JPS6320521B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6320521B2 JPS6320521B2 JP55168033A JP16803380A JPS6320521B2 JP S6320521 B2 JPS6320521 B2 JP S6320521B2 JP 55168033 A JP55168033 A JP 55168033A JP 16803380 A JP16803380 A JP 16803380A JP S6320521 B2 JPS6320521 B2 JP S6320521B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chemical conversion
- fastener
- treatment liquid
- tape
- conversion film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44B—BUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
- A44B19/00—Slide fasteners
- A44B19/02—Slide fasteners with a series of separate interlocking members secured to each stringer tape
Landscapes
- Slide Fasteners (AREA)
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
Description
本発明は、アルミニウム又はアルミニウム合金
製の務歯を有するスライドフアスナーチエーンの
製造法に関する。 従来、金属製務歯を有するスライドフアスナー
チエーンにおける務歯の材料としては、真鍮、丹
銅、アルミニウムなどが用いられている。真鍮、
丹銅は耐摩耗性に優れているが高価である。アル
ミニウム又はアルミニウム合金よりなる務歯は比
較的安価であるが、着色して用いる場合に問題が
ある。すなわち、従来アルミニウムよりなるスラ
イドフアスナーチエーンを着色させる方法として
は、 (1) 務歯の表面に塗料を塗装する方法 (2) 陽極酸化処理の後に染液に浸漬し、務歯の外
表面を着色する方法 とがある。 ところが(1)の方法は、務歯の表面に塗料が単に
付着しているだけなので、フアスナー開閉時のス
ライダーと務歯表面との接触により、あるいは何
回となく繰返される洗濯等により、塗膜が摩耗し
たり、あるいは剥落したりする問題がある。また
(2)の方法は、スライドフアスナーとして耐摩耗性
のよい着色皮膜が得られるが、この(2)の方法は、
電気化学的方法であるために装置が大きくなり、
設備費が大となりコストが高くなる。又、着色し
ようとするものに対して通電する必要があるが、
スライドフアスナーのように着色する務歯がテー
プ縁部に沿つて定間隔を置いていくつも植設され
ているものにおいては、均一に着色するために務
歯1ケ1ケを同条件で通電することはむずかし
く、従来は、務歯取付部のテープ縁部に通電線を
通し、その通電線上に各務歯が接触するように取
付けてある。 このように、テープ縁部に沿つて通電線がある
ため、スライドフアスナーとしての柔軟性を損な
う結果となり、これを被着物に取付けて使用した
時、波打ち、ふくらみ等の現象が起り、被着物の
ていさいが悪くなる。また、スライダーの摺動抵
抗も大きくなる。さらに(2)の方法によれば染液を
使用するので、フアスナーテープまでも染色され
てしまい、テープが務歯の色と異なる場合、特に
テープが白色あるいはうすい色の場合には、水洗
してもテープは元の色にならず変色してしまうの
で、色の濃いテープを有するフアスナーチエーン
にのみしかこの方法を採用することができないと
いう問題があつた。 又、(1)による方法と(2)による方法と共通のこと
であるが、その着色面は長期のうちに色あせて、
所謂耐光性が悪い問題もあつた。 本発明は、かかる従来の問題点を解決するため
になされたもので、フアスナーテープおよび該フ
アスナーテープの縁部に定間隔に植設されたアル
ミニウム又はその合金から成る金属製務歯を有す
るスライドフアスナーチエーンを、脱脂、水洗
し、化成皮膜生成能を有する処理液に接触せしめ
た後、テンシヨンコントロール工程に送り、続い
て再び化成皮膜生成能を有する処理液に接触せし
