機能を果
たすのである。そしてホルダ本体8が大体90゜回
転させられて係止ピン70と嵌入切欠80とが互
いにほぼ直角となる相対位相において、ホルダ本
体8が、内方フランジ76の内面に係合した係止
ピン70を介してスピンドル2の後端側に皿ばね
66の付勢力によつて付勢された状態下に係止さ
れる。その結果、ホルダ本体8のスラスト荷重伝
達面たるフランジ28の端面30が、スピンドル
2のスラスト荷重受面たる先端面4に上記皿ばね
66の付勢力で密着させられた状態に維持される
のである。なお、内方フランジ76の外端面と固
定ブツシユ42の先端面との間には一定のクリア
ランスが保たれる。
体8をスピンドル穴6の中心線まわりにいずれか
任意の方向に一定の小角度回転させると、切客8
0の内縁が係止ピン70を内方フランジ76の内
面に強制的に乗り上げさせて本体8の側に引き込
むことにより、第2図に示すように係止部材52
が皿ばね66の付勢力に抗してその更なる圧縮を
伴なつてスピンドル2の先端側に若干移動させら
れる。係止ピン70の外周面がカム面の機能を果
たすのである。そしてホルダ本体8が大体90゜回
転させられて係止ピン70と嵌入切欠80とが互
いにほぼ直角となる相対位相において、ホルダ本
体8が、内方フランジ76の内面に係合した係止
ピン70を介してスピンドル2の後端側に皿ばね
66の付勢力によつて付勢された状態下に係止さ
れる。その結果、ホルダ本体8のスラスト荷重伝
達面たるフランジ28の端面30が、スピンドル
2のスラスト荷重受面たる先端面4に上記皿ばね
66の付勢力で密着させられた状態に維持される
のである。なお、内方フランジ76の外端面と固
定ブツシユ42の先端面との間には一定のクリア
ランスが保たれる。
上記のようにホルダ本体8が90度回転させられ
るのにつれて、回止めスリーブ32も共に回動す
るのであるが、それにつれて回止め突起34がス
ピンドル2の先端面4上を摺動し、その先端面に
形成された係合切欠40と一致したとき、スプリ
ング38の付勢力によつてその係合切欠40に嵌
入させられる。つまり、係止ピン70と内方フラ
ンジ76との係合が完了すると同時に回止め突起
34がスピンドル2の係合切欠40に嵌入するの
であり、その結果、回止め突起34がホルダ本体
8の係合切欠36とスピンドル2の係合切欠40
との両方に跨がつて係合することとなつて、ホル
ダ本体8とスピンドル2との、スピンドル穴6の
中心線まわりの相対回転が、切削トルクを受ける
方向にもそれとは逆方向にも確実に防止される。
スリーブ32の回止め突起34およびスピンドル
2の係合切欠40は、上記係止ピン70に対して
そのような相対位置関係で設けられているのであ
る。
るのにつれて、回止めスリーブ32も共に回動す
るのであるが、それにつれて回止め突起34がス
ピンドル2の先端面4上を摺動し、その先端面に
形成された係合切欠40と一致したとき、スプリ
ング38の付勢力によつてその係合切欠40に嵌
入させられる。つまり、係止ピン70と内方フラ
ンジ76との係合が完了すると同時に回止め突起
34がスピンドル2の係合切欠40に嵌入するの
であり、その結果、回止め突起34がホルダ本体
8の係合切欠36とスピンドル2の係合切欠40
との両方に跨がつて係合することとなつて、ホル
ダ本体8とスピンドル2との、スピンドル穴6の
中心線まわりの相対回転が、切削トルクを受ける
方向にもそれとは逆方向にも確実に防止される。
スリーブ32の回止め突起34およびスピンドル
2の係合切欠40は、上記係止ピン70に対して
そのような相対位置関係で設けられているのであ
る。
本実施例においては、ホルダ本体8に加えられ
るスラスト方向の切削反力がフランジ28の端面
30を経てスピンドル2の先端面4で受けられ、
かつ、それら両面4,30が皿ばね66の付勢力
で密着させられて、スピンドル2に対してホルダ
本体8がスラスト方向に隙間のない状態で安定に
保持されるため、切削加工時のびびり振動やいわ