める事により前記金属製務歯に化成皮膜を形成
し、余剰処理液除去工程を経たのち、90〜150℃
で乾燥処理することを特徴とする金属製務歯を有
するスライドフアスナーチエーンの製造法であ
る。 以下本発明をさらに詳細に説明する。 まず脱脂工程には超音波清浄法、アルカリ脱脂
清浄法、エマルジヨン脱脂清浄法などを用いる。
務歯表面の脱脂などいわゆる前処理の良否が以後
の化成皮膜の生成に大きな影響を与えるので、例
えば洗剤を入れた液中に超音波発振器を設け、こ
れらの併用により務歯表面の完全脱脂を行なう。 水洗工程はスプレー洗浄が最も適し、フアスナ
ーチエーンに浸透付着した洗剤および汚物を強力
なスプレーにてきれいに水洗除去する。その他の
浸漬洗浄方式も用いられる。 ついで化成処理工程に付するが、化成処理槽へ
の水分の持込みを極力防ぐため予じめ前記フアス
ナーチエーンにバキユーム脱水を行なうとよい。 化成処理工程は、従来公知のクロム酸法、リン
酸法、リン酸クロム酸法、リン酸ソーダクロム酸
法、炭酸ソーダ法その他化学的皮膜化成法の改良
法が適用される。クロム酸法は、5〜10%のクロ
ム酸溶液に65℃、3〜5分間浸漬する方法であ
る。リン酸法はリン酸1部に対し、ブチルアルコ
ール、プロピルアルコールまたはメチルアルコー
ルなどを3部の割合で加えた液で通常室温で5〜
30分程度処理する方法である。リン酸クロム酸法
は、リン酸法による耐食性をクロム酸、フツ化物
の添加によつて強化せしめる方法である。リン酸
ソーダクロム酸法はリン酸ソーダ5〜20%、アル
コール5%の水溶液中に、室温で約5分間浸漬処
理した後クロム酸5%溶液に浸漬処理する方法で
ある。炭酸ソーダ法は、無水炭酸ソーダ約5%の
水溶液中で、室温で20〜30分くらい浸漬する方法
である。又、これらの方法に属する方法としてボ
ンデライト法、BV法、MBV法、EW法、ピルミ
ン法、プロタル法、アルロツク法、ジロツカ法、
パツズ法、VAW法、マツクロツク法、アルボン
ド法、アロジン法、イリダイト法などがある。そ
の他に強酸化剤、例えば過マンガン酸カリの水溶
液を用いてもよい。 かかる方法によつて形成された化成皮膜はアル
ミニウム又はその合金よりなる務歯の表面に耐食
性を与えるとともに、通電線の必要がないからフ
アスナーテープの柔軟性を損なうこともなく、し
たがつてスライダーの摺動が常に軽く円滑に行な
える効果がある。 又、これらの化成法ではアルミニウム又はその
合金の素地の美しさをそのまま生かして耐食性を
発揮せしめることも可能であるが、例えばクロム
酸系の処理では淡黄色から茶褐色を有する美しい
着色を得ることができる。クロム酸リン酸系の処
理による皮膜も美しい淡緑色を呈する。しかしな
がらこの時点での化成皮膜は密着性が完全でない
のみならず、耐食性および耐光性に劣るものであ
る。 この化成処理工程はフアスナーチエーンのテン
シヨンをコントロールする工程を挾んで二回行な
うとよい。すなわち、処理はフアスナーチエーン
を同時に多数本掛けて行なうことが多いので、各
ライン毎のテンシヨンのバラツキが大きく、フア
スナーチエーンのバイアスおよび寸法長さの不揃
いなどの問題を引き起す悪要因が多い。そこで、
これらの障害を防ぐために化成処理の中間にテン
シヨンコントロール工程を設けると、各フアスナ
ーチエーン1本毎にスピードのコントロールを行
えるので、より均質な製品が得られる。 化成処理後は余剰処理液除去工程に付するが、
まず水洗工程を行なう。水洗はスプレー洗浄がよ
いが、テープに含浸、付着している化成処理液に
よる汚れを強力スプレーにて洗浄除去する。この
工程を経ないと場合によつてはテープに色むらが
生じることがあるので、なるべく水洗工程を経る
ことが好ましい。又、クロム酸による化成処理の
場合は6価クロムが人体に有害とされているの
で、この水洗工程を完全に行なう必要がある。つ
いで脱水工程に付するが、水洗工程においてスプ
レーしたチエーンサイドとは反対の面から脱水す
ると汚染の除去と脱水効率を上げる。この工程を
もし経ないで、いきなりつぎの乾燥工程に入る
と、務歯の表面に形成された化成皮膜上には水洗
工程による水分が付着しているので、乾燥時の熱
により、いまだ素地に定着していない柔らかな前
記化成皮膜がふつとう状態となり、部分的に褪色
する恐れがある。すなわち務歯に着色むらが生じ
る原因となるので、この工程は省略することがで
きない。 乾燥工程はテープの乾燥と化成皮膜の素地に対
する密着度の向上並びに安定を計るために重要な