ゆる穴のたおれ等を防止する上で大きな効果が奏
される。しかもホルダ本体8がその両端部におい
て動きを拘束されるため、その保持精度が一層有
効に高められる。また、ホルダ本体8が係止ピン
70を介してスピンドル後端側への引張力を受け
た状態に維持されるところから、例えば穴あけド
リルを保持する場合において、穴あけ加工後にド
リルを抜く際にホルダ本体8にスピンドル先端側
への引張力が作用しても、従来の保持装置に比べ
て相当大きな引張り荷重に耐え得る利点がある。
るスラスト方向の切削反力がフランジ28の端面
30を経てスピンドル2の先端面4で受けられ、
かつ、それら両面4,30が皿ばね66の付勢力
で密着させられて、スピンドル2に対してホルダ
本体8がスラスト方向に隙間のない状態で安定に
保持されるため、切削加工時のびびり振動やいわ
ゆる穴のたおれ等を防止する上で大きな効果が奏
される。しかもホルダ本体8がその両端部におい
て動きを拘束されるため、その保持精度が一層有
効に高められる。また、ホルダ本体8が係止ピン
70を介してスピンドル後端側への引張力を受け
た状態に維持されるところから、例えば穴あけド
リルを保持する場合において、穴あけ加工後にド
リルを抜く際にホルダ本体8にスピンドル先端側
への引張力が作用しても、従来の保持装置に比べ
て相当大きな引張り荷重に耐え得る利点がある。
係止ピン70によるホルダ本体8の引込力は、
皿ばね66のばね力を変更することにより、切削
条件等に応じて適宜に調整することができる。そ
の場合、前述のように前記固定ブツシユ42等と
ともに皿ばね66をスピンドル2から比較的容易
に取外すことができるから、予め、ばね定数の異
なる数種類の皿ばねを係止部材52および固定ブ
ツシユ42等にプリセツトしたアツセンブリパー
ツとして用意しておき、切削条件等に応じてそれ
らパーツを使い分けることも可能である。また、
皿ばね66自体を変更しなくても、前記スペーサ
48の厚さを変えたり、それを介在させるかどう
かにより、係止ピン70のホルダ本体8に対する
係止前の相対位置を、ホルダ本体8の取付時に内
方フランジ76に係合可能な範囲で変えて、係止
状態における皿ばね66のたわみ量を変更するこ
とによつても係止ピン70の引張力を調節するこ
とができる。
皿ばね66のばね力を変更することにより、切削
条件等に応じて適宜に調整することができる。そ
の場合、前述のように前記固定ブツシユ42等と
ともに皿ばね66をスピンドル2から比較的容易
に取外すことができるから、予め、ばね定数の異
なる数種類の皿ばねを係止部材52および固定ブ
ツシユ42等にプリセツトしたアツセンブリパー
ツとして用意しておき、切削条件等に応じてそれ
らパーツを使い分けることも可能である。また、
皿ばね66自体を変更しなくても、前記スペーサ
48の厚さを変えたり、それを介在させるかどう
かにより、係止ピン70のホルダ本体8に対する
係止前の相対位置を、ホルダ本体8の取付時に内
方フランジ76に係合可能な範囲で変えて、係止
状態における皿ばね66のたわみ量を変更するこ
とによつても係止ピン70の引張力を調節するこ
とができる。
ホルダ本体8をスピンドル2から取外す場合に
は、回止めスリーブ32をクランプナツト24の
側に押下げて、スピンドル係合切欠40と回止め
突起34との係合を解除した状態でホルダ本体8
をほぼ90゜回転させれてやれば、係止ピン70と
フランジ76との係合が外れて第1図に示す状態
になる。その後、ホルダ本体8をスピンドル2の
先端側に向つて引き抜けば、スピンドル2から簡
単に取外すことができ、スピンドル2に対するホ
ルダ本体8の着脱、ひいては工具交換も迅速に行
なうことができる。
は、回止めスリーブ32をクランプナツト24の
側に押下げて、スピンドル係合切欠40と回止め
突起34との係合を解除した状態でホルダ本体8
をほぼ90゜回転させれてやれば、係止ピン70と
フランジ76との係合が外れて第1図に示す状態
になる。その後、ホルダ本体8をスピンドル2の