工程である。この工程は熱風、赤外線などを用い
90〜150℃の温度で行なう。その限定理由は、90
℃より低いと化成皮膜の密着性が著しく低下する
ためはがれやすくなり、また150℃を越えると、
化成皮膜の光沢が著しく低下するためである。乾
燥時間は3〜9分が好適である。 以上の工程を経て、アルミニウム材の表面に得
られた化成皮膜は、化成処理工程、テンシヨンコ
ントロール工程、余剰処理液除去工程および高温
乾燥工程の組合せにより、色むらがなく、かつア
ルミニウム材と極めて良好な密着性を有し、しか
も優れた耐光性を有するという予期せぬ効果を奏
する。 又、最終工程として、一般フアスナーと同じく
摺動抵抗を軽くするため務歯部分にワツクス掛け
をするとよい。 本製法に用いられるフアスナーテープの材質は
ポリエステル系繊維の如き酸性液に対して抵抗性
のあるものがよい。例えば綿テープは化成処理の
際酸におかされるので好ましくない。 つぎに、本発明の実施例について述べる。 A−5056Wのアルミニウム合金よりなる務歯を
植設したフアスナーチエーンを超音波発振器を設
けた洗剤入液中に通し、務歯の完全脱脂を行な
う。ついで、フアスナーチエーンの表裏両面をス
プレー方式により洗浄してからバキユームにより
脱水する。 脱脂水洗したフアスナーチエーンに第一化成処
理を施すが、化成処理液は、ボンデライト
BT713M(日本パーカライジング株式会社製)を
ふつ化水素0.1重量%、無水クロム酸0.25重量%、
重クロム酸0.25重量%、硝酸0.25重量%に調整し
たものを用い、液温を50℃に保ち、4分間浸漬し
て化成処理する。この間液中にエアーを吐出させ
て撹拌を行なう。 第一化成処理を終えたフアスナーチエーンは既
知のテンシヨンコントロール装置を通してスピー
ドをコントロールし、ついで、上記第一化成処理
液と同一の組成、温度よりなる第二化成処理液に
2分間浸漬する。 ついで強力スプレーにより洗浄し、スプレーと
は反対の面よりバキユーム脱水した上、120℃の
熱風により乾燥し、ワツクス掛けをして製品とす
る。 製品は、務歯表面に0.3μmの化成皮膜が形成さ
れ、該皮膜は美しい黄金色を呈していた。この製
品について、煮沸、海水、耐光の各試験をしたと
ころ、第1表に示す結果を得た。第1表には塗装
仕上げのものと陽極酸化処理仕上げのものを対比
して記載した。第1表に示す数字は務歯の全表面
積に対する退色面積の割合(%)を示す。
製の務歯を有するスライドフアスナーチエーンの
製造法に関する。 従来、金属製務歯を有するスライドフアスナー
チエーンにおける務歯の材料としては、真鍮、丹
銅、アルミニウムなどが用いられている。真鍮、
丹銅は耐摩耗性に優れているが高価である。アル
ミニウム又はアルミニウム合金よりなる務歯は比
較的安価であるが、着色して用いる場合に問題が
ある。すなわち、従来アルミニウムよりなるスラ
イドフアスナーチエーンを着色させる方法として
は、 (1) 務歯の表面に塗料を塗装する方法 (2) 陽極酸化処理の後に染液に浸漬し、務歯の外
表面を着色する方法 とがある。 ところが(1)の方法は、務歯の表面に塗料が単に
付着しているだけなので、フアスナー開閉時のス
ライダーと務歯表面との接触により、あるいは何
回となく繰返される洗濯等により、塗膜が摩耗し
たり、あるいは剥落したりする問題がある。また
(2)の方法は、スライドフアスナーとして耐摩耗性
のよい着色皮膜が得られるが、この(2)の方法は、
電気化学的方法であるために装置が大きくなり、
設備費が大となりコストが高くなる。又、着色し
ようとするものに対して通電する必要があるが、
スライドフアスナーのように着色する務歯がテー
プ縁部に沿つて定間隔を置いていくつも植設され
ているものにおいては、均一に着色するために務
歯1ケ1ケを同条件で通電することはむずかし
く、従来は、務歯取付部のテープ縁部に通電線を
通し、その通電線上に各務歯が接触するように取
付けてある。 このように、テープ縁部に沿つて通電線がある
ため、スライドフアスナーとしての柔軟性を損な
う結果となり、これを被着物に取付けて使用した
時、波打ち、ふくらみ等の現象が起り、被着物の
ていさいが悪くなる。また、スライダーの摺動抵
抗も大きくなる。さらに(2)の方法によれば染液を
使用するので、フアスナーテープまでも染色され
てしまい、テープが務歯の色と異なる場合、特に
テープが白色あるいはうすい色の場合には、水洗
してもテープは元の色にならず変色してしまうの
で、色の濃いテープを有するフアスナーチエーン