先端側に向つて引き抜けば、スピンドル2から簡
単に取外すことができ、スピンドル2に対するホ
ルダ本体8の着脱、ひいては工具交換も迅速に行
なうことができる。
以上、本考案の一実施例について説明したが、
これは本字通り例示であつて、本考案は上記記載
に限定して解釈されるべきものではない。例え
ば、前記実施例においては係止部材にピンが圧入
されて、それが係止部としての役目を果すように
されていたが、係止部が係止部材と一体に突設さ
れた突起であつてもよく、また、ホルダ本体の後
端部にそのような突起が設けられて被係止部とさ
れる一方、係止部材の先端部にそれに対応するフ
ランジ形状部が形成されて係止部とされても差支
えない。その他にも係止部と被係止部との組合わ
せとしては、例えばスピンドル穴の半径方向に十
字形に形成された突起とそれに対応する係合切
欠、フツク状部とそれに対応する切欠または穴部
等、種々の組合わせがあり、要するに両者の関係
は、ホルダ本体が特定の位相にあるときにホルダ
本体のスピンドル先端側への離脱を許容し、一定
角度回転させたときに係止部材をスピンドル先端
側へ移動させつつ互いに係合して、ホルダ本体の
上記先端側への離脱を阻止する機能を果せばよい
のである。
これは本字通り例示であつて、本考案は上記記載
に限定して解釈されるべきものではない。例え
ば、前記実施例においては係止部材にピンが圧入
されて、それが係止部としての役目を果すように
されていたが、係止部が係止部材と一体に突設さ
れた突起であつてもよく、また、ホルダ本体の後
端部にそのような突起が設けられて被係止部とさ
れる一方、係止部材の先端部にそれに対応するフ
ランジ形状部が形成されて係止部とされても差支
えない。その他にも係止部と被係止部との組合わ
せとしては、例えばスピンドル穴の半径方向に十
字形に形成された突起とそれに対応する係合切
欠、フツク状部とそれに対応する切欠または穴部
等、種々の組合わせがあり、要するに両者の関係
は、ホルダ本体が特定の位相にあるときにホルダ
本体のスピンドル先端側への離脱を許容し、一定
角度回転させたときに係止部材をスピンドル先端
側へ移動させつつ互いに係合して、ホルダ本体の
上記先端側への離脱を阻止する機能を果せばよい
のである。
また、係止部および被係止部として前記実施例
のものを採用する場合であつても、係止部材が係
止動作時にスピンドル先端側に一定量引き出され
た後係止ピンがフランジ内面に形成された凹部に
嵌まり込むことによつてスピンドル後端側へ僅か
に戻されるようにし、係止ピンと凹部との係合力
によつてスピンドルとホルダ本体との切削トルク
が作用する向きとは反対向きの相対回転を防止す
るようにすれば、回止めスリーブ等の相対回転防
止手段は切削トルクが作用する向きの相対回転だ
けを防止する役目を果せばよいことになる。
のものを採用する場合であつても、係止部材が係
止動作時にスピンドル先端側に一定量引き出され
た後係止ピンがフランジ内面に形成された凹部に
嵌まり込むことによつてスピンドル後端側へ僅か
に戻されるようにし、係止ピンと凹部との係合力
によつてスピンドルとホルダ本体との切削トルク
が作用する向きとは反対向きの相対回転を防止す
るようにすれば、回止めスリーブ等の相対回転防
止手段は切削トルクが作用する向きの相対回転だ
けを防止する役目を果せばよいことになる。
さらに、前記実施例ではスラスト荷重伝達面が
ホルダ本体の先端部にフランジとして形成され、
スラスト荷重受面がスピンドル先端面とされてい
たが、上記伝達面をホルダ本体の後端側に形成し
て、その面に対向するスピンドル穴の段付面に密
着させるようにすることも可能である。
ホルダ本体の先端部にフランジとして形成され、
スラスト荷重受面がスピンドル先端面とされてい
たが、上記伝達面をホルダ本体の後端側に形成し
て、その面に対向するスピンドル穴の段付面に密
着させるようにすることも可能である。
加えて、付勢手段としては前記皿ばねに限られ
るものではなく適宜の弾性部材の採用が可能であ