にのみしかこの方法を採用することができないと
いう問題があつた。 又、(1)による方法と(2)による方法と共通のこと
であるが、その着色面は長期のうちに色あせて、
所謂耐光性が悪い問題もあつた。 本発明は、かかる従来の問題点を解決するため
になされたもので、フアスナーテープおよび該フ
アスナーテープの縁部に定間隔に植設されたアル
ミニウム又はその合金から成る金属製務歯を有す
るスライドフアスナーチエーンを、脱脂、水洗
し、化成皮膜生成能を有する処理液に接触せしめ
た後、テンシヨンコントロール工程に送り、続い
て再び化成皮膜生成能を有する処理液に接触せし
める事により前記金属製務歯に化成皮膜を形成
し、余剰処理液除去工程を経たのち、90〜150℃
で乾燥処理することを特徴とする金属製務歯を有
するスライドフアスナーチエーンの製造法であ
る。 以下本発明をさらに詳細に説明する。 まず脱脂工程には超音波清浄法、アルカリ脱脂
清浄法、エマルジヨン脱脂清浄法などを用いる。
務歯表面の脱脂などいわゆる前処理の良否が以後
の化成皮膜の生成に大きな影響を与えるので、例
えば洗剤を入れた液中に超音波発振器を設け、こ
れらの併用により務歯表面の完全脱脂を行なう。 水洗工程はスプレー洗浄が最も適し、フアスナ
ーチエーンに浸透付着した洗剤および汚物を強力
なスプレーにてきれいに水洗除去する。その他の
浸漬洗浄方式も用いられる。 ついで化成処理工程に付するが、化成処理槽へ
の水分の持込みを極力防ぐため予じめ前記フアス
ナーチエーンにバキユーム脱水を行なうとよい。 化成処理工程は、従来公知のクロム酸法、リン
酸法、リン酸クロム酸法、リン酸ソーダクロム酸
法、炭酸ソーダ法その他化学的皮膜化成法の改良
法が適用される。クロム酸法は、5〜10%のクロ
ム酸溶液に65℃、3〜5分間浸漬する方法であ
る。リン酸法はリン酸1部に対し、ブチルアルコ
ール、プロピルアルコールまたはメチルアルコー
ルなどを3部の割合で加えた液で通常室温で5〜
30分程度処理する方法である。リン酸クロム酸法
は、リン酸法による耐食性をクロム酸、フツ化物
の添加によつて強化せしめる方法である。リン酸
ソーダクロム酸法はリン酸ソーダ5〜20%、アル
コール5%の水溶液中に、室温で約5分間浸漬処
理した後クロム酸5%溶液に浸漬処理する方法で
ある。炭酸ソーダ法は、無水炭酸ソーダ約5%の
水溶液中で、室温で20〜30分くらい浸漬する方法
である。又、これらの方法に属する方法としてボ
ンデライト法、BV法、MBV法、EW法、ピルミ
ン法、プロタル法、アルロツク法、ジロツカ法、
パツズ法、VAW法、マツクロツク法、アルボン
ド法、アロジン法、イリダイト法などがある。そ
の他に強酸化剤、例えば過マンガン酸カリの水溶
液を用いてもよい。 かかる方法によつて形成された化成皮膜はアル
ミニウム又はその合金よりなる務歯の表面に耐食
性を与えるとともに、通電線の必要がないからフ
アスナーテープの柔軟性を損なうこともなく、し
たがつてスライダーの摺動が常に軽く円滑に行な
える効果がある。 又、これらの化成法ではアルミニウム又はその
合金の素地の美しさをそのまま生かして耐食性を
発揮せしめることも可能であるが、例えばクロム
酸系の処理では淡黄色から茶褐色を有する美しい
着色を得ることができる。クロム酸リン酸系の処
理による皮膜も美しい淡緑色を呈する。しかしな
がらこの時点での化成皮膜は密着性が完全でない
のみならず、耐食性および耐光性に劣るものであ
る。 この化成処理工程はフアスナーチエーンのテン
シヨンをコントロールする工程を挾んで二回行な
うとよい。すなわち、処理はフアスナーチエーン
を同時に多数本掛けて行なうことが多いので、各
ライン毎のテンシヨンのバラツキが大きく、フア
スナーチエーンのバイアスおよび寸法長さの不揃
いなどの問題を引き起す悪要因が多い。そこで、
これらの障害を防ぐために化成処理の中間にテン
シヨンコントロール工程を設けると、各フアスナ
ーチエーン1本毎にスピードのコントロールを行
えるので、より均質な製品が得られる。 化成処理後は余剰処理液除去工程に付するが、
まず水洗工程を行なう。水洗はスプレー洗浄がよ
いが、テープに含浸、付着している化成処理液に
よる汚れを強力スプレーにて洗浄除去する。この
工程を経ないと場合によつてはテープに色むらが
生じることがあるので、なるべく水洗工程を経る
ことが好ましい。又、クロム酸による化成処理の
場合は6価クロムが人体に有害とされているの
で、この水洗工程を完全に行なう必要がある。つ
いで脱水工程に付するが、水洗工程においてスプ
レーしたチエーンサイドとは反対の面から脱水す
ると汚染の除去と脱水効率を上げる。この工程を
もし経ないで、いきなりつぎの乾燥工程に入る
と、務歯の表面に形成された化成皮膜上には水洗
工程による水分が付着しているので、乾燥時の熱
により、いまだ素地に定着していない柔らかな前
記化成皮膜がふつとう状態となり、部分的に褪色
する恐れがある。すなわち務歯に着色むらが生じ
る原因となるので、この工程は省略することがで
きない。 乾燥工程はテープの乾燥と化成皮膜の素地に対
する密着度の向上並びに安定を計るために重要な
工程である。この工程は熱風、赤外線などを用い
90〜150℃の温度で行なう。その限定理由は、90
℃より低いと化成皮膜の密着性が著しく低下する
ためはがれやすくなり、また150℃を越えると、
化成皮膜の光沢が著しく低下するためである。乾
燥時間は3〜9分が好適である。 以上の工程を経て、アルミニウム材の表面に得
られた化成皮膜は、化成処理工程、テンシヨンコ
ントロール工程、余剰処理液除去工程および高温
乾燥工程の組合せにより、色むらがなく、かつア
ルミニウム材と極めて良好な密着性を有し、しか
も優れた耐光性を有するという予期せぬ効果を奏
する。 又、最終工程として、一般フアスナーと同じく
摺動抵抗を軽くするため務歯部分にワツクス掛け
をするとよい。 本製法に用いられるフアスナーテープの材質は
ポリエステル系繊維の如き酸性液に対して抵抗性
のあるものがよい。例えば綿テープは化成処理の
際酸におかされるので好ましくない。 つぎに、本発明の実施例について述べる。 A−5056Wのアルミニウム合金よりなる務歯を
植設したフアスナーチエーンを超音波発振器を設
けた洗剤入液中に通し、務歯の完全脱脂を行な
う。ついで、フアスナーチエーンの表裏両面をス
プレー方式により洗浄してからバキユームにより
脱水する。 脱脂水洗したフアスナーチエーンに第一化成処
理を施すが、化成処理液は、ボンデライト
BT713M(日本パーカライジング株式会社製)を
ふつ化水素0.1重量%、無水クロム酸0.25重量%、
重クロム酸0.25重量%、硝酸0.25重量%に調整し
たものを用い、液温を50℃に保ち、4分間浸漬し
て化成処理する。この間液中にエアーを吐出させ
て撹拌を行なう。 第一化成処理を終えたフアスナーチエーンは既
知のテンシヨンコントロール装置を通してスピー
ドをコントロールし、ついで、上記第一化成処理
液と同一の組成、温度よりなる第二化成処理液に
2分間浸漬する。 ついで強力スプレーにより洗浄し、スプレーと
は反対の面よりバキユーム脱水した上、120℃の
熱風により乾燥し、ワツクス掛けをして製品とす
る。 製品は、務歯表面に0.3μmの化成皮膜が形成さ
れ、該皮膜は美しい黄金色を呈していた。この製
品について、煮沸、海水、耐光の各試験をしたと
ころ、第1表に示す結果を得た。第1表には塗装
仕上げのものと陽極酸化処理仕上げのものを対比
して記載した。第1表に示す数字は務歯の全表面
積に対する退色面積の割合(%)を示す。
【表】
すなわち、本発明によれば、煮沸、海水試験と
も、従来の陽極酸化仕上げ処理のものに比し、煮
沸、海水試験では遜色なく、耐光性については、
陽極酸化処理仕上げのものや塗装仕上げのものに
比し優れていることが判つた。 上記実施例において、着色状態は化成処理液に
おけるクロム酸の濃度や処理温度並びに時間を変
えることによつて変化させることができる。例え
ば黄金色を得たい場合の条件は濃度(ボンデライ
ト713M/ボンデライト713M+水×100(%))が
4〜8(%)、処理温度40〜60℃、時間4〜8分で
ある。 以上のとおり、本発明によれば柔軟性を損なわ
ず、また耐摩耗性も損なわないスライドフアスナ
ーチエーンが得られると共に務歯表面に形成され
た化成皮膜の耐光性が極めて高いので、太陽光線
等による光の作用に対して務歯の表面が退色する
ことがなく、長期にわたり美しい表面状態を維持
することができる。
も、従来の陽極酸化仕上げ処理のものに比し、煮
沸、海水試験では遜色なく、耐光性については、
陽極酸化処理仕上げのものや塗装仕上げのものに
比し優れていることが判つた。 上記実施例において、着色状態は化成処理液に
おけるクロム酸の濃度や処理温度並びに時間を変
えることによつて変化させることができる。例え
ば黄金色を得たい場合の条件は濃度(ボンデライ
ト713M/ボンデライト713M+水×100(%))が
4〜8(%)、処理温度40〜60℃、時間4〜8分で