り、また場合によつては、前記実施例の固定ブツ
シユをスピンドルと一体に構成することができ
る。その他個々についての説明は割愛するが、実
用新案登録請求の範囲を逸脱することなく種々な
る変更等を加えた態様で本考案を実施し得ること
はもちろんである。
るものではなく適宜の弾性部材の採用が可能であ
り、また場合によつては、前記実施例の固定ブツ
シユをスピンドルと一体に構成することができ
る。その他個々についての説明は割愛するが、実
用新案登録請求の範囲を逸脱することなく種々な
る変更等を加えた態様で本考案を実施し得ること
はもちろんである。
第1図は本考案の一実施例である切削工具保持
装置の縦断面図(一部非断面)であり、第2図は
同じくホルダ本体等がスピンドルに保持された状
態を示す平面断面図である。第3図および第4図
は同装置におけるホルダ本体を一部切欠いて示す
正面図および平面図であり、第5図および第6図
は、第4図における左側面図および右側面図であ
る。第7図および第8図は同装置中のクランプナ
ツトを一部切欠いて示す正面図および側面図であ
り、第9図および第10図は同装置中の回止めス
リーブを示す正面図および一部切欠側面図であ
る。第11図は同装置の一部をとり出して示す部
分断面図であり、第12図および第13図は同装
置における固定ブツシユの側面断面図および正面
図、さらに第14図および第15図は同装置にお
ける係止部材(ピン圧入前の状態)を示す一部切
欠正面図および右側面図である。 2:スピンドル、4:先端面(トルク荷重受
面)、6:中心穴(スピンドル穴)、8:ホルダ本
体、14:トルク伝達部材、16:ドライブピ
ン、20:調節ねじ、22:コレツト、24:ク
ランプナツト、(上記部材8乃至24が工具保持
体を構成する)、28:フランジ、30:フラン
ジ端面(スラスト荷重伝達面)、32:回止めス
リーブ、36,40:係合切欠、42:固定ブツ
シユ、52:係止部材、66:皿ばね(付勢手
段)、70:係止ピン(係止部)、76:内方フラ
ンジ、78:フランジ穴、80:嵌入切欠、(上
記76乃至80が被係止部を構成する)。
装置の縦断面図(一部非断面)であり、第2図は
同じくホルダ本体等がスピンドルに保持された状
態を示す平面断面図である。第3図および第4図
は同装置におけるホルダ本体を一部切欠いて示す
正面図および平面図であり、第5図および第6図
は、第4図における左側面図および右側面図であ
る。第7図および第8図は同装置中のクランプナ
ツトを一部切欠いて示す正面図および側面図であ
り、第9図および第10図は同装置中の回止めス
リーブを示す正面図および一部切欠側面図であ
る。第11図は同装置の一部をとり出して示す部
分断面図であり、第12図および第13図は同装
置における固定ブツシユの側面断面図および正面
図、さらに第14図および第15図は同装置にお
ける係止部材(ピン圧入前の状態)を示す一部切
欠正面図および右側面図である。 2:スピンドル、4:先端面(トルク荷重受
面)、6:中心穴(スピンドル穴)、8:ホルダ本
体、14:トルク伝達部材、16:ドライブピ
ン、20:調節ねじ、22:コレツト、24:ク
ランプナツト、(上記部材8乃至24が工具保持
体を構成する)、28:フランジ、30:フラン
ジ端面(スラスト荷重伝達面)、32:回止めス
リーブ、36,40:係合切欠、42:固定ブツ
シユ、52:係止部材、66:皿ばね(付勢手
段)、70:係止ピン(係止部)、76:内方フラ
ンジ、78:フランジ穴、80:嵌入切欠、(上
記76乃至80が被係止部を構成する)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 先端に開口する中心穴を備えたスピンドルに
取り付けられて切削工具を保持する切削工具保
持装置であつて、 前記スピンドルの中心穴内において該穴の中
心線方向に移動可能かつ該中心線まわりに回動
不能に設けられ、かつ付勢手段によつて前記ス
ピンドルの後端側に向つて付勢されるととも