ある。 以上のとおり、本発明によれば柔軟性を損なわ
ず、また耐摩耗性も損なわないスライドフアスナ
ーチエーンが得られると共に務歯表面に形成され
た化成皮膜の耐光性が極めて高いので、太陽光線
等による光の作用に対して務歯の表面が退色する
ことがなく、長期にわたり美しい表面状態を維持
することができる。
Claims (1)
- 1 フアスナーテープおよび該フアスナーテープ
の縁部に定間隔に植設されたアルミニウム又はそ
の合金から成る金属製務歯を有するスライドフア
スナーチエーンを、脱脂、水洗し、化成皮膜生成
能を有する処理液に接触せしめた後、テンシヨン
コントロール工程に送り、続いて再び化成皮膜生
成能を有する処理液に接触せしめる事により前記
金属製務歯表面に化成皮膜を形成し、余剰処理液
除去工程を経たのち、90゜〜150゜で乾燥処理する
ことを特徴とする金属製務歯を有するスライドフ
アスナーチエーンの製造法。
Priority Applications (12)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55168033A JPS5793003A (en) | 1980-12-01 | 1980-12-01 | Slide fastener chain having metal tooth and production thereof |
| AU77678/81A AU528865B2 (en) | 1980-12-01 | 1981-11-20 | Forming protective surface film on aluminum surfaces |
| US06/324,104 US4427458A (en) | 1980-12-01 | 1981-11-23 | Method for forming protective surface film on aluminum shaped articles |
| DE8181109883T DE3172631D1 (en) | 1980-12-01 | 1981-11-25 | A method for forming a protective coating film on the surface of the elements of a slide fastener chain made of aluminum |
| EP81109883A EP0053351B1 (en) | 1980-12-01 | 1981-11-25 | A method for forming a protective coating film on the surface of the elements of a slide fastener chain made of aluminum |
| BR8107708A BR8107708A (pt) | 1980-12-01 | 1981-11-25 | Metodo para a realizacao de um filme protetor sobre substratos de aluminio,especialmente sobre cadeias retentoras de fecho corredico e cadeias assim obtidas |
| ES507550A ES8305427A1 (es) | 1980-12-01 | 1981-11-28 | Metodo no electrolitico de formar una pelicula protectora enun articulo conformado de aluminio. |
| KR1019810004629A KR840000718B1 (ko) | 1980-12-01 | 1981-11-28 | 금속제 무치가 있는 슬라이드 파스너 체인 및 그 제조법 |
| CA000391147A CA1198038A (en) | 1980-12-01 | 1981-11-30 | Method for forming protective surface film on aluminum shaped articles |
| SG640/87A SG64087G (en) | 1980-12-01 | 1987-08-07 | A method for forming a protective coating film on the surface of the elements of a slide fastener chain made of aluminium |