に、前記スピンドルの先端側に係止部を備えた
係止部材と、 前記切削工具を保持して前記スピンドルの中
心穴に挿入される部材であつて、特定の位相で
前記係止部と軸方向に係合・離脱可能であり、
該特定位相から一定角度回動した状態では前記
係止部と軸方向に離脱不能に係合する被係止部
と、前記スピンドルの後端側向きのスラスト荷
重伝達面とを備え、該スラスト荷重伝達面が前
記付勢手段の付勢力によつて前記スピンドルの
スラスト荷重受面に密着させられる工具保持体
と、 該工具保持体と前記スピンドルとの相対回転
を防止する相対回転防止手段と を含む切削工具保持装置において、 前記係止部と前記被係止部との少なくとも一
方に、前記工具保持体が前記スピンドルに前記
スラスト荷重伝達面において前記スラスト荷重
受面に密着するまで挿入された状態で回転させ
られる際、係止部と被係止部との他方に作用し
て、前記係止部材を前記付勢手段の付勢力に抗
してスピンドルの先端側へ移動させつつ係止部
と被係止部との係合を案内するカム面を設けた
ことを特徴とする切削工具保持装置。 (2) 前記係止部と被係止部との一方が、前記中心
穴の直径方向に配設された円形断面のピンであ
り、他方が半径方向内向きのフランジ形状部で
あつて、前記ピンの外周面が前記カム面を成す
実用新案登録請求の範囲第1項記載の切削工具
保持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16082982U JPS5966541U (ja) | 1982-10-23 | 1982-10-23 | 切削工具保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16082982U JPS5966541U (ja) | 1982-10-23 | 1982-10-23 | 切削工具保持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5966541U JPS5966541U (ja) | 1984-05-04 |
| JPS6317601Y2 true JPS6317601Y2 (ja) | 1988-05-18 |
Family
ID=30353632
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16082982U Granted JPS5966541U (ja) | 1982-10-23 | 1982-10-23 | 切削工具保持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5966541U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0750119Y2 (ja) * | 1988-02-19 | 1995-11-15 | 富士精工株式会社 | 液密式工具ホルダ |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS587412B2 (ja) * | 1977-11-07 | 1983-02-09 | 三菱マテリアル株式会社 | タツプホルダ− |
| CH646890A5 (de) * | 1980-10-07 | 1984-12-28 | Maag Zahnraeder & Maschinen Ag | Aufspannvorrichtung fuer ein schneidrad an einer stossmaschine. |
-
1982
- 1982-10-23 JP JP16082982U patent/JPS5966541U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5966541U (ja) | 1984-05-04 |
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