| MY740/87A MY8700740A (en) | 1980-12-01 | 1987-12-30 | A method for forming a protective coating film on the surface of the elements of a slide fastener chain made of aluminium |
| HK652/88A HK65288A (en) | 1980-12-01 | 1988-08-25 | A method for forming a protective coating film on the surface of the elements of a slide fastener chain made of aluminum |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55168033A JPS5793003A (en) | 1980-12-01 | 1980-12-01 | Slide fastener chain having metal tooth and production thereof |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5793003A JPS5793003A (en) | 1982-06-09 |
| JPS6320521B2 true JPS6320521B2 (ja) | 1988-04-28 |
Family
ID=15860567
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55168033A Granted JPS5793003A (en) | 1980-12-01 | 1980-12-01 | Slide fastener chain having metal tooth and production thereof |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5793003A (ja) |
| KR (1) | KR840000718B1 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01160502A (ja) * | 1987-12-18 | 1989-06-23 | Yoshida Kogyo Kk <Ykk> | スライドフアスナー用金属製エレメント |
| JPH07110245B2 (ja) * | 1989-06-09 | 1995-11-29 | ワイケイケイ株式会社 | スライドフアスナー用フアスナーエレメント |
| JP2006034075A (ja) * | 2004-07-21 | 2006-02-02 | Tempearl Ind Co Ltd | 分電盤 |
| EP3375317B1 (en) * | 2015-11-11 | 2021-06-30 | YKK Corporation | Fastener stringer, method for manufacturing same, and slide fastener |
| JP7352893B2 (ja) * | 2019-06-21 | 2023-09-29 | Ykk株式会社 | アルミニウム合金製ファスニング部材及びアルミニウム合金製ファスニング部材の製造方法 |
| JP7489661B2 (ja) | 2020-07-06 | 2024-05-24 | Ykk株式会社 | アルミニウム合金製ファスニング部材、ファスナーチェーン及びアルミニウム合金製ファスニング部材の製造方法 |
-
1980
- 1980-12-01 JP JP55168033A patent/JPS5793003A/ja active Granted
-
1981
- 1981-11-28 KR KR1019810004629A patent/KR840000718B1/ko not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR840000718B1 (ko) | 1984-05-24 |
| JPS5793003A (en) | 1982-06-09 |
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